JP2011051042A - 連続シート体の破断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連続シート体20を前送りする正回転方向と、連続シート体を戻し方向に移動させる逆回転方向に、モータ40により正逆回転駆動される供給ローラ32と、供給ローラ32の下流側に配置される排出ローラ36と、モータ40の正逆回転を制御する制御部とを備え、排出ローラ36は、モータ40の正回転時には正回転駆動され、モータ40の逆回転時には回転がロックし、制御部は、連続シート体20を前送りして破断部を供給ローラ32と排出ローラ36との中間に位置させるモータ40の正回転と、供給ローラ36のみを逆回転駆動し、前記破断部において連続シート体20を破断させるモータ40の逆回転とを、切り替えて制御することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このような連続シート体を、破断部あるいは弱体部において切断する装置として、ミシン目などの破断部をカッタ刃を用いて切断する装置(特許文献1等)や、ミシン目を挟む位置で連続シート体に反対方向の力を作用させて切断する装置(特許文献2等)が提案されている。
すなわち、本発明に係る連続シート体の破断装置は、駆動用のモータと、連続シート体を前送りする正回転方向と、連続シート体を戻し方向に移動させる逆回転方向に、前記モータにより正逆回転駆動される供給ローラと、前記連続シート体の前送り方向の前記供給ローラの下流側に、該供給ローラに並列に、前記連続シート体に設けられた破断部が前記供給ローラとの間に配置される間隔をあけて配置される排出ローラと、前記モータの正逆回転を制御する制御部とを備え、前記排出ローラは、前記モータの正回転時には正回転駆動され、前記モータの逆回転時には回転がロックし、前記制御部は、前記連続シート体を前送りして前記破断部を前記供給ローラと前記排出ローラとの中間に位置させる前記モータの正回転と、前記供給ローラのみを逆回転し前記破断部において前記連続シート体を破断させる前記モータの逆回転とを、切り替えて制御することを特徴とする。
なお、前記モータと前記供給ローラと前記排出ローラはベルト等の循環体を相互に掛け渡して連繋する構成とすることができ、また前記モータと前記供給ローラとを第1のギヤ機構を介して連繋し、前記モータと前記排出ローラとを第2のギヤ機構を介して連繋する構成とすることもできる。
以下、本発明に係る連続シート体の破断装置の実施の形態について、図面とともに詳細に説明する。
図1は、連続シート体の破断装置(以下、「破断装置」という。)の正面図、図2は平面図である。破断装置5は上部が開口する箱状に形成された筐体10と、連続シート体20をミシン目等の破断部が設けられた位置において破断する破断機構30とを備える。
筐体10には、破断機構30を挟む一方側に破断前の連続シート体20を収納して破断機構30に向けて連続シート体20を供給する供給部12が設けられ、筐体10の他方側には破断後の個片化された破断品20aを収納する収納部14が設けられている。
図1、2は供給部12に連続シート体20を収納し、供給部12から破断機構30に向けて連続シート体20を引き出した状態を示す。収納部14には数枚、破断品20aが収納されている様子を示す。
供給ローラ32と排出ローラ36とを離間させて配置することにより、支持部31上には供給ローラ32と排出ローラ36とによって挟まれた空き領域が形成される。この空き領域は、連続シート体20を切断する操作に利用される領域であり、切断操作が的確になされるように供給ローラ32と排出ローラ36の設置間隔が設定される。
図3は、破断装置5の左側面図(連続シート体20が破断機構30に送入される側から見た状態)であり、供給ローラ32と駆動用のモータ40等の構成を側面方向から見た状態を示す。
供給ローラ32は支持部31の上方に支持軸321が配された第1の供給ローラ32aと、支持部31の下方に支持軸322が配された第2の供給ローラ32bとを備える。第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bの支持軸321、322にはそれぞれローラ体323、324が被覆され、ローラ体323、324は互いに対向配置される。なお、図3では、第1の供給ローラ32aのローラ体323を断面図によって示す。ローラ体323、324は、連続シート体20の幅と略同寸法の長さに形成される。
支持軸321の外周の上面には、筐体壁10a、10bの内側面に設けられた突起104、105に係止されたスプリング50、51の押圧片が当接する。この押圧片は、支持軸321を第2の供給ローラ32bに向けて常時、弾性的に押圧する作用をなす。第2の供給ローラ32bの筐体壁10a、10bにおける支持位置は固定されており、第1の供給ローラ32aはスプリング50、51の作用により、第2の供給ローラ32bを弾性的に押圧する。
