JP2011051042A - 連続シート体の破断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成を簡素化して小型化を図るとともに、効率的な切断操作を可能にする連続シート体の破断装置を提供する。
【解決手段】連続シート体20を前送りする正回転方向と、連続シート体を戻し方向に移動させる逆回転方向に、モータ40により正逆回転駆動される供給ローラ32と、供給ローラ32の下流側に配置される排出ローラ36と、モータ40の正逆回転を制御する制御部とを備え、排出ローラ36は、モータ40の正回転時には正回転駆動され、モータ40の逆回転時には回転がロックし、制御部は、連続シート体20を前送りして破断部を供給ローラ32と排出ローラ36との中間に位置させるモータ40の正回転と、供給ローラ36のみを逆回転駆動し、前記破断部において連続シート体20を破断させるモータ40の逆回転とを、切り替えて制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本出願は、送り方向に一定間隔でミシン目等の破断部が設けられた連続シート体を、破断部の位置で順次破断して個片化する連続シート体の破断装置に関する。
連続用紙には、用紙の長手方向に一定間隔で、幅方向に横断するミシン目が形成され、ミシン目の位置で個片に切り離すことができるように形成された製品があり、印刷物にも、印刷単位ごとにミシン目が設けられ、ミシン目で切り離すことによって個片の印刷物とされる製品がある。また、プラスチック袋などでも、長手方向に一定間隔でミシン目(弱体部)が設けられ、ミシン目で切り離して個別の袋となる製品が提供されている。
このようなミシン目などの破断部、あるいは両側から引っ張ることによって切り離すことができるように、他の部分よりも弱体に形成した弱体部を一定間隔で設けた製品(連続シート体)は、印刷分野で用いられる連続用紙に限らず、いろいろな分野において用いられている。
このような連続シート体を、破断部あるいは弱体部において切断する装置として、ミシン目などの破断部をカッタ刃を用いて切断する装置(特許文献1等)や、ミシン目を挟む位置で連続シート体に反対方向の力を作用させて切断する装置(特許文献2等)が提案されている。
特開平5−69385号公報 特開平7−9399号公報
しかしながら、ミシン目にカッタ刃を当接して連続シート体を切断する方法による破断装置は、カッタ刃を動作させるために機構が複雑になり、装置の小型化が難しいという問題があり、また切断操作ごとにカッタ刃を動作させるため、切断時間が長くなり、効率的な切断ができないという問題がある。また、ミシン目を挟んで連続シート体に反対方向の力を作用させて切断する従来の装置は、装置の構成が複雑になるという問題があった。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、装置の構成を簡素化して小型化を図ることを可能にするとともに、効率的な切断操作を可能にする連続シート体の破断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本発明に係る連続シート体の破断装置は、駆動用のモータと、連続シート体を前送りする正回転方向と、連続シート体を戻し方向に移動させる逆回転方向に、前記モータにより正逆回転駆動される供給ローラと、前記連続シート体の前送り方向の前記供給ローラの下流側に、該供給ローラに並列に、前記連続シート体に設けられた破断部が前記供給ローラとの間に配置される間隔をあけて配置される排出ローラと、前記モータの正逆回転を制御する制御部とを備え、前記排出ローラは、前記モータの正回転時には正回転駆動され、前記モータの逆回転時には回転がロックし、前記制御部は、前記連続シート体を前送りして前記破断部を前記供給ローラと前記排出ローラとの中間に位置させる前記モータの正回転と、前記供給ローラのみを逆回転し前記破断部において前記連続シート体を破断させる前記モータの逆回転とを、切り替えて制御することを特徴とする。
なお、前記モータと前記供給ローラと前記排出ローラはベルト等の循環体を相互に掛け渡して連繋する構成とすることができ、また前記モータと前記供給ローラとを第1のギヤ機構を介して連繋し、前記モータと前記排出ローラとを第2のギヤ機構を介して連繋する構成とすることもできる。
また、前記排出ローラの下流位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第1のセンサと、前記供給ローラと前記排出ローラとの中間位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第2のセンサとが設けられ、前記制御部は、(a):前記モータの正回転により前送りされる連続シート体の前端の位置を、前記第1のセンサにより検知し、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、(b):前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、連続シート体を前記破断部において破断し、前記第2のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、(c):前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りする工程と、を繰り返して制御することにより、連続シート体を順次、前送りしながら個片に破断することができる。
本発明に係る連続シート体の破断装置によれば、装置構成を簡素化し、かつ連続シート体を破断部から的確に破断することができ、効率的に連続シート体を破断して個片の破断品を得ることができる。
