JP2011049328A - リボン状端子接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 太陽電池パネルの検査又は測定をする場合、太陽電池パネルのリボン状端子と、検査装置側のコネクタとの接続を自動化できる太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置を提供する。
【解決手段】 本発明の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置は、太陽電池パネルの裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段、リボン状端子の根元を押さえる根元押え手段、及び前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段を有し、前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に略接触状態になるように下降させ、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押さえ、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側端子を接続する構成としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は太陽電池パネルの測定の際に、太陽電池パネル側のリボン状端子と、検査装置側の端子とを自動的に接続する装置に関する。
図16は、一般的な太陽電池パネルの構成を示す図で、(a)は、太陽電池パネルの内部の太陽電池セルが分かるように記載した平面図で、(b)はその断面図である。
図16(a)の平面図に示す様に、太陽電池パネル200は角型の太陽電池セル8がリード線9により複数個直列に接続されたストリング5を形成し、さらにそのストリングを複数列リード線9により接続した構成となっている。
また太陽電池パネル200の断面構造は、図16(b)に示す様に、上側に配置された裏面材2と下側に配置された透明カバーガラス1の間に、充填材3、4を介して複数列のストリング5をサンドイッチにした構成を有する。
裏面材2は例えばポリエチレン樹脂などの材料が使用される。充填材3、4には例えばEVA樹脂(ポリエチレンビニルアセテート樹脂)などが使用される。ストリング5は、上記のように電極6、7の間に、太陽電池セル8をリード線9を介して接続した構成である。
このような太陽電池パネル200は、上記のように構成部材を積層しラミネート装置などにより、真空の加熱状態下で圧力を加え、EVAを架橋反応させてラミネート加工して得られる。
また太陽電池パネル200としては、一般に薄膜式と呼ばれる太陽電池を対象とすることができる。
この薄膜式の代表的な構造例では、下側に配置された透明カバーガラスには、予め透明電極、半導体、裏面電極からなる発電素子が蒸着してある。そして、このような薄膜型太陽電池パネルを、透明カバーガラスを下向きに配置し、ガラス上の太陽電池素子の上に充填材を被せ、更に、充填材の上に裏面材を被せた構造で、同じようにラミネート加工することにより得られる。
このような薄膜式の太陽電池パネル200は、結晶系セルが蒸着された発電素子に変わるだけで、基本的な封止構造は前記した結晶系セルの場合と同じである。
図16(b)に示すように正極側のリード線9と負極側のリード線9の端にリボン状端子R1,R2(以後、両者をまとめてRと記載する)が設けられていて、裏面材のスリットから太陽電池パネル200の外部表面上に引き出されている。図16(a)ではR1,R2は、図面の記載の関係で図16(b)と仮想的に反対側に横たわった状態で記載している。
このように製造された太陽電池パネル200は、その製造工程において設計上の発電能力があるか、あるいは、太陽電池パネルを構成する太陽電池セル8に欠陥がないか、等の各種の検査がなされる。発電能力の検査としては、太陽電池パネルに所定の強さの光を照射してリボン状端子R1、R2の間に発生する電圧・電流を測定する方法がある(たとえば、特許文献1)。また、欠陥の検査としては、太陽電池パネル200に順方向の電流を流し、各太陽電池セル8をEL発光させ、発光しない部分を解析することで欠陥の検査をする方法がある(たとえば、特許文献2)。
特開2007−88419 200O/2006/059615
このような検査や測定をする場合は、太陽電池パネルの裏面材から太陽電池パネル200の外部表面上に引き出されたリボン状端子R1、R2を、各種検査用の検査装置側の端子に接続することになる。この端子の接続は、従来、人手により行われてきた。太陽電池パネルの検査や測定では、この端子の接続を自動化できれば、検査、測定の全体を自動化することができる。しかしながら、現状では、端子の接続部分だけ人手で行っており、検査や測定の自動化ができず、太陽電池パネルの製造コストを押し上げる原因となっていた。
また太陽電池パネルのリボン状端子と検査装置側の端子を自動で接続する場合以下のような問題もある。被測定物200が結晶系の太陽電池パネルの場合は、太陽電池パネル内の太陽電池セル8は多結晶シリコンセルが使用されていて、その厚さは非常に薄い。したがってリボン状端子と検査装置側の端子の自動接続の動作中に接続用の部材が太陽電池パネルに接触する際に機械的な衝撃力が太陽電池セルに加えられると太陽電池セルに割れやひびなどが発生する。その結果太陽電池パネルは、欠陥品(不合格品)となってしまう。