第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bとによる挟圧力は、弾性係数が異なるスプリング50、51に交換することによって調節することができる。
ローラ体323、324にはプラスチック材、ゴム材、金属材等の適宜材料を使用することができる。ローラ体323、324の材質は、連続シート体20の素材等に応じて適宜選択することができる。
支持軸322には、第2のギヤ34bが固定されている位置よりもさらに先端側に、駆動用のモータ40と連繋する第1のプーリ42が固定される。
図1に、第1の供給ローラ32aと同軸に第1のギヤ34aが取り付けられ、第2の供給ローラ32bと同軸に第2のギヤ34bと第1のプーリ42が取り付けられていることを示す。
図4は、破断装置5の右側面図(破断品20aが破断機構30から排出される側から見た状態)であり、排出ローラ36と駆動用のモータ40の配置位置関係を示す。
排出ローラ36は支持部31の上方に支持軸361が配された第1の排出ローラ36aと、支持部31の下方に支持軸362が配された第2の排出ローラ36bとを備える。第1の排出ローラ36aと第2の排出ローラ36bの支持軸361、362にはそれぞれローラ体363、364が被覆され、ローラ体363、364は互いに対向配置される。図4では、ローラ体363を断面図によって示す。
図1、2に示すように、スプリング50、51は押圧片の端部を供給ローラ32と排出ローラ36の支持軸321、361上に延出させ、第1の供給ローラ32aと第1の排出ローラ36aを、第2の供給ローラ32bと第2の排出ローラ36bに向けて弾性的に押圧する。
支持軸362には、第4のギヤ38bが固定されている位置よりもさらに先端側に、駆動用のモータ40と連繋する第2のプーリ43が固定される。第2のプーリ43はベルト44を介してモータ40の駆動軸40aに固定されているプーリ41と連繋する。
図1に示すように、ベルト44は、駆動用のプーリ41と、第1のプーリ42及び第2のプーリ43との間を循環するように掛け渡される。ベルト44の循環経路は、正面方向から見てほぼ正三角形状である。
なお、第2の供給ローラ32bの支持軸322に装着されている第1のプーリ42は、クラッチ機構を備えず支持軸322に直結し、モータ40と供給ローラ32とは常時直結している。
図2に示すように、筐体10の後部側の筐体壁10b上の排出ローラ36の下流側に第1のセンサ61が配置され、供給ローラ32と排出ローラ36との中間位置に第2のセンサ62が配置されている。
第1のセンサ61は、連続シート体20を所定の破断位置に位置合わせするために連続シート体20の送り位置や送り量を制御する際に使用される。第1のセンサ61と連続シート体20の前端部とが交差する(重複する)ことにより、連続シート体20の前端が第1のセンサ61の位置にまで達したことが検知される。
なお、第1のセンサ61は、排出ローラ36の下流側に連続シート体20が存在するか否かを検知するためのものであり、離隔センサを使用するような場合は、センサの設置位置が排出ローラ36の下流側でなければならないわけではない。第2のセンサ62についても、使用するセンサによって検知可能であれば、供給ローラ32と排出ローラ36との中間位置に設置する方法に限らない。
検知対象物には、紙等のような光を透過しない、もしくは光の透過を抑制する製品の他に、プラスチックシート、プラスチック袋のような光を透過しやすいものが対象となる場合がある。したがって、検知対象物に応じて的確な検知が可能なセンサを使用する。
続いて、本実施形態の破断装置5を用いて連続シート体20を破断する作用について、図6とともに説明する。図6は、第1のセンサ61と第2のセンサ62の検知信号と、モータを正回転する場合と逆回転する場合を時間経過とともに示している。
装置の駆動をONにすることにより、制御部60によりモータ40が正回転駆動され、供給ローラ32のローラ体323、324に連続シート体20がクランプされて前送りされ、さらに排出ローラ36のローラ体363、364に連続シート体20がクランプされて前送りされる。
図6のA点が、連続シート体20が供給されていない状態から、第1のセンサ61の位置にまで連続シート体20の前端が進んだ時点であり、A点から若干遅れて、モータ40を正回転から逆回転へ切り替える制御が開始される。
なお、本実施形態においては、連続シート体20の前端が第1のセンサ61の位置まで達したときに、連続シート体20に設けられたミシン目(破断部)は、供給ローラ32と排出ローラ36に挟まれた領域の略中央位置まで移動している。
モータ40が正回転開始することによって、モータ40と排出ローラ36とは係合状態となり、個片化された破断品20aは排出ローラ36によって前送りされ、収納部14に破断品20aを送出する(破断品と連続シート体を前送りする工程)。
供給ローラ32からは、次の破断操作のために連続シート体20が排出ローラ36に送り込まれる。排出ローラ36に送り込まれた連続シート体20は、第1のセンサ61によりその前端位置が検知されたところで送り操作が停止される。
