JP2011039241A - 現像剤収容容器、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容容器、現像装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に、かつ、効率的に現像剤を攪拌することができる現像剤収容容器を提供する。
【解決手段】デジタル複合機10に電源が投入されると、第一の攪拌ローラ26は、回転を開始する(S12)。所定時間経過して時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rとなったか否かを判断する(S13)。モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達していないと判断した場合には(S13において、NO)、目標回転数をRからRに変更する(S15)。所定時間経過して時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達したと判断すれば(S16において、YES)、再び目標回転数をRからRに変更する(S17)。さらに所定時間経過して時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達していれば(S18において、YES)、要求に応じて、画像形成を開始する(S14)。
【選択図】図3

Description

この発明は、現像剤収容容器、現像装置および画像形成装置に関するものであり、特に、その内部に収容された現像剤を攪拌可能な現像剤収容容器、このような現像剤収容容器を含む現像装置、およびこのような現像装置を含む画像形成装置に関するものである。
一般的なデジタル複合機に備えられる現像装置は、感光体上に形成された静電潜像にトナー等の現像剤を供給して可視画像を形成する。現像装置は、静電潜像を形成する感光体と、その内部に現像剤を収容する現像剤収容容器と、現像剤収容容器内において現像剤を攪拌する攪拌ローラと、攪拌ローラを回転させるモータと、感光体へ適切な量のトナーを供給するための現像スリーブとを含む。
デジタル複合機は、電源が供給されていない状態や省エネモードであるスリープモード状態において、その動作は停止している。しかし、電源の供給等がなされると、画像形成の準備を開始する。すなわち、即時に画像形成が可能となるように、例えば、定着可能な温度となるまで定着ローラを加熱したり、給紙カセット内に用紙があるか否かのチェックを行なったりする。現像装置においては、摩擦等によってトナーを帯電させると共に、デジタル複合機の停止時において生じたトナーの塊等を解すために、攪拌ローラの回転によるトナーの攪拌を行なう。
ここで、画像形成装置において、トナーの攪拌に関する技術は、特開2004−118028号公報(特許文献1)、特開2005−241675号公報(特許文献2)、および特開2008−225206号公報(特許文献3)に開示されている。特許文献1によると、プロセスカートリッジの装着信号を検知した場合に、プロセスカートリッジの初期回転動作が半速モード、すなわち、最も速いプロセススピードの半分のスピードのプロセス条件に応じて行なわれるよう構成している。こうすることにより、トナー攪拌部材の駆動軸にかかるトルクを減少させ、駆動モータの脱調を防止することとしている。特許文献2によると、攪拌部材の回転開始の後に、攪拌部材に形成された攪拌羽根が、攪拌部材による全攪拌領域(360°)を通過したことになる1ピッチ分回転が検出されるまでの初動期間において、モータの出力トルク(回転速度)がそれ以降の定常期間における出力トルクより高いトルク(低い速度)となるようモータの駆動条件を切り替えることとしている。こうすることにより、トナー凝集によって高負荷となりがちな運転(攪拌)開始時に脱調や発熱が生じることを防止することとしている。また、特許文献3によると、攪拌手段の回転を開始する際に、定常回転数に達するまでにステップ状に回転数を上げていくこととしている。こうすることにより、機械駆動前後に固化し得るトナーをほぐしてトナー塊を現像部へ押し付ける事態を回避することとしている。
特開2004−118028号公報 特開2005−241675号公報 特開2008−225206号公報
現像剤収容容器内におけるトナーの攪拌は、モータによって攪拌ローラを回転させることにより行なう。ここで、モータについては、自己の破損等を防止する保護機能を有するものがある。保護機能とは、例えば、回転を命令する制御信号を送ってから一定時間経過後に所定の回転数に達しないと、モータの駆動を停止するものである。
図5は、この場合におけるモータの目標回転数およびモータの実際の回転数と経過時間との関係を示すグラフである。図5中の上側のグラフがモータの実際の回転数を示し、下側のグラフがモータの目標回転数、すなわち、制御信号により要求される回転数を示す。上下両方のグラフにおいて、横軸は、経過時間を示し、縦軸は、回転数を示す。
図5を参照して、通常時、すなわち、ここでは常温時においては、時間T時にモータの目標回転数をRとするよう制御信号を送信すると、トルクは高くないため、時間Tとなった時に、図5中の一点鎖線101で示すように、モータの実際の回転数はRとなる。したがって、時間Tから時間Tよりも長い時間T経過した際のモータの実際の回転数はRである。