連続シート体の破断装置の第1の実施の形態の構成を示す正面図である。 連続シート体の破断装置の平面図である。 連続シート体の破断装置の左側面図である。 連続シート体の破断装置の右側面図である。 第2の排出ローラの斜視図である。 駆動用のモータを制御するタイムチャートである。 破断装置の第2の実施の形態の構成を示す正面図である。 破断装置を、図7のE-E線における右側面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る連続シート体の破断装置の実施の形態について、図面とともに詳細に説明する。
図1は、連続シート体の破断装置(以下、「破断装置」という。)の正面図、図2は平面図である。破断装置5は上部が開口する箱状に形成された筐体10と、連続シート体20をミシン目等の破断部が設けられた位置において破断する破断機構30とを備える。
筐体10には、破断機構30を挟む一方側に破断前の連続シート体20を収納して破断機構30に向けて連続シート体20を供給する供給部12が設けられ、筐体10の他方側には破断後の個片化された破断品20aを収納する収納部14が設けられている。
本実施形態の破断装置5によって切断する連続シート体20は、連続シート体20の長手方向に一定間隔で破断部としてのミシン目が形成され、ミシン目の位置で交互に折りたたまれて提供されている。供給部12は、折りたたんだ状態の連続シート体20を収納することができるように、連続シート体20の平面形状に合わせた平面長方形に形成され、折りたたんだ状態の連続シート体20が収納できる深さ寸法に形成される。
破断品20aの収納部14は、破断品20aの平面形状に合わせた長方形の平面形状に形成される。本実施形態の破断装置5の供給部12と収納部14の平面形状及び深さ寸法は同一である。
図1、2は供給部12に連続シート体20を収納し、供給部12から破断機構30に向けて連続シート体20を引き出した状態を示す。収納部14には数枚、破断品20aが収納されている様子を示す。
連続シート体20の供給部12と破断品20aの収納部14に挟まれた中間位置には、供給部12から引き出された連続シート体20を平坦状に支持して収納部14に前送りするガイド部としての支持部31が設けられている。支持部31は、供給部12と収納部14の開口縁と同一高さに、供給部12と収納部14の対向する開口縁間を一体に連結するように設けられている。
破断機構30は、支持部31の一方側、すなわち連続シート体20の供給部12に近い側に配置された供給ローラ32と、支持部31の他方側、すなわち破断品20aの収納部14に近い側に配置された排出ローラ36とを備える。供給ローラ32と排出ローラ36は、軸方向を、ともに連続シート体20の送り方向に直交する向きとして配置される。
供給ローラ32と排出ローラ36とを離間させて配置することにより、支持部31上には供給ローラ32と排出ローラ36とによって挟まれた空き領域が形成される。この空き領域は、連続シート体20を切断する操作に利用される領域であり、切断操作が的確になされるように供給ローラ32と排出ローラ36の設置間隔が設定される。
(供給ローラの構成)
図3は、破断装置5の左側面図(連続シート体20が破断機構30に送入される側から見た状態)であり、供給ローラ32と駆動用のモータ40等の構成を側面方向から見た状態を示す。
供給ローラ32は支持部31の上方に支持軸321が配された第1の供給ローラ32aと、支持部31の下方に支持軸322が配された第2の供給ローラ32bとを備える。第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bの支持軸321、322にはそれぞれローラ体323、324が被覆され、ローラ体323、324は互いに対向配置される。なお、図3では、第1の供給ローラ32aのローラ体323を断面図によって示す。ローラ体323、324は、連続シート体20の幅と略同寸法の長さに形成される。
支持軸321、322は、筐体10の前部側の筐体壁10aと後部側の筐体壁10bとの間に掛け渡すようにして支持される。筐体壁10a、10bに設けられた第1の供給ローラ32aの支持軸321の軸穴101、102は、第2の供給ローラ32bに対向する向き(上下方向)に長手となる長孔に形成される。これによって、支持軸321は第2の供給ローラ32bに対して接離可能となる。
支持軸321の外周の上面には、筐体壁10a、10bの内側面に設けられた突起104、105に係止されたスプリング50、51の押圧片が当接する。この押圧片は、支持軸321を第2の供給ローラ32bに向けて常時、弾性的に押圧する作用をなす。第2の供給ローラ32bの筐体壁10a、10bにおける支持位置は固定されており、第1の供給ローラ32aはスプリング50、51の作用により、第2の供給ローラ32bを弾性的に押圧する。
第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bは、ローラ体323、324の外周面間で連続シート体20を挟圧し、第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bの回転(正逆回転)にともなって連続シート体20を厚さ方向に弾性的に挟圧しながら移送する作用をなす。
第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bとによる挟圧力は、弾性係数が異なるスプリング50、51に交換することによって調節することができる。
ローラ体323、324にはプラスチック材、ゴム材、金属材等の適宜材料を使用することができる。ローラ体323、324の材質は、連続シート体20の素材等に応じて適宜選択することができる。
