JP2011053619A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックライトの光学シート固定方法を工夫し、光学シートうねりによる表示ムラを防止する。
【解決手段】第1基板と、第2基板とを有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面側に配置されるバックライトとを備え、前記バックライトは、枠状のモールドと、前記モールド内に配置される導光板と、前記導光板上に配置される少なくとも1枚の光学シートとを有し、前記少なくとも1枚の光学シートは、任意の一辺に少なくとも1個の突起部を有し、前記モールドは、前記少なくとも1枚の光学シートを位置決めするための側壁を有し、前記側壁は、前記少なくとも1枚の光学シートの前記突起部が挿入される穴部を有する。前記少なくとも1枚の光学シートは、複数枚の光学シートで構成され、前記液晶表示パネル側の最上位側の光学シートは、両面テープで前記モールドに固定されていない。
【選択図】図3
【解決手段】第1基板と、第2基板とを有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面側に配置されるバックライトとを備え、前記バックライトは、枠状のモールドと、前記モールド内に配置される導光板と、前記導光板上に配置される少なくとも1枚の光学シートとを有し、前記少なくとも1枚の光学シートは、任意の一辺に少なくとも1個の突起部を有し、前記モールドは、前記少なくとも1枚の光学シートを位置決めするための側壁を有し、前記側壁は、前記少なくとも1枚の光学シートの前記突起部が挿入される穴部を有する。前記少なくとも1枚の光学シートは、複数枚の光学シートで構成され、前記液晶表示パネル側の最上位側の光学シートは、両面テープで前記モールドに固定されていない。
【選択図】図3
Description
本発明は、液晶表示装置に係わり、特に、バックライトに適用して有効な技術に関する。
小型のTFT(Thin Film Transistor)方式の液晶表示パネルを有する液晶表示装置(液晶表示モジュールともいう)は、携帯電話機などの携帯機器の表示部として広く使用されている。
一般に、液晶表示装置は、液晶表示パネルと、液晶表示パネルに光を照射するバックライトを有するが、携帯電話機などの携帯機器の表示部として使用される液晶表示装置では、バックライトは、樹脂フレームモールド(以下、モールドという)と、モールドの内部に配置される光学シート群、導光板と、導光板の下側に配置される反射シートとで構成される。また、液晶表示パネルは、第1基板(例えば、ガラス基板など)と、第2基板と、第1基板と第2基板との間に挟持される液晶とで構成する。
即ち、携帯電話機用の液晶表示装置では、枠状のモールドに、液晶表示パネルを構成する第1基板を接着固定し、下部のバックライトからの光を透過する構造となっている。また、第1基板には異方性導電膜を介して、液晶を駆動するドライバICを構成する半導体チップ、及び電源や映像データを転送するフレキシブル配線基板(FPC)が接着される。
液晶表示パネルの第1基板に接着されるフレキシブル配線基板(FPC)は、ストレートのまま使用される場合もあるが、一般的に、縦寸法に余裕があまりない携帯電話機などでは、フレキシブル配線基板(FPC)はモールドの裏側に折り曲げて使用される場合が多い。
一般に、液晶表示装置は、液晶表示パネルと、液晶表示パネルに光を照射するバックライトを有するが、携帯電話機などの携帯機器の表示部として使用される液晶表示装置では、バックライトは、樹脂フレームモールド(以下、モールドという)と、モールドの内部に配置される光学シート群、導光板と、導光板の下側に配置される反射シートとで構成される。また、液晶表示パネルは、第1基板(例えば、ガラス基板など)と、第2基板と、第1基板と第2基板との間に挟持される液晶とで構成する。
即ち、携帯電話機用の液晶表示装置では、枠状のモールドに、液晶表示パネルを構成する第1基板を接着固定し、下部のバックライトからの光を透過する構造となっている。また、第1基板には異方性導電膜を介して、液晶を駆動するドライバICを構成する半導体チップ、及び電源や映像データを転送するフレキシブル配線基板(FPC)が接着される。
液晶表示パネルの第1基板に接着されるフレキシブル配線基板(FPC)は、ストレートのまま使用される場合もあるが、一般的に、縦寸法に余裕があまりない携帯電話機などでは、フレキシブル配線基板(FPC)はモールドの裏側に折り曲げて使用される場合が多い。
携帯電話機は、持ち運びを容易にするため、年々薄型化が進んできている一方、タッチパネル搭載の携帯電話機などの普及が急速に進んでいる。
そのため、液晶表示パネルの大型化への要求が強くなってきており、結果として、バックライトの大きさ、すなわち導光板や光学シート群の大きさも大型化する傾向にある。
一般的に、光学シート群は、遮光テープと呼ばれる、液晶表示パネルの外周不必要な光を遮断する両面テープで外周を固定されている。
しかしながら、光学シートや遮光テープはその材料の性質から、温度や湿度の変化で膨張・収縮や反りが発生する。光学シートや遮光テープの収縮や反りの量は材料によって異なるため、それらの組み合わせによっては、温度・湿度の変化後に光学シートが波打つことにより表示ムラが見えるという問題がある。光学シートの外形が大きくなるほどその影響は大きく、表示ムラが見えやすくなる。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、バックライトの光学シート固定方法を工夫し、光学シートうねりによる表示ムラを防止することが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
そのため、液晶表示パネルの大型化への要求が強くなってきており、結果として、バックライトの大きさ、すなわち導光板や光学シート群の大きさも大型化する傾向にある。
一般的に、光学シート群は、遮光テープと呼ばれる、液晶表示パネルの外周不必要な光を遮断する両面テープで外周を固定されている。
