JP2016200275A - 減速機 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】減速機1は、第1の伝達軸10と、偏心輪11と、第1のローラ組立体12と、回転ホイール13と、第2のローラ組立体14と、第2の伝達軸15とを備える。回転ホイールは、本体130および車軸穴133を有する。本体は、凸部131および凹部132を有する。凸部は、本体の外周から突出し、外歯を有する。外歯は、対応する複数の第1のローラ121と接する。凹部は、本体の表面内に凹状に形成され、内歯を有する。内歯は、第2のローラ組立体の複数の第2のローラ141と接する。【効果】4つの動作状況を有するように設計されているため、様々な減速比とすることができる【選択図】図1

Description

本発明は減速機に関し、特に、RV減速機およびハーモニックドライブ減速機の利点を兼ね備える減速機に関する。
一般的に、モーターは高速および小さいねじり力で動作する。言い換えれば、大きな負荷を駆動させることは難しい。従って、モーターに重量物を駆動させるために、減速機はモーターの回転速度を減速させ、前記ねじり力を増大させるために用いられる。
従来、減速機はロータリーベクトル(RV)減速機およびハーモニックドライブ減速機を含むいくつかのタイプに分類される。一例として、RV-Eシリーズの減速機はNabtesco製の二段減速機が挙げられる。RV-Eシリーズの減速機による減速は、平歯車による第1の減速ステージと、遊星歯車による第2の減速ステージとを含む。第1の減速ステージおよび第2の減速ステージの歯車は、金属製の部品である。RV-Eシリーズの減速機は、減速比を増大させると同時に振動や慣性を低減するために2段階の減速設計となっている。RV-Eシリーズの減速機は、高剛性と高減速比の構成によるハイエンド性能を提供し、RV-Eシリーズの減速機の回転接触子は、高効率且つ長寿命である。しかしながら、RV-Eシリーズの減速機は体積および重量が比較的大きく、部品数が大きいため、RV-Eシリーズの減速機はコストが高い。
ハーモニックドライブ減速機は、ウェーブジェネレータと、弾性体(例えば、フレックススプライン)と、剛性ギアとを備える。弾性体の弾性変形は、押付け動作によって機械式変速機の動きおよび動力を伝えるように制御される。ハーモニックドライブ減速機は、RV減速機と比べて小さく、軽く、精度が高い。しかしながら、ハーモニックドライブ減速機の弾性体の剛性は金属製の部品に比べ低いため、ハーモニックドライブ減速機は強い衝撃に耐えることができず、また歯数差による摩擦を生じさせるという問題がある。言い換えれば、ハーモニックドライブ減速機の使用寿命はより短い。また、ハーモニックドライブ減速機の入力速度は速くないため、ハーモニックドライブ減速機の減速比はより低い。
したがって、上記の欠点を克服するためのRV減速機およびハーモニックドライブ減速機の利点を兼ね備えた減速機を提供することが求められている。
本発明は、減速機を提供することを目的とする。前記減速機は、回転ホイールと、第1のローラ組立体と、第2のローラ組立体とを備える。前記回転ホイールは、凸部と、凹部とを備える。前記凸部は前記第1のローラ組立体の複数の第1のローラと接する。前記凹部は前記第2のローラ組立体の複数の第2のローラと接する。前記回転ホイールおよび関連する部品の組み合わせにより目的とする減速効果が得られる。本発明の前記減速機によって、従来のRV減速機に関する上述の問題(例えば、体積、重量が大きく、コストが高いこと)および従来のハーモニックドライブ減速機に関する上述の問題(例えば、フレックススプラインの変形と歯数差による摩擦)が解消される。
本発明の一態様によれば、減速機が提供される。前記減速機は、第1の伝達軸と、偏心輪と、第1のローラ組立体と、回転ホイールと、第2のローラ組立体と、第2の伝達軸とを備える。前記第1の伝達軸は、第1の端部および第2の端部を有する。前記偏心輪は、前記第1の伝達軸の前記第2の端部上に偏心して固定されている。前記第1のローラ組立体は、第1のホイールディスクおよび複数の第1のローラを含む。前記第1のホイールディスクは、前記第1のローラ組立体の前記第1の端部および前記第2の端部の間に配置されている。前記複数の第1のローラは、前記第1のホイールディスク上に配置されている。前記複数の第1のローラは、選択的に自転する。前記回転ホイールは、本体および車軸穴を有する。前記偏心輪は、回転可能に前記車軸穴内に配置されている。前記本体は、凸部および凹部を有する。前記凸部は、前記本体の外周から突出し、一つまたは複数の外歯を有する。前記本体の外周は対応する前記第1のローラと接している。前記凹部は、凹状に前記本体の表面内に形成されており、一つまたは複数の内歯を有する。前記第2のローラ組立体は、第2のホイールディスクおよび複数の第2のローラを含む。前記複数の第2のローラは前記第2のホイールディスク上に配置されている。前記複数の第2のローラは選択的に自転する。前記第2のローラは、対応する前記内歯と接している。前記第2の伝達軸は第3の端部および第4の端部を有する。前記第2のホイールディスクは前記第2の伝達軸の前記第3の端部上に固定されている。前記外歯の数と前記内歯の数とは異なる。前記第1のローラの数は、前記外歯の数より少なくとも1大きい。前記第2のローラの数は、前記内歯の数より少なくとも1大きい。
上述した本発明の内容は、以下に示す詳細な説明及び添付の図面を参照すると、当業者にとってより明確となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る減速機を示す概略分解図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る減速機を示す概略分解図である。
図3は、第1の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示す。
