JP2011047521A - 潤滑油循環システム - Google Patents
潤滑油循環システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011047521A JP2011047521A JP2010275946A JP2010275946A JP2011047521A JP 2011047521 A JP2011047521 A JP 2011047521A JP 2010275946 A JP2010275946 A JP 2010275946A JP 2010275946 A JP2010275946 A JP 2010275946A JP 2011047521 A JP2011047521 A JP 2011047521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- oil
- housing
- centrifuge
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 title claims abstract description 213
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims abstract description 213
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 25
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 34
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract description 22
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 23
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 18
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 17
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 12
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 12
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 11
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 9
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 8
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 7
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 6
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003466 anti-cipated effect Effects 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000001010 compromised effect Effects 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000009528 severe injury Effects 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000004065 wastewater treatment Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
【解決手段】基部ハウジングと、該基部ハウジングに装着する上部ハウジングと、前記基部ハウジングと前記上部ハウジングにより形成されるハウジングボックス内に保持され、外胴ボウルと内胴スクリュウを備えた遠心分離機の回転軸を支持するベアリングと、前記ハウジングボックス内に配設され、潤滑油噴射ノを備え、潤滑油を供給する潤滑油供給器とからなる遠心分離機用回転軸支持装置、潤滑油を貯留する貯油槽、潤滑油を冷却するオイルクーラーおよび潤滑油を循環させる移送ポンプを備えた潤滑油循環システムとした。
【選択図】図9
Description
そのため、精密機器として取り扱う必要があるばかりか、慎重且つ精密な設置・据え付けを行わなければならず、高度な技術や長年の経験を必要とし、さらには煩雑な作業が伴う。
このような遠心分離機の定期点検や部品交換(法規制で手法や頻度が厳密に規定)において、遠心分離機本体のみならず、ハウジングボックスも分解したり取り外したりすると、その都度、慎重且つ精密な設置・据付を行わなければならず、高度な技術や長年の経験を持つ熟練した技術者が必要で、煩雑な作業が伴う。そのため、点検が完了するまで長い期間や多くの人手が必要となり、費用が高額になってしまう。
さらに、点検中であっても通常の運転、処理を行わなければならず、そのため、代替装置の設置や予め余裕を持った設備の構築、また、これに要する広い敷地など、建設コストの上昇を招いていた。
