JP2011051233A - 頁めくり機構及び書籍スキャン装置 - Google Patents

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和弘 早川
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Abstract

【課題】頁を1枚ずつ確実にめくることが可能となる頁めくり装置及び書籍スキャン装置を提供する。
【解決手段】CPU61は、操作部56を介して入力されためくり頁数の頁めくりが成功した場合には、厚さ検出器43、硬さ検出器44、光沢センサ45A、45B、サイズ検出センサ46A〜46Dを介して検出した本2の頁の「厚さ」、「硬さ」、「光沢」、「本2のサイズ」と、めくり頁数と、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件として設定された「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」及び「押圧力」の各設定値と、1枚ずつの頁送りが行えたことを表す「めくり成否」とを、制御情報DB71の更新した「No」に対応させてEEPROM63に記憶する。
【選択図】図7

Description

本発明は、本の頁を自動的にめくる頁めくり機構、及び本の各頁に記載された内容を取得する書籍スキャン装置に関するものである。
近年、本や通帳等の頁を自動的にめくる技術に関して種々提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載される頁めくり機構は、頁めくりが開始されてから膨らみを検出するまでのめくりローラの回転数Xと、膨らみが検出されてから跳ね上げが検出されるまでのめくりローラの回転数Yとをログ情報として通帳の磁気ストライプ部に書き込む、又は、当該ログ情報を口座番号と対応させてホストコンピュータに記憶する。そして、次回の頁めくり実行の際に、頁めくり制御部が該ログ情報を用いて頁めくり制御を行う。これにより、通帳の経年変化による紙質の変化に対する頁めくり不良を防止することが可能となる。
特開平05−318967号公報(段落(0033)〜(0056)、図1〜図4)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成では、個々の通帳とログ情報とを対応づけて記憶するため、今まで一度も頁めくりが行われていない通帳の場合には、ログ情報が記憶されておらず、複数枚の通帳中紙がめくられる虞がある。また、本等には、磁気ストライプが設けられていない場合があるため、ログ情報を用いることができない際には、複数枚の頁がめくられる虞がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、本の頁を1枚ずつ確実にめくることが可能となる頁めくり装置及び書籍スキャン装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る頁めくり機構は、本を開いた状態で載置する載置台と、前記載置台に載置された本の構成に関する特徴情報を取得する特徴取得手段と、前記載置台に載置された本の開かれた頁をめくる頁めくり手段と、前記頁めくり手段を駆動制御する制御手段と、前記制御手段が前記頁めくり手段を駆動制御するために設定した制御情報を取得する制御情報取得手段と、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と前記制御情報取得手段によって取得された制御情報とを関連付けて格納した制御情報データベースを作成して記憶するデータベース作成手段と、を備え、前記制御手段は、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と前記制御情報データベースに格納される前記制御情報とに基づいて前記頁めくり手段を駆動制御することを特徴とする。
尚、本には、製本された冊子、書籍等が含まれる。また、本には、表紙のない製本された冊子、書籍等も含まれる。
また、請求項2に係る頁めくり機構は、請求項1に記載の頁めくり機構において、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と同じ特徴情報が、前記制御情報データベースに格納されているか否かを判定する特徴判定手段を備え、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と同じ特徴情報が、前記制御情報データベースに格納されていると前記特徴判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、当該本の特徴情報と同じ特徴情報に対応する制御情報を前記制御情報データベースから読み出し、該制御情報に従って前記頁めくり手段を駆動制御することを特徴とする。
尚、同じ特徴情報には、この特徴情報に近い(例えば、±10%以内である。)情報も含まれる。
また、請求項3に係る頁めくり機構は、請求項2に記載の頁めくり機構において、前記制御情報は複数種類の制御項目の設定値から構成されると共に、前記本の特徴情報は複数種類の特徴項目の取得値から構成され、前記制御項目毎に前記複数種類の特徴項目の優先順位を記憶する優先順位記憶手段と、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と同じ特徴情報が、前記制御情報データベースに格納されていないと前記特徴判定手段によって判定された場合には、前記制御項目毎に該制御項目の最優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されているか否かを判定する第1制御項目別判定手段を備え、前記制御項目の最優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されていると前記第1制御項目別判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、該最優先順位の特徴項目の取得値に対応する当該制御項目の設定値を前記制御情報データベースから読み出し、該制御項目の設定値として設定することを特徴とする。
尚、同じ取得値には、この取得値に近い(例えば、±10%以内である。)取得値も含まれる。
また、請求項4に係る頁めくり機構は、請求項3に記載の頁めくり機構において、前記制御項目の最優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されていないと前記第1制御項目別判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、該最優先順位の特徴項目の取得値に近い複数個の取得値に対応する当該制御項目の複数個の設定値を前記制御情報データベースから読み出し、該複数個の設定値に基づいて該制御項目の設定値を設定することを特徴とする。
また、請求項5に係る頁めくり機構は、請求項3又は請求項4に記載の頁めくり機構において、前記頁めくり手段によって一度にめくられた頁が0枚、1枚又は2枚以上のいずれであるかを検出する枚数検出手段と、前記枚数検出手段によって0枚又は2枚以上の頁数が検出されたか否かを判定する枚数判定手段と、前記枚数検出手段によって0枚又は2枚以上の頁数が検出されたと前記枚数判定手段によって判定された場合には、前記制御項目毎に該制御項目の2番目の優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されているか否かを判定する第2制御項目別判定手段と、を備え、前記制御項目の2番目の優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されていると前記第2制御項目別判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、該2番目の優先順位の特徴項目の取得値に対応する当該制御項目の設定値を補正用データとして前記制御情報データベースから読み出し、該制御項目の設定値を前記補正用データに基づいて再設定することを特徴とする。
また、請求項6に係る頁めくり機構は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の頁めくり機構において、前記頁めくり手段によって一度にめくられた頁が0枚、1枚又は2枚以上のいずれであるかを検出する枚数検出手段を備え、前記データベース作成手段は、前記制御情報に関連付けて前記枚数検出手段の検出結果を前記制御情報データベースに格納し、前記制御手段は、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と前記枚数検出手段の検出結果が1枚に対応する制御情報とに基づいて前記頁めくり手段を駆動制御することを特徴とする。
更に、請求項7に係る書籍スキャン装置は、前記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の頁めくり機構と、前記載置台に載置された本の開かれた頁に記載された情報をデジタルデータとして取得する情報取得手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る頁めくり機構では、頁めくりを行った本の構成に関する特徴情報と、頁めくり手段を駆動制御するために設定した制御情報とを関連付けて格納した制御情報データベースを作成することが可能となる。これにより、初めて頁めくりを行う本が、載置台に載置されても、特徴取得手段によって本の特徴情報を取得することによって、この特徴情報と制御情報データベースとに基づいて頁めくり手段を駆動制御して、本の頁を1枚ずつ確実にめくることが可能となる。
