JP2011045475A - 配膳車 - Google Patents

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Abstract

【課題】配膳車を夜間に冷蔵庫として使用可能とする。
【解決手段】温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能な第1保温庫31,32と、冷蔵庫として使用される第2保温庫41,42と、第1保温庫及び第2保温庫の開口部を覆う扉6と、扉6に設けられた電気錠60と、第1保温庫及び第2保温庫の全てを冷蔵庫として使用する冷蔵モードと、第1保温庫を再加熱庫として使用し、第2保温庫を冷蔵庫として使用する再加熱モードと、第1保温庫を温蔵庫として使用し、第2保温庫を冷蔵庫として使用する保温モードを備え、電気錠の施錠及び解錠を制御する制御装置8と、制御装置8の動作モードの設定及び電気錠の施錠及び解錠のために操作される操作パネル7を備え、冷蔵モードに設定され全ての扉が閉じられると、電気錠を自動的に施錠し、操作パネルに対して扉操作者を特定するための情報を入力しなければ、電気錠を解錠できないようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、温蔵庫(兼再加熱庫)と冷蔵庫を備えた、いわゆるクックチル方式の配膳車に関するものである。
病院、老人保健施設、ホテル、学校などの施設において食事を提供するにあたって、配膳車が用いられているが(例えば、特許文献1参照)、このような配膳車としては、調理された食品(食材も含む)を一旦3℃程度に冷蔵保存しておき、冷蔵保存された食品を安全温度である75℃まで加熱して配膳する、いわゆるクックチル方式のものが提案されている。
ところで、配膳車によって配膳される食品は加熱されたものだけでなく、低温状態に冷蔵されたものも含まれる。従って、温蔵庫(再加熱庫を兼ねる)と冷蔵庫を備えた配膳車も存在する(特許文献1参照)。一方、上記病院などのように、短時間の内に大量の配膳を行わなければならない場合、配膳に先立って冷蔵庫から大量の食品をトレイに並べ、さらに配膳車の温蔵庫及び冷蔵庫に移し替える作業は時間がかかるため、厨房業務運営上問題点となっている。
そのため、間仕切りフレームを配膳車とカートの間で相互に着脱可能にしておき、あらかじめ間仕切りフレーム上にトレイを並べ、そのトレイ上に食品を載せた状態で大型の冷蔵庫(又は冷蔵室)に保管しておき、配膳に際して、間仕切りフレームごと配膳車に載せ替えることも提案されている。
しかしながら、夜間など、配膳車を使用していない状態では、その保管スペースが有効利用されていないという問題点も有していた。特に、温蔵庫(再加熱庫を兼ねる)と冷蔵庫を備えた配膳車では、別途冷蔵庫(又は冷蔵室)を設けることによって冷蔵庫機能が重複し、費用対効果の面で不利である。
特開2001−194051号公報
本発明は上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、少なくとも2つの保温庫を備え、そのうち少なくとも1つの保温庫を温蔵庫、再加熱庫と冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能とし、保温庫を夜間に冷蔵庫として使用することを可能にする配膳車を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、配膳車において、温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能な第1保温庫と、冷蔵庫として使用される第2保温庫と、前記第1保温庫及び前記第2保温庫の開口部を覆う1又は複数の扉と、前記扉の全てに設けられた電気錠と、前記第1保温庫及び前記第2保温庫の全てを冷蔵庫として使用する冷蔵モードと、前記第1保温庫を再加熱庫として使用し、前記第2保温庫を冷蔵庫として使用する再加熱モードと、前記第1保温庫を温蔵庫として使用し、前記第2保温庫を冷蔵庫として使用する保温モードを備えると共に、前記電気錠の施錠及び解錠を制御する制御装置と、前記制御装置の動作モードを、前記冷蔵モード、前記再加熱モード及び前記保温モードのいずれかに設定するため、及び前記電気錠の施錠及び解錠のために操作される操作パネルを備え、前記制御装置の動作モードが前記冷蔵モードに設定され、且つ、前記1又は複数の扉の全てが閉じられると、前記制御装置は、前記電気錠を自動的に施錠し、その後は、前記操作パネルに対して扉操作者を特定するための情報を入力しなければ、前記電気錠を解錠しないことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の配膳車において、前記操作パネルは、暗証番号を入力するためのテンキー又はIDカードを読み取るためのカードリーダを