JP2011052887A - 給気グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面を汚さない気流案内部を設けた給気グリルにあって、高い断熱効果が得られる構成によって、結露を防止することを目的とする。
【解決手段】化粧パネル15に、その外周縁に沿う形状の吹出し開口18を所定の範囲に設けるとともに、吹出し開口18と外周縁との間に外方へ向かうにしたがってフレーム4から離れる方向の傾斜面19を形成し、化粧パネル15をフランジ部5に取り付けた状態で、傾斜面19とフランジ部5間に空気層21が形成される構成としたことにより、傾斜面19とフランジ部5との間に形成される空気層21の断熱効果によって、断熱材を貼付することが困難な傾斜面19における結露を防止できることとなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、室外空気を室内に供給するために天井板等に端末開口として設けられる給気グリルに関するものである。
従来、この種の吹出しグリルは、気流案内突部を設けて室内への吹出し角度を設定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の給気グリルは、室外空気を室内に給気する搬送空気をダクトを介して室内へ吹き出すように設けられる給気グリルであり、前記ダクトと連通する室外側開口と、前記室内と連通する室内側開口と、この室内側開口と前記室外側開口の間に前記搬送空気の通風路を形成するパネルベース部と、このパネルベース部に対向して形成されるパネル部と、前記通風路と連通し、前記パネル部と前記パネルベース部との間にボス部を介在させて形成される吹出し口とを備え、前記パネルベース部に前記パネル部側に向かうリブ状の第1の気流案内突部を形成するとともに、前記パネル部に前記パネルベース部側に向かうリブ状の第2の気流案内突部を形成している。
特開2005−265266号公報
このような従来の給気グリルでは、気流案内部を設けて搬送空気を設定した吹き出し角度で室内へ吹出すことができるが、室外からの搬送空気と室内の空気の温度差が大きい場合、搬送空気と室内空気の間に介在する給気グリルの部分に結露が生じることがあり、特に、パネル部に形成した第2の気流案内突部では、この部分を搬送空気と室内空気とが挟むような状態となるため、温度差が大きくなって結露が生じてしまうという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、室内への吹出し角度を設定した給気グリルにあって、室外からの搬送空気と室内の空気の温度差が大きい場合でも、効果的な断熱手段により結露を防止する給気グリルを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の給気グリルは、ダクトと連通する室外側開口および室内と連通する室内側開口とを有し、前記室外側開口と前記室内側開口の間に給気流の通風路を形成し、前記室内側開口の外方にフランジ部を設けたフレームと、平面形状が前記フランジ部と略同形状で前記フレームの室内側面を覆って前記フランジ部に着脱自在に取り付けられる化粧パネルとからなり、前記化粧パネルには、その外周縁に沿う形状の吹出し開口を所定の範囲に設けるとともに、前記吹出し開口と前記外周縁との間に外方へ向かうにしたがって前記フレームから離れる方向の傾斜面を形成し、前記化粧パネルを前記フランジ部に取り付けた状態で、前記傾斜面と前記フランジ部間に空気層が形成される構成としたものであり、これにより所期の目的を達成できる。
本発明によれば、化粧パネルの傾斜面とフレームのフランジ部との間に形成される空気層の断熱効果によって、断熱材を貼付することが困難な傾斜面における結露を防止できるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の給気グリルの化粧パネル取り外し時を示す斜視図 同給気グリルの下方からの斜視図 同給気グリルのシャッターを示す斜視図 同給気グリルの一方向からの側面断面図 同給気グリルの下面図 同給気グリルの他方向からの側面断面図 同給気グリルの断熱に係る要部を示す拡大側面断面図 同給気グリルの化粧パネルの断熱材貼付前を示す斜視図 同化粧パネルのボスを示す拡大斜視図 本発明の実施の形態2の給気グリルを示す側面断面図
