JP3928643B2 - 電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池が内蔵された電話機本体、及び二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機に関するもので、親子電話の子機に適用して有効である。
親子電話の子機や携帯電話機は、通常、充放電可能な二次電池が内蔵されており、この二次電池から電力の供給を受けて作動する。このため、定期的に子機や携帯電話機を充電器に装着して、内蔵された二次電池に充電する必要がある。
そして、例えば、特許文献1に記載の発明では、二次電池と充電器に内蔵された電源部との間にトランジスタ等のスイッチング素子を配置して、このスイッチング素子のON/OFF時の端子電圧を検出するとともに、その端子電圧値に応じて充電制御を行うことにより、二次電池と充電器との接続状態を検出している。
特開平9−215223号公報
ところで、子機や携帯電話機では、子機等が充電器に装着されて充電可能な状態になっている場合には、内蔵された二次電池は勿論のこと、充電器からも電力が供給されるので、二次電池が子機等に正しく接続されていない状態や二次電池が接続されていない状態等の二次電池から電力を供給することができない状態であっても、親機等からの着信を利用者に報知することができる。
このため、二次電池から電力を供給することができない状態となっていることを知らない利用者が、親機等からの着信に気づいて、子機等を充電器から取り外すと、その時点で子機等の動作が停止してしまい、通話が遮断されてしまう。そして、利用者が二次電池から電力を供給することができない状態となっていることを知らないので、子機等の動作が停止した時点で子機等が故障してしまったと利用者が勘違いしてしまう等の問題が発生するおそれが高い。
一方、特許文献1に記載の発明では、スイッチング素子のON/OFF時の端子電圧値に基づいて二次電池と充電器との接続状態を検出しているものの、特許文献1に記載の発明は、二次電池が直接、充電器に接続される場合を想定した発明であるので、子機等に内蔵されている二次電池の接続不良等を検出することはできず、上記問題を解決することができない。
本発明は、上記点に鑑み、利用者が二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを知らずに、子機等の電話機本体を充電器から取り外してしまうことを防止することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、二次電池が内蔵された電話機本体、及び二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機であって、電話機本体は、電話機本体が充電可能状態であって、かつ、着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段と、二次電池の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出手段と、待機状態判定手段により電話機本体が待機状態であると判定された場合に電池電圧検出手段が検出した検出電圧が、二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧を超えているか否かを判定する電圧判定手段と、電圧判定手段により検出電圧が閾値電圧を超えたものと判定された場合に、二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段と、を備えて構成されていることを特徴とする。
ところで、二次電池が正常に接続されている場合には、電話機本体を動作させるに必要な動作電流Ia(後述する図4参照)と二次電池に充電するための電流Ibat(後述する図4参照)との和に相当する電流が充電器から供給され、かつ、待機状態で充電する際に適切な電流Ibatが二次電池に供給されるようになっている。
しかし、待機状態において、二次電池の接続不良等が発生している場合には、二次電池に供給される電流Ibatが0となるので、充電器から二次電池の入出力側までの電圧降下が、二次電池が正常に接続されている場合に比べて小さくなる。
このため、待機状態であると判定された場合に電池電圧検出手段が検出した検出電圧が、二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧を超えている場合には、二次電池の接続不良等が発生しているものとみなすことができる。
したがって、検出電圧が二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧を超えている場合に、二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発すれば、利用者が二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを知らずに、電話機本体を充電器から取り外してしまうことを未然に防止することができる。延いては、電話機本体が故障してしまったと勘違いしてしまう等の問題が発生することを未然に防止できる。
請求項2に記載の発明では、二次電池が内蔵された電話機本体、及び二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機であって、電話機本体は、電話機本体が充電可能状態であって、かつ、着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段と、二次電池の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出手段と、待機状態判定手段により電話機本体が待機状態であると判定された場合に電力を供給する電力供給手段と、待機状態判定手段により電話機本体が待機状態であると判定された場合であって、かつ、電力供給手段によって電力が供給されている場合に電池電圧検出手段が検出した検出電圧が、二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧未満であるか否かを判定する電圧判定手段と、電圧判定手段により検出電圧が閾値電圧未満であると判定された場合に、二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段と、を備えて構成されていることを特徴とする。
