JP2011052632A - ポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型、安価なポンプ装置を提供すること。
【解決手段】電動モータ8により第1の一方向クラッチ41を介して駆動軸7を第1の回転方向X1に回転させることにより、ロータ6を回転駆動し、通常のポンプ機能を果たす。電動モータ8により第2の一方向クラッチ42を介して駆動軸7を第2の回転方向X2に所定量、回転変位させて、ポートブロック4を回転変位させる。これにより、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30を、それぞれ、ケーシング3のある対(第1吸込孔31および第1吐出孔32)に連通する第1の状態と、ケーシングの他の対(第2吸込孔および第2吐出孔)に連通する第2の状態とに切り換え、バルブ機能を達成する。
【選択図】図1
【解決手段】電動モータ8により第1の一方向クラッチ41を介して駆動軸7を第1の回転方向X1に回転させることにより、ロータ6を回転駆動し、通常のポンプ機能を果たす。電動モータ8により第2の一方向クラッチ42を介して駆動軸7を第2の回転方向X2に所定量、回転変位させて、ポートブロック4を回転変位させる。これにより、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30を、それぞれ、ケーシング3のある対(第1吸込孔31および第1吐出孔32)に連通する第1の状態と、ケーシングの他の対(第2吸込孔および第2吐出孔)に連通する第2の状態とに切り換え、バルブ機能を達成する。
【選択図】図1
Description
本発明はポンプ装置に関する。
油圧ポンプからの吐出油を複数の油圧機器に択一的に供給する場合、各油圧機器への外部配管のそれぞれに、切り換えバルブを設ける必要がある。
一方、ポンプ吐出部の第1の調圧弁の戻り油路に第2の調圧弁と電磁弁とを並列に設け、これら第1、第2の調圧弁および電磁弁をポンプケースに一体に設けたポンプ装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
一方、ポンプ吐出部の第1の調圧弁の戻り油路に第2の調圧弁と電磁弁とを並列に設け、これら第1、第2の調圧弁および電磁弁をポンプケースに一体に設けたポンプ装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1では、開閉スイッチの操作に応じて電磁弁を開閉することにより、ポンプ装置の内部油路を切り換えて、強弱2段の吐出圧力を得るようにしている。
しかしながら、ポンプロータを駆動するための例えば電動モータ等の駆動部材とは別に、上記電磁弁を駆動するためのソレノイド等の駆動部材が必要である。このため、ポンプ装置の構造が複雑になり、ポンプ装置が大型になる。
しかしながら、ポンプロータを駆動するための例えば電動モータ等の駆動部材とは別に、上記電磁弁を駆動するためのソレノイド等の駆動部材が必要である。このため、ポンプ装置の構造が複雑になり、ポンプ装置が大型になる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、小型、安価なポンプ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のある態様は、ケーシング(3)のキャビティ(2)内に回転可能に収容されたポートブロック(4)と、上記ポートブロックに形成されたロータ室(5)に収容されたロータ(6)と、互いに逆向きの第1および第2の回転方向(X1,X2)に回転可能な駆動軸(7)と上記ロータとの間に介在し上記第1の回転方向への回転のみを伝達する第1の一方向クラッチ(41)と、上記駆動軸と上記ポートブロックとの間に介在し上記第2の回転方向の回転のみを伝達する第2の一方向クラッチ(42)と、を備え、上記ポートブロックは、それぞれロータ室に連通する吸込孔および吐出孔(29,30)を含み、上記ケーシングは、複数対の吸込孔および吐出孔(31,32,33,34)を含み、上記駆動軸が上記第1の回転方向に回転されるに伴って、上記ロータが上記第1の一方向クラッチを介して回転駆動され、上記駆動軸が上記第2の回転方向に回転されるに伴って、上記ポートブロックが上記第2の一方向クラッチを介して回転変位され、その結果、上記ポートブロックの吸込孔および吐出孔が、上記ケーシングの何れかの対の吸込孔および吐出孔に連通するように切り換えられるポンプ装置を提供するものである。
