JP2011054714A - 波長制御方法および光送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの周期フィルタの組合せを利用した簡略な構成により、任意の波長間隔で波長を高精度に可変制御できる波長制御方法および光送信装置を提供する。
【解決手段】光送信装置では、透過波長特性を固定にした第1周期フィルタ411と透過波長特性が可変な第2周期フィルタ421とを組み合わせ、第2周期フィルタの透過波長特性を目標波長に応じて変化させることで、第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御した後、該第2周期フィルタの制御対象光に対する透過率のモニタ値に応じて光源ユニット1を制御することで、制御対象光の波長を目標波長に一致させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光通信において、光源から出力される光の波長を可変に制御するための波長制御方法および光送信装置に関する。
半導体レーザ等の光源から出力される光の波長(周波数)は、該光源の温度や駆動電流などに応じて変化する。光源の出力光を所定の波長で安定化(ロック)させるための波長制御方法としては、例えば、波長に対して透過率が一定周期で変化する特性を有する周期フィルタ(例えば、エタロンフィルタ等)を制御基準として利用する方法が知られている。この波長制御方法では、周期フィルタの透過波長特性に適合させて波長の制御目標となる点(以下、「波長ロック点」と呼ぶ)が定められる。そして、光源から出力される光が周期フィルタに与えられ、その透過光のパワーのモニタ結果を基に周期フィルタの透過率が求められ、該透過率が上記波長ロック点に対応した値となるように、光源の温度等のフィードバック制御が行われる。なお、上記制御の基準となる周期フィルタについては、温度の変動による透過波長特性の変化を抑制するために、温度依存性が小さな材料が使用される、或いは、温度モニタを用いてフィルタの温度を一定にする制御が行われることもある。
上記のような波長制御方法において、波長ロック点が周期フィルタの透過波長特性における山部分(透過率の極大ピーク付近)または谷部分(透過率の極小ピーク付近)に設定された場合、波長の変化に対する透過光パワーの変化が小さくなるので、透過率のモニタ感度を充分に確保することが難しくなる。このため、波長ロック点は、通常、山部分および谷部分の中間に位置する傾斜部分に設定される。具体的には、例えば図1に示すように、周期フィルタの透過波長特性における谷から山に向かう右上がりの傾斜部分の略中央に波長ロック点A,B,C,…が定められる。また、ここでは図示を省略するが、山から谷に向かう右下がりの傾斜部分、または、谷から山および山から谷に向かう両方の傾斜部分に波長ロック点を定めることも可能である。
このような波長ロック点の設定において、上記波長制御方法により制御可能な光源の出力波長の間隔は、周期フィルタの周期に依存することになる。上記図1の例では、周期フィルタのフリースペクトルレンジ(Free Spectrum Range:FSR)が50GHzであるので、制御可能な光源の出力波長の間隔は、右上がりの傾斜部分および右下がりの傾斜部分のうちの一方を用いた場合に50GHzとなり、両方の傾斜部分を用いた場合には25GHzとなる。なお、FSRは、隣接する透過ピーク間の周波数間隔を表す。
ところで、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式の光通信システムにおいては、近年、WDM光を構成する複数の光信号の波長(周波数)間隔をユーザ側で可変設定できること(マルチグリッドとも呼ばれる)が要求されている。この要求に対して、上記のような波長制御方法を適用して各光信号の波長制御を行った場合、制御基準として用いられる周期フィルタの周期に対応しない波長間隔では制御精度が低下してしまう可能性があり問題となる。例えば、前述したFSRが50GHzの周期フィルタを使用し、37.5GHz間隔のグリッドに対応した波長制御を行う場合を想定すると、図2に示すように、周期フィルタの透過波長特性の傾斜部分に設定される波長ロック点A,Cでは高い制御精度が実現されるものの、山部分および谷部分に設定される波長ロック点B,Dでは制御精度の低下が避けられない。
上記問題に関連して、周期フィルタを利用した波長制御方法については、周期特性の異なる複数の周期フィルタを組み合わせて波長の制御を行う方法が提案されている。例えば、特許文献1には、周期が相対的に長い第1エタロンと、周期が相対的に短い第2エタロンとを組み合わせ、第1エタロンによりレーザダイオード(LD)の出力波長をロックした後、この時のLDチップの温度を所定量変化させて波長を第2エタロンの目標波長引き込み範囲内に変移させ、さらに、第2エタロンによりLDの出力波長をロックすることによって、狭い波長間隔でもLDの波長を目標波長にロックできるようにした技術が開示されている。このような透過波長特性の異なる周期フィルタの組合せにより波長を制御する技術は、上記マルチグリッドへの対応を可能にする一つの有効な手法になり得る。
国際公開第2004/068660号パンフレット
しかしながら、透過波長特性の異なる周期フィルタの組合せによりマルチグリッドに対応した波長制御を実現するためには、想定される全ての波長間隔に対応した多数の周期フィルタを用意することが必要になり、構成が複雑化するという課題がある。
具体的に、マルチグリッドとして例えば50GHz、37.5GHz、33.3GHzおよび25GHzの波長間隔を想定し、全ての波長間隔に対応可能な波長制御を実現する場合の構成について説明する。この場合、50GHzのFSRを有する周期フィルタを基準にして考えると、50GHzの波長間隔に対しては、図3の1段目に示すように、該周期フィルタの透過波長特性における谷から山に向かう傾斜部分(または、山から谷に向かう傾斜部分)に波長ロック点A,B,Cを設定して波長の制御を行えばよい。また、25GHzの波長間隔に対しては、該波長間隔が50GHzの1/2倍になるので、図3の2段目に示すように、上記周期フィルタの透過波長特性における谷から山および山から谷に向かう両方の傾斜部分に、波長ロック点A,A’,B,B’,C,C’を設定することで、波長の制御を行うことが可能である。
一方、37.5GHzの波長間隔に対しては、該波長間隔が50GHzの3/4倍になるので、上記基準の周期フィルタ(FSR=50GHz)を使用すると、当該透過波長特性における山部分および谷部分に波長ロック点を設定することになる(図2参照)。前述したように波長ロック点が山部分および谷部分に設定されると、波長の制御精度が低下してしまうため、図3の3段目に示すように、基準の周期フィルタとは周期が異なる、37.5GHzのFSRを有する周期フィルタを用意し、当該透過波長特性における谷から山に向かう傾斜部分(または、山から谷に向かう傾斜部分)に波長ロック点D,E,Fを設定して波長の制御を行うことが必要になる。
また、33.3GHzの波長間隔に対しては、該波長間隔が50GHzの約2/3倍になるので、基準の周期フィルタの透過波長特性における山部分および谷部分の近傍に波長ロック点を設定することになる。このため、図3の4段目に示すように、FSRが50GHz、37.5GHzの各周期フィルタとはさらに異なる、33.3GHzのFSRを有する周期フィルタを用意し、当該透過波長特性における谷から山に向かう傾斜部分(または、山から谷に向かう傾斜部分)に波長ロック点G,H,Iを設定して波長の制御を行うことが必要になる。
したがって、波長間隔が50GHz、37.5GHz、33.3GHzおよび25GHzのマルチグリッドに対応した波長制御を実現するためには、周期が異なる3種類の周期フィルタを用意し、各々の周期フィルタ毎にモニタ系を設け、波長間隔の設定に応じてモニタ系を切り替えながら光源の出力波長を制御することが必要になり、構成の複雑化を招く。波長間隔の条件が増えれば、周期フィルタの必要数も増加し得るので、さらに複雑な構成が必要となる。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、2つの周期フィルタの組合せを利用した簡略な構成により、任意の波長間隔で波長を高精度に可変制御できる波長制御方法および光送信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、波長に対して透過率が周期的に変化する周期フィルタを用いて光の波長を制御する波長制御方法を提供する。この波長制御方法の一態様は、透過波長特性が固定された第1周期フィルタおよび透過波長特性が可変の第2周期フィルタに対して制御対象光をそれぞれ与え、前記第1および第2周期フィルタの前記制御対象光に対する各透過率をモニタし、該各透過率のモニタ値に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を変化させることで、前記第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御し、該第2周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率のモニタ値に応じて、前記制御対象光の波長を制御する。