本発明は、このような事実に鑑みてなされたものであり、太陽電池パネルの検査叉は測定をする場合、太陽電池パネルのリボン状端子と、検査装置側の端子との接続を自動化できる太陽電池パネル用の端子接続装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するための本発明の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置の一つの形態は、太陽電池パネルの裏面材の表面に引き出されているリボン状端子に、検査装置側の端子を接続する太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置であって、裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段と、リボン状端子の根元を押さえる根元押え手段と、前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段を有し、前記起立手段の起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に略接触状態になるように下降させ、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押え、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態のリボン状端子の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動手段により移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させることを特徴としている。
上記の形態の太陽電池パネル用の端子接続装置を以下のような構成とすることもできる。
前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させる際に、起立部材を太陽電池パネルの裏面材の表面から上昇させ、前記端子接続手段により起立部材上に載置されたリボン状端子と検査装置側の端子を接続させる構成とすることもできる。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に、前記起立部材には、裏面材の表面位置を確認する確認手段を設け、前記確認手段により前記裏面材の表面位置を検出し、前記起立部材が裏面上に接触する際の押付力を制御する構成とすることもできる。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に、前記起立部材には、裏面材の表面位置を確認する確認手段を設け、前記確認手段により前記裏面材の表面位置を検出し、前記起立部材を裏面材上に隙間を有して下降させ、この状態で、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押え、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態のリボン状端子の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動手段により移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させる構成とすることもできる。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる下降手段は、1段目下降手段と2段目の下降手段を有し、1段目下降手段により前記起立部材を裏面材表面からある一定距離の位置で停止させ、その後2段目下降手段により太陽電池パネルの裏面材上に下降させる構成とすることもできる。
前記2段目下降手段は、その昇降部分の押付力を軽減させるための軽減手段を有し、前記起立部材が前記2段目下降手段により太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に前記押付力軽減手段を動作させる構成とすることもできる。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に横たわった状態の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるように移動させる際に、前記移動手段には移動量の検出手段を設け、起立部材上にリボン状端子が載置されたことを確認する構成とすることもできる。
前記リボン状端子の吸着手段を設けリボン状端子を起立させる構成とすることもできる。
前記起立部材は、テーパ状の部材として構成することもできる。
太陽電池パネルから電気的な出力を取り出すためにリボン状の端子が設けられている。リボン状端子は、この太陽電池パネルの裏面材上に2箇所横たわった状態で設けられている。このような太陽電池パネルが検査装置に位置決め載置されると、リボン状端子は検査装置に対してほぼ所定の位置に位置決めされる。本発明のリボン状端子の接続装置は、裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段と、リボン状端子の根元を押さえる根元押え手段と、前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段を備えていて、前記起立手段の起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に略接触状態になるように下降させ、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押え、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態のリボン状端子の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動手段により移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させる構成となっている。従って太陽電池パネルのリボン状端子と検査装置側の端子を自動で確実に接続することができる。さらに太陽電池パネルの製造工程の自動化を実現することができる。