図6において、D点は排出ローラ36によって破断品20aが排出された時点、A点は破断された連続シート体20が前送りされ、前端が第1のセンサ61によって検知された時点である。
一方、第1のセンサ61によって連続シート体20の前端を検知した時点において連続シート体20の搬送を停止して破断処理を行う方法は、連続シート体20の送り位置が正確に検知でき、的確でかつ効率的な破断処理ができるという利点がある。
なお、供給ローラ32と排出ローラ36の配置間隔は、連続シート体20の送り量のばらつきや、連続シート体20を破断した際の破断位置のばらつきを考慮して、余裕をみた配置とするのがよい。
第1のセンサ61のみを設置した場合は、以下のように制御する。
モータ40の逆転による連続シート体20の確実な破断性能を担保したうえで、第1のセンサ61により連続シート体20の前端を検知し、連続シート体20を破断位置に位置合わせした(連続シート体の位置合わせ工程)後、モータ40の回転を逆回転に切り替え、モータ40を所定角度(所定ラジアン)、逆回転させることにより連続シート体20を破断位置で破断する(連続シート体の破断工程)。次いで、正回転に切り替え、連続シート体20と個片に破断された破断品を前送りし、第1のセンサ61から開放信号、すなわち連続シート体20が破断された信号が出力されることを検知する(連続シート体の前送りと破断を検知する工程)ことにより、連続シート体20の破断を確認しながら、連続シート体20を破断することができる。
連続シート体20を破断すると、破断品と連続シート体20の破断端との間が開くから、破断品が第1のセンサによる監視位置を通過したことを検知して、連続シート体20が破断されたことを知ることができる。
連続シート体20の破断が確認できなかった場合には、制御部60にて破断エラーを管理者に通知して、破断できなかった連続シート体20を手動で破断する制御とする。
モータ40を逆回転させ第2のセンサ62によって連続シート体20が破断されたことを検知した後、モータ40を正回転させて連続シート体20の前端(破断端)が第2のセンサ62による監視位置を通過した時点を検知し、この時点を基準として所定角度(所定ラジアン)、モータ40を正回転させ連続シート体20を破断位置に位置合わせする(連続シート体の位置合わせ工程)。次いで、モータ40の回転を逆回転に切り替え、所定回転の逆回転を連続したときに、第2のセンサ62からの開放信号を検知することで連続シート体20の破断を確認する(連続シート体の破断を検知する工程)。次いで、モータ40を正回転に切り替え、個片の破断品と連続シート体を前送りする(前送り工程)。
これらの工程を繰り返すことによって連続シート体20の破断を確認しながら、連続シート体20を順次、前送りして破断することができる。
この場合も、連続シート体20の破断が確認できなかった場合には、制御部60にて破断エラーを管理者に通知して、破断できなかった連続シート体20を手動で破断するようにする。
本実施形態の破断装置6は、駆動用のモータ40と、供給ローラ32及び排出ローラ36とをギヤ機構によって連繋する構成とした例である。
図7は破断装置6の駆動機構を正面から見た状態、図8は図7におけるE-E線方向の側面図を示す。供給ローラ32と排出ローラ36の構成、第1、第2のギヤ34a、34b、及び第3、第4のギヤ38a、38bの構成は第1の実施の形態と同様である。
中間ギヤは、筐体壁10a、10b間に軸支した支持軸711の一端に固定した第1の中間ギヤ71aと第2の中間ギヤ71bを備える。駆動用のギヤ70は第1の中間ギヤ71aと噛合し、第5のギヤ72は第2の中間ギヤ71bと噛合する。
支持軸711の他端側(後部側の筐体壁10bの外方)には、さらに中間ギヤが設けられ、支持軸322の他端に固定されたギアと中間ギヤとが噛合する構成となっている。
モータ40と供給ローラ32とを連繋するギヤ機構が第1のギヤ機構に相当する。
中間ギヤは、筐体壁10a、10b間に軸支された支持軸741の一端に固定した第1の中間ギヤ74aと第2の中間ギヤ74bとを備える。駆動用のギヤ70は第1の中間ギヤ74aと噛合し、第6のギヤ75は第2の中間ギヤ74bと噛合する。
図8は、筐体壁10a、10bに支持軸741が軸支され、支持軸741の一端に固設された第1の中間ギヤ74aが駆動用のギヤ70と噛合し、第1の中間ギヤ74aの後ろ側に、第1の中間ギヤ74aと同軸に配置された第2の中間ギヤ74bが第6のギヤ75に噛合することを示す。
排出ローラ36において、第3の中間ギヤ74cとこれに噛合するギヤ75aを取り付けた構造は、供給ローラ32についてもまったく同様の構造となっている。すなわち、支持軸711の後部側の端部にも第3の中間ギヤが固設され、第3の中間ギヤは支持軸322の端部に固設されたギヤに噛合する構成となっている。