ところで、仮に、動作電流Iaが増大すると、二次電池が正常に接続されている場合には、その増大した分の電流が二次電池から供給されるのに対して、二次電池から電力を供給することができない状態になっている場合には、増加した分の電流は全て充電器から供給されるので、二次電池から電力を供給することができない状態になっている場合における充電器から二次電池の入出力側までの電圧降下は、二次電池が正常に接続されている場合における充電器から二次電池の入出力側までの電圧降下に比べて大きくなる。
このため、本発明のごとく、電力供給手段により電力が供給されて動作電流Iaが増大しているときの検出電圧が、二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧未満であるときには、二次電池から電力を供給することができない状態になっているものとみなすことができる。
したがって、検出電圧が閾値電圧未満であると判定された場合に、二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発すれば、利用者が二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを知らずに、電話機本体を充電器から取り外してしまうことを未然に防止することができる。延いては、電話機本体が故障してしまったと勘違いしてしまう等の問題が発生することを未然に防止できる。
請求項3に記載の発明では、二次電池が内蔵された電話機本体、及び二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機であって、電話機本体は、電話機本体が充電可能状態であって、かつ、着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段と、二次電池の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出手段と、待機状態判定手段により電話機本体が待機状態であると判定された場合に電力を供給する電力供給手段と、待機状態判定手段により電話機本体が待機状態であると判定された場合に電池電圧検出手段が検出した第1検出電圧と、待機状態判定手段により電話機本体が待機状態であると判定された場合であって、かつ、電力供給手段によって電力が供給されている場合に電池電圧検出手段が検出した第2検出電圧との電圧差の絶対値が、二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧を超えている否かを判定する電圧判定手段と、電圧判定手段により検出電圧が閾値電圧を超えたものと判定された場合に、二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段と、を備えて構成されていることを特徴とする。
これにより、本発明は、請求項1に記載された二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを検出する手段と、請求項2に記載された二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを検出する手段とを備えることとなるので、より正確に二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを検出することができる。
したがって、本発明では、利用者が二次電池から電力を供給することができない状態になっていることを知らずに、電話機本体を充電器から取り外してしまうことをより確実に防止することができる。
ところで、実際の電話機本体は、製品毎に多少の個体差があるため、前述の閾値電圧を設計上の理論値に固定すると、正しく二次電池の接続不良等を検出することができなくなるおそれがある。
これに対して、請求項4に記載の発明では、電話機本体は、閾値電圧を補正するための補正値が記憶された補正値記憶手段と、補正値記憶手段に記憶された補正値に基づいて閾値電圧を補正する閾値電圧補正手段とを備えていることを特徴としているので、製品毎に多少の個体差があっても、二次電池の接続不良等を確実に検出することができる。
請求項5に記載の発明では、電話機本体は、二次電池の残電力量を表示する残量表示手段を備えており、さらに、残量表示手段は、電池電圧検出手段の検出電圧に基づいて二次電池の残電力量を表示することを特徴とする。
これにより、電話機本体の部品点数及び製造工数が増加することを抑制できるので、電話機の製造原価上昇を抑制することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る電話機をコードレス親子電話機の子機に適用したものであり、図1はコードレス親子電話機1の外部構成を表す正面図である。
コードレス親子電話機1は、図1に示すように、公衆電話回線網100(図2参照)に接続された親機10、並びに無線回線で親機10と通信を行う子機本体51、及び子機本体51に内蔵された二次電池59(図3参照)に電力を供給(充電)する充電器80からなる子機50等から構成されている。
そして、親機10には、親機本体11とケーブルにて接続されたハンドセット13、電話番号等を入力するための数字キー15a、スタートキー15b、及び選択キー15c等の各種の操作キー15、並びに各種機能に関連する情報を表示するための表示パネル16等が備えられている。なお、ハンドセット13とは、いわゆる送受話器であり、送信された音声信号を再生するスピーカと通話者が発する音声をピックアップするマイクロフォン等とが一体化されたものである。
一方、子機50も親機10とほぼ同様な機能を有しており、ハンドセット13とほぼ同様な形状の子機本体51には、電話番号等を入力するための数字キー55aや選択キー55b等の各種の操作キー55、及び各種機能に関連する情報を表示するための表示パネル57等が備えられている。
そして、親機10(親機本体11)と子機50(子機本体51)とは、音声信号を含めた各種信号を無線通信によって互いに送受信することにより、親機10側と子機50側との間の内線通話、及び親機10を介した子機50による外線通話等を可能としている。
