JP2011051162A - 衝撃吸収部材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】衝撃吸収部材20は、成形型内で発泡成形される発泡体からなる本体22と、この本体22に成形型での発泡成形時に埋め込まれ、ドアトリムへの取付部分となる取付部材24とを有している。取付部材24は、取付孔26aを有する筒体部26と、この筒体部26の端部に設けられ、発泡体の発泡成形時に成形型の型面に当接するフランジ部28と、このフランジ部28における型面への当接面に凹設され、型面との間に隙間を形成する溝部30とを備えている。
【選択図】図1
Description
成形型内で発泡成形される発泡体からなる本体と、この本体に成形型での発泡成形時に埋め込まれ、車両内装部材への取付部分となる取付部材とを有する衝撃吸収部材において、
前記取付部材は、
前記車両内装部材の取付軸が挿入される取付孔を有する筒形の本体部と、
前記本体部の少なくとも一端に設けられ、前記発泡体の発泡成形時に前記成形型の型面に当接するフランジ部と、
前記フランジ部における型面への当接面に凹設され、該フランジ部における前記取付孔を画成する内縁および外縁に亘って延在して前記型面との間に隙間を形成する溝部とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、衝撃吸収部材における本体の発泡成形時に、取付部材の溝部から空気を逃して取付部材の周りまで原料を適切に充填することができるので、本体における欠肉部分の発生を抑制することができる。また、本体に埋設されたフランジ部の溝部に該本体が入り込むことで、本体に対して取付部材が強固に取り付けれる。
前記取付孔に挿入して前記取付部材のフランジ部から突出した前記取付軸の先端に設けた取着部で該フランジ部を押えて、前記本体は前記車両内装部材に取り付けられることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、溝部が設けられたフランジ部を取付軸の取着部で押さえる構成であるので、取着部とフランジ部とがずれ難く、衝撃吸収部材を車両内装部材に対して強固に取り付けることができる。
請求項3に係る発明によれば、取付部材の取付孔から突出した取付軸を溶融して取着部を形成した際に、溝部に取着部が入り込むので、車両内装部材へより強固に取り付けることができる。
請求項4に係る発明によれば、複数の溝部をフランジ部の端面に放射状に配置することで、フランジ部周りの何れの方向からも空気を逃すことができる。
成形型内で発泡成形される発泡体からなる本体と、この本体に埋め込まれ、車両内装部材への取付部分となる取付部材とを有する衝撃吸収部材の製造方法において、
前記取付部材の端部に設けられたフランジ部を、該取付部材における筒形の本体部に設けられた取付孔を囲むように成形型の型面に当接した状態で、取付部材を成形型にセットし、
前記フランジ部における型面との当接面に凹設された溝部を介して成形型のキャビティと前記取付孔とを連通したもとで、該キャビティに供給した原料を発泡・成形するようにしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、衝撃吸収部材における本体の発泡成形時に、取付部材の溝部から空気を逃して取付部材の周りまで原料を適切に充填することができるので、本体における欠肉部分の発生を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、取付部材における本体部の両端にフランジ部が設けられているので、取付部材の成形型へのセットに際して何れのフランジ部を上下にしてもよく、取付部材のセット作業を容易に行うことができる。
請求項7に係る発明によれば、複数の溝部をフランジ部の端面に放射状に配置することで、フランジ部周りの何れの方向からも空気を逃すことができる。
請求項8に係る発明によれば、取付部材の取付孔に整合する成形型の孔部へ溝部および取付孔を介してキャビティの空気を逃がすことができるので、キャビティにおける空気溜まりの発生をより好適に抑制できる。
本発明は、前述の実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)取付部材は、筒体部の両端にフランジ部を設けたが何れか一方の端部にだけ設ける構成であってもよい。
(2)実施例では、ドアトリムに取り付ける衝撃吸収部材を例に挙げたが、ピラーガーニッシュやインストルメントパネル等の車両内装部材に取り付ける衝撃吸収部材に適用可能である。