また、請求項2に係る頁めくり機構では、載置台に置かれた本の特徴情報と同じ特徴情報が、制御情報データベースに格納されている場合には、この特徴情報に対応する制御情報に従って頁めくり手段を駆動制御することが可能となる。これにより、初めて頁めくりを行う本が載置台に置かれても、この本の特徴情報が、過去に頁めくりを行った本の特徴情報と同じ場合には、この同じ特徴情報に対応する制御情報に従って頁めくり手段を駆動制御することによって、確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、請求項3に係る頁めくり機構では、載置台に置かれた本の特徴情報と同じ特徴情報が、制御情報データベースに格納されていなくても、制御情報の各制御項目に対応した特徴情報の最優先順位の特徴項目の取得値と同じ取得値が、制御情報データベースに格納されていれば、該最優先順位の特徴項目の取得値に対応する当該制御項目の設定値を制御情報データベースから読み出し、該制御項目の設定値として設定することが可能となる。これにより、載置台に置かれた本の特徴情報と同じ特徴情報が、制御情報データベースに格納されていなくても、各制御項目に対応した設定値を設定することが可能となり、頁めくり手段を介して確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、請求項4に係る頁めくり機構では、制御項目の最優先順位の特徴項目の取得値と同じ取得値が、制御情報データベースに格納されていなくても、該最優先順位の特徴項目の取得値に近い複数個の取得値に対応する当該制御項目の複数個の設定値に基づいて該制御項目の設定値を設定することが可能となる。これにより、制御項目の最優先順位の特徴項目の取得値と同じ取得値が、制御情報データベースに格納されていなくても、制御項目に対応した設定値を設定することが可能となり、頁めくり手段を介して確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、請求項5に係る頁めくり機構では、枚数検出手段によって0枚又は2枚以上の頁数が検出された場合には、制御項目毎に該制御項目の2番目の優先順位の特徴項目の取得値と同じ取得値が、制御情報データベースに格納されていれば、該2番目の優先順位の特徴項目の取得値に対応する当該制御項目の設定値を補正用データとして制御情報データベースから読み出し、各制御項目の設定値をこの補正用データに基づいて再設定することが可能となる。これにより、枚数検出手段によって0枚が検出された場合、即ち、空送した場合や、2枚以上が検出された場合、即ち、重送した場合には、各制御項目毎に設定値を直ちに再設定することが可能となり、頁めくり手段を介して更に確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、請求項6に係る頁めくり機構では、特徴取得手段によって本の特徴情報を取得することによって、この特徴情報に対応した頁めくり手段を介して1頁だけめくることができた制御情報だけを制御情報データベースから読み出して設定することが可能となる。これにより、初めて頁めくりを行う本が、載置台に載置されても、特徴取得手段によって本の特徴情報を取得することによって、この特徴情報と制御情報データベースとに基づいて頁めくり手段を駆動制御して、本の頁を1枚ずつ更に確実にめくることが可能となる。また、0枚又は2枚以上の頁めくりを行った本の特徴情報と制御情報とを解析することによって、0枚又は2枚以上の頁めくりを行った原因解析を迅速に行うことが可能となる。
更に、請求項7に係る書籍スキャン装置では、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の頁めくり機構によって本の頁めくりを自動的に行って、情報取得手段を介して本の全頁又は一部の頁に記載された内容をデジタルデータとして取得することが可能となる。
本実施例に係る書籍スキャン装置の外観斜視図である。 載置台の本のサイズを検出するセンサ配置を示す斜視図である。 頁の厚さを検出する厚さ検出器を示す斜視図である。 頁の硬さを検出する硬さ検出器を示す平面図である。 書籍スキャン装置の回路構成を示す回路ブロック図である。 制御情報データベースの一例を示す図である。 書籍スキャン装置による頁めくりを行ってスキャンする「頁スキャン処理」を示すフローチャートである。 図7の「駆動条件設定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図7の「駆動条件再設定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
以下、本発明に係る頁めくり機構及び書籍スキャン装置について具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
[概略構成]
先ず、本実施例に係る書籍スキャン装置1の概略構成について図1乃至図4に基づき説明する。
図1に示すように、本実施例に係る書籍スキャン装置1は、本2を開いた状態で載置する載置台3と、載置台3の手前側(図1中、Y方向原点側である。)及び奥側(図1中、Y方向先端側である。)の両側壁部と相対向するように配置された頁めくり機構4と、載置台3に載置された本2の開かれた頁をスキャンするCCDカメラ5とから基本的に構成されている。
尚、本には、製本された冊子、書籍等が含まれる。また、本には、表紙のない製本された冊子、書籍等も含まれる。
また、書籍スキャン装置1は、不図示の各種操作ボタンや液晶ディスプレイ等から構成された操作部56(図5参照)が設けられている。また、書籍スキャン装置1は、USB(Universal Serial Bus)等から構成された通信インターフェース(通信I/F)65(図5参照)を介して、外部のコンピュータ装置(PC)68(図5参照)と双方向データ通信が可能になっている。
そして、書籍スキャン装置1は、操作部56又はPC68から入力されたスキャンする頁数、頁の厚さを検出する厚さ検出器43や頁の硬さを検出する硬さ検出器44等によって検出された本2の頁の紙質(例えば、硬さ、厚さ、光沢等である。)等に基づいて、後述のように、載置台3に開かれて置かれた本2の頁を順次めくって、スキャンし、デジタルデータの情報として取得する。
ここで、図1及び図2に示すように、載置台3は、上面部が水平で左右方向(図1及び図2中、X方向である。)に長い平面視横長四角形の平板状で、外周部には所定幅(例えば、幅約5mmである。)の側壁部3Aが、全周に渡って所定高さ(例えば、約3mmである。)立設されている。また、載置台3の上面部の長手方向中央位置には、本2の背の部分がはまり込むように形成された長手方向に対して直角な方向(図1及び図2中、Y方向である。)に長い平面視縦長四角形の溝部3Bが、ほぼ全幅に渡って形成されている。
また、載置台3の上面部には、該載置台3上に開いて置かれた本2のサイズを検出する各サイズ検出センサ46A〜46Dが設けられている。各サイズ検出センサ46A〜46Dは、反射形フォトセンサ等で形成され、文庫本サイズ、A5サイズ、B5サイズ、A4サイズの開かれて置かれた本2の手前側左右角部の一方(図1及び図2中、Y方向原点側且つX方向先端側の角部である。)に対向するように配置され、それぞれ載置された本2の有・無を検出するように構成されている。例えば、図1に示す状態では、開かれて置かれた本2によって各サイズ検出センサ46A〜46Cが覆われるため、本2のサイズとして「B5サイズ」が検出される。
また、図1に示すように、載置台3の奥側の側壁部には、カメラ支持梁7が、載置台3の長手方向中央位置からほぼ垂直上方に所定高さ立設されている。このカメラ支持梁7の上端部は、該載置台3のほぼ中央位置に対向するように、手前側方向(図1中、Y方向原点側である。)へ突き出ている。そして、このカメラ支持梁7の先端部に取り付けられたCCDカメラ5が、載置台3に開かれて置かれた本2の両頁を撮影する。
また、カメラ支持梁7の先端部の下面には、CCDカメラ5の後側に光源としてのLED41と、本2のめくるべき頁2Aから反射してくる光の強度を検出するフォトセンサ等で構成された各光沢センサ45A、45Bが設けられている。また、光沢センサ45AはLED41の近傍に設けられ、一方、光沢センサ45Bはこの光沢センサ45Aよりも奥側の下面(図1中、Y方向先端側の下面である。)に離れて設けられている。
そして、光沢センサ45Aによって検出した光強度と、光沢センサ45Bによって検出した光強度との比、即ち、光沢センサ45Bによって検出した散乱光強度に対する光沢センサ45Aによって検出した正反射光強度の比を算出し、10段階に区分して「1」〜「10」の光沢とする。従って、写真等の反射率が高い場合には、光沢センサ45Aによって検出される正反射光の強度が大きくなるので光沢は高くなる。一方、光沢が小さい紙では、散乱光が大きくなるので散乱光強度に対する正反射光強度の比は小さくなる。また、比を求めるため、頁の印刷内容(色や明るさ)による正反射光や散乱光の強度の変化を除くことができる。
また、頁めくり機構4は、載置台3に開かれて置かれた本2のめくるべき頁2Aの略中央部を上方に膨出させて次頁との間に充分な隙間を形成する頁膨出機構部8と、頁膨出機構部8によって形成されためくるべき頁2Aと次頁との隙間に進入して頁をめくる頁移動機構部11とから構成されている。また、頁膨出機構部8は、載置台3の奥側の側壁部3Aに沿って支持梁7の横側に配置され、頁移動機構部11は、載置台3の手前側の側壁部3Aに沿って支持梁7に対向するように配置されている。
先ず、頁膨出機構部8について図1に基づいて説明する。図1に示すように、頁膨出機構部8は、略箱体状の上下機構部12と、略箱体状で正面視横長四角形の間隔設定機構部13と、めくりローラ14と、頁押さえ15から構成されている。
この上下機構部12は、載置台3の奥側の側壁部3Aに沿って支持梁7の横側(図1中、左側である。)に固定されている。
また、上下機構部12の前面部には、間隔設定機構部13を上下方向に案内する平行な一対の案内溝12Aが、所定距離離れて上下方向に形成されている。また、上下機構部12内には、間隔設定機構部13を上下方向に移動するための機構部上下モータ26(図5参照)が配置されている。この機構部上下モータ26は、エンコーダを内蔵するステッピングモータ等で構成され、回転角度と原点位置を検出可能に構成されている。従って、間隔設定機構部13は、機構部上下モータ26を時計方向又は反時計方向へ回転駆動することによって、一対の案内溝12Aに沿って上下方向へ移動可能に構成されている。
また、円柱状のめくりローラ14は、めくりローラ軸14Aの外周面に、先端部から所定長さ(例えば、図1に示すようにB5サイズの綴じ目の長さである。)ゴム等が被覆されて形成されている。また、めくりローラ軸14Aは、間隔設定機構部13の前面部の上下方向中央部に形成された左右方向に長いガイド孔13Aから、間隔設定機構部13の前面部に対して垂直に突出して回転可能及び左右方向移動可能に設けられている。