次に、コードレス親子電話機1の電気的構成について説明する。
図2は、親機10の電気的構成を示すブロック図である。そして、制御部(CPU)21は、親機10の作動を制御する制御手段であり、親機10は、この制御部21に加えて、ハンドセット13、操作キー15及び表示パネル16からなるユーザインターフェース部17(以下、ユーザI/F17と記す。)、音声信号を入力及び出力する音声入出力部23、予め記憶された各種音声信号に基づく音声を再生する再生部25、子機50(子機本体51)との間で各種信号を無線通信により送受信する無線通信部27、公衆電話回線網100経由で伝送される音声信号を入出力するNCU(network control unit)29、親機10内部における音声信号の伝送経路を切り換える経路切換部31等を有して構成されている。
なお、音声入出力部23は、通話用のスピーカ23a及びマイクロフォン23b、並びにこれらの駆動回路23cを有して構成されているとともに、音声信号に基づく音声をスピーカ23aから出力する通常の受話器としての機能に加えて、スピーカ23a及びマイクロフォン23bを送受話器として機能させる、いわゆるハンズフリー通話機能をも備えている。
再生部25は、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音等の音声信号が予め記憶されており、制御部21からの指令を受けて、記憶されている音声信号を再生するものである。
経路切換部31は、通話を開始するための操作が行われた場合に音声信号の入出力に利用する伝送経路を、ハンドセット13、音声入出力部23及び無線通信部27のいずれかに切り換えるものである。具体的には、経路切換部31は、ハンドセット13が親機10本体から取り外された場合は、伝送経路をハンドセット13に切り換え、ユーザI/F17の操作キー15によりハンズフリー通話を開始するための操作が行われた場合は、伝送経路を音声入出力部23に切り換え、子機50により通話を開始するための操作が行われた場合には、伝送経路を無線通信部27に切り換える。
また、図3は子機50の電気的構成を示すブロック図であり、図4は子機50の電気回路の概略を示す回路図であり、図3中、制御部(CPU)53は、子機本体51に内蔵された各種回路等の作動を制御する制御手段であり、この制御部53は、ROM及びRAM等が内蔵された周知のマイクロコンピュータにて構成されている。なお、制御部53のROMには、制御部53で実行されるプログラム等が格納されている。
具体的には、制御部53は、送受話部54、数字キー55a(図1参照)や選択キー55b(図1参照)等の操作キー55、親機10の無線通信部27との間で音声信号を含めた各種信号を無線通信により送受信する無線通信部(RFモジュール)56、表示パネル57、子機本体51の設定情報、電話帳等のデータが記憶された記憶装置(EEPROM)58、制御部51等の各種回路に電力を供給する充放電可能な二次電池59、二次電池59の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出回路60等の作動を制御する。
因みに、送受話部54は、通話用のスピーカ54aに送信する音声信号及びマイクロフォン54bでピックアップされた音声信号を無線通信に適した形式に変調するコンパンダ(無線圧縮伸張回路)54c等から構成されている。
因みに、液晶パネル(LCD)にて構成された表示パネル57を背面側から照らすバックライト57a、バックライト57aに供給する電圧を所定電圧まで昇圧する昇圧回路57b、及び操作キー55を照らす発光ダイオード(LED)55cも制御部53により制御される。
また、充電器80は、100V電源等の外部電源から供給される電力を所定の電圧に変圧しながら交流電力を直流電力に変換するACアダプタ81、及びACアダプタ81から供給される電力を安定化させるレギュレータ82等から構成されている。
なお、電池電圧検出手段をなす電池電圧検出回路60は、本実施形態では図4に示すように、抵抗60a、60b及びADコンバータ60cから構成されており、ADコンバータ60cは、二次電池59の入出力側の電圧に対応するデジタル信号を制御部53に出力する。そして、表示パネル57には、二次電池59の入出力側の電圧に対応表示、つまり二次電池59の残電力量が表示される(図6(b)参照)。
また、装着スイッチイング素子61は、子機本体51が充電器80に装着されたか否かを検出する装着状態検出手段をなすトランジスタであり、子機本体51が充電器80に装着されて通電可能となると、装着スイッチイング素子61がオンされてそのオン信号が制御部53に入力される。
そして、制御部53は、子機本体51の状態を検出して、例えば親機10からの起動信号を受信した場合や操作キー55が操作された場合には、起動信号や操作キー55の操作に応じたプログラムを制御部53のROMから読み込んで、その読み込まれたプログラムに従って各種回路の作動を制御する。
次に、子機50で実行される作動のうち本実施形態の特徴的作動である、二次電池59から制御部53等に電力を供給することができない状態となっているか否かの判定に関する制御作動について説明する。
図5は本実施形態に係る子機本体51(制御部53)で実行される制御フローの概要を示すフローチャートであり、このフローチャートは、子機本体51が充電器80に装着されて通電可能となったとき、つまり装着スイッチイング素子61からオン信号が制御部53に入力されたときに実行され、制御部53は、充電器80から電力の供給を受けて作動する。
そして、このフローチャートが起動されると、先ず、起動信号が検知される(S1)。ここで、起動信号とは、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号を言う。
次に、起動信号を検知したか否か、つまり親機10から子機本体51への呼び出し信号の有無及び子機本体51の操作キー55の操作信号の有無が判定され(S3)、親機10から子機本体51への呼び出し信号、及び子機本体51の操作キー55の操作信号のうち少なくとも一方の信号が検知された場合には(S3:YES)、無線通信を介して親機10と子機本体51とが接続される(S5)。
