JP2011042667A - 組換えアンチトロンビンおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遺伝子組換え技術を用いて形質転換されたアンチトロンビンを産生可能な動物細胞を培養して生産された組換えアンチトロンビンを精製して、純度が99%以上で比活性の高い組み換えアンチトロンビンを調製する。該組換えアンチトロンビンは、100〜200U/mLの溶液としたときに、宿主由来蛋白質含有量が1ng/mL以下、デオキシリボ核酸含有量が10ng/mL以下であることが好ましい。
【選択図】なし
Description
また、本発明の目的の一つは、遺伝子組換え技術により調製されたATを高度精製する方法を提供することにある。
さらに、本発明の目的の一つは、比活性が向上し、純度も高いrATを提供することにある。
[1]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を培養して生産されたrATから調製された、純度99%以上のrAT。
[2]rATを100〜200U/mLの溶液としたときに、宿主由来蛋白質含有量が1ng/mL以下、デオキシリボ核酸含有量が10ng/mL以下である、上記[1]に記載のrAT。
[3]rATが野生型または変異型である、上記[1]または[2]に記載のrAT。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載のrAT、および薬理学的に許容し得る担体を含む、医薬組成物。
[5]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、以下のいずれか一つの態様で培養することを特徴とする、rATの生産方法:
1)pH6.9以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下を組合せた条件下で培養する、
2)pH6.9以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下のうち少なくとも2つを組合せた条件下で培養する、
3)pH6.9以下の培養液に接触させる工程で培養することにより、rATの生産量を向上させる、
4)4mM以上のグルタミン酸を含む培養液に接触させる工程でフェドバッチ培養することにより、rATの生産量を向上させる、
5)35℃以下でフェドバッチ培養することにより、rATの生産量および/または比活性を向上させる、
6)rATの生産量が培地1L当たり少なくとも1gを達成するような条件下で培養する。
[6]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、pH6.9以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下を組合せた条件下で培養することを特徴とする、上記[5]に記載の生産方法。
[7]該細胞を、pH6.9以下の培養液に接触させる工程で培養する、4mM以上のグルタミン酸を含む培養液に接触させる工程で培養する、35℃以下で培養する、上記[6]に記載の生産方法。
[8]培養様式が、培養中の細胞が培養液中に浮遊している、培養中の細胞が無血清培地中にある、培養中の細胞が哺乳動物由来の蛋白質を含まない培地中にある、培養方法がフェドバッチ培養である、の少なくとも一つを伴ってなる、上記[6]に記載の生産方法。
[9]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、pH6.9以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下のうち少なくとも2つを組合せた条件下で培養することを特徴とする、上記[5]に記載の生産方法。
[10]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、pH6.9以下の培養液に接触させる工程で培養することにより、rATの生産量を向上させることを特徴とする、上記[5]に記載の生産方法。
[11]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、4mM以上のグルタミン酸を含む培養液に接触させる工程でフェドバッチ培養することにより、rATの生産量を向上させることを特徴とする、上記[5]に記載の生産方法。
[12]動物細胞がグルタミンシンテターゼ活性を有するものである、上記[11]に記載の生産方法。
[13]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、35℃以下でフェドバッチ培養することにより、rATの生産量および/または比活性を向上させることを特徴とする、上記[5]に記載の生産方法。