また、頁押さえ15は、ゴム等で被覆された所定長さの細長四角柱状で、綴じ目に沿って頁を押圧する。また、頁押さえ軸15Aが頁押さえ15の奥側端面の略中心部から奥側方向に立設されている。また、この頁押さえ軸15Aは、間隔設定機構部13の前面部に形成されたガイド孔13Aのめくりローラ軸14Aよりも支持梁7側の位置から、この間隔設定機構部13の前面部に対して垂直に突出して左右方向移動可能に設けられている。また、頁押さえ15の下端面は、めくりローラ14の下端面とほぼ同じ高さになるように設けられている。
また、間隔設定機構部13内には、めくりローラ軸14Aを回転駆動するためのステッピングモータ等で構成されためくりローラ回転モータ25(図5参照)が配置されている。このめくりローラ回転モータ25は、エンコーダを内蔵するステッピングモータ等で構成され、回転角度(回転量)、回転速度及び原点位置を検出可能に構成されている。
また、間隔設定機構部13内には、めくりローラ軸14Aの端部が接続されたラック(不図示)と頁押さえ軸15Aの端部が接続されたラック(不図示)とに同時に噛み合うピニオンギヤ(不図示)がモータ軸に固定されたシャフト間隔変更モータ27(図5参照)が配置されている。このシャフト間隔変更モータ27は、エンコーダを内蔵するステッピングモータ等で構成され、回転角度と原点位置を検出可能に構成されている。
従って、シャフト間隔変更モータ27を時計方向又は反時計方向へ回転駆動することによって、めくりローラ軸14Aと頁押さえ軸15Aとのシャフト間隔、つまり、めくりローラ14と頁押さえ15との距離を検出して設定変更することできる。
また、めくりローラ軸14Aには、歪みゲージ等で構成された押圧力センサ48が取り付けられており、間隔設定機構部13の下降によって、めくりローラ14がめくるべき頁2Aを押圧する押圧力を検出可能に構成されている。
次に、頁移動機構部11は、図1に示すように、頁めくりシャフト16と、頁めくりシャフト16が軸方向に移動可能に挿通された軸方向移動機構部17と、軸方向移動機構部17が回転可能に設けられた回転機構部18とから構成されている。
この頁めくりシャフト16は、断面略円形の細長円柱状に形成され、上側外周面にラック16Aが形成されている。また、この頁めくりシャフト16の外周面は、めくるべき頁2Aがスムーズに滑るように、滑らかに形成されている。
また、軸方向移動機構部17内には、頁めくりシャフト16の上側外周面に形成されたラック16Aに噛合するピニオンギヤ(不図示)がモータ軸に固定された頁めくりシャフト前後移動モータ28(図5参照)が配置されている。この頁めくりシャフト前後移動モータ28は、エンコーダを内蔵するステッピングモータ等で構成され、回転角度と原点位置を検出可能に構成されている。
また、回転移動機構部18内には、ウォームギヤがモータ軸に固定された頁めくりシャフト回転モータ29(図5参照)が配置されている。また、軸方向移動機構部17の下端面から下方に延出された軸の端部に固定されたギヤに、このウォームギヤが噛合している。この頁めくりシャフト回転モータ29は、エンコーダを内蔵するステッピングモータ等で構成され、回転角度と原点位置を検出可能に構成されている。
従って、頁めくりシャフト前後移動モータ28を回転駆動して、頁めくりシャフト16を、めくるべき頁2Aと次頁との間に形成された隙間へ進入させた後、機構部上下モータ26を回転駆動して、間隔設定機構部13を上昇させる。その後、頁めくりシャフト回転モータ29を回転駆動して、軸方向移動機構部17を回転させて、頁めくりシャフト16を回転させることによって、めくるべき頁2Aだけ、即ち、1頁だけ自動的にめくることが可能となる。
また、載置台3の奥側の長手方向中央位置からほぼ垂直上方に所定高さ立設された支持梁7の前面部の上方には、赤外線LED20が配設されている。この赤外線LED20は、載置台3の手前側の側壁部3Aに沿って、頁移動機構部11よりもめくられた頁に対向する側に設けられた頁送り検出センサ47に向かって、斜め下方向に赤外線を発光するように構成されている。この頁送り検出センサ47は、赤外線の受光の有・無、及び受光量を検出可能に構成されている。
従って、頁めくりシャフト16によってめくられた頁は、赤外線LED20から頁送り検出センサ47に向かって照射された赤外線を遮ることとなる。このため、頁送り検出センサ47によって検出された赤外線の受光量の変化から、頁送りがされていない(空送)、1枚の頁送り、2枚以上の頁送り(重送)を検出することが可能となる。
次に、厚さ検出器43について図1及び図3に基づいて説明する。図1及び図3に示すように、厚さ検出器43は、本2の頁21を1枚だけ挿入する溝部43Aが設けられた断面略コの字形に形成されている。また、溝部43A内には、超音波発信器22Aと超音波受信機22Bとが対向して配置され、波の振動が間に挟まれた頁21を通過することにより遅延する値から当該頁21の厚さを測定するように構成されている。
従って、ユーザは、操作部56の厚さ測定ボタン(不図示)を押下して、厚さ測定器43の溝部43A内に本2の頁21を1枚だけ挿入することによって、頁21の厚さを入力することが可能となる。尚、ユーザはマイクロメータ等で本2の頁21の厚さを測定して、操作部56を介して直接入力するようにしてもよい。また、厚さ測定器43の溝部43A内に表紙を除いた全頁を挿入して合計厚さを測定し、この全頁の頁数を操作部56を介して入力することによって、頁21の厚さを算出して取得するように構成してもよい。
次に、硬さ検出器44について図1及び図4に基づいて説明する。図1及び図4に示すように、硬さ検出器44は、トルクゲージ23が設けられた固定部31と、固定部31に対してスライド移動可能に設けられたスライド部32とから構成されている。また、スライド部32の両側縁部には、一対の当接リブ33が立設され、このスライド部32を固定部31側にスライド移動させることにより、頁34を固定部31と各当接リブ33とによって平面状に挟持可能に構成されている。
また、トルクゲージ23は、検出端子が固定部31の内側面から突出するように構成されており、固定部31と各当接リブ33とによって平面状に挟持された頁34を所定高さ撓ませるために必要な力を検出可能に構成されている。従って、ユーザは、操作部56の硬さ測定ボタン(不図示)を押下して、硬さ測定器44に頁34を挟むことによって、頁34を所定高さ撓ませるために必要な力(例えば、単位はmNである。)を測定して、当該頁34の硬さとして入力することが可能となる。尚、ユーザは、頁34の硬さを硬度計(例えば、株式会社ミツトヨ製コードNo.811−330等である。)で直接測定して、操作部56を介して直接入力するようにしてもよい。
次に、書籍スキャン装置1の回路構成について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、書籍スキャン装置1は、書籍スキャン装置1の全体の制御を行う制御回路部51と、制御回路部51に接続される入出力インターフェース52と、入出力インターフェース52に接続されるCCDドライバ53、モータ駆動回路54等とから構成されている。また、入出力インターフェース52には、各モータ25〜29の駆動電流値を検出して出力する駆動電流検出回路30、操作部56、厚さ検出器43、硬さ検出器44、各光沢センサ45A、45B、各サイズ検出センサ46A〜46D、頁送り検出センサ47、押圧力センサ48等が接続されている。
また、制御回路部51は、書籍スキャン装置1の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU61や、ROM62、フラッシュメモリ(EEPROM)63、RAM64、通信I/F65等を備えている。また、CPU61、ROM62、EEPROM63、RAM64、通信I/F65は、バス線66により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
また、ROM62は、各種パラメータや各種のプログラムを記憶させておくものである。後述の頁めくりを行ってスキャンする頁スキャン処理(図7参照)等の各種プログラムが、ROM62に記憶されている。また、EEPROM63は、後述の制御情報データベース(制御情報DB)71(図6参照)等を記憶させておくものである。
そして、CPU61は、かかるROM62やEEPROM63に記憶されている各種パラメータや各種のプログラムに基づいて各種の演算及び制御を行なうものである。また、RAM64は、CPU61により演算された各種の演算結果や、本2の開かれた頁をスキャンすることで生じる画像データ等を、一時的に記憶させておくためのものである。
また、操作部56は、不図示の各種操作ボタンや液晶ディスプレイ等から構成され、電源のオンオフ、頁めくりを行う頁数の入力や、頁の厚さ測定、頁の硬さ測定等を行う際等に操作される。そして、制御回路部51は、各操作ボタンの押下等により操作部56から出力されるスイッチ信号に基づいて、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
また、CCDドライバ53は、CCDカメラ5を操作制御すると共に、CCDカメラ5が撮像した開かれた頁の画像データ処理を行ってデジタルデータとして制御回路部51へ出力する。また、制御回路部51のCPU61は、CCDドライバ53から受信した画像データをRAM64に一時記憶し、通信I/F65を介して外部のPC68へ出力する。
また、モータ駆動回路54には、めくりローラ回転モータ25、機構部上下モータ26、シャフト間隔変更モータ27、頁めくりシャフト前後移動モータ28、頁めくりシャフト回転モータ29が接続されている。そして、モータ駆動回路54は、制御回路部51のCPU61からの指示に従って、各モータ25、26、27、28、29を駆動制御する。
ここで、EEPROM63に格納される制御情報DB71の一例について図6に基づいて説明する。
図6に示すように、制御情報DB71は、データ番号と、本2の構成を表す特徴情報としての「硬さ」、「厚さ」、「光沢」、「頁数」、「本のサイズ」と、頁めくり機構4を駆動するために設定した制御情報としての「押圧力」、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」と、1枚の頁めくりの成否を表す「めくり成否」とから構成されている。