一方、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号のいずれも検知されなかった場合には(S3:NO)は、電池電圧分圧電圧のAD変換値、つまり電池電圧検出回路60の検出電圧値Vbが読み込まれる(S7)。
次に、S7にて読み込まれた検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs以下であるか否かが判定される(S9)。
ここで、閾値電圧Vsとは、本実施形態に係る子機本体51に二次電池59が正常に接続されているときの電圧に基づいて予め定められた電圧であり、本実施形態では、二次電池59が満充電状態にあるときの電池電圧が約2.8Vであることから、二次電池59内の内部抵抗等を考慮して、閾値電圧Vsを3.15Vとしている。
そして、検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs以下でない場合、つまり検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vsを超えている場合には(S9:NO)、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている旨の警告(図6(a)参照)が表示パネル57に表示される(S11)。
一方、検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs以下である場合、つまり検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vsを超えていない場合には(S9:YES)、二次電池59に充電している旨(図6(b)参照)が表示パネル57に表示される(S13)。
なお、上述した制御フローの説明からも明らかなように、S3が請求項1に記載された「着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段」に相当し、S11が請求項1に記載された「二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段に相当する。
次に、本実施形態に係る子機50の特徴を説明する。
二次電池59が正常に接続されている場合には、図4に示されるように、子機本体51を動作させるに必要な動作電流Iaと二次電池59に充電するための電流Ibatとの和に相当する電流が充電器80から子機本体51側に供給される。
さらに、子機本体51が待機状態にあるとき、つまり子機本体51が充電器80に装着され、かつ、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号のいずれも検知されていないときには、充電する際に適切な電流Ibatが二次電池59に供給されるように抵抗R1の大きさが定められている。
すなわち、本実施形態では、子機本体51が待機状態にあるときに、充電器80に所定の電圧(例えば、100V)が印可されたときに、二次電池59の入出力側の電圧が3.15Vとなるように抵抗R1の大きさが設定されている。
このため、待機状態において、二次電池59から電力を制御部53等に供給することができない状態になっている場合には、二次電池59に供給される電流Ibatが0となるので、充電器80から二次電池59の入出力側までの電圧降下が、二次電池59が正常に接続されている場合に比べて小さくなる。
したがって、待機状態であると判定された場合、つまりS3にてNOと判定された場合に検出電圧値Vbが閾値電圧Vsを超えている場合には、二次電池59から制御部53等に電力が供給されていないものとみなすことができる。
そこで、本実施形態では、検出電圧値Vbが閾値電圧Vsを超えている場合、つまり検出電圧値Vbが閾値電圧Vs以上である場合に、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を表示パネル57に表示することにより、利用者が二次電池59から電力を供給することができない状態になっていることを知らずに、子機本体51を充電器80から取り外してしまうことを未然に防止している。したがって、本実施形態では、子機本体51が故障してしまったと勘違いしてしまう等の問題が発生することを未然に防止できる。
また、二次電池59の残電力量を検出するための電池電圧検出手段と、二次電池59が正常に子機本体51に接続されているか否かを判定するための電池電圧検出手段とが共用化されているので、子機本体51の部品点数及び製造工数が増加することを抑制でき、コードレス親子電話機1の製造原価上昇を抑制することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、子機本体51が待機状態にある場合等の子機本体51の消費電力が小さい場合(以下、こような場合を軽負荷と言う。)には、二次電池59の入出力側電圧が、二次電池59が正常に子機本体51に接続されている場合の電圧に比べて上昇する現象を利用して二次電池59が正常に子機本体51に接続されているか否かを検出するものであったが、本実施形態は、子機本体51の消費電力が軽負荷状態に比べて増大した場合(以下、このような場合を重負荷と言う。)には、二次電池59の入出力側電圧が、二次電池59が正常に子機本体51に接続されているときの電圧に比べて低下することを利用して二次電池59が正常に子機本体51に接続されているか否かを検出するものである。以下に、本実施形態の詳細を説明する。
図7は、本実施形態における子機40の電気回路の概略を示す図である。そして、本実施形態では、二次電池59の出力側に子機50の通話作動等と直接関係がないダミー抵抗62を設けるとともに、二次電池59が正常に子機本体51に接続されているか否かを検出する場合に、ダミー抵抗62に通電することより重負荷状態を創り出すものである。
なお、スイッチング素子62aは、二次電池59の出力側に接続されたダミー抵抗62に電力を供給する場合と供給しない場合とを切り替えるトランジスタであり、このスイッチング素子62aを制御部53により制御することによってダミー抵抗62に通電する場合と通電しない場合とが切り替えられる。