ここで、トナーは、停止状態が長いと現像剤収容容器内において凝集したり、塊が生じてしまうおそれがある。このような凝集やトナーの塊があると、回転により攪拌を行なう攪拌ローラにおける負荷トルクが増大してしまう。また、低温環境下においても、このような負荷トルクの増大が発生してしまう場合がある。
そうすると、低温環境時等においては、負荷トルクが増大することから、図5中の実線102で示すように、時間T経過した後においても、目標回転数Rに達していない場合がある。このような場合、モータの保護機能により、モータの回転を停止させることとなる。このような状況下においては、ユーザは画像形成を行うことができないこととなり、ユーザの画像形成の要求に応えられないこととなってしまう。
ここで、目標回転数Rに達するか否かを判断する時間Tについては、各モータのハード構成等に基づくものであり、時間Tが長く設定されたモータを用いることで上記課題に対応することもできる。しかし、モータのようなハード部材の変更は、コストアップを招いてしまうことになり、好ましくない。
特許文献1および特許文献2によると、回転の初期動作時においては、通常時よりも回転数を少なくすることとしている。しかし、このように一律に回転の初期動作時において回転数を少なくすると、定常回転、すなわち、目標回転数に達するまでの時間が一律に長くなってしまう。すなわち、負荷トルクが増大していない場合において、ユーザが画像形成を開始するまでの無駄な待ち時間が増大することになる。
特許文献3によると、ステップ状に回転数を上げることとしているが、このように構成することによっても、負荷トルクが増大していない場合には、無駄な待ち時間が増大することになる。
この発明の目的は、確実に、かつ、効率的に現像剤を攪拌することができる現像剤収容容器を提供することである。
この発明の他の目的は、確実に、かつ、効率的に現像剤を攪拌して、画像形成を開始するまでの時間を短くすることができる現像装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、確実に、かつ、効率的に現像剤を攪拌して、画像形成を開始するまでの時間を短くすることができる画像形成装置を提供することである。
この発明に係る現像剤収容容器は、現像剤を収容する現像剤収容容器であって、回転により現像剤を攪拌する回転部材と、駆動により回転部材を回転させ、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止するモータと、モータを駆動させ、回転部材を第一の回転数で回転させるよう制御する第一の制御手段と、第一の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第一の回転数に達したか否かを判断する第一の判断手段と、第一の判断手段によりモータの回転数が第一の回転数に達していないと判断すれば、第一の回転数よりも小さい第二の回転数でモータを回転させるよう制御する第二の制御手段と、第二の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第二の回転数に達したか否かを判断する第二の判断手段と、第二の判断手段によりモータの回転数が第二の回転数に達していると判断すれば、モータを再び第一の回転数で回転させるよう制御する第三の制御手段とを備える。
好ましくは、第三の制御手段は、第二の判断手段によりモータの回転数が第二の回転数に達していないと判断すれば、モータの回転を停止させるよう制御する。
さらに好ましくは、第三の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第一の回転数に達したか否かを判断する第三の判断手段を備え、第三の制御手段は、第三の判断手段によりモータの回転数が第一の回転数に達していないと判断すれば、モータの回転を停止させるよう制御する。
さらに好ましい一実施形態として、モータは、DC(Direct Current:直流)ブラシレスモータを含む。
この発明の他の局面において、現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容容器と、静電潜像を形成する感光体とを含み、静電潜像が形成された感光体上に現像剤を供給して現像を行なう。現像剤収容容器は、回転により現像剤を攪拌する回転部材と、駆動により回転部材を回転させ、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止するモータと、モータを駆動させ、回転部材を第一の回転数で回転させるよう制御する第一の制御手段と、第一の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第一の回転数に達したか否かを判断する第一の判断手段と、第一の判断手段によりモータの回転数が第一の回転数に達していないと判断すれば、第一の回転数よりも小さい第二の回転数でモータを回転させるよう制御する第二の制御手段と、第二の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第二の回転数に達したか否かを判断する第二の判断手段と、第二の判断手段によりモータの回転数が第二の回転数に達していると判断すれば、モータを再び第一の回転数で回転させるよう制御する第三の制御手段とを備える。
