JP2011052711A - 摩擦ローラ式変速機用中間ローラユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エッジロードの影響が抑制され、長期に渡り安定した性能を発揮する摩擦ローラ式変速機を提供する。
【解決手段】軸部材である支持軸と、軸部材の円周方向外側に転がり軸受を介して回転自在に支持される中空のローラ部材からなる中間ローラユニットもしくはウエッジローラユニットであって、前記ころがり軸受が玉軸受であり、前記ローラ部材の軸方向の両端部近傍に配置されていることを特徴とする摩擦ローラ式変速機用の中間ローラユニットもしくはウエッジローラユニット。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車産業(スタータ減速機、スーパーチャージャー用増速機、コンプレッサ用増速機、各種補機用減速機など)、工作機械、半導体製造装置、水車、風車、ロボット、各種産業機械に使用できる摩擦ローラ式変速機に関するものである。
従来よりこの分野では、遊星歯車機構を利用した変速機が提案されている。しかし、回転時に中間ローラ外周の歯車と入力軸外周の歯車、外輪ドラム内周の歯車が摺動接触する他、バックラッシュの存在に基づく衝突音を発生させるので、運転時に発生する騒音が大きいという課題があった。
この部分の改善の先行技術としては、変速機である減速機において歯車機構を使用せず、摩擦力を利用した遊星機構が知られている(特許文献1:特開平11−37240号公報)。
特許文献1に開示された摩擦ローラ式減速機31は、図7,8に記載された通り、入力軸26と、入力軸26の周囲に、入力軸26と平行に配置された3本の支持軸27と、支持軸27の外周に、ニードル軸受28により回転自在に支持された1個の中間ローラ25及び2個ウエッジローラ24,24とを備える。中間ローラ25及びウエッジローラ24,24は、円筒形内周面を有し出力軸30と一体に形成された外側ドラム29の内周面に沿って配置されている。また入力軸26と同心若しくは平行で、支持軸27を保持するする結合環32と、結合環32に取り付けられ、減速機31の本体部分を形成する結合円筒33(図8においては省略している)を備える。
外側ドラム29には合計3個の動力伝達部材である中間ローラ25、及びウエッジローラ24,24が収容されている。これら動力伝達部材である中間ローラ25、ウエッジローラ24、24は円筒形である。支持軸27も円柱形状に形成されている。外側ドラム29は円筒状である。そのため、入力軸26と中間ローラ25、及びウエッジローラ24,24の押し付け力のアンバランスや、公転による遠心力等により、軸径が比較的細く比較的剛性の低い支持軸27が撓む等の影響を受け、支持軸27と中間ローラ25、及びウエッジローラ24,24との回転中心軸がずれる可能性がある。回転の中心軸がずれると、支持軸27と中間ローラ25及びウエッジローラ24,24を回転自在に支持しているニードル軸受28のころ端部にエッジロードが発生するおそれがある。エッジロードが発生すると、ニードル軸受の回転が阻害され、安定した動力伝達ができなくなる恐れがある。
特開平11−37240号公報
本発明の課題は、エッジロードの発生が抑制され、長期に渡り安定して機能する摩擦ローラ式変速機を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、軸部材である支持軸と、軸部材の円周方向外側に転がり軸受を介して回転自在に支持される中空のローラ部材からなる中間ローラユニットもしくはウエッジローラユニットであって、前記ころがり軸受が玉軸受であり、前記ローラ部材の軸方向の両端部近傍に配置されていることを特徴とする中間ローラユニットもしくはウエッジローラユニットとした。
本発明によれば、玉軸受支持のため軸受にエッジロードが生じることなく、これを適用した摩擦ローラ式変速機は長期に渡り安定した性能を発揮することができる。
本発明に係る軸受ユニットの第一実施形態を装着した摩擦ローラ式変速機の断面図を示す。 本発明に係る軸受ユニットの第一実施形態を装着した摩擦ローラ式変速機の側面図を示す。 本発明に係る軸受ユニットの第一実施形態の断面図を示す。 本発明に係る軸受ユニットの第二実施形態を装着した摩擦ローラ式変速機の断面図を示す。 本発明に係る軸受ユニットの第二実施形態を装着した摩擦ローラ式変速機のA-A断面図を示す。 本発明に係る軸受ユニットの第一実施形態の断面図を示す。 従来の摩擦ローラ式減速機の断面図を示す。 図7におけるA−A断面を示す。
