JP2011049907A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な回路構成で、多様な各種回路系に必要な動作電圧が確保可能な携帯電子機器を提供することである。
【解決手段】内部電源であるバッテリ22からの電力を非接触式ICカード用の回路59に供給可能な第1電力供給線66からの電力と、外部電源である充電装置76からの電力を非接触式ICカード用の回路59に供給可能な第2電力供給線77からの電力と、のいずれかの電力を非接触式ICカード用の回路59に供給する電力供給部80と、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は携帯電話機、PDA、携帯型ゲーム機、携帯用テレビ、携帯用ラジオ等の携帯電子機器に関する。
特許文献1には、通常使用するバッテリパックとバックアップ用バッテリを備え、バッテリパックの電源は切り替えダイオードを通じて本体電源制御部へ供給され、バッテリの電源はダイオード及び抵抗から構成される直流回路を通じて本体電源制御部へ供給される携帯電子機器が記載されている。
また、特許文献1のバッテリはバッテリパックを電源として充電装置によって充電される携帯電子機器が記載されている。
特開平08―149184号公報
しかしながら、引用文献1に記載の携帯電子機器においては、動作電圧の閾値が異なる複数の回路を動作させる場合に、充電可能なバッテリの装着の有無及び充電中の有無によって、当該複数の回路別に電源系を構成しなければならず回路構成が複雑になるという問題があった。
本発明の目的は、簡単な回路構成で、多様な回路系に必要な動作電圧が確保可能な携帯電子機器を提供することである。
本発明の携帯電子機器は、付属モジュールと、内部電源であるバッテリからの電力を前記付属モジュールに供給可能な第1電力供給線からの電力と、外部電源である充電装置からの電力を前記付属モジュールに供給可能な第2電力供給線からの電力と、のいずれかの電力を前記付属モジュールに供給する電力供給手段と、を有し、前記バッテリからの電力供給又は前記充電装置の一方からの電力が低下又は停止しても、他方から前記付属モジュールに電力を供給可能である。
好適には、前記第1電力供給線の一端と接続し、前記バッテリと接続可能な第1電源端子と、前記第2電力供給線の一端と接続し、充電装置と接続可能な第2電源端子と、前記第2電力供給線から、電力を受けて回路系への電力供給を制御する電力制御部と、前記第1電力供給線の一端部と前記第2電力供給線の一端部との間に接続され、前記第1電源端子にバッテリが接続状態の場合に、ON状態に保持され、非接続状態の場合にOFF状態に保持される電界効果トランジスタと、前記第1電源端子を介して設定される前記第1電力供給線における第1電力と、前記第2電力供給線から設定される第2電力とのうち高い電圧の電力を、電力出力部を介して前記付属モジュールに供給する電力供給手段に該当する電力供給部と、を有する。
好適には、前記第2電力供給線の一端部と前記第2電源端子との間に接続され、前記第2電源端子に充電装置が接続状態の場合にON状態に保持され、非接続状態の場合にOFF状態に保持されるスイッチ素子と、を有している。
好適には、前記電力供給部は、前記第1電力供給線上に配置され、アノードが前記第1電源端子に接続され、カソードが前記電力出力部に設側された第1のダイオードと、前記第2電力供給線上に配置され、アノードが前記スイッチ素子と接続され、カソードが前記電力出力部に設側された第2のダイオードと、を含み、前記第1のダイオード及び前記第2のダイオードのうち、少なくとも、前記第1のダイオードの順方向の電圧は、前記電界効果トランジスタの前記第1電源端子から前記第2電力供給線に向かう順方向電圧よりも低く設定されている。
好適には、前記第1のダイオード及び第2のダイオードは、ショットキーバリアダイオードである。
好適には、前記バッテリの電圧を監視し所定の電圧以下になった場合に、付属モジュール以外への電力供給を停止する停止制御を行う電源制御部を有する。
好適には、充電装置による充電開始を検出した場合に、前記停止制御を解除する電源制御部を有する。
好適には、非接触式ICカード用のアンテナを有し、前記付属モジュールは非接触式ICカード用の回路である。
本発明によると、簡単な回路構成で、多様な回路系に必要な動作電圧が確保可能な携帯電子機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観を開状態で示す斜視図である。 図1のII−IIにおける断面図である。 図1及び図2の携帯電話機の信号処理系を示すブロック図である。 携帯電話機の各種回路系へ電力を供給する供給回路の説明図である。 第1の比較例である。 第2の比較例である。 図7は、第1の比較例と第2の比較例と、本発明の実施形態における効果をまとめた表である。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、折り畳み式として構成されている。
携帯電話機1は第1筐体2及び第2筐体3とで構成されている。
第1筐体2は、第2筐体3と対向する部分を構成する第1筐体フロントケース4と、第2筐体3とは反対側部分を構成する第1筐体リアケース5とを有している。
第2筐体3は、第1筐体2と対向する部分を構成する第2筐体フロントケース6と、第1筐体2とは反対側部分を構成する第2筐体リアケース7とを有している。
第1筐体フロントケース4及び第1筐体リアケース5はネジ等により互いに固定され、第1筐体フロントケース4及び第1筐体リアケース5の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7もネジ等により互いに固定され、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
