JP2011042427A - エレベータの調速機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るエレベータの調速機は、昇降路内の一定の高さ位置に設けられたフレーム10に、シーブ2が回転可能に支持されると共に、シーブ2に巻き付けられた調速機ロープに制動をかける制動機構が配備され、シーブ2には、遠心力を受けて回動するフライウェイト機構が配備され、フライウェイト機構と制動機構との間には、フライウェイト機構の回動量が所定量を越えたときに制動機構を非動作状態から動作状態へ移行させるトリップ機構が介在し、該トリップ機構に遠隔操作装置11が連繋している。
【選択図】図1
Description
ガイドレール(105)の上端部近傍には、調速機支持部材(106)が固定されており、該調速機支持部材(106)上に、かご(103)の異常速度を検知して非常停止装置(90)を作動させる調速機(9)が支持されている。
調速機(9)及び非常停止装置(90)の動作確認を行なう場合や、かご(103)の過速度によって調速機(9)が作動した後に調速機(9)を復帰させるときは、作業員が乗り場(109)側から点検用開口部(111)を経て調速機(9)にアクセスする。
動作確認の後、調速機(9)及び非常停止装置(90)を復帰させる場合は、先ずかご(103)を僅かに上昇させることによって、非常停止装置(90)のガイドレール(105)に対する制動を解除した後、かご(103)を停止させた状態で、手動操作により調速機(9)のトリップ機構を元の状態に復帰させる。これによって、制動機構が非制動状態に移行する。
点検用開口部(111)を設けることなく、作業員がかご(103)の天井に上がって、調速機(9)にアクセスすることも可能であるが、安全性の問題や作業スペースの問題がある。
又、本発明の第2の目的は、かごの速度が所定の閾値を越えてトリップ機構が動作した場合にシーブを回転させるだけで自動復帰させることが出来るエレベータの調速機を提供することである。
昇降路(107)内の一定の高さ位置に設けられたフレーム(10)に、シーブ(2)が回転可能に支持されると共に、シーブ(2)に巻き付けられた調速機ロープに制動をかける制動機構が配備され、該シーブ(2)には、シーブ(2)の回転に応じた遠心力を受けて回動するフライウェイト機構が配備され、該フライウェイト機構と制動機構との間には、フライウェイト機構の回動量が所定量を越えたときに制動機構を非動作状態から動作状態へ移行させるトリップ機構が介在し、該トリップ機構には、ワイヤ(13)を介して遠隔操作装置(11)が連繋し、かご(103)の降下中に遠隔操作装置(11)を操作して、調速機ロープ(93)と非常停止装置(90)の間に相対移動を発生させることにより、非常停止装置(90)を作動させることが可能である。
前記フレーム(10)に、シーブ(2)の回転軸(20)と同軸に枢支され、外周に多数の歯(31)を有するラチェット(3)と、
ラチェット(3)に連結レバー(43)を介して連結され、ラチェット(3)の回転に伴ってシーブ(2)の外周面に接近離間する制動シュー(41)
とを具えている。
又、前記トリップ機構は、
シーブ(2)に枢支され、一方の端部にラチェット(3)の歯(31)と噛合すべき爪部(52)を有すると共に、他方の端部に係止受け部(51)を有する爪部材(5)と、
爪部材(5)をラチェット(3)との噛合方向に付勢する第1付勢手段と、
シーブ(2)に枢支され、一方の端部に、爪部材(5)の係止受け部(51)に係合して爪部材(5)の爪部(52)をラチェット(3)から離脱させた位置に保持すべき係止部(62)を有すると共に、他方の端部にカムフォロワー(61)を有するトリップレバー(6)と、
トリップレバー(6)を爪部材(5)との係合方向に付勢する第2付勢手段と、
フレーム(10)に枢支され、トリップレバー(6)のカムフォロワー(61)と摺接可能なカム面(81)を有するトリガー部材(8)
とを具えている。
そして、遠隔操作装置(11)は、トリガー部材(8)とワイヤ(13)を介して連結され、トリガー部材(8)のカム面(81)をトリップレバー(6)のカムフォロワー(61)に対して接近離間させるものである。
この結果、調速機ロープ(93)と非常停止装置(90)の間に相対移動が発生し、これによって非常停止装置(90)が作動し、かご(103)が停止することになる。
昇降路(107)内の一定の高さ位置に設けられたフレーム(10)に、シーブ(2)が回転可能に支持されると共に、シーブ(2)に巻き付けられた調速機ロープに制動をかける制動機構が配備され、該シーブ(2)には、シーブ(2)の回転に応じた遠心力を受けて回動するフライウェイト機構が配備され、該フライウェイト機構と制動機構との間には、フライウェイト機構の回動量が所定量を越えたときに制動機構を非動作状態から動作状態へ移行させるトリップ機構が介在し、
