JP2011045179A - ステータ及びその製造方法 - Google Patents

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一仁 平賀
Mitsuhiro Okamura
光浩 岡村
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Abstract

【課題】ロータとともに回転電機やモータ等を構成するステータの構造を簡素化する。
【解決手段】分割コア12のヨーク部20には、片側に隣接する分割コア12に臨むようにして圧入部24が形成される一方、残余の片側に隣接する分割コア12に臨むようにして被圧入部22が形成される。圧入部24が、隣接する分割コア12の被圧入部22に圧入されることにより、隣接する分割コア12同士が連結される。複数個の分割コア12同士が直線状に配列された状態で互いに連結された後、各分割コア12のティース部14にコイル16が巻回される。さらに、その後、分割コア12が環状に湾曲され、直線状に配列されていたときには両端部に位置していた分割コア12同士が連結されることでステータ10が構成される。この環状湾曲の際、分割コア12は、圧入部24を支点として湾曲する。
【選択図】図10

Description

本発明は、回転電気やモータ等を構成するためのステータ及びその製造方法に関する。
回転電機やモータは、回転動作するロータ(回転子)と、該ロータを円環状に囲繞するステータ(固定子)とが組み合わせて構成される。この種のステータとして、複数個の分割コア同士が互いに連結されることで構成されるものが知られている。前記分割コアは、略円弧形状のヨーク部と、該ヨーク部の一端部に突出形成されてステータの内径方向に延在するティース部とからなり、該ティース部にコイルが巻回されるとともに、隣接する前記ヨーク部同士が互いに連結される。このようにしてヨーク部同士が連結されることにより、隣接する分割コア同士が連結されることになる。
ここで、本出願人は、特許文献1、2において、隣接する分割コア同士を連結するための構成を提案している。すなわち、特許文献1記載のステータでは、ヨーク部に第1連結部及び第2連結部を突出形成し、この中の第1連結部を、右方に隣接するヨーク部の第2連結部とヒンジ結合する一方、残余の第2連結部を、左方に隣接するヨーク部の第1連結部とヒンジ結合している。
また、特許文献2記載のステータは、例えば、ヨーク部に、略半円状の連結部と、該連結部から突出した係合突起とを設けるとともに、隣接する分割コアのヨーク部に、略半円状に切り欠かれた凹部と、前記係合突起が係合する第1窪部及び第2窪部とを形成したものである。係合突起は、ヨーク部が直線状に配列されたときには第1窪部に係合し、ステータを組み立てるべく環状に湾曲されたときには前記第1窪部から離脱して第2窪部に係合する。
特開平2009−131014号公報(特に図3及び図4参照) 特開平2009−124789号公報(特に図3参照)
本発明は特許文献1、2に記載された技術に関連してなされたもので、部品点数をさらに低減し得、一層簡素な構造であるステータ及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ヨーク部と、前記ヨーク部の一端部に突出形成されたティース部とを有する分割コア同士が環状に連結されて形成されるステータであって、
隣接する前記分割コア同士の前記ティース部同士によって形成されるスロットに、前記ティース部に巻回されたコイルが絶縁材を介して挿入され、
前記ヨーク部に、隣接する分割コアに向かって突出する圧入部と、隣接する分割コアの圧入部が圧入される被圧入部とが形成され、
前記被圧入部は、前記圧入部が圧入される際に拡開されるとともに、前記圧入部の圧入終了に伴って弾性作用下に元の形状に復帰することで前記圧入部を堰止可能であり、
互いに連結された前記分割コアは、直線状に配列されたとき、前記被圧入部に圧入された前記圧入部を支点として環状に湾曲可能であることを特徴とする。
すなわち、本発明においては、圧入部が分割コア同士を連結するための部位となるとともに、連結された分割コアを環状に湾曲させるときの支点として機能する。換言すれば、圧入部は、連結に要する部位であると同時に、且つ環状湾曲に要する部位である。