備えており、前記扉操作者を特定するための情報は、前記扉操作者が任意に設定した暗証番号又は前記扉操作者に割り当てられたID番号であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配膳車において、前記操作パネルは、表示装置をさらに備えており、前記電気錠が解錠された時刻及び前記扉操作者を特定するための情報を前記表示装置に表示することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の配膳車において、前記表示装置に表示された時刻及び情報は、前記冷蔵モードを前記再加熱モードに切り換えない限りリセットできないことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の配膳車において、前記制御装置は、その動作モードが前記冷蔵モードに設定された後、前記冷蔵モードを前記再加熱モードに切り換えられるまでの間に配膳車の電源が遮断されたときは、再度配膳車の電源が投入されても、前記電気錠への通電を遮断して施錠できなくすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1保温庫は、温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能であるので、第1保温庫と第2保温庫の両方を冷蔵庫として使用することが可能となる。さらに、制御装置の動作モードが冷蔵モードに設定され、且つ、扉の全てが閉じられると、電気錠が自動的に施錠され、操作パネルに対して扉操作者を特定するための情報を入力しなければ電気錠を解錠できないので、夜間無人状態になったとしても、第三者による食品の盗難や異物の混入などを防止することができる。一方、例えば食品の入れ忘れや入れ間違いなど正当な理由があるときは、扉操作者を特定するための情報を入力することによって、扉を開くことができる。
請求項2の発明によれば、扉操作者を特定するための情報として、扉操作者が任意に設定した暗証番号又は扉操作者に割り当てられたID番号を用いるので、扉操作者の特定が容易であり、且つ、第三者に悪用される可能性を低減することができる。
請求項3の発明によれば、電気錠が解錠された時刻及び扉操作者を特定するための情報が表示装置に表示されるので、扉を開ける必要があった理由の確認が容易である。また、扉操作者を特定するための情報、例えば暗証番号やID番号が第三者に盗用された場合でも、容易にその事実を知ることができる。そして、保温庫の扉の解錠について誰も心当たりがないときは、食品の盗難や異物の混入など第三者による可能性が高いので、当該保温庫に保存されていた食品を廃棄することによって、事故を未然に防止することができる。
請求項4の発明によれば、表示装置に表示された時刻及び情報は、冷蔵モードを再加熱モードに切り換えない限りリセットできないので、この配膳車の構造を熟知する者によるいたずらや犯罪を防止することができる。
請求項5の発明によれば、例えば、電源ケーブルを抜くなどして配膳車の電源が遮断され、電気錠が解錠されたときでも、再度配膳車の電源が投入されても電気錠を再度施錠できなくするので、施錠されたはずの電気錠が解錠されていることによって、第三者が強引に電気錠を解錠したことを察知することができる。
本発明の一実施形態に係る保温装置を備えた配膳車の保温庫の扉を閉じた状態を示す図。 上記配膳車の保温庫の扉を開いた状態を示す図。 上記配膳車における電気錠を用いた施錠機構の構成例であり、(a)解錠状態、(b)は施錠状態を示す図。 制御装置を中心とした制御系ブロック構成図。
本発明の一実施形態に係る配膳車について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る配膳車は、温蔵庫(兼再加熱庫)と冷蔵庫を備えた、いわゆるクックチル方式のものである。図1は、本実施形態に係る配膳車1の保温庫の扉6を閉じた状態を示し、図2は配膳車1の保温庫の扉6を開いた状態を示す。配膳車1は、基本的に、移動装置(台車)2と、移動装置2の上に搭載された保温・再加熱装置3で構成されている。移動装置2は、自走式のものであってもよく、あるいは手押し式のものであってもよい。また、自走式移動装置の場合、地図上における自己位置を認識しながらあらかじめ設定されたルートに沿って自律移動するタイプのものの他、あらかじめ床に埋設された誘導装置に誘導されながら移動するタイプのもの、ガイドレールに沿って移動するタイプのものなど、あるいは配膳担当者によって操作されるタイプのものなどであってもよい。
本実施形態に係る配膳車1では、図1及び図2に示すように、保温・再加熱装置3の本体3aに2つの扉6が蝶番を介して取り付けられており、扉6はそれぞれ蝶番によって2つに折りたたむことができる。保温・再加熱装置3の本体30の内部は、見かけ上、2つの扉6に対応して2つの空間30a,30bに区分され、各空間30a,30bには、上記従来例で説明した間仕切りフレーム10が装着されている。