本態様では、駆動軸を第1の回転方向に回転させることにより、ロータを回転駆動して、通常のポンプ機能を果たすことができる。また、駆動軸を第2の回転方向に回転変位させて、ポートブロックを回転変位させることにより、ポートブロックの一対の吸込孔および吐出孔をケーシングの何れかの対の吸込孔および吐出孔に連通するように切り換えるバルブ機能を達成することができる。バルブ機能を駆動するための駆動部材を別途に設ける必要がなく、構造を簡素化することができる。また、バルブ機能を内蔵することになるので、従来の外部のバルブへの配管が不要となる。
本発明は、ある態様において、上記ポートブロックの上記吸込孔および上記吐出孔は、上記ポートブロックの表面(4b)に開口するポート(29b,30b)を含み、上記ケーシングの上記複数対の上記吸込孔および上記吐出孔は、上記ポートブロックの上記表面に対向するポート(31a,32a,33a,34a)を含み、上記ポートブロックの上記吸込孔および上記吐出孔の上記ポートは、上記ポートブロックの回転位置に応じて、上記ケーシングの対応する対の上記吸込孔および上記吐出孔のポートに、それぞれ、接続可能である(請求項2)。
本態様では、ポートブロックの回転位置に応じて、ポートブロックの表面の吸込孔および吐出孔のポートを、ケーシングの対応する対の吸込孔および吐出孔のポートに接続することにより、上記のバルブ機能を容易に実現することができる。
本発明は、ある態様において、上記第2の一方向クラッチの回転を減速して上記ポートブロックに伝達する減速機構(43)を備える(請求項3)。本態様では、減速機構を用いるので、駆動軸のトルクにより、ポートブロックを確実に回転させることができる。
本発明は、ある態様において、上記第2の一方向クラッチの回転を減速して上記ポートブロックに伝達する減速機構(43)を備える(請求項3)。本態様では、減速機構を用いるので、駆動軸のトルクにより、ポートブロックを確実に回転させることができる。
本発明は、ある態様において、上記ポートブロックの位置をロック可能なロック機構(55)を備え、上記ロック機構は、上記第2の一方向クラッチからの回転伝達による上記ポートブロックの回転のみを許容するラチェット機構(55)を含む(請求項4)。本態様では、ラチェット機構を用いてポートブロックの位置を確実にロックすることができる。
本発明は、ある態様において、上記ラチェット機構は、上記ポートブロックの外周に形成されたラチェットホイール部(56)と、上記ケーシングによって進退可能に保持され、上記ラチェットホイール部に係止可能なラチェットピン(58)と、上記ラチェットピンを上記ラチェットホイール部に向けて弾性的に付勢する付勢部材(59)と、を含む(請求項5)。本態様では、ポートブロックに形成したラチェットホイール部と付勢部材により付勢されるラチェットピンとを用いた簡単な構造により、ロック機構としてのラチェット機構を構成することができる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態のポンプ装置の概略断面図である。図1に示すように、本ポンプ装置1は、キャビティ2を有するケーシング3と、キャビティ2内に回転可能に収容されたポートブロック4と、ポートブロック4に形成されたロータ室5に収容されたロータ6と、第1および第2の回転方向X1,X2に回転可能であり、その回転方向に応じてポートブロック4およびロータ6を択一的に駆動する駆動軸7とを備えている。
図1は本発明の一実施の形態のポンプ装置の概略断面図である。図1に示すように、本ポンプ装置1は、キャビティ2を有するケーシング3と、キャビティ2内に回転可能に収容されたポートブロック4と、ポートブロック4に形成されたロータ室5に収容されたロータ6と、第1および第2の回転方向X1,X2に回転可能であり、その回転方向に応じてポートブロック4およびロータ6を択一的に駆動する駆動軸7とを備えている。
ポンプ装置1は、電動モータ8により駆動されるようになっており、ポンプ装置1と電動モータ8とが一体に取り付けられて電動ポンプユニット100を構成している。具体的には、電動モータ8は、ポンプ装置1のケーシング3に固定されたモータハウジング9と、正逆回転可能な回転軸とを有しており、その回転軸は、ポンプ装置1の駆動軸7と一体に形成されている。