因みに、上記した点、つまりダミー抵抗62及びスイッチング素子62aを設けたこと以外の電気的構成は第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と同一機能部分は、第1実施形態と同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
次に、本実施形態における二次電池59から制御部53等に電力を供給することができない状態となっているか否かの判定に関する制御作動について説明する。
図8は本実施形態に係る子機本体51(制御部53)で実行される制御フローの概要を示すフローチャートであり、このフローチャートは、第1実施形態と同様に、子機本体51が充電器80に装着されて通電可能となったときに実行され、制御部53は、充電器80から電力の供給を受けて作動する。
そして、このフローチャートが起動されると、先ず、起動信号が検知される(S21)。なお、起動信号とは、第1実施形態と同様に、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号を言う。
次に、起動信号を検知したか否か、つまり親機10から子機本体51への呼び出し信号の有無及び子機本体51の操作キー55の操作信号の有無が判定され(S23)、親機10から子機本体51への呼び出し信号、及び子機本体51の操作キー55の操作信号のうち少なくとも一方の信号が検知された場合には(S23:YES)、無線通信を介して親機10と子機本体51とが接続される(S25)。
一方、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号のいずれも検知されなかった場合には(S23:NO)は、ダミー抵抗62に通電され(S27)、二次電池59の出力側における消費電力を増大させて重負荷状態が創り出されれた後、電池電圧分圧電圧のAD変換値、つまり電池電圧検出回路60の検出電圧値Vbが読み込まれる(S29)。
なお、ダミー抵抗62に供給される電力は、二次電池59が正常に接続されている場合には、二次電池59及び充電器80から供給され、一方、二次電池59が正常に接続されていない場合には、充電器80から供給される。
そして、電池電圧検出回路60の検出電圧値Vbが読み込まれると(S29)、ダミー抵抗62への通電が遮断され(S31)、S29にて読み込まれた検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs以下であるか否かが判定される(S33)。
ここで、閾値電圧Vsとは、本実施形態に係る子機本体51に二次電池59が正常に接続されているときの電圧に基づいて予め定められた電圧であり、本実施形態では、二次電池59が満充電状態にあるときの電池電圧が約2.8Vであり、かつ、後述するように重負荷状態では、動作電流Iaが増大して電圧降下が大きくなることから、閾値電圧Vsを2.4Vとしている。
そして、検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs以上でない場合、つまり検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs未満である場合には(S33:NO)、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている旨の警告(図6(a)参照)が表示パネル57に表示される(S35)。
一方、検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs以上である場合、つまり検出電圧値Vbが所定の閾値電圧Vs未満でない場合には(S33:YES)、二次電池59に充電している旨(図6(b)参照)が表示パネル57に表示される(S37)。
なお、上述した制御フローの説明からも明らかなように、S23が請求項2に記載された「着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段」に相当し、S27が請求項2に記載された「待機状態であると判定された場合に電力を供給する電力供給手段」に相当し、S35が請求項2に記載された「二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段に相当する。
次に、本実施形態に係る子機50の特徴を説明する。
子機本体51が待機状態にある場合、つまり子機本体51が充電器80に装着され、かつ、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号のいずれも検知されていない場合において、動作電流Iaが増大すると、二次電池59が正常に接続されているときには、その増大した分の電流が二次電池59から供給されるのに対して、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている場合には、増加した分の電流は全て充電器80から供給される。
このため、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている場合における充電器80から二次電池59の入出力側までの電圧降下は、二次電池59が正常に接続されている場合における充電器80から二次電池59の入出力側までの電圧降下に比べて大きくなる。
そこで、本実施形態では、子機本体51が待機状態にある場合にダミー抵抗62に通電することにより重負荷状態、つまり動作電流Iaが増大した状態を創り出すとともに、この創り出した重負荷状態時における検出電圧値Vbが、二次電池59が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧Vs未満であるか否かを判定することにより、二次電池59から電力を供給することができない状態、つまり二次電池59の接続不良又は二次電池59が接続されていない状態になっているか否かを判定している。
そして、本実施形態では、検出電圧値Vbが閾値電圧Vs未満であると判定された場合に、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を表示パネル57に表示することにより、利用者が二次電池59から電力を供給することができない状態になっていることを知らずに、子機本体51を充電器80から取り外してしまうことを未然に防止している。したがって、本実施形態においても、子機本体51が故障してしまったと勘違いしてしまう等の問題が発生することを未然に防止できる。
