JP2015067082A - ロールシェード装置 - Google Patents

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位幸 梅木
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隆 木谷
禎孝 中村
Sadataka Nakamura
禎孝 中村
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Abstract

【課題】車両のルーフ開口部を閉めるために展開したロールシェードが、その自重によって弛んでしまうことを抑制する。【解決手段】を備え、張架部材72は、シェード7の上面においてシェード7に取り付けられている。車両用ロールシェード装置1であって、開閉方向に移動可能なシェード7と、シェード7を巻き取る巻取り管51と、開閉方向に移動可能であると共に、シェード7と同時に引き出される紐状の張架部材72と、シェード7上の結合点において、シェード7に結合された取付部材73とを備え、張架部材72は、シェード7の上面において取付部材73を介してシェード7に取り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、ロールシェードが弛むことを抑制する構造を備えたロールシェード装置に関する。
従来、ロールブラインド等の自動車の日除けを展張状態で保持する構造として、ロールパイプに連結する膜状物に、適度な屈曲性と直線性復元力を具備する弾性骨を設ける構造が知られていた(特許文献1)。
特開2001−3662号公報
従来のロールシェード装置では、シェードを展開した状態において、シェードの中央部分がその自重によって下方に弛んでしまう。この点、特許文献1の弾性骨を設ける構造によれば、展開したロールシェードが弛んでしまうことを抑制できる。しかし、この弾性骨は、直線性復元力を具備させるために、金属、セラミック、又はプラスチックの帯状体によって形成されている。そして、弾性骨は、ロールシェードを巻き取った状態でロールシェードの表面(車両内側の面)と強く干渉してしまう。これにより、表面と弾性骨とが接触する領域に、弾性骨による跡が残ってしまうおそれがあった。
上記課題を解決するため、本発明の一例としてのロールシェード装置は、車両用ロールシェード装置であって、開閉方向に移動可能なシェードと、前記シェードを巻き取る巻取り管と、前記開閉方向に移動可能であると共に、前記シェードと同時に引き出される紐状の張架部材と、前記シェード上の結合点において、前記シェードに結合された取付部材とを備え、前記張架部材は、前記シェードの上面において前記取付部材を介して前記シェードに取り付けられている、ことを特徴とする。ここで、「結合点」とは、点で結合した状態のみを意味するのではなく、線で結合した状態又は面で結合した状態を含むものとする。
上記発明によれば、紐状の張架部材を用いることにより、ロールシェードの表面に跡を残すことを防止することができる。また、車両のルーフ開口部を閉めるために展開したロールシェードが、その自重によって弛んでしまうことを抑制することができる。
本発明のさらなる特徴は、添付図面を参照して例示的に示した以下の実施例の説明から明らかになる。
ロールシェード装置を説明するための概略斜視図である。 第1実施形態のロールシェード装置の概略斜視図である。 第1実施形態のロールシェード装置のシェード展開時における概略断面図である。 第1実施形態のロールシェード装置のシェード巻取り時における概略断面図である。 第2実施形態のロールシェード装置の概略斜視図である。 第3実施形態のロールシェード装置の概略斜視図である。
以下、本発明を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施例に限定されるものではない。なお、本明細書において、上下とは重力方向における上方向と下方向とにそれぞれ対応する。また、前後とは、車両の移動方向における前側(フロント側)と後側(リア側)とにそれぞれ対応する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るロールシェード装置1は、採光量の調整のために車両のルーフ開口部(不図示)に設置される。このような車両のルーフ開口部にはガラス又は樹脂製のルーフパネルが設置され、ロールシェード装置1は該ルーフパネルの下方に設置される。そして、ロールシェード装置1は、車両の前後方向に移動可能なシェード7を備えており、このシェード7は、日光を遮光する遮光シートにより構成することができる。図1は、このようなロールシェード装置1を説明するために、シェード7を保持するフレームを示している。また、図2は、展開位置にあるシェード7を図示している。なお、説明の便宜上、図1においては展開位置にあるシェード7を点線で図示している。