また、本発明による光送信装置の一態様は、波長が可変な光信号を出力する光源ユニットと、前記光源ユニットから出力される光信号の一部をモニタ光として分岐する光分岐ユニットと、前記分岐部で分岐されたモニタ光がそれぞれ与えられる第1周期フィルタ部および第2周期フィルタ部、並びに、該第1および第2周期フィルタ部の出力情報に基づいて前記光源ユニットの出力波長を制御する波長制御回路を有する波長制御ユニットと、を備える。前記第1周期フィルタ部は、透過率が周期的に変化する透過波長特性を持ち、前記分岐部で分岐されたモニタ光が与えられる第1周期フィルタと、該第1周期フィルタの透過光パワーを検出する第1透過光パワー検出部と、前記第1周期フィルタの透過波長特性を固定する透過波長特性固定部と、を有する。前記第2周期フィルタ部は、透過率が周期的に変化する透過波長特性を持ち、前記分岐部で分岐されたモニタ光が与えられる第2周期フィルタと、該第2周期フィルタの透過光パワーを検出する第2透過光パワー検出部と、前記第2周期フィルタの透過波長特性を可変制御する透過波長特性可変部と、を有する。前記波長制御回路は、前記第1および第2透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第1および第2周期フィルタの前記モニタ光に対する各透過率をモニタし、該各透過率のモニタ値に応じて、前記透過波長特性可変部により前記第2周期フィルタの透過波長特性を変化させることで、前記第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御した後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基づく透過率のモニタ値に応じて、前記光源ユニットの出力波長を制御する。
上記のような波長制御方法および光送信装置によれば、波長制御の基準位置を取得するために透過波長特性を固定にした第1周期フィルタと、該第1周期フィルタの透過波長特性との相対的な位相関係を変化させるために透過波長特性を可変にした第2周期フィルタとを組み合わせて、制御対象光(例えば、光源ユニットから出力される光信号)波長を制御するようにしたことで、2つのエタロンフィルタの組合せによる簡略な構成によって、制御対象光を任意の波長に高い精度で制御することができる。これにより、マルチグリッドに対応した光送信装置を容易かつ低コストで実現することが可能になる。
従来の周期フィルタを用いた波長制御方法における波長ロック点を示す図である。 従来の周期フィルタを用いた波長制御方法によりマルチグリッドに対応した場合の制御精度低下を説明する図である。 周期特性の異なる複数の周期フィルタを組み合わせた従来の波長制御方法によりマルチグリッドに対応した場合の課題を説明する図である。 本発明による光送信装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 上記実施形態における運用開始前の較正処理の手順を示すフローチャートである。 図5の較正処理において波長ロック点Aに対応した状態を示す図である。 図5の較正処理において波長ロック点Bに対応した状態を示す図である。 上記実施形態における運用開始後の波長制御の手順を示すフローチャートである。 図8の波長制御において目標波長が波長ロック点Aに近くに位置する場合の前半の制御状態を示す図である。 図8の波長制御において目標波長が波長ロック点Aに近くに位置する場合の後半の制御状態を示す図である。 図8の波長制御において目標波長が波長ロック点Bに近くに位置する場合の前半の制御状態を示す図である。 図8の波長制御において目標波長が波長ロック点Bに近くに位置する場合の後半の制御状態を示す図である。 図8の波長制御において目標波長が波長ロック点Cに近くに位置する場合の前半の制御状態を示す図である。 図8の波長制御において目標波長が波長ロック点Cに近くに位置する場合の後半の制御状態を示す図である。 上記実施形態の具体的な実施例において50GHzの波長間隔に対応した制御状態を示す図である。 上記実施例において37.5GHzの波長間隔に対し波長をλT1でロックする場合の前半の制御状態を示す図である。 上記実施例において37.5GHzの波長間隔に対し波長をλT1でロックする場合の後半の制御状態を示す図である。 上記実施例において37.5GHzの波長間隔に対し波長をλT2またはλT3でロックする場合の前半の制御状態を示す図である。 上記実施例において37.5GHzの波長間隔に対し波長をλT2でロックする場合の後半の制御状態を示す図である。 上記実施例において37.5GHzの波長間隔に対し波長をλT3でロックする場合の後半の制御状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、本発明による光送信装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
図4において、本実施形態の光送信装置は、光源ユニット1、光分岐ユニット2、光パワー制御ユニット3および波長制御ユニット4を備える。
光源ユニット10は、例えば、光信号を発生する光源(LD)11と、光源11を駆動する駆動回路(LD_DRV)12と、光源11の温度を制御する温度制御素子(TEC)13と、光源11の周囲温度を検出する温度モニタ素子(TS)14と、温度制御素子13を駆動する駆動回路(TEC_DRV)15と、を有する。
上記光源11は、半導体レーザ等の一般的な信号光源であり、駆動回路12からの駆動電流の供給を受けて光信号Lsを発生し、該光信号Lsを光分岐ユニット2を介して出力ポートOUTに出力する。駆動回路12は、所要の変調信号に従ってレベル変動する駆動電流を生成し、該駆動電流により光源11を直接変調駆動する。この駆動電流の振幅レベルは、光パワー制御ユニット3から出力される制御信号に従って制御される。
なお、ここでは、光源11の駆動方式を直接変調とする一例を示したが、外部変調方式を適用することも可能である。外部変調方式の場合、光パワー制御ユニット3により制御された一定レベルの駆動電流を光源11に供給し、光源11から出力される連続光を外部変調器に与えて光変調を行う。外部変調器は、光源11と光分岐ユニット2の間の光路上、または、光分岐ユニット2と出力ポートOUTの間の光路上に配置することが可能である。
温度制御素子13は、ペルチェ(Peltier)素子等を光源11に取り付けることにより光源11の温度を調整可能にする。温度モニタ素子14は、サーミスタ等を光源11近傍に配置しておき、光源11の周囲温度を検出してその結果を波長制御ユニット4に伝える。温度制御素子13の駆動回路15は、波長制御ユニット4から出力される制御信号に従って、温度制御素子13を駆動することにより光源11の温度を制御する。
光分岐ユニット2は、例えば、3つの光カプラ21,22,23を有する。第1の光カプラ21は、光源11から出力される光信号Lsを2つに分岐して、一方を送信光として出力ポートOUTに出力し、他方をモニタ光として第2の光カプラ22に出力する。第2の光カプラ22は、第1の光カプラ21からのモニタ光を2つに分岐して、一方を光パワー制御ユニット3に出力し、他方を第3の光カプラ23に出力する。第3の光カプラ23は、第2の光カプラ22で分岐されたモニタ光をさらに2つに分岐して波長制御ユニット4に出力する。上記各光カプラ21〜23の分岐比は、光パワー制御ユニット3および波長制御ユニット4でのモニタ光の受光感度に応じて適宜に設定することが可能である。
光パワー制御ユニット3は、フォトダイオード(PD)31、電流電圧変換器(I/V)32および自動パワー制御回路(APC)32を有する。フォトダイオード31は、光カプラ22から出力されるモニタ光Lm1を受光し、該受光パワーに応じてレベルが変化する電流信号を生成する。電流電圧変換器32は、フォトダイオード31から出力される電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号を自動パワー制御回路32に出力する。自動パワー制御回路32は、電流電圧変換器32からの電圧信号および光カプラ21,22の分岐比を基に、光源11から出力される光信号Lsのパワーをモニタし、該モニタパワーが予め設定したレベルとなるように光源11の駆動電流をフィードバック制御するための制御信号を生成する。該制御信号は、光源11の駆動回路12に出力される。