少なくとも制動機構の動作状態でシーブ(2)のかご上昇回転と同一方向の回転が規制されている部材には、シーブ(2)の回転軸(20)を中心とする円周線上に1又は複数の突片(33)が配備されると共に、前記トリップ機構には、トリップ解除レバー(7)が連繋し、該トリップ解除レバー(7)には、前記円周線の内側へ向けて突出する凸部(71)が形成され、該トリップ解除レバー(7)は、前記トリップ機構が制動機構を動作させていない状態では、前記凸部(71)を前記円周線上から後退させた後退位置に保持され、前記トリップ機構が制動機構を動作させた状態では、前記凸部(71)を前記円周線上へ進出させた進出位置に設定され、
トリップ解除レバー(7)は、進出位置でのシーブ(2)のかご上昇回転に伴って凸部(71)が1つの突片(33)により押圧され、該トリップ解除レバー(7)の進出位置から後退位置へ向かう移動によりトリップ機構を逆向きに動作させて、制動機構を動作状態から非動作状態に復帰させる。
従って、シーブ(2)の回転に伴ってトリップ解除レバー(7)が突片(33)と衝突することはない。
この状態で、かご(103)を僅かに上昇させて、シーブ(2)を僅かに回転させると、1つの突片(33)によって、進出位置のトリップ解除レバー(7)の凸部(71)が押圧され、トリップ解除レバー(7)が駆動される。これによって、トリップ機構が逆向きに動作して制動機構を制動状態から非制動状態へ復帰させる。
前記フレーム(10)に、シーブ(2)の回転軸(20)と同軸に枢支され、外周に多数の歯(31)を有するラチェット(3)と、
ラチェット(3)に連結レバー(43)を介して連結され、ラチェット(3)の回転に伴ってシーブ(2)の外周面に接近離間する制動シュー(41)
とを具えている。
又、前記トリップ機構は、
シーブ(2)に枢支され、一方の端部にラチェット(3)の歯(31)と噛合すべき爪部(52)を有すると共に、他方の端部に係止受け部(51)を有する爪部材(5)と、
爪部材(5)をラチェット(3)との噛合方向に付勢する第1付勢手段と、
シーブ(2)に枢支され、一方の端部に、爪部材(5)の係止受け部(51)に係合して爪部材(5)の爪部(52)をラチェット(3)から離脱させた位置に保持すべき係止部(62)を有するトリップレバー(6)と、
トリップレバー(6)を爪部材(5)との係合方向に付勢する第2付勢手段と、
とを具えている。
そして、前記トリップ解除レバー(7)は、爪部材(5)に連繋している。又、前記1又は複数の突片(33)は、ラチェット(3)に固定された部材に設けられている。
又、本発明に係る第2のエレベータの調速機によれば、かごの速度が所定の閾値を越えてトリップ機構が動作した場合にシーブを回転させるだけで調速機を自動復帰させることが出来る。特に突片を複数配備した場合は、かごの速度が所定の閾値を越えてシーブが停止したときのシーブの回転角度姿勢に拘わらず、僅かにシーブを回転させるだけで自動復帰を実現することが出来る。
本発明に係るエレベータの調速機は、かごの速度が第1の閾値(定格速度の1.3倍)に達すると、電気接点を遮断してブレーキを動作させ、その後もかごが停止せず、かごの速度が第2の閾値(定格速度の1.4倍)に達すると、後述のトリップ動作により非常停止装置を作動させて、かごを非常停止させるものである。
尚、かごの速度が第1の閾値(定格速度の1.3倍)に達したときの具体的な動作については説明を省略する。
図1に示す如く調速機(1)は、エレベータ昇降路内の上部に支持されるべきU字状のフレーム(10)を具え、該フレーム(10)には、調速機ロープを巻き付けるべきシーブ(2)が、水平の回転軸(20)によって回転可能に支持されると共に、揺動アーム(4)が、その基端部にて、シーブ(2)の外周面に対して接近離間可能に枢支されている。揺動アーム(4)には、シーブ(2)の外周面との対向部に、シーブ(2)に巻き付けられた調速機ロープに接触して制動をかける制動シュー(41)が取り付けられている。
図2に示す如く、シーブ(2)は、かごの上昇に伴って図2における時計方向に回転し、かごの下降に伴って図2における反時計方向に回転するものである。以下、かごが上昇するときのシーブ(2)の回転をかご上昇降回転と呼び、かごが下降するときのシーブ(2)の回転をかご下降回転と呼ぶ。
従って、シーブ(2)の回転速度が増大すると、一対のフライウェイト(21)(21)が回転速度に応じた遠心力を受けて拡開方向に回動し、遠心力と平衡バネ(23)の付勢力とが平衡した姿勢に設定されることになる。