本実施形態で使用されるトレイ4は、加熱される食品が搭載される加熱スペース4aと、加熱されない食品が搭載される非加熱スペース4bで構成されている。間仕切りフレーム10は、このトレイ4の構造に対応して、その両側壁10a,10bには、トレイ4を、例えば水平方向に2列、垂直方向に複数段に収納しうるように、トレイ4の加熱スペース4aと非加熱スペース4bの配列方向の両側壁と係合される水平なガイドレールが形成されている。また、間仕切りフレーム10の中央部付近(必ずしも中央ではない)には、垂直な断熱壁10cが設けられており、断熱壁10cには、上記ガイドレールに対応して、トレイ4の加熱スペース4aと非加熱スペース4bの間の仕切り部分が挿入される水平な複数のスリット及びそのスリットを塞ぐための垂直方向に変位する可動板が設けられている(自明につき図示せず)。
上記2つの空間30a,30bに間仕切りフレーム10が装着されると、各空間30a,30bは、断熱壁10cによって、第1保温庫31,32と、第2保温庫41,42に区分される。第1保温庫31,32は、温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能であり、第2保温庫41,42は、専ら冷蔵庫として使用される。なお、図2に示す構成例では、見かけ上は4つの保温庫を有することになるが、保温・再加熱装置3の本体30の中央部に2つの第1保温庫31,32を隣接させているので、制御上、2つの第1保温庫31,32を1つの保温庫とみなして制御することも可能である。
ここで、「保温庫」とは、庫内温度を一定の範囲に維持しうる機能を有する食品保存庫をいい、「温蔵庫」とは、庫内温度を室温(例えば20℃)よりも高い温度範囲に維持するものをいい、「冷蔵庫」とは、庫内温度を室温よりも低い温度範囲に維持するものをいうものとする。また、「再加熱庫」とは、庫内温度を120〜130℃の高温に加熱しうるものをいう。
また、保温・再加熱装置3の本体30には、第1保温庫31,32に向けて温風を供給するためのヒータ、ファン、温風ダクトなどが設けられており、また、第1保温庫31,32及び第2保温庫41,42に冷風を供給するための冷凍機エバポレータ、ファン、冷風ダクトなどが設けられている。なお、これらは、従来のものと同様であり、本発明の要旨とは直接関係がないので、図示を省略する。
さらに、保温・再加熱装置3の本体30には、第1保温庫31,32を温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれに切り替えるかを設定したり、第1保温庫31,32及び第2保温庫41,42の温度を設定したりするための、表示装置と入力装置を兼ねたタッチパネル7bと、電源のオン/オフ、自動運転のオン/オフ、配膳中に扉6の施錠機構の施錠/解錠などを操作する操作ボタン7bなどを備えた操作パネル7が設けられている。さらに、操作パネル7に、IDカードリーダ7cを設けていてもよい。また、保温・再加熱装置3の本体3aの内部には、上記ヒータ、冷凍機エバポレータ、及びファンや、後述する電気錠などを制御するための制御装置8が設けられている。
クックチル方式の配膳車の場合、再加熱時には、第1保温庫31,32の庫内温度が120〜130℃の高温になる。そのため、再加熱時に不用意に扉6が開かれないようにするため、従来から扉には施錠機構が設けられている。本実施形態では、制御装置8から施錠及び解錠を制御するために、保温・再加熱装置3の本体30内部で、且つ、扉6の上部(又は下部)に電気錠60が設けられている。
本実施形態では、1組の第1保温庫と第2保温庫31と41,32と42について、蝶番で保温・再加熱装置3の本体30に固定された折りたたみ式の1つの扉6を設けている。扉の構成はこれに限定されるものではなく、各第1保温庫31,32と第2保温庫41,42について、それぞれ蝶番で保温・再加熱装置3の本体30に固定された扉を設け、断熱壁10cを中心として観音開きするように構成してもよい(自明につき図示せず)。但し、保温庫の扉に電気錠などの施錠機構を設ける必要があるため、施錠機構の数及び設置スペースなどを考慮すると、図1及び図2に示すような折りたたみ式の扉の方が有利である。
図3は、電気錠60を用いた施錠機構の構成例を示し、(a)は解錠状態、(b)は施錠状態を示す。扉6の内部には、操作ハンドル61(図1参照)の操作に伴って回転する回転レバー62と、回転レバー62の回転に伴って垂直方向に上下動する第1ロッド63及び第2ロッド64と、第1ロッド63及び第2ロッド64をそれぞれ扉6から外側に突出させる方向に回転レバー62を付勢するばね65などで構成されている。第2ロッド64の先端部には、切り欠き64aが形成されており、電気錠60のプランジャ60aが切り欠き64aに係合されることにより、操作ハンドル61の操作がロックされ、扉6が施錠される。また、電気錠60のプランジャ60aが切り欠き64aと係合している状態を「施錠」、電気錠60のプランジャ60aが切り欠き64aと係合していない状態を「解錠」と呼ぶ。なお、電気錠及び施錠機構の構成はこれらに限定されるものではなく、その他の構成であってもよい。