この「硬さ」には、硬さ検出器44によって検出された本2の頁の硬さ(例えば、単位は「mN」である。)が記憶されている。また、「厚さ」には、厚さ検出器43によって検出された本2の頁の厚さ(例えば、単位は、「100μm」である。)が記憶されている。また、「光沢」には、各光沢センサ45A、45Bを介して検出された本2のめくるべき頁2Aの光沢(例えば、「1」〜「10」の10段階評価である。)が記憶されている。また、「頁数」には、操作部56を介して入力されたスキャンする頁数が記憶されている。また、「本のサイズ」には、各サイズ検出センサ46A〜46Dを介して検出された本2のサイズが記憶されている。
また、「押圧力」は、押圧力センサ48を介して検出されためくりローラ14のめくるべき頁2Aへの押圧力が記憶されている。また、「シャフト間隔」は、めくるべき頁2Aに押し当てられためくりローラ14と頁押さえ15との間隔を表しており、シャフト間隔変更モータ27の原点位置からの回転量が記憶されている。尚、シャフト間隔変更モータ27が原点位置にある場合は、めくりローラ14と頁押さえ15とが接触して、「シャフト間隔」は「0」である。
また、「回転量」には、めくりローラ14を回転駆動するめくりローラ回転モータ25の、めくるべき頁2Aと次頁との間に隙間を形成するために回転した回転量(例えば、単位は回転量である。)が記憶されている。また、「回転速度」には、めくりローラ14を回転駆動するめくりローラ回転モータ25の、めくるべき頁2Aと次頁との間に隙間を形成するために回転したときの回転速度(例えば、単位はrpmである。)が記憶されている。更に、「めくり成否」には、頁送り検出センサ47によって1枚の頁送りが検出された旨を表す「Y」が記憶されている。
[頁スキャン処理]
次に、このように構成された書籍スキャン装置1による載置台3に開かれて置かれた本2の頁めくりを行ってスキャンする「頁スキャン処理」について図7乃至図9に基づいて説明する。尚、図7乃至図9にフローチャートで示されるプログラムは、書籍スキャン装置1のROM62に記憶されており、操作部56のスタートボタン(不図示)が押下された場合に、CPU61により実行される。
図7に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU61は、RAM64に記憶するデータや各部機能の初期化を行う。つまり、CPU61は、RAM64に記憶されている各種フラグや各カウンタに「0」を代入して初期化する。また、CPU61は、操作部56を介して入力されためくり頁数を頁代数Nに代入してRAM64に記憶する。また、CPU61は、厚さ検出器43を介して検出した本2の頁の厚さと、硬さ検出器44を介して検出した本2の頁の硬さとをRAM64に記憶する。
また、CPU61は、モータ駆動回路54を介して機構部上下モータ26を回転駆動して間隔設定機構部13を最も上まで移動させる。尚、間隔設定機構部13を最も上側まで移動した場合には、間隔設定機構部13が各案内溝12Aの上端部に当たって、機構部上下モータ27の駆動電流値が急激に増加するため、CPU61は、間隔設定機構部13が最も上まで移動したと判定し、機構部上下モータ27を停止する。また、間隔設定機構部13が最も上まで移動した場合には、めくりローラ14及び頁押さえ15は、頁めくりシャフト16よりも上側に位置している。
また、CPU61は、モータ駆動回路54を介して頁めくりシャフト前後移動モータ28を回転駆動して、頁めくりシャフト16を最も後側(図1中、手前側である。)まで移動させる。尚、頁めくりシャフト16を最も後側まで移動した場合には、頁めくりシャフト16の不図示の止め部が当たって頁めくりシャフト前後移動モータ28の駆動電流値が急激に増加するため、CPU61は、頁めくりシャフト16が最も後側まで移動したと判定し、頁めくりシャフト前後移動モータ28を停止する。また、頁めくりシャフト16が最も後側まで移動した場合には、頁めくりシャフト16は、A4サイズの本2の外側に位置している。
また、CPU61は、モータ駆動回路54を介して頁めくりシャフト回転モータ29を回転駆動して、頁めくりシャフト16の前側先端部(図1中、本2側の先端部である。)が、めくりローラ14の先端部と頁押さえ15の先端部とのほぼ中間位置に対向するまで回転させる。尚、頁めくりシャフト16をめくりローラ14の先端部と頁押さえ15の先端部とのほぼ中間位置に対向するまで回転させた場合には、軸方向移動機構部17の不図示の止め部が当たって頁めくりシャフト回転モータ29の駆動電流値が急激に増加するため、CPU61は、頁めくりシャフト16がめくりローラ14の先端部と頁押さえ15の先端部とのほぼ中間位置に対向したと判定し、頁めくりシャフト回転モータ29を停止する。
そして、S12において、CPU61は、各サイズ検出センサ46A〜46Dを介して載置台3に開かれて置かれた本2のサイズを検出してRAM64に記憶する。また、CPU61は、LED41を点灯して、本2のめくるべき頁2Aから反射してくる光の強度を各光沢センサ45A、45Bを介して検出し、各光強度の比からめくるべき頁2Aの光沢を決定してRAM64に記憶する。
続いて、S13において、CPU61は、後述のめくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件を設定する「駆動条件設定処理」のサブ処理(図8参照)を実行後、S14の処理に移行する。
S14において、CPU61は、駆動条件として設定されためくりローラ14と頁押さえ15との間隔のデータをRAM64から読み出し、モータ駆動回路54を介してシャフト間隔変更モータ27を回転駆動して、めくりローラ14と頁押さえ15との間隔を設定する。
その後、CPU61は、押圧力センサ48を介してめくりローラ14の押圧力を検出しつつ、モータ駆動回路54を介して機構部上下モータ26を回転駆動して間隔設定機構部13を下降させる。また、CPU61は、駆動条件として設定されためくりローラ14の押圧力をRAM64から読み出す。そして、CPU61は、押圧力センサ48を介して検出された押圧力が、この駆動条件として設定された押圧力に達した場合には、機構上下モータ26を停止して、めくりローラ14及び頁押さえ15をめくるべき頁2Aに設定された押圧力で押し当てる。
続いて、S15において、CPU61は、駆動条件として設定されためくりローラ14の回転量と回転速度とをRAM64から読み出す。そして、CPU61は、モータ駆動回路54を介してめくりローラ回転モータ25を、この設定された回転速度で設定された回転量だけ回転駆動する。つまり、CPU61は、めくるべき頁2Aの略中央部を上方に膨出させて次頁との間に充分な隙間を形成する。
そして、S16において、CPU61は、モータ駆動回路54を介して頁めくりシャフト前後移動モータ28を回転駆動して、頁めくりシャフト16を最も前側(図1中、奥側である。)まで移動させ、頁めくりシャフト16をめくるべき頁2Aと次頁との隙間に挿入する。尚、頁めくりシャフト16を最も前側まで移動した場合には、頁めくりシャフト16の不図示の止め部が当たって頁めくりシャフト前後移動モータ28の駆動電流値が急激に増加するため、CPU61は、頁めくりシャフト16が最も前側まで移動したと判定し、頁めくりシャフト前後移動モータ28を停止する。
その後、S17において、CPU61は、モータ駆動回路54を介して機構部上下モータ26を回転駆動して間隔設定機構部13を最も上まで移動させる。そして、CPU61は、モータ駆動回路54を介して頁めくりシャフト回転モータ29を所定駆動ステップ数だけ回転駆動して、頁めくりシャフト16の先端部を綴じ目側方向へ回転させて、改頁位置まで回転させる。尚、頁めくりシャフト16の先端部を改頁位置まで回転させるために必要な頁めくりシャフト回転モータ29の所定駆動ステップ数は、予めROM62に記憶されている。
続いて、S18において、CPU61は、頁送り検出センサ47を介して1枚の頁送りを検出したか否か、つまり、頁送りがされなかった「空送」や2枚以上の頁送りをした「重送」を検出しなかったか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、1枚の頁送りを検出した場合、つまり、空送や重送を検出しなかった場合には(S18:YES)、CPU61は、S19の処理に移行する。
S19において、CPU61は、載置台3に開かれて置かれた本2の両頁を、CCDドライバ53を介してCCDカメラ5で撮像し、この両頁の画像データ処理を行って、デジタルデータの情報としてRAM64に記憶する。
続いて、S20において、CPU61は、RAM64から頁カウント値Pを読み出し、この頁カウント値Pに「1」加算して再度、RAM64に記憶する。
その後、S21において、CPU61は、RAM64から頁カウント値Pと頁代数Nとを読み出し、この頁カウント値Pが頁代数Nと等しいか否か、つまり、操作部56を介して入力されためくり頁数の頁めくりを行ったか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、頁カウント値Pが頁代数Nよりも小さい、つまり、操作部56を介して入力されためくり頁数の頁めくりを行っていないと判定した場合には(S21:NO)、CPU61は、再度S14以降の処理を実行する。
一方、頁カウント値Pが頁代数Nと等しい、つまり、操作部56を介して入力されためくり頁数の頁めくりを行ったと判定した場合には(S21:YES)、CPU61は、S22の処理に移行する。
S22において、CPU61は、操作部56又はPC68を介して入力されためくり頁数のスキャンしたデジタルデータを通信I/F65を介してPC68に出力する。
そして、CPU61は、厚さ検出器43と硬さ検出器44で検出した本2の頁の厚さと硬さの検出値をRAM64から読み出し、EEPROM63に格納される制御情報DB71の「No」を更新すると共に、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「硬さ」と「厚さ」にそれぞれ記憶する。また、CPU61は、各光沢センサ45A、45Bを介して検出しためくるべき頁2Aの光沢をRAM64から読み出し、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「光沢」に記憶する。
