JP2018538270A5 - - Google Patents

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したがって、本発明は、rhC1−INHインヒビターの費用対効果及び信頼性の高い製造と、HAE及び補体媒介性障害の安全でより効果的な治療とをもたらすものである。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、以下の詳細な説明において明らかになる。しかしながら、以下の詳細な説明は本発明の実施形態を示すが、単に例示のためであり、制限するものではないことを理解すべきである。本発明の範囲内の様々な変更及び修正は、以下の詳細な説明から当業者に明らかになるであろう。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビターが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記組成物。
(項目2)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビターが、少なくとも約10時間、15時間、20時間、25時間、30時間、35時間、40時間、45時間、50時間、55時間、60時間、65時間、または70時間の半減期を有する、前記組成物。
(項目3)
前記組換えrhC1−INHタンパク質が配列番号1と同一のアミノ酸配列を含む、項目1または項目2に記載の組成物。
(項目4)
前記精製された組換えrhC1−INHが配列番号2と同一のアミノ酸配列を含む、項目1または項目2に記載の組成物。
(項目5)
前記精製された組換えrhC1−INHが、約50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、または5%以下の中性グリカン種を含むグリコシル化プロファイルを有する、項目1から項目4のいずれか1項に記載の組成物。
(項目6)
前記組換えrhC1−INHタンパク質が融合タンパク質である、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目7)
前記組換えrhC1−INHタンパク質が、C1−INHドメインに直接的または間接的に融合されたFcドメインを含む、項目6に記載の組成物。
(項目8)
前記組換えrhC1−INHタンパク質が、C1−INHドメインに直接的または間接的に融合されたアルブミンドメインを含む、項目6に記載の組成物。
(項目9)
前記精製された組換えrhC1−INHが、約5%〜約25%の中性グリカン種を含むグリコシル化プロファイルを有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目10)
前記精製された組換えrhC1−INHが、約20%、15%、10%、5%、または0%未満の、マンノース、α−ガラクトース、NGNA、及び/またはオリゴマンノース型のグリコシル化のうちの1つ以上を含有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目11)
前記精製された組換えrhC1−INHが、約30%以下の中性グリカン種と、前記精製されたrhC1−INHが血漿由来C1−INHと同様のまたはそれよりも長い半減期を有するのに十分なシアリル化グリカン種とを含むグリコシル化プロファイルを有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目12)
前記精製された組換えrhC1−INHが、
約5%〜約30%の中性グリカン種、
約10%〜約30%のモノシアリル化グリカン種、
約30%〜約50%のジシアリル化グリカン種、
約15%〜約35%のトリシアリル化グリカン種、または
約5%〜約15%のテトラシアリル化グリカン種、のうちの少なくとも1つを含むグリコシル化プロファイルを有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目13)
前記精製された組換えrhC1−INHが、
30%以下の中性グリカン種、
約20%〜約30%のモノシアリル化グリカン種、
約30%〜約40%のジシアリル化グリカン種、
約10%〜約20%のトリシアリル化グリカン種、及び
約5%〜約10%のテトラシアリル化グリカン種、を含むグリコシル化プロファイルを有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目14)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約10個、11個、12個、13個、または14個のシアリル化グリカン残基を含み、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記組成物。
(項目15)
前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、または29個のシアリル化グリカン残基を含む、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目16)
前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約30個、31個、32個、33個、34個、35個、36個、37個、38個、39個、または40個のシアリル化グリカン残基を含む、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目17)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の荷電グリカンを含み、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記組成物。
(項目18)
前記精製された組換えrhC1−INHが、平均してタンパク質1モル当たり少なくとも約15モル、16モル、17モル、18モル、19モル、20モル、21モル、22モル、23モル、24モル、25モル、26モル、27モル、28モル、29モル、30モル、31モル、32モル、33モル、34モル、35モル、36モル、37モル、38モル、39モル、または40モルのシアル酸を含む、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目19)
前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の50%〜150%の範囲内の半減期を有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目20)