第1の供給ローラ32aの支持軸321の筐体壁10aから正面側に突出する端部に、第1のギヤ34aが固定され、第2の供給ローラ32bの筐体壁10aから突出する支持軸322の端部に第2のギヤ34bが固定される。第1のギヤ34aと第2のギヤ34bは相互に噛合する配置に設けられる。
支持軸322には、第2のギヤ34bが固定されている位置よりもさらに先端側に、駆動用のモータ40と連繋する第1のプーリ42が固定される。
駆動用のモータ40は、筐体壁10aの下部に固定され、駆動軸40aの端部は筐体壁10aから外方に突出し、その突出端に駆動用のプーリ41が、第1のプーリ42と上下方向位置(回転面位置)を一致させて固定される。駆動用のプーリ41と第1のプーリ42との間には循環体としてベルト(タイミングベルト)44がかけられる。
図1に、第1の供給ローラ32aと同軸に第1のギヤ34aが取り付けられ、第2の供給ローラ32bと同軸に第2のギヤ34bと第1のプーリ42が取り付けられていることを示す。
(排出ローラの構成)
図4は、破断装置5の右側面図(破断品20aが破断機構30から排出される側から見た状態)であり、排出ローラ36と駆動用のモータ40の配置位置関係を示す。
排出ローラ36は支持部31の上方に支持軸361が配された第1の排出ローラ36aと、支持部31の下方に支持軸362が配された第2の排出ローラ36bとを備える。第1の排出ローラ36aと第2の排出ローラ36bの支持軸361、362にはそれぞれローラ体363、364が被覆され、ローラ体363、364は互いに対向配置される。図4では、ローラ体363を断面図によって示す。
支持軸361、362が連続シート体20の送り方向に対して軸方向を直交させて配置されること、支持軸361を支持する筐体壁10a、10bに設ける軸穴103、104が長孔に形成され、第1の排出ローラ36aが第2の排出ローラ36bに対して接離可能に支持されること、支持軸361の外周の上面にスプリング50、51の押圧片が当接し、支持軸361が第2の排出ローラ36bに向けて常時、弾性的に押圧する構成は、第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bにおける構成と同様である。
図1、2に示すように、スプリング50、51は押圧片の端部を供給ローラ32と排出ローラ36の支持軸321、361上に延出させ、第1の供給ローラ32aと第1の排出ローラ36aを、第2の供給ローラ32bと第2の排出ローラ36bに向けて弾性的に押圧する。
第1の排出ローラ36aの支持軸361の筐体壁10aから正面側に突出する端部に、第3のギヤ38aが固定され、第2の排出ローラ36bの筐体壁10aから突出する支持軸362の端部に第4のギヤ38bが固定される。第3のギヤ38aと第4のギヤ38bは相互に噛合する配置に設けられる。
支持軸362には、第4のギヤ38bが固定されている位置よりもさらに先端側に、駆動用のモータ40と連繋する第2のプーリ43が固定される。第2のプーリ43はベルト44を介してモータ40の駆動軸40aに固定されているプーリ41と連繋する。
図1に示すように、ベルト44は、駆動用のプーリ41と、第1のプーリ42及び第2のプーリ43との間を循環するように掛け渡される。ベルト44の循環経路は、正面方向から見てほぼ正三角形状である。
第2のプーリ43は、排出ローラ36を正回転(連続シート体20、破断品20aを前送りする向きの回転)させる向きにモータ40が駆動される際にのみ支持軸362に回転駆動力が伝達され、モータ40が逆回転する際には支持軸362に対して第2のプーリ43が空転する(フリー回転する)第1のワンウェイクラッチ39aを介して支持軸362に連繋されている。第1のワンウェイクラッチ39aはモータ40と排出ローラ36との連繋を制御するクラッチ機構として作用する。
なお、第2の供給ローラ32bの支持軸322に装着されている第1のプーリ42は、クラッチ機構を備えず支持軸322に直結し、モータ40と供給ローラ32とは常時直結している。
また、第2の排出ローラ36bは、第2のワンウェイクラッチ39bを備える。本実施形態においては、第2の排出ローラ36bの支持軸362の後端に支持軸362と同軸に第2のワンウェイクラッチ39bを連結し、筐体壁10bに第2のワンウェイクラッチ39bを収納する凹部10cを設けて第2の排出ローラ36bを筐体10に装着する構造としている。
図5は、第2の排出ローラ36bの斜視図である。支持軸362にローラ体364が周設され、支持軸362の一端側に第4のギヤ38bと第2のプーリ43が装着され、支持軸362の他端側に支持軸362と同軸に第2のワンウェイクラッチ39bが装着されている。第2のワンウェイクラッチ39bは、第2のプーリ43と同軸に支持軸362に取り付けられている。第2のワンウェイクラッチ39bは筐体壁10bの凹部10cに嵌入するようにして固定することにより、ローラ体364が正回転することを許容し、ローラ体364が逆回転することを阻止する作用をなす。
図1は、第1の排出ローラ36aと同軸に第3のギヤ38aが取り付けられ、第2の排出ローラ36bと同軸に第4のギヤ38bと第2のプーリ43が取り付けられた状態を示す。また、図2は、筐体10の後部側の筐体壁10bから外方に、第2のワンウェイクラッチ39bを収容する凹部10cが突出していることを示す。
