JP2011056171A - シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造によりシートの表皮を立体的にすることにより、高級感を付与することができるシートを提供する。
【解決手段】 表皮６は、前記パッド５に沿った裏部材７と、該裏部材７の表面側を覆う表部材８との二重構造よりなり、前記表部材８及び裏部材７の一部に、裏部材７より凹んだ凹部１２を形成して前記裏部材７に固持することで、前記表部材８を立体化させてなる。
【選択図】図３
【解決手段】 表皮６は、前記パッド５に沿った裏部材７と、該裏部材７の表面側を覆う表部材８との二重構造よりなり、前記表部材８及び裏部材７の一部に、裏部材７より凹んだ凹部１２を形成して前記裏部材７に固持することで、前記表部材８を立体化させてなる。
【選択図】図３
Description
本発明は、乗り物のみならず家庭にも用いられるシート、特に、その表皮に関するものである。
従来のシートは、フレームと、該フレームを覆うパッドと、該パッドを覆う表皮とより少なくとも構成されてなり、表皮は、着座面の端部を折返して形成した折返部と側面部とを縫製してなる（例えば、先行技術文献１。）。
しかしながら、このような従来の技術にあっては、表皮が平面的で、安物感を与えるおそれがある。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、簡単な構造によりシートの表皮を立体的にすることにより、高級感を付与することができるシートを提供するものである。
請求項１に記載の発明は、フレームと、該フレームを覆うパッドと、該パッドを覆う表皮とより少なくとも構成されてなるシートにおいて、前記表皮は、前記パッドに沿った裏部材と、該裏部材の表面側を覆う表部材との二重構造よりなり、前記表部材及び裏部材の一部に、裏部材より凹んだ凹部を形成して前記裏部材に固持することで、前記表部材を立体化させてなることを特徴とする。
請求項２記載の発明は、請求項１に記載のシートであって、前記表部材と前記裏部材との間には、ワディングを介在してなることを特徴とする。
請求項１記載の発明によれば、前記表皮は、前記パッドに沿った裏部材と、該裏部材の表面側を覆う表部材との二重構造よりなり、前記表部材及び裏部材の一部に、裏部材より凹んだ凹部を形成して前記裏部材に固持することで、前記表部材を立体化させてなるため、裏部材より凹んだ凹部が前記表部材及び裏部材の一部に形成したことで、簡単な構造により、シートの表皮を立体的にすることにより、高級感を付与することができる。
請求項２記載の発明によれば、前記表部材と前記裏部材との間には、ワディングを介在してなるため、前記凹部が確実に形成され、シートの表皮をより立体的にすることにより、より高級感を付与することができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明において、簡単な構造によりシートの表皮を立体的にすることにより、高級感を付与することができるシートを提供する、という目的を、表皮は、前記パッドに沿った裏部材と、該裏部材の表面側を覆う表部材との二重構造よりなり、前記表部材及び裏部材の一部に、裏部材より凹んだ凹部を形成して前記裏部材に固持することで、前記表部材を立体化させてなることで、実現した。
以下、本発明の最良の実施例を図１〜図３に基づいて説明する。符号１は、自動車のシートである。該シート１は、運転席でも助手席でも、後席でも良い。
前記シート１は、シートクッション２と、シートバック３とよりなる。シートバック３は、フレーム４と、該フレーム４を覆うパッド５と、該パッド５を覆う表皮６、６’、９，１３とより少なくとも構成されてなる。
前記表皮６、６’、９，１３の内、シートバック３の上部に配される表皮６は、前記パッド５に沿った裏部材７と、該裏部材７の表面側を覆う表部材８との二重構造よりなり、前記表部材８及び裏部材７の一部に、裏部材７より凹んだ凹部１２を形成して前記裏部材７に固持することで、前記表部材８を立体化させてなる。
前記表部材８と前記裏部材７との間には、発泡ポリウレタン材よりなるワディング１０を介在してなる。前記表部材８と前記裏部材７とは、端末で折り返して、縫製部１１で縫製してなる。図１の符号１４は、前記表皮６に形成したヘッドレストスティの挿脱自在なる貫通穴である。
前記表皮６、６’、９，１３の内、シートバック３の下部に配される表皮６’と、シートバック３の背部に配される表皮９と、シートバック３の側部に配される表皮１３とは、一枚の布よりなり、前記縫製部１１で表皮６と接続されてなる。
次に、本実施例の作用を説明する。
前記表皮６、６’、９，１３の内、表皮６は、前記パッド５に沿った裏部材７と、該裏部材７の表面側を覆う表部材８との二重構造よりなり、前記表部材８及び裏部材７の一部に、裏部材７より凹んだ凹部１２を形成して前記裏部材７に固持することで、前記表部材８を立体化させてなるため、裏部材７より凹んだ凹部１２が前記表部材８及び裏部材７の一部に形成したことで、簡単な構造により、シート１の表皮６を立体的にすることにより、高級感を付与することができる。