前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の80%〜120%の範囲内の半減期を有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目21)
前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期と同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目22)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約20mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目23)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約60mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目24)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約70mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目25)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約100mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目26)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約50U/mL、100U/mL、150U/mL、200U/mL、250U/mL、300U/mL、350U/mL、400U/mL、450U/mL、500U/mL、550U/mL、600U/mL、650U/mL、700U/mL、または750U/mLを超える濃度で液体産物として安定している、先行項目のいずれか1項に記載の組成物。
(項目27)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする核酸。
(項目28)
項目27に記載の核酸を含む細胞。
(項目29)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする発現ベクターを含む宿主細胞であって、一旦細胞培養条件下で培養されると、約0.1g/L〜約10.0g/Lの力価で前記組換えrhC1−INHを発現することができる、前記宿主細胞。
(項目30)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする発現ベクターを含む宿主細胞であって、一旦細胞培養条件下で培養されると、約2ピコグラム、3ピコグラム、4ピコグラム、5ピコグラム、6ピコグラム、7ピコグラム、8ピコグラム、9ピコグラム、または10ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHを発現することができる、前記宿主細胞。
(項目31)
前記宿主細胞が、一旦細胞培養条件下で培養されると、約10ピコグラム、15ピコグラム、20ピコグラム、25ピコグラム、30ピコグラム、35ピコグラム、40ピコグラム、45ピコグラム、または50ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHを発現することができる、項目29または項目30に記載の宿主細胞。
(項目32)
前記宿主細胞が哺乳類細胞である、項目29から項目31に記載の宿主細胞。
(項目33)
前記哺乳類細胞がCHO細胞である、項目32に記載の宿主細胞。
(項目34)
前記哺乳類細胞がヒト細胞である、項目32に記載の宿主細胞。
(項目35)
前記ヒト細胞がHT1080細胞またはHEK細胞である、項目34に記載の宿主細胞。
(項目36)
前記宿主細胞が、前記発現した組換えrhC1−INHのシアリル化を増加させるように操作されている、項目29から項目35のいずれかに記載の宿主細胞。
(項目37)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする発現ベクターを含む宿主細胞であって、前記組換えrhC1−INHタンパク質がシアリル化を増加させるように操作されている、前記宿主細胞。
(項目38)
前記宿主細胞が、シアリル化を増加させるべく異種酵素を発現するように操作され、シアリル化を増加させるべく変異異種酵素を発現するように操作され、シアリル化を増加させるべく内因性酵素を過剰発現するように操作され、シアリル化を増加させるべく変異型内因性酵素を発現するように操作され、及び/またはシアリル化を低減、阻害、もしくは劣化させる内因性酵素の発現を低減させるか、もしくは妨げるように操作されている、項目36に記載の宿主細胞。
(項目39)
項目29から項目38のいずれかに記載の宿主細胞を培養することを含む、組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を産生する方法。
(項目40)
配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むrhC1−INHを発現するように操作された宿主細胞を提供する工程と、
前記宿主細胞がrhC1−INHを産生するのに適切な条件下であって、少なくともある期間の間、グリコシル化調節因子を含む培養培地で前記細胞に栄養を与えることを含む前記条件下で前記細胞を培養する工程と、を含む、組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を産生する方法。
(項目41)
前記細胞が、少なくともある期間の間、約30℃〜34℃で培養される、項目32または項目33に記載の方法。
(項目42)
哺乳類細胞における組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)タンパク質の大規模産生のための方法であって、大規模培養容器に入れた懸濁液で、組換えrhC1−INHタンパク質を発現する哺乳類細胞を培養することを含み、前記組換えヒトC1エステラーゼインヒビターが、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記方法。
(項目43)
前記細胞がグリカン修飾構築物を共発現する、項目39から項目42のいずれか1項に記載の方法。
(項目44)
前記グリカン修飾構築物がシアリル化を増加させる、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記哺乳類細胞が血清を含まない細胞培養培地で培養される、項目39から項目44のいずれか1項に記載の方法。
(項目46)
前記大規模培養容器がバイオリアクターである、項目39から項目45のいずれか1項に記載の方法。
(項目47)