第2のワンウェイクラッチ39bは第1の排出ローラ36aと第2の排出ローラ36bが逆回転することを阻止するロック機構として設けている。第1の排出ローラ36aと第2の排出ローラ36bの逆回転を防止するロック機構は本実施形態の構成に限定されるものではない。たとえば、第2の排出ローラ36bに第2のワンウェイクラッチ39bを設けるかわりに、第1の排出ローラ36aに逆回転防止用のワンウェイクラッチを設けて、第1の排出ローラ36aと第2の排出ローラ36bの逆回転を防止する構成とすることもできる。また、支持軸362の他端側にロック機構を設けるかわりに、支持軸362の一端側にロック機構を設けることもできる。
(制御機構)
図2に示すように、筐体10の後部側の筐体壁10b上の排出ローラ36の下流側に第1のセンサ61が配置され、供給ローラ32と排出ローラ36との中間位置に第2のセンサ62が配置されている。
第1のセンサ61は、連続シート体20を所定の破断位置に位置合わせするために連続シート体20の送り位置や送り量を制御する際に使用される。第1のセンサ61と連続シート体20の前端部とが交差する(重複する)ことにより、連続シート体20の前端が第1のセンサ61の位置にまで達したことが検知される。
第2のセンサ62は、連続シート体20が破断された状態を検知するためのセンサである。連続シート体20が破断されたことは、破断前の状態において第2のセンサ62が連続シート体20によって覆われていた(重複位置にあった)状態が、連続シート体20が破断され て重複状態が解除されたことを検知して知ることができる。
なお、第1のセンサ61は、排出ローラ36の下流側に連続シート体20が存在するか否かを検知するためのものであり、離隔センサを使用するような場合は、センサの設置位置が排出ローラ36の下流側でなければならないわけではない。第2のセンサ62についても、使用するセンサによって検知可能であれば、供給ローラ32と排出ローラ36との中間位置に設置する方法に限らない。
本実施形態の破断装置5においては、供給ローラ32と排出ローラ36とによって挟まれた領域内において連続シート体20を破断するように設定している。第2のセンサ62は、連続シート体20が破断されて開放された状態になる位置(領域)をねらって配置される。連続シート体20は、製品によって破断位置が異なる可能性があるから、第2のセンサ62は、製品に合わせてその配置位置を設定する。
第1のセンサ61及び第2のセンサ62には、検知対象物の存否を検知することができるセンサであれば、接触式、無接触式を問わず、適宜センサを使用することができる。
検知対象物には、紙等のような光を透過しない、もしくは光の透過を抑制する製品の他に、プラスチックシート、プラスチック袋のような光を透過しやすいものが対象となる場合がある。したがって、検知対象物に応じて的確な検知が可能なセンサを使用する。
駆動用のモータ40は、これらの第1のセンサ61と第2のセンサ62の検知信号(出力信号)に基づいて制御される。図2は、第1のセンサ61及び第2のセンサ62と、駆動用のモータ40とが制御部60に接続されていることを示す。
(破断装置の作用)
続いて、本実施形態の破断装置5を用いて連続シート体20を破断する作用について、図6とともに説明する。図6は、第1のセンサ61と第2のセンサ62の検知信号と、モータを正回転する場合と逆回転する場合を時間経過とともに示している。
はじめに連続シート体20を破断装置5の供給部12にセットする場合は、装置の駆動をOFFにした状態で、供給部12に収納した連続シート体20から端部を引き出し、供給ローラ32のローラ体323、324の間に端部を差し込み、ローラ体323、324によって連続シート体20が引き込まれるようにする。
装置の駆動をONにすることにより、制御部60によりモータ40が正回転駆動され、供給ローラ32のローラ体323、324に連続シート体20がクランプされて前送りされ、さらに排出ローラ36のローラ体363、364に連続シート体20がクランプされて前送りされる。
モータ40が正回転するとともに、モータ40の駆動軸40aに固定されたプーリ41とベルト44を介して連繋する第1のプーリ42と第2のプーリ43はともに正回転し、供給ローラ32と排出ローラ36を前送り方向に回転駆動させる。供給ローラ32においては、第1、第2のギヤ34a、34bを介して第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bが正回転駆動され、排出ローラ36においては、第3、第4のギヤ38a、38bを介して排出ローラ36が正回転駆動される。第2のプーリ43は、第1のワンウェイクラッチ39aの作用により、正回転時には支持軸362と係合して排出ローラ36を正回転駆動する。
供給ローラ32と排出ローラ36によって連続シート体20の前端が第1のセンサ61が配置されている位置にまで前送りされると、第1のセンサ61から制御部60に検知信号が出力され、モータ40による正回転駆動が停止される(連続シート体を位置合わせする工程)。
図6のA点が、連続シート体20が供給されていない状態から、第1のセンサ61の位置にまで連続シート体20の前端が進んだ時点であり、A点から若干遅れて、モータ40を正回転から逆回転へ切り替える制御が開始される。
なお、本実施形態においては、連続シート体20の前端が第1のセンサ61の位置まで達したときに、連続シート体20に設けられたミシン目(破断部)は、供給ローラ32と排出ローラ36に挟まれた領域の略中央位置まで移動している。
モータ40が逆回転してベルト44が逆方向に循環開始すると、第1のプーリ42が逆回転し、第2の供給ローラ32bが逆回転するとともに、第2のギヤ34b、第1のギヤ34aを介して第1の供給ローラ32aが逆回転開始する。連続シート体20はスプリング50、51の弾性力により第1の供給ローラ32aと第2の供給ローラ32bにより弾性的にクランプされ、連続シート体20には逆方向に引き戻す力が作用しはじめる。