前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させる際に、起立部材を太陽電池パネルの裏面材の表面から上昇させ、前記端子接続手段により起立部材上に載置されたリボン状端子と検査装置側の端子を接続させる構成になっている。したがってリボン状端子に検査装置側の端子を接続する際に衝撃力が太陽電池セルに加わることがないので太陽電池セルの損傷が無い。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に、前記起立部材には、裏面材の表面位置を確認する確認手段を設け、前記確認手段により前記裏面材の表面位置を検出し、前記起立部材が裏面上に接触する際の押付力を制御することにより、起立手段が太陽電池パネルの裏面材に接触しても太陽電池パネルに加えられる外力を軽微なものとすることができるので太陽電池セルの損傷が無い。
本発明のリボン状端子の接続装置は、裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段と、リボン状端子の根元を押さえる根元押え手段と、前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段を備えていて、前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に、前記起立部材には、裏面材の表面位置を確認する確認手段を設け、前記確認手段により前記裏面材の表面位置を検出し、前記起立手段を裏面材上に隙間を有して下降させ、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押え、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態のリボン状端子の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動手段により移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させる構成となっている。したがって起立部材を太陽電池パネルの裏面材上の直近まで短時間で下降することができ、検査装置側端子の接続時間を短縮することができ、検査装置のサイクルタイムを短縮することがげきる。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる下降手段は、1段目下降手段と2段目の下降手段を有し、1段目下降手段により前記起立部材を裏面材表面からある一定距離の位置で停止させ、その後2段目下降手段により太陽電池パネルの裏面材上に下降させることにより、起立部材を太陽電池パネルの裏面材上の直近まで短時間で下降することができる。
前記2段目下降手段は、昇降部分の押付力を軽減させるための軽減手段を有し、前記起立部材が前記2段目下降手段により太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に前記押付力の軽減手段により、起立部材が太陽電池パネルの裏面材に接触しても太陽電池パネルに加えられる外力を軽微なものとすることができるので太陽電池セルの損傷が無い。
前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に横たわった状態の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるように移動させる際に、前記移動手段には移動量の検出手段を設け、起立部材上にリボン状端子が載置されたことを確認することによりリボン状端子の接続を容易に確実なものとすることができる。
前記リボン状端子の吸着手段を設けリボン状端子を起立させる構成とすることにより、太陽電池パネルの裏面材の上に横たわるリボン状端子の先端側の開口部の寸法がほとんど無く起立部材で起立させることが難しい場合でもリボン状端子を確実に起立部材上に載置することができ検査装置側端子を接続することが可能になる。
前記起立部材の先端部をテーパ状の部材とすることにより太陽電池パネルの裏面材上に横たわるリボン状端子を確実に起立状態とし、検査装置側の端子と接続することができる。
本発明の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置を検査装置に設置した状態の説明図である。 本発明のリボン状端子接続装置の平面図である。 本発明のリボン状端子接続装置の正面図である。 本発明のリボン状端子接続装置の側面図である。 本発明のリボン状端子接続ユニットの詳細図である。 リボン状端子接続装置の動作説明図である。 リボン状端子接続装置の動作説明図である。 リボン状端子接続装置の動作説明図である。 太陽電池パネルの裏面材から引き出されたリボン状端子を根元押え手段にて押さえ状態の説明図。 実施例3におけるリボン状端子と検査装置側端子の接続動作の説明図。 実施例3の動作を実現するための別例の説明図。 実施例3の動作を実現するための別例の説明図。 実施例3の動作を実現するための別例の説明図。 スクレーパ状部材の別例の説明図。 吸着手段600の説明図。 一般的な太陽電池パネルの構成を示す図で、(a)は、太陽電池パネルの内部の太陽電池セルが分かるように記載した平面図で、(b)はその断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
<1>検査装置A
