JP2011049432A - ダミー基板の使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダミー基板の反りを抑えることができる基板処理装置におけるダミー基板の使用方法を提供すること。
【解決手段】ダミー基板格納部に格納されている複数のダミー基板の各々について、プロセスチャンバにて行われるプロセスレシピに基づき、成膜された膜の種別と膜厚とを含む成膜履歴をコンピュータにより作成する工程と、膜の種別ごとに膜厚と成膜による基板の曲率変化とを対応付けた曲率データを用い、この曲率データとダミー基板の前記成膜履歴とに基づいて、当該ダミー基板の曲率をコンピュータにより求める工程と、求められたダミー基板の曲率と、曲率データと、成膜処理の膜の種別及び膜厚を含むプロセススケジュールと、に基づいて、ダミー基板の反りが抑えられるようにプロセスチャンバに対する搬送スケジュールを作成する工程と、を実施する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板処理装置におけるダミー基板の使用方法に関する。
半導体装置の製造工程においては、基板例えばウエハにCVD(Chemical Vapor Deposition)やPVD(Physical Vapor Deposition)による成膜処理を行う場合があり、これらの処理は例えば共通の搬送室に複数の成膜処理モジュールを備えたシステムである半導体製造装置を用いて行われる。
ところで、この半導体製造装置においては、製品となるウエハ(製品ウエハと表記する)へ安定した成膜処理を行うために、テスト用ウエハであるダミーウエハが先に成膜モジュールに搬送され、そのダミーウエハに成膜処理が行われる。その後、製品ウエハのロットが、前記成膜モジュールに搬送され、その製品ウエハに成膜処理が行われる場合がある。このようにダミーウエハの運用を行うことで、製品ウエハに対して処理を行う前にモジュールを構成する処理容器内の雰囲気を安定化させることができる。このように製品ウエハに処理を行う前の他に、開発段階で種々の実験を行う場合にもダミーウエハが用いられ、このダミーウエハに成膜処理を行って膜質や膜厚の面内分布などを解析することにより、成膜モジュールの各パラメータの適正値の決定や、ハードウエアの改善などが行われる。
ダミーウエハは繰り返し成膜処理が行われることにより、その表面には膜が積層されていく。しかし、膜が積層されると、その膜の結晶性などの影響によりダミーウエハに応力が加わり、ダミーウエハが反ってしまう。周縁部が中央部よりも高くなるように反るか、中央部が周縁部よりも高くなるように反るかは成膜される膜の種類によるが、同種の膜の積算膜厚が大きくなるほどダミーウエハには同じ方向に大きく応力が加わり、反り量が大きくなる。
このようにダミーウエハの反り量が大きくなると、各モジュールでウエハを吸着保持する例えば静電チャックにダミーウエハの全面が均一に吸着されなくなる。そうなると、CVDを行う成膜モジュールではダミーウエハの裏面に成膜ガスがまわりこみ、またPVDを行う成膜モジュールではターゲットから供給された原子がまわりこむ。このようにダミーウエハの裏面に成膜ガスや原子がまわりこむと、その裏面に成膜されるので、パーティクルが発生したり、静電チャックの温度が安定しなくなる。その結果として、製品ウエハの処理に影響が出たり、正常に実験が行えなくなってしまうおそれがある。更にまた、反りの程度が大きくなると、吸着時に無理な大きな力が加わってダミーウエハが破損する場合もある。
このような静電チャックへの吸着の不具合を抑えるために、通常ダミーウエハには使用回数制限値が設定されており、使用回数がその制限値に達したものについては破棄している。その使用回数制限値は、所定の膜を連続してダミーウエハに積層したときの反り量(曲率)を測定する事前実験を行い、その結果により決定された固定値である。しかし、その事前実験で成膜した膜とは異なる種類の膜や異なる膜厚で膜を積層したり、複数の種類の膜を積層すると、ダミーウエハの使用回数がその制限値に達したときにはまだ反り量が小さく、実際にはさらに多くの回数の膜を成膜することができるのに、そのダミーウエハを破棄してしまうことになる場合がある。このような事情から成膜モジュールを備えたシステムについて、ダミーウエハの反り量を抑えることができる運用方法が求められていた。なお、特許文献1には、装置の立ち上げ後に当該装置の処理を安定させるためにダミーウエハを用いて処理を行ったり、製品ウエハに成膜される膜をテストする目的でダミーウエハに成膜を行うことが記載されているが、上記の問題及びその解決手段については記載されていない。
特開平9−143674(段落0008、0013、0039)
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、ダミー基板の反りを抑えることができる基板処理装置におけるダミー基板の使用方法を提供することである。
本発明のダミー基板の使用方法は、基板に対して成膜処理を行う複数のプロセスチャンバが基板搬送室に接続された基板処理装置におけるダミー基板の使用方法において、
ダミー基板格納部からダミー基板を取り出し、前記基板搬送室を介してプロセスチャンバ内に搬入し、成膜処理を行う工程と、
前記ダミー基板格納部に格納されている複数のダミー基板の各々について、プロセスチャンバにて行われるプロセスレシピに基づき、成膜された膜の種別と膜厚とを含む成膜履歴をコンピュータにより作成する工程と、
膜の種別ごとに膜厚と成膜による基板の曲率変化とを対応付けた曲率データを用い、この曲率データとダミー基板の前記成膜履歴とに基づいて、当該ダミー基板の曲率をコンピュータにより求める工程と、
この工程で求められたダミー基板の曲率と、曲率データと、前記プロセスチャンバにて予定されている成膜処理の膜の種別及び膜厚を含むプロセススケジュールと、に基づいて、当該ダミー基板の反りが抑えられるようにプロセスチャンバに対する当該ダミー基板の搬送スケジュールを作成する工程と、を含むことを特徴とする。
また、他の発明のダミー基板の使用方法は、基板に対して成膜処理を行う複数のプロセスチャンバが基板搬送室に接続された基板処理装置におけるダミー基板の使用方法において、
ダミー基板格納部からダミー基板を取り出し、前記基板搬送室を介してプロセスチャンバ内に搬入し、成膜処理を行う工程と、