点検により、遠心分離機の回転体に不具合があり修理が必要な場合、据付等の精度上、容易に予備の回転体と交換することができないため、相当期間、運転を停止しなければならず、設備全体の運転(処理)に多大な影響を及ぼしていた。
遠心分離機は高速回転しているため、潤滑油は、回転支軸(回転軸)やベアリングの摩耗や接触により生じた金属粉などの異物が混入したり、摩擦熱等により変質・混濁したりして、劣化することは避けられない。そのような潤滑油を使用し続けると、回転支軸の回転やベアリングに影響を及ぼし、これが連鎖(異物の混入等による潤滑油の劣化→回転支軸やベアリングの損傷→さらなる異物の混入→回転支軸やベアリングの大きな損傷)すると、遠心分離機の重大な故障や破壊につながる。
潤滑油は、回転支軸の高速回転等による摩擦熱で加熱されるが、これを適宜冷却しないと、変質して回転支軸の回転に影響を及ぼし、やはりベアリングや回転支軸の破損につながる。
(1)基部ハウジングと上部ハウジングとからなるハウジングボックス内に収納保持させるベアリングを前記上部ハウジングにより前記基部ハウジングとの間で挟み込んで組み付けことができるので、高速回転する遠心分離機の回転軸を確実に支持できると共に、前記ハウジングボックスの内部には潤滑油が供給されるので、滑らかで効率的な回転軸の回転を確保できる。
(3)このため、遠心分離機の回転軸やベアリングを十分に維持管理して適正に保守できるだけでなく、遠心分離機を長時間にわたり保守でき、安定して機能を発揮させることができる。
(5)加えて、予備機の配備も最小限に抑えることができるため、設置コスト、建設コスト、設置面積の低減化が図れる。
(7)回転体と遠心分離機用回転軸支持装置とが従来に比して容易に分離可能であるので、回転体の不具合で修理が必要な場合などは、予備機の回転体と交換して、直ちに定常運転を再開することができる。
(1)常に良質で良好な潤滑油をベアリングに安定供給することができ、このため、ベアリングの摩耗などを防止でき、遠心分離機を適切に効率よく運転でき、且つ遠心分離機自体の寿命を延ばすことが可能である。
(3)回転軸の安定した滑らかな回転およびベアリングの機能発揮のため、ハウジングボックス内へ十分に潤滑油を供給できるだけでなく、潤滑油の外部への漏れ出し(飛散)や周辺の汚損を防止でき、潤滑油の補給量を抑制してランニングコストの低減化が図れる。
(5)本システムはいわゆる「強制潤滑方式」に利用されるが、いわゆる「はねかけ方式、油浴式」にも採用することができる。
図1は、この発明の実施の形態1による遠心分離機用回転軸支持装置を一部切欠して示す斜視図、図2は、図1中の上部ハウジングを示す斜視図である。
この実施の形態1の遠心分離機用回転軸支持装置(以下、「回転軸支持装置」という)1は、上下に2分割可能なハウジングボックス2を備えている。このハウジングボックス2は、図示しない台座に固定される基部ハウジング3と、該基部ハウジング3上に着脱可能に装着される上部ハウジング4とから形成されて、遠心分離機の回転軸5を支持するベアリング6を保持している。
とくに、潤滑油供給器9に潤滑油噴射ノズルを採用した場合、潤滑油移送ポンプから送られてくる潤滑油を即座に且つ確実にベアリング6へ噴射させることができ、回転軸5の安定した滑らかな回転およびベアリング6の機能発揮に大変有効である。
なお、いわゆる「はねかけ方式、油浴式」の場合には、潤滑油供給器9としてハウジングボックス2内へ潤滑油を供給する潤滑油供給管(図示せず)を採用すればよい。
図3は、この発明の実施の形態2による遠心分離機用回転軸支持装置を一部切欠して示す斜視図、図4は、図3中のハウジングボックスを示す分解斜視図、図5は、図3,4中の基部ハウジングを示す拡大平面図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2の回転軸支持装置1では、基部ハウジング3および上部ハウジング4のそれぞれの両側内周面に複数のみぞ(以下、「油みぞ」という)33,43を設けた点、基部ハウジング3の油みぞ33に排油孔34(図5参照)を設けた点、該排油孔34とハウジングボックス2(基部ハウジング3)内とを連通するオイルドレイン11を設けた点が、前記実施の形態1と大きく異なる。
基部ハウジング3上に上部ハウジング4を装着した状態では、基部ハウジング3の内側油みぞ33aおよび外側油みぞ33bと、上部ハウジング4の内側油みぞ43aおよび外側油みぞ43bとによって、回転軸5の外周面を取り囲む断面円形環状の油みぞが形成されるようになっている。
このような排油孔34は、通常直径1〜30mm程度で、基部ハウジング3の油みぞ33の最も低い位置、すなわち、この実施の形態2では、みぞの深さが最も深い内側油みぞ33aの底部に設けられている。なお、前記排油孔34は、一つの油みぞ33に一つまたは二つ以上を設けてもよいし、前述のように複数の油みぞ33a,33bがある場合には、必ずしも内側油みぞ33aに設ける必要はなく、いずれにしろ、油みぞ33a,33bに流れ込んできた潤滑油を適切に排除できる位置・構造であれば、これに限るものではない。
なお、前記オイルドレイン11は、直径1〜30mm程度で、アルミやステンレスなどで製作してもよく、基部ハウジング3と同じ素材でもよく、基部ハウジング3と一体成型してもよい。要するに、排油孔34に接続して油みぞ33の潤滑油をハウジングボックス2内に返送・排除できるオイルドレイン11であればよい。
図6は、この発明の実施の形態3による遠心分離機用回転軸支持装置の要部を示す斜視図であり、図1〜図5と同一部分には同一符号を付して説明する。