ポンプ装置1のケーシング3は、第1および第2の端面15a,15bを有する筒状のケーシング本体15と、ケーシング本体15の第2の端面15bに対向する端部材17とを有している。
モータハウジング9の端面9aとケーシング本体15の第1の端面15aとが互いに突き合わされた状態で、図示しない締結ボルトによって、モータハウジング9およびケーシング本体15が互いに固定されている。
モータハウジング9の端面9aとケーシング本体15の第1の端面15aとが互いに突き合わされた状態で、図示しない締結ボルトによって、モータハウジング9およびケーシング本体15が互いに固定されている。
上記キャビティ2は、ケーシング本体15に設けられ、ケーシング本体15の第1の端面15aに開口している。ケーシング本体15は、上記第2の端面15bに開口する挿通孔18を有しており、その挿通孔18はキャビティ2に連通している。
モータハウジング9の端面9aとケーシング本体15の第1の端面15aとの間は、これら端面9aおよび第1の端面15aの何れか一方に形成された収容溝に収容されたOリング等の環状の封止部材21によって封止されている。
モータハウジング9の端面9aとケーシング本体15の第1の端面15aとの間は、これら端面9aおよび第1の端面15aの何れか一方に形成された収容溝に収容されたOリング等の環状の封止部材21によって封止されている。
また、モータハウジング9の端面9aには、環状をなす係合突起22が形成されており、その係合突起22は、キャビティ2の入口の内周に嵌合されている。
上記ポートブロック4は、ロータ室5を形成するための凹部23を有する環状のポートブロック本体24と、ポートブロック本体24の凹部23を覆うエンドプレート25とを有している。エンドプレート25は図示しない締結ボルトによってポートブロック本体24に固定されている。
上記ポートブロック4は、ロータ室5を形成するための凹部23を有する環状のポートブロック本体24と、ポートブロック本体24の凹部23を覆うエンドプレート25とを有している。エンドプレート25は図示しない締結ボルトによってポートブロック本体24に固定されている。
ポートブロック4は、電動モータ8側に対向する第1の端面4a(エンドプレート25の端面に相当)と、ケーシング3のキャビティ2の底に対向する第2の端面4b(ポートブロック本体24の端面に相当)とを有している。
ポートブロック4の第1の端面4a(エンドプレート25の端面に相当)とモータハウジング9の端面9aとの間には、例えば針状ころ軸受等のスラスト軸受26が介在している。これにより、ケーシング3のキャビティ2内でポートブロック4がスムーズに回転できるようになっている。
ポートブロック4の第1の端面4a(エンドプレート25の端面に相当)とモータハウジング9の端面9aとの間には、例えば針状ころ軸受等のスラスト軸受26が介在している。これにより、ケーシング3のキャビティ2内でポートブロック4がスムーズに回転できるようになっている。
エンドプレート25は、中心孔27を有しており、また、ポートブロック本体24は、凹部23に連通する中心孔28を有している。上記駆動軸7は、これらの中心孔27、28に挿通されている。
ポートブロック4は、それぞれロータ室5に連通する吸込孔29および吐出孔30を有している。吸込孔29の一端には、ロータ室5に開口する吸込ポート29aが設けられており、吐出孔30の一端には、ロータ室5に開口する吐出ポート30aが設けられている。図2に示すように、吸込ポート29aおよび吐出ポート30aは、それぞれ略円弧状をなし、ロータ室5の中心を挟んだ線対称に形成されている。
ポートブロック4は、それぞれロータ室5に連通する吸込孔29および吐出孔30を有している。吸込孔29の一端には、ロータ室5に開口する吸込ポート29aが設けられており、吐出孔30の一端には、ロータ室5に開口する吐出ポート30aが設けられている。図2に示すように、吸込ポート29aおよび吐出ポート30aは、それぞれ略円弧状をなし、ロータ室5の中心を挟んだ線対称に形成されている。
再び図1を参照して、吸込孔29および吐出孔30の各他端には、ポートブロック4の表面としての第2の端面4b(ポートブロック本体24の端面に相当)に開口するポート29b,30bが設けられている。