一方、第2のプーリ43は第1のワンウェイクラッチ39aの作用により逆回転方向には支持軸362に対して空転し、モータ40の逆回転の駆動力は排出ローラ36に作用しない。また、第2のワンウェイクラッチ39bの作用により第2の排出ローラ36bの逆回転が阻止され、第2の排出ローラ36bに係合する第1の排出ローラ36aの逆回転も阻止される。
したがって、供給ローラ32により連続シート体20を引き戻す作用が生じた際に、連続シート体20は、排出ローラ36によって厚さ方向にクランプされた状態で引き戻されることになる。連続シート体20はミシン目の前方部分が排出ローラ36によってクランプされ、ミシン目よりも後方部分が供給ローラ32によって後方に引っ張られる作用により、ミシン目を挟んで連続シート体20に引っ張り力が作用し、連続シート体20のミシン目(破断部)の破断力を超える引っ張り力が作用することによって連続シート体20が破断される。
連続シート体20が破断された後、供給ローラ32はわずかに逆向きに回転し、供給ローラ32にクランプされた連続シート体20の破断された前端は、破断位置から後方に移動する。これによって、排出ローラ36にクランプされて残っている破断品20aの後端と、連続シート体20の破断された前端との間が開放され、第2のセンサ62から開放信号、すなわち連続シート体20が破断された信号が出力される。図6のB点が、第2のセンサ62によって連続シート体20の破断が検知された時点である(連続シート体の破断を検知する工程)。
制御部60では、この破断を検知した信号に基づいてモータ40の逆回転を停止し、正回転に切り替える。図6のC点が、モータ40を逆回転から正回転に切り替え開始する時点である。
モータ40が正回転開始することによって、モータ40と排出ローラ36とは係合状態となり、個片化された破断品20aは排出ローラ36によって前送りされ、収納部14に破断品20aを送出する(破断品と連続シート体を前送りする工程)。
供給ローラ32からは、次の破断操作のために連続シート体20が排出ローラ36に送り込まれる。排出ローラ36に送り込まれた連続シート体20は、第1のセンサ61によりその前端位置が検知されたところで送り操作が停止される。
図6において、D点は排出ローラ36によって破断品20aが排出された時点、A点は破断された連続シート体20が前送りされ、前端が第1のセンサ61によって検知された時点である。
こうして、制御部60によりモータ40の正逆回転を制御することによって、供給ローラ32と排出ローラ36に挟まれた領域に、連続シート体20の破断部を位置させる連続シート体20の移送操作と、破断機構30により連続シート体20を破断部において破断する操作とが繰り返し行われ、連続シート体20を個片化した破断品20aが得られる。破断品20aは収納部14に収納されていく。
前述したように、第1のセンサ61は、連続シート体20を所定の破断位置に位置合わせするためのセンサである。上記例においては、第1のセンサ61によって連続シート体20の前端を検知した時点で、モータ40の正回転(前送り操作)を停止したが、連続シート体20を移送制御する方法は、この方法に限定されるものではない。たとえば、第1のセンサ61によって連続シート体20の前端が通過する時点(位置)を検知し、その時点からの連続シート体20の送り量を制御することにより、連続シート体20のミシン目を供給ローラ32と排出ローラ36の中間位置に位置させてから、連続シート体20を破断する制御とすることもできる。連続シート体20の送り量(移送量)の制御には、モータ40の回転量を検知して制御する等の方法が利用できる。
連続シート体20の送り量を制御して連続シート体20を破断する方法によれば、連続シート体20の破断部の配置間隔が広くなっても、供給ローラ32と排出ローラ36の設置間隔を広げる必要がなく、装置をコンパクトに形成できるという利点がある。
一方、第1のセンサ61によって連続シート体20の前端を検知した時点において連続シート体20の搬送を停止して破断処理を行う方法は、連続シート体20の送り位置が正確に検知でき、的確でかつ効率的な破断処理ができるという利点がある。
なお、供給ローラ32と排出ローラ36の配置間隔は、連続シート体20の送り量のばらつきや、連続シート体20を破断した際の破断位置のばらつきを考慮して、余裕をみた配置とするのがよい。
上記実施形態は、第1のセンサ61と第2のセンサ62の、2つのセンサを使用して連続シート体20を破断する例であるが、第1のセンサ61のみ、あるいは第2のセンサ62のみを設置して連続シート体20を破断する制御とすることも可能である。
第1のセンサ61のみを設置した場合は、以下のように制御する。
モータ40の逆転による連続シート体20の確実な破断性能を担保したうえで、第1のセンサ61により連続シート体20の前端を検知し、連続シート体20を破断位置に位置合わせした(連続シート体の位置合わせ工程)後、モータ40の回転を逆回転に切り替え、モータ40を所定角度(所定ラジアン)、逆回転させることにより連続シート体20を破断位置で破断する(連続シート体の破断工程)。次いで、正回転に切り替え、連続シート体20と個片に破断された破断品を前送りし、第1のセンサ61から開放信号、すなわち連続シート体20が破断された信号が出力されることを検知する(連続シート体の前送りと破断を検知する工程)ことにより、連続シート体20の破断を確認しながら、連続シート体20を破断することができる。
連続シート体20を破断すると、破断品と連続シート体20の破断端との間が開くから、破断品が第1のセンサによる監視位置を通過したことを検知して、連続シート体20が破断されたことを知ることができる。