この実施の形態3では、上述したように、前記実施の形態2による遠心分離機の回転軸5の外周に同心円形鍔状の突起(フランジ)12を一体に設け、該突起12をハウジングボックス2の油みぞ33,43(図6では上部ハウジング4が取り外されていることにより油みぞ43は図示されていないが、該油みぞ43については図3参照)に回転自在に嵌合して、いわゆる「非密封式接触装置(非接触型シール)」と言われる構造にしたことについて詳説する。
図7は、この発明の実施の形態4に用いる遠心分離機用回転軸支持装置のハウジングボックスを分解状態で示す斜視図、図8は、図7中の基部ハウジングを示す拡大平面図であり、図1〜図5と同一部分には同一符号を付して説明する。
この実施の形態4では、上部ハウジング4の軸方向両側部に、該上部ハウジング4の径方向両側部から垂下する板状のガイドプレート13を設けた点が、前記実施の形態2と大きく異なる。
図9は、この発明の実施の形態5による潤滑油循環システムを示す概要図であり、図1〜図5と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態5の潤滑油循環システム100は、前記実施の形態1から前記実施の形態4のいずれかと同一構造の回転軸支持装置1と、潤滑油を貯留する貯油槽14とを備え、前記貯油槽14内の潤滑油を、移送ポンプ16により、メッシュフィルター25、ろ過器17およびオイルクーラー18ならびに計測機器19を介し潤滑油供給器9からハウジングボックス2内のベアリング6に向かって供給する基本構造となっている。
かかる移送ポンプ16は、貯油槽14の側面や上面などの外側に配設される。その移送ポンプ16としては、例えば、電動式のトロコイドポンプが用いられるが、これに限らず、潤滑油を安定して確実に移送できるものであればよい。
かかるろ過器17は、貯油槽14内の配管に配設する金属製のメッシュフィルター、もしくは貯油槽14の側面や上面などの外部に配設するラインフィルターのいずれでもよく、また、その両方を設けてもよい。これに限らず、前記ろ過器17は、概ね10μm程度の異物や汚濁物質を確実に除去できるものであればよく、図示しないが、回転軸支持装置1の潤滑油流出口や潤滑油供給器9の直前に設けてもよい。
なお、潤滑油の流量低下、圧力上昇、温度上昇などの異常を検知した場合、ろ過器17の目詰まりが考えられるため、速やかにろ過器(オイルフィルター)17の清掃などメンテナンス作業を実施するものである。
かかるオイルクーラー18は、通常、貯油槽14の側面や上面などの外部に配設する水冷式のもの(例えばステンレス製チューブ)が好ましいが、これに限らず遠心分離機の至近個所に設置してもよく、また空冷式などのものを用いてもよく、潤滑油の温度を適正かつ確実に調節できるものであればよい。
油温計は、潤滑油の性状や回転軸支持装置1内の状況を確認でき、潤滑の不具合による回転軸支持装置1内での異常な摩擦熱の発生、ろ過器17やオイルクーラー18の異常、潤滑油の劣化などを把握する上で重要である。その油温計としては、通常の接点付温度計を用いるが、安定して確実に油温を計測できるものであれば、これに限るものではない。
図10は、この発明の実施の形態6による潤滑油循環システムを示す概要図であり、図9と同一部分には同一符号を付して説明する。
この実施の形態6の潤滑油循環システム100では、前記計測機器19として、貯油槽14の側面に油面計21を配設すると共に、潤滑油供給管8に油圧計22と油温計23および油量計(潤滑油流量計)24を配設した点が、前記実施の形態5と大きく異なる。その他の構造は前記実施の形態5と同じである。
油面計21によって、前述のように潤滑油の漏れや配管や各種機械設備での目詰まりにより、潤滑油の減少や偏在を把握することができる効果と、
油圧計22によって、各設備の運転状況や回転軸支持装置1内の状況を確認でき、ろ過器17やオイルクーラー18の異常、回転軸支持装置1内での潤滑油量不足、移送ポンプ16の異常などを把握することができる効果と、
油温計23によって、潤滑油の性状や回転軸支持装置1内の状況を確認でき、潤滑の不具合による回転軸支持装置1内での異常な摩擦熱の発生、ろ過器17やオイルクーラー18の異常、潤滑油の劣化などを把握することができる効果と、
油量計24によって、ろ過器17やオイルクーラー18の異常、回転軸支持装置1内での潤滑油量の過不足、移送ポンプ16の異常を把握できる効果を得ることができる。
図11は、この発明の実施の形態7による潤滑油循環システムを示す概要図であり、図9および図10と同一部分には同一符号を付して説明する。
この実施の形態7の潤滑油循環システム100では、油面計21を貯油槽14の上部に配設した点、貯油槽14内の潤滑油移送管(潤滑油汲み上げ管)15の潤滑油吸込口にろ過器17としてメッシュフィルターを取り付け、潤滑油移送管(潤滑油汲み上げ管)15と移送ポンプ16を接続した点が前記実施の形態6と大きく異なり、その他の構造は前記実施の形態6と同じである。この実施の形態7の潤滑油循環システムの場合も前記実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
図12は、この発明の実施の形態5〜実施の形態7による潤滑油循環システムのいずれかを適用した遠心分離機を示す一部切欠正面図である。
この実施の形態8による遠心分離機50は、外胴ボウル51と、この外胴ボウル51内に回転可能に収納配置された内胴スクリュウ52と、ギアボックス(差速調整機)53と、前記外胴ボウル51および前記内胴スクリュウ52を回転駆動する回転駆動機54Aと、前記内胴スクリュウ52の回転数を調整する回転調整駆動機54Bとを備え、内胴スクリュウ52内に供給された原液(原汚泥)を固液分離する基本構造となっている。
