JP2011040529A - リアクトル - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化および薄型化が可能なリアクトルを提供する。
【解決手段】リアクトル1は、第一凸部101と、第一凹部102とを有する第一コイル部100と、第二凸部201と第二凹部202とを有する第二コイル部200とを有する。第一コイル部100および第二コイル部200に電流が流れると、第一凸部101と第二凹部202とを貫通するように幅方向に沿って第一方向の磁束が流れ、第一凹部102と第二凸部201とを貫通するように矢印172で示す方向の磁束が発生する。
【選択図】図1
【解決手段】リアクトル1は、第一凸部101と、第一凹部102とを有する第一コイル部100と、第二凸部201と第二凹部202とを有する第二コイル部200とを有する。第一コイル部100および第二コイル部200に電流が流れると、第一凸部101と第二凹部202とを貫通するように幅方向に沿って第一方向の磁束が流れ、第一凹部102と第二凸部201とを貫通するように矢印172で示す方向の磁束が発生する。
【選択図】図1
Description
この発明は、リアクトルに関し、より特定的には、電気自動車またはハイブリッド自動車等に搭載されるリアクトルに関するものである。
従来、リアクトルは、たとえば特開2009−94328号公報(特許文献1)、特開2001−338811号公報(特許文献2)、特開平10−74626号公報(特許文献3)および特開2004−342943号公報(特許文献4)に開示されている。
従来のリアクトルでは、コアに鉄芯が必要であり、薄型化および小型化が困難であるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、小型化および薄型化が可能なリアクトルを提供することを目的とする。
この発明に従ったリアクトルは、第一凹部と第一凸部とを有する第一導電板を含む第一コイル部と、第一コイル部に接続され、第一凹部に隣接する第二凸部と、第一凸部に隣接する第二凹部とを含む第二導電板を含む第二コイル部と、第一凹部、第一凸部、第二凹部および第二凸部を充填する、磁性材料を含む充填材とを備え、第一凹部と第二凸部とは第一および第二導電板の幅方向に離隔し、第一凸部と第二凹部とは第一導電板および第二導電板の幅方向に離隔し、第一凹部および第一凸部は第一導電板を厚み方向に曲げることで構成され、第二凹部および第二凸部は第二導電板を厚み方向に曲げることで構成され、第一および第二コイル部に電流が流れると第一凸部と第二凹部とを貫通するように第一および第二導電板の幅方向に沿って充填材内に第一方向の磁束が生じ、第一凹部と第二凸部とを貫通するように第一および第二導電板の幅方向に沿って充填材内に第二方向の磁束が生じるように第一および第二コイル部が配置されている。
このように構成されたリアクトルでは、第一凹部、第一凸部、第二凹部および第二凸部を充填材で充填することにより磁性体を含む充填材を配置し、この充填材内に磁束を発生させる。その結果、鉄芯を設ける必要がなく、リアクトルを小型化および薄型化することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったリアクトルにおける第一および第二コイル部の構成を示す斜視図である。図1を参照して、リアクトル1は、互いに隣接する第一コイル部100と第二コイル部200とを有する。第一コイル部100は第一導電板110を厚み方向に曲げ加工することにより構成されている。第二コイル部200は第二導電板210を厚み方向に曲げ加工することにより構成されている。第一導電板110は、互いに隣接する第一凹部102と第一凸部101とを有する。第一凹部102および第一凸部101はともに第一導電板110を曲げて構成される。
図1は、この発明の実施の形態1に従ったリアクトルにおける第一および第二コイル部の構成を示す斜視図である。図1を参照して、リアクトル1は、互いに隣接する第一コイル部100と第二コイル部200とを有する。第一コイル部100は第一導電板110を厚み方向に曲げ加工することにより構成されている。第二コイル部200は第二導電板210を厚み方向に曲げ加工することにより構成されている。第一導電板110は、互いに隣接する第一凹部102と第一凸部101とを有する。第一凹部102および第一凸部101はともに第一導電板110を曲げて構成される。
第一凸部101と第一凹部102とが第一導電板110の長さ方向に沿って交互に配置されている。第一導電板110と第二導電板210とは、これらの導電板の幅方向(矢印150で示す方向)に沿って離隔している。
第二導電板210には、第二凹部202と第二凸部201とが設けられる。第二凹部202および第二凸部201はそれぞれ第二導電板210を厚み方向に曲げることにより構成される。第二凹部202は第一凸部101に隣接して配置される。第二凸部201は第一凹部102に隣接して配置される。
第一導電板110には矢印111で示す方向に電流が流れて、第二導電板210には矢印211で示す方向に電流が流れる。矢印211で示す方向は、矢印111で示す方向と逆方向である。これにより、第一凸部101と第二凹部202とが1つのコイルを構成する。また、第一凹部102と第二凸部201とが1つのコイルを構成する。その結果、第一導電板110および第二導電板210に電流が流れると第一凸部101および第二凹部202を貫通するように矢印171で示す方向(第一方向)の磁束の流れが生じる。同時に、第一凹部102と第二凸部201とを貫通するように矢印172で示す方向(第二方向)の磁束が流れる。
第一導電板110および第二導電板210は、共に銅の薄板により構成され、この板を上面からのプレス加工で成形加工することが可能である。