図1のように、第1筐体フロントケース4には表示部8が配置されている。
この表示部8は、携帯電話機1の状態、ユーザの操作内容、発信先電話番号、電子メールの内容の表示、ゲーム画面等の様々な情報を表示するためのものである。
また、表示部8はLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic light-emitting diode:有機EL)等によって構成されている。
また、図1のように、第2筐体フロントケース6の表面方向には、入力部10が配置されている。この入力部10をユーザが操作することによって、携帯電話機1に命令の入力、文字の入力等がなされる。
図2は、図1のII−IIにおける断面図である。
第2筐体フロントケース6と第2筐体リアケース7とが、その内面どうしを対向させて結合している。
そして、それによって形成される内部空間に、内部筐体20が配置されている。内部筐体20の裏面方向には、バッテリ収納部28が形成されている。
そして、このバッテリ収納部28に着脱可能なバッテリ22が配置されている。このバッテリ22は携帯電話機1に電力を供給している。
さらに、裏面方向には、バッテリ22を交換可能とするためにバッテリカバー23が配置されている。
バッテリ22は、充電装置76と電気的に連結されることによって充電が行われる。
そして、バッテリ22は充電装置76が連結されていない場合に携帯電話機1に実装されている各種の回路系に電力を供給し、稼働させる。
携帯電話機1が充電装置76と連結している時には、バッテリ22の電力ではなく充電装置76から供給される電力によって携帯電話機1は駆動される。
この充電装置76からの電力によって携帯電話機1が駆動されるのは、バッテリ22に充電中のみならず、バッテリ22がフル充電状態となった後も同じである。
つまり、携帯電話機1が充電装置76と電気的に連結している状態において、携帯電話機1の消費電力が充電装置76の供給能力を超えない場合には、バッテリ22は携帯電話機1に実装される各種の回路系に電力を供給することはない。
内部筐体20の、表面方向には、スイッチ26が実装されるプリント基板21が配置されている。このプリント基板21は、発光部27が実装されている。
発光部27は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)によって構成されている。
スイッチ26は、例えば、固定接点25と、ドーム状の板金であるメタルドーム24により構成されている。
プリント基板21の表面方向にはキーシート32が配置されている。キーシート32はユーザが押圧を行う部分である複数のキートップ30と、前記複数のキートップ30が接着されるラバーベース31から成っている。
第2筐体フロントケース6には、キートップ30が挿入(配設)されるための複数のキー開口部35が形成されている。
このキー開口部35の周辺には第2筐体フロントケース6を保護する目的、及び、携帯電話機1の意匠性を向上させる目的を有する装飾シート34が張り付けられる。
キーシート32とプリント基板21のスイッチ26との間には、導光シート33が配置されている。
この導光シート33は、発光部27からの光を受光し、導光してキートップ30側に光を照射する。
図2のように、バッテリカバー23の内部側位置には非接触式ICカード用のアンテナ60が配置される。
もっとも、非接触式ICカード用のアンテナ60の位置は、携帯電話機1の非接触式ICカードの想定される使用方法に応じて適宜変更可能である。たとえば、第1筐体リアケース5の内部に配置することも可能である。
また、非接触式ICカードは、個人識別カード、入出管理、プリペイドカード、クレジットカードの機能等の機能を有する。
本発明において特に想定しているのは、プリペイドカード機能を有する非接触式ICカードである。もっとも、この機能に限定する趣旨ではない。
図3は図1及び図2の携帯電話機1の信号処理系を示すブロック図である。
図3に示されるように、携帯電話機1は、制御・処理の中枢である制御部57と、電源制御部50と、通信部51と、操作部52と、音声入出力部53と、表示部8と、非接触式ICカード用の回路59、記憶部56のそれぞれが、アドレス、データ、コントロールのためのラインが複数本からなるシステムバス58に共通に接続され、構成される。
パワーマネージャIC78は、携帯電話機1が携帯して使用されている場合には、携帯電話機1内の、表示部8及び制御部57等が実装される回路基板等への電力の供給を制御している。
また、電源制御部50は、充電時には図4に記載する充電装置76を制御して、充電装置76からの電力をバッテリ22へ充電を行う。
具体的には、電源制御部50は、充電の開始及び停止、並びに充電の速度等を制御している。
さらに、パワーマネージャIC78は、携帯電話機1に実装されている各種の回路系(LED、LCD、CPU、非接触式ICカード用の回路59等)へ、必要とする電力を提供している。
さらに、電源制御部50は、バッテリ22の電圧を監視し、所定の電圧以下になった場合には非接触式ICカード用の回路59以外への電力供給を停止する制御を行う。
なぜなら、非接触式ICカードは、各種カード機能等の役割を有していることが多いからである。
つまり、所定の電圧以下になった場合には非接触式ICカード用の回路59以外への電力供給を停止することによって、重要な非接触式ICカードの機能に優先的に電力を供給することが可能となる。
また、充電装置76によって電力供給がなされた場合には、電力の心配はないのであるから、非接触式ICカード用の回路59以外への電力供給を停止していた停止制御を解除する。