なお、図12においては、遠心分離機50の両側に回転支軸51Aを支持する回転軸支持装置1が設けられているが、これに限定されるものではなく、どちらか一方に設けてもよい。また、一方の回転軸支持装置1(図12の紙面上で左側)について潤滑油循環システム100を構築したが、他方の回転軸支持装置1(図2の紙面上で右側)についても潤滑油循環システム100を構築してもよく、さらには2つの回転軸支持装置1兼用の潤滑油循環システム100を構築してもよい。
外胴ボウル51の回転支軸51Aは、一方がケーシング56の一端(図12の紙面上で右端)から突出して回転軸支持装置1に支持され、他方もケーシング56の他端(図12の紙面上で左端)から突出して回転軸支持装置1に支持され、前記ギアボックス53に連結されている。
前記外胴ボウル51の回転支軸51Aの一方(図12の紙面上で右側)の内側には、内胴スクリュウ52の回転支軸52Aと汚泥供給管55が配置されている。また、回転支軸51Aの他方(図12の紙面上で左側)の内側にも、内胴スクリュウ52の回転支軸52Aが延伸し、ギアボックス53に連結されている。
遠心分離機50内へ汚泥供給管55を介して供給された原液(原汚泥)は、遠心力により分離物(濃縮汚泥や脱水汚泥)と分離液(濃縮分離液や脱水分離液)に分離され、機外へ排出される。
1.電源確認
1-1 回転駆動機54A等の電源を「切」にして、制御盤面に安全標識(操作禁止等)を掲示した後、遠心分離機50の分解作業を開始する。
2.遠心分離機の分解手順
2-1 遠心分離機50の回転体(内胴スクリュウ52、回転支軸52A,52B,ギアボックス53等)が搬出できる移動空間を確保するために、パッケージカバーを取り外す。
2-2 主ベルトカバー、差速ベルトカバー、ギアボックスカバー53aを、次いで伝動ベルト59、差速ベルトを取り外す。
2-3 汚泥供給管55のホルダーを取り外した後、汚泥供給管55を引き抜き、遠心分離機50本体のケーシング56を開放する。
2-4 遠心分離機50の回転支軸51Aを支持する回転軸支持装置1の上部ハウジング4を基部ハウジング3からチェーンブロックなどを用いて取り外す。
3.回転体の取り外し
3-1 遠心分離機50の架台にシッピングボルトを取り付け、吊り上げワイヤー等を回転体に取り付ける。
3-2 チェーンブロック等を使用して回転体を吊り上げる。
3-3 その吊り上げ時には主軸受(2箇所)を透明ラップ等で養生し、移動時に潤滑油の漏洩が生じないようにする。
3-4 回転体を取り外し搬出したならば、正規の技術者が、規格化された手順に従って、製造されるものの内10%にも満たない稀少で高品質(P5〜P6クラス)なベアリング6等の交換や各種部品の点検を行った後、前記回転軸支持装置1を嵌め合わせ、異物やホコリ等が侵入しないように養生する。
3-5 潤滑油循環システム100の潤滑油を交換し、構成機器等の適宜点検や補修を行う。
4.回転体の修繕
4-1 搬出した回転体は、工場等で消耗部品等の交換、点検、補修などの修繕を行う。
5.回転体の搬入
5-1 遠心分離機50に適用した回転軸支持装置1の上部ハウジング4を取り外し、修繕され搬入されてきた回転体を元の位置に設置する。
5-2 各種機器やカバー類を順次取り付ける。
5-3 清掃された貯油槽14内に潤滑油を供給する。
5-4 基部ハウジング3と上部ハウジング4の接触面に液体パッキングを塗布し、回転支軸51Aと共に前記回転軸支持装置1を組み立てる(基部ハウジング3上に上部ハウジング4を取り付ける)。
6.試運転
6-1 電源を「入」にして、遠心分離機50、潤滑油循環システム100、各種機器を手動運転して状況を確認する。
6-2 遠心分離機50の回転や潤滑油の循環量などを適宜調整して問題がないことを確認する。
以上により、遠心分離機50のオーバーホールが完了する。
また、回転軸支持装置1内へ適切な潤滑油を安定して供給できると共に、潤滑油等の異常を速やかに検知できるため、遠心分離機50を安定して効率よく運転できるばかりか、重大な故障や破損・破壊を防止することができるという効果がある。
2 ハウジングボックス
3 基部ハウジング
4 上部ハウジング
5 回転軸
6 ベアリング
7 締結ボルト
8 潤滑油供給管
9 潤滑油供給器
10 潤滑油排出管
11 オイルドレイン
12 突起
13 ガイドプレート
14 貯油槽
15 潤滑油移送管
16 移送ポンプ
17 ろ過器
18 オイルクーラー
19 計測機器
20 制御器
21 油面計
22 油圧計
23 油温計
24 油量計
25 メッシュフィルター
30 嵌合凹部
31 固定ボルト穴
32 ボルト螺合孔
33 油みぞ
33a 内側油みぞ
33b 外側油みぞ
34 排油孔
35 オイルシールみぞ
40 嵌合凹部
41 ボルト挿通孔
43 油みぞ
43a 内側油みぞ
43b 外側油みぞ
44 オイルシール(Z型シール)
45 オイルシールみぞ
50 遠心分離機
51 外胴ボウル
51A 回転支軸(回転軸)
52 内胴スクリュウ
52A 回転支軸(回転軸)
53 ギアボックス
54A 回転駆動機
54B 回転調整駆動機
55 汚泥供給管
56 ケーシング
57 分離液排出室
57a 分離液排出口
58 汚泥排出室
58a 汚泥排出口
59a,59b 伝動ベルト
Claims (4)
- 基部ハウジングと、
該基部ハウジングに装着する上部ハウジングと、
