JP2011048521A - 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011048521A
JP2011048521A JP2009194985A JP2009194985A JP2011048521A JP 2011048521 A JP2011048521 A JP 2011048521A JP 2009194985 A JP2009194985 A JP 2009194985A JP 2009194985 A JP2009194985 A JP 2009194985A JP 2011048521 A JP2011048521 A JP 2011048521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
writing
handwriting
unit
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009194985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5444946B2 (ja
Inventor
Tomoya Saito
智哉 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2009194985A priority Critical patent/JP5444946B2/ja
Publication of JP2011048521A publication Critical patent/JP2011048521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5444946B2 publication Critical patent/JP5444946B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】媒体に対してなされた筆記の中から重要な筆記を抽出できる可能性を高める。
【解決手段】会議サーバ70では、受信部71が、筆跡情報の表示要求と抽出条件を受信し、筆跡管理部72が、抽出条件を満たす筆跡情報を抽出する。ここで、抽出条件が、「多く書かれた領域における筆跡情報を抽出」であれば、筆跡カウンタが最大の領域に関連付けられた筆跡情報を抽出する。また、「ユーザ情報に基づいて筆跡情報を抽出」であれば、ユーザ情報記憶部75に記憶されたユーザ情報が条件を満たす筆跡情報を抽出する。更に、「多く書かれた時間間隔における筆跡情報を抽出」であれば、筆跡カウンタが最大の時間間隔に関連付けられた筆跡情報を抽出する。そして、表示情報生成部77が、この抽出された筆跡情報を電子文書に重畳して表示するための表示情報を生成し、送信部79が、表示情報を送信する。
【選択図】図9

Description

本発明は、筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、プログラムに関する。
参加者間での共同ドキュメント書込みを可能にする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、参加者に少なくとも1つのドキュメント書込みフォームを提供し、コンピュータシステムにおいて、ドキュメント書込みセッションに参加している参加者が操作する検出デバイスから表示データを受信し、コンピュータシステムにおいて又表示データから、ドキュメント書込みセッションに関する少なくとも1つのパラメータを識別し、参加者から遠隔にいる少なくとも1人の他の参加者に、少なくとも1つのパラメータを表す情報を含む少なくとも1つのドキュメント書込みフォームを提供している。
特表2003−504716号公報
本発明の目的は、媒体に対してなされた筆記の中から重要な筆記を抽出できる可能性を高めることにある。
請求項1に記載の発明は、媒体に対してなされた筆記の属性情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記属性情報が、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件を満たす場合に、当該属性情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記属性情報を有する筆記の内容を示す筆記情報を取得する取得手段とを備えたことを特徴とする筆記情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記属性情報は、筆記がなされた前記媒体における位置を示す位置情報であり、前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶された前記位置情報が、予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた前記媒体における領域内の位置を示す場合に、当該位置情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記位置情報は、前記予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた領域内の位置を示す第1の位置情報と、前記予め定めた基準を超えた量の筆記がなされていない領域内の位置を示す第2の位置情報とを含み、前記取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを連結して得られた前記筆記情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の筆記情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記属性情報は、筆記に用いられた電子筆記具の所有者に関する所有者情報であり、前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶された前記所有者情報が予め定めた条件を満たす場合に、当該所有者情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記属性情報は、筆記がなされた時間帯を示す時間帯情報であり、前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶された前記時間帯情報が、予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた時間帯を示す場合に、当該時間帯情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記取得手段により取得された前記筆記情報を、前記媒体に印刷された印刷情報に重畳して表示するための表示情報を生成する生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の筆記情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、筆記がなされた媒体における位置を示す位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記位置情報が、予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた前記媒体における領域内の位置を示す場合に、当該位置情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記位置情報を連結して得られた筆記情報を取得する取得手段とを備えたことを特徴とする筆記情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、媒体に対してなされた筆記の属性情報を管理する管理装置と、筆記の内容を画像化した筆記画像を出力する出力装置とを備え、前記管理装置は、自装置が管理する前記属性情報が、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件を満たす場合に、当該属性情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記属性情報を有する筆記の内容を示す筆記情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記筆記情報を送信する送信手段とを備え、前記出力装置は、前記送信手段により送信された前記筆記情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記筆記情報に基づいて、前記筆記画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする筆記情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、媒体に対してなされた筆記の属性情報を記憶手段に記憶する機能と、前記記憶手段に記憶された前記属性情報が、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件を満たす場合に、当該属性情報を抽出する機能と、抽出された前記属性情報を有する筆記の内容を示す筆記情報を取得する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、媒体に対してなされた筆記の中から重要な筆記を抽出できる可能性が高まる。
請求項2の発明によれば、基準を超えた量の筆記がなされた領域内の筆記を重要な筆記として抽出することができる。
請求項3の発明によれば、基準を超えた量の筆記がなされた領域と基準を超えた量の筆記がなされていない領域とに跨る筆記情報を取得することができる。
請求項4の発明によれば、筆記に用いられた電子筆記具の所有者に関する情報によって決定された筆記を重要な筆記として抽出することができる。
請求項5の発明によれば、基準を超えた量の筆記がなされた時間帯における筆記を重要な筆記として抽出することができる。
請求項6の発明によれば、重要な筆記と媒体における印刷情報とを合成して見せることができる。
請求項7の発明によれば、基準を超えた量の筆記がなされた領域内の筆記を重要な筆記として抽出することができる。
請求項8の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、媒体に対してなされた筆記の中から重要な筆記を抽出できる可能性が高まる。
請求項9の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、媒体に対してなされた筆記の中から重要な筆記を抽出できる可能性が高まる。