前記表部材８と前記裏部材７との間には、ワディング１０を介在してなるため、前記凹部１２が確実に形成され、シート１の表皮６、６’、９，１３の内、外から見えやすいシートバック３の上部に配される表皮６をより立体的にすることにより、より高級感を付与することができる。
以上の実施例では、シートとしては、自動車用のシート１を例にして説明したが、これに限定されず、航空機、鉄道車両、車両、船舶などの乗り物のみならず家庭にも用いられるシートでも良い。裏部材７と表部材８との二重構造を為す表皮６は、シートバック３の上部にのみ配されるとして説明したが、これに限定されず、シートバック３の下部でも良いし、上部から下部まで図１に示すように連続形成しても良い。また、シートクッション２に形成しても良い。
１ 自動車のシート
２ シートクッション
３ シートバック
４ フレーム
５ パッド
６、６’、９、１３ 表皮
７ 裏部材
８ 表部材
１０ ワディング
１１ 縫製部
１２ 凹部
２ シートクッション
３ シートバック
４ フレーム
５ パッド
６、６’、９、１３ 表皮
７ 裏部材
８ 表部材
１０ ワディング
１１ 縫製部
１２ 凹部
Claims (2)
- フレームと、該フレームを覆うパッドと、該パッドを覆う表皮とより少なくとも構成されてなるシートにおいて、
前記表皮は、前記パッドに沿った裏部材と、該裏部材の表面側を覆う表部材との二重構造よりなり、前記表部材及び裏部材の一部に、裏部材より凹んだ凹部を形成して前記裏部材に固持することで、前記表部材を立体化させてなることを特徴とするシート。 - 請求項１に記載のシートであって、
前記表部材と前記裏部材との間には、ワディングを介在してなることを特徴とするシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009211918A JP5588138B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | シート |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009211918A JP5588138B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | シート |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011056171A true JP2011056171A (ja) | 2011-03-24 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009211918A Expired - Fee Related JP5588138B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5588138B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024024674A1 (ja) * | 2022-07-25 | 2024-02-01 | 西川株式会社 | 姿勢検知システム及び姿勢検知方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5962079A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-09 | 東京シ−ト株式会社 | シ−ト表皮の製造方法 |
| JPS6163996U (ja) * | 1984-09-30 | 1986-05-01 | ||
| JPH02127300U (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-19 | ||
| JPH06125825A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-05-10 | Kuraray Co Ltd | シートカバーおよびその製造方法 |
-
2009
- 2009-09-14 JP JP2009211918A patent/JP5588138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5962079A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-09 | 東京シ−ト株式会社 | シ−ト表皮の製造方法 |
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| WO2024024674A1 (ja) * | 2022-07-25 | 2024-02-01 | 西川株式会社 | 姿勢検知システム及び姿勢検知方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5588138B2 (ja) | 2014-09-10 |
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