このように、本発明では、1つの部位に連結機能と湾曲支点機能を兼用させるようにしているので、連結に要する部位と、環状湾曲に要する部位とを別個に設ける必要がない。
しかも、圧入部が堰止されることで被圧入部からの抜け止めがなされ、さらに、圧入部を支点として分割コアを湾曲させることができるので、構成が簡素化する。
以上のような理由から、ステータの構成を容易に簡素化することができる。
なお、分割コアとコイルを電気的に絶縁するための前記絶縁材は、例えば、コイルのヨーク部側端部からティース側端部近傍までを囲繞する第1の絶縁部材と、該コイルの前記ティース側端部を囲繞する第2の絶縁部材とで構成することができる。
この場合には、前記第1の絶縁部材を、前記ヨーク部に臨む第1層と、前記コイルに臨む第2層とで構成し、且つ前記第1層を前記第2層に比して高硬度に設定することが好ましい。硬質な第1層がヨーク部に臨むので、第1の絶縁部材が分割コア同士の間の空隙に噛み込まれることが回避されるようになるからである。
しかも、第2層が軟質であるため、コイルの一部が第2層に埋没する。その結果、コイルと第2層との間に大きな摩擦抵抗が発生するので、コイルが位置ズレを起こすことが困難となる。換言すれば、コイルを堅牢に位置決めすることが可能となる。
前記絶縁材は、コイルを予め被覆した被覆樹脂であってもよい。この場合、第1の絶縁部材及び第2の絶縁部材でコイルを囲繞する必要はない。
そして、この場合、スロットにU相コイル、V相コイル、W相コイルの3相を同時に挿入することが可能となる。コイルが予め被覆樹脂で被覆されているので、異なる相のコイル同士の間で短絡が起こる懸念がないからである。
また、本発明は、ヨーク部と、前記ヨーク部の一端部に突出形成されたティース部とを有する分割コア同士が環状に連結されて形成されるステータの製造方法であって、
前記分割コアの前記ヨーク部に形成された圧入部を、別の前記分割コアの前記ヨーク部に形成された被圧入部に圧入することを繰り返し、前記圧入部と前記被圧入部を介して連結された前記分割コア同士を直線状に配列する工程と、
前記ティース部にコイルを巻回するとともに、隣接する前記分割コア同士の前記ティース部同士によって形成されるスロットに、絶縁材を介して前記コイルを挿入する工程と、
直線状に配列された前記分割コアを、前記被圧入部に圧入された前記圧入部を支点として環状に湾曲させ、両端部に位置していた前記分割コア同士を、前記圧入部と前記被圧入部を介して連結することで環状のステータを得る工程と、
を有し、
前記被圧入部を、前記圧入部を圧入する際に拡開するとともに、前記圧入部の圧入終了に伴って弾性作用下に元の形状に復帰させることで前記圧入部を堰止することを特徴とする。
このように、圧入部に連結機能と湾曲支点機能の双方を営ませることにより、連結に要する部位と、環状湾曲に要する部位とを別個に設ける必要がなくなる。その上、圧入部が堰止されることで被圧入部からの抜け止めがなされることも相俟って、ステータの構成を簡素化することができる。
その上、構成が簡素であるために、ステータの組立作業が容易となる。従って、ステータの組立作業効率が大きく向上する。
上記したように、前記絶縁材を、コイルの前記ヨーク部側端部から前記ティース側端部近傍まで到達する第1の絶縁部材と、前記コイルのティース側端部を囲繞する第2の絶縁部材とで構成することもできる。この場合、前記第1の絶縁部材をスロットに予め配置し、該スロットにコイルを挿入した後、前記コイルのティース側端部を第2の絶縁部材で囲繞すればよい。
この場合には、前記ヨーク部に臨む第1層と、前記コイルに臨む第2層とからなり、且つ前記第1層が前記第2層に比して高硬度であるものを前記第1の絶縁部材として用いることが好ましい。上記したように、第1の絶縁部材が隣接する分割コア同士の間の空隙に噛み込まれることを回避し得るとともに、コイルを堅牢に位置決めし得るからである。
又は、コイルを予め被覆した被覆樹脂を絶縁材とするようにしてもよい。この場合においては、1つのスロットにU相コイル、V相コイル、W相コイルの3相を同時に挿入することが容易となる。
本発明によれば、圧入部が分割コア同士を連結するための部位として機能するとともに、連結された分割コアを環状に湾曲させるときの支点として機能する。換言すれば、圧入部は、連結機能と湾曲支点機能の双方を営む。従って、連結に要する部位と、環状湾曲に要する部位とを別個に設ける必要がない。