本発明の実施の形態が適用されるコンピュータシステムの構成例を示した図である。 本発明の実施の形態における文書サーバの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における識別情報サーバの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における印刷文書出力時の動作例を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態で生成される符号画像の例を示した図である。 本発明の実施の形態で記憶される媒体管理情報の例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルペンの構成例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルペンの制御回路の機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における会議サーバの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における印刷文書への筆記時の動作例を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態で用いられるユーザ情報の例を示した図である。 本発明の実施の形態で用いられる筆跡管理情報の例を示した図である。 本発明の実施の形態において筆跡情報を表示する端末装置の機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における筆跡情報の表示時の動作例を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態における第1の筆跡情報合成処理の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における第2の筆跡情報合成処理の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における第3の筆跡情報合成処理の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における筆跡情報の合成結果の第1の表示例を示した図である。 本発明の実施の形態における筆跡情報の合成結果の第2の表示例を示した図である。 本発明の実施の形態を実現可能なコンピュータのハードウェア構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成について説明する。
図1は、本実施の形態のコンピュータシステムの構成例を示したものである。
図示するように、このコンピュータシステムは、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40と、端末装置50と、会議サーバ70とがネットワーク80に接続されることにより構成されている。また、端末装置50には、デジタルペン60が通信装置55を介して接続されている。
端末装置10は、文書サーバ20に対して電子文書の印刷を要求するコンピュータ装置である。ここで、端末装置10としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
文書サーバ20は、電子文書を記憶し管理するコンピュータ装置である。また、端末装置10から電子文書の印刷要求があると、電子文書の画像と、識別情報及び位置情報を表す符号画像とを生成し、これらを合成した合成画像を媒体に印刷する印刷命令を画像形成装置40に対して出力する。この場合、識別情報とは、媒体を一意に特定するための情報であり、位置情報とは、媒体上の座標位置を特定するための情報である。ここで、文書サーバ20としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
識別情報サーバ30は、媒体に付与する識別情報を発行するコンピュータ装置である。そして、発行した識別情報を、その識別情報が付与される媒体に印刷される電子文書と関連付けて記憶する。ここで、識別情報サーバ30としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
画像形成装置40は、媒体に画像を印刷し、印刷文書として出力する装置である。この画像形成装置40は、プリンタの機能のみを備えたものであってもよいし、他にスキャナやファクシミリの機能を備えたものであってもよい。ここで、画像形成装置40における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。尚、以下では、媒体に付与する識別情報を識別情報サーバ30が発行するものとして説明するが、システム内で重複なく発行できるのであれば識別情報はどの装置で発行してもよく、この画像形成装置40で発行するようにしてもよい。その場合は、例えば、画像形成装置40の機械番号と画像形成装置40におけるプリントカウントの値とを結合したものを識別情報として用いるとよい。
端末装置50は、印刷文書に対する筆記を電子化した情報(以下、「筆跡情報」という)を、印刷文書に記録された画像の元となる電子文書に反映させるために会議サーバ70に送信するコンピュータ装置であり、出力装置の一例である。また、筆跡情報を反映する対象の電子文書をディスプレイに表示し、その上に筆跡情報を重ねて表示するようにしてもよい。ここで、端末装置50としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。尚、本実施の形態では、筆記の内容を示す筆記情報の一例として、筆跡情報を用いている。また、筆跡情報を主に手書き情報として説明するが、これに限らず、例えば、建築や機械等の図面データを出力する装置であるプロッタ等によって機械的に描画された情報であってもよい。
通信装置55は、デジタルペン60から筆跡情報を取得して端末装置50に送信する装置である。例えば、デジタルペン60を差し込む差込口を設け、この差込口にデジタルペン60が差し込まれると、デジタルペン60に記憶された筆跡情報を端末装置50に送信するようにするとよい。ここで、端末装置50との間の通信の方式としては、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信機能等、種々の方式が考えられる。また、図では、通信装置55をデジタルペン60と別体のものとして示しているが、必ずしも別体である必要はなく、一体に構成してもよい。
デジタルペン60は、電子筆記具の一例であり、印刷文書上に文字又は図形を筆記するために用いられるペンデバイスである。また、媒体に印刷された符号画像を読み取る撮像素子を備える。そして、撮像素子で読み取った符号画像から位置情報を検出し、筆記した文字又は図形をイメージデータ化した筆跡情報をこの位置情報に基づいて生成し記憶する。
会議サーバ70は、複数の端末装置50の間でネットワーク80を介して行われる遠隔会議を管理するコンピュータ装置である。例えば、遠隔会議ごとに、参加者の識別情報、参加者が使用する端末装置50の識別情報、資料として使用される電子文書等を管理する。そして、ある参加者の端末装置50から遠隔会議に対する操作情報が入力された場合は、その操作情報が他の参加者の端末装置50へ送信されるように制御する。また、本実施の形態では、遠隔会議で使用する電子文書が印刷された媒体に対する筆跡情報を管理し、参加者からの要求に応じて、電子文書に筆跡情報を重ねた表示情報を端末装置50に送信する機能も有しており、管理装置の一例である。ここで、会議サーバ70としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
ネットワーク80は、各種情報の交換に用いる通信手段である。このネットワーク80としては、インターネットやLAN(Local Area Network)が例示される。
尚、本明細書では、媒体に記録する画像の元となる電子データを「電子文書」と表記するが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、データベース管理ソフトウェアや表計算ソフトウェアで記録されるデータ、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
また、本明細書において、「媒体」は、画像を印刷可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であっても構わない。
更に、本明細書では、電子文書、媒体、更にはデジタルペン60やユーザについて、それぞれを一意に識別するための識別情報を用いて処理を行うが、単に「識別情報」というときは、このうち、媒体の識別情報を意味するものとする。
ところで、本実施の形態では、このようなコンピュータシステムにおいて、印刷文書の出力、印刷文書への筆記、筆跡情報の表示という三段階の動作を行う。そこで、以下ではこれらを分けて説明する。
[印刷文書の出力]
印刷文書を出力するときには、文書サーバ20及び識別情報サーバ30が中心となって動作するので、これらのサーバの構成について説明する。
まず、文書サーバ20の構成について説明する。
図2は、文書サーバ20の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、文書サーバ20は、受信部21と、識別情報取得部22とを備える。また、識別符号生成部25aと、位置符号生成部25bと、符号配置部25cと、パターン画像記憶部25dと、符号画像生成部25eとを備える。更に、文書画像生成部26と、画像合成部27と、送信部29とを備える。
受信部21は、端末装置10から印刷要求を受信する。ここで、印刷要求には、印刷対象となる電子文書の識別情報(以下、「文書ID」という)と、その電子文書の印刷対象のページ番号と、印刷に関する各種設定(以下、「印刷設定」という)とが含まれる。
識別情報取得部22は、受信部21から文書ID、ページ番号、印刷設定を取得し、これを送信部29に渡して識別情報の発行要求の送信を指示し、これを文書画像生成部26に渡して文書画像の生成を指示する。また、受信部21から識別情報を取得し、これを識別符号生成部25aに渡して識別符号の生成を指示する。
識別符号生成部25aは、媒体を特定する識別情報を符号化して識別符号を生成する。
位置符号生成部25bは、媒体上の座標位置を示す位置情報を符号化して位置符号を生成する。
符号配置部25cは、識別符号生成部25aにて生成された識別符号や、位置符号生成部25bにて生成された位置符号等を予め定めたレイアウトに従って2次元平面に配置し2次元の符号配列を生成する。
パターン画像記憶部25dは、符号配列に格納される各符号の符号値に対応するパターン画像を記憶する。
符号画像生成部25eは、符号配置部25cが生成した2次元の符号配列を参照し、各符号値に対応したパターン画像を選択して符号画像を生成する。