これによって、バッテリ22に十分な電力が充電される前に、ユーザは携帯電話機1の各種機能を使用することが可能となる。
通信部51は、無線通信システムを捕捉し、通信ネットワークに接続される基地局との間で無線通信を行い、各種データの送受信を行う。各種データとは、Web上のダウンロードサイトのからダウンロードされるファイルのデータ、音声通話時の音声データ、メール送受信時のメールデータ、ウェブ閲覧時のウェブページデータ、等である。
操作部52は、入力部10及びその他の部分から入力されるユーザの支持を受け付ける。
入力部10には、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キー、ファンクションキーなど、各種の機能が割り当てられたキーが配置されている。
そして、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部57に出力する。
音声入出力部53は、スピーカから出力される音声信号やマイクロフォンにおいて入力される音声信号の入出力処理を行う。
すなわち、音声入出力部53は、マイクロフォンから入力された音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部57に出力する。
また、音声入出力部53は、制御部57から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
表示部8は、例えばLCDやOLEDを用いて構成されており、制御部57から供給される映像信号に応じた画像を表示する。
表示部8は、例えば、通信部51による無線発信時における発信先の電話番号、着信時における発信元の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発信成否、待ち受け画面等を表示する。
さらに、表示部8は、非接触式ICカードの各種状態を表示する機能を有する。たとえば、いわゆるお財布携帯機能においては、利用履歴、残高等の情報である。
記憶部56では、携帯電話機1の各種処理に利用される各種データを記憶する。記憶部56は、例えば制御部57が実行するコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータが記憶される。
また、記憶部56は、非接触式ICカードの各種情報を記憶していてもよい。
非接触式ICカード用の回路59は、非接触式ICカード機能を制御している。
また、非接触式ICカード用の回路59には、非接触式ICカード用のアンテナ60が電気的に連結されている。
制御部57は、携帯電話機1の全体的な動作を統括的に制御する。
すなわち、制御部57は、携帯電話機1の各種処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb上のダウンロードサイトの閲覧など)が操作部52の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部51における信号の送受信、表示部8における画像の表示等)を制御する。
また、制御部57は、非接触式ICカードの各種情報を処理して表示部8に表示させる機能も有している。
図4は、携帯電話機1の各種回路系へ電力を供給する供給回路の説明図である。
図4のように、携帯電話機1の内部には、非接触式ICカード用の回路59、非接触式ICカード用のアンテナ60、LDOレギュレータ61、第2電力供給線部62、第1ショットキーバリアダイオード63、第2ショットキーバリアダイオード64、電界効果トランジスタ65、第1電力供給線66、第1電力供給線部67、充電制御用トランジスタ68、筺体側端子72、バッテリ22、バッテリ側端子82及びパワーマネージャIC78が実装されている。
また、携帯電話機1の外部に設けられた充電装置76は、交流電源75、交流直流変換器74及び充電装置側端子73から構成されている。
第1電力供給線部67と第2電力供給線部62を合わせたものを第2電力供給線77という。
また、第1ショットキーバリアダイオード63及び第2ショットキーバリアダイオード64の部分を電力供給部80という。
図4のように、第1ショットキーバリアダイオード63のカソード側と、第2ショットキーバリアダイオード64のカソード側の接点を電力出力部81という。
交流電源75から供給された交流の電力は交流直流変換器74によって直流に変換される。
そして、直流の電力は充電装置側端子73を通じて携帯電話機1の筺体側端子72から携帯電話機1に供給される。
筺体側端子72から供給された電力は、充電制御用トランジスタ68によってON/OFFされる。
この充電制御用トランジスタ68のON/OFFは、電源制御部50によって制御される。
具体的には、充電装置76が携帯電話機1に接続された場合に充電制御用トランジスタ68をONにして、充電装置76の電力が第1電力供給線部67に供給されるように制御している。
そして、充電装置76が取り外された場合には、充電制御用トランジスタ68をOFFにする。
第1電力供給線部67は、パワーマネージャIC78に電力を供給するための線である。この線に電力を供給する方法として、充電装置76から供給する方法と、バッテリ22から供給する方法とがある。
この充電装置76又はバッテリ22の電力が、第1電力供給線部67に供給される。そして、第1電力供給線部67に接続されているパワーマネージャIC78に電力が供給される。
パワーマネージャIC78は、第1電力供給線部67によって供給された電力を、携帯電話機1に実装されている各種の回路系(LCD、CPU、LED、カメラ部、通信部等)に必要な電圧等に変換して電力を供給している。
本発明では特に、非接触式ICカード用の回路59に電力を供給する。