本発明の請求項1記載の給気グリルは、壁面に取り付けられ、室外からの給気流をダクトを介して室内へ吹き出す給気グリルであって、前記ダクトと連通する室外側開口および前記室内と連通する室内側開口とを有し、前記室外側開口と前記室内側開口の間に前記給気流の通風路を形成し、前記室内側開口の外方にフランジ部を設けたフレームと、平面形状が前記フランジ部と略同形状で前記フレームの室内側面を覆って前記フランジ部に着脱自在に取り付けられる化粧パネルとからなり、前記化粧パネルには、その外周縁に沿う形状の吹出し開口を所定の範囲に設けるとともに、前記吹出し開口と前記外周縁との間に外方へ向かうにしたがって前記フレームから離れる方向の傾斜面を形成し、前記化粧パネルを前記フランジ部に取り付けた状態で、前記傾斜面と前記フランジ部間に空気層が形成される構成としたものであり、温度差のある給気流と室内空気とがその表裏面で触れる化粧パネルには結露が生じる恐れがあるが、結露防止のための断熱材を貼付することが困難な傾斜面と、フランジ部との間に空気層が形成されて断熱効果が得られ、傾斜面における結露を防止できるという効果を奏する。
また、請求項2記載の給気グリルは、請求項1記載の給気グリルにおいて、前記壁面への取付け時に、前記フランジ部の外周部と前記壁面との間に空気層が形成されるものであり、傾斜面とフランジ部、および、フランジ部と壁面との間にそれぞれ空気層が形成されて二重の空気層が形成されることとなり、給気流が沿いながら流れ風向をガイドする傾斜面において、結露の防止効果が高まる。
また、請求項3記載の給気グリルは、請求項2記載の給気グリルにおいて、前記化粧パネルが前記フレームに対して選択した取付け方向に変更可能であって、前記フランジ部の外周部全周にわたり、裏面側が凹形状で室内側が凸形状の隆起部を設け、凹形状部と前記壁面との間に空気層を形成するとともに、凸形状部と前記傾斜面との間に空気層を形成するものであり、化粧パネルの取付け方向を変更した場合でも、化粧パネルの傾斜面とフレームのフランジ部間、および、フランジ部と壁面間に二重の空気層を形成でき、どの取付け方向においても高い断熱効果を確保でき、高い結露防止効果を確保できる。
また、請求項4記載の給気グリルは、請求項1〜3のいずれかに記載の給気グリルにおいて、前記傾斜面を除いた前記化粧パネルの給気流が触れる面の内部に空気層を形成したものであり、給気流と室内空気がそれぞれ触れる面の間の断熱効果を得ることができ、断熱材を使うことなく断熱効果を得ることができ、材料費を削減することができる。
また、請求項5記載の給気グリルは、請求項1〜3のいずれかに記載の給気グリルにおいて、前記傾斜面を除いた前記化粧パネルの給気流が触れる面にリブを設け、前記リブを介して前記給気流が触れる面との間に空気層が形成されるように断熱材を貼付したものであり、断熱材とともに、化粧パネルと断熱材との間に形成される空気層により、化粧パネルの給気流が触れる面における断熱効果を得ることができ、断熱効果が高まるため、断熱材の厚さを薄くすることができる。
また、請求項6記載の給気グリルは、請求項1〜3のいずれかに記載の給気グリルにおいて、前記傾斜面を除いた前記化粧パネルの給気流が触れる面における前記吹出し開口との境界部をなす縁部に補強用リブを設けるとともに、前記給気流が触れる面に断熱材を貼付し、前記補強用リブの高さを前記断熱材の厚みより低くしたものであり、リブに給気流が直接当たることがないため、室内側に臨む面を有するリブが給気流により冷やされることによる結露を防ぐことができる。
また、請求項7記載の給気グリルは、請求項1〜6のいずれかに記載の給気グリルにおいて、前記化粧パネルを前記フランジ部に着脱自在に取り付けるための複数のボスを前記化粧パネルの給気流が触れる面に設け、前記ボスは、前記化粧パネルに形成した一対の脚部を有する台座に立設されたものであり、ボスと化粧パネルとは台座の脚部によって連結されるので、その連結部の面積を小さくでき、ボスから化粧パネルへの熱伝導が小さくなって化粧パネルの室内側面の温度低下を抑えることができ、化粧パネルの室内側面における結露の発生を低減することができ、併せて、化粧パネルのボスとの連結部における室内側面におけるひけを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明は、天井面、室内壁面等の壁面に取り付けられ、室外からの給気流をダクトを介して室内へ吹き出す給気グリルに関するものであり、本実施の形態1では、天井面(図示せず)取り付けにおいて説明する。