文書画像生成部26は、識別情報取得部22から文書ID、ページ番号、印刷設定を取得し、この文書ID及びページ番号で特定される電子文書のページを図示しない記憶手段から読み出し、印刷設定に従ってその電子文書の文書画像を生成する。
画像合成部27は、符号画像生成部25eが生成した符号画像と、文書画像生成部26が生成した文書画像とを合成し、合成画像を生成する。
送信部29は、識別情報サーバ30に対して識別情報の発行要求を送信する。また、画像形成装置40に対して媒体に対する画像の印刷命令を送信する。
次に、識別情報サーバ30の構成について説明する。
図3は、識別情報サーバ30の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、識別情報サーバ30は、受信部31と、媒体管理部32と、媒体管理情報記憶部33と、送信部39とを備える。
受信部31は、文書サーバ20から識別情報の発行要求を受信する。また、会議サーバ70から識別情報を指定した文書ID、ページ番号、印刷設定の検索要求を受信する。
媒体管理部32は、識別情報の発行要求があると、識別情報を重複することなく発行し、その際に指定された文書ID、ページ番号、印刷設定を、識別情報に関連付けて記憶する。更に、識別情報が指定されると、その識別情報に対応する文書ID、ページ番号、印刷設定を取り出す。
媒体管理情報記憶部33は、識別情報と、その識別情報が付与された媒体に印刷された電子文書の文書IDと、その識別情報が付与された媒体に印刷された電子文書のページのページ番号と、それが付与された媒体に電子文書が印刷された際の印刷設定とを記憶するデータベースである。
送信部39は、文書サーバ20からの要求に応じて発行した識別情報を文書サーバ20に送信する。
次いで、印刷文書を出力するときの動作について説明する。
図4は、このときの文書サーバ20及び識別情報サーバ30の動作を示したシーケンス図である。
文書サーバ20では、まず、受信部21が、電子文書の印刷要求を端末装置10から受信する(ステップ211)。この電子文書の印刷要求には、文書ID、ページ番号、印刷設定が含まれる。ここで、文書IDとしては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)を用いるとよいが、電子文書を一意に特定することができるものであれば他の情報を用いてもよい。また、ページ番号は、電子文書のページの順番を表す数字等である。このページ番号は印刷設定に含めることもあるが、本実施の形態では、媒体に印刷される文書画像の元となる電子データを特定するものとして、印刷設定とは分けて説明する。更に、印刷設定は、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、複数ページを1枚の媒体にまとめて出力する機能、余白等の設定を含む。
受信部21は、これらの情報を受信すると、識別情報取得部22に受け渡す。すると、識別情報取得部22は、受け渡された情報を送信部29に渡し、送信部29が、これらの情報を識別情報サーバ30に送信することで、識別情報の発行を要求する(ステップ212)。
これにより、識別情報サーバ30では、受信部31が、文書ID、ページ番号、印刷設定を受信する(ステップ311)。そして、文書ID、ページ番号、印刷設定は媒体管理部32に渡され、媒体管理部32が、媒体管理情報記憶部33から未使用の識別情報を取り出す(ステップ312)。ここで、取り出す識別情報の数は、印刷設定に応じて決められる。つまり、基本的には、印刷するページ数に印刷部数を乗じて得られる数の識別情報が取り出される。但し、設定情報中に、複数ページを1枚の媒体にまとめて出力する機能の指定等がある場合は、それも考慮される。例えば、10ページの電子文書を2ページずつ1枚の媒体にまとめて5部印刷する場合は、25(=10÷2×5)個の識別情報が取り出される。
次に、媒体管理部32は、識別情報と文書IDとページ番号と印刷設定とを関連付けて媒体管理情報記憶部33に記憶する(ステップ313)。そして、ステップ312で発行された識別情報は送信部39に渡され、送信部39が、文書サーバ20に対し、識別情報を送信する(ステップ314)。
これにより、文書サーバ20では、受信部21が識別情報を受信する(ステップ213)。そして、受信部21は、受信した識別情報を識別情報取得部22に受け渡す。
すると、文書サーバ20は、識別情報と位置情報とを表す符号画像を生成する(ステップ214)。この符号画像の生成は、具体的には、次のような処理により行われる。
即ち、まず、識別情報取得部22が、ステップ213で取得した識別情報を識別符号生成部25aに渡し、識別符号生成部25aが、識別情報を符号化することで識別符号を生成する。尚、識別情報の符号化の詳細については後述する。
また、位置符号生成部25bは、受信部21から印刷設定を受け取り、印刷設定に応じた範囲の位置情報を符号化することで位置符号を生成する。尚、位置情報の符号化の詳細についても後述する。
その後、符号配置部25cが、識別符号と位置符号とを予め定めたレイアウトに従って配置し、これを符号画像生成部25eが、パターン画像記憶部25dに記憶されたパターン画像を用いて画像化することで符号画像を生成する。
また、文書サーバ20では、文書画像生成部26が、電子文書のページの文書画像を生成する(ステップ215)。その際、文書画像生成部26は、ステップ211で識別情報取得部22が取得した文書ID及びページ番号を受け取り、これに基づいて対象となる電子文書のページを図示しない記憶手段から読み出す。また、ステップ211で識別情報取得部22が取得した印刷設定を受け取り、これに基づいて文書画像を生成する。
そして、画像合成部27は、ステップ214で生成された符号画像と、ステップ215で生成された文書画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップ216)。
その後、合成画像は送信部29に渡され、送信部29が、合成画像の印刷命令を画像形成装置40に送信する(ステップ217)。ここで、合成画像の印刷命令は、例えば、文書画像の印刷命令の列からなるPDL(Page Description Language)ファイルに対し、符号画像として印刷する内容をPDLコマンドとして設定したPDLの形式で送信される。
これにより、画像形成装置40は、文書画像を例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のトナーを用いて媒体に印刷する。また、符号画像を例えばK(カーボンを含む黒)のトナー又は特殊トナーを用いて媒体に印刷する。
ここで、特殊トナーとしては、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上の不可視トナーが例示される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷文書における画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが人間の目で認識し難いものも、「不可視」に含める。
尚、ここでは、電子文書の画像に符号画像を合成して印刷することとしたが、白紙(ノートや付箋等)に符号画像を印刷する構成としてもよい。その場合は、ステップ211で受信する印刷要求に文書ID及びページ番号を含めないようにし、ステップ313で識別情報と文書ID、ページ番号、印刷設定との関連付けを行わないようにし、ステップ215における文書画像の生成は実行しないようにすればよい。
次に、本実施の形態で生成される符号画像について説明する。
図5は、符号画像を構成する画像等の一例を示した図である。
まず、符号画像を構成する単位パターンについて説明する。
図5(a)は、単位パターンの一例を示したものである。
単位パターンとは、情報埋め込みの最小単位である。図では、黒塗りの領域と斜線の領域をドット配置可能な領域とし、その間にある白色の領域をドット配置不可能な領域としている。そして、ドット配置可能な領域のうち、黒塗りの領域にドットが配置され、斜線の領域にはドットが配置されていないことを示している。即ち、図は、ドットを配置可能な9箇所の中から選択した2箇所にドットを配置することで単位パターンを構成した例を示したものである。ここで、9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは36(=)通りなので、単位パターンは、36種類存在する。このうち、4種類の単位パターンは、同期パターンとして使用される。同期パターンとは、画像の回転を検出したり、識別符号及び位置符号の相対的な位置を特定したりするためのパターンである。特に、画像の回転を検出する必要があることから、4種類の同期パターンとしては、そのうちの1つの同期パターンを90度回転するとそのうちの別の同期パターンになるようなものが選ばれる。また、この4種類の単位パターンを除く32種類の単位パターンは、識別符号及び位置符号を表現する情報パターンとして使用され、5ビットの情報が表現される。
ところで、図5(a)に示したドットは、あくまで情報表現のためのドットであり、画像を構成する最小の点を意味するドットとは必ずしも一致しない。本実施の形態において、情報表現のためのドット(図5(a)の最小の四角)は、600dpiにおける2ドット×2ドットの大きさを有している。600dpiにおける1ドットの大きさは0.0423mmなので、情報表現のためのドット(図5(a)の最小の四角)の一辺は、84.6μm(=0.0423mm×2)である。情報表現のためのドットは、大きくなればなるほど目に付きやすくなるため、小さいほうが好ましい。ところが、あまり小さくすると、プリンタで印刷できなくなってしまう。そこで、情報表現のためのドットの大きさとして、50μmより大きく100μmより小さい上記の値を採用している。但し、上記の値84.6μmは、あくまで計算上の数値であり、実際に印刷されたトナー像では100μm程度になる。尚、本明細書で「ドット」というときは、特に明示しない限り、画像を構成する最小の点を意味するドットではなく、情報表現のためのドットを指すものとする。
次に、このような単位パターンから構成される符号ブロックについて説明する。
図5(b)に、符号ブロックのレイアウトの一例を示す。尚、ここでは、画像ではなく、パターン画像によって置き換えられる直前の符号配列で示している。即ち、図5(b)の最小の四角(以下、「単位ブロック」という)に、図5(a)のような単位パターン(36通りの単位パターンのいずれか)が配置され、その画像が媒体に形成されることになる。
図5(b)のレイアウトでは、符号ブロックの左上の1つの単位ブロックに、同期符号が配置されている。また、同期符号が配置された単位ブロックの右側の4つの単位ブロックにX位置符号が配置され、同期符号が配置された単位ブロックの下側の4つの単位ブロックにY位置符号が配置されている。更に、これらの位置符号が配置された単位ブロックに囲まれた16(=4×4)個の単位ブロックに識別符号が配置されている。