しかも、圧入部が堰止されることで被圧入部からの抜け止めがなされ、さらに、圧入部を支点として分割コアを湾曲させることができるので、構成が簡素化するとともに、組立作業が容易となる。
以上のような理由から、ステータを簡素化することができるとともに、ステータの組立作業効率を大きく向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るステータの上方からの全体概略平面図である。 図1中の分割コアを構成する鋼板の上方からの全体概略平面図である。 図1に示すステータのスロット部に挿入される第1絶縁部材の断面平面図である。 図1に示すステータのスロット部に挿入される第2絶縁部材の断面平面図である。 互いに連結された複数個の分割コア同士が直線状に配列された状態を示す上方からの全体概略平面図である。 図6A〜図6Cは、圧入部が隣接する分割コアの被圧入部に圧入されるまでの過程を示す概略フロー図である。 図3に示す第1絶縁部材をスロット部に挿入した状態を示す上方からの全体概略平面図である。 図7に続き、ティース部にコイルを巻回した状態を示す上方からの全体概略平面図である。 図8に続き、図4に示す第2絶縁部材をスロット部に挿入した状態を示す上方からの全体概略平面図である。 図9に続き、分割コアを環状に湾曲した状態を示す上方からの全体概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係るステータの要部を上方から示した要部概略平面図である。 スロット部に挿入されるコイルの全体概略側面図である。 互いに連結されて直線状に配列された複数個の分割コアの各ティース部に、図12に示すコイルを巻回した状態を示す上方からの全体概略平面図である。
以下、本発明に係るステータ及びその製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るステータ10の上方からの全体概略平面図である。このステータ10は、複数個の分割コア12同士が互いに連結され、且つ各分割コア12のティース部14にコイル16が巻回されることで構成される。なお、図1において、コイル16は、ティース部14の上面で切り欠いた断面で示されている。
図2は、分割コア12を構成する鋼板18の上方からの全体概略平面図である。この鋼板18は、プレス成形等によって作製され、比較的幅広のヨーク部20と、該ヨーク部20の一端部から突出したティース部14とを有する。
この中のヨーク部20には、図2における左方に被圧入部22が陥没形成される一方、右方に圧入部24が突出形成される。これら被圧入部22及び圧入部24は、真円の一部が直線状に若干切り欠かれた形状をなす。
被圧入部22は、ヨーク部20の図2における左方下端部の近傍に形成される。このため、ヨーク部20の左方下端部から被圧入部22に至るまで部位の肉厚は小さく、従って、該部位は良好な弾性を示す。以下においては、この部位を弾性変形部と指称し、その参照符号を26とする。
一方、圧入部24の形状・寸法は、被圧入部22の形状・寸法と略同等である。このため、被圧入部22の入口の開口寸法D1は、圧入部24の最大寸法D2に比して小さい(以下、圧入部24における寸法がD2であるこの部位を「最大寸法部」という)。
従って、弾性変形部26は、後述するように、隣接する分割コア12の圧入部24が被圧入部22に圧入される際に拡開する(図6B参照)。また、被圧入部22に対する圧入部24の圧入終了時に、その弾性作用下に元の形状に戻る(図6C参照)。
なお、被圧入部22に圧入された圧入部24の外壁と、被圧入部22の内壁との間には、若干のクリアランスが形成される。このため、圧入部24は被圧入部22内で回動することが可能である。この回動により、隣接する分割コア12同士を、圧入部24を支点として環状ないし円弧状に容易に湾曲させることができる。
ヨーク部20の図2における上端部から突出形成されたティース部14は、直線的に延在し、先端部が若干幅広に設定されている。このため、ティース部14は略T字状をなす。なお、上記したように、このティース部14にコイル16が巻回される。
分割コア12は、以上のような形状をなす鋼板18が複数枚、図1及び図2の紙面に直交する方向に積層されることで構成される。