また、CPU61は、めくり頁数を表す頁代数Nを読み出し、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「頁数」に記憶する。また、CPU61は、各サイズ検出センサ46A〜46Dを介して検出した本2のサイズをRAM64から読み出し、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「本のサイズ」に記憶する。また、CPU61は、駆動条件として設定されためくりローラ14の押圧力をRAM64から読み出し、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「押圧力」に記憶する。
また、CPU61は、駆動条件として設定されためくりローラ14と頁押さえ15との間隔をRAM64から読み出し、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「シャフト間隔」に記憶する。また、CPU61は、駆動条件として設定されためくりローラ14の回転量と回転速度とをRAM64から読み出し、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「回転量」、「回転速度」にそれぞれ記憶する。更に、CPU61は、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「めくり成否」に、1枚ずつの頁送りが行えたことを表す「Y」を記憶する。その後、CPU61は、当該処理を終了する。尚、CPU61は、制御情報DB71の更新した「No」に対応する「めくり成否」を記憶しないようにしてもよい。
他方、上記S18において、1枚の頁送りを検出しなかった場合、つまり、空送若しくは重送を検出した場合には(S18:NO)、CPU61は、エラーカウンタのカウント値WをRAM64から読み出し、このカウント値Wに「1」加算して、再度RAM64に記憶後、S23の処理に移行する。S23において、1枚の頁送りができなかったことが2回目か否か、つまり、空送若しくは重送があったのが2回目か否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU61は、エラーカウンタのカウント値WをRAM64から読み出し、このカウント値Wが「2」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、1枚の頁送りを検出しなかったことが1回目の場合、つまり、RAM64から読み出したエラーカウンタのカウント値Wが「1」の場合には(S23:NO)、CPU61は、S24の処理に移行する。S24において、CPU61は、後述のめくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件を再度設定する「駆動条件再設定処理」のサブ処理(図9参照)を実行後、S14の処理に移行する。
一方、1枚の頁送りができなかったことが2回目の場合、つまり、RAM64から読み出したエラーカウンタのカウント値Wが「2」の場合には(S23:YES)、CPU61は、S25の処理に移行する。S25において、CPU61は、操作部56の液晶ディスプレイ(不図示)に載置台3に開かれて置かれた本2の頁スキャンに失敗した旨を表すエラー報知を表示後、当該処理を終了する。
[駆動条件設定処理]
次に、上記S13でCPU61が実行する「駆動条件設定処理」のサブ処理について図8に基づいて説明する。
図8に示すように、先ず、S111において、CPU61は、厚さ検出器43と硬さ検出器44で検出した本2の頁の「厚さ」と「硬さ」の検出値と、各光沢センサ45A、45Bを介して検出しためくるべき頁2Aの「光沢」と、「めくり頁数」を表す頁代数Nと、各サイズ検出センサ46A〜46Dを介して検出した「本2のサイズ」とをRAM64から読み出す。
続いて、CPU61は、RAM64から読み出した「硬さ」、「厚さ」、「光沢」、「めくり頁数」、「本2のサイズ」と同じ組み合わせのデータ、又は、それぞれの近い値(例えば、±10%以内の値である。)の組み合わせのデータが、制御情報DB71に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM64から読み出した「硬さ」、「厚さ」、「光沢」、「めくり頁数」、「本2のサイズ」と同じ組み合わせのデータ、又は、それぞれの近い値の組み合わせのデータが、制御情報DB71に記憶されている場合には(S111:YES)、CPU61は、S112の処理に移行する。
S112において、CPU61は、RAM64から読み出した「硬さ」、「厚さ」、「光沢」、「めくり頁数」、「本2のサイズ」と同じ組み合わせのデータ、又は、それぞれの近い値の組み合わせのデータに対応する「押圧力」、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを制御情報DB71から読み出す。
そして、S113において、CPU61は、この制御情報DB71から読み出した「押圧力」、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としてRAM64に記憶後、メインフローチャートに戻り、S14の処理に移行する。従って、CPU61は、この「押圧力」のデータをめくりローラ14の押圧力の駆動条件として設定する。また、CPU61は、この「シャフト間隔」のデータをめくりローラ14と頁押さえ15との間隔の駆動条件として設定する。また、CPU61は、この「回転量」と「回転速度」をめくりローラ14の回転量、回転速度の駆動条件として設定する。
一方、RAM64から読み出した「硬さ」、「厚さ」、「光沢」、「めくり頁数」、「本2のサイズ」と同じ組み合わせのデータ、又は、それぞれの近い値の組み合わせのデータが、制御情報DB71に記憶されていない場合には(S111:NO)、CPU61は、S114の処理に移行する。S114において、CPU61は、RAM64から読み出した「硬さ」と同じデータ、又は、この「硬さ」に近いデータ(例えば、±10%以内のデータである。)が、制御情報DB71の「硬さ」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
尚、めくりローラ14と頁押さえ15の駆動条件である「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各制御データを決定するために使用されるRAM64から読み出した「硬さ」、「厚さ」、「光沢」は、頁めくりにより大きな影響を与える順として「硬さ」→「厚さ」→「光沢」の順番に予め優先順位が付され、この優先順位がROM62に記憶されている。従って、CPU61は、先ず、優先順位が1番目のRAM64から読み出した「硬さ」と同じデータ、又は、この「硬さ」に近いデータが、制御情報DB71の「硬さ」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM64から読み出した「硬さ」と同じデータ、又は、この「硬さ」に近いデータが、制御情報DB71の「硬さ」に記憶されている場合には(S114:YES)、CPU61は、S115の処理に移行する。S115において、CPU61は、制御情報DB71の「硬さ」に対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを読み出し、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の設定値としてRAM64に記憶後、S117の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「硬さ」が「100」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「硬さ:100」に対応する「シャフト間隔:50」、「回転量:10」、「回転速度:20」の各データを読み出し、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の設定値としてRAM64に記憶後、S117の処理に移行する。
一方、RAM64から読み出した「硬さ」と同じデータ、又は、この「硬さ」に近いデータが、制御情報DB71の「硬さ」に記憶されていない場合には(S114:NO)、CPU61は、S116の処理に移行する。S116において、CPU61は、制御情報DB71の「硬さ」に記憶されているデータのうちの、RAM64から読み出した「硬さ」の近傍の2つの「硬さ」のそれぞれに対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを読み出す。そして、CPU61は、RAM64から読み出した「硬さ」に対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を比例計算によって算出し、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の設定値としてRAM64に記憶後、S117の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「硬さ」が「90」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「硬さ:100」に対応する「シャフト間隔:50」、「回転量:10」、「回転速度:20」と、「硬さ:130」に対応する「シャフト間隔:70」、「回転量:13」、「回転速度:30」とを読み出す。そして、CPU61は、比例計算より「シャフト間隔:43.3」、「回転量:9」、「回転速度:16.7」を算出し、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の設定値としてRAM64に記憶後、S117の処理に移行する。
S117において、CPU61は、RAM64から読み出した「光沢」と同じデータ、又は、この「光沢」に近いデータ(例えば、±10%以内のデータである。)が、制御情報DB71の「光沢」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