ここで、識別情報の符号化について述べる。
識別情報を符号化する場合、識別情報を構成するビット列は、RS符号化を行うために複数のブロックに分割される。符号化には、いくつかの方法があるが、本実施の形態では、RS符号化が適している。RS符号は多値の符号法であり、この場合、単位ブロックで表現される値がRS符号の多値に対応するからである。例えば、1つの単位ブロックで5ビットの情報を表現する場合、60ビットの識別情報は、ブロック長が5ビットの12個のブロックに分割される。そして、2ブロックの誤りを訂正可能なRS符号を採用したとすると、符号長は16ブロックとなり、図5(b)の符号ブロックにおける識別符号が配置される単位ブロックに収まることになる。尚、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用してもよい。
次に、位置情報の符号化について述べる。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、ある長さのシフトレジスタとフィードバックによって生成される符号系列のうち、その周期が最長になる系列をいう。Kをシフトレジスタの段数とすると、M系列の系列長は2−1となる。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質を持つ。そこで、この性質を利用して位置情報を符号化する。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。即ち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。この場合、位置符号も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。
尚、本明細書では、説明を簡単にするために、識別情報と位置情報とは明確に区別して用いている。しかしながら、広範な位置情報を用意しておき、媒体ごとに異なる範囲から位置情報を切り出して埋め込み、位置情報の違いによって媒体を識別するという手法もある。そこで、このような手法においては、媒体を識別する機能が位置情報に備わっているものと見て、位置情報を識別情報としても考えるものとする。
ここで、ステップ313で記憶される媒体管理情報の具体的な内容について説明する。
図6は、媒体管理情報の具体例を示した図である。
図示するように、媒体管理情報は、識別情報と、文書IDと、ページ番号と、印刷設定とを対応付けたものとなっている。
このうち、識別情報は、既に述べた通り、媒体を一意に識別するための情報である。
また、文書IDは、既に述べた通り、電子文書を一意に識別するための情報である。
更に、ページ番号は、既に述べた通り、電子文書のページを示す例えば数字である。
更にまた、印刷設定は、既に述べた通り、端末装置10で電子文書の印刷が要求された際に設定された用紙サイズ、拡大縮小率等の情報である。
図には、文書ID「DocA」の電子文書の1ページ目を、識別情報「000001」、「000002」、「000003」、「000004」、「000005」のA4サイズの媒体に拡縮率100%で印刷したことが示されている。つまり、例えば、電子文書の1ページ目を印刷した紙の資料を5人の参加者に1枚ずつ配布して会議を行う場合に記憶される媒体管理情報を示したものである。
[印刷文書への筆記]
このようにして出力された印刷文書(例えば、紙の資料)を持参して行われる会議では、参加者が印刷文書にメモを記入することがある。本実施の形態では、この印刷文書への筆記をデジタルペン60で行い、筆記の内容を電子化した筆跡情報は会議サーバ70に記憶される。即ち、印刷文書への筆記を行うときには、デジタルペン60及び会議サーバ70が中心となって動作するので、これらの構成について説明する。
まず、デジタルペン60の構成について説明する。
図7は、デジタルペン60の構成例を示した図である。
図示するように、デジタルペン60は、ペン全体の動作を制御する制御回路61を備える。また、制御回路61は、読み取った符号画像を処理する画像処理部61aと、そこでの処理結果から識別情報及び位置情報を抽出するデータ処理部61bとを含む。
また、制御回路61には、デジタルペン60による筆記動作をペンチップ69に加わる圧力によって検出する圧力センサ62が接続されている。更に、媒体上に赤外光を照射する赤外LED63と、反射光を検知することによって符号画像を読み取る赤外CMOS64も接続されている。更にまた、識別情報及び位置情報を記憶するための情報メモリ65と、外部装置と通信するための通信回路66と、ペンを駆動するためのバッテリ67と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68も接続されている。
次に、このうち制御回路61において実現される機能構成について更に詳細に説明する。
図8は、制御回路61の機能構成例を示したブロック図である。尚、図では、制御回路61内の画像処理部61aとデータ処理部61bとに分けて、機能構成例を示している。
図示するように、画像処理部61aは、画像取得部611と、ドット配列生成部612とを備える。また、データ処理部61bは、符号配列生成部613と、識別情報取得部614と、位置情報取得部615と、筆跡情報生成部616とを備える。そして、更に、ペンID取得部617と、通信制御部619とを備える。
画像取得部611は、赤外CMOS64が印刷文書から読み取った符号画像を取得する。また、必要に応じて、符号画像に含まれるノイズを除去する。
ドット配列生成部612は、符号画像におけるドットの位置を参照して、ドット配列を生成する。即ち、2次元の配列上で、例えば、ドットがある位置に「1」を、ドットがない位置に「0」を記憶することにより、画像として検出したドットをデジタルデータに置き換える。そして、この2次元の配列をドット配列として出力する。
符号配列生成部613は、ドット配列上で、符号ブロック内の単位パターンに対応するブロックを検出する。具体的には、単位パターンが配置されるブロックと同じ形状及び大きさの枠をドット配列上で動かし、枠内のドット数が均等になる位置で枠を固定する。例えば、図5(a)の単位パターンを用いる場合であれば、3ドット×3ドットに対応する大きさの枠を動かし、枠内に含まれるドット数が2となる位置で枠を固定する。そして、その枠で区切られた各ブロック内のドット位置から定まる符号値を格納した符号配列を生成する。また、この符号配列が生成されると、予め定められた同期符号の符号値を検索することによって、同期符号の位置が特定される。
識別情報取得部614は、符号配列から同期符号の位置を基準にして識別符号を検出する。そして、画像生成時にRS符号化処理で用いたパラメータを用いて識別符号を復号し、識別情報を取得する。
位置情報取得部615は、符号配列から同期符号の位置を基準にして位置符号を検出する。そして、位置符号からM系列の部分系列を取り出し、画像生成時に使用したM系列におけるこの部分系列の位置を参照し、この位置を同期符号によるオフセットで補正した値を位置情報として取得する。尚、オフセットで補正するのは、位置符号の間に同期符号が配置されているためである。
筆跡情報生成部616は、位置情報取得部615が取得した位置情報を連結して筆跡情報を生成する。ここで、筆跡情報には、少なくともデジタルペン60のペン先の軌跡を電子化したデータが含まれるが、これ以外の情報を含んでもよい。ペン先の軌跡以外の情報としては、例えば、筆記した時にペンに設定されていた色の情報や、筆圧の情報等がある。
ペンID取得部617は、デジタルペン60の識別情報であるペンIDをペンIDメモリ68(図7参照)から取得する。
通信制御部619は、識別情報取得部614が取得した識別情報と、筆跡情報生成部616が生成した筆跡情報と、ペンID取得部617が取得したペンIDとを通信回路66に受け渡すことで、通信装置55への情報送信を実現する。また、会議サーバ70からの筆跡情報登録完了報告を受信した通信回路66から、この登録完了報告を受け取る。
次に、会議サーバ70の構成について説明する。
図9は、会議サーバ70の機能構成例を示したブロック図である。尚、会議サーバ70は、後述する筆跡情報の表示を行うときにも中心となって動作するので、図には、筆跡情報の表示のための構成も示している。
図示するように、会議サーバ70は、受信部71と、筆跡管理部72と、筆跡管理情報記憶部73と、電子文書記憶部74と、ユーザ情報記憶部75と、定義情報記憶部76と、表示情報生成部77と、送信部79とを備える。
受信部71は、印刷文書に対する筆記がなされた際には、識別情報、筆跡情報、ペンIDを端末装置50から受信する。また、筆跡情報の表示が指示された際には、筆跡情報を重ねて表示する対象となる電子文書の文書ID及びページ番号や、複数のユーザの筆跡情報から表示対象の筆跡情報を抽出する際の筆記の属性に関する抽出条件を端末装置50から受信する。ここで、筆記の属性としては、後述するように、筆記がなされた位置、筆記を行ったユーザ、筆記がなされた時刻等が例示される。
筆跡管理部72は、受信部71が受信した識別情報、筆跡情報、ペンIDを取得し、筆跡管理情報記憶部73に登録する。このとき、筆跡情報は、ストロークを単位としたストローク情報として登録される。ここで、ストロークとは、ペン先を媒体に接触させた状態でなされた一連の筆記のことである。また、筆跡情報には、筆跡における各点が指示された時刻の情報も含まれているので、ストロークが開始された時刻の情報も、筆記時刻として登録する。また、筆跡管理部72は、筆跡情報の表示が指示された際には、指定された電子文書のページに対する筆跡情報のうち、指定された抽出条件を満たす筆跡情報を、筆跡管理情報記憶部73から取り出す。本実施の形態では、属性情報を抽出する抽出手段の一例として、また、筆記情報を取得する取得手段の一例として、筆跡管理部72を設けている。
筆跡管理情報記憶部73は、筆跡管理部72によって管理される筆跡管理情報を記憶する。本実施の形態では、属性情報を記憶する記憶手段の一例として、筆跡管理情報記憶部73を設けている。
電子文書記憶部74は、文書サーバ20から受信した電子文書のページを一時的に記憶する。
ユーザ情報記憶部75は、表示情報生成部77が表示情報を生成する際に参照するユーザに関する情報(ユーザ情報)を一時的に記憶する。
定義情報記憶部76は、表示情報生成部77が表示情報を生成する際に参照する各種定義情報を記憶する。
表示情報生成部77は、筆跡情報の表示が指示された際に、文書サーバ20から取得した電子文書のページに、複数のユーザの筆跡情報のうちの抽出された筆跡情報を重畳して表示するための表示情報を生成する。この表示情報としては、例えば、端末装置50で表示するイメージを生成する元となるデータを生成する。本実施の形態では、表示情報を生成する生成手段の一例として、表示情報生成部77を設けている。