波長制御ユニット4は、例えば、第1周期フィルタ部41、第2周期フィルタ部42および波長制御回路43を有する。
第1周期フィルタ部41は、光カプラ23から出力される一方のモニタ光Lm2が与えられる、第1周期フィルタとしてのエタロンフィルタ(EF)411を備える。この第1エタロンフィルタ411は、波長(周波数)に対して透過率が周期的に変化する光学特性を持ち、該透過波長特性の周期(FSR)が予め設定した値となるように設計されている。第1エタロンフィルタ411を透過したモニタ光Lm2’は、フォトダイオード(PD)412に与えられる。フォトダイオード412は、第1エタロンフィルタ411の透過光Lm2’を受光し、該受光パワーに応じてレベルが変化する電流信号を電流電圧変換器(I/V)413に出力する。電流電圧変換器413は、フォトダイオード412から出力される電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号を波長制御回路43に出力する。ここでは、上記フォトダイオード412および電流電圧変換器413が、第1透過光パワー検出部として機能する。
また、上記第1エタロンフィルタ411には、温度制御素子(TEC)414およびその駆動回路(TEC_DRV)415と、温度モニタ素子(TS)416と、自動温度制御回路(ATC)417とが設けられている。温度制御素子414は、第1エタロンフィルタ411の温度を調整可能にする。温度モニタ素子416は、第1エタロンフィルタ411の周囲温度を検出し、該検出結果を自動温度制御回路417に伝える。自動温度制御回路417は、温度モニタ素子416で検出される温度が一定となるように温度制御素子414の駆動回路415をフィードバック制御する。これにより、第1エタロンフィルタ411の透過波長特性が固定される。ここでは、上記温度制御素子414、駆動回路415、温度モニタ素子416および自動温度制御回路417が、透過波長特性固定部として機能する。
なお、ここでは自動温度制御回路417により第1エタロンフィルタ411の温度を一定に制御する構成例を示したが、温度依存性が小さな材料を使用して第1エタロンフィルタ411が構成され、光送信装置の動作温度の範囲内で第1エタロンフィルタ411の温度が変化しても、第1エタロンフィルタ411の透過波長特性に実質的な変化が生じない場合には、上記温度制御素子414、駆動回路415、温度モニタ素子416および自動温度制御回路417を省略することが可能である。
第2周期フィルタ部42は、光カプラ23から出力される他方のモニタ光Lm3が与えられる、第2周期フィルタとしてのエタロンフィルタ(EF)421を備える。この第2エタロンフィルタ421も、前述した第1エタロンフィルタ411と同様に、波長(周波数)に対して透過率が周期的に変化する光学特性を持ち、該透過波長特性の周期(FSR)が予め設定した値となるように設計されている。ここでは、第1および第2エタロンフィルタ411,421のFSRが等しくなるように設定している。
上記第2エタロンフィルタ421を透過したモニタ光Lm3’は、フォトダイオード(PD)422に与えられる。フォトダイオード422は、第2エタロンフィルタ421の透過光Lm3’を受光し、該受光パワーに応じてレベルが変化する電流信号を電流電圧変換器(I/V)423に出力する。電流電圧変換器423は、フォトダイオード422から出力される電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号を波長制御回路43に出力する。ここでは、上記フォトダイオード422および電流電圧変換器423が、第2透過光パワー検出部として機能する。
また、上記第2エタロンフィルタ421にも、前述した第1エタロンフィルタ411と同様に、温度制御素子(TEC)424およびその駆動回路(TEC_DRV)425と、温度モニタ素子(TS)426と、自動温度制御回路(ATC)427とが設けられている。温度制御素子424は、第2エタロンフィルタ421の温度を調整可能にする。温度モニタ素子426は、第2エタロンフィルタ421の周囲温度を検出し、該検出結果を自動温度制御回路427に伝える。自動温度制御回路427は、温度モニタ素子416の検出結果および波長制御回路43から出力される制御信号に基づいて、温度制御素子424の温度を可変制御する信号を生成し、該信号を温度制御素子424の駆動回路425に出力する。これにより、第2エタロンフィルタ421の温度が可変制御され、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性における相対的な位相関係の調整が行われる。ここでは、上記温度制御素子424、駆動回路425、温度モニタ素子426および自動温度制御回路427が、透過波長特性可変部として機能する。
波長制御回路43は、光源ユニット1の温度モニタ素子14から伝えられる光源11のモニタ温度と、光パワー制御ユニット3の電流電圧変換器32から出力される電圧信号と、第1および第2周期フィルタ部41,42の各電流電圧変換器413,423から出力される電圧信号とに基づいて、第2エタロンフィルタ421の温度を可変制御して透過波長特性の位相調整を行うと共に、第1および第2周期フィルタ部41,42の出力情報を選択的に用いて光源11の温度のフィードバック制御を行い、光源11から出力される光信号の波長を目標とする波長に引き込み安定化(ロック)させる。この波長制御回路43による光源11および第2エタロンフィルタ421の制御の詳細な内容については後述する。
次に、本実施形態の光送信装置における制御動作について説明する。
上記のような構成の光送信装置では、装置の運用を開始する前の段階に、波長と第1および第2エタロンフィルタの透過波長特性との関係についての較正処理が実行される。そして、較正処理により取得した関係を用いて、運用開始後における光源11の出力波長の制御が行われる。
上記較正処理の一例について図5のフローチャートを参照しながら説明する。
運用開始前の較正処理では、まず、第1エタロンフィルタ411の温度が予め設定した基準温度で一定になるように、第1エタロンフィルタ411の温度調整が行われる(図5のS110)。具体的には、第1周期フィルタ部41の温度モニタ素子414で検出される温度が、例えば25℃などの基準温度で一定になるように、自動温度制御回路417が温度制御素子414の駆動状態を最適化する。
第1エタロンフィルタ411が基準温度で一定になると、光源11の出力波長が第1エタロンフィルタ411の波長ロック点で安定になるように、波長制御回路43により光源11の温度調整が行われる(S120)。第1エタロンフィルタ411の波長ロック点としては、例えば図6の上段に示すように、第1エタロンフィルタ411の周期的な透過波長特性における谷から山に向かう傾斜部分の略中央に第1の波長ロック点Aが設定され、その隣の山から谷に向かう傾斜部分の略中央に第2の波長ロック点Bが設定される。この第1エタロンフィルタ411の傾斜部分に設定された波長ロック点A,Bのいずれか一方(ここでは波長ロック点Aとする)を基準にして、波長制御回路43が光源11の温度を調整することにより、光源11の出力波長が波長ロック点Aに対応した波長λとされる。
具体的に、波長制御回路43では、図示を省略した内部メモリ等に予め記憶させた各光カプラ21〜23の分岐比に関する情報と、光パワー制御ユニット3の電流電圧変換器32から出力される電圧信号と、第1周期フィルタ部41の電流電圧変換器413から出力される電圧信号とを用いて、第1エタロンフィルタ411に入力されるモニタ光Lm2のパワーに対する第1エタロンフィルタ411から出力されるモニタ光Lm2’のパワーの割合、すなわち、第1エタロンフィルタ411の透過率が求められる。そして、この透過率が、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対応した透過率と等しくなるように、波長制御回路43が光源ユニット1の温度制御素子13の駆動状態を最適化する。これにより、光源11の出力波長が波長λとなる。
このとき、光源11から出力される光信号のパワーは、光パワー制御ユニット3の自動パワー制御回路33により光源11の駆動電流がフィードバック制御されることで、予め設定したレベルで一定となるようにするのがよい。光源11の出力光パワーが一定に制御されていれば、波長制御回路43の制御により光源11の温度が変化しても、第1エタロンフィルタ411に入力されるモニタ光Lm2のパワーは一定となるため、電流電圧変換器413の出力電圧により第1エタロンフィルタ411の透過率を容易に求めることができ、波長制御回路43の処理を効率的に行うことが可能になる。以下の説明では、光送信装置の起動中、自動パワー制御回路33による光源11の出力光パワーの一定制御が継続して行われるものとする。ただし、光源11の出力光パワーを一定に制御しなくても、光源11の出力波長の制御は可能である。