一方、ケーシング3は、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30の対に、それぞれ連通可能な複数対の吸込孔および吐出孔を有している。具体的には、図3に示すように、ケーシング3のケーシング本体15に、第1吸込孔31および第1吐出孔32の対と、第2吸込孔33および第2吐出孔34の対とを有している。第1吸込孔31および第2吸込孔33は、図示しない同一の油圧タンクに接続され、第1吐出孔32および第2吐出孔34は、互いに異なる油圧機器に接続されている。
一方、ケーシング3は、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30の対に、それぞれ連通可能な複数対の吸込孔および吐出孔を有している。具体的には、図3に示すように、ケーシング3のケーシング本体15に、第1吸込孔31および第1吐出孔32の対と、第2吸込孔33および第2吐出孔34の対とを有している。第1吸込孔31および第2吸込孔33は、図示しない同一の油圧タンクに接続され、第1吐出孔32および第2吐出孔34は、互いに異なる油圧機器に接続されている。
ケーシング3は、キャビティ2の底に、ポートブロック4の第2の端面4bに対向する対向面35を有している。第1吸込孔31および第1吐出孔32の各一端には、上記対向面35に、それぞれ、開口する第1吸込ポート31aおよび第1吐出ポート32aが設けられている。また、第2吸込孔33および第2吐出孔34の各一端には、上記対向面35に、それぞれ、開口する第2吸込ポート33aおよび第2吐出ポート34aが設けられている。
ポートブロック4の回転変位に応じて、図4に示すように、ポートブロック4の吸込孔29のポート29bが第1吸込孔31の第1吸込ポート31aに連通され且つポートブロック4の吐出孔30のポート30bが第1吐出孔32の第1吐出ポート32aに連通される第1の状態と、吸込孔29のポート29bが第2吸込孔33の第2吸込ポート33aに連通され且つ吐出孔30のポート30bが第2吐出孔34の第2吐出ポート34aに連通される第2の状態とに切り換え可能となっている。第1の状態と第2の状態とを切り換えることにより、ポンプ装置1の吸込元および吐出先が変更されるようになっている。
ケーシング3の対向面35には、各ポート31a,32a,33a,34aを取り囲む収容溝にそれぞれ環状の封止部材36が収容されている。封止部材36としては、図5に示すように、ポートブロック4の第2の面4bに摺接するシール面を備えた環状の樹脂部材37と、樹脂部材37を第2の面4bに弾力的に押圧するOリング等の弾性部材38とを有する構造を例示することができる。
ポンプ装置1は、公知のトロコイドポンプとして構成されており、そのロータ6は、インナーロータ39とアウターロータ40により構成されている。図2に示すように、インナーロータ39は外歯39aを有しており、アウターロータ40は上記外歯39aと噛み合う内歯40aを有している。外歯39aおよび内歯40aの歯形は、互いに異なるトロコイド曲線をなしている。インナーロータ39およびアウターロータ40の協働作用により、ロータ室5内への作動油の吸入とロータ室5からの作動油の吐出が行われる。
再び図1を参照して、ポンプ装置1は、駆動軸7とロータ6との間に介在し、駆動軸7の第1の回転方向X1への回転のみをロータ6に伝達する第1の一方向クラッチ41と、駆動軸7とポートブロック4との間に介在し、駆動軸7の第2の回転方向X2の回転のみをポートブロック4に伝達する第2の一方向クラッチ42とを備えている。各一方向クラッチ41,42としては、公知のスプラグ型の一方向クラッチを用いることができる。
具体的には、第1の一方向クラッチ41は、駆動軸7の外周とインナーロータ39の内周との間に介在している。また、ポンプ装置1は、駆動軸7の回転を減速してポートブロック4に伝達するための減速機構43を備えており、第2の一方向クラッチ42は駆動軸7と減速機構43との間に介在している。駆動軸7の第2の回転方向X2の回転は、第2の一方向クラッチ42および減速機構43を介して減速されポートブロック4に伝達される。
減速機構43としては、例えば図6および図7に示すような不思議遊星機構を用いることができる。具体的には、減速機構43は、駆動軸7の回転中心C1に対して偏心した位置に回転中心C2を有し、且つ駆動軸7の回転中心C1の回りに公転可能な遊星歯車44と、駆動軸7の回転中心C1と同心に配置された第1の内歯歯車45および第2の内歯歯車46と、上記遊星歯車44を支持するキャリア47とを有している。