前記基部ハウジングと前記上部ハウジングにより形成される
ハウジングボックス内に保持され、
外胴ボウルと内胴スクリュウを備えた遠心分離機の回転軸を支持するベアリングと、
前記ハウジングボックス内に配設され、
潤滑油噴射ノズルを備え、潤滑油を供給する潤滑油供給器と
からなる遠心分離機用回転軸支持装置、
潤滑油を貯留する貯油槽、
潤滑油を冷却するオイルクーラー
および
潤滑油を循環させる移送ポンプ
を備えたことを特徴とする潤滑油循環システム。 - 潤滑油をろ過するろ過器
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の潤滑油循環システム。 - 前記基部ハウジングには、
前記回転軸の外周に配設した突起が嵌合するみぞが設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の潤滑油循環システム。 - 前記上部ハウジングには、
ガイドプレートが設けられている
ことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の潤滑油循環システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010275946A JP4920782B2 (ja) | 2010-12-10 | 2010-12-10 | 遠心分離機用潤滑油循環システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010275946A JP4920782B2 (ja) | 2010-12-10 | 2010-12-10 | 遠心分離機用潤滑油循環システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008268222A Division JP4920657B2 (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | 遠心分離機用回転軸支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011047521A true JP2011047521A (ja) | 2011-03-10 |
JP4920782B2 JP4920782B2 (ja) | 2012-04-18 |
Family
ID=43834045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010275946A Active JP4920782B2 (ja) | 2010-12-10 | 2010-12-10 | 遠心分離機用潤滑油循環システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4920782B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101885479B1 (ko) | 2017-07-12 | 2018-08-03 | 홍주원 | 윤활상태 자동 감시시스템 |
KR101983221B1 (ko) * | 2018-12-06 | 2019-05-28 | 정항이 | 디켄터형 원심분리기용 축받침 장치 |
CN113236377A (zh) * | 2021-06-28 | 2021-08-10 | 丰城市天壕新能源有限公司 | 一种干熄焦余热发电用汽轮机 |
CN114382871A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-22 | 淮阴工学院 | 一种重载尼曼型蜗杆齿轮减速机温控自适应润滑装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5445464U (ja) * | 1977-09-05 | 1979-03-29 | ||
JP2001263360A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Nsk Ltd | 軸受支持装置 |
JP2004340374A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | 回転軸の軸受位置の給油装置 |
JP2004340014A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Ebara Corp | タービン発電機 |
JP2005282660A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Nippon Paper Industries Co Ltd | エキスパンダーロールの潤滑構造 |
-
2010
- 2010-12-10 JP JP2010275946A patent/JP4920782B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5445464U (ja) * | 1977-09-05 | 1979-03-29 | ||
JP2001263360A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Nsk Ltd | 軸受支持装置 |
JP2004340374A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | 回転軸の軸受位置の給油装置 |