連続シート体20の破断が確認できなかった場合には、制御部60にて破断エラーを管理者に通知して、破断できなかった連続シート体20を手動で破断する制御とする。
第2のセンサ62のみを設置した場合は、以下のように制御する。
モータ40を逆回転させ第2のセンサ62によって連続シート体20が破断されたことを検知した後、モータ40を正回転させて連続シート体20の前端(破断端)が第2のセンサ62による監視位置を通過した時点を検知し、この時点を基準として所定角度(所定ラジアン)、モータ40を正回転させ連続シート体20を破断位置に位置合わせする(連続シート体の位置合わせ工程)。次いで、モータ40の回転を逆回転に切り替え、所定回転の逆回転を連続したときに、第2のセンサ62からの開放信号を検知することで連続シート体20の破断を確認する(連続シート体の破断を検知する工程)。次いで、モータ40を正回転に切り替え、個片の破断品と連続シート体を前送りする(前送り工程)。
これらの工程を繰り返すことによって連続シート体20の破断を確認しながら、連続シート体20を順次、前送りして破断することができる。
この場合も、連続シート体20の破断が確認できなかった場合には、制御部60にて破断エラーを管理者に通知して、破断できなかった連続シート体20を手動で破断するようにする。
本実施形態の破断装置5は、一つの駆動用のモータ40に供給ローラ32と排出ローラ36とを連繋した構成であり、装置構成が簡素化されるという利点がある。また、供給ローラ32と排出ローラ36との離間間隔を確保し、供給ローラ32と排出ローラ36との間に連続シート体20の破断部を配置するように供給して破断する構成としたことによって、連続シート体20の供給位置のばらつきや、破断部の強度のばらつきによって破断位置が前後にばらついても、連続シート体20を確実に破断することができる。また、連続シート体20の供給作用と破断作用に、供給ローラ32と排出ローラ36とを共通に使用することによって、部品点数を減らし、かつ効率的な破断操作を可能にする等の作用効果を有する。
(第2の実施の形態)
本実施形態の破断装置6は、駆動用のモータ40と、供給ローラ32及び排出ローラ36とをギヤ機構によって連繋する構成とした例である。
図7は破断装置6の駆動機構を正面から見た状態、図8は図7におけるE-E線方向の側面図を示す。供給ローラ32と排出ローラ36の構成、第1、第2のギヤ34a、34b、及び第3、第4のギヤ38a、38bの構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施形態においては、駆動用のモータ40の駆動軸40aにギヤ70を固設し、第2の供給ローラ32bの支持軸322上に第5のギヤ72を固設し、ギヤ70と第5のギヤ72との中間に中間ギヤを配して、モータ40と供給ローラ32とを連繋させている。
中間ギヤは、筐体壁10a、10b間に軸支した支持軸711の一端に固定した第1の中間ギヤ71aと第2の中間ギヤ71bを備える。駆動用のギヤ70は第1の中間ギヤ71aと噛合し、第5のギヤ72は第2の中間ギヤ71bと噛合する。
支持軸711の他端側(後部側の筐体壁10bの外方)には、さらに中間ギヤが設けられ、支持軸322の他端に固定されたギアと中間ギヤとが噛合する構成となっている。
モータ40と供給ローラ32とを連繋するギヤ機構が第1のギヤ機構に相当する。
排出ローラ36については、第2の排出ローラ36bの支持軸362上に第6のギヤ75を固設し、ギヤ70と第6のギヤ75との中間に配した中間ギヤを介してモータ40と排出ローラ36とを連繋させている。
中間ギヤは、筐体壁10a、10b間に軸支された支持軸741の一端に固定した第1の中間ギヤ74aと第2の中間ギヤ74bとを備える。駆動用のギヤ70は第1の中間ギヤ74aと噛合し、第6のギヤ75は第2の中間ギヤ74bと噛合する。
図8は、筐体壁10a、10bに支持軸741が軸支され、支持軸741の一端に固設された第1の中間ギヤ74aが駆動用のギヤ70と噛合し、第1の中間ギヤ74aの後ろ側に、第1の中間ギヤ74aと同軸に配置された第2の中間ギヤ74bが第6のギヤ75に噛合することを示す。
支持軸741の後部側の端部には第3の中間ギヤ74cが固設され、第3の中間ギヤ74cは第2の排出ローラ36bの支持軸362の端部に固設されたギヤ75aに噛合する。モータ40と排出ローラ36とを連繋するギヤが第2のギヤ機構に相当する。
排出ローラ36において、第3の中間ギヤ74cとこれに噛合するギヤ75aを取り付けた構造は、供給ローラ32についてもまったく同様の構造となっている。すなわち、支持軸711の後部側の端部にも第3の中間ギヤが固設され、第3の中間ギヤは支持軸322の端部に固設されたギヤに噛合する構成となっている。
供給ローラ32に連繋する第1の中間ギヤ71aは支持軸711に直結し、駆動用のモータ40の正逆回転にともなって供給ローラ32は正逆回転する。
一方、排出ローラ36に連繋する第1の中間ギヤ74aには、第1の中間ギヤ74aが正回転(連続シート体20を前送りする向きの回転)するときには、第1の中間ギヤ74aと支持軸741とが一体回転し、逆回転する際には支持軸741に対して第1の中間ギヤ74aが空転するクラッチ機構として第1のワンウェイクラッチ76aが支持軸741と同軸に取り付けられている。また、支持軸741の筐体壁10bに支持されている後部側には、第1の中間ギヤ74aが正回転する際には支持軸741を空転させ、第1の中間ギヤ74aが逆回転する際には支持軸741が逆回転することを阻止する、ロック機構として第2のワンウェイクラッチ76bが取り付けられている。