光源11の出力波長が、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対応した波長λでロックされると、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が揃うように、第2エタロンフィルタ421の温度調整が行われる(図5のS130)。具体的には、図6の下段に示すように、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対応させて、第2エタロンフィルタ421の谷から山に向かう傾斜部分の略中央に波長ロック点aを定める。そして、波長制御回路43において、各光カプラ21〜23の分岐比に関する情報と、光パワー制御ユニット3の電流電圧変換器32から出力される電圧信号と、第2周期フィルタ部42の電流電圧変換器423から出力される電圧信号とを用いて、第2エタロンフィルタ421に入力されるモニタ光Lm3のパワーに対する第2エタロンフィルタ421から出力されるモニタ光Lm3’のパワーの割合(透過率)が求められる。この第2エタロンフィルタ411の透過率が、波長ロック点aに対応した透過率と等しくなるように、第2エタロンフィルタ411の温度を調整するための指示が、波長制御回路43から第2周期フィルタ部42の温度制御回路427に出力され、該温度制御回路427により温度制御素子424の駆動状態が最適化される。このとき、光源11の出力波長は、第1周期フィルタ部41側の出力情報を用いて波長制御回路43が光源11の温度調整を継続することにより、波長λに保持される。第2エタロンフィルタ411の透過率が波長ロック点aに一致すると、その時の第2エタロンフィルタ411の温度Tおよび透過率(または電流電圧変換器423の出力電圧値)が、光源11の出力波長λに対応させて、波長制御回路43の内部メモリに記憶される。
続いて、光源11の出力波長が、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aと隣り合う波長ロック点Bで安定になるように、波長制御回路43により光源11の温度調整が行われる(図5のS140)。この光源11の温度調整は、波長制御回路43において、第1エタロンフィルタ411の透過率(または電流電圧変換器413の出力電圧値)をモニタしながら、光源11の温度を出力波長が長くなる方向に徐々に変化させ、透過率が増加から減少に転じた後に波長ロック点Bに対応した透過率(波長ロック点Aに対応した透過率と基本的に同じ)になると、その状態で光源11の温度を一定にする。これにより、光源11の出力波長は、図7の上段に示すように、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対応した波長λから長波長側にΔλだけ変移して、波長ロック点Bに対応した波長λとなる。
なお、ここでは、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対して、透過率の極大ピークを1つ挟んだ隣の傾斜部分に波長ロック点Bを設定する一例を示したが、波長ロック点Aの傾斜部分と傾き方向が同じ傾斜部分、すなわち、透過率の極大ピークと極小ピークをそれぞれ1つ挟んだ傾斜部分に波長ロック点Bを設定するようにしてもよい。この場合、上記S140における光源11の温度調整は、第1エタロンフィルタ411の透過率が、増加から減少に転じた後、さらに増加に転じてから、波長ロック点Bに対応した透過率になるまで行われる。
光源11の出力波長が、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Bに対応した波長λでロックされると、図7の下段に示すように、第2エタロンフィルタ421において、前述した波長ロック点aと同じ状態が波長λで実現されるように、第2エタロンフィルタ421の温度調整が行われる(図5のS150)。つまり、第1エタロンフィルタ411の透過波長特性の位相(温度制御回路417により温度が一定とされることで固定)に対して、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性の位相が1/2周期ずれるように、第2エタロンフィルタ421の温度が調整される。温度調整後の第2エタロンフィルタ421の透過波長特性(図7下段の実線)において、温度調整前の波長ロック点aに対応する点を、ここでは波長ロック点bと呼ぶことにする。
上記第2エタロンフィルタ421の温度調整は、具体的には、波長制御回路43において、第2エタロンフィルタ421の透過率(または電流電圧変換器423の出力電圧値)をモニタしながら、第2エタロンフィルタ421の温度を透過率が増加する方向に徐々に変化させ、透過率が増加から減少に転じた後に波長ロック点aに対応した透過率になると、その状態で第2エタロンフィルタ421の温度を一定にする。これにより、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性は、第1エタロンフィルタ411の透過波長特性に対して位相が1/2周期ずれた状態となる。この時の第2エタロンフィルタ411の温度Tおよび透過率(または電流電圧変換器423の出力電圧値)が、光源11の出力波長λに対応させて、波長制御回路43の内部メモリに記憶される。
続いて、波長制御回路43は、内部メモリの記憶情報を参照して、光源11の出力波長の変化Δλ(=λ−λ)に対する、第2エタロンフィルタ421の温度の変化ΔT(=T−T)の関係ΔT/Δλを求め、このΔT/Δλの値を内部メモリに記憶する(図5のS160)。上記のような一連の処理により、運用開始前の較正が終了する。
次に、運用開始後の波長制御の一例について図8のフローチャートを参照しながら説明する。
前述したような較正処理を行った後、光送信装置の運用が開始されると、まず、波長制御回路43において、第1エタロンフィルタ411に設定可能な複数の波長ロック点のうちで、外部等から指示される目標波長λに対して波長が最も近い波長ロック点(基準波長ロック点)が判別される(図8のS210)。具体的に、例えば図9の上段に示すように、第1エタロンフィルタ411の透過波長特性において谷から山および山から谷に向かうそれぞれの傾斜部分に波長ロック点A,B,C…が設定され、目標波長λが、波長ロック点A,Bの間で波長ロック点Aの近くに位置している場合、波長制御回路43は、λ<(λ+λ)/2の関係が成り立つことにより、目標波長λに最も近い波長ロック点がAであることを判別する。
続いて、波長制御回路43は、判別した波長ロック点Aにおいて光源11の出力波長が安定になるように、光源11の温度を制御する(図8のS220)。この光源11の温度制御は、第1周期フィルタ部41の温度制御回路417により第1エタロンフィルタ411の温度を基準温度で一定に制御した上で、光源11の出力波長が第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aを含む引き込み範囲内、すなわち、波長ロック点Aに隣接する極小ピークおよび極大ピークの間の波長範囲の内側となるように、波長制御回路43が光源ユニット1の温度制御素子13の駆動状態を粗調整する。そして、波長制御回路43は、第1エタロンフィルタ411の透過率(または電流電圧変換器413の出力電圧値)をモニタし、該透過率が波長ロック点Aに対応した透過率と一致するように、光源ユニット1の温度制御素子13の駆動状態をフィードバック制御する。これにより、光源11の出力波長は、図9の下段に示すように、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対応した波長λに引き込まれる。このとき、光源11から出力される光信号のパワーは、光パワー制御ユニット3の自動パワー制御回路33により所要のレベルで一定に制御されるようにするのがよい。
光源11の出力波長がλに引き込まれると、波長制御回路43は、内部メモリの記憶情報を参照して、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が、較正時の波長λと同じ関係となるように、第2エタロンフィルタ421の温度をTにする(図8のS230)。これにより、図9の上段および中段に示すように、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が揃えられる。
次に、波長制御回路43は、内部メモリの記憶情報より、較正時に求めた波長変化に対する第2エタロンフィルタ421の温度変化の関係ΔT/Δλを読み出し、目標波長λに対応する第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔTを、ΔT=(ΔT/Δλ)×(λ−λ)の関係を用いて算出する(図8のS240)。