送信部79は、筆跡情報の表示が指示された際には、端末装置50に対して、表示情報生成部77が生成した表示情報を送信する。また、遠隔会議に接続している他の端末装置50に情報を送信する。本実施の形態では、筆記情報を送信する送信手段の一例として、送信部79を設けている。
次に、デジタルペン60が筆跡情報を生成して会議サーバ70に登録する際の動作について説明する。
デジタルペン60では、まず、赤外LED63が媒体に対して赤外光を照射し、赤外CMOS64がその反射光を受光することにより、符号画像を読み取る。そして、画像取得部611がこの読み取った符号画像を取得する。そして、符号画像にノイズが含まれていれば、これを除去する。次に、ドット配列生成部612が、符号画像に含まれるドット位置をデジタルデータ化し、ドット配列を生成する。
図10は、その後のデジタルペン60及び会議サーバ70の動作を示したシーケンス図である。
デジタルペン60は、識別情報と、筆跡情報と、ペンIDとを取得する(ステップ621)。具体的には、次のような処理を行う。即ち、まず、符号配列生成部613が、ドット配列からブロックを検出し、ブロックごとの符号値を格納した符号配列を生成する。そして、符号配列において、同期符号の位置を特定する。その後、識別情報取得部614が、同期符号の位置に基づいて識別符号を検出し、これを復号して識別情報を取得する。また、位置情報取得部615が、同期符号の位置に基づいて位置符号を検出し、これを復号して位置情報を取得する。そして、筆跡情報生成部616が、位置情報を連結して筆跡情報を生成する。更に、本実施の形態では、ペンID取得部617が、ペンIDメモリ68(図7参照)からペンIDを取得する。
そして、通信制御部619がこれらの情報を通信回路66に受け渡し、通信回路66がこれらの情報を通信装置55及び端末装置50を介して会議サーバ70へ送信する(ステップ622)。
これにより、会議サーバ70では、まず、受信部71が、識別情報、筆跡情報、ペンIDを受信し、筆跡管理部72に渡す(ステップ721)。そして、これらの情報のうち、識別情報は送信部79に渡され、送信部79が識別情報サーバ30に識別情報を送信する。これにより、識別情報サーバ30は、識別情報に対応する文書ID、ページ番号、印刷設定を返すので、受信部71がこれらの情報を受信し、筆跡管理部72に渡す。
次に、筆跡管理部72は、筆記の対象である電子文書のページが電子文書記憶部74に記憶されているかどうかを判定する(ステップ722)。例えば、会議サーバ70において、この電子文書を用いた遠隔会議が行われていれば、電子文書記憶部74に電子文書のページが記憶されているが、この電子文書を用いた遠隔会議が終了していれば、電子文書記憶部74から電子文書のページが削除されている可能性があるので、このような判断を行っている。
ここで、電子文書のページが電子文書記憶部74に記憶されていると判定されれば、そのまま処理はステップ724へ進むが、電子文書のページが電子文書記憶部74に記憶されていないと判定されれば、筆跡管理部72は、文書サーバ20から電子文書のページを取得して電子文書記憶部74に保存する(ステップ723)。具体的には、筆跡管理部72は、文書ID及びページ番号を送信部79に渡し、送信部79が文書サーバ20に文書ID及びページ番号を送信する。これにより、文書サーバ20は、電子文書のページを返すので、受信部71がこれを受信し、筆跡管理部72に渡す。そして、筆跡管理部72が、渡された電子文書のページを電子文書記憶部74に記憶する。
次いで、筆跡管理部72は、ステップ721で受信したペンIDを含むユーザ情報がユーザ情報記憶部75に記憶されているかどうかを判定する(ステップ724)。ユーザ情報については、後で詳しく述べるが、例えば、ユーザに固有の属性情報であって会議に関係しないもの、ユーザに固有の属性情報であって会議に関係するもの、会議において収集されたユーザに関する情報等が含まれる。
ここで、ユーザ情報がユーザ情報記憶部75に記憶されていると判定されれば、そのまま処理はステップ726へ進むが、ユーザ情報がユーザ情報記憶部75に記憶されていないと判定されれば、筆跡管理部72は、ユーザ情報を作成してユーザ情報記憶部75に保存する(ステップ725)。具体的には、筆跡管理部72は、会議に関係しないユーザ情報は、図示しないユーザ管理サーバにペンIDを用いて問い合わせることにより取得する。また、会議に関係するユーザ情報は、会議サーバ70で管理される情報に基づいて作成する。
引き続き、筆跡管理部72は、ステップ721で渡された筆跡情報を、筆記時刻、ペンID、識別情報に関連付けて、ストローク情報として、筆跡管理情報記憶部73に記憶する(ステップ726)。
また、筆跡管理部72は、遠隔会議が行われているかどうかを判定する(ステップ727)。
ここで、遠隔会議が行われていなければ、そのままステップ729へ進むが、遠隔会議が行われていれば、電子文書のページ上の筆跡情報を、複数のユーザ間で共有できるように他の端末装置50に送信する(ステップ728)。即ち、筆跡情報を送信部79に渡し、送信部79が筆跡情報を他の端末装置50に送信する。
その後、筆跡情報登録完了報告が筆跡管理部72から送信部79へ渡され、送信部79が、筆跡情報登録完了報告を端末装置50及び通信装置55を介してデジタルペン60に送信する(ステップ729)。
これにより、デジタルペン60では、通信回路66が筆跡情報登録完了報告を受信し、通信制御部619が通信回路66からこれを受け取る(ステップ623)。
ここで、ステップ725で作成されるユーザ情報の具体的な内容について説明する。
図11は、ユーザ情報の具体例を示した図である。
図示するように、ユーザ情報は、ペンIDと、ユーザIDと、役割情報と、発言情報とを対応付けたものとなっている。
このうち、ペンIDは、既に述べた通り、デジタルペン60を一意に識別するための情報である。
また、ユーザIDは、ユーザを一意に識別するための情報である。
更に、役割情報は、各ユーザの役割を示す情報である。尚、役割としては、会議における役割(主催者、単なる参加者等)が代表例として考えられるが、会社のような組織における役割(役職)等であってもよい。
更にまた、発言情報は、会議における各ユーザの発言に関する情報である。ここでは、一例として、各ユーザが発言した時刻を示している。
図には、ペンID「P001」のデジタルペン60をユーザID「U001」のユーザが所持し、このユーザの役割は「L1」で、このユーザは会議において時刻「T1」、「T3」、「T9」、「T13」に発言したことが示されている。また、ペンID「P002」、「P003」、「P004」、「P005」のデジタルペン60を、ユーザID「U002」、「U003」、「U004」、「U005」のユーザが、それぞれ所持し、これらのユーザの役割は「L2」で、各ユーザが図示するような時刻に発言したことも示されている。
また、ステップ726で記憶される筆跡管理情報の具体的な内容について説明する。
図12は、筆跡管理情報の具体例を示した図である。
図示するように、筆跡管理情報は、筆記時刻と、ペンIDと、識別情報と、ストローク情報とを対応付けたものとなっている。
このうち、筆記時刻は、既に述べた通り、筆跡情報における各ストロークの開始時刻である。
また、ペンIDは、既に述べた通り、デジタルペン60を一意に識別するための情報である。
更に、識別情報は、既に述べた通り、媒体を一意に識別するための情報である。
更にまた、ストローク情報は、既に述べた通り、媒体に対する筆記内容を電子化した情報であり、1つのストロークに対応する情報である。尚、ここでは、ストロークをイメージデータとしてではなく、媒体上のペン先が位置した座標の集合として記憶しているが、ストローク情報をイメージデータとして記憶し、その開始点の座標のみを記憶するものでもよい。
図には、例えば、10時00分00秒から、ペンID「P001」のデジタルペン60を用いてなされた、識別情報「000001」の媒体に対するストローク情報が、媒体上の点の集合{(X11,Y11),(X12,Y12),(X13,Y13),・・・}として表されることが示されている。
[筆跡情報の表示]
会議の場面で、このように記憶された複数の参加者の筆跡情報を端末装置50のディスプレイに合成して表示したい場合がある。しかしながら、会議への参加者が増え、筆跡情報が多くなってくると、情報が氾濫し、どれが重要な筆跡情報であるのか分からなくなってしまう。従って、全ての筆跡情報をディスプレイに表示したのでは、会議の議論への効果的なフィードバックは期待できない。
そこで、本実施の形態では、複数の参加者の筆跡情報のうち重要な情報を選択表示することによって効率よく情報を共有し、会議中に筆跡情報を活用して議論を活発に進められるようにする。
また、会議中だけでなく、会議後においても、このような重要な情報の選択表示による効率的な情報共有を行うようにする。
このような筆跡情報の表示を行うときには、端末装置50及び会議サーバ70が中心となって動作する。但し、会議サーバ70は、印刷文書への筆記についての説明で述べたので、ここでは、端末装置50の構成についてのみ説明する。
図13は、端末装置50の構成例を示したブロック図である。
図示するように、端末装置50は、受信部51と、表示制御部52と、操作受付部53と、送信部59とを備える。
受信部51は、筆跡情報の表示が指示された際には、電子文書に筆跡情報を重畳して表示するための表示情報を会議サーバ70から受信する。本実施の形態では、筆記情報を受信する受信手段の一例として、受信部51を設けている。
表示制御部52は、受信部51が受信した表示情報に基づくディスプレイでの表示を制御する。本実施の形態では、筆記画像を出力する出力手段の一例として、表示制御部52を設けている。
操作受付部53は、遠隔会議に関するユーザ操作や、筆跡情報の表示を要求するユーザ操作を受け付ける。
送信部59は、操作受付部53が受け付けたユーザ操作の内容を示す操作情報を会議サーバ70に送信する。
次に、端末装置50からの要求に応じて会議サーバ70が端末装置50に筆跡情報を表示する際の動作について説明する。
図14は、このときの端末装置50及び会議サーバ70の動作を示したシーケンス図である。
まず、端末装置50においてユーザ操作が行われると、端末装置50では、操作受付部53が、このユーザ操作を受け付ける(ステップ531)。そして、ユーザ操作の内容を示す操作情報が送信部59に渡され、送信部59が、操作情報を会議サーバ70に送信する(ステップ532)。ここで、操作情報には、遠隔会議中に行われる通常の操作であるページめくり等の情報や、筆跡情報の表示を要求する情報がある。また、操作情報が筆跡情報の表示を要求する情報である場合には、筆跡情報を抽出する際に用いられる抽出条件が付加される。
これにより、会議サーバ70では、まず、受信部71が、端末装置50から操作情報を受信し、表示情報生成部77に渡す(ステップ731)。