本構成に係る破断装置6によれば、モータ40が正回転する際には、モータ40、第1の中間ギヤ71a、第2の中間ギヤ71b、第5のギヤ72の連繋によって、供給ローラ32が正回転する。また、モータ40の正回転によって、モータ40、第1の中間ギヤ74a、第2の中間ギヤ74b、第6のギヤ75の連繋によって排出ローラ36が正回転する。
排出ローラ36については、第1の中間ギヤ74aが正回転することにより支持軸741を介して第2の中間ギヤ74b及び第3の中間ギヤ74cが正回転駆動され、第6のギヤ75とともに後部側のギヤ75aも回転駆動され、支持軸362の両端に作用する回転駆動力によって排出ローラ36が回転駆動される。供給ローラ32についても同様に、支持軸322の両端に作用する回転駆動力によって供給ローラ32が回転駆動される。
駆動用のモータ40が逆回転する際には、排出ローラ36側の第1の中間ギヤ74aは支持軸741に対して空転するから、排出ローラ36にはモータ40の駆動力はなんら作用しない。したがって、供給ローラ32のみが逆回転駆動される。
一方、排出ローラ36については、第2のワンウェイクラッチ76bの作用により支持軸741が逆回転することが阻止され、第2の中間ギヤ74bと噛合する第6のギヤ75も、第3の中間ギヤ74cと噛合する後部側のギヤ75aも、回転が阻止された状態に維持される。
本実施形態の破断装置6において、駆動用のモータ40が正逆回転する際における、モータ40と供給ローラ32及び排出ローラ36との連繋作用は、第1の実施の形態において、モータ40と供給ローラ32及び排出ローラ36とが連繋する作用とまったく同一である。したがって、ギヤ機構を介して駆動用のモータ40と供給ローラ32と排出ローラ36とを連繋した本実施形態の破断装置6においても、第1の実施の形態において説明した制御方法とまったく同様の方法により、連続シート体20を順次、破断位置に移送しながら、破断部において連続シート体20を破断し、個片の破断品20aを得ることができる。
(変形例)
本発明に係る破断装置の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、供給ローラ32と排出ローラ36とをそれぞれ1対ずつ配置したが、複数対の供給ローラ32を配置することも可能であり、複数対の排出ローラ36を配置することも可能である。複数対の供給ローラ32あるいは排出ローラ36を用いることにより、連続シート体20をクランプする力を増強させ、連続シート体20を破断する際に、十分な引っ張り力を作用させて確実に連続シート体20を破断することができる。
また、上記実施形態において破断対象としている連続シート体20は、ミシン目で折りたたむ形式のものであるが、ロール状に巻回した連続シート体についても同様な機構を利用して破断することができる。ロール体の連続シート体の場合は、リールに連続シート体をセットして供給すればよい。このように、連続シート体の形態や供給方法、及び破断後の破断品の収納方法は適宜選択可能である。
また、破断装置の処理対象品である連続シート体の材質、幅寸法、破断部の配置間隔等もとくに限定されるものではない。連続シート体としては連続用紙、印刷用紙の他に、プラスチックフィルム、プラスチックの袋状製品等を対象とすることができる。連続シート体に設ける破断部も、ミシン目状に設ける場合に限らず、破断位置に合わせて切り込みを設けたもの、破断部の厚さを他の部分よりも薄く形成して引っ張り力により破断される弱体部を設けたもの等が利用できる。
5、6 破断装置
10 筐体
12 供給部
14 収納部
20 連続シート体
20a 破断品
30 破断機構
32 供給ローラ
32a 第1の供給ローラ
32b 第2の供給ローラ
34a 第1のギヤ
34b 第2のギヤ
36 排出ローラ
36a 第1の排出ローラ
36b 第2の排出ローラ
38a 第3のギヤ
38b 第4のギヤ
39a 第1のワンウェイクラッチ
39b 第2のワンウェイクラッチ
40 モータ
41 プーリ
42 第1のプーリ
43 第2のプーリ
44 ベルト
50、51 スプリング
60 制御部
61 第1のセンサ
62 第2のセンサ
70 ギヤ
71a 第1の中間ギヤ
71b 第2の中間ギヤ
72 第5のギヤ
74a 第1の中間ギヤ
74b 第2の中間ギヤ
74c 第3の中間ギヤ
75 第6のギヤ
76a 第1のワンウェイクラッチ
76b 第2のワンウェイクラッチ
321、322、361、362 支持軸
323、324、363、364 ローラ体

Claims (9)

  1. 駆動用のモータと、
    連続シート体を前送りする正回転方向と、連続シート体を戻し方向に移動させる逆回転方向に、前記モータにより正逆回転駆動される供給ローラと、
    前記連続シート体の前送り方向の前記供給ローラの下流側に、該供給ローラに並列に、前記連続シート体に設けられた破断部が前記供給ローラとの間に配置される間隔をあけて配置される排出ローラと、
    前記モータの正逆回転を制御する制御部とを備え、
    前記排出ローラは、前記モータの正回転時には正回転駆動され、前記モータの逆回転時には回転がロックし、
    前記制御部は、前記連続シート体を前送りして前記破断部を前記供給ローラと前記排出ローラとの中間に位置させる前記モータの正回転と、前記供給ローラのみを逆回転し前記破断部において前記連続シート体を破断させる前記モータの逆回転とを、切り替えて制御することを特徴とする連続シート体の破断装置。
  2. 前記モータと前記供給ローラと前記排出ローラは、前記モータと前記供給ローラと前記排出ローラとにそれぞれ設けられたプーリに循環体が掛け渡されて相互に連繋され、
    前記供給ローラと前記プーリとは直結する一方、
    前記排出ローラには、
    前記モータが正回転する際には前記モータと前記排出ローラとが連結し、前記モータが逆回転する際には前記モータと前記排出ローラとの連結が解除されるクラッチ機構と、