前記バイオリアクターが、約5L、10L、200L、500L、1,000L、1,500L、2,000L、5,000L、10,000L、15,000L、もしくは20,000Lの規模か、またはそれを超える規模である、項目46に記載の方法。
(項目48)
前記培養する工程が灌流プロセスを含む、項目39から項目47のいずれか1項に記載の方法。
(項目49)
前記培養する工程が流加培養プロセスを含む、項目39から項目48のいずれか1項に記載の方法。
(項目50)
前記細胞が、少なくともある期間の間、30℃〜34℃の流加培養プロセスで培養される、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記細胞が、平均して約5ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHタンパク質を産生する、項目39から項目50のいずれか1項に記載の方法。
(項目52)
前記細胞が、平均して約10ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHタンパク質を産生する、項目39から項目51のいずれか1項に記載の方法。
(項目53)
前記細胞が、1日につき1リットル当たり少なくとも約5mg、6mg、8mg、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、110mg、120mg、130mg、140mg、150mg、160mg、170mg、180mg、190mg、200mg、210mg、220mg、230mg、240mg、250mg、260mg、270mg、280mg、290mg、または300mgの平均収穫力価で前記組換えrhC1−INHタンパク質を産生する、項目39から項目52のいずれか1項に記載の方法。
(項目54)
前記哺乳類細胞がヒト細胞である、項目39から項目53のいずれか1項に記載の方法。
(項目55)
前記哺乳類細胞がCHO細胞である、項目39から項目54のいずれか1項に記載の方法。
(項目56)
前記培地が動物由来の成分を含まない、項目39から項目55のいずれか1項に記載の方法。
(項目57)
前記培地が合成培地である、項目39から項目56のいずれか1項に記載の方法。
(項目58)
前記培地が無タンパク質である、項目39から項目57のいずれか1項に記載の方法。
(項目59)
前記培地が少なくとも1つのグリコシル化調節因子を含む、項目39から項目58のいずれか1項に記載の方法。
(項目60)
前記培地が少なくとも1つの増殖調節因子を含む、項目39から項目59のいずれか1項に記載の方法。
(項目61)
前記少なくとも1つの増殖調節因子がヒポキサンチンを含む、項目60に記載の方法。
(項目62)
前記ヒポキサンチンの濃度が約0.1mM〜約10mMの範囲である、項目58に記載の方法。
(項目63)
前記少なくとも1つの増殖調節因子がチミジンを含む、項目60から項目62のいずれか1項に記載の方法。
(項目64)
前記チミジンの濃度が約1μM〜約100mMの範囲である、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記培地のpHが約6.8〜7.5の範囲である、項目39から項目64のいずれか1項に記載の方法。
(項目66)
前記培地のpHが約6.9〜7.3の範囲である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記培養する工程が、約20%〜約40%の溶存酸素の溶存酸素セットポイントを維持することを含む、項目39から項目66のいずれか1項に記載の方法。
(項目68)
前記培養する工程が増殖期と産生期とを含む、項目39から項目67のいずれか1項に記載の方法。
(項目69)
前記哺乳類細胞が30℃〜37℃の温度範囲で培養される、項目39から項目68のいずれか1項に記載の方法。
(項目70)
前記哺乳類細胞が、前記増殖期及び前記産生期の間に異なる温度で培養される、項目68または項目69に記載の方法。
(項目71)
前記哺乳類細胞が、前記増殖期の間に約37℃、前記産生期の間に約32℃〜34℃で培養される、項目68に記載の方法。
(項目72)
前記増殖期の培地と前記産生期の培地とが異なるpHを有する、項目68から項目71のいずれか1項に記載の方法。
(項目73)
前記方法が前記組換えrhC1−INHタンパク質を収穫する工程をさらに含む、項目39から項目72のいずれか1項に記載の方法。
(項目74)
前記組換えrhC1−INHタンパク質が、配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含む、項目39から項目72のいずれか1項に記載の方法。
(項目75)
前記培養液のpH、ガス処理、及び温度のうちの1つ以上が、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を付与するのに十分な前記rhC1−INH分子のシアリル化が可能になるように制御される、項目39から項目74のいずれか1項に記載の方法。
(項目76)
不純物の混ざった調製物から組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を精製する方法であって、アフィニティクロマトグラフィー、陰イオン交換クロマトグラフィー、陽イオン交換クロマトグラフィー、混合モードクロマトグラフィー、及び疎水性相互作用クロマトグラフィーのうちの1つ以上の工程を含み、前記精製されたrhC1−INHタンパク質が少なくとも90%純粋であり、かつヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記方法。
(項目77)
前記不純物の混ざった調製物が細胞培養培地を含む、項目76に記載の方法。
(項目78)
前記方法が、プロセス不純物及び不必要なグリカン種を低減させるために、陰イオン交換(AEX)クロマトグラフィーを行うことを含む、項目76または項目77に記載の方法。
(項目79)
前記方法が、プロセス不純物及び不必要なグリカン種を低減させるために、陽イオン交換(CEX)クロマトグラフィーを行うことを含む、項目76から項目78のいずれかに記載の方法。
(項目80)
前記方法が、陰イオン交換(AEX)クロマトグラフィー、陽イオン交換(CEX)クロマトグラフィー、及び疎水性相互作用(HIC)クロマトグラフィーを行うことを含む、項目76から項目79のいずれかに記載の方法。
(項目81)
1つ以上のウイルス不活性化工程及び/または除去工程をさらに含む、項目76から項目80のいずれかに記載の方法。
(項目82)
前記ウイルス不活性化工程及び/または除去工程が、濾過工程、溶媒ウイルス不活性化工程、及び界面活性剤不活性化工程から選択される、項目81に記載の方法。