図1に示すように、給気グリルは、ダクト(図示せず)と連通する室外側開口1および室内と連通する室内側開口2を有し、室外側開口1と室内側開口2の間に給気流の通風路3を形成し、天井面に固定されるフレーム4を備え、フレーム4には、室内側開口2の外方にフランジ部5が設けられており、また、室外側開口1に、ダクトと室外側開口1を連通接続するために、ダクト内側へ挿入されて、ダクトとスムーズに接続できるように円筒状で、ダクトの挿入時の位置決めとなるリング状のダクト止め部6を形成したアダプター7を有している。アダプター7は、給気グリルの天井面への固定において、ダクトとの接続方向が固定されていてダクトの配管方向によっては接続が困難となることを防ぐため、フレーム4の室内側開口2の中心軸を基準に、アダプター7を含むフレーム上部4aが360度の範囲で回動可能な構成となっている。
また、図2に示すように、フレーム4内部にはシャッター8が内蔵されており、シャッター8の開度を調節することにより、給気風量を調節することができる。具体的には、フレーム4の室内側開口2の中心軸を基準としてシャッター8が回動することによって、アダプター7からフレーム4内の通風路3へ臨む開口部9の開口面積を増減でき、給気風量の調節を行うことができる。
シャッター8の位置調節をする際の固定方法としては、シャッター8とフレーム4が、ともに樹脂で形成された図3に示すシャッター8の突起部10とフレーム4の係合部11(図2に示す)との係合により固定されている。詳述すると、フレーム4内部の天面12に複数の係合部11を設け、シャッター8の上面13がフレーム4内部の天面12と接する面に突起部10を設け、シャッター8を回動させた際に、突起部10を複数の係合部11のうち所定の給気風量が得られる位置の係合部11と係合させることによって、シャッター8を所定の位置に固定できる。
上記構成によって、アダプター7を含むフレーム上部4aを回動させた際も、シャッター8はそれに連動して動き、アダプター7からフレーム4内の通風路3へ臨む開口部9とシャッター8との位置関係は変わらないため、常に所定の給気風量を得るシャッター8の風量調節が可能となる。
フレーム4と天井面との固定方法としては、図4に示すように、固定金具14を用いる。固定金具14はフレーム側部4bに2箇所設けられ、後述の化粧パネル15を外した状態で室内側から室内側開口2の近傍にあるねじ16を締め付けることにより、固定金具14が固定金具ガイド17に沿ってスライドして、天井面と接するフレーム4のフランジ部5との距離が縮まっていき、天井面を固定金具14とフランジ部5とで挟んで締め付けることによって、フレーム4を天井面に固定することができる。
そして、図1および図4に示すように、給気グリルはフレーム4の室内側面を着脱自在に覆うように化粧パネル15を備えている。フレーム4のフランジ部5は四角形状をしており、フランジ部5に対向する化粧パネル15も外形が四角形状に形成されている。化粧パネル15には、その外周縁に沿う形状の吹出し開口18が形成されており、フレーム4の室外側開口1から流入してきた給気流は吹出し開口18を通して室内へ給気される。
図5に示すように、吹出し開口18は四角形状に形成された化粧パネル15の外周2辺の方向へ吹き出すように、1つの開口が化粧パネル15の外周縁に沿い化粧パネル15の1つの角部を含むくの字形状に設けられており、吹出し開口18と外周縁との間に外方へ向かうにしたがってフレーム4から離れる方向、すなわち下方へ向く傾斜面19(図4も参照)を形成している。
この構成により、吹出し開口18が化粧パネル15自体に設けられ、その外方の化粧パネル15外周部に傾斜面19が形成されるため、傾斜面19が1つの連続した形状となり、化粧パネル15をフレーム4に着脱自在に保持する後述のボス35が化粧パネル裏面20の吹出し開口18近傍に設けられても、そのボス35による給気流の乱れが傾斜面19にて給気流を所定の方向へ案内する際に整流され、給気流はスムーズな流れになって室内へ吹き出されることとなる。