なお、本実施形態では、重負荷状態を創り出すための専用部品としてダミー抵抗62を設けたが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、ダミー抵抗62を廃止するとともに、重負荷状態を創り出す際には、子機本体51が通常有している機器(例えば、バックライト57aや操作キーを照らすLED55c等)に通電してもよい。
(第3実施形態)
上述の実施形態では、軽負荷状態時又は重負荷状態時に二次電池59の入出力側電圧を検出し、この検出電圧値Vbと閾値電圧Vsとの大小を比較することにより二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定したが、本実施形態は、軽負荷時における検出電圧値Vbと重負荷時における検出電圧Vbとの電圧差ΔVbの絶対値と予め設定された閾値電圧差ΔVsとの大小を比較することにより二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定するものである。以下に、本実施形態に係る子機50の詳細を説明する。
なお、本実施形態に係る子機50は、第2実施形態に係る子機50と同様な電気的構成(図7参照)において、二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定するための制御フローのみが第1、2実施形態と相違するものである。そこで、二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定するための制御フロー(図9参照)に基づいて本実施形態を説明する。
図9は、本実施形態に係る子機本体51(制御部53)で実行される制御フローの概要を示すフローチャートであり、このフローチャートは、第1、2実施形態と同様に、子機本体51が充電器80に装着されて通電可能となったときに実行され、制御部53は、充電器80から電力の供給を受けて作動する。
そして、このフローチャートが起動されると、先ず、起動信号が検知される(S41)。なお、起動信号とは、第1、2実施形態と同様に、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号を言う。
次に、起動信号を検知したか否か、つまり親機10から子機本体51への呼び出し信号の有無及び子機本体51の操作キー55の操作信号の有無が判定され(S43)、親機10から子機本体51への呼び出し信号、及び子機本体51の操作キー55の操作信号のうち少なくとも一方の信号が検知された場合には(S43:YES)、無線通信を介して親機10と子機本体51とが接続される(S45)。
一方、親機10から子機本体51への呼び出し信号及び子機本体51の操作キー55の操作信号のいずれも検知されなかった場合には(S43:NO)は、電池電圧分圧電圧のAD変換値、つまり軽負荷状態における電池電圧検出回路60の検出電圧値Vbが読み込まれる(S47)。
次に、ダミー抵抗62に通電され(S49)、二次電池59の出力側における消費電力を増大させて重負荷状態が創り出されれた後、電池電圧検出回路60の検出電圧値Vbが読み込まれる(S51)。
そして、重負荷状態における電池電圧検出回路60の検出電圧値Vbが読み込まれると(S51)、ダミー抵抗62への通電が遮断され(S53)、S47にて読み込まれた軽負荷状態における検出電圧値Vb1とS51にて読み込まれた重負荷状態における検出電圧値Vb2と電圧差ΔVbの絶対値(以下、単に、電圧差ΔVbと記す。)が算出される(S55)。
次に、電圧差ΔVbが所定の閾値電圧差ΔVs以下であるか否かが判定される(S57)。ここで、閾値電圧差ΔVsとは、本実施形態に係る子機本体51に二次電池59が正常に接続されている場合における軽負荷状態の電圧及び重負荷状態の電圧に基づいて予め定められた電圧差であり、本実施形態では、二次電池59が満充電状態にあるときの電池電圧が約2.8Vであること、及びダミー抵抗62の抵抗値等を考慮して、閾値電圧差ΔVsを0.5Vとしている。
そして、電圧差ΔVbが所定の閾値電圧差ΔVs以下でない場合、つまり電圧差ΔVbが所定の閾値電圧差ΔVsを超えた場合には(S57:NO)、二次電池59から電力を供給することができない状態になっている旨の警告(図6(a)参照)が表示パネル57に表示される(S35)。
一方、電圧差ΔVbが所定の閾値電圧差ΔVs以下である場合、つまり電圧差ΔVbが所定の閾値電圧差ΔVsを超えていない場合には(S57:YES)、二次電池59に充電している旨(図6(b)参照)が表示パネル57に表示される(S63)。
なお、上述した制御フローの説明からも明らかなように、S43が請求項3に記載された「着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段」に相当し、S49が請求項2に記載された「待機状態であると判定された場合に電力を供給する電力供給手段」に相当し、S61が請求項2に記載された「二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段に相当する。
次に、本実施形態に係る子機50の特徴を説明する。
図10は、満充電時における二次電池59の出力電圧、二次電池59が正常に接続された場合における軽負荷時の検出電圧Vb、二次電池59が接続されていない場合における軽負荷時の検出電圧Vb、二次電池59が正常に接続された場合における重負荷時の検出電圧Vb、及び二次電池59が接続されていない場合における重負荷時の検出電圧Vbの大小関係を示すものである。
そして、軽負荷時においては、動作電流Iaが小さいほど満充電時における二次電池59の出力電圧と二次電池59が接続されていない場合における検出電圧Vbとの電圧差が大きくなる。一方、重負荷時においては、動作電流Iaが大きいほど満充電時における二次電池59の出力電圧と二次電池59が接続されていない場合における検出電圧Vbとの電圧差が大きくなる。