前記ダミー基板格納部に格納されている複数のダミー基板を当該ダミー基板の向きを調整するためのアライメント室内に搬入し、前記複数のダミー基板の各々について反り検出器により曲率を求める工程と、
この工程で求められたダミー基板の曲率と、前記プロセスチャンバにて予定されている成膜処理の膜の種別を含むプロセススケジュールと、に基づいて、当該ダミー基板の反りが抑えられるようにプロセスチャンバに対する当該ダミー基板の搬送スケジュールを作成する工程と、を含むことを特徴とする。この場合、前記基板格納部に格納されている複数のダミー基板についてアライメント室に搬入し、前記複数のダミー基板の各々について反り検出器により曲率を求める代わりに、各ダミー基板に成膜された膜の種別と膜厚とを含む成膜履歴と、膜の種別ごとに膜厚と成膜による基板の曲率変化とを対応付けた曲率データと、に基づいてコンピュータにより曲率を求めてもよく、また前記プロセススケジュールは、予定されている成膜処理の膜の膜厚を含んでいてもよい。
ダミー基板の搬送スケジュールは、例えばオペレータが作成し、その場合曲率データは、例えばコンピュータの表示部に表示される。ダミー基板の搬送スケジュールは、コンピュータがプログラムにより作成されてもよい。
本発明によれば、ダミー基板の曲率と、膜の種別ごとに膜厚と成膜による基板の曲率変化とを対応付けた曲率データと、前記プロセスチャンバにて予定されている成膜処理の膜の種別及び膜厚を含むプロセススケジュールと、に基づいて、プロセスチャンバに対する当該ダミー基板の搬送スケジュールが作成される。従って当該ダミー基板の反りを抑えることができる。また、他の発明によればダミー基板の曲率と、前記プロセスチャンバにて予定されている成膜処理の膜の種別を含むプロセススケジュールと、に基づいて、プロセスチャンバに対するダミー基板の搬送スケジュールが作成される。従って当該ダミー基板の反りを抑えることができる。このように反りを抑えることで、ダミー基板が静電チャックなどのステージに吸着されなくなることによる不具合の発生を防ぐことができる。
本発明に用いられる基板処理装置である半導体製造装置の平面図である。 Cu膜及びTi膜の膜厚の変化によるウエハの曲率変化を示した実験結果のグラフ図である。 ウエハがCu膜及びTi膜により変化する様子を示した説明図である。 前記半導体製造装置に設けられた成膜モジュールの縦断側面図である。 前記半導体製造装置に設けられた制御部の構成図である。 前記表示部の設定領域への入力例を示した説明図である。 ウエハの反り量が変化する様子を示した工程図である。 前記半導体製造装置に設けられた反り量を測定するモジュールの縦断側面図である 前記反り量を測定するモジュールの横断平面図である。 前記半導体製造装置に設けられた他の制御部の構成図である ウエハへの成膜回数とウエハの半径の変化との関係を示したグラフ図である。
(第1の実施形態)
本発明の実施の形態に係る、基板処理装置におけるダミー基板の使用方法について以下に説明するが、先ずこの方法に用いられる基板処理装置である半導体製造装置1の構成について図1を参照しながら説明する。半導体製造装置1は、ウエハWのロード、アンロードを行うローダモジュールを構成する第1の搬送室11と、ロードロック室12、13と、真空搬送室モジュールである第2の搬送室14と、を備えている。第1の搬送室11の正面には例えば25枚のウエハWを収納するキャリアCが載置される載置台15が設けられている。ここでいうウエハWは特に記載しない限り、背景技術の項目で説明したダミーウエハ(ダミー基板)である。キャリアCにはウエハWが上下に積層されて配列されている。半導体製造装置1に搬入されるウエハWは未使用の新品であり、この搬入時においてウエハWは反りがないものとする。
第1の搬送室11の正面壁には、前記キャリアCが接続されてキャリアCの蓋と一緒に開閉されるゲートドアGTが設けられている。そして第2の搬送室14には、ウエハWにCu(銅)を成膜するCu成膜モジュール3及びウエハWにTi(チタン)を成膜するTi成膜モジュール5が気密に接続されている。
ここで、この第1の実施形態における半導体装置1の処理の概要を説明する。図2のグラフ中のプロットは実験により得られたデータであり、複数のウエハWに夫々異なる膜厚のCuを成膜したときの各ウエハWの曲率変化(反り量の変化)及び複数のウエハWに夫々異なる膜厚のTiを成膜したときの各ウエハWの曲率変化を示している。このグラフのデータに示されるようにCuを成膜したときと、Tiを成膜したときとではウエハWは互いに逆向きに反る。Cuを成膜したときには図3(a)に示すように下向き(ウエハWの中央部が周縁部に対して下方に位置する)に反り、Tiを成膜したときには図3(b)に示すように上向き(ウエハWの中央部が周縁部に対して上方に位置する)に反る。また、この図2のグラフから明らかなように、各膜について積算膜厚が大きくなるほどウエハWの曲率変化が大きくなる。この曲率変化はウエハWに加わる応力に対応するので、各膜の積算膜厚が大きくなるほどウエハWに加わる応力が大きくなる。
従って、膜が成膜されていないウエハWがフラット(反りのない状態)である場合、曲率変化+aを与える膜厚のCu膜と曲率変化−aを与える膜厚のTi膜とをウエハWに積層すれば、互いの膜による曲率変化は(+a)+(−a)=0となり、Cu膜、Ti膜夫々がウエハWに与える応力が互いに打ち消し合って、ウエハWが図3(c)に示すようにフラットになる。このことを利用し、この半導体製造装置1では、後述するようにウエハWの曲率に基づいてオペレータが、ウエハWをフラットにするための搬送経路を設定するモードが実行される。なお、ウエハWの曲率とは、図3(a)に示すウエハWの中心部から見た周端部の高さをL1、図3(c)に示すフラットであるときのウエハWの直径をL2としたときにL1/L2で求められる値である。
図1に戻って半導体製造装置1の説明を続ける。第1の搬送室11の側面には、アライメント室2が設けられている。アライメント室2は、後述のようにウエハWを鉛直軸回りに回転させる回転駆動機構を備え、ウエハWの周縁に形成されたノッチが所定の方向を向くように当該ウエハWの向きを調整する役割を有する。そして、向きが調整されたウエハWが、第1の搬送室11に設けられた第1の搬送手段16の予定する位置に受け渡され、偏心の調整がなされる。ロードロック室12、13には、図示しない真空ポンプとリーク弁とが設けられており、大気雰囲気と真空雰囲気とを切り替えられるように構成されている。つまり、第1の搬送室11及び第2の搬送室14の雰囲気がそれぞれ大気雰囲気及び真空雰囲気に保たれているため、ロードロック室12、13は、それぞれの搬送室間において、ウエハWを搬送する時に雰囲気を調整するためのものである。なお図中Gは、ロードロック室12、13と第1の搬送室11または第2の搬送室14との間、あるいは第2の搬送室14と前記Cu成膜モジュール3またはTi成膜モジュール5との間を仕切るゲートバルブ(仕切り弁)である。