そして、図6に示すように、化粧パネル15をフレーム4に取り付けた状態において、傾斜面19とフランジ部5との間に空気層21が形成される構成となっている。つまり、傾斜面19とフランジ部5との間を独立した密閉空間とすることにより、給気流が空気層21の内部へ入り込むことがなく、すべて吹出し開口18から室内へ給気されることとなる。これにより、例えば、冬季において給気流が冷たく、室内空気が暖房等により暖かい場合、化粧パネル15が給気流で冷たく冷やされることにより、化粧パネル表面22で室内空気が露点温度に達して結露が発生するというように、温度差のある給気流と室内空気とがその表裏面で触れる化粧パネル15には結露が生じる恐れがあるが、結露防止のための断熱材を貼付することが困難な傾斜面19と、フランジ部5との間に空気層21を形成することにより、高い断熱効果が得られることとなるため、結露の発生を防ぐことができる。また、構造的な配慮により断熱効果を得ているため、断熱材を貼付する必要がなく、コスト上の効果もある。
また、フレーム4を天井面に固定した際、フレーム裏面23の外周部と天井面との間に空気層が形成されるように、フレーム4の外周部に天井面に向くリブ25を立設して、前記空気層となる凹部24を形成している。これにより、フレーム裏面23の外周部と天井面との間に独立した空気層が形成され、傾斜面19とフランジ部5との間の空気層21と併せて二重の空気層が形成され、断熱効果が高まる。
さらに、図7に示すように、フランジ部5の外周部全周にわたり、天井面側となる裏面側が凹形状部26で室内側が凸形状部27の隆起部28を設け、凹形状部26と天井面との間に凹部24に連なる空気層が形成されるとともに、凸形状部27と傾斜面19との間にも化粧パネル15を取り付けた際に空気層21が形成されるように構成している。これにより、化粧パネル15の取付け方向を変更した場合でも、化粧パネル15の傾斜面19とフレーム4のフランジ部5との間、および、フランジ部5と天井面との間に二重の空気層を形成できるため、傾斜面19に係る箇所の断熱効果を得ることができ、どの取付け方向においても高い断熱効果を確保することができるため、結露の防止効果が高まることとなる。
そして、図7および図8に示すように、傾斜面19に係る箇所以外の断熱手段として、傾斜面19を除いた化粧パネル15の給気流が触れる面29に格子状リブ30を設け、この格子状リブ30に対して断熱材31を貼り付け、格子状リブ30の高さ分の空気層32を給気流が触れる面29と断熱材31との間に形成している。この断熱手段は、断熱材31とともに、化粧パネル15と断熱材31との間に形成される空気層32により、化粧パネル15の給気流が触れる面29における高い断熱効果を得ることができる。そのため、空気層32によって断熱効果が高まった分、断熱材31の厚さを薄くすることができる。
また、化粧パネル15の給気流が触れる面29における吹出し開口18との境界部をなす縁部に補強用リブ33が設けられているが、補強用リブ33は給気流が触れる面29に貼り付けられた断熱材31に対し高さを低くしており、このため、給気流が断熱材31にぶつかり、傾斜面19に導かれて室内へ吹出される過程において、補強用リブ33に給気流が直接当たることを防ぐことができ、補強用リブ33は冷たい給気流に冷やされることがなくなる。一方、補強用リブ33は吹出し開口18に面しているので、吹出し開口18部分で発生する乱流の渦により暖かい室内空気が誘引されて補強用リブ33に触れる場合があるが、この場合も、補強用リブ33は冷やされていないので、室内空気との温度差による結露を防ぐことができる。
また、フレーム4に化粧パネル15を着脱自在に取り付ける手段として、図7〜図9に示すように、化粧パネル15の給気流が触れる面29に、係合爪34を有した複数のボス35を設け、フレーム4のボス35に対応した位置に、係合爪34に係脱自在に係合する係合部36設けている。さらに詳述すると、化粧パネル15とフレーム4はともに樹脂製で、化粧パネル15のボス35は、その係合爪34がフレーム4の係合部36と係脱を繰り返すため十分な強度が必要とされ、十分な強度を持たせた上で連続的に化粧パネル15に配設すると、ボス35の根元部分が太くなって、その部分の化粧パネル15表面におけるひけや伝熱面積が大きくなるという問題がある。そこで、ボス35は、化粧パネル15に形成した一対の脚部37を有する台座38に立設している。この構成により、化粧パネル15と台座38の連結面はを小さく、ボス35から化粧パネル15への熱伝導が小さくなり、化粧パネル15の室内側面の温度低下を抑えることができるため、化粧パネル15の室内側面における結露の発生を低減することができ、併せて、化粧パネル15のボス35との連結部の室内側面におけるひけを防止することができる。さらに、ボス35と化粧パネル15とは台座38を介した連結となるため、ボス35の形状は自由度が高く、強度を重点においてボス35を形成することが可能となる。