図4は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が2、3、または4の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図5は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が5、6、または7の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図6は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が8、9、または10の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図7は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が20または30の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示す。
図8は、第2の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示す。
図9は、第3の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示す。
図10は、第3の動作状況における、凸部の外歯の数が2、3、または4の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図11は、第3の動作状況における、凸部の外歯の数が5、6、または8の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図12は、第4の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示す。
図13は、第1の動作状況における、N=8 (K=1、2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示す。
図14は、第1の動作状況における、N=8 (K=3、4、5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図15は、第3の動作状況における、N=8 (K= -1、-2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示す。
図16は、第3の動作状況における、N=8 (K= -3、-4、-5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図17は、第2の動作状況における、N=8 (K= 1、2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示す。
図18は、第2の動作状況における、N=8 (K= 3、4、5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
図19は、第4の動作状況における、N=8 (K= -1、-2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示す。
図20は、第4の動作状況における、N=8 (K= -3、-4、-5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示す。
本発明は、以下に示す実施形態によって、より詳細に説明される。以下に示す本発明の好ましい実施形態の説明は、本発明を説明する目的のみのために示されることを注意されたい。つまり、下記に示す実施形態は、網羅的であることを意図するものではなく、また、開示された詳細な形態に限定することを意図するものでもない。
図1は、本発明の一実施形態に係る減速機を示す概略分解図である。前記減速機1は、減速機能を付与する目的で、モーター、工作機械、ロボットアーム、自動車、オートバイ、または他の動力機等に適用できる。図1に示すように、前記減速機1は、第1の伝達軸10と、偏心輪11と、第1のローラ組立体12と、回転ホイール13と、第2のローラ組立体14と、第2の伝達軸15と、軸受16とを備える。
好ましくは、前記第1の伝達軸10は金属材料または合金製のシャフトレバーであるが、これに限定されない。前記第1の伝達軸10は、第1の端部100および第2の端部101を有する。前記第1の端部100は、モーター(図示せず)から電力入力を受信するための電源入力端である。前記偏心輪11は、金属材料または合金製の円形のディスク構造である。また、前記偏心輪11は、偏心穴110を有する。前記偏心穴110の幾何学中心は、前記偏心輪11の前記幾何学中心からずれている。前記第1の伝達軸10の前記第2の端部101は、前記偏心穴110を貫通している。従って、前記偏心輪11は、前記第1の伝達軸10の前記第2の端部101上に偏心して固定されている。前記第1の伝達軸10の前記第1の端部100によって受け取られた前記入力電力が前記第1の伝達軸10の回転に変換される場合、前記偏心輪11は前記第1の伝達軸10の前記第2の端部101によって駆動される。従って、前記偏心輪11は前記第1の伝達軸10の車軸中心に対して偏心相対回転する。
前記第1のローラ組立体12は、第1のホイールディスク120と、複数の第1のローラ121とを備える。前記第1のホイールディスク120は、金属材料または合金製の円形のディスク構造または中空円筒構造である。また、軸受(図示せず)は、前記第1のホイールディスク120の中心穴 (図示せず)内に配置されている。前記中心穴は、前記第1のホイールディスク120の前記幾何学中心に位置している。前記軸受の例には、ボール軸受、ニードル軸受、または含油軸受が含まれるが、これらに限定されない。前記第1の伝達軸10の前記第1の端部100は、第1のホイールディスク120の前記中心穴内に配置されている前記軸受を貫通している。従って、前記第1の端部100および前記第1の伝達軸10の前記第2の端部101はそれぞれ、前記第1のホイールディスク120の異なる側に位置している。好ましくは、前記複数の第1のローラ121は、金属材料または合金製の円形ポストであるが、これに限定されない。また、前記複数の第1のローラ121は、前記第1のホイールディスク120の取り付け面122上に一定の間隔で、円周方向に離散的に配置されている。すなわち、前記複数の第1のローラ121および前記第1の伝達軸10の前記第2の端部101は、前記第1のホイールディスク120の同じ側に位置している。必要に応じて、前記複数の第1のローラ121は、自軸を中心に回転(すなわち、自転)する。すなわち、前記複数の第1のローラ121は、前記取り付け面122の固定位置を中心に選択的に回転することができる。