揺動アーム(4)の上端部には軸(44)が貫通しており、該軸(44)の先端部が連結レバー(43)を介してラチェット(3)の側面と連結されると共に、該軸(44)の基端部にはバネ受け部材(45)が取り付けられ、揺動アーム(4)の上端部とバネ受け部材(45)との間にコイルバネ(42)が介装されている。
その後、ラチェット(3)の回転駆動が停止されると、コイルバネ(42)が弾性復帰して、制動シュー(41)による制動が解除される。
斯くして、ラチェット(3)、揺動アーム(4)及び制動シュー(41)によって、調速機ロープに制動をかける制動機構が構成される。
トリップレバー(6)は、枢軸(60)を中心として、一方の端部に係止部(62)を有すると共に、他方の端部にカムフォロワー(61)を有している。爪部材(5)は、枢軸(50)を中心として、一方の端部に、トリップレバー(6)の係止部(62)によって係止されるべき係止受け部(51)を有すると共に、他方の端部に、ラチェット(3)の歯(31)と噛合すべき爪部(52)を有している。
調速機(1)の通常運転状態では、図4の如くトリップレバー(6)の係止部(62)が爪部材(5)の係止受け部(51)を係止して、爪部材(5)の爪部(52)をラチェット(3)の歯(31)から離間させた状態に保持している。
従って、この状態でラチェット(3)は回転が可能であり、前述の制動機構による制動は解除されている。
この結果、制動シュー(41)がシーブ(2)に巻き付けられた調速機ロープに押し付けられ、調速機ロープに制動をかけると、調速機ロープとかごとの間に相対移動が生じて、非常停止装置が作動し、かごが非常停止することになる。
図2に示す如く、フレーム(10)には、シーブ(2)の外周部に沿う位置に、トリガー部材(8)が配備され、該トリガー部材(8)は、一方の端部が枢軸(80)により枢支されて揺動が可能である。
図3に示す如く、トリガー部材(8)の揺動端部には可動部(82)が連結されており、前述の遠隔操作装置(11)によりワイヤ(13)を牽引することによって、トリガー部材(8)をコイルバネ(17)の付勢に抗して反時計方向に回動させることが可能である。
調速機(1)の通常運転状態では、図3に示すコイルバネ(17)の付勢によってトリガー部材(8)は時計方向の回動端に保持されており、図4及び図7に示す様に、トリガー部材(8)のカム面(81)はトリップレバー(6)のカムフォロワー(61)から僅かに離間している。
この結果、図16に示す調速機ロープ(93)と非常停止装置(90)の間に相対移動が発生し、この相対移動がレバー(94)を介して非常停止装置(90)に伝わり、非常停止装置(90)が作動する。これによってかご(103)は非常停止することになる。
図2に示す如く、ラチェット(3)の側面には、外周に複数(12個)の突片(33)を一定の角度ピッチ(30度間隔)で形成した円板(32)が固定されており、これらの突片(33)は、シーブ(2)の回転軸(20)を中心とする円周線上に並んでいる。
又、図4に示す如く、爪部材(5)には支持ベース(74)が固定され、該支持ベース(74)上に、爪部材(5)の枢軸(50)と平行な枢軸(70)によって枢支されたトリップ解除レバー(7)が配備されている。
尚、トリップ解除レバー(7)の凸部(71)が突片(33)に衝突したとしても、トリップ解除レバー(7)を付勢しているコイルバネ(75)が弾性変形することにより、衝撃力が緩和される。
尚、図13に示す様にトリップレバー(6)の係止部(62)が爪部材(5)の係止受け部(51)を係止した状態では、トリップ解除レバー(7)は、複数の突片(33)が並ぶ円周線上から後退する。
(10) フレーム
(11) 遠隔操作装置
(2) シーブ
(3) ラチェット
(33) 突片
(41) 制動シュー
(5) 爪部材
(50) 枢軸
(51) 係止受け部
(52) 爪部
(6) トリップレバー
(60) 枢軸
(61) カムフォロワー
(62) 係止部
(7) トリップ解除レバー
(70) 枢軸
(71) 凸部
(72) 第1押圧受け面
(73) 第2押圧受け面
(8) トリガー部材
(81) カム面
Claims (6)
- 昇降路内の一定の高さ位置に配備され、かごの速度が所定の閾値を越えたとき、かごに取り付けられた非常停止装置を作動させるエレベータの調速機において、