次に、表示情報生成部77は、渡された操作情報が筆跡情報の表示を要求するものかどうかを判定する(ステップ732)。
その結果、操作情報が筆跡情報の表示を要求するものでなかった場合、即ち、ページめくりの操作のように、遠隔会議における通常の操作であった場合、表示情報生成部77は、遠隔会議が行われているかどうかを判定する(ステップ733)。そして、遠隔会議が行われていれば、複数の端末装置50で共有されている電子文書の表示情報に対して操作情報に基づく変更を加え、変更後の表示情報を、複数のユーザ間で共有できるように他の端末装置50に送信し(ステップ734)、処理を終了する。また、遠隔会議が行われていなければ、そのまま処理を終了する。
一方、操作情報が筆跡情報の表示を要求するものであった場合、表示情報生成部77は、表示対象である電子文書のページが電子文書記憶部74に記憶されているかどうかを判定する(ステップ735)。例えば、会議サーバ70において、この電子文書を用いた遠隔会議が行われていれば、電子文書記憶部74に電子文書のページが記憶されているが、この電子文書を用いた遠隔会議が終了していれば、電子文書記憶部74から電子文書のページが削除されている可能性があるので、このような判断を行っている。
ここで、電子文書のページが電子文書記憶部74に記憶されていると判定されれば、そのまま処理はステップ737へ進むが、電子文書のページが電子文書記憶部74に記憶されていないと判定されれば、表示情報生成部77は、文書サーバ20から電子文書のページを取得して電子文書記憶部74に保存する(ステップ736)。具体的には、表示情報生成部77は、ステップ731で取得した文書ID及びページ番号を送信部79に渡し、送信部79が文書サーバ20に文書ID及びページ番号を送信する。これにより、文書サーバ20は、電子文書のページを返すので、受信部71がこれを受信し、表示情報生成部77に渡す。そして、表示情報生成部77が、渡された電子文書のページを電子文書記憶部74に記憶する。
その後、表示情報生成部77は、筆跡管理情報記憶部73で管理される筆跡情報の中から抽出された筆跡情報を合成する筆跡情報合成処理を行う(ステップ737)。
そして、この筆跡情報合成処理による合成結果は送信部79に渡され、送信部79が、合成結果を端末装置50に送信する(ステップ738)。
これにより、端末装置50は、合成結果を受信し(ステップ533)、ディスプレイに表示する(ステップ534)。
ここで、ステップ737における筆跡情報合成処理について詳細に説明する。
上述したように、ステップ731で受信した操作情報が筆跡情報の表示を要求する場合、操作情報には筆跡情報の抽出条件が付加されるが、この筆跡情報合成処理としては、この抽出条件に対応して3つの処理が考えられる。そこで、この3つの処理を第1〜第3の筆跡情報合成処理として順に説明する。
図15は、第1の筆跡情報合成処理の動作例を示したフローチャートである。この第1の筆跡情報合成処理は、「多く書き込まれている領域における筆跡情報を抽出する」という抽出条件が指定された場合の処理である。つまり、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件の一例として、多くの筆記が書き込まれた領域に書き込まれているという条件を採用した場合の処理である。
この場合、表示情報生成部77は、まず、定義情報記憶部76に記憶された領域定義を読み出す(ステップ741)。ここで、領域定義とは、筆跡情報が多く書き込まれているかどうかを判定するための領域に関する定義情報である。例えば、1ページを4分割する場合は、左上、左下、右上、右下という領域定義が考えられるが、1ページの分割数は一般的にN(自然数)としてよく、1ページの分割方法として如何なるものを採用してもよい。尚、領域定義は、ユーザが自由に設定可能なものであってよい。そして、読み出された領域定義は筆跡管理部72に渡される。
すると、筆跡管理部72は、筆跡管理情報記憶部73に記憶された筆跡管理情報の1レコードを読み出す(ステップ742)。
そして、そのレコードにおける筆跡情報を、その筆跡情報を含む領域(1つとは限らない)に関連付ける(ステップ743)。具体的には、筆跡情報を構成する何れかの点が、領域定義で定義された何れかの領域の範囲内にあれば、筆跡情報をこの領域に関連付ける。例えば、ページの左上の領域について、左端のX座標を0、右端のX座標をXC、上端のY座標を0、下端のY座標をYCとすると、図12の1行目の筆跡情報は、(X11,Y11)、(X12,Y12)、(X13,Y13)、…の中に、X座標が0以上でXC以下、かつ、Y座標が0以上でYC以下の点があれば、ページの左上の領域に関連付けられる。
また、筆跡管理部72は、筆跡情報が関連付けられた領域に対して筆跡情報の個数をカウントするために設けられた筆跡カウンタをカウントアップする(ステップ744)。
その後、筆跡管理部72は、筆跡管理情報記憶部73に記憶された筆跡管理情報に未処理のレコードが存在するかどうかを判定し(ステップ745)、存在すれば、ステップ742〜744の処理を繰り返し、存在しなければ、表示情報生成部77に制御を戻す。尚、このとき、筆跡管理部72から表示情報生成部77へは、筆跡カウンタの情報と、筆跡情報と領域との関連付けの情報とが伝えられる。
これにより、表示情報生成部77は、筆跡カウンタにおけるカウント値が最も大きい領域を選択する(ステップ746)。
そして、選択した領域に関連付けられた筆跡情報を電子文書のページに重畳する(ステップ747)。
尚、この動作例では、筆跡情報の一部でも書き込まれている領域に対して、その筆跡情報を関連付けるようにした。これにより、「多く書き込まれている領域」とは、その領域と他の領域に跨る筆跡情報も含めて、筆跡情報が多く書き込まれている領域を意味することになる。しかしながら、筆跡情報(1つのストローク)の全体がある領域内に存在する場合に、その筆跡情報をその領域に関連付けるようにしてもよい。
図16は、第2の筆跡情報合成処理の動作例を示したフローチャートである。この第2の筆跡情報合成処理は、「ユーザ情報に基づいて筆跡情報を抽出する」という抽出条件が指定された場合の処理である。尚、この抽出条件の指定においては、ユーザ情報としてユーザの役割を用いるか会議におけるユーザの発言数を用いるかが併せて指定されるものとする。つまり、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件の一例として、ユーザが指定された役割を有するという条件、又は、会議におけるユーザの発言回数が基準を超えているという条件を採用した場合の処理である。
この場合、表示情報生成部77は、まず、ユーザ情報記憶部75に記憶されたユーザ情報を読み出す(ステップ751)。
そして、表示情報生成部77は、ユーザ情報としてユーザの役割を用いる旨の指定があったか、ユーザ情報として会議におけるユーザの発言数を用いる旨の指定があったかを判定する(ステップ752)。
その結果、ユーザ情報としてユーザの役割を用いる旨の指定があったと判定された場合、表示情報生成部77は、ステップ751で読み出したユーザ情報を参照し、指定された役割情報に対応するペンIDを特定する(ステップ753)。例えば、ユーザ情報が図11に示したものの場合、ユーザの役割情報として「L1」が指定されたとすると、ペンID「P001」が特定される。そして、特定されたペンIDは筆跡管理部72に渡される。
一方、ユーザ情報として会議におけるユーザの発言数を用いる旨の指定があったと判定された場合、表示情報生成部77は、ステップ751で読み出したユーザ情報を参照し、全発言数をカウントする(ステップ754)。そして、筆跡情報を抽出するかどうかの基準となる基準発言数を算出する(ステップ755)。ここで、基準発言数は、如何なる方法によって算出してもよいが、例えば、全発言数に予め定めた割合Rを乗ずることによって算出することが考えられる。その後、基準発言数以上の発言をしたことを示す発言情報に対応するペンIDを特定する(ステップ756)。例えば、ユーザ情報が図11に示したものの場合、割合Rが0.2であるとすると、全発言数が15、基準発言数が3となるので、3回以上発言をしているユーザのデジタルペン60のペンID「P001」、「P002」、「P003」が特定される。そして、特定されたペンIDは筆跡管理部72に渡される。
すると、筆跡管理部72は、筆跡管理情報記憶部73に記憶された筆跡管理情報の中から、渡されたペンIDを含むレコードを読み出し、表示情報生成部77に制御を戻す(ステップ757)。尚、このとき、筆跡管理部72から表示情報生成部77へは、読み出したレコードが渡される。
これにより、表示情報生成部77は、渡されたレコードにおける筆跡情報を電子文書のページに重畳する(ステップ758)。
尚、この動作例では、ユーザの役割と、会議におけるユーザの発言回数とを別々に考慮したが、両方を同時に考慮して筆跡情報を抽出してもよい。その場合、ユーザの役割と、会議におけるユーザの発言回数とを、どの程度の割合で考慮するかに応じて、これらに重み付けを行ってもよい。
図17は、第3の筆跡情報合成処理の動作例を示したフローチャートである。この第3の筆跡情報合成処理は、「多く書き込まれている時間範囲(時間帯)における筆跡情報を抽出する」という抽出条件が指定された場合の処理である。つまり、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件の一例として、多くの筆記が書き込まれた時間範囲に書き込まれているという条件を採用した場合の処理である。
この場合、表示情報生成部77は、まず、定義情報記憶部76に記憶された時間範囲定義を読み出す(ステップ761)。ここで、時間範囲定義とは、筆跡情報が多く書き込まれているかどうかを判定するための時間範囲に関する定義情報である。例えば、10時0分0秒から10時0分59秒まで、10時0分0秒から10時2分59秒までといった時間の範囲が定義される。或いは、時間範囲定義として1分、3分といった時間の長さのみを定義しておき、これと会議開始時刻(例えば、10時0分0秒)とに基づいて、上記時間の範囲を自動算出し定義してもよい。尚、時間範囲定義は、ユーザが自由に設定可能なものであってよい。そして、読み出された時間範囲定義は筆跡管理部72に渡される。
すると、筆跡管理部72は、筆跡管理情報記憶部73に記憶された筆跡管理情報の1レコードを読み出す(ステップ762)。
そして、そのレコードにおける筆跡情報を、その筆跡情報を含む時間範囲に関連付ける(ステップ763)。具体的には、筆跡情報に対応する筆記時刻が、時間範囲定義で定義された何れかの時間範囲の範囲内にあれば、筆跡情報をこの時間範囲に関連付ける。例えば、10時0分0秒から10時0分59秒まで、10時1分0秒から10時1分59秒まで、10時2分0秒から10時2分59秒まで等の時間範囲が定義されていたとすると、図12の3行目から8行目の筆跡情報は、その筆記時刻が10時5分0秒から10時5分59秒までの時間範囲に含まれるので、この時間範囲に関連付けられる。