第1の搬送室11及び第2の搬送室14には、それぞれ第1の搬送手段16及び第2の搬送手段17が設けられている。第1の搬送手段16は、キャリアCとロードロック室12,13との間及び第1の搬送室11とアライメント室2との間でウエハWの受け渡しを行うための多関節の搬送アームである。第2の搬送手段17は、ロードロック室12,13とCu成膜モジュール3及びTi成膜モジュール5との間でウエハWの受け渡しを行うための多関節の搬送アームである。
続いてCu成膜モジュール3について説明する。このCu成膜モジュール3はCVDによりCuを成膜するモジュールであり、処理容器30を備えている。処理容器30内には、ウエハWを水平に載置するためのステージ31が設けられており、このステージ31の表面はウエハWを静電吸着して保持する静電チャックとして構成されている。ステージ31内にはウエハWの温調手段をなすヒータ31aが設けられている。更にステージ31には、昇降機構33により昇降自在な3本の昇降ピン32(便宜上2本のみ図示している)が設けられており、この昇降ピン32を介して前記第2の搬送手段17とステージ31との間でウエハWの受け渡しが行われる。
処理容器30の底部には排気管34の一端側が接続され、この排気管34の他端側には圧力制御バルブ35を介して真空ポンプ36が接続されている。圧力制御バルブ35は排気管34の排気コンダクタンスを制御し、処理容器30内の圧力を制御する。また処理容器30の側壁には、ゲートバルブGにより開閉される搬送口37が形成されている。
更に処理容器30の天井部にステージ31に対向するようにガスシャワーヘッド41が設けられている。ガスシャワーヘッド41は、ガス室42とガス供給孔43とを備え、ガス室42に供給されたガスはガス供給孔43から処理容器30内に供給される。そして、ガス室42には、ガス供給路43を介して、バルブやマスフローコントローラ及び成膜ガスの供給源などを含んだ成膜ガス供給手段44が接続されている。
成膜処理時には、処理容器30内が所定の圧力に排気され、ステージ31に載置されたウエハWが加熱された状態で、成膜ガス供給手段44から所定の成膜ガスが当該ウエハWに供給され、ウエハWにCuが成膜される。Ti成膜モジュール5についてはウエハWに供給される成膜ガスの種類が異なる他はCu成膜モジュール3と同様に構成されている。
続いて制御部6についてその構成を示した図5を参照しながら説明する。制御部6は例えばコンピュータからなり、バス61、CPU62、第1のメモリ63及びプログラム64を備えている。前記プログラム64には制御部6から半導体製造装置1の各部に制御信号を送り、後述の各処理工程を進行させるように命令(各ステップ)が組み込まれている。また、例えば第1のメモリ63には処理温度、処理時間、各ガスの供給量または電力値などの処理パラメータの値が書き込まれる領域を備えており、CPUがプログラム64の各命令を実行する際これらの処理パラメータが読み出され、そのパラメータ値に応じた制御信号がこの半導体製造装置1の各部に送られることになる。このプログラム64(処理パラメータの入力操作や表示に関するプログラムも含む)は、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)、メモリーカードなどの記憶媒体に格納されて制御部6のプログラム格納部65にインストールされる。図5中、60はレシピ設定部であり、ウエハWに対して行われる成膜プロセスのレシピ(圧力、温度などのプロセス条件の時系列群)を格納するメモリと、成膜レシピを選択する画面とが含まれる。
また、66はウエハWの曲率データであり、成膜レシピのIDと、そのレシピで処理を行ったときに各成膜モジュールで成膜される膜の膜厚と、ウエハWの曲率変化とが互いに対応付けられたデータである。なお、この曲率データはメモリに記憶されているが、便宜上曲率データに符号66を付している。各レシピに対応付けられた膜厚及び曲率変化の関係は、図2で説明した実験結果に基づいて規定されており、図2のグラフのプロットから、ウエハWに形成される各膜の膜厚と曲率変化とが互いに比例するものとみて、この対応関係が定義されている。例えば、成膜するCuの膜厚が1.5μm、3.0μm、4.5μmであるときにウエハWの曲率変化が+0.002m-1、+0.004m-1、+0.006m-1であり、成膜するTiの膜厚が1.8μm、3.7μm、5.5μmであるときにウエハWの曲率変化が−0.002m-1、−0.004m-1、−0.006m-1である。
図5中67はウエハWの搬送モード設定部であり、通常搬送モードと反り補正モードとのいずれかを選択するためのものである。通常搬送モードとはキャリアCの保持棚に保持されたウエハWを例えば上から順番に取り出し、その順番で成膜処理を行うように搬送するモードである。例えば2つの成膜モジュールにおいて成膜モジュール3、成膜モジュール5の間で交互に成膜処理が行われるとするなら、ウエハW1を成膜モジュール3に搬入し、次のウエハW2を成膜モジュール5に搬入し、更に次のウエハW3を成膜モジュール3に搬入するといった搬送モードとなる。また反り補正モードとは、ウエハWを通常搬送モードにより成膜モジュールに搬送して処理を行い、所定の時点でプログラム64により求められたウエハWの反り量(曲率)に応じてオペレータが搬送経路を設定するモードである。この搬送モード設定部67は、具体的には搬送モードを選択する表示画面と、キーボードやマウスと、通常搬送モードを実行するためのプログラムと、反り補正モードを実行するプログラムとを備えている。反り補正モードの設定については、例えばオペレータが画面を見ながら各ウエハW毎に成膜モジュールの搬入順序を設定する画面に基づいて実行される。