前記回転ホイール13は、金属材料または合金製である。本実施形態では、前記回転ホイール13は、本体130と、車軸穴133とを備える。前記車軸穴133は、前記本体130の前記幾何学中心に位置する。前記軸受16は、前記車軸穴133内に配置されている。前記軸受16を通り、前記偏心輪11は回転可能に前記車軸穴内133に配置されている。従って、前記偏心輪11が回転する場合、前記回転ホイール13は前記偏心輪11と同期して回転する。前記本体130は、第1の面1300と、第2の面1301とを備え、前記第1の面1300および前記第2の面1301は互いに対向している。また、前記本体130は、凸部131および凹部132を有する。前記本体130の前記第1の面1300は、前記複数の第1のローラ121の間に配置され、前記第1のホイールディスク120の前記取り付け面122の横に位置している。前記凸部131は、前記本体130の外周から突出している。また、前記凸部131は、少なくとも1つの外側歯を有する。本実施形態では、図1に示すように、前記凸部131は複数の外歯を有する。前記複数の外歯により、前記凸部131は鈍い歯の輪郭、つまり波状の輪郭や花びら形状の輪郭を有する。また、前記外歯の前記外周は、対応する複数の第1のローラ121と接触可能である。前記凹部132は、前記本体130の前記第2の面1301の中間領域に凹状に形成されている。また、前記凹部132は、少なくとも一つの内歯を有している。本実施形態では、図1に示すように、前記凹部132は複数の内歯を有する。前記複数の内歯により、前記凹部132は波状の輪郭または花びら形状の輪郭を有する。前記軸受16の例には、ボール軸受、ニードル軸受、または含油軸受が含まれるが、これらに限定されない。また、前記凹部132および前記凸部131の間の領域は壁領域として定義される。
前記第2のローラ組立体14は、第2のホイールディスク140と、複数の第2のローラ141とを備える。前記第2のホイールディスク140は、金属材料または合金製の円形のディスク構造である。前記第2のホイールディスク140は、第3の面1400および第4の面1401を有し、前記第3の面1400および前記第4の面1401は互いに対向している。前記第3の面1400は、前記回転ホイール13の前記第2の面1301の横に位置している。また、固定穴(図示せず)は前記第2のホイールディスク140の幾何学中心に位置している。好ましくは、前記複数の第2のローラ141は、金属材料または合金製の円形ポストであるが、これに限定されない。前記複数の第2のローラ141は、前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400上に一定の間隔で円周方向に離散的に配置されている。また、前記複数の第2のローラ141は、部分的に前記凹部132内に収容されており、前記回転ホイール13の前記凹部132の対応する前記内歯と接する。従って、前記回転ホイール13が前記偏心輪11と同期して回転している場合、前記複数の第2のローラ141は前記凹部132の対応する前記内歯によって押され、回転する。必要に応じて、前記複数の第2のローラ141は自軸を中心に回転する。すなわち、前記複数の第2のローラ141は、前記第3の面1400の固定位置を中心に選択的に回転することができる。
好ましくは、前記第2の伝達軸15は、金属材料または合金製のシャフトレバーであるが、これに限定されない。前記第2の伝達軸15は、第3の端部150および第4の端部151を有する。前記第2の伝達軸15の前記第3の端部150は、前記第2のローラ組立体14の前記第2のホイールディスク140の前記固定穴の中に固定される。従って、前記第2のローラ組立体14の前記第2のホイールディスク140が回転する場合、前記第2の伝達軸15は前記第2のホイールディスク140と同期して回転する。また、前記第2の伝達軸15の前記第4の端部151は、電源出力端である。
本実施形態では、前記複数の第1のローラ121の数は、前記回転ホイール13の前記凸部131の前記外歯の数より少なくとも1大きく、前記複数の第2のローラ141の数は、前記回転ホイール13の前記凹部132の前記内歯の数より大きい。前記複数の第1のローラ121が前記前記取り付け面122の固定位置を中心に回転する場合、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転しない。一方,前記複数の第2のローラ141が前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心に回転する場合、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心に回転しない。また、前記凸部131の前記外歯の数および前記凹部132の前記内歯の数は異なる。図1の実施形態では、前記凸部131の前記外歯の数は前記凹部132の前記内歯の数より少なくとも1大きい。あるいは、、他の実施形態では、前記凹部132の前記内歯の数は前記凸部131の前記外歯の数より少なくとも1大きい。例えば、図2に示すように、前記凸部131の前記外歯の数は4であり、前記凹部132の前記内歯の数は5である。
前記減速機1の減速比は前記外歯の数と前記内歯の数との間の違いによって決まり、前記複数の第1のローラ121または前記複数の第2のローラ141は自転する。上記の設計概念によれば、前記減速機1は4つの動作状況を有するように設計され得る。本発明を理解するために、以下の(a)〜(c)の前提の下で説明を行う。