ロールシェード装置1は、図1において矢印で示す前後方向(開閉方向)に延在すると共に、互いに対向する一対のガイドレール2,3を備えている。この一対のガイドレール2,3は、車両の幅方向(前後方向に直交する方向)の両側縁部に配置される。また、ロールシェード装置1は、一対のガイドレール2,3のぞれぞれの前端部に固定されるセンターフレーム4と、一対のガイドレール2,3のぞれぞれの後端部に固定されるリアフレーム5と、リアフレーム5を介して一対のガイドレール2,3のそれぞれの後端部に対して固定されるリアハウジング6とをさらに備えている。ガイドレール2,3と、センターフレーム4及びリアフレーム5とは、ボルトなどを用いて互いに固定することができる。なお、ガイドレール2,3は、アルミ等を押出し成形することによって製造でき、センターフレーム4及びリアフレーム5は、鋼板等をプレス成形することによって製造できる。
ガイドレール2,3は、シェード7の側縁部を保持するサイド保持部材71を案内する保持部材ガイド21,31を有する。また、ガイドレール2,3は、ガーニッシュ8を介してシェード7に取り付けられるシュー81と、シェード7を開閉方向に移動させるためのラックベルト91とを案内するシューガイド22,32をさらに有している。このシューガイド22,32は、幅方向において保持部材ガイド21,31よりも外側に位置している。
リアハウジング6には、アクチュエータ(不図示)を収納することができる。このアクチュエータは、ラックベルト91に係合する駆動ギヤと、駆動ギヤに駆動連結された電動モーター92とを有する。そして、電動モーター92を駆動させると、ラックベルト91の一端が巻き取られると同時に、ラックベルト91の他端が繰り出される。
リアフレーム5は軸受部を有しており、軸受部にはシェードを巻き取る巻取り管(リトラクタ)51が取り付けられている。この巻取り管51は、幅方向に延在する円筒状の形状を有しており、巻取り管51の両端部は、幅方向を回転軸方向としてリアフレーム5に回転可能に支持されている。巻取り管51にはシェード7が巻き回されており、シェード7の固定端部(後端部)は、巻取り管51に固定されている。また、巻取り管51内にはトーションスプリング(付勢部材)が設けられており、付勢部材は、シェード7を巻き取る方向に巻取り管51を常に付勢している。
図3は、第1実施形態に係るロールシェード装置1を示しており、展開位置にあるシェード7が図示されている。なお、図3は、ロールシェード装置1の幅方向中央を開閉方向に切断した断面を示す概略図である。
図2及び図3に記載の車両用ロールシェード装置1は、展開位置と巻取り位置との間で開閉方向に移動可能なシェード7と、シェード7を巻取り位置まで巻き取る巻取り管51とを備えている。ここで、展開位置とは、シェード7が巻取り管51から完全に引き出された位置であり、シェード7が展開位置にあるときは、ルーフパネルの下方がシェード7によって遮蔽された状態(全閉状態)となる。また、巻取り位置とは、シェード7が巻取り管51に完全に巻き取られた位置であり、シェード7が巻取り位置にあるときは、ルーフパネルの下方が開放された状態(全開状態)となる。ユーザーは、シェード7を展開させる際には、巻取り位置から展開位置へ向けて閉方向(前方向)にシェード7を移動させる。また、ユーザーは、シェード7を収納する際には、展開位置から巻取り位置へ向けて開方向(後方向)にシェード7を移動させる。なお、適切な採光量に調節するため、シェード7は、展開位置と巻取り位置の間の任意の位置で停止させることもできる。
シェード7は、略矩形状の形状を有しており、巻取り管51に巻き回されている。また、開閉方向に直交する幅方向における該シェード7の端部には、一対のサイド保持部材71が固定されている。この一対のサイド保持部材71は、全開状態で開閉方向に延在する帯状の形状を有し、それぞれシェード7の幅方向の端部に取り付けられている。そして、サイド保持部材71は、ガイドレール2,3の保持部材ガイド21,31内を摺動するように案内され、シェード7と共に開閉方向に移動する。シェード7が巻取り部によって巻取り位置まで巻き取られると、サイド保持部材71もシェード7と共に巻取り部に巻き取られる。なお、シェード7は、ナイロン等の繊維によって製造することができる。また、サイド保持部材71は、樹脂等の可撓性を有する材料により製造することができる。そして、サイド保持部材71は、シェード7の側縁部の下方側に、例えば縫製により固定されている。