第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔTが算出されると、波長制御回路43は、該温度補正量ΔTに従って、第2エタロンフィルタ421の温度がT+ΔTとなるように、第2周期フィルタ部42の温度制御素子424の駆動状態を制御する(図8のS250)。これにより、図10中段の実線に示すように、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性が長波長側に変移し、温度補正前の波長ロック点aが目標波長λに対応した波長ロック点a’に移る。なお、上記S230およびS250における第2エタロンフィルタ421の温度制御中、光源11の出力波長は、上記S220における第1周期フィルタ部41の出力情報を用いた光源11の温度制御が継続されることにより、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aに対応した波長λにロックされる。
第2エタロンフィルタ421の温度がT+ΔTで安定になると、波長制御回路43は、第1周期フィルタ部41の出力情報を用いた光源11の温度制御から、第2周期フィルタ部42の出力情報を用いた光源11の温度制御に切り替える。つまり、波長制御回路43は、第2エタロンフィルタ421の透過率(または電流電圧変換器423の出力電圧値)をモニタし、該透過率が波長ロック点a’に対応した透過率(波長ロック点aに対応した透過率と同じ)と一致するように、光源ユニット1の温度制御素子13の駆動状態をフィードバック制御する。これにより、光源11の出力波長は、図10の下段に示すように、第2エタロンフィルタ421の波長ロック点a’に対応した目標波長λに引き込まれる。このとき、第1エタロンフィルタ411の透過率は、図10上段の点A’に示すように、極大ピーク付近となるが、光源11の温度制御が第2周期フィルタ部42側に切り替えてられているので、光源11の出力波長の制御精度が低下することはない。
なお、上記運用開始後の波長制御の説明では、目標波長λが第1エタロンフィル411の波長ロック点Aに最も近い場合を一例に挙げたが、それ以外の場合についても上記の場合と基本的に同様の手順に従って、光源11の出力波長を目標波長λに制御することが可能である。ここでは他の一例として、目標波長λが第1エタロンフィル411の波長ロック点B,Cの間で、波長ロック点Bに近い側に位置する場合(図11および図12)と、波長ロック点Cに近い側に位置する場合(図13および図14)とについて説明を加えておく。
図11の上段に示すように目標波長λが波長ロック点Bに近い側に位置する場合、上記図8のS210の処理において、波長制御回路43は、λ<(λ+λ)/2の関係が成り立つことにより、目標波長λに最も近い波長ロック点がBであることを判別する。そして、S220の処理において、波長制御回路43は、光源11の出力波長が波長ロック点Bで安定になるように、光源11の温度制御を行う。また、S230の処理において、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が、較正時の波長λと同じ関係、すなわち、図11中段の実線に示すように相対的な位相が1/2周期ずれた関係となるように、波長制御回路43は第2エタロンフィルタ421の温度をTに制御する。
さらに、図8のS240の処理において、波長制御回路43は、目標波長λに対応する第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔTを、ΔT=(ΔT/Δλ)×(λ−λ)の関係を用いて算出する。ただし、ΔT/Δλの関係は、波長ロック点A,Bの間の他、波長ロック点B,Cの間などでも有意な誤差は生じないものとしている。なお、有意な誤差が生じる場合には、較正時に、第1エタロンフィルタ411の隣り合う波長ロック点間のそれぞれについて、ΔT/Δλの関係を求めて記憶しておくようにする。
そして、図8のS250の処理において、第2エタロンフィルタ421の温度がT+ΔTに補正されることにより、図12中段の実線に示すように、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性が長波長側に変移し、温度補正前の波長ロック点bが目標波長λに対応した波長ロック点b’に移る。最後に、S260の処理において、光源11の温度制御が第2周期フィルタ部42の出力情報を用いた制御に切り替えられることにより、図12の下段に示すように、光源11の出力波長が第2エタロンフィルタ421の波長ロック点b’に対応した目標波長λに引き込まれる。
一方、図13の上段に示すように目標波長λが波長ロック点Cに近い側に位置する場合、上記図8のS210の処理において、波長制御回路43は、λ≧(λ+λ)/2の関係が成り立つことにより、目標波長λに最も近い波長ロック点がCであることを判別する。そして、S220の処理において、波長制御回路43は、光源11の出力波長が波長ロック点Cで安定になるように、光源11の温度制御を行う。また、S230の処理において、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が、較正時の波長λの状態から2倍ずれた関係、すなわち、図13中段の実線に示すように相対的な位相が1周期ずれた関係となるように、波長制御回路43は第2エタロンフィルタ421の温度制御を行う。ここでは、この時の第2エタロンフィルタ421の温度をTとする。
さらに、図8のS240の処理において、波長制御回路43は、目標波長λに対応する第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔTを、ΔT=(ΔT/Δλ)×(λ−λ)の関係を用いて算出する。なお、ここではλ<λであるので、温度補正量ΔTの符号は、前述した温度補正量ΔT,ΔTの符号とは逆になる。
そして、図8のS250の処理において、第2エタロンフィルタ421の温度がT+ΔTに補正されることにより、図14中段の実線に示すように、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性が短波長側に変移し、温度補正前の波長ロック点cが目標波長λに対応した波長ロック点c’に移る。最後に、S260の処理において、光源11の温度制御が第2周期フィルタ部42の出力情報を用いた制御に切り替えられることにより、図14の下段に示すように、光源11の出力波長が第2エタロンフィルタ421の波長ロック点c’に対応した目標波長λに引き込まれる。
上記のように本実施形態の光送信装置によれば、波長制御の基準位置を取得するために透過波長特性を固定にした第1エタロンフィルタ411と、該第1エタロンフィルタ411の透過波長特性との相対的な位相関係を目標波長λに応じて変化させるために透過波長特性を可変にした第2エタロンフィルタ421とを組み合わせて波長の制御を行うようにしたことで、2つのエタロンフィルタの組合せによる簡略な構成によって、光源11の出力波長を任意の波長に高い精度でロックすることができる。これにより、マルチグリッドに対応した光送信装置を容易かつ低コストで実現することが可能になる。
ここで、上記光送信装置のマルチグリッド対応に関して、具体的な実施例を挙げて詳しく説明する。以下の説明では、光送信装置の第1および第2エタロンフィルタ411,421として、FSRが100GHzに設計されたものを適用し、例えば50GHzおよび37.5GHzの波長間隔などに対応した波長制御を行う場合を想定する。
上記光送信装置の実施例において、FSRが100GHzの第1エタロンフィルタ411に対して設定可能な波長ロック点A,B,C…は、図15の上段に示すように、50GHzの波長間隔となる。したがって、光送信装置の運用を開始する前の段階に、前述の図5〜図7に示した場合と同様にして、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点A,Bおよび第2エタロンフィルタ421の波長ロック点a,bについての較正処理を行っておく。