しかしながら、光学シートや遮光テープはその材料の性質から、温度や湿度の変化で膨張・収縮や反りが発生する。光学シートや遮光テープの収縮や反りの量は材料によって異なるため、それらの組み合わせによっては、温度・湿度の変化後に光学シートが波打つことにより表示ムラが見えるという問題がある。光学シートの外形が大きくなるほどその影響は大きく、表示ムラが見えやすくなる。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、バックライトの光学シート固定方法を工夫し、光学シートうねりによる表示ムラを防止することが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)第1基板と、第2基板とを有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面側に配置されるバックライトとを備える液晶表示装置であって、前記バックライトは、枠状のモールドと、前記モールド内に配置される導光板と、前記導光板上に配置される少なくとも1枚の光学シートとを有し、前記少なくとも1枚の光学シートは、任意の一辺に少なくとも1個の突起部を有し、前記モールドは、前記少なくとも1枚の光学シートを位置決めするための側壁を有し、前記側壁は、前記少なくとも1枚の光学シートの前記突起部が挿入される穴部を有する。
(2)(1)において、前記少なくとも1枚の光学シートの前記少なくとも1個の突起部は、前記光学シートの相対向する2辺に線対称に複数対設けられる。
(3)(2)において、前記少なくとも1枚の光学シートの前記少なくとも1個の突起部は、前記光学シートの相対向する2辺に線対称に2対設けられる。
(1)第1基板と、第2基板とを有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面側に配置されるバックライトとを備える液晶表示装置であって、前記バックライトは、枠状のモールドと、前記モールド内に配置される導光板と、前記導光板上に配置される少なくとも1枚の光学シートとを有し、前記少なくとも1枚の光学シートは、任意の一辺に少なくとも1個の突起部を有し、前記モールドは、前記少なくとも1枚の光学シートを位置決めするための側壁を有し、前記側壁は、前記少なくとも1枚の光学シートの前記突起部が挿入される穴部を有する。
(2)(1)において、前記少なくとも1枚の光学シートの前記少なくとも1個の突起部は、前記光学シートの相対向する2辺に線対称に複数対設けられる。
(3)(2)において、前記少なくとも1枚の光学シートの前記少なくとも1個の突起部は、前記光学シートの相対向する2辺に線対称に2対設けられる。
(4)(1)ないし(3)の何れかにおいて、前記少なくとも1枚の光学シートは、複数枚の光学シートで構成され、前記液晶表示パネル側の最上位側の光学シートは、両面テープで前記モールドに固定されていない。
(5)(1)ないし(4)の何れかにおいて、互いに隣接する前記2枚の光学シートにおいて、前記液晶表示パネル側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長と、前記導光板側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長とが異なっている。
(6)(5)において、前記液晶表示パネル側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長が、前記導光板側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長よりも短い。
(7)(5)または(6)において、前記モールドの前記穴部は、前記複数枚の光学シートの前記突起部の段差部に対向する面が斜めに形成されている。
(5)(1)ないし(4)の何れかにおいて、互いに隣接する前記2枚の光学シートにおいて、前記液晶表示パネル側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長と、前記導光板側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長とが異なっている。
(6)(5)において、前記液晶表示パネル側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長が、前記導光板側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長よりも短い。
(7)(5)または(6)において、前記モールドの前記穴部は、前記複数枚の光学シートの前記突起部の段差部に対向する面が斜めに形成されている。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、バックライトの光学シート固定方法を工夫することで効果的にシートうねりによる表示ムラを防止することが可能となる。
本発明によれば、バックライトの光学シート固定方法を工夫することで効果的にシートうねりによる表示ムラを防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例の液晶表示装置を示す分解斜視図である。
図1において、1は上側偏光板、2は第2基板(CF基板ともいう)、3は第1基板(TFT基板ともいう)、4は下側偏光板、5はフレキシブル配線基板(以下、FPCという)、6は樹脂フレームモールド(以下、モールドという)、12は導光板、13は反射シート、15は光源として機能する白色発光ダイオード、16は光学シート群、51はFPC5のインタフェース端子部、52はFPC5のLED実装部、DRVは半導体チップである。
