JP2011045547A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】微生物を検出することのできる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電気掃除機1は、吸気口体20と本体10と吸気管40に設けられた操作部30とのうちの少なくとも一箇所に微生物を検出するためのセンサ100を設け、電気掃除機1内に吸引された空気中の微生物を検出する。これにより、電気掃除機1によって微生物がどれだけ排除できたかを示すことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は電気掃除機に関し、特に、センサ機能を有する電気掃除機に関する。
近年、健康・安全に関する意識はますます高くなってきている。土壌、動物・人の皮膚、呼吸器などに常在する微生物や、着衣、内装材に生育した微生物などにより、空気中に微生物が放出され、室内の空中を浮遊する。この、空中に浮遊する微生物は、シックビルディング症候群(SBS)やアレルギーの原因と考えられている。このため、家庭では、空気清浄機の設置や抗菌製品の採用や換気システムの導入等、室内環境改善に対する関心が高まっている。それに伴い、様々な、空中に浮遊する菌や微生物を除去するための装置や、これらの浮遊を防止するための機器が、商品化されている。
しかしながら、室内に存在する微生物は空中を浮遊しているものばかりではなく、床上にも微生物の死骸等や落下微生物が存在している。こういった、床上の微生物の死骸や落下微生物などは、浮遊している微生物と相関が見られる、ということも言われている。また、落下微生物などは固体表面に付着して増殖・拡散することが知られている。したがって、空中に浮遊する微生物だけでなく落下微生物にも注意を払う必要がある。
床上に存在し、健康を脅かす要因として、ダニも挙げられる。特開平10−57287号公報(以下、特許文献1)は、塵埃センサおよびダニ検知器を搭載し、埃やダニを効率よく捕集する電気掃除機を開示している。
特開平10−57287号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来技術の電気掃除機は、温度や湿度を指標にしてダニ繁殖の活発化を推定しているに過ぎず、実際にダニや微生物の存在を検出してはいない。そのため、正確に微生物の存非を判定することができない、という問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、微生物センサを搭載し、微生物を検出することのできる電気掃除機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、電気掃除機は、吸気口を有する吸気口体と、電動送風機および集塵部を有する本体と、吸気口体と本体との間を連結する吸気管と、吸気口体と本体と吸気管とのうちの少なくとも1つに、内部の空気から微生物を検出するためのセンサとを備え、センサは、吸気口体から本体内の集塵部までの間に、その間の空気をセンサ内に吸引するための第1の吸引口を有し、当該電気掃除機外部の空気をセンサ内に吸引するための第2の吸引口を有する。
好ましくは、電気掃除機は、吸気口体から吸気管を経て集塵部まで空気の通路となる通気管が配され、第1の吸引口は、通気管とその内側とを区分する通気管の表面に接して設けられ、第2の吸引口は、当該電気掃除機とその外部とを区分する表面に接して設けられる。
好ましくは、電気掃除機は、第1の吸引口からの空気の吸引と、第2の吸引口からの空気の吸引とを切り替えるための切替手段をさらに備える。
好ましくは、センサは、内部の空気を排出するための排出口を有し、電気掃除機は、排出口からの排出流量を調整するための調整手段をさらに備える。
より好ましくは、調整手段は当該電気掃除機に対して着脱可能である。
好ましくは、電気掃除機は、吸気口体と本体と吸気管とのうちの少なくとも1つに、センサでの検出結果を表示するための表示手段をさらに備える。
より好ましくは、電気掃除機は、センサからの検出信号に基づいて、当該電気掃除機で吸引した微生物量を表示手段に表示させるための表示制御手段をさらに備える。
好ましくは、電気掃除機は、電動送風機による吸引を第1の制御するための制御手段と、センサでの検出結果に応じて、第1の制御手段での制御量を判断するための第1の判断手段とをさらに備える。
好ましくは、電気掃除機は、イオン発生手段と、イオン発生手段からのイオンの放出量を制御するための第2の制御手段と、センサでの検出結果に応じて、第2の制御手段での制御量を判断するための第2の判断手段とをさらに備える。
好ましくは、センサは、発光素子と、発光素子の照射方向に対して受光方向が所定角度である受光素子と、受光素子の受光量を検出信号として処理するための処理装置とを含み、電気掃除機は、受光素子の受光量をセンサからの検出信号として入力するための入力手段と、検出信号を任意の条件と比較するための判定手段と、判定手段の結果に基づいて微生物量を算出するための算出手段とをさらに備える。
この発明にかかる電気掃除機では、温度や湿度などの間接的な指標から微生物の存在を推定するものではなく、空気中の微生物を検出することができる。したがって、この発明にかかる電気掃除機では従来の電気掃除機よりも正確に微生物を検出することができる。さらに、この発明にかかる電気掃除機では、ダニのみでなく、他の微生物も検出することができる。
実施の形態にかかる電気掃除機の外観の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる電気掃除機の、本体の構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる電気掃除機の、吸気口部の構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる電気掃除機の、操作部の構成の具体例を示す図である。 センサの吸引口および排出口の構成の具体例を示す図である。 センサの基本構成を示す図である。 サイズが同じ埃粒子と微生物粒子とについての、散乱角と散乱強度との相関のシミュレーションの結果を表わす図である。 センサおよび制御装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 検出信号の具体例を示す図である。 パルス幅と散乱強度との関係を表わす図である。 制御装置での制御の流れの具体例を示すフローチャートである。 センサでの検出動作の具体例を示すフローチャートである。 表示の具体例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1を参照して、本実施の形態にかかる電気掃除機1は、本体10と、吸気口部20、および操作部30とを含む。吸気口部20と本体10とは吸気管40で連結され、その途中に操作部30が設けられる。