このため、軽負荷時において動作電流Iaが大きくなってしまう場合、又は重負荷時において動作電流Iaを大きくすることが困難な場合には、満充電時における二次電池59の出力電圧と二次電池59が接続されていない場合における検出電圧Vbとの電圧差が小さくなるため、二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かの判定が困難となってしまう。
一方、本実施形態では、軽負荷時における検出電圧値Vbと重負荷時における検出電圧Vbとの電圧差ΔVbの絶対値と予め設定された閾値電圧差ΔVsとの大小を比較するので、本実施形態は、第1実施形態に示された二次電池59から電力を供給することができない状態になっていることを検出する手段と、第2実施形態に示された二次電池59から電力を供給することができない状態になっていることを検出する手段とを組み合わせた判定手段と言える。
したがって、軽負荷時において動作電流Iaが大きくなってしまう場合、又は重負荷時において動作電流Iaを大きくすることが困難な場合であっても、より正確に二次電池59から電力を供給することができない状態になっていることを検出することができる。
(第4実施形態)
上述の実施形態では、閾値電圧Vs又は閾値電圧差ΔVs(以下、両者を総称して単に閾値電圧Vsと記す。)は、設計開発段階で予め設定されて固定値であったが、本実施形態は、子機本体51毎の個体差(バラツキ)を考慮して、閾値電圧Vsを補正するようにしたものである。
具体的には、二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定するための制御フロー(図5、図8又は図9)を起動する前、つまりS1(図5参照)、S21(図8参照)又はS41(図9参照)を実行する前に、閾値電圧Vsを補正するプログラム(ジョブ)を実行して、閾値電圧Vsを補正した後、その補正後の閾値電圧Vsを用いて二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定するための制御フロー(図5、図8又は図9)を実行するものである。
そして、図11は閾値電圧Vsを補正するプログラム(ジョブ)の概要を示すフローチャートであり、以下、このフローチャートに基づいて閾値電圧Vsの補正ジョブを説明する。
この補正ジョブは、子機本体51が充電器80に装着されたとき、又は子機本体51に二次電池59が装着されて子機本体51の電源が投入されたときに実行される。なお、子機本体51に二次電池59が装着されて子機本体51の電源が投入されたときは、必ずも、子機本体51が充電器80に装着されている必要はない。
そして、補正ジョブが起動されると、先ず、二次電池59の残電力量が0のときの電池電圧の実測値(以下、基準電圧実測値と言う。)が記憶装置(EEPROM)58から読み込まれる(S51)。
ここで、二次電池の残電力量が0のときの電池電圧とは、二次電池の容量を使い切った時の電圧、つまり放電終止電圧を意味し、本実施形態では、製造段階で実際に計測した放電終止電圧を基準電圧実測値として記憶装置58に記憶させている。因みに、本実施形態に係る二次電池59の放電終止電圧の設計値(以下、基準電圧と言う。)は2.3Vである。
次に、閾値電圧Vsを、基準電圧実測値及び基準電圧との比に基づいて補正する(S53)。そして、理論値(設計値)に基づいて予め設定された閾値電圧Vsに、基準電圧に対する基準電圧実測値の比を乗した値を補正後の閾値電圧VsとしてRAM等の記憶装置に記憶させて、次回、二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを判定するための制御フロー(図5、図8又は図9)を実行する際には、この補正された閾値電圧Vsを用いる。
なお、図11は第1実施形態における閾値電圧Vsの補正ジョブの概要を示すものであるが、他の実施形態も同様である。
次に、本実施形態に係る子機50の特徴を説明する。
本実施形態では、閾値電圧Vsを基準電圧実測値に基づいて補正するので、製品毎に多少の個体差があっても、二次電池59から電力を供給することができない状態になっているか否かを確実に検出することができる。
なお、本実施形態は、基準電圧実測値に基づいて予め補正した値を閾値電圧Vsを補正することを特徴とするものであるので、本実施形態では、補正の計算式として、理論値(設計値)に基づいて予め設定された閾値電圧Vsに、基準電圧に対する基準電圧実測値の比を乗したものを用いたいが、補正の計算式はこれに限定されるものではない。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、二次電池59としてニッケルカドミウム電池を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、本発明に係る電話機をコードレス親子電話の子機に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば携帯電話機にも適用することができる。
また、上述の実施形態では、二次電池59の残電力量を検出するための電池電圧検出手段と、二次電池59が正常に子機本体51に接続されているか否かを判定するための電池電圧検出手段とが共用化されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、二次電池59の残電力量を検出するための電池電圧検出手段と、二次電池59が正常に子機本体51に接続されているか否かを判定するための電池電圧検出手段とを別々に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、二次電池59の残電力量を表示する機能を有していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、二次電池59の残電力量を表示する機能を廃止してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るコードレス親子電話機の正面図である。 本発明の実施形態に係る親機の電気系ブロック図である。 本発明の実施形態に係る子機の電気系ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る子機の電気回路図である。 本発明の第1実施形態に係る子機本体の制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る子機本体の表示パネルに表示される内容を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る子機の電気回路図である。 本発明の第2実施形態に係る子機本体の制御を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る子機本体の制御を示すフローチャートである。 検出電圧を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る子機本体の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1…コードレス親子電話機、10…親機、11…親機本体、13…ハンドセット、