図1では、第一凹部102、第一凸部101、第二凹部202および第二凸部201は、ともに矩形状であるが、これに限られるものではなく、曲面状の第一凹部102、第一凸部101、第二凹部202および第二凸部201が設けられていてもよい。また、すべての凹部および凸部を矩形または曲面状とする必要はなく、いずれかが矩形状で残りが曲面状とされていてもよい。第一コイル部100および第二コイル部200はスパイラル状に設けられる。
図2は、図1中のII−II線に沿った、実施の形態1に従ったリアクトルの断面図である。図2を参照して、リアクトル1は冷却器300上に載置される。リアクトル1は樹脂を含む充填材400でポッティングされている。充填材400には、磁性体フィラーが含まれている。磁性体フィラー401が充填材400内に分散しており、磁性体フィラー401がコアの役割を果す。
図2は、図1中の矢印171および172で示す磁束の向きと直交する向きの断面である。この断面で示されるように、第一凹部102と第二凸部201とがコイルを構成しており、第一凸部101と第二凹部202とがコイルを構成するようにある空間を取囲んでいる。そして各々の凹部および凸部に反対方向に電流が流れることにより、取囲まれた空間の外周に円環状の電流が流れる。これにより、図1で示すような磁束が発生する。
リアクトル1は、第一凹部102と第一凸部101とを有する第一導電板110を含む第一コイル部100と、第一コイル部100に接続され、第一凹部102に隣接する第二凸部201と、第一凸部101に隣接する第二凹部202とを含む第二導電板210を含む第二コイル部200と、第一凹部102、第一凸部101、第二凹部202および第二凸部201を充填する、磁性材料としての磁性体フィラー401を含む充填材400とを備え、第一凹部102と第二凸部201とは第一導電板110および第二導電板210の幅方向に離隔し、第一凸部101と第二凹部202とは第一導電板110および第二導電板210の幅方向に離隔し、第一凹部102および第一凸部101は第一導電板110を厚み方向に曲げることで構成され、第二凹部202および第二凸部201は第二導電板210を厚み方向に曲げることで構成され、第一コイル部100および第二コイル部200に電流が流れると第一凸部101と第二凹部202とを貫通するように第一導電板110および第二導電板210の幅方向に沿って充填材400内に矢印171で示す第一方向の磁束が生じ、同時に、第一凹部102と第二凸部201とを貫通するように第一導電板110および第二導電板210の幅方向に沿って充填材400内に矢印172で示す第二方向の磁束が生じるように第一コイル部100および第二コイル部200が配置されている。
このように構成されたリアクトル1では、第一凹部102、第一凸部101、第二凹部202および第二凸部201を充填材400で充填することにより磁性体フィラー401を含む充填材400を配置し、この充填材400内に磁束を発生させる。その結果、鉄芯を設ける必要がなく、リアクトル1を小型化および薄型化することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 リアクトル、100 第一コイル部、101 第一凸部、102 第一凹部、110 第一導電板、200 第二コイル部、201 第二凸部、202 第二凹部、210 第二導電板、300 冷却器、400 充填材、401 磁性体フィラー。
Claims (1)
- 第一凹部と第一凸部とを有する第一導電板を含む第一コイル部と、
前記第一コイル部に接続され、第一凹部に隣接する第二凸部と、前記第一凸部に隣接する第二凹部とを有する第二導電板を含む第二コイル部と、
前記第一凹部、前記第一凸部、前記第二凹部および前記第二凸部を充填する、磁性材料を含む充填材とを備え、
前記第一凹部と前記第二凸部とは前記第一および第二導電板の幅方向に離隔し、前記第一凸部と前記第二凹部とは前記第一導電板および前記第二導電板の幅方向に離隔し、
前記第一凹部および前記第一凸部は前記第一導電板を厚み方向に曲げることで構成され、
前記第二凹部および前記第二凸部は前記第二導電板を厚み方向に曲げることで構成され、
前記第一および第二コイル部に電流が流れると前記第一凸部と前記第二凹部とを貫通するように前記第一および第二導電板の幅方向に沿って前記充填材内に第一方向の磁束が生じ、前記第一凹部と前記第二凸部とを貫通するように前記第一および第二導電板の幅方向に沿って前記充填材内に第二方向の磁束が生じるように第一および第二コイル部が配置されている、リアクトル。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017017158A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 株式会社デンソー | リアクトル |
JP2018098382A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 東芝産業機器システム株式会社 | 変圧器 |
WO2023182201A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 株式会社村田製作所 | リアクトル |
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2009
- 2009-08-10 JP JP2009185675A patent/JP2011040529A/ja not_active Withdrawn
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