昇降路内の一定の高さ位置に設けられたフレームに、シーブが回転可能に支持されると共に、シーブに巻き付けられた調速機ロープに制動をかける制動機構が配備され、該シーブには、シーブの回転に応じた遠心力を受けて回動するフライウェイト機構が配備され、フライウェイト機構と制動機構との間には、該フライウェイト機構の回動量が所定量を越えたときに制動機構を非動作状態から動作状態へ移行させるトリップ機構が介在し、該トリップ機構には、ワイヤを介して遠隔操作装置が連繋し、かごの降下中に遠隔操作装置を操作して、調速機ロープと非常停止装置の間に相対移動を発生させることにより、非常停止装置を作動させることが可能であることを特徴とするエレベータの調速機。 - 前記制動機構は、
前記フレームに、シーブの回転軸と同軸に枢支され、外周に多数の歯を有するラチェットと、
ラチェットに連結レバーを介して連結され、ラチェットの回転に伴ってシーブの外周面に接近離間する制動シュー
とを具え、
前記トリップ機構は、
シーブに枢支され、一方の端部にラチェットの歯と噛合すべき爪部を有すると共に、他方の端部に係止受け部を有する爪部材と、
爪部材をラチェットとの噛合方向に付勢する第1付勢手段と、
シーブに枢支され、一方の端部に、爪部材の係止受け部に係合して爪部材の爪部をラチェットから離脱させた位置に保持すべき係止部を有すると共に、他方の端部にカムフォロワーを有するトリップレバーと、
トリップレバーを爪部材との係合方向に付勢する第2付勢手段と、
フレームに枢支され、トリップレバーのカムフォロワーと摺接可能なカム面を有するトリガー部材
とを具え、遠隔操作装置は、トリガー部材とワイヤを介して連結され、トリガー部材のカム面をトリップレバーのカムフォロワーに対して接近離間させるものである請求項1に記載のエレベータの調速機。 - 昇降路内の一定の高さ位置に配備され、かごの速度が所定の閾値を越えたとき、かごに取り付けられた非常停止装置を作動させるエレベータの調速機において、
昇降路内の一定の高さ位置に設けられたフレームに、シーブが回転可能に支持されると共に、シーブに巻き付けられた調速機ロープに制動をかける制動機構が配備され、該シーブには、シーブの回転に応じた遠心力を受けて回動するフライウェイト機構が配備され、該フライウェイト機構と制動機構との間には、フライウェイト機構の回動量が所定量を越えたときに制動機構を非動作状態から動作状態へ移行させるトリップ機構が介在し、
少なくとも制動機構の動作状態でシーブのかご上昇回転と同一方向の回転が規制されている部材には、シーブの回転軸を中心とする円周線上に1又は複数の突片が配備されると共に、前記トリップ機構には、トリップ解除レバーが連繋し、該トリップ解除レバーには、前記円周線の内側へ向けて突出する凸部が形成され、該トリップ解除レバーは、前記トリップ機構が制動機構を動作させていない状態では、前記凸部を前記円周線上から後退させた後退位置に保持され、前記トリップ機構が制動機構を動作させた状態では、前記凸部を前記円周線上へ進出させた進出位置に設定され、
トリップ解除レバーは、進出位置でのシーブのかご上昇回転に伴って凸部が1つの突片により押圧され、該トリップ解除レバーの進出位置から後退位置へ向かう移動によりトリップ機構を逆向きに動作させて、制動機構を動作状態から非動作状態に復帰させることを特徴とするエレベータの調速機。 - 前記制動機構は、
前記フレームに、シーブの回転軸と同軸に枢支され、外周に多数の歯を有するラチェットと、
ラチェットに連結レバーを介して連結され、ラチェットの回転に伴ってシーブの外周面に接近離間する制動シュー
とを具え、
前記トリップ機構は、
シーブに枢支され、一方の端部にラチェットの歯と噛合すべき爪部を有すると共に、他方の端部に係止受け部を有する爪部材と、
爪部材をラチェットとの噛合方向に付勢する第1付勢手段と、
シーブに枢支され、一方の端部に、爪部材の係止受け部に係合して爪部材の爪部をラチェットから離脱させた位置に保持すべき係止部を有するトリップレバーと、
トリップレバーを爪部材との係合方向に付勢する第2付勢手段
とを具え、前記トリップ解除レバーは、爪部材に連繋し、前記1又は複数の突片は、ラチェットに固定された部材に設けられている請求項3に記載のエレベータの調速機。 - 前記トリップ解除レバーは、爪部材に取り付けられた支持ベースに一定の角度範囲で回動可能に枢支されると共に、進出位置でのシーブのかご上昇回転に伴って凸部が1つの突片により押圧されたときの回転方向とは逆向きに回転付勢されている請求項4に記載のエレベータの調速機。
- 前記トリップ解除レバーの凸部には、トリップ解除レバーの進出位置でのシーブのかご上昇回転に伴って突片が当接すべき第1押圧受け面と、トリップ解除レバーの進出位置でのシーブのかご下降回転に伴って突片が当接すべき第2押圧受け面とが形成され、第2押圧受け面は、第1押圧受け面よりも、突片との接触角が小さく設定されている請求項5に記載のエレベータの調速機。
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