この発明のさらに他の局面においては、画像形成装置は、現像剤によって可視画像を形成する現像装置を含む。現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容容器と、静電潜像を形成する感光体とを含む。現像剤収容容器は、回転により現像剤を攪拌する回転部材と、駆動により回転部材を回転させ、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止するモータと、モータを駆動させ、回転部材を第一の回転数で回転させるよう制御する第一の制御手段と、第一の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第一の回転数に達したか否かを判断する第一の判断手段と、第一の判断手段によりモータの回転数が第一の回転数に達していないと判断すれば、第一の回転数よりも小さい第二の回転数でモータを回転させるよう制御する第二の制御手段と、第二の制御手段を作動させて所定の時間経過後、モータが第二の回転数に達したか否かを判断する第二の判断手段と、第二の判断手段によりモータの回転数が第二の回転数に達していると判断すれば、モータを再び第一の回転数で回転させるよう制御する第三の制御手段とを備える。
このように構成することにより、低温環境時等において負荷トルクが増大した場合においても、モータを停止させず、確実に現像剤を攪拌することができる。一方、負荷トルクが増大していない場合には、通常時、すなわち、例えば、常温時と同様にモータを回転させて現像剤を攪拌することができる。したがって、このような現像剤収容容器は、確実に、かつ、効率的に現像剤を攪拌することができる。
また、このような構成の現像装置および画像形成装置は、確実に、かつ、効率的に現像剤を攪拌して、画像形成を開始するまでの時間を短くすることができる。
この発明の一実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態に係るデジタル複合機に備えられる現像装置の一部を示す概略断面図である。 この発明の一実施形態に係るデジタル複合機で画像形成を開始する際の制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係るデジタル複合機におけるモータの目標回転数およびモータの実際の回転数と経過時間との関係を示すグラフである。 従来のデジタル複合機におけるモータの目標回転数およびモータの実際の回転数と経過時間との関係を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機10に適用した場合のデジタル複合機10の構成を示すブロック図である。図2は、デジタル複合機10に備えられる後述の現像装置の一部を示す概略断面図である。図2に示す断面は、後述する攪拌ローラの回転時の回転軸線に垂直な平面で現像装置16の一部を切断した断面に相当する。
図1および図2を参照して、デジタル複合機10は、CPUを有し、デジタル複合機10全体を制御する制御部11と、画像データ等の書込みや読出しを行うためのDRAM12と、デジタル複合機10の有する情報を表示する表示画面を含み、デジタル複合機10におけるユーザとのインターフェースとなる操作部13と、原稿を自動的に所定の原稿読取り位置へ搬送する原稿送り装置14と、原稿送り装置14によって搬送されてきた原稿の画像を所定の読取り位置で読取る画像読取り部15と、画像読取り部15で読取られた原稿等からその画像を形成する画像形成部としての現像装置16と、画像データ等を格納するハードディスク17と、公衆回線20に接続されるFAX通信部18と、ネットワーク21と接続するためのネットワークIF(インターフェース)部19とを含む。
現像装置16は、その表面上に静電潜像を形成する感光体23と、回転により感光体23に適切な量のトナー等の現像剤を供給する現像スリーブ24と、現像剤を収容する現像剤収容容器(以下、単に「収容容器」という。)25とを備える。現像装置16は、画像読取り部15により読取った画像を基に、感光体23上に静電潜像を形成する。そして、現像スリーブ24を介してトナーを収容した収容容器25から感光体23上にトナーを供給し、トナーによる可視画像を感光体23上に形成する。形成されたトナーによる可視画像は、用紙を収容した給紙カセット(図示せず)から現像装置16まで搬送された用紙に転写される。その後、定着装置(図示せず)まで用紙を搬送し、熱によってトナーを用紙に定着させる。定着が完了した用紙は、機外に用紙を排出され、印刷、すなわち、画像形成が終了する。なお、現像装置16の構成および制御の詳細については、後述する。
制御部11は、画像読取り部15から出力される原稿データをDRAM12に圧縮符号化して書き込み、DRAM12に書き込んだデータを読出し、伸張符号化して現像装置16により出力する。