シェード7の前端部は、幅方向に延在するガーニッシュ8に固定されている。このガーニッシュ8は、巻取り管51と平行に配置されており、幅方向において巻取り管51と略同等の長さを有する。また、幅方向におけるガーニッシュ8の両端部には、一対のシュー81が取り付けられている。このシュー81は、ラックベルト91に固定されており、電動モーター92によるラックベルト91の開閉方向への移動に伴い、シューガイド22,32内をガイドレール2,3に沿って開閉方向に摺動する。そして、シュー81の移動に伴い、ガーニッシュ8及びシェード7も開閉方向に移動する。換言すると、シュー81、ガーニッシュ8及びシェード7は、ラックベルト91を介して電動モーター92によって開閉方向に移動可能である。
また、ロールシェード装置1は、シェード7の弛みを抑制するために、開閉方向に移動可能であると共に、シェード7と同時に引き出される紐状のワイヤー72(張架部材)を備えている。このワイヤー72は、車両のルーフ側を向いたシェード7の上面(裏面)においてシェード7に取り付けられている。また、ロールシェード装置1は、シェード7の上面においてシェード7に結合された取付部材73を備えている。そして、ワイヤー72は、取付部材73を介してシェード7に取り付けられている。また、ワイヤー72は、開閉方向に直交する幅方向におけるシェード7の中央を通って延在しており、且つ全閉状態にあるシェード7の露出部分Eの開閉方向における中央でシェード7に取り付けられている。ここで、露出部分Eとは、例えば、リアフレーム5の前端部からガーニッシュ8の後端部までの間の部分に対応する。これにより、ワイヤー72は、ルーフ開口部の開口中心に対応する位置で、シェード7に取り付けられる。なお、ワイヤー72は、PE(ポリエチレン)等の伸びにくい材料により製造することができる。
同様に、取付部材73は、全閉状態にあるシェード7の露出部分Eの開閉方向における中央であり、且つ開閉方向に直交する幅方向におけるシェード7の中央である位置でシェード7に結合されている(以下の説明では、取付部材73がシェード7に結合されている位置を結合点という)。この取付部材73の幅方向における両端部は、接着又は縫製等の方法によってシェード7に結合されている。そして、ワイヤー72は、取付部材73とシェード7との間に形成された隙間を通って、取付部材73の下方(シェード7の上方)において延在している。なお、取付部材73は、ナイロン等の繊維によって製造することができる。
ところで、従来のロールシェード装置1の場合、シェード7の全閉状態においては、図3の点線で示すように自重によってシェード7の中央部分が下方に弛んでしまう。このような弛みが生じてしまうと、車両内の空間の高さが弛んだ分だけ低くなってしまう。また、弛みが生じたシェード7は見栄えが悪い。そこで、第1実施形態に係るロールシェード装置1においては、シェード7の上面にワイヤー72を取り付け、シェード7の弛みを抑制している。
より具体的に説明すると、ワイヤー72の前端はガーニッシュ8に固定され、後端は巻取り管51に固定されている。そして、ワイヤー72は、前方側では支点Aにおいてガーニッシュ8に支えられ、後方側では支点Bにおいてワイヤー72が巻取り管51に支えられている。そのため、全閉状態においては、完全に引き出されたワイヤー72に加わる張力によって、ワイヤー72が2つの支点A,B間において略直線状に張架されている。そして、支点A,Bのうち少なくとも一方は、シェード7と取付部材73との結合点よりも上方に位置している。これにより、取付部材73を介してシェード7の中央部(取付部材73との結合点)を、ワイヤー72によって上方へと引き上げている。なお、ワイヤー72の後端は、シェード7に形成された穴部を通って巻取り管51に直接的に固定することができる。また、ワイヤー72の後端は、シェード7を介して巻取り管51に間接的に固定することもできる。
また、結合点は、ワイヤー72を取り付けない場合におけるシェード7の仮想最下点Cに対応する位置に設定されており、全閉状態では仮想最下点の上方に位置する。これにより、最も弛みが大きいと想定される部分において、シェード7の弛みを抑制することができる。なお、第1実施形態の仮想最下点は、全閉状態にあるシェード7の露出部分Eの開閉方向における中央であり、且つ幅方向におけるシェード7の中央である位置に設定されている。
ところで、取付部材73とシェード7とが1点で結合される場合、結合点から延在する皺が生じることがある。そのため、シェード7と取付部材73との結合領域の面積は、より広い方がより好ましく、少なくとも取付部材73におけるワイヤー72と接触する領域の面積よりも広い。このように結合領域の面積を広げることによって、上方に引き上げる力がシェード7に加わる部分を分散させることができる。これにより、シェード7の皺を目立たなくすることができる。