また、筆跡管理部72は、筆跡情報が関連付けられた時間範囲に対して筆跡情報の個数をカウントするために設けられた筆跡カウンタをカウントアップする(ステップ764)。
その後、筆跡管理部72は、筆跡管理情報記憶部73に記憶された筆跡管理情報に未処理のレコードが存在するかどうかを判定し(ステップ765)、存在すれば、ステップ762〜764の処理を繰り返し、存在しなければ、表示情報生成部77に制御を戻す。尚、このとき、筆跡管理部72から表示情報生成部77へは、筆跡カウンタの情報と、筆跡情報と時間範囲との関連付けの情報とが伝えられる。
これにより、表示情報生成部77は、筆跡カウンタにおけるカウント値が最も大きい時間範囲を選択する(ステップ766)。
そして、選択した時間範囲に関連付けられた筆跡情報を電子文書のページに重畳する(ステップ767)。
尚、ここでは、図14のステップ737における筆跡情報合成処理として、上記の3つの処理を挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザが指定した領域に書かれた筆跡情報、ユーザが指定した筆記者によって書かれた筆跡情報、ユーザが指定したデジタルペン60で書かれた筆跡情報、ユーザが指定した時間帯に書かれた筆跡情報を抽出するようなものであってもよい。或いは、筆記の属性として筆圧の情報を記録しておき、基準を超えた筆圧で書かれた筆跡情報を抽出するようなものでもよい。
ここで、端末装置50における筆跡情報と電子文書の表示例について示す。
図18は、第1の表示例について示した図である。
この第1の表示例では、電子文書が印刷された複数の印刷文書のそれぞれに複数のユーザが筆記した内容を、電子文書を表す1つのオブジェクトに重畳して表示している。
即ち、(a−1)に示すように、印刷文書41に筆跡情報411が書き込まれ、(a−2)に示すように、印刷文書42に筆跡情報421が書き込まれ、(a−3)に示すように、印刷文書43に筆跡情報431が書き込まれたとすると、(b)に示すように、印刷文書41〜43と同じイメージを持つ表示画像44に対して、筆記画像441〜443が重ね合わせて表示される。ここで、図には示していないが、(a−1)〜(a−3)の印刷文書41〜43は、N人のユーザのうちの3人に配布された印刷文書で、この3人のユーザがそれぞれの印刷文書に筆跡情報411,421,431を書き込み、これらの筆跡情報が、上記の動作で抽出条件を満たすと判定されたものとする。尚、筆跡情報は、その筆跡情報を識別する情報(ユーザID、ペンID等)ごとに異なる色で表示してもよい。
また、図19は、第2の表示例について示した図である。
この第2の表示例では、電子文書が印刷された複数の印刷文書のそれぞれに複数のユーザが筆記した内容を、印刷文書を並べて構成されたオブジェクトに重畳して表示している。
即ち、(a−1)に示すように、印刷文書41に筆跡情報411が書き込まれ、(a−2)に示すように、印刷文書42に筆跡情報421が書き込まれ、(a−3)に示すように、印刷文書43に筆跡情報431が書き込まれたとすると、(b)に示すように、印刷文書41〜43を合わせたイメージを持つ表示画像45に対して、筆記画像451〜453が重ね合わせて表示される。ここでも、図18と同様、(a−1)〜(a−3)の印刷文書41〜43は、N人のユーザのうちの3人に配布された印刷文書で、この3人のユーザがそれぞれの印刷文書に筆跡情報411,421,431を書き込み、これらの筆跡情報が、上記の動作で抽出条件を満たすと判定されたものとする。尚、筆跡情報は、その筆跡情報を識別する情報(ユーザID、ペンID等)ごとに異なる色で表示してもよい。
以上により、本実施の形態の動作の説明を終了する。
尚、本実施の形態において、印刷文書は、A4、100%という標準的設定で印刷されていたので、筆跡情報の表示を要求する際に、ユーザは、文書IDとページ番号のみを指定するようにした。しかしながら、実際には、複雑な印刷設定を指定して印刷文書を出力することも考えられる。このような場合は、文書ID、ページ番号、印刷設定の組み合わせを、会議を一意に識別する会議IDと対応付けて記憶しておき、会議IDを指定することで、これに対応する文書ID、ページ番号、印刷設定の組み合わせを用いて、筆跡情報を重畳する対象のオブジェクトを生成するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、複数のユーザが書き込んだ筆跡情報を合成して表示する場面として、会議の場面を想定したが、これには限らない。複数のユーザの筆跡情報を合成して表示することが考えられる如何なる場面であっても、本発明は適用可能である。
ところで、本実施の形態では、デジタルペン60が筆跡情報を生成し、会議サーバ70が筆跡情報を管理し、端末装置50が筆跡情報の表示を要求し、会議サーバ70が抽出条件を満たす筆跡情報を抽出するようにした。しかしながら、これらの処理を如何なる装置で行うかについては種々のバリエーションが考えられる。例えば、筆跡情報の生成は、デジタルペン60から送られた位置情報に基づいて端末装置50又は会議サーバ70が行ってもよいし、筆跡情報の管理は、端末装置50が行ってもよい。
そこで、これらの処理をコンピュータ90で行うものとして、コンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
図20は、コンピュータ90のハードウェア構成を示した図である。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各処理部を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶し、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶し、これらの一方又は両方が上述した各記憶部を実現する。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10,50…端末装置、20…文書サーバ、30…識別情報サーバ、40…画像形成装置、60…デジタルペン、70…会議サーバ、80…ネットワーク

Claims (9)

  1. 媒体に対してなされた筆記の属性情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記属性情報が、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件を満たす場合に、当該属性情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記属性情報を有する筆記の内容を示す筆記情報を取得する取得手段と
    を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。
  2. 前記属性情報は、筆記がなされた前記媒体における位置を示す位置情報であり、
    前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶された前記位置情報が、予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた前記媒体における領域内の位置を示す場合に、当該位置情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置。
  3. 前記位置情報は、前記予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた領域内の位置を示す第1の位置情報と、前記予め定めた基準を超えた量の筆記がなされていない領域内の位置を示す第2の位置情報とを含み、
    前記取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを連結して得られた前記筆記情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の筆記情報処理装置。
  4. 前記属性情報は、筆記に用いられた電子筆記具の所有者に関する所有者情報であり、
    前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶された前記所有者情報が予め定めた条件を満たす場合に、当該所有者情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置。
  5. 前記属性情報は、筆記がなされた時間帯を示す時間帯情報であり、
    前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶された前記時間帯情報が、予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた時間帯を示す場合に、当該時間帯情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置。
  6. 前記取得手段により取得された前記筆記情報を、前記媒体に印刷された印刷情報に重畳して表示するための表示情報を生成する生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の筆記情報処理装置。
  7. 筆記がなされた媒体における位置を示す位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記位置情報が、予め定めた基準を超えた量の筆記がなされた前記媒体における領域内の位置を示す場合に、当該位置情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記位置情報を連結して得られた筆記情報を取得する取得手段と
    を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。
  8. 媒体に対してなされた筆記の属性情報を管理する管理装置と、
    筆記の内容を画像化した筆記画像を出力する出力装置と
    を備え、
    前記管理装置は、
    自装置が管理する前記属性情報が、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件を満たす場合に、当該属性情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記属性情報を有する筆記の内容を示す筆記情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記筆記情報を送信する送信手段と
    を備え、
    前記出力装置は、