尚、めくりローラ14と頁押さえ15の駆動条件である「押圧力」の制御データを決定するために使用されるRAM64から読み出した「硬さ」、「厚さ」、「光沢」は、「光沢」→「厚さ」→「硬さ」の順番に予め優先順位が付され、この優先順位がROM62に記憶されている。従って、CPU61は、先ず、優先順位が1番目のRAM64から読み出した「光沢」と同じデータ、又は、この「光沢」に近いデータが、制御情報DB71の「光沢」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM64から読み出した「光沢」と同じデータ、又は、この「光沢」に近いデータが、制御情報DB71の「光沢」に記憶されている場合には(S117:YES)、CPU61は、S118の処理に移行する。S118において、CPU61は、制御情報DB71の「光沢」に対応する「押圧力」のデータを読み出し、「押圧力」の設定値としてRAM64に記憶後、S120の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「光沢」が「8」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「光沢:8」に対応する「押圧力:150」のデータを読み出し、「押圧力」の設定値としてRAM64に記憶後、S120の処理に移行する。
一方、RAM64から読み出した「光沢」と同じデータ、又は、この「光沢」に近いデータが、制御情報DB71の「光沢」に記憶されていない場合には(S117:NO)、CPU61は、S119の処理に移行する。S119において、CPU61は、制御情報DB71の「光沢」に記憶されているデータのうちの、RAM64から読み出した「光沢」の近傍の2つの「光沢」のそれぞれに対応する「押圧力」の各データを読み出す。そして、CPU61は、RAM64から読み出した「光沢」に対応する「押圧力」を比例計算によって算出し、「押圧力」の設定値としてRAM64に記憶後、S120の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「光沢」が「5」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「光沢:8」に対応する「押圧力:150」と、「光沢:4」に対応する「押圧力:130」とを読み出す。そして、CPU61は、比例計算より「押圧力:135」を算出し、「押圧力」の設定値としてRAM64に記憶後、S120の処理に移行する。
そして、S120において、CPU61は、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」及び「押圧力」の各設定値をRAM64から読み出し、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としてRAM64に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S14の処理に移行する。従って、CPU61は、この「シャフト間隔」のデータをめくりローラ14と頁押さえ15との間隔の駆動条件として設定する。また、CPU61は、この「回転量」と「回転速度」をめくりローラ14の回転量、回転速度の駆動条件として設定する。また、CPU61は、この「押圧力」のデータをめくりローラ14の押圧力の駆動条件として設定する。
[駆動条件再設定処理]
次に、上記S24でCPU61が実行する「駆動条件再設定処理」のサブ処理について図9に基づいて説明する。
図9に示すように、先ず、S211において、CPU61は、頁送り検出センサ47を介して頁送りがされなかった「空送」を検出したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、頁送り検出センサ47を介して頁送りがされなかった「空送」を検出した場合には(S211:YES)、CPU61は、S212の処理に移行する。
S212において、CPU61は、厚さ検出器43で検出した本2の頁の「厚さ」の検出値をRAM64から読み出し、このRAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータ(例えば、±10%以内のデータである。)が、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、めくりローラ14と頁押さえ15の駆動条件である「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各制御データを再設定するために、CPU61は、優先順位が2番目のRAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。ここで、「空送」を検出した場合には、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を調整することにより解消されることが多いため、本2の頁の「厚さ」を加味して「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を補正する。
そして、RAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されている場合には(S212:YES)、CPU61は、S213の処理に移行する。S213において、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ」に対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを読み出し、「補正用シャフト間隔」、「補正用回転量」、「補正用回転速度」としてRAM64に記憶後、S215の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「厚さ」が「0.8」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ:0.8」に対応する「シャフト間隔:70」、「回転量:13」、「回転速度:30」の各データを読み出し、「補正用シャフト間隔:70」、「補正用回転量:13」、「補正用回転速度:30」としてRAM64に記憶後、S215の処理に移行する。
一方、RAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されていない場合には(S212:NO)、CPU61は、S214の処理に移行する。S214において、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されているデータのうちの、RAM64から読み出した「厚さ」の近傍の2つの「厚さ」のそれぞれに対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを読み出す。そして、CPU61は、RAM64から読み出した「厚さ」に対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を比例計算によって算出し、「補正用シャフト間隔」、「補正用回転量」、「補正用回転速度」としてRAM64に記憶後、S215の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「厚さ」が「0.9」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ:1.0」に対応する「シャフト間隔:90」、「回転量:15」、「回転速度:40」と、「厚さ:0.8」に対応する「シャフト間隔:70」、「回転量:13」、「回転速度:30」とを読み出す。そして、CPU61は、比例計算より「シャフト間隔:80」、「回転量:14」、「回転速度:35」を算出し、「補正用シャフト間隔:80」、「補正用回転量:14」、「補正用回転速度:35」としてRAM64に記憶後、S215の処理に移行する。
続いて、S215において、CPU61は、上記S120で設定しためくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としての「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」と、「補正用シャフト間隔」、「補正用回転量」、「補正用回転速度」とをRAM64から読み出すと共に、補正係数K(0<K<1で、例えば、K=0.7である。)をROM62から読み出す。尚、補正係数Kは、予めROM62に記憶されている。
そして、CPU61は、((シャフト間隔)+(補正用シャフト間隔)×K)÷(1+K)の式より算出した値を「シャフト間隔」の再設定値としてRAM64に記憶する。また、CPU61は、((回転量)+(補正用回転量)×K)÷(1+K)の式より算出した値を「回転量」の再設定値としてRAM64に記憶する。また、CPU61は、((回転速度)+(補正用回転速度)×K)÷(1+K)の式より算出した値を「回転速度」の再設定値としてRAM64に記憶する。
例えば、CPU61は、上記S120で設定しためくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としての「シャフト間隔:50」、「回転量:10」、「回転速度:20」と、「補正用シャフト間隔:80」、「補正用回転量:14」、「補正用回転速度:35」とをRAM64から読み出すと共に、補正係数Kとして「0.7」をROM62から読み出す。
そして、CPU61は、(50+80×0.7)÷(1+0.7)=62.4を「シャフト間隔」の再設定値としてRAM64に記憶する。また、CPU61は、(10+14×0.7)÷(1+0.7)=11.6を「回転量」の再設定値としてRAM64に記憶する。また、CPU61は、(20+35×0.7)÷(1+0.7)=26.2を「回転速度」の再設定値としてRAM64に記憶する。