(a) 前記凸部131の前記外歯の数および前記凹部132の前記内歯の数の差は1である。
(b) 前記複数の第1のローラ121の数は、前記回転ホイール13の前記凸部131の前記外歯の数より少なくとも1大きい。
(c) 前記複数の第2のローラ141の数は、前記回転ホイール13の前記凹部132の前記内歯の数より少なくとも1大きい。
以下の図面において、点線の円は前記複数の第1のローラ121または前記複数の第2のローラ141が自転しないことを示し、実線の円は前記複数の第1のローラ121または前記複数の第2のローラ141が自転することを示している。
前記減速機1の前記第1の動作状況において、前記凸部131の前記外歯の数は前記凹部132の前記内歯の数より少なくとも1大きく、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転せず、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転する。例えば、前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、前記凹部132の前記内歯の数は(N-1)と等しく、前記第1のローラの数121は(N+1)と等しく、前記複数の第2のローラ141の数はNと等しい。前記第1の動作状況において、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は同じである。また、前記減速機1の前記減速比はN×Nに等しく、Nは1より大きい整数である。
以下、前記第1の動作状況における前記減速機1の動作原理を、図3〜7を参照しながら説明する。図3は、第1の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示している。例えば、前記凸部131の前記外歯の数は4であり、前記凹部132の前記内歯の数は3である。図3において、隣接する2つの動作の時間間隔は、前記第1の伝達軸10が4分の1回転する時間に等しい。外部駆動機構 (例えば、前記モーターの前記シャフトレバー)によって前記第1の伝達軸10が駆動し、反時計回りに回転する場合、前記偏心輪11は前記第1の伝達軸10と同期して反時計回りに回転する。図3および以下の図面において、シンボルAは前記第1の伝達軸10の前記車軸中心を表し、シンボルBは前記偏心輪11の前記車軸中心を表す。前記第1の伝達軸10が1回転すると、前記偏心輪11は偏心回転により1回転する。前記偏心輪11が回転自在に前記軸受16内に配置されるため、前記偏心輪11の前記偏心回転は前記回転ホイール13がゆっくりと時計回りに回転するように押す力となる。また、前記複数の第1のローラ121が前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転しないため、前記凹部132の前記内歯および前記第2のローラ組立体14の前記複数の第2のローラ141は互いに押し合う。このような場合には、前記複数の第2のローラ141は時計回りに自転し、遊星運動となるように共通の軸を中心として反時計回りに回転する。前記複数の第2のローラ141の前記遊星運動に対応して、前記第2のホイールディスク140は反時計回りに回転する。従って、前記第2の伝達軸15は前記第2のホイールディスク140と同期して反時計回りに回転する。前記第2の伝達軸15の回転に従って、外部駆動機構 (例えば、ベルトプーリーやギア)が減少した速度で駆動される。本実施形態では、前記凸部131の前記外歯の数は4であり、前記凹部132の前記内歯の数は3である。前記第1の伝達軸10の反時計回りの4分の1回転に対応して、前記複数の第2のローラ141の前記遊星運動は前記第2の伝達軸15の16分の1回転になる。従って、前記減速機1の減速比は16である。
前記第1の動作状況においては、前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、前記減速機1の減速比はN×Nである。図4は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が2、3、または4の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数が2であり且つ前記内歯の数が1である場合、前記減速機1の減速比は4(すなわち、2×2=4)である。If 前記外歯の数3であり且つ前記内歯の数が2である場合、前記減速機1の減速比は9(すなわち、3×3=9)である。前記外歯の数が4であり且つ前記内歯の数3である場合、前記減速機1の減速比は16(すなわち、4×4=16)である。図5は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が5、6、または7の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数が5であり且つ前記内歯の数が4である場合、前記減速機1の減速比は25(すなわち、5×5=25)である。前記外歯の数が6であり且つ前記内歯の数が5である場合、前記減速機1の減速比は36(すなわち、6×6=36)である。前記外歯の数が7であり且つ前記内歯の数が6である場合、前記減速機1の減速比は25(すなわち、7×7=49)である。図6は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が8、9、または10の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数が 8であり且つ前記内歯の数が7である場合、前記減速機1の減速比は64(すなわち、8×8=64)である。前記外歯の数が9であり且つ前記内歯の数が8である場合、前記減速機1の減速比は81(すなわち、9×9=81)である。前記外歯の数が10であり且つ前記内歯の数9である場合、前記減速機1の減速比は100(すなわち、10×10=100)である。図7は、第1の動作状況における、凸部の外歯の数が20または30の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示している。前記外歯の数が20であり且つ前記内歯の数が19である場合、前記減速機1の減速比は400(すなわち、20×20=400)である。前記外歯の数が30であり且つ前記内歯の数が29である場合、前記減速機1の減速比は900(すなわち、30×30=900)である。