図1から容易に諒解されるように、ステータ10は、複数個の分割コア12を環状に連結することで形成される。隣接するティース部14同士の間には空間が画成され、この空間が、該ティース部14に巻回されたコイル16を挿入するスロット28となる。
第1実施形態において、コイル16は、図3に示す第1絶縁部材30と、図4に示す第2絶縁部材32で囲繞され、これにより分割コア12に対して電気的に絶縁されている。第1絶縁部材30は、コイル16のヨーク部20側の端部からティース部14側の端部近傍までを囲繞し、一方、第2絶縁部材32は、コイル16のティース部14側の端部を囲繞する(図8参照)。
なお、図3及び図4においては、分割コア12が環状に湾曲される前の状態の第1絶縁部材30及び第2絶縁部材32を示している。これら図3及び図4から諒解されるように、分割コア12が環状に湾曲される前の第1絶縁部材30及び第2絶縁部材32は、双方とも、断面略U字形状である。
図3に示すように、第1絶縁部材30は、略U字形状をなす第1層34の内方に対して略U字形状をなす第2層36が積層された形態となっている。この中の第1層34がティース部14に臨み、一方、第2層36がコイル16に臨む(図7及び図8参照)。
好適には、第1層34は硬質な素材(例えば、ゴム)からなり、第2層36は軟質な素材(例えば、紙)からなる。すなわち、この場合、第1絶縁部材30は、ティース部14に臨む第1層34が硬質であり、コイル16に臨む第2層36が軟質となる。
第1層34を構成する硬質な素材としては、フッ素含有エラストマー等を例示することができる。また、第2層36を構成する軟質な素材の好適な例としては、芳香族ポリアミドポリマーからなる紙等が挙げられ、具体例としてノーメックス(デュポン社製の登録商標)紙が挙げられる。
残余の第2絶縁部材32は、単一層からなる。この層を構成する素材の好適な例としては、第1絶縁部材30の第2層36を構成する素材と同様に芳香族ポリアミドポリマーからなる紙(例えば、ノーメックス紙)等、比較的軟質なものを挙げることができる。
基本的には以上のように構成される第1実施形態に係るステータ10は、例えば、以下のようにして製造することができる。
はじめに、図2に示される鋼板18が複数枚積層されて構成された分割コア12同士を、図5に示すように、直線状に連結する。すなわち、複数個の分割コア12を、隣接するもの同士を互いに連結した状態で直線状に配列する。勿論、隣接する分割コア12同士の連結は、一方の分割コア12の圧入部24が隣接する分割コア12の被圧入部22に圧入されることによって行われる。
ここで、圧入部24が隣接する分割コア12の被圧入部22に圧入されるまでの過程を図6A〜図6Cに示す。先ず、図6Aは、圧入部24を被圧入部22に圧入する前の状態であり、圧入部24は被圧入部22から離脱している。
次に、分割コア12同士が相対的に互いに接近するように移動される。この接近に伴い、図6Bに示すように、圧入部24が被圧入部22の内部に進入する。
上記したように、圧入部24は、被圧入部22の開口寸法D1は、圧入部24の最大寸法D2に比して小さい(図2参照)。従って、圧入部24が被圧入部22に進入することに伴って被圧入部22の開口が圧入部24に押圧され、その結果、被圧入部22の開口が図6B中の矢印A1、A2方向に向かうように拡開される。
この拡開は、圧入部24の最大寸法部が被圧入部22の開口を通過するまで継続される。そして、この拡開に追従して、弾性変形部26が矢印A1方向に指向して撓む(弾性変形する)。
圧入部24の最大寸法部が被圧入部22の開口を通過すると、図6Cに示すように、拡開した被圧入部22の開口が、弾性変形部26を含め、その弾性作用下に矢印A3、A4方向に沿って元の形状に戻る。最終的に、圧入部24の全体が被圧入部22に圧入されると、被圧入部22の開口寸法が、圧入部24が圧入される前の開口寸法D1に戻る。この開口寸法D1が圧入部24の最大寸法D2に比して小さい(図2参照)ので、圧入部24が堰止される。すなわち、圧入部24の抜け止めがなされる。
この圧入作業を複数回繰り返すことにより、図5に示すように、複数個の分割コア12が互いに連結された状態で直線状に配列される。
圧入部24の外壁と被圧入部22の内壁との間には、上記したように若干のクリアランスが形成される。従って、圧入部24は、被圧入部22内で回動することが可能な状態である。