続いて、CPU61は、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各再設定値をRAM64から読み出し、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としてRAM64に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S14の処理に移行する。従って、CPU61は、「空送」の場合には、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件のうちの「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各設定値を頁の厚さを加味して補正し、当該駆動条件を再設定する。
他方、上記S211で頁送り検出センサ47を介して頁送りがされなかった「空送」を検出しなかった場合、つまり、2枚以上の頁送りをした「重送」を検出した場合には(S211:NO)、CPU61は、S216の処理に移行する。S216において、CPU61は、厚さ検出器43で検出した本2の頁の「厚さ」の検出値をRAM64から読み出し、このRAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータ(例えば、±10%以内のデータである。)が、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
つまり、めくりローラ14と頁押さえ15の駆動条件である「押圧力」の制御データを再設定するために、CPU61は、優先順位が2番目のRAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。ここで、「重送」を検出した場合には、「押圧力」を調整することにより解消されることが多いため、本2の頁の「厚さ」を加味して「押圧力」を補正する。
そして、RAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されている場合には(S216:YES)、CPU61は、S217の処理に移行する。S217において、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ」に対応する「押圧力」のデータを読み出し、「補正用押圧力」としてRAM64に記憶後、S219の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「厚さ」が「0.8」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ:0.8」に対応する「押圧力:130」のデータを読み出し、「補正用押圧力:130」としてRAM64に記憶後、S219の処理に移行する。
一方、RAM64から読み出した「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されていない場合には(S216:NO)、CPU61は、S218の処理に移行する。S218において、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されているデータのうちの、RAM64から読み出した「厚さ」の近傍の2つの「厚さ」のそれぞれに対応する「押圧力」の各データを読み出す。そして、CPU61は、RAM64から読み出した「厚さ」に対応する「押圧力」を比例計算によって算出し、「補正用押圧力」としてRAM64に記憶後、S219の処理に移行する。
例えば、図6に示すように、RAM64から読み出した「厚さ」が「0.9」の場合には、CPU61は、制御情報DB71の「厚さ:1.0」に対応する「押圧力:120」と、「厚さ:0.8」に対応する「押圧力:130」とを読み出す。そして、CPU61は、比例計算より「押圧力:125」を算出し、「補正用押圧力:125」としてRAM64に記憶後、S219の処理に移行する。
続いて、S219において、CPU61は、上記S120で設定しためくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としての「押圧力」と、「補正用押圧力」とをRAM64から読み出すと共に、補正係数K(0<K<1で、例えば、K=0.7である。)をROM62から読み出す。そして、CPU61は、((押圧力)+(補正用押圧力)×K)÷(1+K)の式より算出した値を「押圧力」の再設定値としてRAM64に記憶する。尚、補正係数Kは、予めROM62に記憶されている。
例えば、CPU61は、上記S120で設定しためくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としての「押圧力:135」と「補正用押圧力:125」とをRAM64から読み出すと共に、補正係数Kとして「0.7」をROM62から読み出す。そして、CPU61は、(135+125×0.7)÷(1+0.7)=130.9を「押圧力」の再設定値としてRAM64に記憶する。
続いて、CPU61は、「押圧力」の再設定値をRAM64から読み出し、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件としてRAM64に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S14の処理に移行する。従って、CPU61は、「重送」の場合には、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件のうちの「押圧力」の設定値を頁の厚さを加味して補正し、当該駆動条件を再設定する。
ここで、厚さ検出器43、硬さ検出器44、光沢センサ45A、45B、サイズ検出センサ46A〜46Dは、特徴取得手段の一例を構成する。また、頁めくり機構4は、頁めくり手段の一例として機能する。また、CPU61は、制御手段、制御情報取得手段、特徴判定手段、第1制御項目別判定手段、枚数判定手段、第2制御項目別判定手段の一例として機能する。また、CPU61、EEPROM63は、データベース作成手段の一例を構成する。また、ROM62は、優先順位記憶手段の一例として機能する。また、赤外線LED20、頁送り検出センサ47は、枚数検出手段の一例を構成する。また、CCDカメラ5、CCDドライバ53は、情報取得手段の一例を構成する。
以上詳細に説明した通り、本実施例に係る書籍スキャン装置1では、CPU61は、操作部56を介して入力されためくり頁数の頁めくりが成功した場合には、厚さ検出器43、硬さ検出器44、光沢センサ45A、45B、サイズ検出センサ46A〜46Dを介して検出した本2の頁の「厚さ」、「硬さ」、「光沢」、「本2のサイズ」と、めくり頁数と、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件として設定された「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」及び「押圧力」の各設定値と、1枚ずつの頁送りが行えたことを表す「めくり成否」とを、制御情報DB71の更新した「No」に対応させてEEPROM63に記憶する。
これにより、初めて頁めくりを行う本2が載置台3に開かれて置かれても、CPU61は、この本2の頁の「厚さ」、「硬さ」、「光沢」、「本2のサイズ」と、「めくり頁数」と同じ組み合わせのデータ、又は、それぞれの近い値(例えば、±10%以内の値である。)の組み合わせのデータに対応する「押圧力」、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データを制御情報DB71から読み出して、頁めくり機構4の駆動条件として設定することが可能となる。従って、CPU61は、制御情報DB71から取得したこれらの駆動条件に従って頁めくり機構4を駆動制御することによって、初めて頁めくりを行う本2が載置台3に開かれて置かれても、確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、CPU61は、載置台3に開かれて置かれた本2の頁の「厚さ」、「硬さ」、「光沢」、「本2のサイズ」と、「めくり頁数」と同じ組み合わせのデータ、又は、それぞれの近い値(例えば、±10%以内の値である。)の組み合わせのデータが制御情報DB71に記憶されていない場合には、本2の頁の「硬さ」と同じデータ、又は、この「硬さ」に近いデータに対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データと、本2の頁の「光沢」と同じデータ、又は、この「光沢」に近いデータに対応する「押圧力」のデータとを制御情報DB71から読み出して、頁めくり機構4の駆動条件として設定することが可能となる。従って、CPU61は、制御情報DB71から取得したこれらの駆動条件に従って頁めくり機構4を駆動制御することによって、初めて頁めくりを行う本2が載置台3に開かれて置かれても、確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、載置台3に開かれて置かれた本2の頁の「硬さ」と同じデータ、又は、この「硬さ」に近いデータが、制御情報DB71の「硬さ」に記憶されていない場合には、本2の頁の「硬さ」の近傍の2つの「硬さ」のそれぞれに対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データから、当該「硬さ」に対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を比例計算によって算出する。
また、本2の頁の「光沢」と同じデータ、又は、この「光沢」に近いデータが、制御情報DB71の「光沢」に記憶されていない場合には、本2の頁の「光沢」の近傍の2つの「光沢」のそれぞれに対応する「押圧力」の各データから、当該「光沢」に対応する「押圧力」を比例計算によって算出する。そして、これら算出した「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」及び「押圧力」を頁めくり機構4の駆動条件として設定することが可能となる。従って、CPU61は、算出したこれらの駆動条件に従って頁めくり機構4を駆動制御することによって、初めて頁めくりを行う本2が載置台3に開かれて置かれても、確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、空送した場合には、CPU61は、優先順位が2番目である本2の頁の「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータに対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を「補正用シャフト間隔」、「補正用回転量」、「補正用回転速度」として制御情報DB71から読み出すと共に、補正係数KをROM62から読み出し、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を補正して駆動条件を再設定する。