図1および図6を参照して、キャリア47は、駆動軸7の前半部を取り囲む筒状のキャリア本体48と、キャリア本体48の端面から延設され、駆動軸7の回転中心C1とは平行に延びる支軸49とを有している。駆動軸7の軸方向に、第2の一方向クラッチ42と、例えばメタルブッシュ等のすべり軸受や針状ころ軸受等の転がり軸受からなる軸受50とが並んで配置されており、第2の一方向クラッチ42および軸受50のそれぞれは、キャリア本体48の内周と駆動軸7の外周との間に介在している。
遊星歯車44は、キャリア47の支軸49によって、例えばメタルブッシュ等のすべり軸受や針状ころ軸受等の転がり軸受からなる軸受51を介して回転可能に支持されている。第1の内歯歯車45は、ポートブロック4とは単一の材料で一体に形成された筒状突起60の少なくとも一部からなり、第1の内歯歯車45の内周に、内歯45aが形成されている。
第2の内歯歯車46は、ケーシング3の挿通孔18内に挿通された第2の内歯歯車本体52と、第2の内歯歯車本体52の一端から径方向外方に延設された環状フランジ53とを有しており、第2の内歯歯車本体52の内周に内歯46aが形成されている。
また、環状フランジ53は、端部材17とともに、ケーシング本体15の第2の端面15bに固定ねじ54によって共締めされて固定されている。したがって、第2の内歯歯車46は固定歯車として機能する。
また、環状フランジ53は、端部材17とともに、ケーシング本体15の第2の端面15bに固定ねじ54によって共締めされて固定されている。したがって、第2の内歯歯車46は固定歯車として機能する。
第1の内歯歯車45の歯数(内歯45aの数)と第2の内歯歯車46の歯数(内歯46aの数)は互いに異なっている。例えば、第1の内歯歯車45の歯数が31とされ、第2の内歯歯車46の歯数が30とされている。
駆動軸7が第2の回転方向X2に回転されると、その回転が第2の一方向クラッチ42を介してキャリア47に伝達される。キャリア47の支軸49が回転中心C2の回りに回転する。これにより、支軸49により回転可能に支持された遊星歯車44は、固定歯車としての第2の内歯歯車46に噛み合いながら自転しつつ公転するすなわち、図7に示すように、遊星歯車44の回転中心C2が、回転中心C1を中心とする公転軌道C21に沿って回転する。これに伴って、遊星歯車44に噛み合っている第1の内歯歯車45が、第1および第2の内歯歯車45,46の歯数差に応じて減速回転するようになっている。
駆動軸7が第2の回転方向X2に回転されると、その回転が第2の一方向クラッチ42を介してキャリア47に伝達される。キャリア47の支軸49が回転中心C2の回りに回転する。これにより、支軸49により回転可能に支持された遊星歯車44は、固定歯車としての第2の内歯歯車46に噛み合いながら自転しつつ公転するすなわち、図7に示すように、遊星歯車44の回転中心C2が、回転中心C1を中心とする公転軌道C21に沿って回転する。これに伴って、遊星歯車44に噛み合っている第1の内歯歯車45が、第1および第2の内歯歯車45,46の歯数差に応じて減速回転するようになっている。
再び図1を参照して、ポンプ装置1は、ポートブロック4の位置をロック可能なロック機構としてのラチェット機構55を備えている。ロック機構としてのラチェット機構55は、第2の一方向クラッチ42からの回転伝達によるポートブロック4の回転のみを許容する。
具体的には、ラチェット機構55は、ポートブロック4の外周に形成されたラチェットホイール部56と、ケーシング本体15の収容孔57に進退可能に保持され、ラチェットホイール部56に係止可能なラチェットピン58と、ラチェットピン58をラチェットホイール部56に向けて弾性的に付勢する例えば圧縮コイルばねからなる付勢部材59とを備えている。
具体的には、ラチェット機構55は、ポートブロック4の外周に形成されたラチェットホイール部56と、ケーシング本体15の収容孔57に進退可能に保持され、ラチェットホイール部56に係止可能なラチェットピン58と、ラチェットピン58をラチェットホイール部56に向けて弾性的に付勢する例えば圧縮コイルばねからなる付勢部材59とを備えている。
本実施の形態によれば、駆動軸7を第1の回転方向X1に回転させることにより、ロータ6を回転駆動して、通常のポンプ機能を果たすことができる。