[14]rATが野生型または変異型である、上記[5]に記載の生産方法。
[15]pH6.9以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下の各培養条件は、培養期間中、常に満たす、または、一時的に(あるいは一定の時間内だけ)満たす、のいずれかである、上記[5]に記載の生産方法。
[16]pH6.9以下の培養液に接触させる工程で培養する様式が、培養期間中のpHを6.8以下に維持する、pH6.7〜6.9に設定する、または、培養期間の一部のみpH6.8以下に設定する、のいずれかであり、しかも、いずれの場合も培養期間中は常にpH6.6以上である、上記[5]に記載の生産方法。
[17]グルタミン酸が、塩の態様でないグルタミン酸または塩の態様であるグルタミン酸である、上記[5]に記載の生産方法。
[18]4mM以上のグルタミン酸を含む培養液に接触させる工程で培養する様式が、(培養期間中常に)グルタミン酸を3〜5mMに設定する、培養途中からグルタミン酸を4mM以上となるように設定する、または、(培養期間中常に)グルタミン酸を6〜8mMに設定する、のいずれかである、上記[5]に記載の生産方法。
[19]以下のいずれかの態様で処理することを特徴とするrATの精製方法:
1)rATを含む培養上清を用いて、固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理を行い、かつ少なくとも溶媒交換以降の工程をpH7.5以上の条件下で行い、培養上清からrATを精製する、
2)rATを含む培養上清を用いて、固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理を行い、培養上清からrATを精製する、
3)精製工程の全部またはその一部をpH7.5以上の条件下で行う、
4)rAT含有溶液をpH7.5以上で処理することにより、rATの比活性を改善する、
5)rAT含有溶液を、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いて濾過処理することにより、該溶液から濁りを除去する、
6)純度99%以上となるようにrATを精製する。
[20]rATを含む培養上清を用いて、固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理を行い、かつ少なくとも溶媒交換以降の工程をpH7.5以上の条件下で行う、上記[19]に記載の培養上清からの精製方法。
[21]多孔性膜処理を行う前にさらに限外濾過を行う、上記[20]に記載の培養上清からの精製方法。
[22]rATを含む培養上清を用いて、固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理を行う、上記[19]に記載の培養上清からの精製方法。
[23]精製工程の全部またはその一部をpH7.5以上の条件下で行う、上記[19]に記載の精製方法。
[24]rAT含有溶液をpH7.5以上で処理することにより、rATの比活性を改善する、上記[19]に記載の精製方法。
[25]rAT含有溶液を、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いて濾過処理することにより、該溶液から濁りを除去する、上記[19]に記載の精製方法。
[26]rATが野生型または変異型である、上記[19]に記載の精製方法。
[27]さらにウイルス不活化処理を行う、上記[19]に記載の精製方法。
[28]遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を培養してrATを生産する工程、および生産したrATを精製する工程を含むrATの製造方法において、上記[5]〜[18]のいずれかに記載の生産方法または上記[19]〜[27]のいずれかに記載の精製方法を実施する、該製造方法。
[29]上記[5]〜[18]のいずれかに記載の生産方法を実施する、上記[28]に記載の製造方法。
[30]上記[19]〜[27]のいずれかに記載の精製方法を実施する、上記[28]に記載の製造方法。
[31]上記[5]〜[18]のいずれかに記載の生産方法を実施し、その後に上記[19]〜[27]のいずれかに記載の精製方法を実施する、上記[28]に記載の製造方法。
[32]rATが野生型または変異型である、上記[28]に記載の製造方法。
なお、本発明の精製方法は以下のような発明的特徴を有する。pH7.5以上で処理することによりrATの比活性を改善する:固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去処理を行うことにより、rATを高度精製する:平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理によりrAT含有溶液から濁りを除去する:精製工程の全部または一部をpH7.5以上の条件下で行うことにより、rATを高比活性の状態で回収する。