続いて、図4を参照して、全開状態のロールシェード装置1について説明する。なお、図4は、ロールシェード装置1の幅方向中央を開閉方向に切断した断面を示す概略図である。また、図4の左下には、巻き取った状態のシェード7及びワイヤー72の部分拡大図が示されている。
上述したように、シェード7の両側縁部にはサイド保持部材71が取り付けられている。そのため、シェード7を巻き取った状態においては、重なり合うシェード7の裏面(上面)と表面(下面)との間に、巻取り管51の半径方向(上下方向)においてサイド保持部材71の厚みと同等の高さを有する隙間gが生じる。そして、ワイヤー72の厚み(直径)dは、該隙間gの高さよりも小さい。すなわち、ワイヤー72の厚みdは、サイド保持部材71の厚みよりも小さい。これにより、シェード7を巻き取った状態であっても、ワイヤー72と重なる外側のシェード7が、内側のシェード7に向かってワイヤー72を押し付けることがない。したがって、ワイヤー72がシェード7の表面に押し付けられて、シェード7に跡を残してしまうことを防止できる。
より具体的に、第1実施形態においては、例えば、サイド保持部材71が0.8mmの厚さを有し、ワイヤー72が0.2mmの直径を有する。また、シェード7は、例えば、0.4mmの厚さを有し、取付部材73は、0.4mmの厚さを有する。なお、ワイヤー72の直径と取付部材73の厚さとの合計は、サイド保持部材71の厚さよりも小さいことがより好ましい。このように設定することにより、取付部材73とワイヤー72とが重なる領域においても、シェード7に跡を残してしまうことを防止できる。
以上説明した第1実施形態に係るロールシェード装置1によれば、開閉方向に延在する張架部材72による張力が取付部材73を介してシェード7を上方に持ち上げるように作用する。これにより、シェード7の弛みを抑制することができる。そのため、車両内部空間の高さを維持できると共に、シェード7の見栄えを損なうことを防止できる。また、紐状の張架部材72を用いることにより、張架部材72がシェード7の表面に接触したとしても、該接触領域は非常に狭い範囲にとどまる。そのため、シェード7に跡を残してしまうことを防止できる。
なお、第1実施形態において、取付部材73の数は1つには限定されず、複数の取付部材73を設けることもできる。1つの取付部材73を設ける場合、取付部材73の結合点から延在する皺がシェード7に生じることがあるが、複数の取付部材73を設けることにより、この皺を目立たなくすることができる。また、複数の箇所の弛みを抑制できるので、より見栄えの良いシェード7を提供することができる。さらに、第1実施形態のワイヤーの数は1本に限られない。例えば、ワイヤーの数は2本以上であってもよい。この場合、それぞれの支点A,Bは、ガーニッシュ8及び巻取り管51の幅方向に複数設けられるのが好ましい。
また、第1実施形態において、ワイヤー72を巻き取るための巻取り部を別途設けることもできる。この場合、例えば、リアフレーム5内の巻取り管51の両端部に隣接するように巻取りローラを配置し、巻取り管51の回転に連動させて巻取りローラを回転させることによって、該巻取りローラ上にワイヤー72を巻き取ることができる。また、ワイヤー72をシェード7の対角線に沿って延在させ、ワイヤー72の前端をシュー81に固定することもできる。
[第2実施形態]
続いて、図5を参照して第2実施形態に係るロールシェード装置1について説明する。なお、第2実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態で説明した構成要素については同じ参照番号を付し、その説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
図5には展開位置にあるシェード7が図示されている。第2実施形態においても、取付部材73は、全閉状態にあるシェード7の露出部分Eの開閉方向における中央であり、且つ開閉方向に直交する幅方向におけるシェード7の中央である位置で結合されている。
一方、第1実施形態とは異なり、第2実施形態においては、少なくとも二本のワイヤー271,272が設けられている。そして、ワイヤー271,272は、取付部材73とシェード7との間で交差するように延在している。なお、ワイヤー271,272の前端はガーニッシュ8に固定され、後端は巻取り管51に固定されている。
ワイヤー271,272は、シェード7の上面と取付部材73との間に形成された隙間を通って、取付部材73の下方においてシェード7の対角線に沿った方向に延在している。そして、取付部材73の幅方向の両端部はシェード7に結合されている。そのため、ワイヤー271,272は、取付部材73の開閉方向から取付部材73の下方を通りぬけるように延在している。