本発明のリボン状端子の接続装置を使用することができる検査装置としては、太陽電池パネルのI−V特性を測定するソーラシミュレータ、EL光を使用した太陽電池セルの欠陥検査装置や通電確認装置などがある。本実施形態の説明では、EL光を使用した太陽電池セルの欠陥検査装置(以下欠陥検査装置という)を例にして本発明のリボン状端子接続装置の構成及び動作について説明する。
本発明のリボン状端子の接続装置を設置する検査装置Aは、図1に示すように略箱型形状のベースフレームMの上面Sに遮光カバーKが設けられている。被測定物である太陽電池パネル200は、遮光カバーKに適宜設けられた開閉扉が開き検査装置内に搬入され位置決め載置される。本実施例の場合は、太陽電池パネルは、図1の矢印の搬送方向に搬送される。太陽電池パネルが検査装置に搬入されると扉が閉じ検査測定が開始される。検査測定が終了すると開閉扉が開き太陽電池パネルは搬出される。本発明のリボン状端子の接続装置は、検査装置Aの遮光カバー内の上面Sに以下のように設けられている。以後の説明および説明用図面では遮光カバーは省略している。
本発明のリボン状端子接続装置は、図1のように欠陥検査装置の上面Sに門型のフレームFを配置しそのフレームの梁Bに、接続ユニットUを配置している。接続ユニットUは、後述する太陽電池パネルの裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段と、リボン状端子の根元を押さえる根元押え手段と、前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段から構成されている。図面では2個のリボン状端子接続用に1組の接続ユニットが配置されている。接続ユニットUの取り付け位置は、自由に移動できる形態となっている。リボン状端子の太陽電池パネルの搬送方向と直角な方向の取り付け位置と間隔が変わっても自由に移動設定することができる。また門型のフレームは、検査装置Aの上面Sにて移動可能な構成となっていて太陽電池パネルのリボン状端子の太陽電池パネルの搬送方向の位置の変更に対応することができる。
<2>リボン状端子接続装置の全体構成
本発明のリボン状端子接続装置の全体構成を図2、図3及び図4により説明する。図2は、図1のZ方向(検査装置の上方)からみた平面図であり、図3は図1のX方向からみた正面図であり、図4は図1のY方向からみた側面図である。接続ユニットUは、門型フレームの上部の梁Bに配置されている。 接続ユニットUは、図4に示すように起立手段100と、リボン状端子の根元を押える根元押え手段300と、前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段400を備えている。また接続ユニットUの図1のY方向にシフトさせるためのシフト手段を備えている。
検査装置Aに太陽電池パネル200が搬入されるとリボン状端子を図3のセンサDにより太陽電池パネルのリボン状端子を検知し所定の位置で太陽電池パネルは位置決めされる。その後図3の接続ユニットのシフト手段500のシリンダCを矢印方向に作動してリボン状端子Rと起立手段の起立部材の太陽電池パネルの搬送方向と直角な方向の位置が一致する。起立部材は、またはリボン状端子2個分、リボン状端子の間隔に合わせて配置されている。
接続ユニットのシフト手段500は、以下のように構成されている。端子接続ユニットを取り付けするフレームFの梁Bに取付板52を設け、その上に1組のガイド部材51が設置されている。そのガイド部材51にベースプレート50が取り付けされている。ベースプレート50は、シリンダCによりガイド部材によりガイドされて移動することができる。
<3>起立手段100の構成
起立手段100は、図5のとおり先端には起立部材が設けられている。本実施例の起立部材は、先端がテーパ状となったスクレーパ状部材10である。太陽電池パネルの裏面材上に横たわっているリボン状端子は、接続ユニットに備えられた各アクュエータの機能により、リボン状端子をスクレーパ状部材のテーパ面に載置させる。
起立手段100の昇降動作は、昇降シリンダ16と昇降シリンダ24により行われる。図5では、スクレーパ状部材10は、上昇している状態である。昇降シリンダ24がまず下降し、次に昇降シリンダ16が下降してスクレーパ状部材10は太陽電池パネル200の裏面材上に下降接触(以下「着地する」と記載する場合もある。)する。
まず第1段目の昇降動作を行う昇降部分の構成を説明する。昇降シリンダ24は、バックプレート25に取り付けされている。本実施例の場合、シリンダ24は、ガイド付きシリンダとしている。シリンダのエンドプレート21にはシリンダロッド22とガイドバー23が接続されている。エンドプレート21は、以下で説明する第2段目の昇降動作を行うシリンダ16が取付けされている取付板12に接続されている。シリンダ24は、ガイド付きシリンダでなく以下で説明する第2段目の昇降動作を行うシリンダとガイドおよびガイドバーにて昇降する構成とすることもできる。
次に第2段目の昇降動作を行う昇降部分の構成を説明する。スクレーパ状部材は、取付板11に固定されている。さらに取付板12上に設けたプレート15にガイド13が2個設けられている。そのガイドに摺動するようにガイドバー14が2本設けられている。ガイドバーの両端は、取付板11とエンドプレート18に固定されている。エンドプレート18にはシリンダ16のロッドの先端が取り付けされている。シリンダ16が下降すると、スクレーパ状部材は太陽電池パネルの裏面材上に着地する。またスプリング17は、ガイド13とエンドプレート18との間に設けられている。このスプリングは、スクレーパ状部材が下降するにしたがいスクリングに発生する圧縮力が増大しエアー圧による下降力と相殺され、スクレーパ状部材が太陽電池パネルの裏面材上に着地する時の押付力を軽減することができる。これによりスクレーパ状部材が太陽電池パネル200の裏面材上に着地した時に太陽電池セルの割れや損傷を無くすことができる。