本実施例の液晶表示パネルLCDは、第1基板3と、第2基板2と、第1基板3と第2基板2との間に挟持される液晶層(図示せず)と、駆動回路が搭載された半導体チップDRVと、第1基板3の一辺に接続されるFPC5と、第1基板3上に貼り付けられた下側偏光板4と、第2基板2上に貼り付けられた上側偏光板1とを有している。ここで、第2基板2の液晶層の反対側が観察者側となっている。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例の液晶表示装置を示す分解斜視図である。
図1において、1は上側偏光板、2は第2基板(CF基板ともいう)、3は第1基板(TFT基板ともいう)、4は下側偏光板、5はフレキシブル配線基板(以下、FPCという)、6は樹脂フレームモールド(以下、モールドという)、12は導光板、13は反射シート、15は光源として機能する白色発光ダイオード、16は光学シート群、51はFPC5のインタフェース端子部、52はFPC5のLED実装部、DRVは半導体チップである。
本実施例の液晶表示パネルLCDは、第1基板3と、第2基板2と、第1基板3と第2基板2との間に挟持される液晶層(図示せず)と、駆動回路が搭載された半導体チップDRVと、第1基板3の一辺に接続されるFPC5と、第1基板3上に貼り付けられた下側偏光板4と、第2基板2上に貼り付けられた上側偏光板1とを有している。ここで、第2基板2の液晶層の反対側が観察者側となっている。
第1及び第2基板(2,3)としては、例えば、ガラス等の透明な絶縁性基板が用いられる。第1基板3の長辺は第2基板2の長辺よりも長く、第1基板3は第2基板2と重畳しない領域(以下、非重畳領域と言う)を有する構成になっている。半導体チップDRVは、第1基板3の液晶層側の面の非重畳領域に実装される。
第1基板3には、薄膜トランジスタ、画素電極等が形成されており、第2基板2には、カラーフィルタ等が形成されている。ここで、IPS方式の液晶表示パネルであれば、対向電極は第1基板3側に設けられ、TN方式やVA方式の液晶表示パネルであれば、対向電極は第2基板2側に設けられる。
バックライトBLは、モールド6と、白色発光ダイオード15と、導光板12と、光学シート群16と、反射シート13とで構成される。
図1に示すように、モールド6内に導光板12が配置され、この導光板12上に光学シート群16が配置される。また、導光板12の下側には反射シート13が配置される。さらに、導光板12の一側面には、光源として機能する白色発光ダイオード15が配置される。図1では、この白色発光ダイオード15は、FPC5のLED実装部52上に実装される。ここで、光学シート群16は、後述するように、下拡散シート11、2枚のプリズムシート(9,10)、および上拡散シート8から構成される。
第1基板3には、薄膜トランジスタ、画素電極等が形成されており、第2基板2には、カラーフィルタ等が形成されている。ここで、IPS方式の液晶表示パネルであれば、対向電極は第1基板3側に設けられ、TN方式やVA方式の液晶表示パネルであれば、対向電極は第2基板2側に設けられる。
バックライトBLは、モールド6と、白色発光ダイオード15と、導光板12と、光学シート群16と、反射シート13とで構成される。
図1に示すように、モールド6内に導光板12が配置され、この導光板12上に光学シート群16が配置される。また、導光板12の下側には反射シート13が配置される。さらに、導光板12の一側面には、光源として機能する白色発光ダイオード15が配置される。図1では、この白色発光ダイオード15は、FPC5のLED実装部52上に実装される。ここで、光学シート群16は、後述するように、下拡散シート11、2枚のプリズムシート(9,10)、および上拡散シート8から構成される。
以下、本実施例の特徴的構造を説明する前に、従来の液晶表示装置の問題点について説明する。
図6は、従来の液晶表示装置の平面図であり、図7は、図6に示すx1−x1’切断線に沿った断面構造を示す断面図である。
図6、図7において、7は遮光テープであり、液晶表示パネルLCDの外周の不必要な光を遮断する両面テープである。また、8は上拡散シート、9,10はプリズムシート、11は下拡散シートであり、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11は、図1の光学シート群を構成する。
図6、図7に示すように、従来の液晶表示装置では、遮光テープ7により、液晶表示パネルLCDをモールド6の段差部に固定するとともに、この遮光テープ7で、上拡散シート8の周辺をモールド6に接着することにより、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群を、モールド6に固定する構造となっている。
しかしながら、この構造では、例えば温度が上昇した場合に、遮光テープ7が収縮し、上拡散シート8を含む光学シート群が引っ張られてたわみが発生する。温度が戻っても、上拡散シート8を含む光学シート群のたわみはなくならず、結果として、液晶表示パネルLCDの表示画面に、うねりムラが見えてしまうことになる。
図6は、従来の液晶表示装置の平面図であり、図7は、図6に示すx1−x1’切断線に沿った断面構造を示す断面図である。
図6、図7において、7は遮光テープであり、液晶表示パネルLCDの外周の不必要な光を遮断する両面テープである。また、8は上拡散シート、9,10はプリズムシート、11は下拡散シートであり、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11は、図1の光学シート群を構成する。
図6、図7に示すように、従来の液晶表示装置では、遮光テープ7により、液晶表示パネルLCDをモールド6の段差部に固定するとともに、この遮光テープ7で、上拡散シート8の周辺をモールド6に接着することにより、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群を、モールド6に固定する構造となっている。
しかしながら、この構造では、例えば温度が上昇した場合に、遮光テープ7が収縮し、上拡散シート8を含む光学シート群が引っ張られてたわみが発生する。温度が戻っても、上拡散シート8を含む光学シート群のたわみはなくならず、結果として、液晶表示パネルLCDの表示画面に、うねりムラが見えてしまうことになる。