上述のように、本発明の前記減速機1の押付け動作は、従来のハーモニックドライブ減速機と類似している。従って、RV減速機と比較して、本発明の前記減速機1はシンプルな構造を有し部品数が少ないため、組み立てが簡単でありコスト効率が良い。また、高い減速比(例えば、900)を得るために、従来のハーモニックドライブ減速機のギアの隣接する2つの歯の間の間隔は非常に小さい。従って、高い減速比を有する従来のハーモニックドライブ減速機を生産するのは難しい。言い換えれば、従来のハーモニックドライブ減速機の減速比は大きく向上させることはできない。対照的に、前記凸部131の前記外歯の数が30であり且つ前記凹部132の前記内歯の数が29である場合には、本発明の前記減速機1は減速比を900とすることができる。また、前記回転ホイール13は生産が容易であり、前記減速機1の減速比は大きく向上させることができる。また、前記減速機1の前記凹部132および前記回転ホイール13の前記凸部131の間の前記壁領域のため、前記減速機1の全体の剛性が向上し、強い衝撃への耐性が高まり、前記減速機1の使用寿命が延びる。従って、従来のハーモニックドライブ減速機の欠点(例えば、フレックススプラインの変形と歯数差による摩擦)は本発明により解決される。
前記減速機1の前記第2の動作状況においては、前記凸部131の前記外歯の数は前記凹部132の前記内歯の数より少なくとも1大きく、前記複数の第1のローラ121は前記取り付け面122の固定位置を中心として回転し、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転しない。例えば、前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、前記凹部132の前記内歯の数は(N-1)であり、前記第1のローラの数121は(N+1)であり、前記複数の第2のローラ141の数はNである。前記第2の動作状況においては、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は異なる。また、前記減速機1の減速比は(N+1)×(N-1)であり、Nは1より大きい整数である。図8は、第2の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示している。例えば、前記凸部131の前記外歯の数は4であり、前記凹部132の前記内歯の数は3である。図8においては、隣接する2つの動作の時間間隔は、前記第1の伝達軸10が4分の1回転する時間に等しい。このような場合には、前記減速機1の減速比は(4+1)×(4-1)=15である。
前記減速機1の前記第3の動作状況においては、前記凹部132の前記内歯の数は前記凸部131の前記外歯の数より少なくとも1大きく、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転せず、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転する。例えば、前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、前記凹部132の前記内歯の数は(N+1)であり、前記第1のローラの数121は(N+1)であり、前記複数の第2のローラ141の数は(N+2)である。前記第3の動作状況においては、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は異なる。また、前記減速機1の減速比はN×(N+2)であり、Nは1より大きい整数である。図9は、第3の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示している。例えば、前記凸部131の前記外歯の数は4であり、前記凹部132の前記内歯の数は5であり。図9においては、隣接する2つの動作の時間間隔は前記第1の伝達軸10が4分の1回転する時間に等しい。このような場合には、前記減速機1の減速比は4×(4+2)=24である。
前記第3の動作状況においては、前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、前記減速機1の減速比はN×(N+2)である。図10は、第3の動作状況における、凸部の外歯の数が2、3、または4の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。例えば、前記外歯の数が2であり且つ前記内歯の数が3である場合、前記減速機1の減速比は8(すなわち、2×4=8)である。前記外歯の数が3であり且つ前記内歯の数が4である場合、前記減速機1の減速比は15(すなわち、3×5=15)である。前記外歯の数が4であり且つ前記内歯の数が5である場合、前記減速機1の減速比は24(すなわち、4×6=24)である。図11は、第3の動作状況における、凸部の外歯の数が5、6、または8の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数が5であり且つ前記内歯の数が6である場合、前記減速機1の減速比は35(すなわち、5×7=35)である。前記外歯の数が6であり且つ前記内歯の数が7である場合、前記減速機1の減速比は35(すなわち、6×8=48)である。前記外歯の数が8であり且つ前記内歯の数が9である場合、前記減速機1の減速比は80(すなわち、8×10=80)である。