このような押付力軽減手段としては図5ではスプリングを使用しているが、以下のよう構成とすることもできる。昇降用のシリンダ16とともにシリンダの上室は大気に通じていて下室に加圧エアーを供給するバランス用のシリンダを並べて設けそのシリンダロッドをエンドプレート18と接続されるように構成としも良い。またスペースを必要とするがカウンターウェイト方式で構成しても良い。
なお2段目の昇降部分は、リボン状端子の数量分(本実施例では2個)設けられている。これらは、独立して動作する形態が望ましい。しかし2個のリボン状端子を1組の昇降部分で動作させることも可能である。
さらに太陽電池パネル200の裏面材上に下降したスクレーパ状部材を裏面材上で進退させる構成について説明する。リボン状端子の接続ユニットUが取り付けされている梁Bに設けられたシフト手段500のベースプレート50にガイド付きシリンダ29は、取り付けされている。シリンダ29のシリンダロッド27およびガイドバー28が接続されるエンドプレート26は、スクレーパ状部材10の第1段目の昇降シリンダ24を取り付けたバックプレート25に接続されている。このシリンダ29によりスクレーパ状部材は太陽電池パネル200の裏面材上を水平方向に進退することができる。
上記の進退用シリンダ29に移動量を計測できる検出器を設ける構成とすることができる。検査装置内の太陽電池パネルの位置は位置決め装置により確定する。太陽電池パネルの裏面材のスリットの位置は、各太陽電池パネルごとに異なるので、別装置等にて計測し、計測結果を検査装置Aの制御装置に転送する。これによりシリンダ等に設けた移動量検出器により移動量が分かるのでスムレーパ状部材にリボン状端子が載置される位置に到達したことを確認し進退シリンダを停止することができる。このような構成は、具体的にはシリンダはパルス駆動のモータシリンダとし位置確認はリニアエンコーダを使用し実現することができる。
<4>根元押え手段300の構成
根元押え手段300は、起立手段100の進退シリンダ29により太陽電池パネルの裏面材上に着地したスクレーパ状部材10をリボン状端子に移動させる前に、リボン状端子の根元、すなわち太陽電池パネル200の裏面材のスリットからリボン状端子が引き出される部分を押える。これによりスクレーパ状部材のテーパ面にリボン状端子を載置する際に、左右に捩れたりすることがなく、円滑にリボン状端子を載置することができる。
根元押え手段300は、図5に示すように接続ユニットUのシフト手段500を取り付けしている梁Bにブラケット30を固定し、そのブラケットに昇降シリンダ31を設けている。シリンダはガイド付きのシリンダとしているが特にこれに限られるものではない。ガイド付きシリンダのエンドプレート32にサポート用金具33を設けその先端部に押え部材34を取り付けしている。根元押え手段300は、スクレーパ状部材10のテーパ部に載置されたリボン状端子に検査装置側端子を接続する端子接続手段400が接続動作する際に干渉することが無いように、スクレーパ状部材のテーパ面の角度と直角な方向に設置されている。図9は、リボン状端子を根元押え手段の押え部材で押えた状態の拡大図である。
なお根元押え手段は、リボン状端子の数量分(本実施例では2個)設け独立して動作する形態が望ましい。しかし2個のリボン状端子に対して1組の根元押え手段にて動作さることも可能である。またリボン状端子を押える押え部材34は、押し付けが均等になされるためにウレタン等の変形しやすい樹脂製のブロックとしている。
さらに根元押え手段は、図5に示す形態と異なり移動手段500のベースプレート50に取り付ける構成とすることもできる。
<5>端子接続手段400の構成
端子接続手段400は、先端がテーパ状となったスクレーパ状部材10のテーパ面に載置されたリボン状端子Rに検査装置側の端子を接続する動作を行う。端子接続手段は、図5に示すようにスクレーパ状部材10の第2段目昇降部分のシリンダ16の取り付け用プレート15にブラケット40を固定し、そのブラケット40に昇降シリンダ41を設けている。シリンダはガイド付きのシリンダとしているが特にこれに限られるものではない。ガイド付きシリンダのエンドプレート42にサポート用金具43を設けその先端部に端子接続部材44を取り付けしている。端子接続手段400は、根元押え手段300と同様、スクレーパ状部材10のテーパ部に載置されたリボン状端子のテーパ先端部を押えるため、スクレーパ状部材のテーパ角度と直角な方向に設置されている。端子接続部材は、スクレーパ状部材上に載置されたリボン状端子に接続する際に均等に接触する必要があるので角型のブロック状の部材内に多数の導電性のピンを可動式に設けて構成されている。
<4>で説明した根元押え手段300により、リボン状端子の太陽電池パネルの裏面材のスリットから引き出された根元部分が押えられた状態でスクレーパ状部材上に載置されたリボン状端子に検査装置側の端子が接続される。なお端子接続手段は、リボン状端子の数量分(本実施例では2個)設け独立して動作する形態が望ましい。しかし2個のリボン状端子に対して端子接続部材は2個互いに電気的に絶縁した状態で1組の端子接続手段にて動作さることも可能である。
上記実施例の説明において起立手段100、根元押え手段300および端子接続手段400を動作させるアクチュエータとしてはシリンダを使用している。しかしアクチュエータは、シリンダに限定されることはなく、その他のリニアアクチュエータを使用することが可能でさる。
<6>リボン状端子接続装置の動作