また、バス61には第2のメモリ68が接続されている。第2のメモリ68にはウエハWのID(識別番号)と、ウエハWに成膜されたCuの積算膜厚と、ウエハWに成膜されたTiの積算膜厚と、ウエハWの曲率とが対応付けられて記憶される。このウエハWのIDは、キャリアCが半導体製造装置1に搬入されると、プログラム64が各キャリアCごとに、そのキャリアC内でのウエハWの配列順に従って割り振るものである。なお、各ウエハWはキャリアCから搬送された後、同じキャリアCの同じ位置に戻され、割り振られたIDとウエハWとの対応がずれないようになっている。そして、既述のようにウエハWは半導体製造装置1の搬入時にはフラットであるため、第2のメモリ68に記憶されるウエハWの曲率は、Cuの積算膜厚に対応する曲率変化と、Tiの積算膜厚に対応する曲率変化との合計値である。ウエハWに成膜処理が行われるたびに、プログラム64は第2のメモリ68に記憶されるCuの積算膜厚またはTiの積算膜厚及びウエハWの曲率についての値を更新する。
71は液晶パネルなどからなる表示部であり、既述の曲率データ66等が表示される。なお図5では表示部71と搬送モード設定部67とを分けて表示しているが、搬送モード設定部67の中には表示部71の画面の一部が含まれることになる。表示部71には第2のメモリ68に記憶される各膜の積算膜厚とウエハWの曲率とが表示される。
続いて装置メーカが半導体製造装置1を用いて装置性能の検討や改良といった作業を行う場合について、ダミーウエハの使用方法を含めた装置の運転について説明する。先ず、複数枚のウエハWが格納されたキャリアCが半導体製造装置1に搬送されて、載置台15に載置され、第1の搬送室11に接続される。次いで、プログラム64がキャリアC内の各ウエハWについてIDを割り振り、これらのウエハWのCu積算膜厚、Ti積算膜厚及びウエハWの曲率について第2のメモリ68に夫々ゼロと記憶させる。
一方、オペレータは搬送モード設定部67によりウエハWの搬送モードを通常搬送モードに設定すると共に各成膜モジュール3,5での成膜処理のレシピを設定する。このレシピの設定は、画面に表示されているレシピのIDを選択することで行われる。搬送モードとして通常搬送モードを設定したことにより、ウエハWはキャリアC内での配列順にキャリアCから搬出され、例えば既述のように成膜モジュール3、5を交互に搬送され、搬送先の成膜モジュールにて処理を受けた後、キャリアCに戻される。例えばキャリアC内の最後のウエハWが搬出されると、続いて最初に当該キャリアCから搬出されたウエハWから順に繰り返し搬出される。
前記搬送モード及びレシピの設定後、オペレータが搬送モード設定部67により所定の処理を行うと、ゲートドアGT及びキャリアCの蓋が同時に開かれて、キャリアC内のウエハWはその配列順に第1の搬送手段16によって第1の搬送室11に搬入される。然る後、ウエハWはアライメント室2に搬送されて、その向きや偏心の調整が行われた後、ゲートバルブGが開いて大気雰囲気に保たれたロードロック室12に搬送される。ゲートバルブGが閉じ、このロードロック室12の圧力が調整されて、室内が真空雰囲気になると、ゲートバルブGが開かれ、第2の搬送手段17によって第2の搬送室14に搬入される。
続いて、第2の搬送手段17はウエハWを交互に成膜モジュール3、5に搬送する。Cu成膜モジュール3に搬送されたウエハWは、設定されたレシピで成膜処理を受け、そのレシピに応じた膜厚でCu膜が成膜され、その膜厚に対応する曲率変化が起きる。そして、プログラム64は、第2のメモリ68に記憶されているCuの積算膜厚及びウエハWの曲率の数値をゼロから前記レシピに対応した値に更新する。
また、Ti成膜モジュール5に搬送されたウエハWは、設定されたレシピで処理を受け、そのレシピに応じた膜厚でTi膜が成膜される。そして、その膜厚に対応する量でウエハWの曲率が変化する。プログラム64は、第2のメモリ68に記憶されているTiの積算膜厚の数値及びウエハWの曲率の数値をゼロから実行されたレシピに対応した値に更新する。このように、ウエハWに処理が行われ第2のメモリ68のデータが更新されると、表示部71のそれに対応する表示も変化する。
各成膜モジュールでの成膜処理後、ウエハWは第2の搬送手段17により当該Ti成膜モジュール5から取り出され、ロードロック室13に搬送された後、第1の搬送手段16によりキャリアCに戻される。キャリアCに戻されたウエハWは既述のように同様の経路で繰り返し搬送され、処理を受ける。そして、ウエハWがCu成膜モジュール3で処理を受けるたびに、第2のメモリ68に記憶された前記ウエハWのCu積算膜厚の値及びウエハWの曲率の値に、夫々設定されたレシピに対応する膜厚の値及び曲率変化の値が夫々加算され、これらCu積算膜厚の値及びウエハWの曲率の値が更新される。
また、前記ウエハWがTi成膜モジュール5で処理を受けるたびに、第2のメモリ68に記憶されたTi積算膜厚の値、ウエハWの曲率の値に、夫々設定されたレシピに対応する膜厚の値及び曲率変化の値が夫々加算され、これらTi積算膜厚の値及びウエハWの曲率の値が更新される。そして、第2のメモリ68のデータの更新に応じて、表示部71のそれに対応する表示も変化する。
オペレータが任意のタイミングで搬送モード設定部67より所定の操作を行うと、キャリアCからのウエハWの搬送が停止し、キャリアCから半導体製造装置1に搬出されているウエハWはキャリアCに戻され、通常搬送モードが停止する。その後、オペレータは、表示部71を見ながら、曲率が大きいウエハWについて、搬送モード設定部67から反り補正モードによる搬送を行うように設定する。そして、通常搬送モード実行時と同様に画面に表示されているレシピのIDを選択することで各成膜モジュール3、5における成膜レシピを設定し、表示部71に表示される曲率データ66に示されるその成膜レシピによるウエハWの曲率変化と、前記曲率とに基づいて各成膜モジュールへの搬入順序を決定する。具体的に、その設定した成膜レシピによる曲率変化とウエハWの曲率との合計がゼロないしは略ゼロになるようにこの搬入順序が設定される。
図6にはその成膜レシピ及び搬送経路が設定された状態の表示部71の表示の一例を示している。図6に示したウエハA1については、通常搬送モード終了後の曲率が-0.011m-1であり、Cu成膜モジュール3にて曲率変化が+0.004m-1であるレシピNo.2で3回成膜処理を行った後、Ti成膜モジュール5にて曲率変化が-0.001m-1であるレシピNo.C1で成膜処理を行うように設定している。これにより、ウエハA1の反り補正後の曲率は、-0.011+0.004+0.004+0.004-0.001=0.000m-1となる。