本発明のrATの生産方法は、本来的には以下の1)〜8)に関する。
1)遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、pH6.8以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下を組合せた条件下で培養することを特徴とするrATの生産方法。
2)該細胞を、pH6.8以下の培養液に接触させる工程で培養する、4mM以上のグルタミン酸を含む培養液に接触させる工程で培養する、35℃以下で培養する、1)のrATの生産方法。
3)培養様式が、培養中の細胞が培養液中に浮遊している、培養中の細胞が無血清培地中にある、培養中の細胞が哺乳動物由来の蛋白質を含まない培地中にある、培養方法がフェドバッチ培養である、の少なくとも一つを伴ってなる1)のrATの生産方法。
4)遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、pH6.8以下、グルタミン酸4mM以上、35℃以下のうち少なくとも2つを組合せた条件下で培養することを特徴とするrATの生産方法。
5)遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、pH6.8以下の培養液に接触させる工程で培養することにより、rATの生産量を向上させることを特徴とするrATの生産方法。
6)遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、4mM以上のグルタミン酸を含む培養液に接触させる工程でフェドバッチ培養することにより、rATの生産量を向上させることを特徴とするrATの生産方法。
7)動物細胞がグルタミンシンテターゼ活性を有するものである6)のrATの生産方法。
8)遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、ATを産生可能な動物細胞を、35℃以下でフェドバッチ培養することにより、rATの生産量および/または比活性を向上させることを特徴とするrATの生産方法。
(ヒト)AT遺伝子としては公知のものを用いることができる(特許文献11)。なおAT遺伝子としては野生型以外にも変異型のものであってもよい。変異型としては野生型のアミノ酸配列の一部を欠失・置換・付加したものであって、野生型と少なくとも同程度の生理活性を有するものであれば特に限定されない。例えば、反応部位・ヘパリン結合部位のアミノ酸を他のアミノ酸に置換したもの(特許文献12)、C末端にアミノ酸・オリゴペプチドを付加したもの(特許文献13)、135位をアスパラギンからグルタミンに置換したもの(非特許文献17)などが例示される。なお変異型としては、ヘパリン非依存的なトロンビン阻害活性、あるいは高いヘパリン親和性を有するものであってもよい。
形質転換体は公知の方法により調製することができる。すなわち、AT遺伝子を適当な発現プラスミドに担持させた形で宿主細胞系に導入して形質転換体を調製する。発現プラスミドを宿主細胞に導入する方法としては、リン酸カルシウム法、エレクトロポレーション法、リポフェクチン法、パーティクルガン法、ジエチルアミノエチル(DEAE)−デキストラン法、ウイルスベクター法などが例示される。これらの方法によりプラスミドまたはその線状断片を宿主染色体上に導入することができる。
形質転換体を公知の方法により培養する。培地としては動物細胞培養用のものであれば特に限定されない。例えば、基本培地(例、MEM培地、DMEM培地、RPMI培地、HamF培地など)および基本培地にウシ血清などを添加した血清含有培地、血清を含まない無血清培地などが例示される。無血清培地には、哺乳動物由来の蛋白質(例、インスリン、血清アルブミン、トランスフェリンなど)を添加したもの、哺乳動物由来の蛋白質を添加しないもの(組換え蛋白質または植物由来蛋白質を用いる)、蛋白質そのものを添加しないもの(いわゆる無血清無蛋白培地であるが、蛋白質加水分解物を含むこともある)、低分子量の合成品のみを添加したもの(糖、アミノ酸、脂質、ビタミン、核酸、ミネラル、アミン類などから構成される。いわゆる人工合成培地)などを用いることもできる。
培養によりrATを生産させた後に、形質転換体またはその培養物(培養液、培養上清)からrATを得ることができる。rATは公知の方法により精製することができる。精製方法としては、例えば、限外濾過、ゲル濾過、イオン交換体処理、アフィニティ担体処理などが挙げられる。
本発明のrATの精製方法は、本来的には以下の1)〜6)に関する。
1)rATを含む培養上清を用いて、固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理を行い、かつ少なくとも溶媒交換以降の工程をpH7.5以上の条件下で行う、培養上清からのrATの精製方法。
2)多孔性膜処理を行う前にさらに限外濾過を行う1)の精製方法。
3)rATを含む培養上清を用いて、固定化ヘパリン処理、該処理液の溶媒交換、陰イオン交換体処理、高分子体の除去、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いた濾過処理を行う、培養上清からのrATの精製方法。
4)精製工程の全部またはその一部をpH7.5以上の条件下で行う、rATの精製方法。
5)rAT含有溶液をpH7.5以上で処理することにより、rATの比活性を改善する、rATの精製方法。
6)rAT含有溶液を、平均孔径1〜100nmの多孔性膜を用いて濾過処理することにより、該溶液から濁りを除去する、rATの精製方法。
(ヒト)AT遺伝子としては公知のものを用いることができる。なおAT遺伝子としては野生型以外にも変異型のものであってもよい。変異型としては野生型のアミノ酸配列の一部を欠失・置換・付加したものであって、野生型と少なくとも同程度の生理活性を有するものであれば特に限定されない。例えば、反応部位・ヘパリン結合部位のアミノ酸を他のアミノ酸に置換したもの、C末端にアミノ酸・オリゴペプチドを付加したもの、135位をアスパラギンからグルタミンに置換したものなどが例示される(関連文献はいずれも上記のとおり)。また宿主発現系としてはATにおいて公知のものを用いることができる。例えば、酵母[例えば、サッカロマイセス属(サッカロマイセス・セレビシエなど)、ピキア属(ピキア・パストリスなど)、クルイベロマイセス属など]、動物細胞(例えば、CHO細胞、BHK細胞、COS−7細胞、Vero細胞など)、昆虫細胞、カビ(アスペルギルス属など)などが例示される。これらは栄養要求性株、抗生物質感受性株、ある種の変異株(ある特定遺伝子の欠損株)であってもよい。また、トランスジェニック非ヒト動物(例えば、ウシ、ヤギ、ヒツジなど)を用いることができる。好ましくは宿主として動物細胞を用いる。より好ましくは宿主としてCHO細胞を用いる。
公知の方法により調製することができる。すなわち、AT遺伝子を適当な発現プラスミドに担持させた形で宿主発現系に組込んで形質転換体を調製する。さらに形質転換体を培養してrATを生産する。その培養条件(細胞密度、培地組成、pH、温度、時間、溶存酸素量、二酸化炭素量、攪拌速度、培地の流加速度など)は宿主発現系に応じて適当なものを選択すればよい。pH・温度・時間は一般的にはpH5〜8(好ましくはpH6〜7.3)、10〜45℃、10〜500時間程度が例示される。また培養様式はバッチ培養、フェドバッチ培養、連続培養のいずれでもよい。
培養液から宿主細胞を取り除き、培養上清のみを回収する。必要に応じて1〜10U/mL程度に濃縮する。また、0.45μm程度の濾過処理を行ってもよい。
本処理はrATを精製するために行うものであり、rAT含有溶液を固定化ヘパリンに接触させてATを吸着させた後に溶出させる工程である。固定化ヘパリンはヘパリンを不溶性担体に結合したものである。不溶性担体としては、アガロース(商品名セファロース)、デキストラン(商品名セファデックス)、親水性ビニルポリマー(商品名トヨパール)などが例示される。ヘパリンを不溶性担体に結合させる方法は公知の方法に準じて行うことができる。また、市販品を用いることもできる。rATと固定化ヘパリンの接触条件としては、pH6〜8、伝導度10〜40mS/cm程度が例示される。接触後にrATを吸着した固定化ヘパリンを一旦洗浄することが好ましい。洗浄条件としてはpH6〜8、塩濃度0.15〜0.65M程度が例示される。具体的には0.15〜0.65Mの塩化ナトリウムなどが用いられる。さらに溶出条件としてはpH6〜8、塩濃度1〜3M程度が例示される。具体的には2.5〜3.5Mの塩化ナトリウムなどが用いられる。
本処理はrAT含有溶液の溶媒組成を変更するために行う工程である。具体的にはハイドロキシアパタイト処理、透析、限外濾過などが例示される。いずれの場合も、溶媒をpHが7.5以上となるように交換する。具体的にはpH7.5〜10程度であることが好ましく、より好ましくはpH7.5〜9程度である。塩濃度は特に限定されないが、好ましくは0.01〜0.5M程度である。例えば、0.1Mのリン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液(pH8)などが例示される。
本処理はrAT含有溶液を陰イオン交換体と接触することにより、主にDNAを除去するために行う工程である。
高分子体(ATよりも高分子量のものであることを意味する。rATの重合体も概念上含まれる)を除去する工程である。具体的には疎水性担体処理、固定化ヘパリン再処理などが例示される。疎水性担体処理を行う場合は、rAT含有溶液を疎水性担体処理用の担体に接触させて、非吸着画分を回収することにより高分子体を除去する。
本発明においては多孔性膜処理を行う前に限外濾過を行うことが好ましい。本処理はエンドトキシン除去および後の多孔性膜処理時の目詰り予防のために行うものである。限外濾過は100〜500キロダルトン(kD)程度の分画分子量を有する限外濾過膜を用いて行われる。限外濾過膜の材質としてはポリスルホン系、セルロース系などが挙げられる。また市販のものを用いてもよい。例えば、ザルトリウス社のザルトコン(商品名)などが挙げられる。また2種以上の分画分子量の異なる限外濾過膜を併用してもよい。この場合は、上記の100〜500kD程度の分画分子量を有する限外濾過膜および1〜50kD程度の分画分子量を有する限外濾過膜を組合せて用いることができる。
本工程は本来のウイルス除去を目的とする他に、rAT含有溶液に含まれる濁りを除去するために行われる。本発明で使用される多孔性膜の素材としては特に制限されないが、好ましくは再生セルロースが挙げられる。その形状としては中空糸状、シート状等が挙げられるが、好ましくは中空糸状である。例えば、該再生セルロースの多孔性中空糸は、好ましくはセルロース銅アンモニア溶液からのミクロ相分離法(非特許文献18)により調製される。多孔性膜の平均孔径は1〜100nm、好ましくは10〜75nm、より好ましくは10〜50nm、特に好ましくは35±2nmまたは15±2nmであり、膜厚は好ましくは35±3.5μmまたは27±3μmであり、その膜は好ましくは多重層構造である。多孔性膜が中空糸状である場合は、内径は好ましくは330±30μmである。多孔性膜が中空糸状の場合には、好ましくはモジュールの態様で使用される。該モジュールは膜面積が好ましくは0.001〜1.0m2である多孔性中空糸膜とこれを充填するための容器およびこれらを一体化するための接着剤により構成される。
本発明においては低比活性(例えば、3〜6U/mg程度の比活性)のrATをpH7.5以上で処理することによりその比活性を回復させることができる。pH条件としては具体的には7.5〜10程度であることが好ましく、より好ましくはpH7.5〜9程度である。具体的には、水酸化ナトリウム液、水酸化カリウム液、リン酸二ナトリウム液、リン酸二カリウム液、リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液などを用いればよい。伝導度(塩濃度)としては0.01〜300mS/cm(0.01〜0.5M)程度が例示される。蛋白濃度としては0.1〜350mg/mL程度、好ましくは1〜100mg/mL程度が例示される。処理時間としては1〜10時間程度が挙げられる。また、当該処理は一つの処理工程として単独で実施してもよいが、rATの処理工程(精製工程)の最中において当該処理が結果的に行われる態様であってもよい。例えば、rATをカラムクロマトグラフィーにより処理する際にアルカリ性pH条件で接触させる、あるいは溶出・展開させる、などの態様であっても差し支えない。
本発明においては必要に応じて、公知のウイルス不活化処理を行うことができる。例えば、液状加熱(パスツリ)処理、乾燥加熱処理、SD(デタージェント)処理などを単独で、あるいは組合せて用いることが例示される。当該処理時には公知の安定化剤の存在下に行ってもよい。安定化剤としては、糖(単糖類、二糖類、糖アルコールなど)、アミノ酸またはその塩、中性塩、有機酸またはその塩、界面活性剤などが例示される。添加濃度も公知の範囲で適宜選択すればよい。また、処理条件としてはウイルスが実質的に不活化される条件下であればよい。具体的には、液状加熱の場合は50〜80℃で10分〜20時間程度、乾燥加熱処理の場合は50〜100℃で10分〜100時間程度、SD処理の場合は10〜50℃で10分〜10時間程度が例示される。ウイルス不活化処理を精製工程のどの段階で行うかについては任意に選択することができる。
本発明により調製された精製物(rAT)は比活性が6.5U/mg以上と高度に精製されており、他の夾雑物質は充分に除去できている。また、多孔性膜処理により濁りも除去できている。
本発明では、上述のrATの生産方法および精製方法を組合せることにより、生産量と比活性を向上させ、さらに高度精製されたrATを製造することができる。本製造方法においては、生産量としては培地1L当たり少なくとも1gのrATを(最高では2g程度)、比活性としては6.5U/mg以上を実現できる。また高度精製に関しては、純度99%以上、夾雑物質として、rATを100〜200U/mLの溶液としたときに、宿主由来蛋白含量が1ng/mL以下、デオキシリボ核酸(DNA)含量が10ng/mL以下を実現することができる。
ATの活性はヘパリンコファクター活性(U)を指標とした。1Uは健常人の血漿1mL中に存在するATの活性量に相当する。該活性は合成発色基質(商品名S−2238)を用いた市販の測定キット(テストチームAT・2キット、第一化学薬品)により測定した。またATとしての蛋白質濃度はHPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用いた逆相クロマトグラフィー(RPC)で定量した。逆相クロマトグラフィーは逆相カラムを用いて以下の条件で行った。逆相カラムはR2/10カラム(2.1×50mm、ポロス社)を、HPLCはBeckman−Coulter HPLC(Beckman社)を、移動相は0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)を含む水−アセトニトリルの直線勾配法を、検出は220nmの吸光度を、各々用いた。対照には血漿由来AT(商品名ノイアート、三菱ウェルファーマ)を用いた。該活性値を該蛋白質濃度で除したものを比活性(U/mg)と表示した。以下同様。
ヒトATのcDNAは特許文献11に開示された塩基配列を用いた。ヒトATのcDNAをhCMV−MIEプロモータの支配下に発現するプラスミドを構築した。本プラスミドをCHO−K1細胞にトランスフェクションした。得られた形質転換体の中からATの生産能が高いクローン(A株、B株、C株)を選択し、以下の実施例に供した。
ATの活性はヘパリンコファクター活性(U)を指標とした。1Uは健常人の血漿1mL中に存在するATの活性量に相当する。該活性を、合成発色基質S−2238を用いた市販の測定キット(テストチームAT・2キット、第一化学薬品)により測定した。また、ATとしての蛋白量(重量、mg)はELISA(Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay)法もしくは逆相クロマトグラフィー法により測定した。ELISA法はウサギ由来抗ヒトATポリクローナル抗体(DAKO社)、西洋ワサビ由来パーオキシダーゼ標識ヒツジ由来抗ヒトAT IgG(アフィニティ精製品、CEDALANE社)および発色試薬を用いて行われた。該活性値を該蛋白量で除したものを比活性(U/mg)と表示した。以下同様。
実施例で調製された各精製品(精製品A、B、C)の性状分析を行った。分析法は以下の通り:純度はゲル濾過分析(GPC)により、SDS−PAGE、ウェスタンブロッティング、回収率は逆相HPLC(RPC)で収量を測定し培養液中のrAT量に対する百分率として、不純物のうち、CHO由来蛋白質はELISA(Cygnus社)、DNAはピコグリーン(モレキュラ・プローブ社)により、比活性はヘパリンコファクター活性を測定し当該活性を収量で除した値として、外観は目視により、各々観察した。結果を表6に示す。
精製品C(比活性約4.8U/mg)を、pH5.0および7.75の緩衝液に希釈し、室温で4時間放置した。結果を表7に示す。
溶液のpH7.4〜8.0の間でrAT(精製品C)の比活性の変動を調べた。結果を表8に示す。
低比活性のrATを分析用フェニルカラムで分析したところ、3つのピークに分かれた。各々のピークの比活性を測定すると、溶出順に、6.1〜6.5、3.3〜4.4、0.2〜0.6(単位はいずれもU/mg)となった。そこで、この状態で各ピーク(ピークI、II、IIIとする)の組成比を測定し、当該rATをpH8またはpH6.5で処理して同様にフェニルカラムで分析して、各ピークの組成比を同様に測定した。結果を表9に示す。
精製品A(比活性7.3U/mg)をpH6.5の緩衝液に溶解し、室温で4時間放置したところ、比活性は6.0U/mgに低下した。これに水酸化ナトリウム液を加え、pH8.0に上げて室温で4時間放置したところ、比活性は7.0U/mgであった。この結果から、本発明においては調製されたrATのうちpHに依存して可逆的な性状(活性)を有するものがrATの比活性に影響することが判明した。
Claims (4)
- 遺伝子組換え技術を用いて形質転換された、アンチトロンビンを産生可能な動物細胞を培養して生産された組換えアンチトロンビンから調製された、純度99%以上の組換えアンチトロンビン。
- 組換えアンチトロンビンを100〜200U/mLの溶液としたときに、宿主由来蛋白質含有量が1ng/mL以下、デオキシリボ核酸含有量が10ng/mL以下である、請求項1に記載の組換えアンチトロンビン。
- 組換えアンチトロンビンが野生型または変異型である、請求項1または2に記載の組換えアンチトロンビン。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組換えアンチトロンビン、および薬理学的に許容し得る担体を含む、医薬組成物。
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