本体10には、図示しない吸引駆動機構と、全体を制御するための、図示しないCPUを含んだ制御装置300とが含まれる。制御装置300は、少なくとも本体10内の電動送風機16(図2)と電気的に接続され、その駆動を制御する。また、操作部30は制御装置300と電気的に接続され、操作信号を制御装置300に対して出力する。
電気掃除機1はさらに、微生物を検出するためのセンサ100を含む。センサ100は、本体10に含まれてもよいし、吸気口部20に含まれてもよいし、たとえば操作部30などの吸気管40の途中に含まれてもよいし、そのうちの2箇所以上に含まれてもよい。センサ100もまた制御装置300と電気的に接続され、制御装置300によって検出動作が制御される。
図2は、センサ100が本体10に含まれるとした場合の、本体10の構成を示している。本体10は、電気掃除機1使用時に、床面500に対して図1に示されるように置かれる。図2(A)は、図1にように置かれた本体10の上方から見た本体10の構成、図2(B)は、図2(A)のB−B位置の断面を矢印方向に見た本体10の構成を表わしている。
図2(A)および図2(B)を参照して、本体10は筐体11内に、電動送風機16と集塵部15とを含む。筐体11は、開口された、吸気管40との接合部12を有する。また、筐体11は、開口された、電動送風機16で送風された空気を排気するための排気口13を有する。筐体11内の、接合部12から集塵部15および電動送風機16を経て排気まで、送風管14が配される。電動送風機16が制御装置300の制御によって駆動することで、接合部12から吸気管40内の空気が送風管14内に吸引され、集塵部15を経て、電動送風機16まで運ばれる。そして、電動送風機16によって、運ばれた空気は排気口13から機外に排出される。集塵部15は図示しないフィルタを含み、吸引された空気がフィルタを通過することで、吸引された空気中の浮遊物質がフィルタに吸着されて取り除かれる。このようにして浄化された空気が排気口13から排気される。
センサ100は、センサ100内に空気を取りこむための吸引口としての外部吸引口101および内部吸引口102と、センサ100内の空気を排出するための排出口103とを有する。
センサ100が本体10に含まれる場合には、外部吸引口101は筐体11表面に設けられ、内部吸引口102は送風管14に設けられ、排出口103は集塵部15に設けられる。これにより、外部吸引口101からは本体10外部の空気がセンサ100内に導入され、内部吸引口102からは機外から本体10内の送風管14に吸引された空気がセンサ100内に導入され、排出口103からセンサ100内の空気が集塵部15に排出される。
図3は、センサ100が吸気口部20に含まれるとした場合の、吸気口部20の構成を示している。吸気口部20は、電気掃除機1で床面500を掃除する際に、床面500に対して図1に示されるように当てて用いられる。図3(A)は、図1にように床面500に当てられた吸気口部20の上方から見た吸気口部20の構成、図3(B)は、図3(A)のB−B位置の断面を矢印方向に見た吸気口部20の構成を表わしている。
図3(A)および図3(B)を参照して、吸気口部20は筐体21を有し、筐体21は、下面、つまり図1にように床面500に当てられた場合に床面500に接する面に、大きく開口されている開放面22を有する。筐体21は上面、つまり床面500から遠い側の面に、吸気管40との接合部23を有する。筐体21内の下方、つまり、図1にように床面500に当てられた場合に開放面22によって床面500に接する位置に、ブラシ24が設けられる。ブラシ24は、筐体21の長手方向と平行に配された軸を中心として回転する。図3(B)を参照して、筐体21内の、開放面22に連続しブラシ24を囲む面には図示しない開口が設けられ、開放面22とこれら面とで、吸気口22Aを構成する。
吸気管40によって連結された本体10内で電動送風機16が駆動することで、吸気管40内の空気が電動送風機16に向けて運ばれる。それに伴って、吸気口22Aから筐体21外部の空気が吸引され、吸気管40内に取り込まれる。図1に示されるように吸気口部20が床面500に対して当てられ、かつ吸気口部20が床面500に対して移動されながら用いられると、ブラシ24によって床面500の塵埃などが空気中に掻き出され、その空気が吸気口22Aから吸気管40内に吸引される。
センサ100が吸気口部20に含まれる場合には、外部吸引口101は筐体21の床面500から遠い側の面つまり上面側の筐体21の表面に設けられ、内部吸引口102は吸気口22Aまたは吸気口22Aから筐体21内への流路に面した位置に設けられ、排出口103は吸気管40または吸気管40との接合部23に設けられる。これにより、外部吸引口101からは吸気口部20外部の空気がセンサ100内に導入され、内部吸引口102からは吸気口22A吸引された機外の空気がセンサ100内に導入され、排出口103からセンサ100内の空気が吸気管40に排出される。
図4は、センサ100が、吸気管40に設けられた操作部30に含まれるとした場合の、操作部30の構成を示している。操作部30は、その一面に後述する操作スイッチ34Aを含む。図4(A)は、操作スイッチ34Aが備えられる面の上方から見た操作部30の構成、図4(B)は、図4(A)のB−B位置の断面を矢印方向に見た操作部30の構成を表わしている。
図4(A)および図4(B)を参照して、操作部30の筐体31の上面には、操作スイッチ34Aおよび表示パネル34Bが設けられる。筐体31は、開口された、吸気管40の下流側との接合部32および上流側との接合部33とを有し、筐体31内の、接合部32から接合部33には送風管35が配される。吸気管40によって連結された本体10内で電動送風機16が駆動することで、吸気管40内の空気が電動送風機16に向けて運ばれる。それに伴って、下流側の吸気管40内の空気が接合部32から筐体31内に吸引され、送風管35内に取り込まれる。さらに、送風管35内の空気が接合部33から筐体31外に排出される。なお、表示パネル34Bは操作部30に備えられる形態に限定されず、その他の位置に設けられてよい。好ましくは、センサ100の配される位置に対応した位置に設けられる。すなわち、好ましくは、本体10、吸気口部20、および操作部30のうちのいずれかに備えられる。