次に、上記実施例の動作について図6、図7、図8により説明する。本発明のリボン状端子接続装置の対象となる被測定物の太陽電池パネル200には、図16(a)のように正極側のリボン状端子R1と負極側のリボン状端子R2がある。上記構成の接続ユニットUによりそれぞれのリボン状端子に以下のように検査装置側の端子を接続する。
1)初期状態
図5は、起立手段のスクレーパ状部材10が上昇した状態である。図5におけるシリンダ16とシリンダ24は、上昇位置にある。
2)動作1(図6参照)
起立手段の第1段目昇降シリンダ24により太陽電池パネルの裏面材からある一定距離の位置にスクレーパ状部材を下降させる。その後第2段目昇降シリンダ24によりスクレーパ状部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる。この時第2段目の昇降シリンダは、スプリング17が縮みスクレーパ状部材による太陽電池パネル200の押付力を軽減される。スクレーパ状部材が太陽電池パネルの裏面材上に着地する際の衝撃を軽減または無くすことができる。このような構成によりスクレーパ状部材が太陽電池パネル上に着地しても太陽電池セルの損傷や割れは無い。
3)動作2(図6参照)
動作1が終了後、根元押え手段300の昇降シリンダ31を下降させてリボン状端子の根元部分を図9のように押さえる。すなわち太陽電池パネルの裏面材上に引き出されたリボン状端子の根元部を押える。
4)動作3(図7参照)
図6の状態から起立出段100の進退シリンダ29を後退させる。この動作により、太陽電池パネルの裏面材上に着地しているスクレーパ状部材は、その裏面材上を接触しながらリボン状端子に向かって移動する。リボン状端子は、図16(b)の状態になっているのでシリンダ29の後退端において、スクレーパ状部材のテーパ面に載置される。
動作1にて説明したようにスクレーパ状部材の昇降機構の押付力軽減効果により、スクレーパ状部材は、太陽電池パネルの裏面材上を円滑に移動することができる。
5)動作4(図8参照)
図7の動作3が完了した後、端子接続手段400の昇降シリンダ41を下降させる。昇降シリンダ41のエンドプレートに取り付けされた端子接続部材44は検査装置側の端子と接続されている。これにより太陽電池パネルのリボン状端子と検査装置側の端子が接続される。
一方側のリボン状端子も1)から5)の動作が同時並行し太陽電池パネルのリボン状端子と検査装置側の端子が接続される。これにより検査装置Aに載置された被測定物である太陽電池パネルの検査測定が開始される。検査終了後、根元押え手段300と端子接続手段400が上昇し、起立手段100の進退シリンダ29が前進し、起立手段100の第1段目の昇降シリンダ24と第2段目の昇降シリンダ16が上昇し、接続ユニットUは1)の初期状態に戻る。
実施例1における動作の説明では、起立手段100のスクレーパ状部材は、太陽電池パネルの裏面材上に下降し着地させていた。しかし太陽電池パネル裏面材上のリボン状端子の状態が図16(b)のように先端部に明らかに開口部がある場合には、スクレーパ状部材を太陽電池パネルの裏面材上に着地させることなくある隙間を持たせて下降させ、起立手段の進退用シリンダ29を後退させることによりスクレーパ状部材のテーパ面にリボン状端子を載置させる形態も可能である。これにより太陽電池パネルの裏面材上にスクレーパ状部材が着地しないので太陽電池パネルへの押し付け力は皆無であり太陽電池セルの損傷や割れは皆無である。
実施例3は、実施例1の<6>「リボン状端子接続装置の動作」の動作3が完了した後、動作4の前に起立手段100のスクレーパ状部材10が太陽電池パネル200の裏面材からわずか離れる程度の距離分上昇させる動作を追加したものである。図10に示したように、次の動作でスクレーパ状部材10のテーパ面上に載置されているリボン状端子に端子接続手段400の端子接続部材44が下降しても、太陽電池パネルの裏面材に押付け力が加わることは無い。端子接続手段400をリボン状端子に押付ける時にその衝撃力が太陽電池パネルの裏面材に加わることがないので太陽電池セルの割れや損傷をさらに確実に防止することができる。
このような本実施例3の動作を追加するための具体的な方法は、起立手段100の第1段目または第2段目の昇降シリンダを2段式とすることにより実現することができる。
また本実施例3の動作は、図5における第2段目の昇降部分を図11、図12、図13により説明する構成に変更することによって行なうこともできる。図11から図13は、図5と異なる部分のみの説明図であり、他の部分は図5と同じ構成である。以下図11から図13にしたがって説明する。第2段目昇降シリンダ16のロッドの先端にはプッシャー20Aを介してバー19が設けられている。さらにバー19の先端にはストッパー20Bが設けられている。図5ではエンドプレート18にはシリンダ16のロッドが接続されているのでシリンダ16の昇降動作とともにスクレーパ状部材は昇降する。図11では、エンドプレート18には、シリンダ16のロッドの先端のプッシャー20Aを介して接続されたバー19が貫通できる孔が設けられている。
図11は、スクレーパ状部材10が上昇している状態(実施例1の初期状態)である。この状態から図5の第1段目の昇降シリンダ24によりスクレーパ状部材は、1段目下降量H下降し、2点鎖線の位置まで到達する。スクレーパ状部材が2点鎖線の位置に下降しても2段目の昇降部分の状態は変わらない。スクレーパ状部材にはガイドバー14が、ガイド13によりガイドされて2本設けられていてエンドプレート18に接続されている。エンドプレート18とガイド13の間に略自然状態でスプリング17が設けられている。この時、シリンダ16は、上昇していてプッシャー20Aはエンドプレートと接触している。エンドプレート18とガイド13との間の距離はL1となっており、エンドプレート18とストッパー20Bとの間の距離はL2となっている。この状態から2段目の昇降シリンダ16により2段目下降量hだけ下降し太陽電池パネルの裏面材上に着地する。図12は、スクレーパ状部材10が太陽電池パネルの裏面材上に着地した状態を示している。図12のようにシリンダ16がL2だけ下降しストッパー20Bがエンドプレート18に接触した後さらにhだけ下降しスクレーパ状部材が太陽電池パネルの裏面材上に着地する。この時エンドプレート18とストッパー20Bとの間の距離は(L2―h)となっている。