また、図6に示したウエハA2については、通常搬送モード終了後の曲率が+0.005m-1であり、Ti成膜モジュール5にて曲率変化が-0.006m-1であるレシピNo.C4で成膜処理した後、Cu成膜モジュール3にて曲率変化が+0.001m-1であるレシピNo.4で成膜処理するように設定している。これにより、ウエハA2の反り補正後の曲率は、+0.005-0.006+0.001=0.000m-1となる。また、図6のウエハA3については、通常搬送モード終了後の曲率が+0.013m-1であり、Ti成膜モジュール5にて曲率変化が-0.006m-1であるレシピNo.C4で2回成膜処理した後、曲率変化が-0.001m-1であるレシピNo.C1で成膜処理を行うように設定している。これにより、ウエハA3の反り補正後の曲率は、+0.013-0.006-0.006-0.001=0.000m-1となる。
上記のようにレシピ及び搬送経路の設定後、オペレータが搬送モード設定部67より所定の操作を行うと、反り補正モードが実行され、その反り補正モードで搬送を行うように設定されたウエハWについてのみ、キャリアC内での配列順にキャリアCから搬出され、通常搬送モード実行時と同様の経路で第2の搬送室14に搬送される。そして、そのように第2の搬送室14に搬送されたウエハWについては、設定した順序で成膜モジュールに搬送され、設定されたレシピに応じた膜厚でCuまたはTiが成膜される。この反り補正モード実行時にも通常搬送モード実行時と同様に第2のメモリ68に記憶されているCu及びTiの積算膜厚及び曲率変化が、成膜処理が行われる度に更新され、その更新に応じて表示部71の表示が変化する。
具体的に、図6に示したウエハA1が処理を受け、その曲率が変化する様子について、図7を参照しながら説明する。図7では反り補正モード実行前に成膜された膜を下層膜77として示し、反り補正モードで成膜されるCu膜、Ti膜を78、79として示している。ウエハA1は、既述のように設定された搬送経路に従って、そこで設定されたレシピNo.2により3回成膜処理を受け、図7(a)の状態から図7(b)に示すようにその曲率が変化する。図7(b)に示したウエハA1の曲率は、-0.011+0.004+0.004+0.004=+0.001m-1である。
その後、設定された搬送経路に従ってTi成膜モジュール5に搬送され、そのTi成膜モジュール5にて設定された前記No.C1のレシピで成膜処理を受け、Ti膜79が成膜される。このTi膜79が成膜されると、これまでに積層されたTi膜がウエハWに与える応力、これまでに積層されたCu膜がウエハA1に与える応力が互いに打ち消し合い、図7(c)に示すようにウエハA1がフラットになる。
このように設定した処理が終わると、各ウエハWは、通常搬送モード実行時と同様の経路でウエハWはキャリアCに戻される。然る後、オペレータは、搬送モード設定部67により、通常搬送モードを再開する。
上記の実施の形態によれば、反り量が大きくなったウエハWが静電チャックに均一に吸着されなくなる不具合が発生することを防ぐことができ、これら各成膜モジュール3、5の環境が安定しなくなる不具合やパーティクルが発生するという不具合が解消される。また、ウエハWの繰り返し使用回数を増やすことができるため、ウエハWの使用枚数を節約することができる。従って、半導体製造装置1の運用コストの削減を図ることができる。
(第1の実施形態の変形例)
上記の第1の実施形態においては、各ウエハWについてCu、Tiの積算膜厚を管理し、反り補正モード実行前のウエハWの曲率を計算により算出している。この他に第1の実施形態の変形例として、既述のようにウエハWを例えば自動で成膜モジュール3、5に交互に搬送するような通常搬送モードを行った後、ウエハWの曲率を反り検出器により測定し、その測定結果に基づいてオペレータが上記のようにウエハWの成膜処理のレシピ及び搬送経路を設定して処理を行う反り補正モードを行ってもよい。このウエハWの曲率の測定は、例えばアライメント室2にて行われる。
以下、そのように曲率を測定できるように構成されたアライメント室2について夫々その縦断側面図、横断平面図である図8、図9を参照しながら説明する。このアライメント室2は、ウエハWを載置するための載置台21を備えており、前記載置台21は、回転駆動機構22により鉛直軸回りに回転できるようになっている。また、載置台21上に載置されたウエハWの周縁部付近には3基の光学センサ23がウエハWの周方向に沿って設けられている。光学センサ23は、ウエハWの周縁部上に設けられた発光部23aとその下方に設けられた受光部23bとにより構成されており、発光部23aは受光部23bに光を照射する。そして、受光部23bは、入射した光の光量を示す信号を制御部6に出力する。
また、アライメント室2内には水平方向に伸びるガイドレール24と、そのガイドレールに沿って移動する移動部25が設けられている。移動部25にはガイドレール24と直交するように水平に伸びたアーム26が設けられ、アーム26の先端には光学センサ27が設けられている。光学センサ23、27は反り検出器を構成する。移動部25はアーム26の伸長方向に当該アーム26を介して光学センサ27を移動させる。光学センサ27は下方のウエハWに光を照射する発光部と、ウエハWから反射された光を受光する受光部とを備えている。
この第1の実施形態の変形例の処理手順について第1の実施形態との差異点を中心に説明する。例えばオペレータが第1の実施形態と同様に通常搬送モードを実施中に所定の操作を行うと、キャリアCからのウエハWの搬送が停止する。そして、当該キャリアCから半導体製造装置1に搬出されているウエハWについて、既述した第1の搬送室11→アライメント室2→第1の搬送室11→ロードロック室12→第2の搬送室14→成膜モジュール3、5→ロードロック室13→第1の搬送室11の搬送経路の途中にあるものが、その下流側に向かって搬送されて一旦キャリアCに戻され、通常搬送モードが停止する。そして、キャリアCに戻されたウエハWは、キャリアC内で例えば上から順番に取り出され、第1の搬送室11を介してアライメント室2に搬送される。制御部6は、載置台21にウエハWが載置されると、回転駆動機構22によってウエハWを略一周回転させ、この間に受光部23bに入射する光量の変化に基づいて、ウエハWの半径と中心位置とを算出する。そして、この算出された半径と例えば予め制御部6の第1のメモリ63に記憶されているウエハW本来の半径とからウエハWの曲率の絶対値を算出する。さらに制御部6は光学センサ27をウエハWの中心上に位置させ、その発光部から光を照射させる。制御部6は、光学センサ27の受光部が受光した光に基づき、光学センサ27とウエハWの中心部との距離を検出する。