前記減速機1の前記第4の動作状況においては、前記凹部132の前記内歯の数は前記凸部131の前記外歯の数より少なくとも1大きく、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転し、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転しない。例えば、前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、前記凹部132の前記内歯の数は(N+1)であり、前記第1のローラの数121は(N+1)であり、前記複数の第2のローラ141の数は(N+2)である。前記第4の動作状況においては、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は同じである。また、前記減速機1の減速比は(N+1)×(N+1)であり、Nは1より大きい整数である。図12は、第4の動作状況における本発明の減速機の動作の経時変化を概略的に示している。例えば、前記凸部131の前記外歯の数は4であり、前記凹部132の前記内歯の数は5である。図12においては、隣接する2つの動作の時間間隔は前記第1の伝達軸10が4分の1回転する時間に等しい。このような場合には、前記減速機1の減速比は(4+1)×(4+1)=25である。
上述のように,前記凸部131の前記外歯の数および前記凹部132の前記内歯の数の差は1である。4つの動作状況における前記減速機1のパラメータを下記の表に示す。

なお、前記凸部131の前記外歯の数および前記凹部132の前記内歯の数の差は1より大きくてもよい。数の差にかかわらず、前記減速機1は上記4つの動作状況を有するように設計され得る。従って、前記減速機1は様々な減速比とすることができる。
前記減速機1の前記第1の動作状況においては、本発明を理解するために、前記複数の第1のローラ121は前記取り付け面122の前記固定位置を中心として回転せず、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転し、前記凸部131の前記外歯の数から前記凹部132の前記内歯の数を引いた差がKである、という前提で説明を行う。
このような場合には、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は同じである。前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、減速比は|N×(N-K+1)/K|であり、Nは1より大きい整数であり、(N-K)の差は1より大きい。
図13は、第1の動作状況における、N=8 (K=1、2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が1(すなわち、K=1)である場合、前記減速機1の減速比は8×(8-1+1)/1=64である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が2(すなわち、K=2)である場合、前記減速機1の減速比は8×(8-2+1)/2=28である。図14は、第1の動作状況における、N=8 (K=3、4、5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が3(すなわち、K=3)である場合、前記減速機1の減速比は8×(8-3+1)/3=16である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が 4(すなわち、K=4)である場合、前記減速機1の減速比は8×(8-4+1)/4=10である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が5(すなわち、K=5)である場合、前記減速機1の減速比は8×(8-5+1)/5=6.4である。
前記減速機1の前記第3の動作状況においては、本発明を理解するために、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転せず、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転し、前記凸部131の前記外歯の数から前記凹部132の前記内歯の数を引いた差がKであり、Kが負である、という前提で説明を行う。
このような場合には、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は異なる。前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、減速比は|N×(N-K+1)/K|であり、Nは1より大きい整数であり、(N-K)の差は1より大きい。
図15は、第3の動作状況における、N=8 (K= -1、-2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-1 (すなわち、K= -1)である場合、前記減速機1の減速比は|8×(8+1+1)/(-1)|=80である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-2 (すなわち、K= -2)である場合、前記減速機1の減速比は|8×(8+2+1)/(-2)|=44である。図16は、第3の動作状況における、N=8 (K= -3、-4、-5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-3 (すなわち、K= -3)である場合、前記減速機1の減速比は|8×(8+3+1)/(-3)|=32である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-4 (すなわち、K= -4)である場合、前記減速機1の減速比は|8×(8+4+1)/(-4)|=26である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-5(すなわち、K= -5)である場合、前記減速機1の減速比は|8×(8+5+1)/(-5)|=22.4である。