(第一実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の円筒型中間ローラユニット4を装着した変速機である摩擦ローラ式減速機10を示す。摩擦ローラ式減速機10は、いわゆるウエッジローラを使用しない形式のものである。図2は摩擦ローラ式減速機10の側面図であり、図3は本発明に係わる円筒型中間ローラユニット4の実施形態1の断面図である。
本実施例で例示する摩擦ローラ式減速機10により入力速度を減速する場合には、入力軸5から入力された回転力は、中間ローラ部材4を介して出力軸9に、減速されて伝達される。
摩擦ローラ式減速機10においては、円筒型中間ローラユニット4が入力軸5と外側ドラム7の間に配設されている。中間ローラユニット4は、入力側ユニットガイド8と出力側ユニットガイド9により軸3の端部が支持されている。中間ローラユニット4は、玉軸受1により支持されており、軸3とローラ部材2は回転自在である。
本実施例で例示する摩擦ローラ式減速機10は、ウエッジローラを使用しない形状のため、組立の際には、外側ドラム7を温め膨張させた状態で中間ローラ4を組み込む。その後、入力側ユニットガイド8と、出力軸6と一体の出力側ユニットガイド9を取付ける。摩擦ローラ式減速機10の外側ドラム7が定常の温度に戻ると、収縮して、中間ローラユニット4のローラ部材2と入力軸5と外側ドラム7との間に押圧力が発生する。すなわち、定常温度の状態では、常時、中間ローラユニット4のローラ部材2と入力軸5と外側ドラム7との間に押圧力が発生している。
上記の方法により組み立てた摩擦ローラ式減速機10は、ローラ部材2と入力軸5と外側ドラム7が弾性的に互いに押圧されている。そのため、遠心力や伝達負荷のアンバランスがあった場合に、剛性の比較的低い軸3が比較的大きく撓むこととなる。この場合、軸3とローラ部材2との回転支持に玉軸受1を使用し、玉軸受1はローラ部材2の端部に配置されているため、軸3が撓むと軸受1取付け部の軸3の傾きが発生することになる。しかし、撓みの影響、すなわち軸3の傾きの影響を受けにくい軸受として玉軸受1使用しているため、これらにより軸受の損傷が発生する可能性は低いものとなる。したがって、摩擦ローラ式減速機10は、長期に渡り安定した運転が可能である。
(第二実施形態)
中間ローラユニット14は、中間ローラユニット4において外周面が円筒状のローラ部材2の代わりに外周面を円すい状のローラ部材12にしたものである。
摩擦ローラ式減速機20は、前記中間ローラユニット14を使用している。中間ローラユニット14のローラ部材12の形状に合わせて、外側ドラム17に円すい状のサポートリング23を配設している。外側ドラム17とサポートリング23は一体型であってもよい。
入力側ユニットガイド18と出力側ユニットガイド19で支持された複数の中間ローラユニット12の外接形状は円すい形状である。そのため、摩擦ローラ式減速機20を組み立てる際に、外側ドラム17やサポートリング23を加熱することなく組み立てが可能である。
また、摩擦ローラ式減速機20を駆動するためには、軸15を介して出力軸16側へ軸方向押し圧力が必要であるが、押圧力を負荷しなければ、あるいは、入力軸15を軸方向反対側へずらせば、減速された回転力の伝達のオンーオフが可能であり、いわゆるクラッチ機能を持たせることも可能である。軸方向押圧等の機構は、公知のものが適用可能である。
本発明は、変速機として、特に好適には摩擦ローラ式減速機として各種の機械装置において利用することができる。
1 玉軸受
2 円筒型ハウジング
3 支持軸
4 中間ローラユニット
5 入力軸
6 出力軸
7 外側ドラム
8 入力側ユニットガイド
9 出力側ユニットガイド
10 摩擦ローラ式減速機
11 玉軸受
12 円すい型ハウジング
13 支持軸
14 円すい型中間ローラ
15 入力軸
16 出力軸
17 外側ドラム
18 入力側ユニットガイド
19 出力側ユニットガイド
20 摩擦ローラ式減速機
21 入力側サポート軸受
22 出力側サポート軸受
23 サポートリング
24 ウエッジローラ
25 中間ローラ
26 入力軸
27 支持軸
28 ニードル軸受
29 外側ドラム
30 出力軸
31 摩擦ローラ式減速機
32 結合環
33 結合円筒

Claims (1)

  1. 軸部材である支持軸と、軸部材の円周方向外側に転がり軸受を介して回転自在に支持される中空のローラ部材からなる中間ローラユニットもしくはウエッジローラユニットであって、前記ころがり軸受が玉軸受であり、前記ローラ部材の軸方向の両端部近傍に配置されていることを特徴とする摩擦ローラ式変速機用の中間ローラユニットもしくはウエッジローラユニット。
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