センサ100が操作部30に含まれる場合には、センサ100は送風管35内に設けられる。外部吸引口101は筐体31の上面側の表面に設けられ、内部吸引口102は送風管35内の下流側、つまり接合部32に向いた位置に設けられ、排出口103は送風管35内の上流側、つまり接合部33に向いた位置に設けられる。これにより、外部吸引口101からは吸気管40外部の空気がセンサ100内に導入され、内部吸引口102からは吸気口部20から吸気管40内に吸引された機外の空気がセンサ100内に導入され、排出口103からセンサ100内の空気が吸気管40に排出される。すなわち、操作部30内の送風管35へ吸引された空気は、送風管35に向いて設けられた内部吸引口102より送風管35本体を分岐してセンサ100内に取り込まれ、再び、排出口103から送風管35本体へ戻る。
なお、以上の例では、センサ100が本体10内、吸気口部20内、および吸気管40に設けられた操作部30に含まれる形態が示されている。しかしながら、センサ100は、吸気管40内のあるいは吸気管40から分岐した、吸引された空気の流路内であって、吸気管40および外部と内部とを区分する面である筐体表面に設けられる場所であれば、これらの位置に限定されずいずれの位置に設置されてもよい。
図5を参照して、センサ100の外部吸引口101および内部吸引口102には、それぞれ、開閉扉101Aおよび102Aが設けられ、開閉扉101Aおよび開閉扉102Aが駆動することで、外部吸引口101および内部吸引口102は、それぞれ、開状態、閉状態となる。一例として、図5には、開閉扉101Aおよび開閉扉102Aは、それぞれ、外部吸引口101および内部吸引口102に対してスライドする構成が示されているが、外部吸引口101および内部吸引口102を開状態、閉状態とし得る構成であれば、他の構成であってもよい。
開閉扉101Aおよび開閉扉102Aは、それぞれ制御装置300に電気的に接続され、制御装置300によって、いずれか一方のみが開状態となるよう制御される。これにより、外部吸引口101および内部吸引口102が同時に開状態となる場合に必要な、センサ100内に空気を導入するための機構を不要、または簡略化することができる。さらに、センサ100での検出の対象を、外部吸引口101から導入された空気および内部吸引口102から導入された空気のいずれかに確定させることができる。制御装置300は、CPUが実行するプログラムに規定されるタイミングで自動的に外部吸引口101および内部吸引口102の開閉状態の切替を行なってもよい。または、操作スイッチ34Aに、開閉状態を切り替えるためのスイッチが含まれる場合には、操作スイッチ34Aからの操作信号に従って切替を行なってもよい。
詳しくは、図5では、外部吸引口101が閉状態、内部吸引口102が開状態、が表わされている。この場合、吸気管40内に吸引された空気が内部吸引口102からセンサ100内に導入される。そのため、この場合にはセンサ100では、電気掃除機1の吸気管40内に吸引された空気中の微生物が検出される。すなわち、この場合には、電気掃除機1により吸引された気体のみがセンサ100での検出の対象になるため、電気掃除機1によってどれだけの量の微生物を吸引することができたのかを測定することができる。
また、逆の場合として、外部吸引口101が開状態、内部吸引口102が閉状態、となる場合がある。この場合、吸気管40外の空気が外部吸引口101からセンサ100内に導入される。そのため、この場合にはセンサ100では、電気掃除機1外の空気中の微生物が検出される。すなわち、この場合には、まだ外部環境下にどれだけの微生物が存在しているか測定することができる。
さらに、好ましくは、図5に示されるように、排出口103はその内部に、着脱可能なオリフィス103Aを含む。オリフィス103Aは、排出口103からの空気の排出の障害となるため、外部吸引口101または内部吸引口102からのセンサ100内への空気の導入速度が調節される。センサ100への空気の導入速度は所定の速度には限定されないが、センサ100では以降に説明される方法で受光素子9からの電流信号から浮遊粒子のサイズを換算するため、それが可能となるように、流速が大きすぎない範囲に制御される必要がある。好ましくは、導入する空気の流速は0.01L(リットル)/minから10L/minである。本体10内の電動送風機16による吸引に伴う、外部吸引口101または内部吸引口102からの導入速度は、上の速度よりも速くなる場合があり、センサ100ではその流速で移動する空気から微生物を正確に検出ができない場合がある。そのため、オリフィス103Aを設けてセンサ100からの空気の排出速度を遅くすることでセンサ100内への空気の導入速度を、検出に適した速度まで遅くする。導入速度を調節するための排出口103の機構は着脱可能なオリフィス103Aに限定されず、排出口103自体の開口サイズを小さくしたり、排出口103の吸気管40等と接している部分を小さくしたり、するなどの他の構成であってもよい。しかしながら、着脱可能なオリフィス103Aを設けることで、集塵部15に塵埃がたまり電気掃除機1の吸引力が弱まった場合であっても、該オリフィス103Aを調整する(取り替える等)ことにより、センサ100への空気の導入速度を一定とすることが可能になる。また、オリフィス103Aによって狭められた流路が吸引したゴミによって閉塞した場合であっても、該オリフィス103Aを取り外して洗浄することで、該閉塞を解消させることが可能になる。そのため、導入速度を調節するための排出口103の機構としてオリフィス103Aが好適に用いられる。
以降、図6〜図10を用いて、センサ100について説明する。
図6を参照して、センサ100は、吸引口からの空気を導入するための導入孔110および図示しない排気孔が設けられたケース5を有し、その内部に、センサ120、信号処理部130、および検出部140を含む。
センサ120は、光源である発光部6と、発光部6の照射方向に備えられ、発光部6からの光を平行光にする、または所定幅とするためのコリメートレンズ7と、受光素子9と、受光素子9の受光方向に備えられ、平行光により空気中に存在する浮遊微粒子からの生じる散乱光を受光素子9に集光するための集光レンズ8とを含む。
発光部6は、半導体レーザまたはLED(Light Emitting Diode)素子を含む。波長は、紫外、可視、または近赤外のいずれの領域の波長でもよい。受光素子9は、従来用いられている、フォトダイオード、イメージセンサなどが用いられる。
コリメートレンズ7および集光レンズ8は、いずれも、プラスチック樹脂製またはガラス製でよい。コリメートレンズ7による平行光の幅は特定の幅に限定されないが、好ましくは、0.05mmから5mm程度である。
発光部6からの照射光が紫外領域の波長の光である場合は、生物由来の浮遊粒子からの蛍光が受光素子9に入らないように、集光レンズ8または受光素子9の前に、蛍光をカットするような光学フィルタが設置される。