そして、50GHzの波長間隔に対しては、目標波長の間隔が第1および第2エタロンフィルタ411,421の各波長ロック点の波長間隔に一致するため、第1周期フィルタ部41の出力情報を用いた光源11の温度制御を行うか、または、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相が揃うように、第2エタロンフィルタ421の温度をTに制御しておき、第2周期フィルタ部41,42の出力情報を用いた光源11の温度制御を行うようにする。これにより、図15の下段に示すように、光源11の出力波長を50GHz間隔のグリッド上の波長λT1,λT2,λT3…のいずれかでロックすることができる。例えば、図15の下段に示す波長λT1が目標波長である場合、光源11の出力波長が波長ロック点A(またはa)を含む引き込み範囲内となるように光源11の温度を粗調整した後に、第1周期フィルタ部41または第2周期フィルタ部42の出力情報を用いた光源11の温度のフィードバック制御を行う。また、他の波長λT2,λT3…が目標波長である場合には、上記と同様にして、光源11の出力波長が当該目標波長に対応した波長ロック点を含む引き込み範囲内となるように光源11の温度を粗調整した後に、第1周期フィルタ部41または第2周期フィルタ部42の出力情報を用いた光源11の温度のフィードバック制御を行う。
一方、37.5GHzの波長間隔に対しては、図16の上段に示すように、第1エタロンフィルタ411の波長ロック点A,B,C…の間隔に対して目標波長の間隔が3/4倍となるので、目標波長に応じて第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係を最適化して、光源11の出力波長を制御することが必要になる。
例えば、目標波長が第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aから長波長側に37.5GHz離れている場合、該目標波長に最も近い第1エタロンフィルタ411の波長ロック点はBになる。このため、第1周期フィルタ部41の出力情報を用いて光源11の温度制御を行い、光源11の出力波長を波長ロック点Bに対応した波長λに引き込んだ後に(図16の下段)、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が、較正時の波長λと同じ関係となるように、第2エタロンフィルタ421の温度をTにする(図16の中段)。
そして、目標波長に対応する第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔTを較正時に取得したΔT/Δλを用いて算出し、第2エタロンフィルタ421の温度をT+ΔTに補正する。これにより、図17の中段に示すように、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性が短波長側に12.5GHz変移し、温度補正前の波長ロック点bが目標波長に対応した波長ロック点b’に移る。この第2エタロンフィルタ421の波長ロック点b’を基準にして光源11の温度制御を行うことにより、図17の下段に示すように、光源11の出力波長が37.5GHz間隔のグリッド上の波長λT1でロックするようになる。
また、例えば図18の上段に示すように、目標波長が第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aから長波長側に37.5GHz×2=75GHz離れている場合、該目標波長に最も近い第1エタロンフィルタ411の波長ロック点はCになる。このため、第1周期フィルタ部41の出力情報を用いて光源11の温度制御を行い、光源11の出力波長を波長ロック点Cに対応した波長λに引き込んだ後に(図18の下段)、第1および第2エタロンフィルタ411,421の透過波長特性の相対的な位相関係が、較正時の波長λの状態から2倍、すなわち1周期ずれた関係となるように、第2エタロンフィルタ421の温度制御を行う(図18の中段)。
そして、目標波長に対応する第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔTを較正時に取得したΔT/Δλを用いて算出し、第2エタロンフィルタ421の温度をT+ΔTに補正する。これにより、図19の中段に示すように、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性が短波長側に25GHz変移し、温度補正前の波長ロック点cが目標波長に対応した波長ロック点c’に移る。この第2エタロンフィルタ421の波長ロック点c’を基準にして光源11の温度制御を行うことにより、図19の下段に示すように、光源11の出力波長が37.5GHz間隔のグリッド上の波長λT2でロックするようになる。
さらに、目標波長が第1エタロンフィルタ411の波長ロック点Aから長波長側に37.5GHz×3=112.5GHz離れている場合、該目標波長に最も近い第1エタロンフィルタ411の波長ロック点はCになる。このため、上記図18に示した場合と同様にして、光源11の出力波長をλとして第2エタロンフィルタ421の温度をTにした後に、目標波長に対応する第2エタロンフィルタ421の温度補正量ΔT’を算出して、第2エタロンフィルタ421の温度をT+ΔT’に補正する。これにより、図20中段の実線に示すように、第2エタロンフィルタ421の透過波長特性が長波長側に12.5GHz変移し、温度補正前の波長ロック点cが目標波長に対応した波長ロック点c”に移る。この第2エタロンフィルタ421の波長ロック点c”を基準にして光源11の温度制御を行うことにより、図20の下段に示すように、光源11の出力波長が37.5GHz間隔のグリッド上の波長λT3でロックするようになる。
上記のように光送信装置は、FSRが100GHzに設計された第1および第2エタロンフィルタ411,421の組合せにより、50GHzおよび37.5GHzの波長間隔に対応した波長制御を行うことが可能である。また、上記37.5GHzの波長間隔の場合と同様の考え方により、33.3GHzや25GHzなどの多様な波長間隔にも対応することができる。したがって、前述したようにマルチグリッドに対応した光送信装置を容易かつ低コストで実現することが可能になる。
なお、上述した実施形態およびマルチグリッド対応の具体的な実施例では、第1および第2エタロンフィルタの周期(FSR)が等しい場合について説明したが、第1および第2エタロンフィルタの周期が相違していても、本発明の波長制御を実施することは可能である。ただし、第1エタロンフィルタの周期に対して第2エタロンフィルタの周期が短い場合、第1エタロンフィルタの1周期内に、第2エタロンフィルタの傾き方向が同じ傾斜部分が複数存在するため、第1および第2エタロンフィルタの相対的な位相関係の調整において第2エタロンフィルタの位相位置を見誤る可能性がある。また、第1エタロンフィルタの周期に対して第2エタロンフィルタの周期が長い場合には、第1エタロンフィルタの複数の周期分に亘って、第2エタロンフィルタの位相を可変調整することが必要になるため、波長制御に要する時間が長くなり効率的な制御が難しくなる可能性がある。したがって、上記の点を考慮すると、第1および第2エタロンフィルタは周期を等しくしておくことが望ましい。
以上の各実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 波長に対して透過率が周期的に変化する周期フィルタを用いて光の波長を制御する波長制御方法であって、
透過波長特性が固定された第1周期フィルタおよび透過波長特性が可変の第2周期フィルタに対して制御対象光をそれぞれ与え、前記第1および第2周期フィルタの前記制御対象光に対する各透過率をモニタし、
該各透過率のモニタ値に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を変化させることで、前記第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御し、
該第2周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率のモニタ値に応じて、前記制御対象光の波長を制御することを特徴とする波長制御方法。
(付記2) 付記1に記載の波長制御方法であって、
前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点のうちで、目標波長に対して波長が最も近い基準波長ロック点を判別し、
前記制御対象光を前記第1周期フィルタに与え、前記第1周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値が、前記基準波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記制御対象光の波長を制御し、
前記第1周期フィルタを用いて波長を制御した制御対象光を前記第2周期フィルタに与え、前記第2周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値に応じて前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を、前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長に一致させ、