    前記モータが逆回転する際に前記排出ローラが逆回転することを阻止するロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の連続シート体の破断装置。
  3. 前記モータと前記供給ローラとは第1のギヤ機構を介して連繋され、前記モータと前記排出ローラとは第2のギヤ機構を介して連繋され、
    前記第2のギヤ機構には、
    前記モータが正回転する際には前記モータと前記排出ローラとを連結し、前記モータが逆回転する際には前記モータと前記排出ローラとの連結を解除するクラッチ機構と、
    前記モータが逆回転する際に前記排出ローラが逆回転することを阻止するロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の連続シート体の破断装置。
  4. 前記クラッチ機構は、前記モータが正回転する際には前記モータによる駆動力が前記排出ローラに直結して伝達され、前記モータが逆回転する際には前記モータによる駆動力から前記排出ローラが解放されて前記排出ローラが逆回転することを許容する第1のワンウェイクラッチを備え、
    前記ロック機構は、前記モータが逆回転する際に前記排出ローラの逆回転を阻止する第2のワンウェイクラッチを備えることを特徴とする請求項2または3記載の連続シート体の破断装置。
  5. 前記排出ローラは、前記連続シート体を厚さ方向にクランプする第1の排出ローラと第2の排出ローラとを備え、
    前記プーリは、前記連続シート体の下面に接触する前記第2の排出ローラに設けられ、前記第1のワンウェイクラッチと前記第2のワンウェイクラッチは、前記第2の排出ローラに設けられていることを特徴とする請求項4記載の連続シート体の破断装置。
  6. 前記排出ローラの下流位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第1のセンサと、前記供給ローラと前記排出ローラとの中間位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第2のセンサとが設けられ、
    前記制御部は、
    (a)前記モータの正回転により前送りされる連続シート体の前端の位置を、前記第1のセンサにより検知し、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、
    (b)前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、連続シート体を前記破断部において破断し、前記第2のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、
    (c)前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りする工程と、
    を繰り返して制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の連続シート体の破断装置。
  7. 前記排出ローラの下流位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第1のセンサが設けられ、
    前記制御部は、
    (a)前記モータの正回転により前送りされる連続シート体の前端の位置を、前記第1のセンサにより検知し、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、
    (b)前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、前記モータを所定角度、逆回転させることにより連続シート体を前記破断部において破断する工程と、
    (c)前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りするとともに、前記第1のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、
    を繰り返して制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の連続シート体の破断装置。
  8. 前記供給ローラと前記排出ローラとの中間位置に連続シート体が存在するか否かを検知する第2のセンサが設けられ、
    前記制御部は、
    (a)破断後の連続シート体の前端の位置を、前記第2のセンサにより検知した時点から、前記モータを所定角度、正回転させ、前記供給ローラと前記排出ローラとの間に連続シート体の破断部が位置するように連続シート体を位置合わせする工程と、
    (b)前記(a)工程後に、前記モータの回転を逆回転に切り替え、連続シート体を前記破断部において破断し、前記第2のセンサにより連続シート体が破断されたことを検知する工程と、
    (c)前記(b)工程後に、前記モータの回転を正回転に切り替え、個片に破断された破断品と連続シート体とを前送りする工程と、
    を繰り返して制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の連続シート体の破断装置。
  9. 前記(a)工程においては、前記第1のセンサにより前記連続シート体の前端の位置を検知した後、前記モータを所定角度、正回転して前記連続シート体を破断位置に位置合わせすることを特徴とする請求項6または7記載の連続シート体の破断装置。
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