その対策として、上拡散シート8を含む光学シート群の外周と、遮光テープ7を分離し、光学シート群の突起部(耳部)のみを固定することで、膨張・収縮や反りの影響を小さくする方法が知られている。
図8、図9にその外形図、図10、図11に断面図を示す。図8は、図6、図7に示す従来の液晶表示装置を改良した従来の液晶表示装置の平面図であり、図9は、図8のAの部分を拡大して示す図であり、図10は、図9のx2−x2’切断線に沿った断面構造を示す断面図、図11は、図9のx3−x3’切断線に沿った断面構造を示す断面図である。
図8〜図11に示す液晶表示装置では、図9に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群の一辺に、複数の突起部25を形成する。そして、遮光テープ7により、液晶表示パネルLCDをモールド6の段差部に固定するとともに、この遮光テープ7で、上拡散シート8の突起部25をモールド6に接着することにより、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群を、モールド6に固定する構造となっている。
これにより、図8〜図11に示す液晶表示装置では、遮光テープ7と、上拡散シート8との接着面積を小さくすることができるので、光学シート群の膨張・収縮や反りの影響を小さくすることができる。例えば遮光テープ7が、温度や湿度の影響で光学シート群よりも収縮量が大きい場合も、突起部25だけの接着であるため、光学シート群がその影響を受けにくいことから、液晶表示パネルLCDの表示画面に表示ムラが生じにくくなるという効果がある。
しかしながら、この方式でも、液晶表示パネルLCDが大きい場合で、光学シート群と液晶表示パネルLCDとの間のクリアランスが広い場合には、光学シート群の膨張・収縮縮や反りを吸収することができず、結果として、液晶表示パネルの表示画面上に表示ムラが生じることが想定される。
図8、図9にその外形図、図10、図11に断面図を示す。図8は、図6、図7に示す従来の液晶表示装置を改良した従来の液晶表示装置の平面図であり、図9は、図8のAの部分を拡大して示す図であり、図10は、図9のx2−x2’切断線に沿った断面構造を示す断面図、図11は、図9のx3−x3’切断線に沿った断面構造を示す断面図である。
図8〜図11に示す液晶表示装置では、図9に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群の一辺に、複数の突起部25を形成する。そして、遮光テープ7により、液晶表示パネルLCDをモールド6の段差部に固定するとともに、この遮光テープ7で、上拡散シート8の突起部25をモールド6に接着することにより、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群を、モールド6に固定する構造となっている。
これにより、図8〜図11に示す液晶表示装置では、遮光テープ7と、上拡散シート8との接着面積を小さくすることができるので、光学シート群の膨張・収縮や反りの影響を小さくすることができる。例えば遮光テープ7が、温度や湿度の影響で光学シート群よりも収縮量が大きい場合も、突起部25だけの接着であるため、光学シート群がその影響を受けにくいことから、液晶表示パネルLCDの表示画面に表示ムラが生じにくくなるという効果がある。
しかしながら、この方式でも、液晶表示パネルLCDが大きい場合で、光学シート群と液晶表示パネルLCDとの間のクリアランスが広い場合には、光学シート群の膨張・収縮縮や反りを吸収することができず、結果として、液晶表示パネルの表示画面上に表示ムラが生じることが想定される。
本実施例では、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を、モールド6で固定し、遮光テープ7と分離する。これにより、遮光テープ7と光学シート群16の双方の膨張・収縮の影響を完全に防止できるので、光学シート群の膨張・収縮や反りにより、液晶表示パネルの表示画面上に生じる表示ムラを防止することができる。
図2は、本発明の実施例の光学シートの固定方法を説明するための図であり、図8のAの部分に相当する箇所の平面図である。また、図3は、図2のx−x’切断線に沿った断面構造を示す断面図、図4は、本発明の実施例の光学シートの形状を示す平面図である。
図2、図3に示すように、本実施例では、モールド6の側壁(光学シート群16を位置決めするための側壁)に穴部20を形成する。
本実施例でも、図4に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16の長辺側に線対称に2対の突起部21を設ける。そして、この突起部21を、モールド6の側壁(光学シート群16を位置決めするための側壁)に形成した穴部20に挿入することにより、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を固定する。
このように、本実施例では、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を、遮光テープ7で固定する必要がないため、光学シート群16の膨張・収縮によるシートうねりを完全に防止することができる。
図2は、本発明の実施例の光学シートの固定方法を説明するための図であり、図8のAの部分に相当する箇所の平面図である。また、図3は、図2のx−x’切断線に沿った断面構造を示す断面図、図4は、本発明の実施例の光学シートの形状を示す平面図である。
図2、図3に示すように、本実施例では、モールド6の側壁(光学シート群16を位置決めするための側壁)に穴部20を形成する。
本実施例でも、図4に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16の長辺側に線対称に2対の突起部21を設ける。そして、この突起部21を、モールド6の側壁(光学シート群16を位置決めするための側壁)に形成した穴部20に挿入することにより、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を固定する。