このパワーマネージャIC78から非接触式ICカード用の回路59に供給される電力は、非接触式ICカードを駆動させる為には必ずしも必要なく、後述するLDOレギュレータ61からの電力があれば、非接触式ICカードの機能は発揮することが可能である。
パワーマネージャIC78からの電力が非接触式ICカード用の回路59に電力が供給されている場合には、非接触式ICカードの機能に加えて、表示部8に非接触式ICカードの残高情報、使用履歴等が表示可能となる。
つまり、パワーマネージャIC78からの電力は非接触式ICカードの回路59には必ずしも必須ではないが、これがあるとより高度な機能が使用可能となるということである。
バッテリ22と第1電力供給線部67との間には電界効果トランジスタ65が実装される。
この電界効果トランジスタ65は、携帯電話機1が充電装置76と接続されていない場合には第1電力供給線部67を介してパワーマネージャIC78へバッテリ22からの電力を供給するようにONされる。
また、逆に、電界効果トランジスタ65は携帯電話機1が充電装置76と接続させている場合にバッテリ22に十分な電力が蓄電されていないときには、充電装置76から電力が供給されている第1電力供給線部67との接続をONにする。
さらに、電界効果トランジスタ65は携帯電話機1が充電装置76と接続させている場合にバッテリ22に十分な電力が蓄電されているときには、充電装置76から電力が供給されている第1電力供給線部67との接続をOFFにする。
この電界効果トランジスタ65も電源制御部50が制御している。
第1電力供給線部67とLDOレギュレータ61とを、第2電力供給線部62が電気的に接続している。
また、バッテリ22とLDOレギュレータ61とを、第1電力供給線66が電気的に接続している。
LDOレギュレータ61は、入力が変化しても一定の電圧の電力を出力する機能を有している。
それゆえ、LDOレギュレータ61に一定程度の電力が供給される限り、非接触式ICカード用の回路59には必要とされる電圧の電力が供給される。
このLDOレギュレータ61からの電力が供給されていれば、たとえパワーマネージャIC78からの電力が供給されていなくても非接触式ICカードとしての機能は発揮可能である。
第2電力供給線部62上には第1電力供給線部67側にアノードが接続されLDOレギュレータ61側にカソードが接続される第2ショットキーバリアダイオード64が実装される。
また、第1電力供給線66上には、バッテリ22側にアノードが接続されLDOレギュレータ61側にカソードが接続される第1ショットキーバリアダイオード63が実装される。
このように、第2ショットキーバリアダイオード64があることによって、バッテリ22の電力がLDOレギュレータ61にのみ供給が行われ、パワーマネージャIC78への供給が行われなくすることができる。
また、第1ショットキーバリアダイオード63があることによって、充電装置76によって供給される電力がLDOレギュレータ61にのみ供給が行われ、バッテリ22への供給が行われなくすることができる。
なお、充電装置76による電力が電界効果トランジスタ65等のスイッチがない状態で接続されると、バッテリ22の寿命を著しく短くしてしまうため、これを防ぐため第1ショットキーバリアダイオード63が配置される。
ここで、第1ショットキーバリアダイオード63が単なるダイオードではなくショットキーバリアダイオードとしたのは、バッテリ22から供給される電力がLDOレギュレータ61に届くまでに電圧降下をできるだけ少なくするためである。
つまり、単なるダイオードではせっかく第1電力供給線66を設けて電界効果トランジスタ65を回避してLDOレギュレータ61に電力を供給しているのに、ダイオードによって大量の電圧降下があっては無意味であるからである。
以上の様に構成される、回路構成について図5及び図6に示される回路構成と比較しつつ説明する。
図5は、第1の比較例である。
図6は、第2の比較例である。
図5の回路構成は第1電力供給線66がなくなっている。この場合、充電装置76からの電源供給がある場合にはパワーマネージャIC78及びLDOレギュレータ61には十分な電力が供給されているために問題は生じない。
一方、充電装置76が接続されていない場合であってもバッテリ22に十分な電力が蓄えられている場合にも同様に問題は生じない。
他方、充電装置76が接続されてない場合であって、かつ、バッテリ22に十分な電力が蓄電されていない場合には、問題が生ずる。
この場合、バッテリ22に十分な電力が蓄電されていないときには、パワーマネージャIC78は各種回路系及び非接触式ICカード用の回路59への電力供給を停止する。さらに、電源制御部50は電界効果トランジスタ65をOFFする。
その状態においてもバッテリ22に一定程度の電力の間には、電界効果トランジスタ65がOFFされても、電界効果トランジスタはその構造上、寄生ダイオード79を有しているのと同じ状態となっているので、0.6V程度の電圧降下をおこすものの第1電力供給線部67に依然として電力供給化可能である。そしてその電力は、LDOレギュレータ5を介して非接触式ICカード用の回路59に供給することが可能である。
しかし、バッテリ22の電力がさらに消費されて、0.6Vの電圧降下があると、非接触式ICカード用の回路に必要な電力が供給されなくなると、非接触式ICカード機能は使用できなくなってしまう。
つまり、0.6Vの電力低下があることによって、バッテリにはまだ0.6V分電力の余裕があるにもかかわらず、非接触式ICカード機能を使用できなくなってしまう。
非接触式ICカードの機能は極めて重要な機能を発揮する場合が多く、出来るだけ長い時間使用可能とすることが望ましいのであるから、このような事態は望ましくない。