また、ポートブロック4の回転位置を検出する図示しない回転位置センサからの信号に基づいて電動モータ8を駆動制御し、駆動軸7を第2の回転方向X2に所定量、回転変位させて、ポートブロック4を回転変位させる。これにより、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30を、それぞれ、ケーシング3の第1吸込孔31および第1吐出孔32に連通する第1の状態と、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30を、それぞれ、ケーシング3の第2吸込孔33および第2吐出孔34に連通する第2の状態とに切り換えるバルブ機能を達成することができる。
また、ポートブロック4の回転位置を検出する図示しない回転位置センサからの信号に基づいて電動モータ8を駆動制御し、駆動軸7を第2の回転方向X2に所定量、回転変位させて、ポートブロック4を回転変位させる。これにより、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30を、それぞれ、ケーシング3の第1吸込孔31および第1吐出孔32に連通する第1の状態と、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30を、それぞれ、ケーシング3の第2吸込孔33および第2吐出孔34に連通する第2の状態とに切り換えるバルブ機能を達成することができる。
したがって、ロータ6を駆動するための駆動軸7(電動モータ8の回転軸に相当)の回転方向を変更するのみで、バルブ機能を達成することができる。すなわち、バルブ機能を駆動するための駆動部材を別途に設ける必要がなく、構造を簡素化することができる。また、ポンプ装置1にバルブ機能を内蔵することになるので、従来の外部のバルブへの配管が不要となる。
また、上記のバルブ機能は、ポートブロック4の回転位置に応じて、ポートブロック4の表面としての第2の端面4bの吸込孔29および吐出孔30のポート29b,30bを、ケーシング3の対応する対の吸込ポートおよび吐出ポート(第1吸込ポート31aおよび第1吐出ポート32aの対、または、第2吸込ポート33aおよび第2吐出ポート34aの対に相当)に接続することにより容易に達成される。
また、第2の一方向クラッチ42の回転を減速してポートブロック4に伝達する減速機構43を用いるので、駆動軸7のトルクにより、ポートブロック4を確実に回転させることができる。すなわち、小型の電動モータ8であっても、ポートブロック4を確実に回転駆動することが可能となる。
特に、ポートブロック4とモータハウジング9の端面9aとの間に、スラスト軸受26を介在させてあるので、ポートブロック4の回転抵抗が少なく、この点からも、小型の電動モータ8によって、ポートブロック4を確実に回転させることができる。
特に、ポートブロック4とモータハウジング9の端面9aとの間に、スラスト軸受26を介在させてあるので、ポートブロック4の回転抵抗が少なく、この点からも、小型の電動モータ8によって、ポートブロック4を確実に回転させることができる。
なお、減速機構43を廃止し、駆動軸7の第2の回転方向X2の回転が第2の一方向クラッチ42のみを介してポートブロック4に伝達されるようにしてもよい。
また、ポートブロックの位置をロック可能なロック機構として、第2の一方向クラッチ42からの回転伝達によるポートブロック4の回転のみを許容するラチェット機構55を設けたので、当該ラチェット機構55を用いてポートブロック4の位置を確実にロックすることができる。したがって、電動モータ8によって駆動軸7が第1の回転方向X1に回転駆動されて、ポンプ装置1が通常のポンプ機能を果たすときに、ポートブロック4が連れ回りすることがなく、動作が安定する。
また、ポートブロックの位置をロック可能なロック機構として、第2の一方向クラッチ42からの回転伝達によるポートブロック4の回転のみを許容するラチェット機構55を設けたので、当該ラチェット機構55を用いてポートブロック4の位置を確実にロックすることができる。したがって、電動モータ8によって駆動軸7が第1の回転方向X1に回転駆動されて、ポンプ装置1が通常のポンプ機能を果たすときに、ポートブロック4が連れ回りすることがなく、動作が安定する。