ケース5は、各辺が3mmから500mmの長さの直方体である。本実施の形態ではケース5の形状を直方体としているが、直方体に限定されず、他の形状であってもよい。好ましくは、少なくとも内部に、黒色塗料の塗布または、黒色アルマイト処理等が施される。これにより、迷光の原因となる内部壁面での光の反射が抑えられる。ケース5の材質は特定の材質に限定されないが、好ましくは、プラスチック樹脂、アルミもしくはステンレスなどの金属、またはそれらの組み合わせが用いられる。ケース5に設けられる導入孔110および排出孔は、直径が1mmから50mmの円形である。導入孔110および排出孔の形状は円形に限定されず、楕円形、四角形など他の形状であってもよい。
発光部6およびコリメートレンズ7と、受光素子9および集光レンズ8とは、それぞれ、コリメートレンズ7によって平行光とされた発光部6の照射方向と、集光レンズ8で集光されることで受光素子9において受光可能な方向とが、所定の角度αとなる角度を保って設置される。さらに、これらは、それぞれ、導入孔110から排出孔へと移動する空気が、コリメートレンズ7によって平行光とされた発光部6からの照射領域と、集光レンズ8で集光されることで受光素子9において受光可能な領域との重なる領域である、図6の領域111を通過するような角度を保って、設置される。図6では、角度αが約60度となる位置関係であり、かつ、領域111が導入孔110の正面となるように、これらが設置されている例が示されている。角度αは60度に限定されず、他の角度であってもよい。
受光素子9は信号処理部130に接続されて、受光量に比例した電流信号を信号処理部130に対して出力する。図6の構成により、発光部6から照射され、領域111で導入孔110から排出孔へと所定速度で移動する空気中に浮遊する粒子で散乱された光のうちの、発光部6の照射方向に対して角度α(=60度)方向の散乱光が、受光素子9において受光され、その受光量が検出される。
信号処理部130は検出部140に接続されて、パルス状の電流信号を処理した結果を検出部140に対して出力する。検出部140は、信号処理部130からの処理結果に基づいて、空気中の浮遊粒子から微生物を検出し、検出結果として出力するための処理を行なう。
ここで、センサ100における検出原理について説明する。
空気中の浮遊粒子からの散乱光の強度は、浮遊粒子のサイズと屈折率とに依存する。生物由来の浮遊粒子である微生物は、細胞内が水に近い液体で満たされていることから、屈折率が水に近い、透明な粒子と近似できる。センサ100は、空気中の、生物由来の浮遊粒子の屈折率を水に近い屈折率であると仮定したときの、同サイズの埃粒子との、光を照射したときの特定の散乱角での散乱強度の差を利用して、生物由来の浮遊粒子をそうでない浮遊粒子から分別し、検出する。
図7は、直径1μmの球形の粒子であって、屈折率が水と同程度の1.3のものと、水とは異なる1.6のものとについて、各散乱角における散乱強度をプロットしたシミュレーション結果を示している。図7において、太線は屈折率1.3の粒子での散乱強度のシミュレーション結果を表わし、点線は屈折率1.6の粒子での散乱強度のシミュレーション結果を表わしている。
図7を参照して、たとえば、散乱角60度での散乱強度を比較すると、屈折率1.3の粒子、すなわち生物由来の粒子からの散乱強度X1と、屈折率1.6の粒子、すなわち埃の代表と仮定した粒子からの散乱強度X2との間に、判別可能な差が生じることがわかる。すなわち、予め、散乱強度X1と散乱強度X2と間の値を境界値として用いることで、直径が1μmの球形の粒子の散乱角60度での散乱強度について、該境界値よりも小なる場合に生物由来の粒子、大なる場合に埃粒子、と判別することができる。
センサ100は、この原理を用いて、導入された空気中の浮遊粒子を生物由来の浮遊粒子とそれ以外とに判別する。そのため、センサ100には、予め、粒子サイズごとの、生物由来の浮遊粒子とそれ以外の浮遊粒子とを判別するための境界値が設定される。センサ100は、導入された空気中の浮遊粒子のサイズと散乱強度とを測定し、測定された散乱強度が、測定されたサイズに対して予め設定された境界値よりも小なる場合に生物由来の浮遊粒子、大なる場合に埃粒子と判別する。
センサ100は、次の原理を用いて導入された空気中の浮遊粒子のサイズを検出できる。すなわち、ある流速で運ばれる空気中の浮遊粒子の速度は、空気の流速が大きくない場合、浮遊粒子のサイズが大きくなれば、遅くなることが知られている。この原理によると、浮遊粒子のサイズが大きくなると速度が遅くなるために、浮遊粒子が照射光を横切る時間が長くなる。センサ100の受光素子9は、ある流速で運ばれる浮遊粒子が発光部6からの照射光を横切ることによって当該浮遊粒子が発生させた散乱光を受光する。そのため、受光素子9が出力する電流信号はパルス状になり、そのパルス幅は、当該浮遊粒子が照射光を横切る時間に関係する。したがって、出力される電流信号のパルス幅から浮遊粒子のサイズが換算される。この換算を可能とするため、センサ100に導入される空気の流速が.0.01L(リットル)/minから10L/min程度となるよう、排出口103に、オリフィス103A等の導入速度を調節するための機構が設けられる。
上の原理を利用して空気中の微生物を検出するためのセンサ100の機能構成および検出結果を用いて電気掃除機1を制御するための制御装置300の機能構成を、図8を用いて説明する。図8では、信号処理部130の機能が主に電気回路であるハードウェア構成で実現される例が示されている。しかしながら、これら機能のうちの少なくとも一部は、信号処理部130が図示しないCPUを備え、該CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される、ソフトウェア構成であってもよい。また、検出部140および制御装置300の構成がソフトウェア構成である例が示されている。しかしながら、これら機能のうちの少なくとも一部は、電気回路などのハードウェア構成で実現されてもよい。
図8を参照して、信号処理部130は、受光素子9に接続されるパルス幅測定回路132と、パルス幅測定回路132に接続されるパルス幅−電圧変換回路133と、受光素子9に接続される電流−電圧変換回路134と、電流−電圧変換回路134に接続される増幅回路135と、パルス幅−電圧変換回路133および増幅回路135に接続される電圧比較回路136とを含む。好ましくは、図4に示されるように、受光素子9とパルス幅測定回路132および電流−電圧変換回路134との間に、予め設定した電流値以下の信号を除去するためのフィルタ回路131が設けられる。フィルタ回路131が設けられることにより、受光素子9の検出信号中の、迷光によるノイズ成分を低減できる。