そこで本発明では、図4のように、第1電力供給線66を用いて、電界効果トランジスタ65を経由せずにLDOレギュレータ61に電力を供給している。
このようにしたことによって、バッテリ22の蓄電量が低下して電圧が低下しても限界まで、非接触式ICカードの機能を使用可能となる。
なお、電界効果トランジスタ65を除去すればこの問題は解決することができそうであるが、今度は別の問題が生ずる。
それは、電界効果トランジスタ65がないと、充電装置76によって充電が行われている時に、電力がいっぱいになってフル充電となっている時はよいが、その後、バッテリ22から電力が少しでも減ると即座に充電装置76から電力が供給されて充電状態となってしまう。
このことは、多数回充電が少しずつ行われることを意味する。そして、このような充電を行うとバッテリ22が極めて早く傷んでしまうということになる。
それゆえ、バッテリ22と第1電力供給線部67との間には、電界効果トランジスタ65を設けて充電回数が増えすぎないように制御する必要がある。
なお、この制御は電源制御部50が行っている。
したがって、電界効果トランジスタ65を除去することはできない。
次に、図6の回路構成とすれば、電界効果トランジスタ65による電圧の低下なくLDOレギュレータ61にバッテリ22の電圧を供給できそうに思える。
しかし、充電装置76が装着されている状態でバッテリ22が除去されると問題が生ずる。
まず、充電装置76によって第1電力供給線部67には電力が供給され、第1電力供給線部67によってパワーマネージャIC78には電力が供給される。
そして、パワーマネージャIC78は非接触式ICカード用の回路59及び各種の回路系に電力を供給する。
つまり、非接触式ICカード用の回路59はパワーマネージャICからの電力は供給されている。
しかし、電源制御部50はバッテリ22が除去されると、自動的に電界効果トランジスタ65をOFFする。
そうすると、バッテリ22から電力が供給されないLDOレギュレータ61からの電力供給は、非接触式ICカードの回路59には供給されない。
すると、非接触式ICカード用の回路59には、パワーマネージャICからの電力は供給されているにも関わらず、LDOレギュレータ61からの電力供給はなされない。つまり不整合が生ずる。
そうすると、非接触式ICカードの回路は駆動されることはない上に、このような不整合は非接触式ICカード用の回路59のIC等にダメージを与えてしまう。
そこで、本発明においては、図4のように、第2電力供給線部62を設けている。
以下、図4の本発明における動作を説明する。
充電時、つまり充電装置76から電力が供給されている場合は、充電制御用トランジスタ68がONされ、充電装置76から第1電力供給線部67に電力が供給される。
そして第1電力供給線部67に接続されているパワーマネージャIC78にも電力が供給される。そして、パワーマネージャIC78は、各種回路系及び非接触式ICカード用の回路59に電力を供給する。
また、第1電力供給線部67は、第2電力供給線部62とも接続されているのであるから、LDOレギュレータ61にも、充電装置76からの電力は供給される。
さらに、バッテリ22がフル充電ではない場合には、電界効果トランジスタ65が電源制御部50によってONされて第1電力供給線部67と電気的に接続される。このことによって、バッテリ22は充電装置76によって充電される。そして、バッテリ22がフル充電状態になると電界効果トランジスタ65が電源制御部50によってOFFされる。
なお、バッテリ22の電圧は、充電装置76の電圧よりも低いのであるから、充電装置76からの第2電力供給線部62と、バッテリ22からの第1電力供給線66とでは、第2電力供給線部62が優先される。
それゆえに、充電装置76が接続されている場合には、バッテリ22の電力は使用されない。
この状態においては、携帯電話機1は非接触式ICカード機能及びその残高等の付加機能、並びに他の携帯電話機1の全ての機能を使用可能である。
次に、充電装置76が除去されているが、バッテリ容量が十分である場合について記載する。
まず、電界効果トランジスタ65が電源制御部50によってONされ、第1電力供給線部67に電力が供給される。そして、パワーマネージャIC78にもバッテリ22からの電力が供給される。パワーマネージャIC78は、各種回路系及び非接触式ICカード用の回路59に電力を供給する。
また、第1電力供給線66を通って、バッテリ22の電力はLDOレギュレータ61に供給される。
なお、第2電力供給線部62経由ではバッテリ22の電力はLDOレギュレータ61に供給されることはない。なぜなら、第2電力供給線部62からの電力は、電界効果トランジスタ65を経由しているために、第1電力供給線66を経由した電力よりも電圧が低いからである。
この状態においては、携帯電話機1は非接触式ICカード機能及びその残高等の付加機能、並びに他の携帯電話機1の全ての機能を使用可能である。
最後に、充電装置76が除去されているが、バッテリ容量が低下した場合について記載する。
この場合には、電源制御部50は電界効果トランジスタ65をOFFにする。
そうすると、バッテリ22の電力が第1電力供給線部67及びパワーマネージャIC78には供給されなくなる。
すると、パワーマネージャIC78から非接触式ICカード用の回路59に電力が供給されないのであるから、非接触式ICカードの機能のうち付加的な機能である残高照会、使用履歴等は使用できなくなる。
一方、LDOレギュレータ61には第1電力供給線66から電力が供給されるのであるから、LDOレギュレータ61経由の電力は非接触式ICカード用の回路59に供給される。
それによって、非接触式ICカードの機能は引き続き使用可能となる。
この状態においては、バッテリ22からの電力は非接触式ICカード用の回路59にのみ供給されるのであるから、バッテリ22の電池残量が節約され、より長い時間、非接触式ICカード機能を使用することが可能となる。