前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を前記目標波長に一致させ、
前記第2周期フィルタに前記制御対象光を与えたときの透過率のモニタ値が、前記第2周期フィルタの波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記制御対象光の波長を制御することを特徴とする波長制御方法。
(付記3) 付記2に記載の波長制御方法であって、
前記第2周期フィルタは、温度の制御により透過波長特性が可変な特性を有するとき、
前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点うちの隣り合う2つの波長ロック点を選択して前記第2周期フィルタの較正処理を行い、前記2つの波長ロック点のうちの一方の波長ロック点に対応した波長から他方の波長ロック点に対応した波長への波長変化に対する、前記第2周期フィルタの温度変化の関係を取得して記憶し、
前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御する際に、前記較正処理により取得して記憶した前記関係を用いて、前記第2周期フィルタの温度補正量を算出することを特徴とする波長制御方法。
(付記4) 波長が可変な光信号を出力する光源ユニットと、
前記光源ユニットから出力される光信号の一部をモニタ光として分岐する光分岐ユニットと、
前記分岐部で分岐されたモニタ光がそれぞれ与えられる第1周期フィルタ部および第2周期フィルタ部、並びに、該第1および第2周期フィルタ部の出力情報に基づいて前記光源ユニットの出力波長を制御する波長制御回路を有する波長制御ユニットと、
を備えた光送信装置であって、
前記第1周期フィルタ部は、透過率が周期的に変化する透過波長特性を持ち、前記分岐部で分岐されたモニタ光が与えられる第1周期フィルタと、該第1周期フィルタの透過光パワーを検出する第1透過光パワー検出部と、前記第1周期フィルタの透過波長特性を固定する透過波長特性固定部と、を有し、
前記第2周期フィルタ部は、透過率が周期的に変化する透過波長特性を持ち、前記分岐部で分岐されたモニタ光が与えられる第2周期フィルタと、該第2周期フィルタの透過光パワーを検出する第2透過光パワー検出部と、前記第2周期フィルタの透過波長特性を可変制御する透過波長特性可変部と、を有し、
前記波長制御回路は、前記第1および第2透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第1および第2周期フィルタの前記モニタ光に対する各透過率をモニタし、該各透過率のモニタ値に応じて、前記透過波長特性可変部により前記第2周期フィルタの透過波長特性を変化させることで、前記第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御した後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基づく透過率のモニタ値に応じて、前記光源ユニットの出力波長を制御することを特徴とする光送信装置。
(付記5) 付記4に記載の光送信装置であって、
前記波長制御回路は、前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点のうちで、目標波長に対して波長が最も近い基準波長ロック点を判別し、前記第1透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第1周期フィルタの前記モニタ光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値が、前記基準波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記光源ユニットの出力波長を制御した後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第2周期フィルタの前記モニタ光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値に応じて前記透過波長特性可変部により第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を、前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長に一致させた後、前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記透過波長特性可変部により前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を前記目標波長に一致させた後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基づく透過率のモニタ値が、前記第2周期フィルタの波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記光源ユニットの出力波長を制御することを特徴とする光送信装置。
(付記6) 付記5に記載の光送信装置であって、
前記第2周期フィルタは、温度の制御により透過波長特性が可変な特性を有し、
前記波長制御回路は、前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点うちの隣り合う2つの波長ロック点を選択して前記第2周期フィルタの較正処理を行い、前記2つの波長ロック点のうちの一方の波長ロック点に対応した波長から他方の波長ロック点に対応した波長への波長変化に対する、前記第2周期フィルタの温度変化の関係を取得して内部メモリに記憶しておき、前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御する際に、前記内部メモリに記憶された前記関係を用いて、前記第2周期フィルタの温度補正量を算出することを特徴とする光送信装置。
(付記7) 付記5または6のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
前記第1および第2周期フィルタの各波長ロック点は、周期的な透過波長特性の山部分および谷部分の中間に位置する傾斜部分に設定されることを特徴とする光送信装置。
(付記8) 付記4〜7のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
前記光源ユニットから出力される光信号のパワーを一定に制御する光パワー制御ユニットを備えたことを特徴とする光送信装置。
(付記9) 付記4〜8のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
前記第1および第2周期フィルタは、透過波長特性の周期が等しいことを特徴とする光送信装置。
(付記10) 付記4〜9のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
前記波長制御回路は、前記光源ユニットの出力波長を、波長間隔が異なる複数のグリッド上の任意の波長に制御可能であることを特徴とする光送信装置。
(付記11) 付記4〜10のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
前記第1および第2周期フィルタは、エタロンフィルタであることを特徴とする光送信装置。
(付記12) 付記11に記載の光送信装置であって、
前記透過波長特性固定部は、前記エタロンフィルタの温度を一定に制御することを特徴とする光送信装置。
1…光源ユニット
2…光分岐ユニット
3…光パワー制御ユニット
4…波長制御ユニット
11…光源(LD)
12…光源の駆動回路(LD_DRV)
13,414,424…温度制御素子(TEC)
14,416,426…温度モニタ素子(TS)
15,415,425…温度制御素子の駆動回路(TEC_DRV)
21,22,23…光カプラ
31,412,422…フォトダイオード(PD)
32,413,423…電流電圧変換器(I/V)
33…自動パワー制御回路(APC)
41…第1周期フィルタ部
42…第2周期フィルタ部
43…波長制御回路
411…第1エタロンフィルタ(EF)
412…第2エタロンフィルタ(EF)
417,427…自動温度制御回路(ATC)
A,B,C,a,b,c…波長ロック点
Ls…光信号
Lm1,Lm2,Lm3…モニタ光

Claims (10)

  1. 波長に対して透過率が周期的に変化する周期フィルタを用いて光の波長を制御する波長制御方法であって、
    透過波長特性が固定された第1周期フィルタおよび透過波長特性が可変の第2周期フィルタに対して制御対象光をそれぞれ与え、前記第1および第2周期フィルタの前記制御対象光に対する各透過率をモニタし、