検出部140は、算出部141と、記憶部142と、検出結果を出力するための出力部143とを含む。
ケース5に導入された浮遊粒子に発光部6から照射されることで、図6の領域111にある当該浮遊粒子からの散乱光が、受光素子9に集光される。受光素子9から、受光量に応じた、図9に示される、パルス状の電流信号が信号処理部130に対して出力される。電流信号は、信号処理部130のパルス幅測定回路132および電流−電圧変換回路134に入力される。受光素子9からの電流信号のうちの、予め設定された電流値以下の信号は、フィルタ回路131を介することでカットされる。
電流−電圧変換回路134は、受光素子9から入力された電流信号より散乱強度を表わすピーク電流値Hを検出し、電圧値Ehに変換する。電圧値Ehは増幅回路135で予め設定した増幅率に増幅され、電圧比較回路136に対して出力される。
パルス幅測定回路132は、受光素子9から入力された電流信号のパルス幅Wを測定する。パルス幅測定回路132でのパルス幅またはそれに関連した値の測定方法は特定の方法に限定されず、従来よく知られた信号処理方法でよい。一例として、パルス幅測定回路132に図示しない微分回路が組み込まれている場合の測定方法について説明する。すなわち、パルス状の電流信号が入力されることで、微分回路では、最初のパルス信号に応じて決められた一定電圧が生じ、次のパルス信号に応じて、電圧が0に戻る。パルス幅測定回路132は、微分回路に生じた電圧信号の立ち上がりから立ち下がりまでの時間を測定して、それをパルス幅とすることができる。すなわち、パルス幅Wは、たとえば、図5において点線で表わされている、微分回路を通して得られる微分曲線のピーク間の幅でもよい。他の例としては、パルス波形のピーク電圧値の半分の値の間隔、すなわち半値幅でもよいし、パルス波形の立ち上がりから立下りの間隔でもよい。このような方法により、または他の方法により測定されたパルス幅Wを示す信号は、パルス幅−電圧変換回路133に対して出力される。
パルス幅−電圧変換回路133には、予め、各パルス幅Wに対して、生物由来の浮遊粒子であるか否かの判別を行なうための散乱強度の境界値として用いる電圧値Ewが設定されている。パルス幅−電圧変換回路133は、該設定に従って、入力されるパルス幅Wを電圧値Ewに変換する。パルス幅Wと電圧値Ewとの対応は、関数や係数として設定されてもよいし、テーブルで設定されてもよい。電圧値Ewは電圧比較回路136に対して出力される。
パルス幅Wに対応する境界値である電圧値Ewは、予め実験的に決められる。たとえば、1m3の大きさの容器内に、大腸菌やバチルス菌やカビ菌などの微生物の一種を、ネブライザを利用して噴霧し、センサ100を用いて、受光素子9からの電流信号よりパルス幅および散乱強度(ピーク電圧値)を測定する。同様に、サイズが揃ったポリスチレン粒子などを埃の代替とし、センサ100を用いて、パルス幅および散乱強度(ピーク電圧値)を測定する。図10は、このようにして、センサ100を用いて、微生物およびポリスチレン粒子のそれぞれから得られた、パルス幅に対する散乱強度(ピーク電圧値)をプロットしたときの模式図である。図10中の領域51には、主に、ポリスチレン粒子から得られたパルス幅に対する散乱強度がプロットされ、領域52には、主に、微生物から得られたパルス幅に対する散乱強度がプロットされる。実際には、これらのプロットの一部は両領域にまたがり、ある程度混ざり合う。その原因としては、空気のケース5内への導入流速のばらつき、浮遊粒子の照射光を横切るルートのばらつき、および照射光の強度分布、などが挙げられる。実験から領域51および領域52が得られることで、これらの境界が、たとえば直線53のように決定される。パルス幅−電圧変換回路133には一例としてこの直線53を表わす関数または係数が設定される。
直線53で表わされるパルス幅Wと電圧値Ewとの対応関係は、操作スイッチ34Aなどの操作によって入力され、検出制御部220によって電圧比較回路136に設定されてもよい。また、いったん電圧比較回路136に設定されたパルス幅Wと電圧値Ewとの対応関係が、検出制御部220により更新されてもよい。
電圧比較回路136は、電流−電圧変換回路134から増幅回路135を介して入力された散乱強度を表わす電圧値Ehと、パルス幅−電圧変換回路133から入力されたパルス幅Wに対応した境界値としての電圧値Ewとを比較する。電圧比較回路136は、この比較に基づいて、受光素子9が受光した散乱光を生じた浮遊粒子が、生物由来のものか否か、つまり微生物であるか否かを判定する。
電圧比較回路136での判定方法の具体例を、図10を用いて説明する。たとえば、ある浮遊粒子P1について、パルス幅r1、散乱光強度、すなわちピーク電圧値Y1が検出された場合、パルス幅−電圧変換回路133は、設定されている直線53で表わされる対応関係に基づき、パルス幅r1を電圧値Y3に変換する。電圧比較回路136には、ピーク電圧値Y1と電圧値Y3とが入力され、これらが比較される。ピーク電圧値Y1は境界値である電圧値Y3より小さいので、粒子P1は生物由来のもの、すなわち微生物と判定される。
またたとえば、ある浮遊粒子P2について、パルス幅r2、散乱光強度、すなわちピーク電圧値Y4が検出された場合、パルス幅−電圧変換回路133は、設定されている直線53で表わされる対応関係に基づき、パルス幅r2を電圧値Y2に変換する。電圧比較回路136には、ピーク電圧値Y4と電圧値Y2とが入力され、これらが比較される。ピーク電圧値Y4は境界値である電圧値Y2より大きいので、粒子P2は生物由来のものではないと判定される。
電圧比較回路136での判定は、発光部6からの照射光を浮遊粒子が横切るたびにその粒子からの散乱光に基づいて行なわれ、判定結果を示す信号が、検出部140に対して出力される。検出部140の算出部141は電圧比較回路136からの判定結果の入力を受け付けて、順次、記憶部142に記憶させる。
算出部141は、記憶部142に記憶された所定の検出時間分の判定結果について、検出対象の浮遊粒子が微生物であるとの判定結果を示す信号の入力回数、および/またはそれ以外の判定結果を示す信号の入力回数を集計する。
算出部141は、予め記憶されているセンサ100への空気の導入速度に上記検出時間に乗じることで、上記検出時間にケース5に導入された空気量Vsを得る。算出部141は、検出結果として、上述の集計結果である微生物の個数Nsまたは埃粒子の個数Ndを空気量Vsで除して、微生物の濃度Ns/Vsまたは埃粒子の濃度Nd/Vsを得る。