15…操作キー、15a…数字キー、15b…スタートキー、16…表示パネル、
17…ユーザインターフェース部、21…制御部、23…音声入出力部、
23a…スピーカ、23b…マイクロフォン、23c…駆動回路、25…再生部、
27…無線通信部、31…経路切換部、40…子機、50…子機、51…子機本体、
53…制御部、54…送受話部、54a…スピーカ、54b…マイクロフォン、
55…操作キー、55a…数字キー、55b…選択キー、57…表示パネル、
57a…バックライト、57b…昇圧回路、59…二次電池、
60…電池電圧検出回路、60a…抵抗、60c…ADコンバータ、
61…装着スイッチイング素子、62…ダミー抵抗、62a…スイッチング素子、
80…充電器、81…ACアダプタ、82…レギュレータ。

Claims (5)

  1. 二次電池が内蔵された電話機本体、及び前記二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機であって、
    前記電話機本体は、
    前記電話機本体が充電可能状態であって、かつ、着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段と、
    前記二次電池の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記待機状態判定手段により前記電話機本体が前記待機状態であると判定された場合に前記電池電圧検出手段が検出した検出電圧が、前記二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧を超えているか否かを判定する電圧判定手段と、
    前記電圧判定手段により前記検出電圧が前記閾値電圧を超えたものと判定された場合に、前記二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする電話機。
  2. 二次電池が内蔵された電話機本体、及び前記二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機であって、
    前記電話機本体は、
    前記電話機本体が充電可能状態であって、かつ、着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段と、
    前記二次電池の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記待機状態判定手段により前記電話機本体が前記待機状態であると判定された場合に電力を供給する電力供給手段と、
    前記待機状態判定手段により前記電話機本体が前記待機状態であると判定された場合であって、かつ、前記電力供給手段によって電力が供給されている場合に前記電池電圧検出手段が検出した検出電圧が、前記二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧未満であるか否かを判定する電圧判定手段と、
    前記電圧判定手段により前記検出電圧が前記閾値電圧未満であると判定された場合に、前記二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする電話機。
  3. 二次電池が内蔵された電話機本体、及び前記二次電池に電力を供給する充電器を有する電話機であって、
    前記電話機本体は、
    前記電話機本体が充電可能状態であって、かつ、着信を待ち受ける待機状態であるか否かを判定する待機状態判定手段と、
    前記二次電池の入出力側の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記待機状態判定手段により前記電話機本体が前記待機状態であると判定された場合に電力を供給する電力供給手段と、
    前記待機状態判定手段により前記電話機本体が前記待機状態であると判定された場合に前記電池電圧検出手段が検出した第1検出電圧と、前記待機状態判定手段により前記電話機本体が前記待機状態であると判定された場合であって、かつ、前記電力供給手段によって電力が供給されている場合に前記電池電圧検出手段が検出した第2検出電圧との電圧差の絶対値が、前記二次電池が正常に接続されているときの電圧に基づいて定められた閾値電圧を超えている否かを判定する電圧判定手段と、
    前記電圧判定手段により前記検出電圧が前記閾値電圧を超えたものと判定された場合に、前記二次電池から電力を供給することができない状態になっている旨の警告を発する警告手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする電話機。
  4. 前記電話機本体は、
    前記閾値電圧を補正するための補正値が記憶された補正値記憶手段と、
    前記補正値記憶手段に記憶された補正値に基づいて前記閾値電圧を補正する閾値電圧補正手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電話機。
  5. 前記電話機本体は、前記二次電池の残電力量を表示する残量表示手段を備えており、
    さらに、前記残量表示手段は、前記電池電圧検出手段の検出電圧に基づいて前記二次電池の残電力量を表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電話機。
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