JP2004340014A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Ebara Corp | タービン発電機 |
JP2005282660A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Nippon Paper Industries Co Ltd | エキスパンダーロールの潤滑構造 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101885479B1 (ko) | 2017-07-12 | 2018-08-03 | 홍주원 | 윤활상태 자동 감시시스템 |
KR101983221B1 (ko) * | 2018-12-06 | 2019-05-28 | 정항이 | 디켄터형 원심분리기용 축받침 장치 |
CN113236377A (zh) * | 2021-06-28 | 2021-08-10 | 丰城市天壕新能源有限公司 | 一种干熄焦余热发电用汽轮机 |
CN114382871A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-22 | 淮阴工学院 | 一种重载尼曼型蜗杆齿轮减速机温控自适应润滑装置 |
CN114382871B (zh) * | 2021-12-22 | 2024-03-26 | 淮阴工学院 | 一种重载尼曼型蜗杆齿轮减速机温控自适应润滑装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4920782B2 (ja) | 2012-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4920782B2 (ja) | 遠心分離機用潤滑油循環システム | |
AU2009267114B2 (en) | Slew bearing system | |
CN102146936B (zh) | 一种用于核电站的化学添加剂混合泵 | |
JP4920657B2 (ja) | 遠心分離機用回転軸支持装置 | |
EP0239962B1 (en) | Mixer drive apparatus | |
JP5671334B2 (ja) | 立軸ポンプ | |
US11707749B2 (en) | Centrifuge including rotatable bowl and conical separation discs arranged in the bowl | |
CN207513844U (zh) | 大功率高扬程单壳体节段式卧式多级离心泵 | |
JP2020013581A (ja) | 液体ポンプのメインテナンス・スケジューラ | |
JP5703102B2 (ja) | 水中軸受装置及び横軸ポンプ | |
KR101948094B1 (ko) | 디스크 수분 제거 장치 | |
CN101932732B (zh) | 布料设备 | |
CN205716366U (zh) | 高频破碎器振动箱轴承的润滑装置 | |
KR101019692B1 (ko) | 에어 오일 윤활 공급 장치 | |
CN201925237U (zh) | 一种用于核电站的化学添加剂混合泵 | |
JP2005201315A (ja) | 潤滑油供給装置 | |
WO2016009977A1 (ja) | 立軸ポンプ | |
CN207864239U (zh) | 轴封结构及包含该轴封结构的液下泵 | |
KR20170004152A (ko) | 오일탱크로 순환되는 오일의 냉각 정화장치 | |
JP2010285882A (ja) | 水中軸受 | |
CN217438108U (zh) | 立式电机润滑油净化装置 | |
CN221385309U (zh) | 一种免维护消泡装置 | |
CN220727884U (zh) | 一种循环供油润滑的托轮设备及合绳机 | |
AU2012203052B2 (en) | Slew bearing system | |
CN221221444U (zh) | 一种停机密封机构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101210 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20101210 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20110112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110325 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110419 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110714 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110720 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20110812 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4920782 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |