JP2011046285A - サンシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉時にはサンシェード部材の車幅方向の動きを規制するとともに、巻き取り時にはスペース効率を損なわず、繰り返し使用にも構造的な信頼性を低下させないサンシェード装置を提供する。
【解決手段】車両(1)のサンシェード装置(10)において、シェード部(11)の車幅方向の両側縁には、所定の幅を有し、前後方向に溝状の凹部(17)が形成されたガイド部(14)が延設され、ガイドレール(30)には、凹部(17)の内面に向けて突設された規制片(31)が前後方向に延設されている。規制片(31)は、シェード部(11)が開閉移動するとき、凹部(17)の車幅内側方向を臨む前記内面の少なくとも一部(19)と当接することでガイド部(14)の車幅内側方向への移動を規制するとともに、ガイド部(14)と摺動自在に係合するように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両のルーフの内開口部に取り付けられるサンシェード装置に関するものである。
採光のためにサンルーフ装置を備えた車両では、直射日光がサンルーフ装置から直接車室内へ射し込むことを防ぐためにサンシェード装置を備えたものがある。サンシェード装置には、車両のルーフの内開口部を車両前後方向に開閉するように取り付けられているものがある。このサンシェード装置の構成には、複数の矩形のパネルを車両前後方向に移動させて開口部を開閉する多板サンシェードや、巻き取り軸を備え、シート状のシェード部材を巻き取ることによって開口部を開閉するロールサンシェードがある。
ロールタイプのサンシェード装置では、車両が走行中に受ける風等によってシート状のシェード部材がばたつく場合がある。これを防止するために、シェード部材の車幅方向側縁部を車両のルーフ側に取り付けたガイドレールと係合させて車幅方向にテンションを付加し、ばたつきに抗するよう構成された技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−12584号公報
特許文献1において開示された技術は、シェード部材の車幅方向の側縁に可撓性の帯状部材を備え、この帯状部材の一部がシェード部材の面に対して起き上がる方向に可動可能な可撓部となっている。この可撓部は、シェード部材が開口部を移動するときには起き上がった状態となってガイドレールと係合し、シェード部材が巻き取り軸に巻き取られるときには沈み込んだ状態となってシェード部材の面を形成するように構成されている。かかる構成は、サンシェード装置搭載にあたってのスペース効率を向上させている。
しかしながら、前記した可撓部はサンシェード部材の開閉の度に、起き上がり、沈み込みの動作が繰り返されるため、可撓部の支点となる可動部分に疲労が蓄積し、可撓部の弾性力を低下させるおそれがあり、さらにはクラックが発生してこれが成長することによって可動部分を破損させるおそれもある。
本発明は、前記背景を鑑み、開閉時にはサンシェード部材の車幅方向の動きを規制するとともに、巻き取り時にはスペース効率を損なわず、繰り返し使用にも構造的な信頼性を低下させないサンシェード装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両(1)の固定ルーフ(2)に形成された開口部(3)と、閉鎖時にあっては前記開口部(3)を覆うシェード部(11)と、前記開口部(3)の前側および後側の一方もしくは両方に設けられた巻き取り装置(40)とを備え、前記巻き取り装置(40)に前記シェード部(11)を巻くもしくは引き出すことによって前後方向へ移動させて前記開口部(3)を開閉するサンシェード装置(10)に適用することができる。このサンシェード装置(10)においては、前記シェード部(11)の車幅方向の両側縁には、所定の幅を有し、前後方向に溝状の凹部(17)が形成されたガイド部(14)が延設されており、前記開口部(3)の車幅方向側縁部下方には、ガイドレール(30)が前後方向に延設されている。そして、前記シェード部(11)は、前記ガイド部(14)が前記ガイドレール(30)内を摺動することで前記開口部(3)の前後方向に移動し、前記ガイドレール(30)には、前記凹部(17)の内面に向けて突設された規制片(31)が前後方向に延設されている。前記規制片(31)は、前記シェード部(11)が開閉移動するとき、前記凹部(17)の車幅内側方向を臨む前記内面の少なくとも一部(19)と当接することで前記ガイド部(14)の車幅内側方向への移動を規制するとともに、前記ガイド部(14)と摺動自在に係合するように構成されている。
前記構成は、車幅方向の両側縁に溝状の凹部が形成されたガイド部を備え、シェード部が開閉移動するとき、ガイドレールに形成された規制片とこの凹部とが当接することで、シェード部が車幅内側方向へ移動することを規制することができる。この構成によれば、可動部分を有さず、シェード部のばたつきに抗するよう構成することができる。
前記構成において、前記ガイド部(14)は、前記凹部(17)の車幅方向内側に設けられた水平面(18)を備えており、前記シェード部(11)は、前記ガイド部(14)と、前記水平面(18)と結合されたシート状のスクリーン(13)とから構成され、前記巻き取り装置(40)は、円筒状に形成されたスプール(49)と、このスプール(49)の両側縁と係合された駆動部(41)とを備えており、前記スプール(49)は、前記スクリーン(13)の一端と係合し、回転することによって前記スクリーン(13)を巻き取り、前記駆動部(41)には、所定の幅を有する前記スプール(49)の外周面の高さから凹設されたガイド部収容溝(42)が形成されており、前記スクリーン(13)が前記スプール(49)に巻き取られるとき、前記ガイド部(14)は前記ガイド部収容溝(42)に収容されるように構成することが好適である。
前記構成によれば、シェード部を巻き取る際には、凹部を備えたガイド部をスプールのガイド収容溝に収容されるように嵩張ることなく巻き取ることができるため、スペース効率を損なうことがない。
前記構成において、前記駆動部(41)を回転自在に軸支するとともに前記スプール(49)に枢結された支軸(46)と、前記支軸(46)と前記駆動部(41)との間に架設された弾性体(47)と、前記スクリーン(13)の他端に結合され、車幅方向に延設されたステー(60)と、前記ステー(60)の車幅方向の両側縁に設けられた前記ガイドレール内を摺動する摺動部(61)と、前記摺動部(61)と一端が係合された開放端型のベルト(50)とを備え、前記駆動部(41)は、前記ガイド収容溝(42)の車幅外側方向に、外周に所定間隔毎に突起(52)が形成された歯車(44)を備えており、前記ベルト(50)には、前記歯車(44)と離脱可能に係合するように前記突起(52)と噛み合う係合穴(51)が形成されており、前記ステー(60)の前後移動によって、前記スクリーン(13)を介して前記スプール(49)が回転し、前記ベルト(50)を介して前記駆動部(41)が回転し、前記ステー(60)を移動させて前記シェード部(11)を閉鎖方向へ移動させるとき、前記弾性体(47)は、前記スクリーン(13)が前記スプール(49)に巻き取られる方向へ回転させるように前記スプール(49)を付勢するように構成することが好適である。
前記構成によれば、開放端型のベルトと歯車との噛み合いによって、シェード部を容易に前後移動させることができる。また、シェード部がスプールに巻き取られる方向へ付勢するように歯車の回転に抗する弾性体を備えることにより、容易にシェード部を巻き取ることができる。
本発明は、開閉時にはサンシェード部材の車幅方向の動きを規制するとともに、巻き取り時にはスペース効率を損なわず、繰り返し使用にも構造的な信頼性を低下させないサンシェード装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置の概要を示す車両の屋根部分の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置全体を上方から見た平面図である。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置全体の側断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる図3のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる図3のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる図3のC−C断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる図3のD−D断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる図3のB−B断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる図3のD−D断面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。なお、以下の説明における上下、前後、左右の方向は、図1の矢印に示すように、車両に搭乗した乗員の視点を基準としている。また、図4〜7については、車両の車室を基準として、内外方向として説明する。
<サンシェード装置の各部位の構成>
図1を参照すると、車両1の固定ルーフ2には、概ね矩形をなす開口部3が形成されている。車両1に搭載されたサンシェード装置10は、開口部3の内周輪郭に対応する形状に形成されたシェード部11を前後方向に移動させて、開口部3を開閉させる構成としている。なお、本実施形態では、後記する巻き取り装置が開口部の後方に設けられており、シェード部11は、開放状態にあっては巻き取り装置に巻き取られており、閉鎖状態にあっては開口部3の前方にステー60が移動されてシート状に展開される。ステー60は図示しない把手等を車室内側に備えており、乗員はこの把手等を引くことによってシェード部11を閉鎖方向に移動させることができる。
図2は、サンシェード装置10を上方から見たものであり、図1の固定ルーフ2、開口部3は省略している。図3は、図2を左方向から見たものであり、後側の一部を断面視している。なお、図2を右方向から見た場合も図3と同様な構成となる。図2と図3を参照すると、サンシェード装置10は、巻き取り装置40と、ステー60と、後方の一端が巻き取り装置40に巻き取られ、前方の他端がステー60に結合されたシェード部11と、ステー60に設けられた摺動部61と係合し、巻き取り装置40の駆動部41を構成する歯車44の外周に所定間隔で形成された突起52と係合する係合穴51が穿孔された開放端型のベルト50とを備えている。
シェード部11は、矩形のシート状のスクリーン13と、スクリーン13の車幅方向(左右方向)の両側縁に結合されたガイド部14とから構成される。スクリーン13は,例えば、通気性を備えた薄い織物を適用することができ、使用する繊維材料および織り方は、透光、遮光の程度、厚さ、強度等から適宜選択することができる。
図5も併せて参照すると、帯状のガイド部14の前後方向断面は、内側方向にスクリーン13と平行した水平面であってスクリーン13と結合する結合部18と、車幅外側方向に溝状の凹部17とを備えている。ガイド部14は、例えば、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂材料を適用して成形することができ、断面方向の厚みは強度等から適宜設定されるが、スクリーン13と同様に薄いものとすることが好適である。巻き取りの際の嵩張りを減少させるからである。結合部18とスクリーン13とは、例えば、点線部を縫製したり、または、溶着、接着等で結合することができる。なお、図5において凹部17の断面は台形状の空間を有するものとしているが、凹部17の車幅方向外側に車幅内側方向を臨む当接面19が形成されれば台形状には限定されない。
ステー60は、乗員がサンシェード装置10の開閉操作をするためのハンドルであり、図示しない把手等を車室内側に備えている。図4も併せて参照すると、ステー60の車幅方向側縁には後記するガイドレール30の第2通路33内を摺動する摺動部61が設けられている。ステー60は、シェード部11のスクリーン13と、例えば、縫製、溶着、接着等で結合することができる。スクリーン13が前後方向に移動する際に、ガイドレール30と接触して損傷を受けることを防止するために、ステー60には下方に延出した第2摺動部62が形成されている。第2摺動部62がガイドレール30の第1通路32(図4参照)の下面を摺動することでスクリーン13とガイドレール30との間隙が形成されて、スクリーン13がガイドレール30と接触しない構成としている。
ベルト50は、前記したように係合穴51が穿孔された開放端型のベルトであり、例えば、POM(ポリオキシメチレン:ポリアセタール樹脂)等の合成樹脂材料を適用して成形することができる。
次に巻き取り装置40について説明する。まず、図2、図3を参照すると、巻き取り装置40は、車幅方向(左右方向)に配設された円柱状のシャフト46と、このシャフト46の両端を軸支する軸受23と、後記する巻き取り機構の一部が収容されるシャフトホルダ21とからなる。
図7を参照すると、シャフト46には回転自在に軸支された駆動部41と、シャフト46に回転拘束されて軸支されたスプール49とが、車幅方向の外側から内側に向かって配設されている。駆動部41は、車幅内側方向に円筒状のガイド受け部43と車幅外側方向に歯車44とを備えている。そして、歯車44から軸受23(図2参照)に至る部分がシャフトホルダ21に収容されている。シャフト46のさらに車幅方向内側には、軸と直交する方向に突出した係止片48が形成されており、一端が駆動部41のガイド受け部43と係合した弾性体47の他端がこの係止片48に係合している。弾性体47は、例えば、図7に示すようにつるまきバネ等のバネを適用できるが、限定はされない。
図2、図3も併せて参照すると、歯車44は、所定の厚みを有した円盤の外周に所定間隔毎に突起52が形成されている。ガイド受け部43は、シェード部11を巻き取り装置40に巻き付けるときにガイド部14を収容するための台形状の溝が形成されたガイド部収容溝42を略中央に備えている。ここで、ガイド部収容溝42の断面を台形状の溝としているのはガイド部14の断面形状と合わせているためである。
図2、図3および図6を参照すると、前後方向でシャフト46の手前にはスクリーンガイド20が配設されている。スクリーンガイド20は、車幅方向(左右方向)ではスクリーン13とほぼ同じ長さで、断面が下側に円弧を有した半円状となっている。スクリーンガイド20は、円弧の外面でスクリーン13の上面に接触することで下方へ付勢して、ステー12とともにスクリーン13の前後方向にたるみが生ずることを防止するとともに、展開したスクリーン13が平面となるようにしている。また、スクリーンガイド20の下側を円弧にすることで、摩擦を軽減し、スクリーン13を滑らかに移動させることができる。
<サンシェード装置の作用時の構成>
次に、図3〜図7を参照して、前記した各部位を係合させたサンシェード装置10の作用時の構成について説明する。図3は、シェード部11が開口部3を閉鎖する方向に引き出された状態を表している。このときのサンシェード装置10のA−A断面、B−B断面、C−C断面およびD−D断面が、それぞれ図4〜図7に表されている。
図4を参照すると、スクリーン13と結合したステー60の車幅方向外側の側縁には前記したように摺動部61と第2摺動部62が備えられており、シェード部11の移動に伴い、摺動部61はガイドレール30に形成された第2通路33内を前後方向にスライドする。摺動部61には上方に突出した係合突起63が設けられており、この係合突起63がベルト50の係合穴51に嵌合されることにより、ステー60とベルト50とが係合されている。
図5を参照すると、スクリーン13の側縁に結合されたガイド部14は、ガイドレール30の第1通路32(図4参照)内に収容されている。第1通路32には、ガイド部14の凹部17の内面に向けて突設された規制片31が設けられている。スクリーン13に車幅方向内側への負荷が発生したとき、凹部17の車幅内側方向を臨む当接面19と規制片31とが当接し、ガイド部14は車幅方向内側への移動が規制される。この構成によれば、可動部分を有さず、シェード部11のばたつきに抗するよう構成することができる。このときベルト50は、ガイドレール30の第2通路33を前後方向に摺動する。なお、ガイドレール30は、スクリーンガイド20の手前まで、摺動部61、第2摺動部62、ベルト50が摺動する通路として機能する。
図6を参照すると、ガイド部14がガイドレール30の第1通路32を越えると、スクリーンガイド20がスクリーン13を下方へ付勢する。かかる構成によって展開されたスクリーン13を水平に維持することができる。図2も併せて参照すると、シャフトホルダ21は、前後方向でシャフト46等を収容する位置からスクリーンガイド20とほぼ同位置まで延設されている。シャフトホルダ21は、歯車44の外周に所定間隔で形成された突起52とベルト50の係合穴51とが係合するように、ベルト50の移動方向を案内している。なお、断面視矩形状に形成されたシャフトホルダ21の内面22の上面側と下面側の両方にベルト50の断面が示されているが、これは、シェード部11が巻き取られるとき、上面側に歯車44に向かうベルト50が示されており、一方、下面側に歯車44との係合が外れて一端がステー60に向かうベルト50が示されている。
図7を参照すると、シェード部11のスクリーン13はスプール49に巻き取られ、このときガイド部14はガイド受け部43のガイド部収容溝42に収容されている。かかる構成によれば、展開時にスクリーン13の左右方向を拘束するガイド部14を嵩張ることなく巻き取ることにより、スペース効率を損なうことがない。
図3も併せて参照すると、歯車44の前方向上部のX点でベルト50の係合穴51は歯車44に形成された突起52と係合される。開放端型のベルト50はシャフトホルダ21内を係合された歯車44によってシャフト46を中心に回転し、ベルト50の移動方向がシェード部11のステー60と係合された他端方向に転じた前方向下部のY点において歯車44との係合が外れて前記歯車の外周から離脱する構成としている。かかる構成によれば、ステー60から巻き取り装置40へ駆動力を伝達するにあたって、環状型のベルトと比べ短い開放端型のベルトを適用したため、スペース効率を向上させることができる。
本実施形態では、スプール49と歯車44(駆動部41)との間に係合された弾性体47は、シェード部11が巻き取り装置40に巻き取られる方向に付勢するように付勢力が予め付与された状態で配設されている。乗員がステー60を引いてシェード部11を閉鎖方向に展開させるときには、ベルト50と係合した歯車44とスクリーン13の一端と係合したスプール49が同時に回転する。ここで、スクリーン13の移動に伴うスプール49の回転角はスプール49に巻き取られたスクリーン13の外径に依存し、一方ベルト50の引き出しに伴う歯車44の回転角は歯車44のピッチ径に依存することから、両者の回転角には多少のズレが生ずる。しかしながら、このズレを考慮しつつ、適宜弾性体47の初期的な付勢力を設定することにより、弾性体47に過大な負荷を与えず、シェード部11の巻き取り装置40への巻き取りの付勢力がほぼ一定にすることができ、巻き取りを容易にすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態と第1実施形態とは、ガイド部の形態が異なるだけであり、第1実施形態と重複する部分については省略し、差異のある部分を中心に説明する。図8,9は、本実施形態にかかるガイド部の作用を説明する断面図であり、図8は図3のB−B断面に、図9は図3のD−D断面に相当する。
図8を参照すると、スクリーン13の側縁に結合された本実施形態にかかるガイド部114は、ガイドレール130の第1通路132内に収容されている。第1通路132には、ガイド部114の凹部117の内面に向けて突設された規制片131が設けられている。スクリーン13に車幅方向内側への負荷が発生したとき、凹部117の車幅内側方向を臨む当接面119と規制片131とが当接し、ガイド部114は車幅方向内側への移動が規制される。この構成によれば、可動部分を有さず、シェード部11のばたつきに抗するよう構成することができる。
本実施形態にかかるガイド部114は、第1実施形態にかかるガイド部と異なり、規制片131を取り囲むようなコの字状の断面が形成されており、規制片131によって車幅方向内側への移動が規制される。
次に図9を参照すると、シェード部11のスクリーン13はスプール49に巻き取られ、このときガイド部114はガイド受け部143のガイド部収容溝42に収容されている。ガイド部114には、ガイド部114の厚さ方向であって、凹部117の反対側に突起115が前後方向に延設されている。ガイド部114がガイド部収容溝42に収容されるとき、この突起115は、先にスプール49に巻き取られたガイド部114の凹部117内に収容され、ガイド部114が重なるときのスペーサになるとともに、ガイド部114が車幅方向内側へ移動することを規制している。また、本実施形態におけるガイド部114の重なりは、凹部117の側部を形成する両脇の壁が先に巻かれたガイド部114の凹部117の反対面に当接し、突起115が後に巻かれるガイド部114の凹部117の底面と当接することによって実現させている。このように、凹部117の壁と突起115を使ってガイド部114が積層される構成とすることにより、壁と突起115との間には適宜車幅方向の隙間を作ることができるため、巻き取りの際に車幅方向に多少のズレが生じても許容することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。本発明は、図面に記載したものに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能である。
1 車両
2 固定ルーフ
3 開口部
10 サンシェード装置
11 シェード部
13 スクリーン
14 ガイド部
17 凹部
18 結合部
19 当接面
20 スクリーンガイド
21 シャフトホルダ
22 内面
23 軸受
30 ガイドレール
31 規制片
32 第1通路
33 第2通路
40 巻き取り装置
41 駆動部
42 ガイド部収容溝
43 ガイド受け部
44 歯車
46 シャフト
47 弾性体
48 係止片
49 スプール
50 ベルト
51 係合穴
52 突起
60 ステー
61 摺動部
62 第2摺動部

Claims (3)

  1. 車両の固定ルーフに形成された開口部と、閉鎖時にあっては前記開口部を覆うシェード部と、前記開口部の前側および後側の一方もしくは両方に設けられた巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置に前記シェード部を巻くもしくは引き出すことによって前後方向へ移動させて前記開口部を開閉するサンシェード装置であって、
    前記シェード部の車幅方向の両側縁には、所定の幅を有し、前後方向に溝状の凹部が形成されたガイド部が延設されており、
    前記開口部の車幅方向側縁部下方には、ガイドレールが前後方向に延設されており、
    前記シェード部は、前記ガイド部が前記ガイドレール内を摺動することで前記開口部の前後方向に移動し、
    前記ガイドレールには、前記凹部の内面に向けて突設された規制片が前後方向に延設されており、
    前記規制片は、前記シェード部が開閉移動するとき、前記凹部の車幅内側方向を臨む前記内面の少なくとも一部と当接することで前記ガイド部の車幅内側方向への移動を規制するとともに、前記ガイド部と摺動自在に係合することを特徴とするサンシェード装置。
  2. 前記ガイド部は、前記凹部の車幅方向内側に設けられた水平面を備えており、
    前記シェード部は、前記ガイド部と、前記水平面に結合されたシート状のスクリーンとから構成され、
    前記巻き取り装置は、円筒状に形成されたスプールと、このスプールの両側縁と係合された駆動部とを備えており、
    前記スプールは、前記スクリーンの一端と係合し、回転することによって前記スクリーンを巻き取り、
    前記駆動部には、所定の幅を有する前記スプールの外周面の高さから凹設されたガイド部収容溝が形成されており、
    前記スクリーンが前記スプールに巻き取られるとき、前記ガイド部は前記ガイド部収容溝に収容されることを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
  3. 前記駆動部を回転自在に軸支するとともに前記スプールに枢結された支軸と、
    前記支軸と前記駆動部との間に架設された弾性体と、
    前記スクリーンの他端に結合され、車幅方向に延設されたステーと、
    前記ステーの車幅方向の両側縁に設けられた前記ガイドレール内を摺動する摺動部と、
    前記摺動部と一端が係合された開放端型のベルトとを備え、
    前記駆動部は、前記ガイド収容溝の車幅外側方向に、外周に所定間隔毎に突起が形成された歯車を備えており、
    前記ベルトには、前記歯車と離脱可能に係合するように前記突起と噛み合う係合穴が形成されており、
    前記ステーの前後移動によって、前記スクリーンを介して前記スプールが回転し、前記ベルトを介して前記駆動部が回転し、
    前記ステーを移動させて前記シェード部を閉鎖方向へ移動させるとき、前記弾性体は、前記スクリーンが前記スプールに巻き取られる方向へ回転させるように前記スプールを付勢することを特徴とする請求項2に記載のサンシェード装置。
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