また、ポートブロック4の外周に形成されたラチェットホイール部56と、付勢部材59により付勢されるラチェットピン58とを用いた簡単な構造により、ロック機構としてのラチェット機構55を容易に実現することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ケーシング3に、3対以上の吸込孔および吐出孔を設けてもよい。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ケーシング3に、3対以上の吸込孔および吐出孔を設けてもよい。
また、ポートブロック4の吸込孔29および吐出孔30の各ポート29b,30bが開口する表面を、ポートブロック4の第2の端面4bとしたが、これに限らず、ポートブロック4の外周面に開口するようにしてもよい。その場合、ケーシング3の各吸込ポートおよび各吐出ポートは、ポートブロックの外周面に対向する、ケーシング3のキャビティ2の内周面に形成される。
また、本発明をベーンポンプに適用してもよい。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
1…ポンプ装置、2…キャビティ、3…ケーシング、4…ポートブロック、4b…第2の端面(表面)、5…ロータ室、6…ロータ、7…駆動軸、8…電動モータ、9…モータハウジング、15…ケーシング本体、17…端部材、24…ポートブロック本体、25…エンドプレート、26…スラスト軸受、29…吸込孔、29a…吸込ポート、29b…ポート、30…吐出孔、30a…吐出ポート、31…第1吸込孔、31a…第1吸込ポート、32…第2吐出孔、32a…第2吐出ポート、33…第2吸込孔、33a…第2吸込ポート、34…第2吐出孔、34a…第2吐出ポート、35…対向面、39…インナーロータ、40…アウターロータ、41…第1の一方向クラッチ、42…第2の一方向クラッチ、43…減速機構、44…遊星歯車、45…第1の内歯歯車、46…第2の内歯歯車、47…キャリア、48…キャリア本体、49…支軸、55…ラチェット機構(ロック機構)、56…ラチェットホイール部、57…収容孔、58…ラチェットピン、59…付勢部材、X1…第1の回転方向、X2…第2の回転方向
Claims (5)
- ケーシングのキャビティ内に回転可能に収容されたポートブロックと、
上記ポートブロックに形成されたロータ室に収容されたロータと、
互いに逆向きの第1および第2の回転方向に回転可能な駆動軸と上記ロータとの間に介在し上記第1の回転方向への回転のみを伝達する第1の一方向クラッチと、
上記駆動軸と上記ポートブロックとの間に介在し上記第2の回転方向の回転のみを伝達する第2の一方向クラッチと、を備え、
上記ポートブロックは、それぞれロータ室に連通する吸込孔および吐出孔を含み、
上記ケーシングは、複数対の吸込孔および吐出孔を含み、
上記駆動軸が上記第1の回転方向に回転されるに伴って、上記ロータが上記第1の一方向クラッチを介して回転駆動され、
上記駆動軸が上記第2の回転方向に回転されるに伴って、上記ポートブロックが上記第2の一方向クラッチを介して回転変位され、その結果、上記ポートブロックの吸込孔および吐出孔が、上記ケーシングの何れかの対の吸込孔および吐出孔に連通するように切り換えられるポンプ装置。 - 請求項1において、上記ポートブロックの上記吸込孔および上記吐出孔は、上記ポートブロックの表面に開口するポートを含み、
上記ケーシングの上記複数対の上記吸込孔および上記吐出孔は、上記ポートブロックの上記表面に対向するポートを含み、
上記ポートブロックの上記吸込孔および上記吐出孔の上記ポートは、上記ポートブロックの回転位置に応じて、上記ケーシングの対応する対の上記吸込孔および上記吐出孔のポートに、それぞれ、接続可能であるポンプ装置。 - 請求項1または2において、上記第2の一方向クラッチの回転を減速して上記ポートブロックに伝達する減速機を備えるポンプ装置。
- 請求項1から3の何れか1項において、上記ポートブロックの位置をロック可能なロック機構を備え、
上記ロック機構は、上記第2の一方向クラッチからの回転伝達による上記ポートブロックの回転のみを許容するラチェット機構を含むポンプ装置。 - 請求項4において、上記ラチェット機構は、上記ポートブロックの外周に形成されたラチェットホイール部と、上記ケーシングによって進退可能に保持され、上記ラチェットホイール部に係止可能なラチェットピンと、上記ラチェットピンを上記ラチェットホイール部に向けて弾性的に付勢する付勢部材と、を含むポンプ装置。
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