図4は、制御装置8を中心とした配膳車の制御系ブロック構成を示す。制御装置8はタイマー機能を内蔵しており、現在時刻や設定された時刻などを、表示装置として機能するタッチパネル7bに表示することができる。本実施形態に係る配膳車1では、第1保温庫31,32を温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能であり、制御装置8は、動作モードとして、第1保温庫31,32及び第2保温庫41,42の全てを冷蔵庫として使用する冷蔵モードと、第1保温庫31,32を再加熱庫として使用し、第2保温庫41,42を冷蔵庫として使用する再加熱モードと、第1保温庫31,32を温蔵庫として使用し、第2保温庫41,42を冷蔵庫として使用する保温モードを備えるように構成されている。動作モードの選択は、タッチパネル7b上に表示された画面表示に従って、タッチパネル7bを操作することにより行う。同時に、冷蔵モードから再加熱モードに切り換える時刻、保冷温度、再加熱時間、再加熱温度などを設定することができる。
次に、本実施形態に係る配膳車を夜間冷蔵庫として使用する場合について説明する。通常、夕食の配膳を済ますと、厨房の作業者は、一旦、間仕切りフレーム10を保温・再加熱装置3の本体30の空間30a,30bから取り出し、間仕切りフレーム10に翌日の朝食を載せたトレイ4を配列した後、再度、間仕切りフレーム10を保温・再加熱装置3の本体30の空間30a,30bに戻し、扉6を閉じる。そして、操作パネル7を操作して冷蔵モードに設定し、翌朝、冷蔵モードから再加熱モードに切り換える時刻などを設定する。動作モードが冷蔵モードに設定され、且つ、全ての扉6が閉じられると、制御装置8は、電気錠60を自動的に施錠する。そうすることによって、翌朝の設定された時間まで、第1保温庫31,32及び第2保温庫41,42の全てが冷蔵庫として使用される。
一方、翌日の朝食の準備を完了した後、例えば食品の入れ忘れや入れ間違いなどに気付く場合もある。そのため、操作パネル7及び制御装置8は、扉操作者を特定するための情報を入力することによって、扉を開くことができるように構成されている。具体的には、操作パネル7のタッチパネル7bのテンキーなどを操作して暗証番号を入力し、又は、IDカードリーダ7cにIDカードを読み取らせることにより、扉操作者を特定するための情報を入力する。制御装置8は、入力された暗証番号又は読み取ったID番号を、あらかじめ登録されている暗証番号又はID番号と比較し、正規の暗証番号又はID番号であるときは、電気錠60を解錠する。それによって、扉操作者は扉を開くことができる。換言すれば、暗証番号を知らない者又はIDカードを有していない者は、一旦動作モードが冷蔵モードに設定され、全ての扉6が閉じられた後は、再加熱モードか完了するまで扉を開くことはできない。その結果、夜間無人状態になったとしても、第三者による食品の盗難や異物の混入などを防止することができる。
制御装置8は、電気錠60が解錠された時刻及び扉操作者を特定するための情報(暗証番号やID番号以外の情報)を表示装置として機能するタッチパネル7bに表示する。そうすることにより、誰が何のために扉6を開いたのか、その理由を確認することが容易になる。一方、タッチパネル7bに表示された者に、保温庫の扉の解錠について心当たりがないときは、暗証番号やID番号が第三者に盗用されたと考えられ、食品の盗難や異物の混入など第三者による可能性が高いので、当該保温庫に保存されていた食品を廃棄することによって、事故を未然に防止することができる。
また、タッチパネル7bに表示された時刻及び情報は、冷蔵モードを再加熱モードに切り換えない限りリセットできないように設定しておくことが好ましい。そうすることによって、この配膳車の構造を熟知する者であっても、扉6を開いた事実は隠しようがないので、この者によるいたずらや犯罪を防止することができる。
また、電気錠60の構成によっては、例えば、電源ケーブルを抜くなどして配膳車1の電源を遮断することにより、電気錠60が解錠される可能性もある。そこで、制御装置8にバッテリーを内蔵され、一定時間過去の設定条件を記憶させておく。そして、再度配膳車1の電源が投入されても電気錠60への通電を遮断して、電気錠60を再度施錠できなくするようにプログラムしておけば、翌朝、施錠されたはずの電気錠60が解錠されているので、配膳担当者は、第三者が強引に電気錠を解錠したことを察知することができる。