前記減速機1の前記第1の動作状況または前記第3の動作状況においては、減速比は|N×(N-K+1)/K|であり、Nは1より大きい整数である。前記凸部131の前記外歯の数および前記凹部132の前記内歯の数が異なるため、Kは0でない整数である。また、(N-K)の差は1より大きい。N×(N-K+1)/Kが正である場合、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は同じである。一方、N×(N-K+1)/Kが負である場合、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は異なる。
前記減速機1の前記第2の動作状況においては、本発明を理解するために、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転し、前記複数の第2のローラ141前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転せず、前記凸部131の前記外歯の数から前記凹部132の前記内歯の数を引いた差がKである、という前提で説明を行う。
このような場合には、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は異なる。前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、減速比は|(N+1)×(N-K)/K|であり、Nは1より大きい整数であり、(N-K)の差は1より大きい。
図17は、第2の動作状況における、N=8 (K= 1、2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示しめしている。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が1(すなわち、K=1)である場合、前記減速機1の減速比は(8+1)×(8-1)/1=63である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が2(すなわち、K=2)である場合、前記減速機1の減速比は(8+1)×(8-2)/2=27である。図18は、第2の動作状況における、N=8 (K= 3、4、5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が3(すなわち、K=3)である場合、前記減速機1の減速比は(8+1)×(8-3)/3=15である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が4(すなわち、K=4)である場合、前記減速機1の減速比は(8+1)×(8-4)/4=9である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が5(すなわち、K=5)である場合、前記減速機1の減速比は(8+1)×(8-5)/5=5.4である。
前記減速機1の前記第4の動作状況においては、本発明を理解するために、前記複数の第1のローラ121は前記前記取り付け面122の固定位置を中心として回転し、前記複数の第2のローラ141は前記第2のホイールディスク140の前記第3の面1400の前記固定位置を中心として回転せず、前記凸部131の前記外歯の数から前記凹部132の前記内歯の数を引いた差がKであり、Kは負である、という前提で説明を行う。
このような場合には、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は同じである。前記凸部131の前記外歯の数がNである場合、減速比は|(N+1)×(N-K)/K|であり、Nは1より大きい整数であり、(N-K)の差は1より大きい。
図19は、第4の動作状況における、N=8 (K= -1、-2)の場合における、本発明の減速機の二つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-1(すなわち、K= -1)である場合、前記減速機1の減速比は|(8+1)×(8+1)/(-1)|=81である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-2(すなわち、K= -2)である場合、前記減速機1の減速比は|(8+1)×(8+2)/(-2)|=45である。図20は、第4の動作状況における、N=8 (K= -3、-4、-5)の場合における、本発明の減速機の三つの例を概略的に示している。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-3(すなわち、K= -3)である場合、前記減速機1の減速比は|(8+1)×(8+2)/(-3)|=33である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-4(すなわち、K= -4)である場合、前記減速機1の減速比は|(8+1)×(8+2)/(-4)|=27である。前記外歯の数Nが8であり且つ前記外歯の数および前記内歯の数の差が-5(すなわち、K= -5)である場合、前記減速機1の減速比は|(8+1)×(8+2)/(-5)|=23.4である。
前記減速機1の前記第2の動作状況または前記第4の動作状況においては、減速比は|(N+1)×(N-K)/K|であり、Nは1より大きい整数である。前記凸部131の前記外歯の数および前記凹部132の前記内歯の数が異なるため、Kは0ではない整数である。また、(N-K)の差は1より大きい。(N+1)×(N-K)/Kが正である場合、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は異なる。一方、(N+1)×(N-K)/Kが負である場合、前記第1の伝達軸10の回転方向および前記第2の伝達軸15の回転方向は同じである。