続いて制御部6は検出されたウエハWの半径に基づいて、光学センサ27をウエハWの周端部上に位置させ、その発光部から光を照射させる。制御部6は、光学センサ27の受光部が受光した光に基づき、光学センサ27とウエハWの周端部との距離を検出する。そして、制御部6は、光学センサ27からウエハWの中心部、周縁部の夫々の距離に基づいてウエハWの反りの向きを検出し、この反りの向きと、前記曲率の絶対値とからウエハWの曲率を決定する。この曲率決定後、ウエハWはアライメント室2から第1の搬送室11を介してキャリアCに戻される。曲率は上記の実施形態と同様に表示部71にウエハWごとに表示され、オペレータがそれに基づいて各成膜モジュールでのレシピの設定及び反り補正モードの搬送経路の設定を行う。
(第2の実施形態)
ところで、既述の第1の実施形態では、反り補正モードを実行するにあたり、オペレータが成膜モジュールのレシピを設定し、さらにそのレシピに基づいて、当該オペレータが、各ウエハWについて曲率がゼロになるように搬送経路を設定しているが、プログラムが自動で搬送経路を設定してもよい。第1の実施形態で説明した成膜を行う度に曲率データ66に基づいてウエハWの曲率が演算され、第2のメモリ68のデータが更新される半導体製造装置1において、そのようにプログラムが自動で搬送経路を設定する例を説明する。この例では、既述の装置との差異点として、制御部6の第2のメモリ68に、ウエハWの搬送先を決定する基準となる曲率の第1のしきい値、第2のしきい値が夫々記憶されており、第1のしきい値は第2のしきい値より大きい。第1のしきい値及び第2のしきい値は設定自在なパラメータであり、装置始動時、あるいは装置毎に設定することができる。
ここでは第1のしきい値は0.0010m-1、第2のしきい値は0.0002m-1に夫々設定されているものとする。先ず、オペレータは既述のように例えばウエハWを成膜モジュール3、5に交互に自動で搬送する通常搬送モードによるウエハWの搬送を行った後、その通常搬送モードの停止処理を行い、成膜モジュール3、5で行うレシピを夫々設定する。そして、オペレータが反り補正モードの開始処理を行うと、キャリアC内のウエハWは、通常搬送モードの実行時と同様に上に配置されているものから順に、既述の経路で第2の搬送室14へと搬送される。そして、プログラム64はウエハWが第2の搬送室14に搬送されるまでに、第2のメモリ68に記憶されている当該ウエハWの曲率が0.0010m-1(第1のしきい値)を超えているか、0.0002m-1(第2のしきい値)より大きく0.0010m-1以下の範囲であるか、0.0002m-1以下であるか、の判定を行う。
ウエハWの曲率が0.0010m-1を超えていると判定された場合、プログラム64は、第2のメモリ68に曲率が第1のしきい値を超えたというデータ(第1の属性データとする)をそのウエハのIDに対応付けて書き込む。そして、プログラム64は、ウエハWをTi成膜モジュール5に搬送し、当該ウエハWが成膜処理を受ける。それによって、そのウエハWは前記判定時に反っている方向とは逆方向に向かって反る。つまり、曲率が0に近づくか−側に向かうように反る。
ウエハWの曲率が0.0002m-1より大きく0.0010m-1以下の範囲であると判定された場合、プログラム64は、第2のメモリ68に曲率がそのような範囲内であるというデータ(第2の属性データとする)を、そのウエハのIDに対応付けて書き込む。そして、プログラム64は、ウエハWをCu成膜モジュール3に搬送して、当該ウエハWが成膜処理を受ける。それによって、前記ウエハWは前記判定時に反っている方向と同方向に向かって反る。つまり、曲率が+側に大きくなるように反る。
ウエハWの曲率が0.0002m-1以下であると判定された場合、プログラム64は、第2のメモリ68に曲率が第2のしきい値以下であるというデータ(第3の属性データとする)をそのウエハのIDに対応付けて書き込む。そして、プログラム64は、前記ウエハWをCu成膜モジュール3に搬送して、成膜処理が行われ、ウエハWはその曲率が+側に向かうか、+側に大きくなるように反る。
各成膜モジュール3、5で処理後、ウエハWは既述の経路で各成膜モジュール3、5からキャリアCに戻される。キャリアCに戻された後、繰り返しウエハWはキャリアCから既述の経路で第2の搬送室14へ向けて搬送される。そして、第1の属性データが付されているウエハWについて、プログラム64はウエハWの曲率が0.0002m-1以下であるかどうか判定し、0.0002m-1以下である場合には、その属性データを第3の属性データに書き換えると共にCu成膜モジュール3にウエハWを搬送して、そこで成膜処理が行われる。0.0002m-1以下ではない場合にはプログラム64は属性データの書き換えを行わず、ウエハWをTi成膜モジュール5に搬送して、成膜処理が行われる。
そして、第2の搬送室14へ向かうウエハWで第2の属性データが付されているものについて、プログラム64はウエハWの曲率が0.0010m-1以上であるかどうか判定する。そして、0.0010m-1以上であると判定した場合には、その属性データを第1の属性データに書き換え、ウエハWをTi成膜モジュール5に搬送する。そして、当該Ti成膜モジュール5で成膜処理が行われる。また、0.0010m-1以上ではないと判定した場合には、プログラム64は属性データの書き換えを行わず、ウエハWをCu成膜モジュール3に搬送する。そして、当該Cu成膜モジュール3で前記ウエハWに成膜処理が行われる。
また、第2の搬送室14へ向かうウエハWで第3の属性データが付されているものについて、プログラム64はウエハWの曲率が0.0002m-1以上であるかどうか判定し、0.0002m-1以上であると判定した場合には、その属性データを第2の属性データに書き換え、ウエハWをCu成膜モジュール3に搬送して、そこで成膜処理が行われる。0.0002m-1以上でないと判定した場合には、プログラム64は属性データの書き換えを行わず、ウエハWをCu成膜モジュール3に搬送し、そこで前記ウエハWに成膜処理が行われる。