図5の1段目のシリンダ24は、下降端まで下降しているので、図12の動作ではスクレーパ状部材が太陽電池パネルの裏面材上に着地すると、太陽電池パネルにはシリンダ16の下向きの力とスプリング17の圧縮力による上向きの反発力の差が押付力として作用することになる。この押付力は、スプリングのバネ定数、シリンダのボア径とエアー圧を適宜設定することにより軽微なものとすることができる。
図12の状態からシリンダ16をストロークL2だけ上昇させると、図13のような状態になる。すなわちプレート18は、プッシャー20Aによりストローク(L2+G)だけ上昇する。これによりスクレーパ状部材と太陽電池パネルの裏面材との間に隙間Gが発生することになる。隙間Gの量は、プッシャー20Aの厚さ寸法を変更する、またはカラーをプッシャー20Aの上部に挿入することにより調整する。この時エンドプレート18とガイド13との間の距離は(L2―h+G)となっている。
実施例1から実施例3では、起立手段の昇降動作は第1段目と第2段目の昇降動作についてそれぞれ昇降シリンダ(アクチュエータ)を設けていた。しかし本実施例では、起立手段100のスクレーパ状部材10は、昇降動作は1個のシリンダ(アクチュエータ)にて行う。
1個のシリンダを用いてスクレーパ状部材10を急速下降させる。スクレーパ状部材が裏面材に接近したことの確認手段を設ける。この確認手段としては、図14に示すようにスクレーパ状部材の底面側に一定圧のエアーが吹き出されるノズル穴が設けられている。このようなノズル穴を備えたスクレーパ状部材が太陽電池パネルの裏面材上に接近するとノズル穴から吹き出されるエアーの背圧が上昇する。この背圧の変化を検知しながら背圧がある閾値を超えたらシリンダの下降動作を停止させる。
またこのようなエアーのノズル穴を使用する方法と異なり、レーザなどを使用した測距センサをスクレーパ状部材の取り付け部材に設け下降動作中のスクレーパ状部材と太陽電池パネルの裏面材との距離を検知しある設定した隙間が発生する位置で停止させる構成でも良い。
上記のようにスクレーパ状部材を太陽電池パネルの裏面材との間の距離がある隙間(一定距離)になったら、下降動作を停止させ、前述のように起立手段の進退シリンダ29を後退させてスクレーパ状部材のテーパ面にリボン状端子を載置させることができる。これにより太陽電池パネルの裏面材上にスクレーパ状部材が着地しないので太陽電池パネルへの押し付け力は皆無であり太陽電池セルの損傷や割れは皆無である。
また上記のようにスクレーパ状部材を太陽電池パネルの裏面材との間の距離がある隙間(一定距離)になったら、昇降シリンダのエアー回路を公知の圧力変更回路により低圧に切り替え、太陽電池パネルの裏面材上にスクレーパ状部材を着地させることもできる。これにより太陽電池パネルの裏面材上にスクレーパ状部材が着地する時の押付力を軽減させることができる。
さらにこのような構成とすることにより起立手段100のスクレーパ状部材の下降時間を短縮することができ、検査装置Aで太陽電池パネルを測定検査する時間を短縮することができる。
太陽電池パネルの裏面材上に横たわるリボン状端子の材質や厚さなどにより図16(b)の開口部の寸法が十分無く、スクレーパ状部材のテーパ面で起立が難しい場合は、接続ユニットUを以下のよう構成とすることもできる。本実施例では、図15に示すように根元押え手段300に吸着手段600を取り付けている。
吸着手段600は、図15に示すように根元押え手段300の昇降シリンダ31に昇降用のシリンダ61を取り付けしている。シリンダはガイド付きのシリンダとしているが特にこれに限られるものではない。ガイド付きシリンダのエンドプレート62に吸着部材63を取り付けしている。吸着部材の先端にはエアー吸着穴64が設けられている。シリンダ61によりリボン状端子に吸着部材63が接近するとリボン状端子はエアー吸着穴によりエアー吸着され起立される。
本実施例では、起立手段100の進退シリンダ29の後退動作(<5>の動作3)をする前に、根元押え手段が作動する。根元押え手段300に設けた吸着手段600を作動させリボン状端子を起立させ、その後起立手段の進退シリンダ29を後退させる。これによりスクレーパ状部材のテーパ面にリボン状端子が載置される。
このような吸着手段を追加した構成とすることにより、リボン状端子を確実に起立させることができ、検査装置側の端子とのリボン状端子の接続を確実にすることができる。
10 スクレーパ状部材
11 取付板
12 取付板
13 ガイド
14 ガイドバー
15 プレート
16 昇降シリンダ
17 スプリング
18 エンドプレート
19 バー
20A プッシャー
20B ストッパー
21 エンドプレート
22 シリンダロッド
23 ガイドバー
24 昇降シリンダ
25 バックプレート
26 エンドプレート
27 シリンダロッド
28 ガイドバー
29 進退シリンダ
30 ブラケット
31 昇降シリンダ
32 エンドプレート
33 サポート金具
34 押え部材
40 ブラケット
41 昇降シリンダ
42 エンドプレート
43 サポート金具
44 端子接続部材
50 ベースプレート
51 ガイド部材
52 取付板
61 昇降シリンダ
62 エンドプレート
63 吸着部材
64 エアー吸着穴
100 起立手段
200 太陽電池パネル