いくつかの実施形態では、前記偏心輪11および前記第2の伝達軸15は継手(図示せず)を介して互いに結合している。また、前記凹部132および前記凸部131の間の前記壁領域は空洞を有していてもよい。前記空洞によって、回転中の前記回転ホイール13の動釣合いを取ることができる。また、前記第1の伝達軸10の重量を調整または前記回転ホイール13の偏心設計を提供することにより前記減速機の動釣合いをとってもよい。
上述の実施形態では、前記第1の伝達軸10は前記電源入力端であり、前記第2の伝達軸15は前記電源出力端である。なお、当業者であれば本発明の教示を保持しながら多くの修正及び変更をなし得ることに容易に気づくであろう。例えば、他の実施形態では、前記第1の伝達軸10は前記電源出力端であり、前記第2の伝達軸15は前記電源入力端である。このような場合には、前記減速機1は事実上加速機である。
上述のように、本発明は減速機を提供する。前記減速機は、回転ホイールと、第1のローラ組立体と、第2のローラ組立体とを備える。前記回転ホイールは、凸部および凹部を有する。前記凸部は、前記第1のローラ組立体の複数の第1のローラと接する。前記凹部は、前記第2のローラ組立体の複数の第2のローラと接する。本発明の前記減速機の押付け動作は、従来のハーモニックドライブ減速機と類似している。従って、本発明の前記減速機1はシンプルな構造を有し部品数が少ないため、組み立てが簡単でありコスト効率が良い。また、前記回転ホイールの前記凹部によって、減速機全体の体積および重量が減少される。また、前記回転ホイールの前記壁領域が前記複数の第1のローラおよび前記複数の第2のローラによって固定されるため、前記回転ホイールおよび前記複数の第1のローラおよび前記複数の第2のローラの間の間隔は効率的に制御される。また、前記壁領域によって、全体の剛性が向上し、強い衝撃への耐性が高まり、前記減速機の使用寿命が延びる。また、本発明の前記減速機は4つの動作状況を有するように設計されているため、前記減速機は様々な減速比を有するようにすることができる。すなわち、本発明の前記減速機は高い減速比を提供できる。結論として、本発明の前記減速機は、RV減速機およびハーモニックドライブ減速機の利点を兼ね備えている。
以上、本発明について、現在最も実用的且つ好ましい実施形態と考えられるものに関して説明してきたが、本発明は、開示された実施形態に限定される必要はない。逆に、様々な改良及び類似の構成を添付の特許請求の範囲及び趣旨に含むことが意図されており、全ての改良及び類似の構成を包含するよう、最も広い解釈に従うべきである。

Claims (11)

  1. 第1の伝達軸と、偏心輪と、第1のローラ組立体と、回転ホイールと、第2のローラ組立体と、第2の伝達軸とを備え、
    前記第1の伝達軸は、第1の端部および第2の端部を有し、
    前記偏心輪は、前記第1の伝達軸の前記第2の端部上に偏心して固定され、
    前記第1のローラ組立体は、第1のホイールディスクおよび複数の第1のローラを有し、前記第1のホイールディスクが前記第1の端部および前記第1の伝達軸の前記第2の端部の間に配置され、前記複数の第1のローラが前記第1のホイールディスク上に配置され、前記複数の第1のローラが選択的に自転することを特徴とし、
    前記回転ホイールは、本体および車軸穴を有し、前記偏心輪が回転可能に前記車軸穴内に配置され、前記本体が凸部および凹部を有し、前記凸部が前記本体の外周から突出し且つ一つまたは複数の外歯を有し、前記本体の外周が対応する複数の第1のローラと接し、前記凹部が前記本体の表面内に凹状に形成され且つ一つまたは複数の内歯を有することを特徴とし、
    前記第2のローラ組立体は、第2のホイールディスクおよび複数の第2のローラを有し、前記複数の第2のローラが前記第2のホイールディスク上に配置され、前記複数の第2のローラが選択的に自転する、前記複数の第2のローラが対応する前記内歯と接することを特徴とし、
    前記第2の伝達軸は、第3の端部および第4の端部を有し、前記第2のホイールディスクが前記第2の伝達軸の前記第3の端部上に固定され、
    前記外歯の数および前記内歯の数が異なり、前記第1のローラの数が前記外歯の数より少なくとも1大きく、前記第2のローラの数が前記内歯の数より少なくとも1大きいことを特徴とする減速機。
  2. 前記複数の第1のローラが自転せず、前記複数の第2のローラが自転することを特徴とする、請求項1に記載の減速機。
  3. 前記外歯の数から前記内歯の数を引いた差がKである場合に、前記減速機の減速比は|N×(N-K+1)/K|であり、Nが前記外歯の数であり、Nが1より大きい整数であり、Kが0でない整数であり、(N-K)の差が1より大きいことを特徴とする、請求項2に記載の減速機。
  4. Kが正であり、前記第1の伝達軸の回転方向および前記第2の伝達軸の回転方向が同じであることを特徴とする、請求項3に記載の減速機。
  5. Kが負であり、前記第1の伝達軸の回転方向および前記第2の伝達軸の回転方向が異なることを特徴とする、請求項3に記載の減速機。
  6. 前記複数の第1のローラが自転し、前記複数の第2のローラが自転しないことを特徴とする、請求項1に記載の減速機。
  7. 前記外歯の数から前記内歯の数を引いた差がKであり、前記減速機の減速比が|(N+1)×(N-K)/K|であり、Nが前記外歯の数であり、N が1より大きい整数であり、Kが0でない整数であり、(N-K)の差が1より大きことを特徴とする、請求項6に記載の減速機。
  8. Kが正であり、前記第1の伝達軸の回転方向および前記第2の伝達軸の回転方向が異なることを特徴とする、請求項7に記載の減速機。
  9. Kが負であり、前記第1の伝達軸の回転方向および前記第2の伝達軸の回転方向が同じであることを特徴とする、請求項7に記載の減速機。
  10. 前記第1の伝達軸が電源入力端であり、前記第2の伝達軸が電源出力端であることを特徴とする、請求項1に記載の減速機。
  11. 前記減速機が、軸受をさらに備え、前記軸受が前記車軸穴内に配置され、前記軸受が前記偏心輪と一体になっていることを特徴とする、請求項1に記載の減速機。
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