また、CPU61は、本2の頁の「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されていない場合には、この「厚さ」の近傍の2つの「厚さ」のそれぞれに対応する「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の各データから、当該「厚さ」に対応する「補正用シャフト間隔」、「補正用回転量」、「補正用回転速度」を比例計算により算出して、補正係数KをROM62から読み出し、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」を補正して駆動条件を再設定する。
これにより、空送した場合には、「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」の設定値を直ちに再設定することが可能となる。従って、CPU61は、再設定したこれらの駆動条件に従って頁めくり機構4を駆動制御することによって、確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
また、重送した場合には、CPU61は、優先順位が2番目である本2の頁の「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータに対応する「押圧力」を「補正用押圧力」として制御情報DB71から読み出すと共に、補正係数KをROM62から読み出し、「押圧力」を補正して駆動条件を再設定する。
また、CPU61は、本2の頁の「厚さ」と同じデータ、又は、この「厚さ」に近いデータが、制御情報DB71の「厚さ」に記憶されていない場合には、この「厚さ」の近傍の2つの「厚さ」のそれぞれに対応する「押圧力」の各データから、当該「厚さ」に対応する「補正用押圧力」を比例計算により算出して、補正係数KをROM62から読み出し、「押圧力」を補正して駆動条件を再設定する。
これにより、重送した場合には、「押圧力」の設定値を直ちに再設定することが可能となる。従って、CPU61は、再設定したこれらの駆動条件に従って頁めくり機構4を駆動制御することによって、確実に1頁ずつ自動的にめくることが可能となる。
更に、書籍スキャン装置1では、頁めくり機構4によって本2の頁めくりを自動的に行って、CCDカメラ5を介して載置台3に開かれて置かれた本2の全頁又は一部の頁に記載された内容をデジタルデータとして取得することが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、S25において、CPU61は、エラー報知だけでなく、当該本2の頁の「厚さ」、「硬さ」、「光沢」、「本2のサイズ」と、めくり頁数と、めくりローラ14と頁押さえ15との駆動条件として設定された「シャフト間隔」、「回転量」、「回転速度」及び「押圧力」の各設定値と、1枚の頁送りが行えなかったことを表す「めくり成否:N」とを、制御情報DB71の更新した「No」に対応させてEEPROM63に記憶するようにしてもよい。
また、上記S13及びS24において、CPU61は、制御情報DB71に記憶される各データのうちの、「めくり成否」が「Y」のデータだけを使用するようにしてもよい。これにより、制御情報DB71から「めくり成否」が「N」の各データ読み出すことによって、1枚ずつの頁送りができなかった原因解析を迅速に行うことが可能となる。
1 書籍スキャン装置
2 本
3 載置台
4 頁めくり機構
5 CCDカメラ
8 頁膨出機構部
11 頁移動機構部
12 上下機構部
13 間隔設定機構部
14 めくりローラ
15 頁押さえ
16 頁めくりシャフト
20 赤外線LED
41 LED
43 厚さ検出器
44 硬さ検出器
45A,45B 光沢センサ
46A〜46D サイズ検出センサ
47 頁送り検出センサ
48 押圧力センサ
56 操作部
61 CPU
62 ROM
63 EEPROM
64 RAM
71 制御情報DB

Claims (7)

  1. 本を開いた状態で載置する載置台と、
    前記載置台に載置された本の構成に関する特徴情報を取得する特徴取得手段と、
    前記載置台に載置された本の開かれた頁をめくる頁めくり手段と、
    前記頁めくり手段を駆動制御する制御手段と、
    前記制御手段が前記頁めくり手段を駆動制御するために設定した制御情報を取得する制御情報取得手段と、
    前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と前記制御情報取得手段によって取得された制御情報とを関連付けて格納した制御情報データベースを作成して記憶するデータベース作成手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と前記制御情報データベースに格納される前記制御情報とに基づいて前記頁めくり手段を駆動制御することを特徴とする頁めくり機構。
  2. 前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と同じ特徴情報が、前記制御情報データベースに格納されているか否かを判定する特徴判定手段を備え、
    前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と同じ特徴情報が、前記制御情報データベースに格納されていると前記特徴判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、当該本の特徴情報と同じ特徴情報に対応する制御情報を前記制御情報データベースから読み出し、該制御情報に従って前記頁めくり手段を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の頁めくり機構。
  3. 前記制御情報は複数種類の制御項目の設定値から構成されると共に、前記本の特徴情報は複数種類の特徴項目の取得値から構成され、
    前記制御項目毎に前記複数種類の特徴項目の優先順位を記憶する優先順位記憶手段と、
    前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と同じ特徴情報が、前記制御情報データベースに格納されていないと前記特徴判定手段によって判定された場合には、前記制御項目毎に該制御項目の最優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されているか否かを判定する第1制御項目別判定手段を備え、
    前記制御項目の最優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されていると前記第1制御項目別判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、該最優先順位の特徴項目の取得値に対応する当該制御項目の設定値を前記制御情報データベースから読み出し、該制御項目の設定値として設定することを特徴とする請求項2に記載の頁めくり機構。
  4. 前記制御項目の最優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されていないと前記第1制御項目別判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、該最優先順位の特徴項目の取得値に近い複数個の取得値に対応する当該制御項目の複数個の設定値を前記制御情報データベースから読み出し、該複数個の設定値に基づいて該制御項目の設定値を設定することを特徴とする請求項3に記載の頁めくり機構。
  5. 前記頁めくり手段によって一度にめくられた頁が0枚、1枚又は2枚以上のいずれであるかを検出する枚数検出手段と、
    前記枚数検出手段によって0枚又は2枚以上の頁数が検出されたか否かを判定する枚数判定手段と、
    前記枚数検出手段によって0枚又は2枚以上の頁数が検出されたと前記枚数判定手段によって判定された場合には、前記制御項目毎に該制御項目の2番目の優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されているか否かを判定する第2制御項目別判定手段と、
    を備え、
    前記制御項目の2番目の優先順位の前記特徴項目の取得値と同じ取得値が、前記制御情報データベースに格納されていると前記第2制御項目別判定手段によって判定された場合には、前記制御手段は、該2番目の優先順位の特徴項目の取得値に対応する当該制御項目の設定値を補正用データとして前記制御情報データベースから読み出し、該制御項目の設定値を前記補正用データに基づいて再設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の頁めくり機構。
  6. 前記頁めくり手段によって一度にめくられた頁が0枚、1枚又は2枚以上のいずれであるかを検出する枚数検出手段を備え、
    前記データベース作成手段は、前記制御情報に関連付けて前記枚数検出手段の検出結果を前記制御情報データベースに格納し、
    前記制御手段は、前記特徴取得手段によって取得された本の特徴情報と前記枚数検出手段の検出結果が1枚に対応する制御情報とに基づいて前記頁めくり手段を駆動制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の頁めくり機構。
  7. 前記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の頁めくり機構と、
    前記載置台に載置された本の開かれた頁に記載された情報をデジタルデータとして取得する情報取得手段と、
    を備えたことを特徴とする書籍スキャン装置。
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