各成膜モジュール3、5で処理を行ったウエハWは既述の経路でキャリアCに戻される。その後も繰り返し、第2の搬送室14に向けて搬送され、属性データと曲率に応じて成膜モジュール3、5へ振り分けられて処理を受けた後、キャリアCに戻される。このように繰り返し搬送及び成膜処理を行った後、オペレータが搬送停止処理を行うと、各ウエハWの搬送が停止し、各ウエハWはキャリアCに戻され、各ウエハWについて記憶されている属性データについては消去される。この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
上記の例においてはウエハWの曲率が第2のしきい値である0.0002m-1より低い場合、ウエハWの曲率が第1のしきい値である0.0010m-1を超えるまで繰り返しCu膜が成膜され、また、ウエハWの曲率が第1のしきい値である0.0010m-1より高い場合、ウエハWの曲率が第2のしきい値である0.0002m-1以下になるまで繰り返しTi膜が成膜されるが、第1のしきい値、第2のしきい値の設定によっては1回ごとに逆方向にウエハWが反るように搬送及び成膜処理を制御することも可能になり、常に反りの少ないウエハWへの成膜処理が可能になる。なお、曲率が0.0002m-1(第2のしきい値)以下と判定された場合の搬送経路は上記の例に限られず任意であり、例えばウエハWの曲率が正である場合にはTi成膜モジュール5に、ウエハWの曲率が負である場合にはCu成膜モジュール3に搬送するようにしてもよい。また、アライメント室2でウエハの曲率を測定する第1の実施形態の変形例にも、上記のようにプログラム64が搬送制御を行うことを適用することができる。
(第3の実施形態)
続いて第3の実施形態について、第1の実施形態及び第2の実施形態との差異点を中心に説明する。この第3の実施形態において、半導体製造装置1としては、第1の実施形態の変形例で説明したようにアライメント室2でウエハWの曲率を測定するものが用いられる。この第3の実施形態では膜厚と曲率変化とを規定した曲率データ66を利用せずに搬送制御を行う。
オペレータは、予め成膜モジュール3、5で行うレシピを設定しておく。そして、オペレータが処理の開始手続きを行うと、ウエハWがキャリアC内での配列順に既述の経路で、アライメント室2に搬送され、その曲率が測定される。測定の結果、プログラム64は曲率が−であればウエハWをCu成膜モジュール3に、曲率が0または+であればウエハWをTi成膜モジュール5に既述の経路で夫々搬送する。そして、各成膜モジュール3,5にてCu、Tiが夫々成膜され、ウエハWは前記曲率測定時に反っている方向とは逆方向に向かって反る。成膜処理後、ウエハWは既述の経路でキャリアCに戻される。キャリアCに戻されたウエハWは、繰り返しアライメント室2への搬送、曲率の測定、測定結果に基づいた成膜モジュール3または5への搬送、搬送先の成膜モジュールでの成膜処理及びキャリアCへの搬送処理をこの順に受ける。オペレータが処理の停止手続きを行うと、ウエハWの搬送及び成膜処理が停止する。
この第3の実施形態においても同じ方向へ過度にウエハWが反ることが抑えられるため、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、この第3の実施形態は、ウエハWの曲率の測定値に基づいて、成膜モジュール3,5に対する当該ウエハWの振り分け(搬送スケジュール)を自動で行い、ウエハWの使用寿命を延ばそうとするものであるが、その手法としては上述の例に限られない。例えば曲率の値にしきい値を設定し、ウエハWの曲率が例えば+側のしきい値を超えた場合(この場合は+側の曲率が大きくなった場合である)、当該ウエハWに対して例えば予め設定した回数だけ続けて、ウエハWの曲率が−側に向かう処理を行うTi成膜モジュール5に、当該ウエハWを例えば予め設定した回数だけ搬入するようにしてもよい。
そしてまた、ウエハWの成膜モジュール3,5に対する振り分けを行う場合、各成膜モジュールで行われる膜厚の情報を利用しなくてもよい。更にまた、このようにウエハWの曲率を求め、その結果に基づいて搬送スケジュールを決める場合、曲率を求める手段として反り検出器を用いる代わりに第1の実施形態で述べたようにコンピュータが、そのウエハWの成膜履歴に基づいて、曲率を推定するようにしてもよい。この場合には、例えばウエハWがキャリアCから取り出されるときにコンピュータが当該ウエハWの曲率を求め、その値に基づいて使用すべき成膜モジュールが決定されることになる。
ところで各実施形態において、ウエハWはキャリアCにより半導体製造装置1に搬送されるようになっているが、例えば第1の搬送室11に複数枚のウエハWを保持する保持棚(保持部)が設けられ、キャリアCからウエハWが取り出される代わりにこの保持棚からウエハWが取り出されてもよい。
(第4の実施形態)
続いて第4の実施形態について第1の実施形態との差異点を中心に説明する。この第4の実施形態では、通常搬送モードにおいて、キャリアCのウエハWは成膜モジュール3,5へ搬送される前にその曲率及び曲率の変化量が計測される。そして、それらの曲率及び曲率の変化量が制御部8に設定されたしきい値を超えたものについては、成膜モジュール3,5への搬送が中止される。なお、反り補正モードはこの第4の実施形態では実行されない。
この第4の実施形態において、アライメント室2は第1の実施形態の変形例と同様に構成されている。図10には、この第4の実施形態における制御部8の構成ついて示している。制御部8はメモリ81を備えており、メモリ81では、ウエハのIDと、各ウエハW毎に測定された最新の曲率(反り量)と、前回測定された曲率と、これらの曲率の差分である曲率の変化値と、が互いに対応付けられて記憶される。また、制御部8はメモリ82を備えており、メモリ82には曲率のしきい値と、曲率の変化量のしきい値とが記憶されている。
続いて、この第4の実施形態における処理工程について説明する。先ず、オペレータが第1の実施形態の通常モードの設定時と同様に成膜モジュール3、5のレシピについて設定する。なお、ここでは例えば第1の実施形態と同様にウエハWは成膜モジュール3、5を交互に搬送されるものとする。
先ず、キャリアCが半導体製造装置1に搬送され、その後キャリアC内での配列順に従って、ウエハWが第1の実施形態と同様にアライメント室2に順次搬送される。そこで既述のように制御部8により曲率が測定され、その値が最新の曲率としてメモリ81に記憶される(ステップT1)。然る後、ウエハWは成膜モジュール3または5に搬送されて成膜処理を受けた後、キャリアCに戻される(ステップT2)。その後、ウエハWはキャリアCから再びアライメント室2に搬送されて、その曲率が測定される。曲率が測定されると、制御部8は、そのウエハWについての、メモリ81に記憶された最新の曲率を前回測定された曲率とし、今回測定された曲率を最新の曲率として更新する(ステップT3)。