次に、図7に示すように、各スロット28に第1絶縁部材30を挿入する。この際、第1絶縁部材30は、第1層34がヨーク部20の端部及びティース部14に着座し、且つその開口がスロット28の開口に臨むようにして挿入される。
この際、第1層34が硬質であるので、該第1層34が変形してヨーク部20同士の間の間隙に噛み込むことが回避される。すなわち、第1絶縁部材30が分割コア12同士の間に噛み込むことを防止することができる。
次に、図8に示すように、ティース部14にコイル16を巻回する。なお、この図8においても、図1と同様に、ティース部14の上面でコイル16を切り欠いた状態を示している。
図8から諒解されるように、ティース部14に対して所定回数で巻回されたコイル16の大部分は第1絶縁部材30に囲繞されるが、スロット28の開口側では、一部が第1絶縁部材30から突出する。
次に、図9に示すように、スロット28の開口から第2絶縁部材32を挿入する。略U字状の第2絶縁部材32の湾曲底面にコイル16の先端部が着座すると、該第2絶縁部材32の開口先端は、第1絶縁部材30の開口よりも内方に進入する。
次に、直線状に配列された分割コア12を、図10に示すように、環状に湾曲させる。この際には、圧入部24が被圧入部22内で相対的に回動するので、湾曲が容易に進行する。すなわち、分割コア12は、圧入部24を支点として湾曲される。
最後に、直線状に配列されていたときには両端部に位置していた分割コア12同士を連結する。すなわち、一方の分割コア12の圧入部24を、残余の他方の分割コア12の被圧入部22に対して上記と同様にして圧入する。これにより、図1に示すステータ10が構成される。
以上のように、第1実施形態では、分割コア12同士を連結するときには、圧入部24を被圧入部22に圧入するとともに、該圧入部24を堰止することで被圧入部22からの抜け止めとし、これにより、連結された分割コア12同士が離脱することを防止している。しかも、分割コア12からステータ10を組み立てるときには、この圧入部24を支点として分割コア12を湾曲することが可能である。
すなわち、第1実施形態によれば、分割コア12同士の連結、及び分割コア12の環状湾曲の双方で圧入部24を用いるようにしている。従って、連結に要する部位と、環状湾曲に要する部位を別個の部位として設ける必要がない。以上のような理由から、ステータ10の構成を簡素化することができる。
しかも、圧入部24を被圧入部22に圧入するという簡素な構成によって抜け止め及び湾曲の双方が可能であるので、ステータ10を組み立てるに際し、煩雑な作業を行う必要がない。このため、組立作業が簡素化する上、作業効率が向上する。
ここで、分割コア12を環状に湾曲することに伴ってスロット28の開口が縮小されることに伴い、第1絶縁部材30の開口先端、及び第2絶縁部材32の湾曲底面近傍が圧潰される。これにより、第1絶縁部材30の第2層36及び第2絶縁部材32の各内壁がコイル16に密着する。
第2層36及び第2絶縁部材32は、軟質な素材からなる。このため、第2層36及び第2絶縁部材32は、コイル16から受ける荷重の大きさに対応する量で変形する。この変形により、コイル16の一部が第2層36及び第2絶縁部材32に埋入した状態となる。
このような状態となったコイル16を引っ張るときには、コイル16と第2層36及び第2絶縁部材32との間に大きな摩擦抵抗が生じる。このため、コイル16が引っ張りによって位置ズレを起こすことが回避される。すなわち、この場合、コイル16を堅牢に位置決めすることが可能となる。
従って、ステータ10の組立時に一般的に行われているワニスによるコイル16固定処理を割愛することも可能である。
結局、第1実施形態によれば、簡素な構成でありながらコイル16が位置ズレを起こし難いステータ10を容易に構成することができる。
以上のようにして得られたステータ10は、図示しないハウジングに収容される。さらに、各ティース部14における環状に配列された先端同士によって形成される内部空間に対し、図示しないロータが挿入されることで回転電機やモータ等が構成される。