一方、排出ローラ36に連繋する第1の中間ギヤ74aには、第1の中間ギヤ74aが正回転(連続シート体20を前送りする向きの回転)するときには、第1の中間ギヤ74aと支持軸741とが一体回転し、逆回転する際には支持軸741に対して第1の中間ギヤ74aが空転するクラッチ機構として第1のワンウェイクラッチ76aが支持軸741と同軸に取り付けられている。また、支持軸741の筐体壁10bに支持されている後部側には、第1の中間ギヤ74aが正回転する際には支持軸741を空転させ、第1の中間ギヤ74aが逆回転する際には支持軸741が逆回転することを阻止する、ロック機構として第2のワンウェイクラッチ76bが取り付けられている。
排出ローラ36については、第1の中間ギヤ74aが正回転することにより支持軸741を介して第2の中間ギヤ74b及び第3の中間ギヤ74cが正回転駆動され、第6のギヤ75とともに後部側のギヤ75aも回転駆動され、支持軸362の両端に作用する回転駆動力によって排出ローラ36が回転駆動される。供給ローラ32についても同様に、支持軸322の両端に作用する回転駆動力によって供給ローラ32が回転駆動される。
一方、排出ローラ36については、第2のワンウェイクラッチ76bの作用により支持軸741が逆回転することが阻止され、第2の中間ギヤ74bと噛合する第6のギヤ75も、第3の中間ギヤ74cと噛合する後部側のギヤ75aも、回転が阻止された状態に維持される。
本発明に係る破断装置の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、供給ローラ32と排出ローラ36とをそれぞれ1対ずつ配置したが、複数対の供給ローラ32を配置することも可能であり、複数対の排出ローラ36を配置することも可能である。複数対の供給ローラ32あるいは排出ローラ36を用いることにより、連続シート体20をクランプする力を増強させ、連続シート体20を破断する際に、十分な引っ張り力を作用させて確実に連続シート体20を破断することができる。
10 筐体
12 供給部
14 収納部
20 連続シート体
20a 破断品
30 破断機構
32 供給ローラ
32a 第1の供給ローラ
32b 第2の供給ローラ
34a 第1のギヤ
34b 第2のギヤ
36 排出ローラ
36a 第1の排出ローラ
36b 第2の排出ローラ
38a 第3のギヤ
38b 第4のギヤ
39a 第1のワンウェイクラッチ
39b 第2のワンウェイクラッチ
40 モータ
41 プーリ
42 第1のプーリ
43 第2のプーリ
44 ベルト
50、51 スプリング
60 制御部
61 第1のセンサ
62 第2のセンサ
70 ギヤ
71a 第1の中間ギヤ
71b 第2の中間ギヤ
72 第5のギヤ
74a 第1の中間ギヤ
74b 第2の中間ギヤ
74c 第3の中間ギヤ
75 第6のギヤ
76a 第1のワンウェイクラッチ
76b 第2のワンウェイクラッチ
321、322、361、362 支持軸
323、324、363、364 ローラ体
Claims (9)
- 駆動用のモータと、
連続シート体を前送りする正回転方向と、連続シート体を戻し方向に移動させる逆回転方向に、前記モータにより正逆回転駆動される供給ローラと、
前記連続シート体の前送り方向の前記供給ローラの下流側に、該供給ローラに並列に、前記連続シート体に設けられた破断部が前記供給ローラとの間に配置される間隔をあけて配置される排出ローラと、
前記モータの正逆回転を制御する制御部とを備え、
前記排出ローラは、前記モータの正回転時には正回転駆動され、前記モータの逆回転時には回転がロックし、
前記制御部は、前記連続シート体を前送りして前記破断部を前記供給ローラと前記排出ローラとの中間に位置させる前記モータの正回転と、前記供給ローラのみを逆回転し前記破断部において前記連続シート体を破断させる前記モータの逆回転とを、切り替えて制御することを特徴とする連続シート体の破断装置。 - 前記モータと前記供給ローラと前記排出ローラは、前記モータと前記供給ローラと前記排出ローラとにそれぞれ設けられたプーリに循環体が掛け渡されて相互に連繋され、
前記供給ローラと前記プーリとは直結する一方、
前記排出ローラには、
前記モータが正回転する際には前記モータと前記排出ローラとが連結し、前記モータが逆回転する際には前記モータと前記排出ローラとの連結が解除されるクラッチ機構と、
前記モータが逆回転する際に前記排出ローラが逆回転することを阻止するロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の連続シート体の破断装置。 - 前記モータと前記供給ローラとは第1のギヤ機構を介して連繋され、前記モータと前記排出ローラとは第2のギヤ機構を介して連繋され、
前記第2のギヤ機構には、
前記モータが正回転する際には前記モータと前記排出ローラとを連結し、前記モータが逆回転する際には前記モータと前記排出ローラとの連結を解除するクラッチ機構と、
前記モータが逆回転する際に前記排出ローラが逆回転することを阻止するロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の連続シート体の破断装置。 - 前記クラッチ機構は、前記モータが正回転する際には前記モータによる駆動力が前記排出ローラに直結して伝達され、前記モータが逆回転する際には前記モータによる駆動力から前記排出ローラが解放されて前記排出ローラが逆回転することを許容する第1のワンウェイクラッチを備え、