なお、第1電力供給線66上に実装されているのは、第1ショットキーバリアダイオード63であるから電圧効果が少なく、より長い期間、非接触式ICカード用の回路59に適切な電力を供給し続けることができる。
以上のような構成によって、簡単な構成で、回路系を構成する各種電気部品を保護しつつ非接触式ICカード用の回路59に必要な電力を供給することができる。
また、バッテリ22の電圧が低下しても非接触式ICカード用の回路59に電力を供給することができる。
さらに、充電中にバッテリ22が外された場合であっても非接触式ICカード用の回路59への過電圧を防ぐことができる。
図7は、第1の比較例と第2の比較例と、本発明の実施形態における効果をまとめた表である。
図7(a)は電源をOFFした状態においても非接触式ICカード機能が使用可能であるかを表した表である。
また、図7(b)は、非接触式ICカード用の回路59のICにダメージを与えるかどうかを表した表である。
非接触式ICカードが使用できるかの観点から説明する。
図7(a)の(1)について説明する。
図7(a)の(1)は、バッテリ22が装着されており、かつ、充電装置76が装着されている状態である。
このとき、第1の比較例(図5)の回路では、バッテリ22の電圧が十分な状態(4.2V〜3.3V)の間であっても、それ以下(3.3V以下)であっても同様に動作可能である。
一方、第2の比較例(図6)の回路では、バッテリ22の電圧が十分な状態(4.2V〜3.3V)であれば動作可能であるが、バッテリ22の電圧が不十分な状態(3.3V以下)のときには、動作できない。
つまり、パワーマネージャIC78経由での非接触式ICカードの回路59への電力供給が十分に行われていても、バッテリ22の容量が低下してLDOレギュレータ61経由での非接触式ICカードの回路59への電力供給が不十分となると、非接触式ICカード用の回路59が稼働できなくなる。
もっとも、LDOレギュレータ61経由での非接触式ICカードの回路59への電力供給が不十分となるまでは、非接触式ICカード機能を使用することは可能である。
したがって、第2の比較例は三角印となっている。
他方、本発明の実施形態ではどの状態においても使用可能であるから丸印となっている。
図7(a)の(2)は、バッテリ22が装着されているが、充電装置76が装着されてない状態である。
この状態において、第1の比較例(図5)の回路では、バッテリ22の電圧が十分な状態(4.2V〜3.3V)では、非接触式ICカードへ十分な電力が共有されており、動作可能である。
しかし、それ以下の状態(3.3V以下)では、電界効果トランジスタ65によって電圧が降下した電力がパワーマネージャIC78及びLDOレギュレータ61の両者に提供されるのであるから使用不可能となってしまう。
一方、第2の比較例(図6)の回路では、バッテリ22に十分な電力がある状態(4.2〜3.3V)では、非接触式ICカード機能を使用可能であるが、バッテリ22の電力が低下した状態(3.3V以下)である場合には、非接触式ICカードの全ての機能は使用できない。
つまり、パワーマネージャIC78へは電界効果トランジスタ65を介して電力が供給される。そうすると、電圧降下された電圧がパワーマネージャIC78に供給されるのであるから、パワーマネージャIC78から非接触式ICカード用の回路59への電力供給はなされない。
しかし、バッテリ22からはLDOレギュレータ61経由で非接触式ICカード用の回路59へ電力供給が可能である。
そうすると、非接触式のICカードの拡張的な機能(残高照会、使用履歴の照会等)は使用できないが非接触式ICカードとしての最低限の機能は使用できる。
それゆえ、三角印としている。
なお、第2の比較例の構成であっても、バッテリ22の電圧がさらに下がると非接触式ICカードとしての最低限の機能をも使用不可能となることは言うまでもない。
第2の比較例と本発明の実施形態は、全く同じ動作を行うのであるから、第2の比較例と同じである。それゆえ、同じく三角印としている。
図7(a)の(3)は、バッテリ22が装着されていないが、充電装置76が装着されている状態である。
第1の比較例と本発明の実施形態では、外部電源である充電装置76が装着されている場合には、非接触式ICカードの全ての機能が使用可能である。
しかし、第2の比較例では、バッテリ22が外されてしまうと、LDOレギュレータ経由の電力は非接触式ICカードの回路59には供給されないのであるから、非接触式ICカードの機能は一切使用が出来なくなってしまう。
それゆえ、バツ印が記載されている。
図7(a)の(4)は、バッテリ22も装着されておらず、充電装置76も装着されていない状態である。
この状態においては、本発明の実施形態、第1の比較例及び第2の比較例のいずれの回路構成であっても一切使用不可能である。
したがって、比較できない。
非接触式ICカードのICに不整合が生ずるかの観点から説明する。
図7(b)の(5)について説明する。
図7(b)の(5)は、バッテリ22が装着されており、かつ、充電装置76が装着されている状態である。
このとき、第1の比較例(図5)の回路では、バッテリ22の電圧が十分な状態(4.2V〜3.3V)の間であっても、それ以下(3.3V以下)であっても同様に動作可能である。それゆえ丸印である。
一方、第2の比較例(図6)の回路では、第2の比較例(図6)の回路では、バッテリ22の電圧が十分な状態(4.2V〜3.3V)であれば動作可能であるが、バッテリ22の電圧が不十分な状態(3.3V以下)のときには、動作できない。
つまり、パワーマネージャIC78経由での非接触式ICカードの回路59への電力供給はバッテリ22の電圧がどれほど低下しても行われる。