このような第2実施形態においても、シェード7の弛みを抑制することができるため、車両内部空間の高さを維持できると共に、シェード7の見栄えを損なうことを防止できる。さらに、第2実施形態においては、複数のワイヤー271,272を設けることにより、取付部材73を介してシェード7の中央部を引け上げる力を増すことができる。そのため、シェード7の重みによってワイヤー271,272が弛んでしまうことを抑制できるので、より確実にシェード7の弛みを防止することができる。
なお、第2実施形態のワイヤー271,272は、シェード7の対角線に沿った方向に延在していたが、これに限られるものではない。ワイヤー271,272が取付部材73の下方を通りぬけるように構成されていればよく、ワイヤー271,272の前端は幅方向における任意の位置でガーニッシュ8に固定することができる。また、ワイヤー271,272の後端は、幅方向における任意の位置で巻取り管51に固定することができる。
さらに、ワイヤー271,272の前端は、シュー81に固定することができる。また、第2実施形態のワイヤーの数は2本には限られない。例えば、第1実施形態と同様に、幅方向におけるシェード7の中央である位置において開閉方向に延在するワイヤー72をさらに設けることもできる。
[第3実施形態]
続いて、図6を参照して第3実施形態に係るロールシェード装置1について説明する。なお、第3実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態で説明した構成要素については同じ参照番号を付し、その説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
図6には展開位置にあるシェード7が図示されている。第3実施形態においても、取付部材373,374は、全閉状態にあるシェード7の露出部分Eの開閉方向における中央で結合されている。
一方、第1実施形態とは異なり、第3実施形態における取付部材373,374は、開閉方向に直交する幅方向にシェード7を三等分した場合の中央領域Mの両側境界l,r上である位置で結合されている。すなわち、中央領域Mと隣り合う二つの領域L,Rとのそれぞれの境界l,r上に、少なくとも2つの取付部材373,374が設けられている。また、第3実施形態においては、少なくとも二本のワイヤー371,372が設けられている。
ワイヤー371,372は、シェード7の上面と取付部材373,374との間に形成された隙間を通って、取付部材373,374の下方において略L字状に屈曲して延在している。そして、取付部材373,374の幅方向の両端部はシェード7に結合されている。そのため、ワイヤー371,372は、取付部材373,374の開閉方向から取付部材373,374の下方を通りぬけるように延在しており、屈曲部分は取付部材373,374の下方に位置している。
さらに、第3実施形態においては、ワイヤー371,372の後端部が巻取り管51の端部に固定されている。より具体的には、巻取り管51の端部に幅方向に延在する略U字状の溝351が形成されており、ワイヤー371,372の後端部に固定されたカシメ部材352が該溝351にカシメられている。一方、ワイヤー371,372の前端部は、シュー81に固定されている。
このような第3実施形態においても、シェード7の弛みを抑制することができるため、車両内部空間の高さを維持できると共に、シェード7の見栄えを損なうことを防止できる。さらに、第3実施形態においては、複数のワイヤー371,372を設けることにより、取付部材373,374を介してシェード7の中央部を引け上げる力を増すことができる。そのため、シェード7の重みによってワイヤー371,372が弛んでしまうことを抑制できるので、より確実にシェード7の弛みを防止することができる。加えて、複数の取付部材373,374を設けることにより、取付部材373,374の結合点から延在するシェード7の皺を目立たなくすることができる。また、複数の箇所の弛みを抑制できるので、より見栄えの良いシェード7を提供することができる。
なお、第3実施形態のワイヤー271,272は、取付部材373,374の下方を通りぬけるように構成されていればよく、ワイヤー271,272の後端は、幅方向における任意の位置で巻取り管51に固定することもできる。また、ワイヤー271,272の前端はガーニッシュ8に固定することもできる。また、第3実施形態のワイヤーの数は2本には限られない。例えば、第1実施形態と同様に、幅方向におけるシェード7の中央である位置において開閉方向に延在するワイヤー72と、該ワイヤー72を取り付けるための取付部材73とをさらに設けることもできる。
以上、実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の各実施形態及び変形形態は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