前記ロック機構は、前記モータが逆回転する際に前記排出ローラの逆回転を阻止する第2のワンウェイクラッチを備えることを特徴とする請求項2または3記載の連続シート体の破断装置。 - 前記排出ローラは、前記連続シート体を厚さ方向にクランプする第1の排出ローラと第2の排出ローラとを備え、
前記プーリは、前記連続シート体の下面に接触する前記第2の排出ローラに設けられ、前記第1のワンウェイクラッチと前記第2のワンウェイクラッチは、前記第2の排出ローラに設けられていることを特徴とする請求項4記載の連続シート体の破断装置。 - 前記排出ローラの下流位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第1のセンサと、前記供給ローラと前記排出ローラとの中間位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第2のセンサとが設けられ、
前記制御部は、
(a)前記モータの正回転により前送りされる連続シート体の前端の位置を、前記第1のセンサにより検知し、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、
(b)前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、連続シート体を前記破断部において破断し、前記第2のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、
(c)前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りする工程と、
を繰り返して制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の連続シート体の破断装置。 - 前記排出ローラの下流位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第1のセンサが設けられ、
前記制御部は、
(a)前記モータの正回転により前送りされる連続シート体の前端の位置を、前記第1のセンサにより検知し、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、
(b)前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、前記モータを所定角度、逆回転させることにより連続シート体を前記破断部において破断する工程と、
(c)前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りするとともに、前記第1のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、
を繰り返して制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の連続シート体の破断装置。 - 前記供給ローラと前記排出ローラとの中間位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第2のセンサが設けられ、
前記制御部は、
(a)破断後の連続シート体の前端の位置を、前記第2のセンサにより検知した時点から、前記モータを所定角度、正回転させ、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、
(b)前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、連続シート体を前記破断部において破断し、前記第2のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、
(c)前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りする工程と、
を繰り返して制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の連続シート体の破断装置。 - 前記(a)工程においては、前記第1のセンサにより前記連続シート体の前端の位置を検知した後、前記モータを所定角度、正回転して前記連続シート体を破断位置に位置合わせすることを特徴とする請求項6または7記載の連続シート体の破断装置。
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- 2009-08-31 JP JP2009200203A patent/JP5339447B2/ja not_active Expired - Fee Related
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