300 根元押え手段
400 端子接続手段
500 接続ユニットシフト手段
600 吸着手段
A 検査装置
B 梁
C シリンダ
D 検出器
F フレーム
G 隙間
K 遮光カバー
M ベースフレーム
R リボン状端子
S 上面
U リボン状端子接続ユニット

Claims (9)

  1. 太陽電池パネルの裏面材の表面に引き出されているリボン状端子に、検査装置側の端子を接続する太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置であって、
    裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段と、
    リボン状端子の根元を押える根元押え手段と、
    前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段を有し、
    前記起立手段の起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に略接触状態になるように下降させ、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押え、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態のリボン状端子の先端側から前記起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動手段により移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させることを特徴とする太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  2. 前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させる際に、起立部材を太陽電池パネルの裏面材の表面から上昇させ、前記端子接続手段により起立部材上に載置されたリボン状端子と検査装置側の端子を接続させることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  3. 前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に、前記起立部材には、裏面材の表面位置を確認する確認手段を設け、前記確認手段により前記裏面材の表面位置を検出し、前記起立部材が裏面材上に接触する際の押付力を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  4. 太陽電池パネルの裏面材の表面に引き出されているリボン状端子に、検査装置側の端子を接続する太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置であって、
    裏面材上の前記リボン状端子を起立させる起立手段と、
    リボン状端子の根元を押える根元押え手段と、
    前記検査装置側の端子を接続する端子接続手段を有し、
    前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に、前記起立部材には、裏面材の表面位置を確認する確認手段を設け、前記確認手段により前記裏面材の表面位置を検出し、前記起立部材を裏面材上に隙間を有して下降させ、リボン状端子の裏面材から引き出された根元部分を前記根元押え手段にて押え、前記起立部材を裏面材上に横たわった状態のリボン状端子の先端側から前記起立部材上にリボン状端子が載置されるよう移動手段により移動させ、その後、前記端子接続手段により前記起立部材上に載置されたリボン状端子上に検査装置側の端子を接続させることを特徴とする太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  5. 前記起立部材を太陽電池パネルの裏面材上に下降させる下降手段は、1段目下降手段と2段目の下降手段を有し、
    1段目下降手段により前記起立部材を裏面材表面からある一定距離の位置で停止させ、その後2段目下降手段により太陽電池パネルの裏面材上に下降させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  6. 前記2段目下降手段は、起立手段の押付力を軽減させるための軽減手段を有し、
    前記起立部材が前記2段目下降手段により太陽電池パネルの裏面材上に下降させる際に前記押付力軽減手段を動作させることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  7. 前記起立部材を裏面材上に横たわった状態の先端側から起立部材上にリボン状端子が載置されるように移動させる際に、前記移動手段には移動量の検出手段を設け、起立部材上にリボン状端子が載置されたことを確認することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  8. 前記リボン状端子の吸着手段を設けリボン状端子を起立させることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかにに記載の太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。
  9. 前記起立部材は、その先端がテーパ状の部材であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載に太陽電池パネル用のリボン状端子接続装置。

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