次に、本発明の第2実施形態に係るステータ50につき説明する。なお、図1〜図10に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図11は、第2実施形態に係るステータ50の上方からの一部拡大平面図である。このステータ50も、複数個の分割コア12同士が互いに連結され、且つ各分割コア12のティース部14にコイル52が巻回されることで構成される。なお、図11においても、コイル52をティース部14の上面で切り欠いた断面として示している。
第2実施形態においては、図12に示すように、被覆樹脂54(例えば、ポリイミドからなるチューブ)で予め被覆されたコイル52が用いられる。なお、被覆樹脂54に被覆されるのは1本の線材ではなく、複数本の線材が束ねられた線材束である。
この場合、各コイル16が予め被覆樹脂54で被覆されているので、コイル52同士の間に短絡が発生する懸念がない。このため、図11に示すように、1つのスロット28に対し、U相コイル56、V相コイル58、W相コイル60の3相のコイルを同時に挿入することが可能となる。すなわち、第2実施形態においては、各相のコイル56、58、60同士を電気的に絶縁するための絶縁用紙等を挿入する必要がない。
このステータ50は、以下のようにして製造することができる。
先ず、第1実施形態に係るステータ10を製造する場合に準拠し、複数個の分割コア12同士を互いに連結して直線状に配列する(図5参照)。勿論、この場合においても、隣接する分割コア12同士の連結は、一方の分割コア12の圧入部24が他方の分割コア12の被圧入部22に圧入されることで行われ(図5及び図6A〜図6C参照)、同時に、圧入部24の被圧入部22からの抜け止めがなされる。
次に、図12に示すように、コイル52からなるU相コイル56、V相コイル58、W相コイル60の各々をティース部14に巻回する。U相コイル56、V相コイル58、W相コイル60は、被覆樹脂54で予め被覆されているので、第1実施形態のように第1絶縁部材30、第2絶縁部材32でこれらU相コイル56、V相コイル58、W相コイル60をさらに囲繞する必要はない。すなわち、この場合、第1絶縁部材30及び第2絶縁部材32を各スロット28に挿入する作業を割愛することができる。このため、ステータ50の組立作業効率が一層向上する。
また、上記したように、各相のコイル56、58、60同士を電気的に絶縁するための絶縁用紙等を挿入する必要もない。
次に、直線状に配列された分割コア12を、図11に示すように、環状に湾曲させる。この際にも、分割コア12が圧入部24を支点として容易に湾曲する。この湾曲に伴ってスロット28が縮小されることにより、各相のコイル56、58、60の被覆樹脂54同士が変形する。このため、各相のコイル56、58、60を引っ張るときには、被覆樹脂54同士の間に大きな摩擦抵抗が生じる。このことに基づき、各相のコイル56、58、60位置ズレを起こし難くなる。
最後に、第1実施形態と同様に、直線状に配列されていたときには両端部に位置していた分割コア12同士を連結する。これにより、ステータ50が構成される。
このような構成の第2実施形態に係るステータ50及びその製造方法においても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
第1実施形態及び第2実施形態のいずれにおいても、コイル16、52の占積率は概ね75%であり、良好な結果が得られる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、第1実施形態における第2絶縁部材32として、第1絶縁部材30と同様に2層構造のものを用いるようにしてもよいし、逆に、第1絶縁部材30として、第2絶縁部材32と同様に1層構造のものを用いるようにしてもよい。勿論、1層構造の第1絶縁部材30及び第2絶縁部材32を同時に用いるようにしてもよいし、2層構造の第1絶縁部材30及び第2絶縁部材32を同時に用いるようにしてもよい。
また、第2実施形態では、U相コイル56、V相コイル58、W相コイル60となる3本のコイル52を1つのスロット28に同時に挿入するようにしているが、第1実施形態と同様に、1つのスロット28に対し、U相コイル56、V相コイル58又はW相コイル60のいずれか1相となるコイル52のみを挿入するようにしてもよい。
さらに、圧入部24は、略円形形状のものに限定されるものではなく、被圧入部22に圧入され、該被圧入部22の開口が弾性作用下に元の形状に戻ることで該被圧入部22からの抜け止めがなされる形状であればよい。