しかし、バッテリ22の容量が低下すると、LDOレギュレータ61経由での非接触式ICカードの回路59への電力供給ができなくなる。
そうすると、非接触式ICカード用の回路59のICに不整合が生じる。
もっとも、バッテリ22の容量がまだあり、LDOレギュレータ61経由での非接触式ICカードの回路59への電力供給ができなくなるまでは、非接触式ICカードの機能は使用可能である。
したがって、三角印となっている。
他方、本発明の実施形態ではどの状態においても使用可能であるから丸印となっている。
図7(b)の(6)は、バッテリ22が装着されているが、充電装置76が装着されてない状態である。
充電装置76が装着されていない場合には、本発明の実施形態、第1の比較例及び第2の比較例のいずれでも、不整合は生じない。
したがって、いずれも丸印である。
図7(b)の(7)はバッテリ22が装着されていないが、充電装置76が装着されている状態である。
第1の比較例と本発明の実施形態では、外部電源である充電装置76が装着されている場合には、非接触式ICカードの回路への不整合は生じえない。
しかし、第2の比較例では、バッテリ22が外されてしまうと、LDOレギュレータ経由の電力は非接触式ICカードの回路59には供給されないのであるから、非接触式ICカードの回路59に不整合が生じている。
それゆえ、バツ印が記載されている。
図7(b)の(8)は、バッテリ22も装着されておらず、充電装置76も装着されていない状態である。
この状態においては、本発明の実施形態、第1の比較例及び第2の比較例のいずれの回路構成であっても一切使用不可能である。
したがって、比較できない。
以上の実施形態によれば、本発明の携帯電話機1は、非接触式ICカード用の回路59と、を有している。
また、内部電源であるバッテリ22からの電力を非接触式ICカード用の回路59に供給可能な第1電力供給線66からの電力と、外部電源である充電装置76からの電力を非接触式ICカード用の回路59に供給可能な第2電力供給線77からの電力と、のいずれかの電力を非接触式ICカード用の回路59に供給する電力供給部80と、を有している。
さらに、バッテリ22からの電力供給又は充電装置76の一方からの電力が低下又は停止しても、他方から非接触式ICカード用の回路59に電力を供給可能である。
このような構成としたことによって、バッテリ22の電圧が低下しても非接触式ICカード用の回路に電力を供給することができる。
第1電力供給線66の一端と接続し、バッテリ22と接続可能な第1電源端子82と、第2電力供給線77の一端と接続し、充電装置76と接続可能な第2電源端子72と、第2電力供給線77から、電力を受けて回路系への電力供給を制御する電力制御部78と、を有している。
また、第1電力供給線66の一端部と第2電力供給線77の一端部との間に接続され、第1電源端子82にバッテリが接続状態の場合に、ON状態に保持され、非接続状態の場合にOFF状態に保持される電界効果トランジスタ65と、を有している。
そして、第1電源端子82を介して設定される第1電力供給線66における第1電力と、第2電力供給線77から設定される第2電力とのうち高い電圧の電力を、電力出力部を介して非接触式ICカード用の回路59に供給する電力供給手段に該当する電力供給部80と、を有している。
このような構成によって、バッテリ22の電圧が低下しても非接触式ICカード用の回路に電力を供給することができる。
さらに、充電中にバッテリ22が外された場合であっても非接触式ICカード用の回路59への過電圧を防ぐことができる。
第2電力供給線77の一端部と第2電源端子72との間に接続され、筺体側端子72に充電装置76が接続状態の場合にON状態に保持され、非接続状態の場合にOFF状態に保持される充電制御用トランジスタ68と、を有している。
このような構成によって、充電装置76が接続された時に自動的に充電及び携帯電話機1への電力供給が行われる。
前記電力供給部80は、第1電力供給線66上に配置され、アノードがバッテリ側端子82に接続され、カソードが電力出力部81に設側された第1ショットキーバリアダイオード63と、第2電力供給線上77に配置され、アノードが充電制御用トランジスタ68と接続され、カソードが電力出力部81に設側された第2ショットキーバリアダイオード64と、を含んでいる。
そして、第1ショットキーバリアダイオード63及び第2ショットキーバリアダイオード64のうち、少なくとも、第1ショットキーバリアダイオード63の順方向の電圧は、電界効果トランジスタ65のバッテリ側端子82から第2電力供給線77に向かう順方向電圧よりも低く設定されている。
このような構成によって、非接触式ICカード用の回路59にバッテリ22又は充電装置76からの電力を選択的に供給することができる上に、バッテリ22からの電力の電圧低下を防ぐことができる。
第1のダイオード63及び第2のダイオード64は、ショットキーバリアダイオードである。
このような構成によって、バッテリ22からの電力の電圧低下を防ぐことができる。
バッテリ22の電圧を監視し所定の電圧以下になった場合に、非接触式ICカード用の回路59以外への電力供給を停止する停止制御を行う電源制御部50を有する。
このような構成によって、バッテリ22の充電量が低下しても特に重要な非接触式ICカードの機能をより長く使用可能とすることができる。
充電装置76による充電開始を検出した場合に、前記停止制御を解除する電源制御部50を有する。
このような構成によって、充電装置76が接続されたときには、たとえバッテリ22がない状態であっても、バッテリ22が放電した状態であっても携帯電話機1の全機能をユーザは使用可能となる。
非接触式ICカード用のアンテナ60を有し、付属モジュール59は非接触式ICカード用の回路59である。