このように、本実施例では、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を、遮光テープ7で固定する必要がないため、光学シート群16の膨張・収縮によるシートうねりを完全に防止することができる。
ここで、図3、図4に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の中の互いに隣接する2枚の光学シートにおいて、液晶表示パネル側の光学シートの突起部21の光学シートの一辺からの突出長が、導光板側の光学シートの突起部21の光学シートの一辺からの突出長よりも短くなっている。
即ち、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11を重ね合わせたときに、それぞれの光学シートの突起部21は、4段の段差部を形成することになる。そのため、モールド6の側壁に形成された穴部20も、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の、光学シートの突起部21の段差部に対向する面が斜めに形成されている。即ち、穴部20は楔形状に形成される。
以上説明したように、本実施例によれば、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を、遮光テープ7で固定する必要がなく、遮光テープ7と光学シート群16の接着面がないので、遮光テープ7の収縮や反りによる光学シート群16への影響をなくすこと可能となる。
即ち、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11を重ね合わせたときに、それぞれの光学シートの突起部21は、4段の段差部を形成することになる。そのため、モールド6の側壁に形成された穴部20も、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の、光学シートの突起部21の段差部に対向する面が斜めに形成されている。即ち、穴部20は楔形状に形成される。
以上説明したように、本実施例によれば、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11から成る光学シート群16を、遮光テープ7で固定する必要がなく、遮光テープ7と光学シート群16の接着面がないので、遮光テープ7の収縮や反りによる光学シート群16への影響をなくすこと可能となる。
図5は、本発明の実施例の光学シートの他の固定方法を説明するための図であり、図8のAの部分に相当する箇所の平面図である。
図5に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の4枚の光学シートの長辺側に形成される突起部21の突出長は、それぞれ同じ長さであってもよく、同様に、図5に示すように、モールド6の側壁(光学シート群16を位置決めするための側壁)に形成する穴部20は、楔状ではなく、矩形状であってもよい。
なお、本実施例において、光学シート群16は、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の4枚の光学シートで構成されるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、上拡散シート8を省略した3枚構成の光学シートなど、光学シートは少なくとも1枚あればよい。
また、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の4枚の光学シートの長辺側に形成される突起部21は、線対称に2対である必要はなく、少なくとも1個、例えば、線対称に1対の突起部21であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論である。
図5に示すように、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の4枚の光学シートの長辺側に形成される突起部21の突出長は、それぞれ同じ長さであってもよく、同様に、図5に示すように、モールド6の側壁(光学シート群16を位置決めするための側壁)に形成する穴部20は、楔状ではなく、矩形状であってもよい。
なお、本実施例において、光学シート群16は、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の4枚の光学シートで構成されるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、上拡散シート8を省略した3枚構成の光学シートなど、光学シートは少なくとも1枚あればよい。
また、上拡散シート8、プリズムシート(9,10)、および下拡散シート11の4枚の光学シートの長辺側に形成される突起部21は、線対称に2対である必要はなく、少なくとも1個、例えば、線対称に1対の突起部21であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論である。
1 上側偏光板
2 第2基板(CF基板)
3 第1基板(TFT基板)
4 下側偏光板
5 フレキシブル配線基板(FPC)
6 樹脂フレームモールド
7 遮光テープ
8 上拡散シート
9,10 プリズムシート
11 下拡散シート
12 導光板
13 反射シート
15 光源(白色発光ダイオード)
16 光学シート群
20 穴部
21,25 突起部
51 インタフェース端子部
52 LED実装部
LCD 液晶表示パネル
BL バックライト
DRV 半導体チップ
2 第2基板(CF基板)
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11 下拡散シート
12 導光板
13 反射シート
15 光源(白色発光ダイオード)
16 光学シート群
20 穴部
21,25 突起部