検出結果である、当該検出時間内にカウントされた微生物の個数Ns、埃粒子の個数Ndや、算出された微生物の濃度Ns/Vs、埃粒子の濃度Nd/Vsは、記憶部142に記憶される。そして、所定のタイミングで、出力部143によって、検出結果が制御装置300に対して出力される。出力部143での出力のタイミングは、予め設定されている所定の時間間隔や、制御装置300から要求されたタイミングなどである。
さらに図8を参照して、制御装置300は、センサ100を制御するためのセンサ制御部301と、本体10内の電動送風機16などの電気掃除機として駆動機構を制御するための駆動制御部302と、センサ100での検出結果をセンサ値として受け付けるたけのセンサ値入力部303と、駆動制御部302における駆動量を判断するための判断部304と、記憶部305と、表示パネル34Bにセンサ100での検出結果を表示する処理を行なうための表示処理部306とを含む。また、制御装置300は、操作スイッチ34Aに電気的に接続されて、操作スイッチ34Aの操作に伴う操作信号の入力を受け付ける。また、制御装置300は、表示パネル34Bに電気的に接続される。
センサ制御部301は、操作スイッチ34Aからの操作信号に基づいたタイミングや予め規定されたタイミングなどに、センサ100に対して開閉扉101Aおよび開閉扉102Aの開け閉めを制御するための制御信号を出力する。また、そのタイミングに応じて、発光部6を発光させるための制御信号を出力する。
センサ値入力部303は、検出部140の出力部143から出力された検出結果と、センサ制御部301での開閉扉101Aおよび開閉扉102Aの開け閉めの制御のタイミングとに基づいて、入力された検出結果が外気での微生物の検出結果であるか、電気掃除機1に吸引された空気での微生物の検出結果であるかを識別した上で、いずれの検出結果も表示処理部306に対して出力する。表示処理部306は、検出結果を表示パネル34Bに表示するための処理を行なう。
また、センサ値入力部303は、電気掃除機1に吸引された空気での微生物の検出結果を、判断部304に対して出力する。記憶部305には、予め検出結果である微生物量(濃度、数)と、電動送風機16を回転させて所定の吸引力を得るための制御量(たとえば回転速度等)との関係が記憶されている。判断部304は記憶部305の上記関係を参照して、入力された検出結果に応じた制御量を判断し、駆動制御部302に対して出力する。駆動制御部302は、入力された制御量で駆動機構を制御するよう制御信号を出力する。
なお、判断部304での判断は電気掃除機1に吸引された空気での微生物の検出結果に基づいて行なわれ、外部の空気での微生物の検出結果に基づいては行なわれない。すなわち、判断部304では、外部吸引口101が閉状態かつ内部吸引口102が開状態で吸気口部20から吸引された空気がセンサ100に導入されている際に上記判断が行なわれ、外部吸引口101が開状態かつ内部吸引口102が閉状態で外部の空気がセンサ100に導入されている際には上記判断が行なわれない。そのため、駆動制御部302は、外部吸引口101が開状態かつ内部吸引口102が閉状態で外部の空気がセンサ100に導入されている際には、その直前の、吸気口部20から吸引された空気がセンサ100に導入されている際に判断部304から入力された制御量で駆動機構を制御する。
電気掃除機1では、本体10の図示されないコードが電源に接続され、操作スイッチ34Aで作動の指示を受け付けることで、駆動が開始される。本体10が電源に接続されると、本体10と電気的に接続されるセンサ100にも電力が供給される。電気掃除機1での駆動が開始すると、駆動制御部302からの制御信号に従って電動送風機16は所定の初期出力で回転を開始する。回転により発生した吸引力により吸気口部20から吸引された塵埃を含んだ空気は、吸気管40を経て本体10に到達する。
このとき、制御装置300では、図11に表わされるように、操作スイッチ34Aからの操作信号または所定のタイミングでセンサ100での微生物検出動作を実行させ(ステップ(以下、Sと略する)100)、表示パネル34Bに検出結果の表示をさせる(S300)。さらに、検出結果に基づいて駆動制御部302での制御量を判断し、電動送風機16の回転による吸引力を決定する(S500)。
上記S100では、外部吸引口101が閉状態かつ内部吸引口102が開状態とされることで、吸気口部20から吸引された空気が、吸気口部20から本体10の集塵部15へ到達するまでの間に設けられたセンサ100の内部吸引口102からセンサ100内に導入される。また、外部吸引口101が開状態かつ内部吸引口102が閉状態とされることで、外部の空気が外部吸引口101からセンサ100内に導入される。その状態でS100において、センサ100では、センサ制御部301からの制御信号に従って、図12に表わされる検出動作が実行される。図12の検出動作は、センサ制御部301からの制御信号に従って図8に示された各回路および各機能が発揮されることにより実現される。
図12を参照して、移動する空気によって運ばれた浮遊粒子が発光部6からの照射光を横切ることによって、当該浮遊粒子が発生させた散乱光による電流信号が、S01で、受光素子9からフィルタ回路131を介して信号処理部130に入力されると、S03でパルス幅測定回路132において、パルス状の当該電流信号のパルス幅Wが検出される。S05でパルス幅−電圧変換回路133において、予め設定されている対応関係に基づいて、S03で検出されたパルス幅Wが境界値である電圧値Ewに変換される。
一方、S07で電流−電圧変換回路134において、S01で受光素子9から入力されたパルス状の電流信号より、散乱強度を表わすピーク電流値Hが検出され、ピーク電圧値Ehに変換される。なお、S03〜S07の処理順は、この順には限定されない。
S07で得られた電圧値Ehは増幅回路135で予め設定した増幅率に増幅され、S09で、電圧比較回路136において、S05で得られた電圧値Ewと比較される。その結果、ピーク電圧値が境界値よりも小さい場合には(S11でYES)、電圧比較回路136において、当該電流信号として検出された散乱光を発生された浮遊粒子が、生物由来のものであると判断され、その結果を示す信号が検出部140に対して出力される。一方、ピーク電圧値が境界値よりも大きい場合には(S11でNO)、電圧比較回路136において、当該浮遊粒子が生物由来のものではないと判断され、その結果を示す信号が検出部140に対して出力される。