なお、本実施の形態1では、給気グリルを天井面に取り付ける場合について説明したが、その取り付け箇所は天井面に限定されるものではなく、室内側壁面等、室内に面する壁面であれば、給気グリルの作用効果に何ら差異はない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の給気グリルは、上記実施の形態1の給気グリルに対し、図10 に示すように、傾斜面19を除いた化粧パネル15の給気流が触れる面29の内部に空気層39を形成している点が相違する。
給気流が触れる面29の内部に空気層39を設けることにより、給気流と室内空気がそれぞれ触れる面の間の断熱効果を得ることができるため、断熱材を使うことなく断熱効果を得ることができ、材料費を削減することができる。
本発明に係る給気グリルは、取り付けられる壁面を汚さないように搬送空気を壁面から離れる方向へ案内する気流案内部における高い断熱効果を有しているので、室内空気と温度差の大きい搬送空気を室内へ吹き出す給気グリルにおいて広く有用である。
1 室外側開口
2 室内側開口
3 通風路
4 フレーム
5 フランジ部
15 化粧パネル
18 吹出し開口
19 傾斜面
21 空気層
24 凹部
26 凹形状部
27 凸形状部
28 隆起部
29 給気流が触れる面
30 格子状リブ
31 断熱材
32 空気層
33 補強用リブ
35 ボス
37 脚部
38 台座
39 空気層

Claims (7)

  1. 壁面に取り付けられ、室外からの給気流をダクトを介して室内へ吹き出す給気グリルであって、前記ダクトと連通する室外側開口および前記室内と連通する室内側開口とを有し、前記室外側開口と前記室内側開口の間に前記給気流の通風路を形成し、前記室内側開口の外方にフランジ部を設けたフレームと、平面形状が前記フランジ部と略同形状で前記フレームの室内側面を覆って前記フランジ部に着脱自在に取り付けられる化粧パネルとからなり、前記化粧パネルには、その外周縁に沿う形状の吹出し開口を所定の範囲に設けるとともに、前記吹出し開口と前記外周縁との間に外方へ向かうにしたがって前記フレームから離れる方向の傾斜面を形成し、前記化粧パネルを前記フランジ部に取り付けた状態で、前記傾斜面と前記フランジ部間に空気層が形成される構成としたことを特徴とする給気グリル。
  2. 前記壁面への取付け時に、前記フランジ部の外周部と前記壁面との間に空気層が形成されることを特徴とする請求項1記載の給気グリル。
  3. 前記化粧パネルが前記フレームに対して選択した取付け方向に変更可能であって、前記フランジ部の外周部全周にわたり、裏面側が凹形状で室内側が凸形状の隆起部を設け、凹形状部と前記壁面との間に空気層を形成するとともに、凸形状部と前記傾斜面との間に空気層を形成することを特徴とする請求項2記載の給気グリル。
  4. 前記傾斜面を除いた前記化粧パネルの給気流が触れる面の内部に空気層を形成したことを特徴とした請求項1〜3のいずれかに記載の給気グリル。
  5. 前記傾斜面を除いた前記化粧パネルの給気流が触れる面にリブを設け、前記リブを介して前記給気流が触れる面との間に空気層が形成されるように断熱材を貼付したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給気グリル。
  6. 前記傾斜面を除いた前記化粧パネルの給気流が触れる面における前記吹出し開口との境界部をなす縁部に補強用リブを設けるとともに、前記給気流が触れる面に断熱材を貼付し、前記補強用リブの高さを前記断熱材の厚みより低くしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給気グリル。
  7. 前記化粧パネルを前記フランジ部に着脱自在に取り付けるための複数のボスを前記化粧パネルの給気流が触れる面に設け、前記ボスは、前記化粧パネルに形成した一対の脚部を有する台座に立設されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の給気グリル。
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