このような構成によって、バッテリ22の充電量が低下しても特に重要な非接触式ICカードの機能をより長く使用可能とすることができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機1に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。また、携帯電子機器は、折り畳み式のものに限定されない。ケースが一体的に構成されたもの(1つのみのケース)であってもよい。
また、本発明の付属モジュールは、非接触式ICカード用の回路59に限定されるものではない。例えば、時計機能、テレビジョンの機能、GPS機能、音楽再生機能等の回路系であってもよい。
1…携帯電話機、2…第1筐体、3…第2筐体、4…第1筐体フロントケース、5…第1筐体リアケース、6…第2筐体フロントケース、7…第2筐体リアケース、8…表示部、9…ヒンジ部、10…入力部、11…右側面、12…左側面、20…内部筐体、21…プリント基板、22…バッテリ、23…バッテリカバー、24…メタルドーム、25…固定接点、26…スイッチ、27…発光部、28…バッテリ収納部、30…キートップ、31…ラバーベース、32…キーシート、33…導光シート、34…装飾シート、35…キー開口部、50…電源制御部、51…通信部、52…操作部、53…音声入出力部、55…撮像部、56…記憶部、57…制御部、59…非接触式ICカード用の回路、60…非接触式ICカード用のアンテナ、61…LDOレギュレータ、62…第2電力供給線部、63…第1ショットキーバリアダイオード(第1のダイオード)、64…第2ショットキーバリアダイオード(第2のダイオード)、65…電界効果トランジスタ、66…第1電力供給線、67…第1電力供給線部、68…充電制御用トランジスタ(スイッチ素子)、72…筺体側端子(第2電源端子)、73…充電装置側端子、74…交流直流変換器、75…交流電源、76…充電装置、77…第2電力供給線、78…パワーマネージャIC(電力制御部)、79…寄生ダイオード、80…電力供給部(電力供給手段)、81…電力出力部、82…バッテリ側端子(第1電源端子)

Claims (8)

  1. 付属モジュールと、
    内部電源であるバッテリからの電力を前記付属モジュールに供給可能な第1電力供給線からの電力と、外部電源である充電装置からの電力を前記付属モジュールに供給可能な第2電力供給線からの電力と、のいずれかの電力を前記付属モジュールに供給する電力供給手段と、を有し、
    前記バッテリからの電力供給又は前記充電装置の一方からの電力が低下又は停止しても、他方から付属モジュールに電力を供給可能である
    携帯電子機器。
  2. 前記第1電力供給線の一端と接続し、前記バッテリと接続可能な第1電源端子と、
    前記第2電力供給線の一端と接続し、充電装置と接続可能な第2電源端子と、
    前記第2電力供給線から、電力を受けて回路系への電力供給を制御する電力制御部と、
    前記第1電力供給線の一端部と前記第2電力供給線の一端部との間に接続され、前記第1電源端子にバッテリが接続状態の場合に、ON状態に保持され、非接続状態の場合にOFF状態に保持される電界効果トランジスタと、
    前記第1電源端子を介して設定される前記第1電力供給線における第1電力と、前記第2電力供給線から設定される第2電力とのうち高い電圧の電力を、電力出力部を介して前記付属モジュールに供給する電力供給手段に該当する電力供給部と、を有する
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第2電力供給線の一端部と前記第2電源端子との間に接続され、前記第2電源端子に充電装置が接続状態の場合にON状態に保持され、非接続状態の場合にOFF状態に保持されるスイッチ素子と、を有している
    請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記電力供給部は、
    前記第1電力供給線上に配置され、アノードが前記第1電源端子に接続され、カソードが前記電力出力部に設側された第1のダイオードと、
    前記第2電力供給線上に配置され、アノードが前記スイッチ素子と接続され、カソードが前記電力出力部に設側された第2のダイオードと、を含み、
    前記第1のダイオード及び前記第2のダイオードのうち、少なくとも、前記第1のダイオードの順方向の電圧は、前記電界効果トランジスタの前記第1電源端子から前記第2電力供給線に向かう順方向電圧よりも低く設定されている
    請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記第1のダイオード及び第2のダイオードは、ショットキーバリアダイオードである
    請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記バッテリの電圧を監視し所定の電圧以下になった場合に、付属モジュール以外への電力供給を停止する停止制御を行う電源制御部を有する
    請求項1〜5いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記充電装置による充電開始を検出した場合に、前記停止制御を解除する電源制御部を有する
    請求項1〜6いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 非接触式ICカード用のアンテナを有し、
    前記付属モジュールは非接触式ICカード用の回路である
    請求項1〜7いずれか1項に記載の携帯電子機器。
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