10、50…ステータ 12…分割コア
14…ティース部 16、52…コイル
18…鋼板 20…ヨーク部
22…被圧入部 24…圧入部
26…弾性変形部 28…スロット
30…第1絶縁部材 32…第2絶縁部材
34…第1層 36…第2層
54…被覆樹脂 56…U相コイル
58…V相コイル 60…W相コイル

Claims (10)

  1. ヨーク部と、前記ヨーク部の一端部に突出形成されたティース部とを有する分割コア同士が環状に連結されて形成されるステータであって、
    隣接する前記分割コア同士の前記ティース部同士によって形成されるスロットに、前記ティース部に巻回されたコイルが絶縁材を介して挿入され、
    前記ヨーク部に、隣接する分割コアに向かって突出する圧入部と、隣接する分割コアの圧入部が圧入される被圧入部とが形成され、
    前記被圧入部は、前記圧入部が圧入される際に拡開されるとともに、前記圧入部の圧入終了に伴って弾性作用下に元の形状に復帰することで前記圧入部を堰止可能であり、
    互いに連結された前記分割コアは、直線状に配列されたとき、前記被圧入部に圧入された前記圧入部を支点として環状に湾曲可能であることを特徴とするステータ。
  2. 請求項1記載のステータにおいて、前記絶縁材が、前記コイルの前記ヨーク部側端部から前記ティース側端部近傍までを囲繞する第1の絶縁部材と、前記コイルの前記ティース側端部を囲繞する第2の絶縁部材とを有することを特徴とするステータ。
  3. 請求項2記載のステータにおいて、前記第1の絶縁部材が、前記ヨーク部に臨む第1層と、前記コイルに臨む第2層とからなり、且つ前記第1層が前記第2層に比して高硬度であることを特徴とするステータ。
  4. 請求項1記載のステータにおいて、前記絶縁材が、前記コイルを予め被覆した被覆樹脂であることを特徴とするステータ。
  5. 請求項4記載のステータにおいて、前記スロットにU相コイル、V相コイル、W相コイルがともに挿入されていることを特徴とするステータ。
  6. ヨーク部と、前記ヨーク部の一端部に突出形成されたティース部とを有する分割コア同士が環状に連結されて形成されるステータの製造方法であって、
    前記分割コアの前記ヨーク部に形成された圧入部を、別の前記分割コアの前記ヨーク部に形成された被圧入部に圧入することを繰り返し、前記圧入部と前記被圧入部を介して連結された前記分割コア同士を直線状に配列する工程と、
    前記ティース部にコイルを巻回するとともに、隣接する前記分割コア同士の前記ティース部同士によって形成されるスロットに、絶縁材を介して前記コイルを挿入する工程と、
    直線状に配列された前記分割コアを、前記被圧入部に圧入された前記圧入部を支点として環状に湾曲させ、両端部に位置していた前記分割コア同士を、前記圧入部と前記被圧入部を介して連結することで環状のステータを得る工程と、
    を有し、
    前記被圧入部を、前記圧入部を圧入する際に拡開するとともに、前記圧入部の圧入終了に伴って弾性作用下に元の形状に復帰させることで前記圧入部を堰止することを特徴とするステータの製造方法。
  7. 請求項6記載の製造方法において、前記コイルの前記ヨーク部側端部から前記ティース側端部近傍まで到達する第1の絶縁部材を前記スロットに予め配置し、該スロットに前記コイルを挿入した後、前記コイルの前記ティース側端部を第2の絶縁部材で囲繞し、前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材とで前記絶縁材とすることを特徴とするステータの製造方法。
  8. 請求項7記載の製造方法において、前記第1の絶縁部材として、前記ヨーク部に臨む第1層と、前記コイルに臨む第2層とからなり、且つ前記第1層が前記第2層に比して高硬度であるものを用いることを特徴とするステータの製造方法。
  9. 請求項6記載の製造方法において、前記コイルを予め被覆した被覆樹脂を前記絶縁材とすることを特徴とするステータの製造方法。
  10. 請求項9記載のステータにおいて、前記スロットにU相コイル、V相コイル、W相コイルをともに挿入することを特徴とするステータの製造方法。
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