(項目83)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、平均して約50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、または5%以下の中性グリカン種を含む、項目76から項目82のいずれか1項に記載の方法。
(項目84)
前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の50%〜150%の範囲内の半減期を有する、項目39から項目83のいずれか1項に記載の方法。
(項目85)
前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の80%〜120%の範囲内の半減期を有する、項目39から項目84のいずれか1項に記載の方法。
(項目86)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約20mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、項目39から項目85のいずれか1項に記載の方法。
(項目87)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約60mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、項目39から項目86のいずれか1項に記載の方法。
(項目88)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約70mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、項目39から項目87のいずれか1項に記載の方法。
(項目89)
項目1から項目26のいずれか1項に記載の精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビタータンパク質を含む組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
(項目90)
項目1から項目26、または項目89のいずれか1項に記載の組換えヒトC1エステラーゼインヒビタータンパク質を、50mMのTrisと、50mMのソルビトールと、150mMのグリシンとを含む製剤緩衝液中に含む医薬組成物であって、前記組成物のpHが7.2である、前記医薬組成物。
(項目91)
前記組成物が液体である、項目1から項目26、または項目89から項目90のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目92)
前記組成物が凍結乾燥されている、項目1から項目26、または項目89から項目90のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目93)
前記組成物が再構成に適切な緩衝液で元に戻されている、項目92に記載の医薬組成物。
(項目94)
前記再構成に適切な緩衝液が、滅菌水、滅菌食塩水、滅菌緩衝溶液、または1つ以上の薬学的に許容される担体を含む滅菌溶液から選択される、項目93に記載の医薬組成物。
(項目95)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約20mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、項目89から項目91、または項目93から項目94のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目96)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約60mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、項目89から項目91、または項目93から項目94のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目97)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約70mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、項目89から項目91、または項目93から項目94のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目98)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約100mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、項目89から項目91、または項目93から項目94のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目99)
前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約50U/mL、100U/mL、150U/mL、200U/mL、250U/mL、300U/mL、350U/mL、400U/mL、450U/mL、500U/mL、550U/mL、600U/mL、650U/mL、700U/mL、または750U/mLを超える濃度で液体産物として安定している、項目89から項目91、または項目93から項目94のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目100)
項目89から項目99のいずれかに記載の医薬組成物を含むキット。
(項目101)
シリンジをさらに含む、項目100に記載のキット。
(項目102)
前記シリンジに、項目89から項目91、または項目95から項目99のいずれか1項に記載の医薬組成物が予め担持されている、項目101に記載のキット。
(項目103)
項目92に記載の医薬組成物と、
再構成用の緩衝液とを含むキットであって、前記凍結乾燥された組成物と前記再構成用の前記緩衝液とを混合することにより、項目89から項目91、または項目95から項目99のいずれか1項に記載の組成物を産生させる、前記キット。
(項目104)
シリンジをさらに含む、項目103に記載のキット。
(項目105)
補体媒介性障害を治療する方法であって、治療を必要とする対象に項目89から項目104のいずれか1項に記載の医薬組成物を投与することを含む、前記方法。
(項目106)
前記補体媒介性障害が、遺伝性血管性浮腫、抗体関連型拒絶反応、視神経脊髄炎関連疾患、外傷性脳損傷、脊椎損傷、虚血性脳損傷、火傷、中毒性表皮壊死症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、脳卒中、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)、重症筋無力症、多巣性運動ニューロパチーから選択される、項目105に記載の方法。
(項目107)
項目1から項目26のいずれかに記載の組換えヒトC1エステラーゼインヒビターを含む組成物の、補体媒介性障害を治療するための薬剤の製造における使用。
(項目108)
前記補体媒介性障害が、遺伝性血管性浮腫、抗体関連型拒絶反応、視神経脊髄炎関連疾患、外傷性脳損傷、脊椎損傷、虚血性脳損傷、火傷、中毒性表皮壊死症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、脳卒中、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)、重症筋無力症、及び/または多巣性運動ニューロパチーから選択される、項目107に記載の使用。

Claims (108)

  1. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビターが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記組成物。
  2. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビターが、少なくとも約10時間、15時間、20時間、25時間、30時間、35時間、40時間、45時間、50時間、55時間、60時間、65時間、または70時間の半減期を有する、前記組成物。
  3. 前記組換えrhC1−INHタンパク質が配列番号1と同一のアミノ酸配列を含む、請求項1または請求項2に記載の組成物。
  4. 前記精製された組換えrhC1−INHが配列番号2と同一のアミノ酸配列を含む、請求項1または請求項2に記載の組成物。
  5. 前記精製された組換えrhC1−INHが、約50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、または5%以下の中性グリカン種を含むグリコシル化プロファイルを有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記組換えrhC1−INHタンパク質が融合タンパク質である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記組換えrhC1−INHタンパク質が、C1−INHドメインに直接的または間接的に融合されたFcドメインを含む、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記組換えrhC1−INHタンパク質が、C1−INHドメインに直接的または間接的に融合されたアルブミンドメインを含む、請求項6に記載の組成物。
  9. 前記精製された組換えrhC1−INHが、約5%〜約25%の中性グリカン種を含むグリコシル化プロファイルを有する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 前記精製された組換えrhC1−INHが、約20%、15%、10%、5%、または0%未満の、マンノース、α−ガラクトース、NGNA、及び/またはオリゴマンノース型のグリコシル化のうちの1つ以上を含有する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 前記精製された組換えrhC1−INHが、約30%以下の中性グリカン種と、前記精製されたrhC1−INHが血漿由来C1−INHと同様のまたはそれよりも長い半減期を有するのに十分なシアリル化グリカン種とを含むグリコシル化プロファイルを有する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 前記精製された組換えrhC1−INHが、
    約5%〜約30%の中性グリカン種、
    約10%〜約30%のモノシアリル化グリカン種、
    約30%〜約50%のジシアリル化グリカン種、
    約15%〜約35%のトリシアリル化グリカン種、または
    約5%〜約15%のテトラシアリル化グリカン種、のうちの少なくとも1つを含むグリコシル化プロファイルを有する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 前記精製された組換えrhC1−INHが、
    30%以下の中性グリカン種、
    約20%〜約30%のモノシアリル化グリカン種、
    約30%〜約40%のジシアリル化グリカン種、
    約10%〜約20%のトリシアリル化グリカン種、及び
    約5%〜約10%のテトラシアリル化グリカン種、を含むグリコシル化プロファイルを有する、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約10個、11個、12個、13個、または14個のシアリル化グリカン残基を含み、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記組成物。
  15. 前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、または29個のシアリル化グリカン残基を含む、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約30個、31個、32個、33個、34個、35個、36個、37個、38個、39個、または40個のシアリル化グリカン残基を含む、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を有する精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を含む組成物であって、前記精製された組換えrhC1−INHが、平均して1分子当たり少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の荷電グリカンを含み、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記組成物。
  18. 前記精製された組換えrhC1−INHが、平均してタンパク質1モル当たり少なくとも約15モル、16モル、17モル、18モル、19モル、20モル、21モル、22モル、23モル、24モル、25モル、26モル、27モル、28モル、29モル、30モル、31モル、32モル、33モル、34モル、35モル、36モル、37モル、38モル、39モル、または40モルのシアル酸を含む、請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の50%〜150%の範囲内の半減期を有する、請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の80%〜120%の範囲内の半減期を有する、請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期と同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、請求項1から請求項20のいずれか1項に記載の組成物。
  22. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約20mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項1から請求項21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約60mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約70mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、請求項1から請求項23のいずれか1項に記載の組成物。
  25. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約100mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、請求項1から請求項24のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約50U/mL、100U/mL、150U/mL、200U/mL、250U/mL、300U/mL、350U/mL、400U/mL、450U/mL、500U/mL、550U/mL、600U/mL、650U/mL、700U/mL、または750U/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の組成物。
  27. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする核酸。
  28. 請求項27に記載の核酸を含む細胞。
  29. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする発現ベクターを含む宿主細胞であって、一旦細胞培養条件下で培養されると、約0.1g/L〜約10.0g/Lの力価で前記組換えrhC1−INHを発現することができる、前記宿主細胞。
  30. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする発現ベクターを含む宿主細胞であって、一旦細胞培養条件下で培養されると、約2ピコグラム、3ピコグラム、4ピコグラム、5ピコグラム、6ピコグラム、7ピコグラム、8ピコグラム、9ピコグラム、または10ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHを発現することができる、前記宿主細胞。
  31. 前記宿主細胞が、一旦細胞培養条件下で培養されると、約10ピコグラム、15ピコグラム、20ピコグラム、25ピコグラム、30ピコグラム、35ピコグラム、40ピコグラム、45ピコグラム、または50ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHを発現することができる、請求項29または請求項30に記載の宿主細胞。
  32. 前記宿主細胞が哺乳類細胞である、請求項29から請求項31に記載の宿主細胞。
  33. 前記哺乳類細胞がCHO細胞である、請求項32に記載の宿主細胞。
  34. 前記哺乳類細胞がヒト細胞である、請求項32に記載の宿主細胞。
  35. 前記ヒト細胞がHT1080細胞またはHEK細胞である、請求項34に記載の宿主細胞。
  36. 前記宿主細胞が、前記発現した組換えrhC1−INHのシアリル化を増加させるように操作されている、請求項29から請求項35のいずれかに記載の宿主細胞。
  37. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を有する組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)をコードする発現ベクターを含む宿主細胞であって、前記組換えrhC1−INHタンパク質がシアリル化を増加させるように操作されている、前記宿主細胞。
  38. 前記宿主細胞が、シアリル化を増加させるべく異種酵素を発現するように操作され、シアリル化を増加させるべく変異異種酵素を発現するように操作され、シアリル化を増加させるべく内因性酵素を過剰発現するように操作され、シアリル化を増加させるべく変異型内因性酵素を発現するように操作され、及び/またはシアリル化を低減、阻害、もしくは劣化させる内因性酵素の発現を低減させるか、もしくは妨げるように操作されている、請求項36に記載の宿主細胞。
  39. 請求項29から請求項38のいずれかに記載の宿主細胞を培養することを含む、組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を産生する方法。
  40. 配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含むrhC1−INHを発現するように操作された宿主細胞を提供する工程と、
    前記宿主細胞がrhC1−INHを産生するのに適切な条件下であって、少なくともある期間の間、グリコシル化調節因子を含む培養培地で前記細胞に栄養を与えることを含む前記条件下で前記細胞を培養する工程と、を含む、組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を産生する方法。
  41. 前記細胞が、少なくともある期間の間、約30℃〜34℃で培養される、請求項3または請求項40に記載の方法。
  42. 哺乳類細胞における組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)タンパク質の大規模産生のための方法であって、大規模培養容器に入れた懸濁液で、組換えrhC1−INHタンパク質を発現する哺乳類細胞を培養することを含み、前記組換えヒトC1エステラーゼインヒビターが、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記方法。
  43. 前記細胞がグリカン修飾構築物を共発現する、請求項39から請求項42のいずれか1項に記載の方法。
  44. 前記グリカン修飾構築物がシアリル化を増加させる、請求項43に記載の方法。
  45. 前記哺乳類細胞が血清を含まない細胞培養培地で培養される、請求項42から請求項44のいずれか1項に記載の方法。
  46. 前記大規模培養容器がバイオリアクターである、請求項42から請求項45のいずれか1項に記載の方法。
  47. 前記バイオリアクターが、約5L、10L、200L、500L、1,000L、1,500L、2,000L、5,000L、10,000L、15,000L、もしくは20,000Lの規模か、またはそれを超える規模である、請求項46に記載の方法。
  48. 前記培養する工程が灌流プロセスを含む、請求項39から請求項47のいずれか1項に記載の方法。
  49. 前記培養する工程が流加培養プロセスを含む、請求項39から請求項48のいずれか1項に記載の方法。
  50. 前記細胞が、少なくともある期間の間、30℃〜34℃の流加培養プロセスで培養される、請求項49に記載の方法。
  51. 前記細胞が、平均して約5ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHタンパク質を産生する、請求項39から請求項50のいずれか1項に記載の方法。
  52. 前記細胞が、平均して約10ピコグラム/細胞/日を超える比産生率で前記組換えrhC1−INHタンパク質を産生する、請求項39から請求項51のいずれか1項に記載の方法。
  53. 前記細胞が、1日につき1リットル当たり少なくとも約5mg、6mg、8mg、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、110mg、120mg、130mg、140mg、150mg、160mg、170mg、180mg、190mg、200mg、210mg、220mg、230mg、240mg、250mg、260mg、270mg、280mg、290mg、または300mgの平均収穫力価で前記組換えrhC1−INHタンパク質を産生する、請求項39から請求項52のいずれか1項に記載の方法。
  54. 記細胞がヒト細胞である、請求項39から請求項53のいずれか1項に記載の方法。
  55. 記細胞がCHO細胞である、請求項39から請求項54のいずれか1項に記載の方法。
  56. 前記培地が動物由来の成分を含まない、請求項39から請求項55のいずれか1項に記載の方法。
  57. 前記培地が合成培地である、請求項39から請求項56のいずれか1項に記載の方法。
  58. 前記培地が無タンパク質である、請求項39から請求項57のいずれか1項に記載の方法。
  59. 前記培地が少なくとも1つのグリコシル化調節因子を含む、請求項39から請求項58のいずれか1項に記載の方法。
  60. 前記培地が少なくとも1つの増殖調節因子を含む、請求項39から請求項59のいずれか1項に記載の方法。
  61. 前記少なくとも1つの増殖調節因子がヒポキサンチンを含む、請求項60に記載の方法。
  62. 前記ヒポキサンチンの濃度が約0.1mM〜約10mMの範囲である、請求項61に記載の方法。
  63. 前記少なくとも1つの増殖調節因子がチミジンを含む、請求項60から請求項62のいずれか1項に記載の方法。
  64. 前記チミジンの濃度が約1μM〜約100mMの範囲である、請求項63に記載の方法。
  65. 前記培地のpHが約6.8〜7.5の範囲である、請求項39から請求項64のいずれか1項に記載の方法。
  66. 前記培地のpHが約6.9〜7.3の範囲である、請求項65に記載の方法。
  67. 前記培養する工程が、約20%〜約40%の溶存酸素の溶存酸素セットポイントを維持することを含む、請求項39から請求項66のいずれか1項に記載の方法。
  68. 前記培養する工程が増殖期と産生期とを含む、請求項39から請求項67のいずれか1項に記載の方法。
  69. 記細胞が30℃〜37℃の温度範囲で培養される、請求項39から請求項68のいずれか1項に記載の方法。
  70. 記細胞が、前記増殖期及び前記産生期の間に異なる温度で培養される、請求項68または請求項69に記載の方法。
  71. 記細胞が、前記増殖期の間に約37℃、前記産生期の間に約32℃〜34℃で培養される、請求項68に記載の方法。
  72. 前記増殖期の培地と前記産生期の培地とが異なるpHを有する、請求項68から請求項71のいずれか1項に記載の方法。
  73. 前記方法が前記組換えrhC1−INHタンパク質を収穫する工程をさらに含む、請求
    項39から請求項72のいずれか1項に記載の方法。
  74. 前記組換えrhC1−INHタンパク質が、配列番号1または配列番号2に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項39から請求項72のいずれか1項に記載の方法。
  75. 前記培養液のpH、ガス処理、及び温度のうちの1つ以上が、ヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を付与するのに十分な前記rhC1−INH分子のシアリル化が可能になるように制御される、請求項39から請求項74のいずれか1項に記載の方法。
  76. 不純物の混ざった調製物から組換えヒトC1エステラーゼインヒビター(rhC1−INH)を精製する方法であって、アフィニティクロマトグラフィー、陰イオン交換クロマトグラフィー、陽イオン交換クロマトグラフィー、混合モードクロマトグラフィー、及び疎水性相互作用クロマトグラフィーのうちの1つ以上の工程を含み、前記精製されたrhC1−INHタンパク質が少なくとも90%純粋であり、かつヒト血漿由来C1エステラーゼインヒビターと同様のまたはそれよりも長い半減期を有する、前記方法。
  77. 前記不純物の混ざった調製物が細胞培養培地を含む、請求項76に記載の方法。
  78. 前記方法が、プロセス不純物及び不必要なグリカン種を低減させるために、陰イオン交換(AEX)クロマトグラフィーを行うことを含む、請求項76または請求項77に記載の方法。
  79. 前記方法が、プロセス不純物及び不必要なグリカン種を低減させるために、陽イオン交換(CEX)クロマトグラフィーを行うことを含む、請求項76から請求項78のいずれかに記載の方法。
  80. 前記方法が、陰イオン交換(AEX)クロマトグラフィー、陽イオン交換(CEX)クロマトグラフィー、及び疎水性相互作用(HIC)クロマトグラフィーを行うことを含む、請求項76から請求項79のいずれかに記載の方法。
  81. 1つ以上のウイルス不活性化工程及び/または除去工程をさらに含む、請求項76から請求項80のいずれかに記載の方法。
  82. 前記ウイルス不活性化工程及び/または除去工程が、濾過工程、溶媒ウイルス不活性化工程、及び界面活性剤不活性化工程から選択される、請求項81に記載の方法。
  83. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、平均して約50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、または5%以下の中性グリカン種を含む、請求項76から請求項82のいずれか1項に記載の方法。
  84. 前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の50%〜150%の範囲内の半減期を有する、請求項39から請求項83のいずれか1項に記載の方法。
  85. 前記精製された組換えrhC1−INHが、血漿由来ヒトC1エステラーゼインヒビターの半減期の80%〜120%の範囲内の半減期を有する、請求項39から請求項84のいずれか1項に記載の方法。
  86. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約20mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項39から請求項85のいずれか1項に記載の方法。
  87. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約60mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項39から請求項86のいずれか1項に記載の方法。
  88. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約70mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、請求項39から請求項87のいずれか1項に記載の方法。
  89. 請求項1から請求項26のいずれか1項に記載の精製された組換えヒトC1エステラーゼインヒビタータンパク質を含む組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  90. 請求項1から請求項26、または請求項89のいずれか1項に記載の組換えヒトC1エステラーゼインヒビタータンパク質を、50mMのTrisと、50mMのソルビトールと、150mMのグリシンとを含む製剤緩衝液中に含む医薬組成物であって、前記組成物のpHが7.2である、前記医薬組成物。
  91. 前記組成物が液体である、請求項1から請求項26、または請求項89から請求項90のいずれか1項に記載の組成物。
  92. 前記組成物が凍結乾燥されている、請求項1から請求項26、または請求項89から請求項90のいずれか1項に記載の組成物。
  93. 前記組成物が再構成に適切な緩衝液で元に戻されている、請求項92に記載の組成物。
  94. 前記再構成に適切な緩衝液が、滅菌水、滅菌食塩水、滅菌緩衝溶液、または1つ以上の薬学的に許容される担体を含む滅菌溶液から選択される、請求項93に記載の組成物。
  95. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約20mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項89から請求項91、または請求項93から請求項94のいずれか1項に記載の組成物。
  96. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約60mg/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項89から請求項91、または請求項93から請求項94のいずれか1項に記載の組成物。
  97. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約70mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、請求項89から請求項91、または請求項93から請求項94のいずれか1項に記載の組成物。
  98. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約100mg/mL以上の濃度で液体産物として安定している、請求項89から請求項91、または請求項93から請求項94のいずれか1項に記載の組成物。
  99. 前記精製された組換えrhC1−INHタンパク質が、約50U/mL、100U/mL、150U/mL、200U/mL、250U/mL、300U/mL、350U/mL、400U/mL、450U/mL、500U/mL、550U/mL、600U/mL、650U/mL、700U/mL、または750U/mLを超える濃度で液体産物として安定している、請求項89から請求項91、または請求項93から請求項94のいずれか1項に記載の組成物。
  100. 請求項89から請求項99のいずれかに記載の組成物を含むキット。
  101. シリンジをさらに含む、請求項100に記載のキット。
  102. 前記シリンジに、請求項89から請求項91、または請求項95から請求項99のいずれか1項に記載の組成物が予め担持されている、請求項101に記載のキット。
  103. 請求項92に記載の組成物と、
    再構成用の緩衝液とを含むキットであって、前記凍結乾燥された組成物と前記再構成用の前記緩衝液とを混合することにより、請求項89から請求項91、または請求項95から請求項99のいずれか1項に記載の組成物を産生させる、前記キット。
  104. シリンジをさらに含む、請求項103に記載のキット。
  105. 補体媒介性障害を治療するための、請求項89から請求項99のいずれか1項に記載の組成物または請求項100から請求項104のいずれか1項に記載のキット
  106. 前記補体媒介性障害が、遺伝性血管性浮腫、抗体関連型拒絶反応、視神経脊髄炎関連疾患、外傷性脳損傷、脊椎損傷、虚血性脳損傷、火傷、中毒性表皮壊死症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、脳卒中、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)、重症筋無力症、及び多巣性運動ニューロパチーから選択される、請求項105に記載の組成物またはキット
  107. 請求項1から請求項26のいずれかに記載の組換えヒトC1エステラーゼインヒビターを含む組成物の、補体媒介性障害を治療するための薬剤の製造における使用。
  108. 前記補体媒介性障害が、遺伝性血管性浮腫、抗体関連型拒絶反応、視神経脊髄炎関連疾患、外傷性脳損傷、脊椎損傷、虚血性脳損傷、火傷、中毒性表皮壊死症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、脳卒中、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)、重症筋無力症、及び/または多巣性運動ニューロパチーから選択される、請求項107に記載の使用。
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