(3)実施例では、ドアトリム12の取付軸14の先端を溶融することで衝撃吸収部材20を取り付けたが、図5に示すように、取付軸14の先端部に形成したネジ溝14aに取着部としてのナット16を螺合することで、ナット16で取付部材24のフランジ部28を押えて衝撃吸収部材20を取り付けてもよい。変更例の取付構造は、衝撃吸収部材20を取付軸14に取付孔26aを嵌め合わせた際に、ドアパネル10側のフランジ部28から突出するネジ溝14aにナット16を螺合して、ドアトリム12とナット16との間に挟んで衝撃吸収部材20が取り付けられる。ナット16およびフランジ部28における互いに当接する面は平坦であるが、フランジ部28に溝部30が設けられているので、ネジ溝14aに取着したナット16が弛み難い。また、変更例の取付構造は、ナット16におけるフランジ部28と当接する面に突起16aを設けることで、突起16aを溝部30に係止させて、更に弛み難くすることができる。
16 ナット(取着部),22 本体,24 取付部材,26 筒体部(本体部),
28 フランジ部,30 溝部,30a 隙間,40 成形型,
42a 下型面(型面),44a 上型面(型面),46 孔部,
G ウレタン原料(原料)
Claims (8)
- 成形型内で発泡成形される発泡体からなる本体と、この本体に成形型での発泡成形時に埋め込まれ、車両内装部材への取付部分となる取付部材とを有する衝撃吸収部材において、
前記取付部材は、
前記車両内装部材の取付軸が挿入される取付孔を有する筒形の本体部と、
前記本体部の少なくとも一端に設けられ、前記発泡体の発泡成形時に前記成形型の型面に当接するフランジ部と、
前記フランジ部における型面への当接面に凹設され、該フランジ部における前記取付孔を画成する内縁および外縁に亘って延在して前記型面との間に隙間を形成する溝部とを備えた
ことを特徴とする衝撃吸収部材。 - 前記取付部材は、前記本体部の両端に前記フランジ部を有し、該フランジ部の夫々に前記溝部が設けられ、
前記取付孔に挿入して前記取付部材のフランジ部から突出した前記取付軸の先端に設けた取着部で該フランジ部を押えて、前記本体は前記車両内装部材に取り付けられる請求項1記載の衝撃吸収部材。 - 前記取着部は、前記取付孔に挿入して前記取付部材のフランジ部から突出した前記取付軸の先端を溶融により拡大して形成される請求項2記載の衝撃吸収部材。
- 前記フランジ部には、前記取付孔を囲んで複数の溝部が放射状に配置される請求項1〜3の何れか一項に記載の衝撃吸収部材。
- 成形型内で発泡成形される発泡体からなる本体と、この本体に埋め込まれ、車両内装部材への取付部分となる取付部材とを有する衝撃吸収部材の製造方法において、
前記取付部材の端部に設けられたフランジ部を、該取付部材における筒形の本体部に設けられた取付孔を囲むように成形型の型面に当接した状態で、取付部材を成形型にセットし、
前記フランジ部における型面との当接面に凹設された溝部を介して成形型のキャビティと前記取付孔とを連通したもとで、該キャビティに供給した原料を発泡・成形するようにした
ことを特徴とする衝撃吸収部材の製造方法。 - 前記取付部材は、前記本体部の両端に前記フランジ部を有し、該フランジ部の夫々に前記溝部が設けられる請求項5記載の衝撃吸収部材の製造方法。
- 前記フランジ部には、前記取付孔を囲んで複数の溝部が放射状に配置される請求項5または6記載の衝撃吸収部材の製造方法。
- 前記取付部材は、前記成形型の型面に設けられた孔部に前記取付孔が整合するように該成形型にセットされる請求項5〜7の何れか一項に記載の衝撃吸収部材の製造方法。
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JPH0449014A (ja) * | 1990-06-19 | 1992-02-18 | Hayashi Telempu Co Ltd | 自動車用の内装材へのクリップの固定方法 |
JPH0477415U (ja) * | 1990-11-19 | 1992-07-07 | ||
JP2005207524A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Bridgestone Corp | Ea材の取付用クリップ及び取付構造 |
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2009
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