例えば、上記実施形態では、電動のロールシェード装置1について説明したが、本発明は、手動のロールシェード装置に適用することもできる。この場合は、ガーニッシュ8に手動操作時の取手となる操作部が設けられる。そして、このガーニッシュ8を閉方向に移動させると、ガーニッシュ8に固定されたシェード7も閉方向に移動する。一方、ガーニッシュ8を開方向に移動させると、シェード7も開方向に移動する。そして、付勢部材によって付勢されている巻取り管51が回転し、シェード7とワイヤー72が巻取り管51に巻き取られる。
また、ラックベルト91に代えて、ワイヤー又はチェーン等によってシェード7を移動させることもできる。例えば、ワイヤーを用いる場合、ワイヤーの一部にシュー81を固定し、プーリー等に張架されたワイヤーを回転移動させる。これにより、電動モーター92によってワイヤーを移動することによって、シュー81の移動に伴いシェード7を開閉させることができる。
また、上記実施形態では、シェード7が展開する方向が前方向(閉方向)に対応し、シェード7が巻き取られる方向が後方向(開方向)に対応していた。しかし、シェード7が展開する方向は、後方向、又は車両の幅方向のいずれか一方であっても良い。同様に、シェード7が巻き取られる方向は前方向、又は車両の幅方向のいずれか一方であっても良い。
さらに、ワイヤー72の全部又は一部を弾性体で構成することによって、さらに張力を付与することもできる。また、上記実施形態では、布状の形状を有する取付部材を用いていたが、これには限定されない。紐状又は帯状の形状を有する取付部材を用いることもできる。
1:ロールシェード装置、2:ガイドレール、3:ガイドレール、4:センターフレーム、5:リアフレーム、6:リアハウジング、7:シェード、8:ガーニッシュ、21:保持部材ガイド、22:シューガイド、31:保持部材ガイド、32:シューガイド、51:巻取り管、71:サイド保持部材、72:ワイヤー、73:取付部材、81:シュー、91:ラックベルト、92:電動モーター、271:ワイヤー、272:ワイヤー、351:溝、352:カシメ部材、371:ワイヤー、372:ワイヤー、373:取付部材、374:取付部材

Claims (8)

  1. 車両用ロールシェード装置であって、
    開閉方向に移動可能なシェードと、
    前記シェードを巻き取る巻取り管と、
    前記開閉方向に移動可能であると共に、前記シェードと同時に引き出される紐状の張架部材と、
    前記シェード上の結合点において、前記シェードに結合された取付部材とを備え、
    前記張架部材は、前記シェードの上面において前記取付部材を介して前記シェードに取り付けられている、ロールシェード装置。
  2. 前記張架部材は、2つの支点間において張架されており、
    前記2つの支点のうち少なくとも一方は、前記結合点よりも上方に位置する、請求項1に記載のロールシェード装置。
  3. 前記結合点は、前記張架部材を取り付けない場合における前記シェードの仮想最下点に対応する位置に設定されている、請求項1又は2に記載のロールシェード装置。
  4. 前記結合点は、全閉状態にある前記シェードの露出部分の前記開閉方向における中央であり、且つ前記開閉方向に直交する幅方向における前記シェードの中央である位置に設定されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のロールシェード装置。
  5. 前記張架部材は、前記取付部材と前記シェードとの間で交差するように延在する少なくとも2つの張架部材を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のロールシェード装置。
  6. 前記結合点は、全閉状態にある前記シェードの露出部分の前記開閉方向における中央であり、且つ前記開閉方向に直交する幅方向に前記シェードを三等分した場合の中央領域の両側境界上である位置に設定されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のロールシェード装置。
  7. 前記張架部材は、前記取付部材と前記シェードとの間で屈曲するように延在する張架部材を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載のロールシェード装置。
  8. 前記開閉方向に直交する幅方向における前記シェードの端部にサイド保持部材が固定されており、
    前記張架部材の厚みは、前記サイド保持部材の厚みよりも小さい、請求項1から7のいずれか1項に記載のロールシェード装置。
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