S13またはS15で電圧比較回路136から出力された検出結果は、S17で検出部140の記憶部142に記憶される。そして、S19で算出部141において、記憶部142に記憶された所定の検出時間分の判定結果について、生物由来のものであるとの判定結果の入力回数、および/または生物由来のものではないとの判定結果の入力回数が集計され、前者が微生物の個数Ns、後者が埃粒子の個数Ndとの検出値とされる。さらに、算出部141では、上記検出時間に空気の流速を乗じることで上記検出時間にケース5に導入された空気量Vsが得られる。そのため、集計で得られた微生物の個数Nsまたは埃粒子の個数Ndを空気量Vsで除することで、検出値として、微生物の濃度Ns/Vsまたは埃粒子の濃度Nd/Vsが得られる。S19で得られた検出値は、S21で出力部143より、所定のタイミングで制御装置300に対して出力される。
センサ100では上述のように微生物と埃とが判定される。これにより、リアルタイムに、かつ精度よく、電気掃除機1内に吸引された空気中の浮遊粒子、または外部の空気中の浮遊粒子から、微生物が埃から分離して検出される。
上記S300で表示処理部306は、センサ100から受信した検出結果を表示パネル34Bに表示させるための処理を実行し、たとえば図13に示されるような表示をさせる。詳しくは、表示処理部306は、一例として、円グラフの内側の領域である領域61に電気掃除機1に吸引された空気での検出結果を表示し、円グラフの外側の領域である領域63に電気掃除機1外の空気での検出結果を表示する。より好ましくは、上記S500で吸引力の決定に用いられる検出された微生物量の段階(ここでは段階1〜3)を、円グラフに併せて表示する。この場合、表示処理部306は、現在の開閉扉101Aおよび開閉扉102Aの開閉状況での表示を記憶しておき、次に開閉状況が切り替わった際に、直前の表示と現在の開閉状況での表示とを併せて行なうことで、図13に示されたような、両検出結果を併せて表示することを可能とする。
または、表示処理部306は、現在の開閉扉101Aおよび開閉扉102Aの開閉状況に従って、電気掃除機1に吸引された空気での検出結果または電気掃除機1外の空気での検出結果を切り替えて表示してもよい。
このように表示されることで、現在の電気掃除機1外の空気における微生物量を監視できると共に、電気掃除機1で吸引した微生物量を監視することができ、さらに掃除が必要であるか否か、などの判断がしやすくなる。また、外部と内部との状況を一元的に表示することができ、表示により外部と内部とを比較して清掃状況をより一層明確に把握することが可能となる。さらに、現在の電気掃除機1の吸引力を知ることができる。
図13の表示を行なう場合、表示処理部306は予め表示処理に用いるための微生物の「全体値」を記憶しておき、入力された検出結果から「相対値」を得るための演算を行なう。ここで、「全体値」は、予め設定される基準となる値を指し、「相対値」は、入力された検出結果の、「全体値」に対する割合を指す。たとえば、検出結果として粒子個数を扱う場合、表示処理部306は、「全体値」として、所定体積(たとえば上述の検出時間あたりにケース5に導入された空気量Vs)の微生物数の最大値Nsmaxを記憶しておき、検出結果として入力される所定体積あたりの微生物の数Nsを「全体値Nsmax」で除することで、「相対値」として、所定体積あたりの粒子数の最大値に対する微生物数の割合Ns/Nsmaxを得る。またたとえば、検出結果として粒子濃度を扱う場合、表示処理部306は、「全体値」として空気中の微生物濃度の最大値を記憶しておき、検出結果として入力される微生物の濃度を「全体値」で除することで、「相対値」として、濃度の最大値に対する微生物濃度の割合を得る。
なお、センサ100が本体10と吸気口部20となど、複数設けられる場合には、表示処理部306は、これら複数のセンサ100からの検出結果の合計を用いて上の「相対値」を得て、全体として1つの表示を行なってもよい。または、センサごとの、複数の表示を行なってもよい。また、表示パネル34Bがたとえばセンサ100の位置に対応するなどして複数設けられる場合には、対応する表示パネルごとに、センサごとの表示を決定してもよい。
「全体値」は、操作スイッチ34Aなどの操作によって入力されることで表示処理部306に記憶されてもよい。また、電気掃除機1が用いられる環境(部屋)ごと、時間帯や曜日ごと、などの、所定条件ごとの「全体値」が記憶されて、操作スイッチ34Aなどの操作によって用いる全体値が選択されてもよい。
表示処理部306は、算出された「相対値」を表示するために必要な表示量を決定し、その表示量に基づいて表示データを生成する。「表示量」は、全体量を全表示領域とした場合に、全表示領域に対する相対値の割合で表わされ、簡単には、全表示領域を表わす値(角度、長さ、セグメント数、等)に、算出された相対値を乗じることで得られる。図13のように円グラフで検出結果を表示する場合、「表示量」には中心角が該当する。表示形態は円グラフに限定されず、棒グラフやセグメント表示などの他の表示であってもよい。表示形態が棒グラフの場合には「表示量」には長さが該当し、セグメント表示の場合には「表示量」にはセグメント数が該当する。
このように、電気掃除機1では搭載されるセンサ100を用いて、電気掃除機1の内部の環境と外部の環境とを監視することができる。電気掃除機1で吸引した空気から微生物を検出し、その結果を表示(領域61)することで、床面等の掃除対象面から除去することができた微生物の量を直接観察することができる。
しかしながら、微生物は、電気掃除機1の吸気口部20が置かれた床面等の掃除対象面表面のみならず面上に舞い上がるものも存在する。また、上述のように、空間内(たとえば室内)の浮遊微生物の数と落下微生物の数とは正の相関関係があることも言われている。そのため、電気掃除機1で外部に向けた吸引口から導入された空気から微生物を検出し、その結果を表示(領域63)することで、掃除対象面表面から舞い上がった微生物の量を直接観察することができる。すなわち、この構成によると、電気掃除機1内外の空気中の浮遊微生物を監視することができ、掃除対象面表面の状況からだけでなく空間内全体としての微生物状況を監視することを可能にする。これにより、より精密な空間内清掃が可能となる。
[変形例]
電気掃除機1には、図1に表わされたようにイオン発生装置400が搭載されていてもよい。イオン発生装置400の構成としては、すでに知られている構成を採用することができる。たとえば、正側の高圧回路に接続された放電電極および負側の高圧回路に接続された放電電極と、放電電極とそれぞれ所定の距離を確保して配置された対向電極と含む構成とすることができる。イオン発生装置400では、対向電極と放電電極との間に高圧が印加されることで、正側の針状の放電電極の先端では正コロナ放電が発生して正イオンが発生し、負側の針状の放電電極の先端では負コロナ放電が発生して負イオンが発生し、内蔵するファンによって発生した正負イオンが機外に放出される。