以上説明したように、本発明に係る配膳車によれば、第1保温庫は、温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能であるので、第1保温庫と第2保温庫の両方を同時に冷蔵庫として使用することが可能であり、配膳車を夜間冷蔵庫として使用することにより、配膳車の保管スペースを有効利用することができる。また、配膳車を冷蔵庫として使用することにより、別途冷蔵庫(又は冷蔵室)を設ける必要がないか、あるいは、冷蔵庫(又は冷蔵室)を小型化することができるので、費用対効果の面でも有利である。さらに、制御装置の動作モードが冷蔵モードに設定され、且つ、扉の全てが閉じられると、電気錠が自動的に施錠され、操作パネルに対して扉操作者を特定するための情報を入力しなければ電気錠を解錠できないので、夜間無人状態になったとしても、第三者による食品の盗難や異物の混入などを防止することができる。一方、例えば食品の入れ忘れや入れ間違いなど正当な理由があるときは、扉操作者を特定するための情報を入力することによって、扉を開くことができる。
本発明に係る配膳車は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、第1保温庫と第2保温庫を交互に配列してもよいし、第1保温庫と第2保温庫を1組のみ又は3組以上設けてもよい。さらに、扉の構成も折りたたみ可能なものや観音開き可能なものに限定されず、配膳時まで途中で開かれない場合は、折りたたみできない1枚の扉で第1保温庫と第2保温庫を同時に閉じるようにしてもよい。さらに、トレイとして、1枚のトレイに加熱スペースと非加熱スペースが設けられているものに限定されず、加熱される食品と加熱されない食品を別々のトレイに載せるように構成されていてもよい。さらに、着脱式の間仕切りフレームの代わりに、各第1保温庫と第2保温庫の側壁にトレイの両側壁と係合される水平なガイドレールが形成されていてもよい。
1 配膳車
2 移動装置
3 保温・再加熱装置
4 トレイ
4a 加熱スペース
4b 非加熱スペース
6 扉
7 操作パネル
7a 操作ボタン
7b タッチパネル
7c IDカードリーダ
8 制御装置
10 間仕切りフレーム
30 保温・再加熱装置の本体
31,32 第1保温庫
41,42 第2保温庫
60 電気錠

Claims (5)

  1. 温蔵庫、再加熱庫及び冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能な第1保温庫と、
    冷蔵庫として使用される第2保温庫と、
    前記第1保温庫及び前記第2保温庫の開口部を覆う1又は複数の扉と、
    前記扉の全てに設けられた電気錠と、
    前記第1保温庫及び前記第2保温庫の全てを冷蔵庫として使用する冷蔵モードと、前記第1保温庫を再加熱庫として使用し、前記第2保温庫を冷蔵庫として使用する再加熱モードと、前記第1保温庫を温蔵庫として使用し、前記第2保温庫を冷蔵庫として使用する保温モードを備えると共に、前記電気錠の施錠及び解錠を制御する制御装置と、
    前記制御装置の動作モードを、前記冷蔵モード、前記再加熱モード及び前記保温モードのいずれかに設定するため、及び前記電気錠の施錠及び解錠のために操作される操作パネルを備え、
    前記制御装置の動作モードが前記冷蔵モードに設定され、且つ、前記1又は複数の扉の全てが閉じられると、前記制御装置は、前記電気錠を自動的に施錠し、その後は、前記操作パネルに対して扉操作者を特定するための情報を入力しなければ、前記電気錠を解錠しないことを特徴とする配膳車。
  2. 前記操作パネルは、暗証番号を入力するためのテンキー又はIDカードを読み取るためのカードリーダを備えており、前記扉操作者を特定するための情報は、前記扉操作者が任意に設定した暗証番号又は前記扉操作者に割り当てられたID番号であることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
  3. 前記操作パネルは、表示装置をさらに備えており、前記電気錠が解錠された時刻及び前記扉操作者を特定するための情報を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配膳車。
  4. 前記表示装置に表示された時刻及び情報は、前記冷蔵モードを前記再加熱モードに切り換えない限りリセットできないことを特徴とする請求項3に記載の配膳車。
  5. 前記制御装置は、その動作モードが前記冷蔵モードに設定された後、前記冷蔵モードを前記再加熱モードに切り換えられるまでの間に配膳車の電源が遮断されたときは、再度配膳車の電源が投入されても、前記電気錠への通電を遮断して施錠できなくすることを特徴とする請求項4に記載の配膳車。
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