    前記送信手段により送信された前記筆記情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記筆記情報に基づいて、前記筆記画像を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする筆記情報処理システム。
  9. コンピュータに、
    媒体に対してなされた筆記の属性情報を記憶手段に記憶する機能と、
    前記記憶手段に記憶された前記属性情報が、重要な筆記の属性情報が満たすべき条件として予め定められた条件を満たす場合に、当該属性情報を抽出する機能と、
    抽出された前記属性情報を有する筆記の内容を示す筆記情報を取得する機能と
    を実現させるためのプログラム。
JP2009194985A 2009-08-26 2009-08-26 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム Active JP5444946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194985A JP5444946B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194985A JP5444946B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011048521A true JP2011048521A (ja) 2011-03-10
JP5444946B2 JP5444946B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=43834791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009194985A Active JP5444946B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5444946B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025683A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペンシステム及びプログラム
JP2013029989A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン収容ユニット、電子ペンシステム、及びプログラム
JP2013029990A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン収容ユニット、電子ペンシステム、及びプログラム
CN109284032A (zh) * 2018-10-19 2019-01-29 深圳大学 一种阅读书写辅助系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877295A (ja) * 1994-09-05 1996-03-22 Hitachi Ltd 手書き情報検索方法及びそれを用いた手書き入力装置
JPH0916792A (ja) * 1995-06-27 1997-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 手書きメモデータ管理装置
JPH1153402A (ja) * 1997-06-06 1999-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報検索装置
JP2005250674A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Mitsubishi Electric Corp 情報検索装置および情報検索のためのプログラム
JP2005346459A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Ricoh Co Ltd 文書処理システム
JP2006031492A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Hitachi Ltd 情報管理方法および情報管理装置
JP2008065694A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fujifilm Corp 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2009015774A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
JP2009098763A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Hitachi Ltd 手書き注釈管理装置およびインタフェース

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877295A (ja) * 1994-09-05 1996-03-22 Hitachi Ltd 手書き情報検索方法及びそれを用いた手書き入力装置
JPH0916792A (ja) * 1995-06-27 1997-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 手書きメモデータ管理装置
JPH1153402A (ja) * 1997-06-06 1999-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報検索装置
JP2005250674A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Mitsubishi Electric Corp 情報検索装置および情報検索のためのプログラム
JP2005346459A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Ricoh Co Ltd 文書処理システム
JP2006031492A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Hitachi Ltd 情報管理方法および情報管理装置
JP2008065694A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fujifilm Corp 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2009015774A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
JP2009098763A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Hitachi Ltd 手書き注釈管理装置およびインタフェース

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025683A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペンシステム及びプログラム
JP2013029989A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン収容ユニット、電子ペンシステム、及びプログラム
JP2013029990A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン収容ユニット、電子ペンシステム、及びプログラム
CN109284032A (zh) * 2018-10-19 2019-01-29 深圳大学 一种阅读书写辅助系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5444946B2 (ja) 2014-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5028843B2 (ja) 筆記情報処理装置、筆記情報処理方法、及びプログラム
JP5353351B2 (ja) 捺印装置及び捺印情報管理システム
JP5444946B2 (ja) 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム
JP2008077538A (ja) 印刷情報管理装置、画像形成装置、印刷情報管理システム、及びプログラム
JP2012103776A (ja) 軌跡情報処理装置、軌跡情報処理システム及びプログラム
JP5028983B2 (ja) 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム
JP2008009833A (ja) 文書管理装置、及びプログラム
JP5316104B2 (ja) 筆記情報処理装置及びプログラム
JP5206538B2 (ja) 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム及びプログラム
JP2009181243A (ja) 筆跡情報処理装置、及びプログラム
JP2008021120A (ja) 筆記情報処理システム、筆記情報処理方法およびプログラム
JP5109377B2 (ja) 筆記情報処理装置、及びプログラム
JP5169369B2 (ja) 筆跡情報処理装置、及びプログラム
JP2009282700A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
JP2008117252A (ja) 文書管理装置及びプログラム
JP4548426B2 (ja) 筆記情報管理装置、筆記情報管理システム、及びプログラム
JP2011048491A (ja) 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム
JP5387086B2 (ja) 情報照合支援システム及びプログラム
JP2008048285A (ja) 文書管理装置、筆記処理装置、及びプログラム
JP2008077218A (ja) 筆記情報処理システム、ペンデバイスおよびプログラム
JP2009252063A (ja) 筆記情報生成装置及びプログラム
JP2009277006A (ja) 情報処理装置、文書管理システム、情報処理システム、及びプログラム
JP2009181519A (ja) 文書管理装置及びプログラム
JP5141616B2 (ja) 貼付状態管理装置及びプログラム
JP5293304B2 (ja) 媒体位置管理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5444946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350