51 インタフェース端子部
52 LED実装部
LCD 液晶表示パネル
BL バックライト
DRV 半導体チップ
Claims (7)
- 第1基板と、第2基板とを有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面側に配置されるバックライトとを備える液晶表示装置であって、
前記バックライトは、枠状のモールドと、
前記モールド内に配置される導光板と、
前記導光板上に配置される少なくとも1枚の光学シートとを有し、
前記少なくとも1枚の光学シートは、任意の一辺に少なくとも1個の突起部を有し、
前記モールドは、前記少なくとも1枚の光学シートを位置決めするための側壁を有し、
前記側壁は、前記少なくとも1枚の光学シートの前記突起部が挿入される穴部を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記少なくとも1枚の光学シートの前記少なくとも1個の突起部は、前記光学シートの相対向する2辺に線対称に複数対設けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記少なくとも1枚の光学シートの前記少なくとも1個の突起部は、前記光学シートの相対向する2辺に線対称に2対設けられることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記少なくとも1枚の光学シートは、複数枚の光学シートで構成され、
前記液晶表示パネル側の最上位側の光学シートは、両面テープで前記モールドに固定されていないことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 互いに隣接する前記2枚の光学シートにおいて、前記液晶表示パネル側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長と、前記導光板側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長とが異なっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶表示パネル側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長が、前記導光板側の光学シートの前記突起部の前記光学シートの一辺からの突出長よりも短いことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
- 前記モールドの前記穴部は、前記複数枚の光学シートの前記突起部の段差部に対向する面が斜めに形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009204986A JP2011053619A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009204986A JP2011053619A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011053619A true JP2011053619A (ja) | 2011-03-17 |
Family
ID=43942651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009204986A Pending JP2011053619A (ja) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011053619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013061897A1 (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-02 | シャープ株式会社 | バックライト装置、及び、それを備えた表示装置 |
KR20180013555A (ko) * | 2016-07-29 | 2018-02-07 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
KR20200007898A (ko) * | 2017-05-12 | 2020-01-22 | 우한 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 백라이트 모듈 및 디스플레이 장치 |
-
2009
- 2009-09-04 JP JP2009204986A patent/JP2011053619A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102607540B1 (ko) * | 2016-07-29 | 2023-11-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
KR20200007898A (ko) * | 2017-05-12 | 2020-01-22 | 우한 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 백라이트 모듈 및 디스플레이 장치 |
JP2020520071A (ja) * | 2017-05-12 | 2020-07-02 | 武漢華星光電技術有限公司Wuhan China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd | バックライトモジュール及び表示装置 |
KR102287555B1 (ko) | 2017-05-12 | 2021-08-09 | 우한 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 백라이트 모듈 및 디스플레이 장치 |
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