電気掃除機1にイオン発生装置400が搭載される場合、制御装置300は図8に示されるようにさらにイオン制御部307を含む。イオン制御部307は、操作スイッチ34Aからの操作信号に基づいたタイミングや予め規定されたタイミングなどに、イオン発生装置400のイオン放出機構に対して発生したイオンを放出させるための制御信号を出力し、イオン発生装置400からのイオンの放出を制御する。具体的には、イオン制御部307は、電極間に高圧を印加するための機構に対して印加する電圧値を制御するための制御信号を出力することでイオンの放出を制御してもよいし、内蔵するファンの駆動機構に対してその回転量を制御するための制御信号を出力することでイオンの放出を制御してもよい。
この場合、記憶部305には、予め検出結果である微生物量(濃度、数)と、イオン制御部307での制御量としてたとえばイオン発生装置400にイオンを発生させるための電圧または内蔵するファンの回転速度との関係が記憶されている。発生した正負イオンは空気中の微生物等に付着して分解することで微生物等を空気中から除去する。そこで、記憶部305には、微生物量(濃度、数)が大きいほど多くイオンを放出させるための制御量が記憶されているものとする。判断部304は記憶部305の上記関係を参照して、入力された検出結果に応じたイオン制御部307での制御量を判断し、イオン制御部307に対して出力する。イオン制御部307は、入力された制御量でイオン発生装置400のイオン放出機構を制御するよう制御信号を出力する。これにより、操作スイッチ34Aからの操作信号に基づいたタイミングや予め規定されたタイミングなど、イオン発生装置400でイオンを放出させるタイミングにおいて、検出された微生物量に応じた量のイオンを放出させることができ、正負イオンによる掃除対象空間内の微生物等の除去効果を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電気掃除機、5 ケース、6 発光部、7 コリメートレンズ、8 集光レンズ、9 受光素子、10 本体、11 筐体、12 接合部、13 排気口、14 送風管、15 集塵部、16 電動送風機、20 吸気口部、21 筐体、22 開放面、22A 吸気口、23 接合部、24 ブラシ、30 操作部、31 筐体、32,33 接合部、34A 操作スイッチ、34B 表示パネル、35 送風管、40 吸気管、51,52,61,63 領域、53 直線、100 センサ、101 外部吸引口、101A,102A 開閉扉、102 内部吸引口、103 排出口、103A オリフィス、110 導入孔、111 領域、120 センサ、130 信号処理部、131 フィルタ回路、132 パルス幅測定回路、133 パルス幅−電圧変換回路、134 電流−電圧変換回路、135 増幅回路、136 電圧比較回路、140 検出部、141 算出部、142 記憶部、143 出力部、300 制御装置、301 センサ制御部、302 駆動制御部、303 センサ値入力部、304 判断部、305 記憶部、306 表示処理部、307 イオン制御部、400 イオン発生装置、500 床面。

Claims (10)

  1. 吸気口を有する吸気口体と、
    電動送風機および集塵部を有する本体と、
    前記吸気口体と本体との間を連結する吸気管と、
    前記吸気口体と前記本体と前記吸気管とのうちの少なくとも1つに、内部の空気から微生物を検出するためのセンサとを備え、
    前記センサは、
    前記吸気口体から前記本体内の集塵部までの間に、その間の空気を前記センサ内に吸引するための第1の吸引口を有し、
    当該電気掃除機外部の空気を前記センサ内に吸引するための第2の吸引口を有する、電気掃除機。
  2. 前記吸気口体から前記吸気管を経て前記集塵部まで空気の通路となる通気管が配され、
    前記第1の吸引口は、前記通気管とその内側とを区分する前記通気管の表面に接して設けられ、
    前記第2の吸引口は、当該電気掃除機とその外部とを区分する表面に接して設けられる、請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記第1の吸引口からの空気の吸引と、前記第2の吸引口からの空気の吸引とを切り替えるための切替手段をさらに備える、請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記センサは、内部の空気を排出するための排出口を有し、
    前記排出口からの排出流量を調整するための調整手段をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記調整手段は当該電気掃除機に対して着脱可能である、請求項4に記載の電気掃除機。
  6. 前記吸気口体と前記本体と前記吸気管とのうちの少なくとも1つに、前記センサでの検出結果を表示するための表示手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の電気掃除機。
  7. 前記センサからの検出信号に基づいて、当該電気掃除機で吸引した微生物量を前記表示手段に表示させるための表示制御手段をさらに備える、請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 前記電動送風機による吸引を制御するための第1の制御手段と、
    前記センサでの検出結果に応じて、前記第1の制御手段での制御量を判断するための第1の判断手段とをさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の電気掃除機。
  9. イオン発生手段と、
    前記イオン発生手段からのイオンの放出量を制御するための第2の制御手段と、
    前記センサでの検出結果に応じて、前記第2の制御手段での制御量を判断するための第2の判断手段とをさらに備える、請求項1〜8のいずれかに記載の電気掃除機。
  10. 前記センサは、
    発光素子と、
    前記発光素子の照射方向に対して受光方向が所定角度である受光素子と、
    前記受光素子の受光量を検出信号として処理するための処理装置とを含み、
    前記受光素子の受光量を前記センサからの検出信号として入力するための入力手段と、
    前記検出信号を任意の条件と比較するための判定手段と、
    前記判定手段の結果に基づいて微生物量を算出するための算出手段とをさらに備える、請求項1〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
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