そして、制御部8は、最新の曲率から前回測定された曲率を引き、その計算値を曲率の変化量としてメモリ81に記憶する(ステップT4)。続いて、制御部8は最新の曲率、曲率の変化量がメモリ82に記憶されたしきい値を夫々超えているか否かを判定する(ステップT5)。ステップT5で曲率及び曲率の変化量がいずれもしきい値を超えていないと判定された場合は、ステップT3以降のステップが実行され、成膜処理が繰り返し行われる。そして、ステップT5で曲率または曲率の変化量がしきい値を超えたと判定された場合は、ウエハWは成膜モジュール3、5に搬送されず、キャリアCに戻される(ステップT6)。そして、制御部8は、表示部71にそのように判定されたウエハWのIDと曲率または曲率の変化量のいずれがしきい値を超えたかを表示する。そして、このようにキャリアCに戻されたウエハWは、そのウエハWを搬送される順番が来てもキャリアCから搬送されない。
このように第4の実施形態においては、曲率または曲率の変化量がしきい値を超えるまではウエハWを再使用する運用が可能である。これにより第1の実施形態と同様に曲率が大きくなったウエハWが静電チャックに均一に吸着されなくなる不具合が発生することを防ぐことができる。また、第4の実施形態においては曲率の他に曲率の変化量も管理しているので、これに基づいてウエハWの劣化、損傷具合についても監視することができるため有利である。
上記の各実施形態では成膜モジュールを、CVDを行うモジュールとしたが、PVDを行うモジュールとしてもよい。
(参考試験)
Si(シリコン)からなるダミーウエハ1〜3について、PVDを行う成膜モジュールによりTiを成膜した。この成膜モジュールにおいて、1回の成膜処理により10nmの膜厚で成膜が行われるようにレシピを設定した。そしてウエハ1〜3について夫々100回ずつ成膜処理を繰り返し行い、成膜処理を行う度にそのウエハWの半径を測定した。この試験では同じウエハを連続して100回成膜モジュールに搬送して処理を行ってから、次のウエハを成膜モジュールに搬送している。
図11はこの試験の結果を示しており、グラフの縦軸にはウエハの半径を、横軸には前記成膜モジュールでの処理回数を示している。この図に示すように処理回数、即ち膜厚に比例してウエハ1〜3の半径が変化している。従って、図2で説明したようにTiの膜厚とウエハの曲率変化には相関があることが分かる。
C キャリア
W ウエハ
1 半導体製造装置
11 第1の搬送室
12、13 ロードロック室
14 第2の搬送室
16 第1の搬送手段
17 第2の搬送手段
2 アライメント室
3、5 成膜モジュール
6 制御部
60 レシピ設定部
63 第1のメモリ
64 プログラム
67 搬送モード設定部
68 第2のメモリ
71 表示部
8 制御部
81、82 メモリ

Claims (7)

  1. 基板に対して成膜処理を行う複数のプロセスチャンバが基板搬送室に接続された基板処理装置におけるダミー基板の使用方法において、
    ダミー基板格納部からダミー基板を取り出し、前記基板搬送室を介してプロセスチャンバ内に搬入し、成膜処理を行う工程と、
    前記ダミー基板格納部に格納されている複数のダミー基板の各々について、プロセスチャンバにて行われるプロセスレシピに基づき、成膜された膜の種別と膜厚とを含む成膜履歴をコンピュータにより作成する工程と、
    膜の種別ごとに膜厚と成膜による基板の曲率変化とを対応付けた曲率データを用い、この曲率データとダミー基板の前記成膜履歴とに基づいて、当該ダミー基板の曲率をコンピュータにより求める工程と、
    この工程で求められたダミー基板の曲率と、曲率データと、前記プロセスチャンバにて予定されている成膜処理の膜の種別及び膜厚を含むプロセススケジュールと、に基づいて、当該ダミー基板の反りが抑えられるようにプロセスチャンバに対する当該ダミー基板の搬送スケジュールを作成する工程と、を含むことを特徴とするダミー基板の使用方法。
  2. 基板に対して成膜処理を行う複数のプロセスチャンバが基板搬送室に接続された基板処理装置におけるダミー基板の使用方法において、
    ダミー基板格納部からダミー基板を取り出し、前記基板搬送室を介してプロセスチャンバ内に搬入し、成膜処理を行う工程と、
    前記ダミー基板格納部に格納されている複数のダミー基板を当該ダミー基板の向きを調整するためのアライメント室内に搬入し、前記複数のダミー基板の各々について反り検出器により曲率を求める工程と、
    この工程で求められたダミー基板の曲率と、前記プロセスチャンバにて予定されている成膜処理の膜の種別を含むプロセススケジュールと、に基づいて、当該ダミー基板の反りが抑えられるようにプロセスチャンバに対する当該ダミー基板の搬送スケジュールを作成する工程と、を含むことを特徴とするダミー基板の使用方法。
  3. 前記基板格納部に格納されている複数のダミー基板についてアライメント室に搬入し、前記複数のダミー基板の各々について反り検出器により曲率を求める代わりに、各ダミー基板に成膜された膜の種別と膜厚とを含む成膜履歴と、膜の種別ごとに膜厚と成膜による基板の曲率変化とを対応付けた曲率データと、に基づいてコンピュータにより曲率を求めることを特徴とする請求項2記載のダミー基板の使用方法。
  4. 前記プロセススケジュールは、予定されている成膜処理の膜の膜厚を含むことを特徴とする請求項2または3記載のダミー基板の使用方法。
  5. ダミー基板の搬送スケジュールは、オペレータが作成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載のダミー基板の使用方法。
  6. 曲率データは、コンピュータの表示部に表示されることを特徴とする請求項5記載のダミー基板の使用方法。
  7. ダミー基板の搬送スケジュールは、コンピュータがプログラムにより作成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載のダミー基板の使用方法。
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