    該各透過率のモニタ値に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を変化させることで、前記第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御し、
    該第2周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率のモニタ値に応じて、前記制御対象光の波長を制御することを特徴とする波長制御方法。
  2. 請求項1に記載の波長制御方法であって、
    前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点のうちで、目標波長に対して波長が最も近い基準波長ロック点を判別し、
    前記制御対象光を前記第1周期フィルタに与え、前記第1周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値が、前記基準波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記制御対象光の波長を制御し、
    前記第1周期フィルタを用いて波長を制御した制御対象光を前記第2周期フィルタに与え、前記第2周期フィルタの前記制御対象光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値に応じて前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を、前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長に一致させ、
    前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を前記目標波長に一致させ、
    前記第2周期フィルタに前記制御対象光を与えたときの透過率のモニタ値が、前記第2周期フィルタの波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記制御対象光の波長を制御することを特徴とする波長制御方法。
  3. 請求項2に記載の波長制御方法であって、
    前記第2周期フィルタは、温度の制御により透過波長特性が可変な特性を有するとき、
    前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点うちの隣り合う2つの波長ロック点を選択して前記第2周期フィルタの較正処理を行い、前記2つの波長ロック点のうちの一方の波長ロック点に対応した波長から他方の波長ロック点に対応した波長への波長変化に対する、前記第2周期フィルタの温度変化の関係を取得して記憶し、
    前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御する際に、前記較正処理により取得して記憶した前記関係を用いて、前記第2周期フィルタの温度補正量を算出することを特徴とする波長制御方法。
  4. 波長が可変な光信号を出力する光源ユニットと、
    前記光源ユニットから出力される光信号の一部をモニタ光として分岐する光分岐ユニットと、
    前記分岐部で分岐されたモニタ光がそれぞれ与えられる第1周期フィルタ部および第2周期フィルタ部、並びに、該第1および第2周期フィルタ部の出力情報に基づいて前記光源ユニットの出力波長を制御する波長制御回路を有する波長制御ユニットと、
    を備えた光送信装置であって、
    前記第1周期フィルタ部は、透過率が周期的に変化する透過波長特性を持ち、前記分岐部で分岐されたモニタ光が与えられる第1周期フィルタと、該第1周期フィルタの透過光パワーを検出する第1透過光パワー検出部と、前記第1周期フィルタの透過波長特性を固定する透過波長特性固定部と、を有し、
    前記第2周期フィルタ部は、透過率が周期的に変化する透過波長特性を持ち、前記分岐部で分岐されたモニタ光が与えられる第2周期フィルタと、該第2周期フィルタの透過光パワーを検出する第2透過光パワー検出部と、前記第2周期フィルタの透過波長特性を可変制御する透過波長特性可変部と、を有し、
    前記波長制御回路は、前記第1および第2透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第1および第2周期フィルタの前記モニタ光に対する各透過率をモニタし、該各透過率のモニタ値に応じて、前記透過波長特性可変部により前記第2周期フィルタの透過波長特性を変化させることで、前記第1および第2周期フィルタの透過波長特性の相対的な位相関係を制御した後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基づく透過率のモニタ値に応じて、前記光源ユニットの出力波長を制御することを特徴とする光送信装置。
  5. 請求項4に記載の光送信装置であって、
    前記波長制御回路は、前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点のうちで、目標波長に対して波長が最も近い基準波長ロック点を判別し、前記第1透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第1周期フィルタの前記モニタ光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値が、前記基準波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記光源ユニットの出力波長を制御した後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基に前記第2周期フィルタの前記モニタ光に対する透過率をモニタし、該透過率のモニタ値に応じて前記透過波長特性可変部により第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を、前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長に一致させた後、前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記透過波長特性可変部により前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御することで、該第2周期フィルタの波長ロック点に対応する波長を前記目標波長に一致させた後、前記第2透過光パワー検出部の検出結果を基づく透過率のモニタ値が、前記第2周期フィルタの波長ロック点に対応する透過率に一致するように、前記光源ユニットの出力波長を制御することを特徴とする光送信装置。
  6. 請求項5に記載の光送信装置であって、
    前記第2周期フィルタは、温度の制御により透過波長特性が可変な特性を有し、
    前記波長制御回路は、前記第1周期フィルタに設定可能な複数の波長ロック点うちの隣り合う2つの波長ロック点を選択して前記第2周期フィルタの較正処理を行い、前記2つの波長ロック点のうちの一方の波長ロック点に対応した波長から他方の波長ロック点に対応した波長への波長変化に対する、前記第2周期フィルタの温度変化の関係を取得して内部メモリに記憶しておき、前記目標波長と前記第1周期フィルタの基準波長ロック点に対応する波長との差分に応じて、前記第2周期フィルタの透過波長特性を制御する際に、前記内部メモリに記憶された前記関係を用いて、前記第2周期フィルタの温度補正量を算出することを特徴とする光送信装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
    前記光源ユニットから出力される光信号のパワーを一定に制御する光パワー制御ユニットを備えたことを特徴とする光送信装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
    前記第1および第2周期フィルタは、透過波長特性の周期が等しいことを特徴とする光送信装置。
  9. 請求項4〜8のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
    前記波長制御回路は、前記光源ユニットの出力波長を、波長間隔が異なる複数のグリッド上の任意の波長に制御可能であることを特徴とする光送信装置。
  10. 請求項4〜9のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
    前記第1および第2周期フィルタは、エタロンフィルタであることを特徴とする光送信装置。
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