デジタル複合機10は、画像読取り部15により読取られた原稿を用いて、DRAM12を介して現像装置16において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機10は、ネットワークIF部19を通じて、ネットワーク21に接続されたパソコン22から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して現像装置16において画像を形成することにより、プリンターとして作動する。さらに、デジタル複合機10は、FAX通信部18を通じて、公衆回線20から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して現像装置16において画像を形成することにより、また、画像読取り部15により読取られた原稿の画像データを、FAX通信部18を通じて公衆回線20に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。
なお、図1において太線の矢印は画像データの流れを示しており、細線の矢印は制御信号または制御データの流れを示している。
次に、現像装置16の具体的な構成について説明する。上記したように、現像装置16は、感光体23と、図2中の矢印Aの方向に回転して所定量のトナーを適切に感光体23へ供給する現像スリーブ24と、収容容器25とを備える。収容容器25内、具体的には、収容容器25を構成する筐体の内部に形成される収容空間33には、所定量のトナー(図示せず)が収容されている。収容容器25内に収容されたトナーは、感光体23上に供給され、消費される。消費されたトナーについては、収容容器25の上方側に設けられたトナーホッパー(図示せず)から収容容器25内に補充される。
収容容器25は、回転により収容容器25内に収容されたトナーを攪拌すると共に、トナーを移動等させる回転部材としての第一の攪拌ローラ26および第二の攪拌ローラ27と、駆動により現像スリーブ24、第一および第二の攪拌ローラ26、27を回転させるモータ28とを含む。現像スリーブ24、第一および第二の攪拌ローラ26、27は、それぞれ図示しないギアの噛み合わせ等により、一つのモータ28の駆動源で回転する。モータ28は、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止する保護機能を有するものである。
第一および第二の攪拌ローラ26、27のそれぞれの外径面29、30には、スパイラル状の攪拌羽根31、32が設けられている。第一の攪拌ローラ26と第二の攪拌ローラ27とは、それらの回転中心軸が平行となるように、収容容器25内に設けられている。第一の攪拌ローラ26が図2中の矢印Aの方向またはその逆の方向に回転すると、トナーは、攪拌羽根31によって、例えば、図2における紙面表裏方向や第二の攪拌ローラ27側に移動すると共に、攪拌される。また、第二の攪拌ローラ27についても、図2中の矢印Aの方向またはその逆の方向に回転すると、トナーは、攪拌羽根32によって図2における紙面表裏方向や第一の攪拌ローラ26側、現像スリーブ24側に移動すると共に、攪拌される。トナーは、攪拌により現像可能な所望の帯電量まで摩擦帯電される。なお、モータ28としては、静音性および長寿命の観点から、DCブラシレスモータを適用することが好ましい。
デジタル複合機10については、電源が投入されなければ、動作を何も行わない状態である。そして、デジタル複合機10に電源が投入されれば、即時に画像形成を行うことができるように画像形成の準備を開始する。具体的には、例えば、定着装置において、熱によってトナーを用紙に定着させる定着ローラを定着可能な温度まで加熱したりする。現像装置16においても、即時に画像形成が可能なように、モータ28による第一および第二の攪拌ローラ26,27、現像スリーブ24の回転を行い、トナーを帯電させると共に、収容容器25内のトナーを解す。
次に、この発明の一実施形態に係るデジタル複合機10において画像形成を開始する場合について説明する。図3は、この場合における制御部11の動作を示すフローチャートである。図4は、この場合におけるモータの目標回転数およびモータの実際の回転数と経過時間との関係を示すグラフである。図4は、上記した図5に相当する。すなわち、縦軸および横軸の構成は、図5の場合と同様である。
図1〜図4を参照して、デジタル複合機10に電源が投入されると(図6において、ステップS11、以下、ステップを省略する)。画像形成の準備を開始する。具体的には、定着ローラの加熱等を行う。
ここで、現像装置16においては、第一の攪拌ローラ26等を回転させるようモータ28に制御信号を送信する。この場合の回転数を、第一の回転数としての目標回転数Rとする。そうすると、モータ28は、回転を開始する(S12)。ここで、回転を開始した時間を時間Tとする。ここで、制御部11は、第一の制御手段として作動する。
その後、所定時間経過して時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rとなったか否かを判断する(S13)。ここで、制御部11は、第一の判断手段として作動する。図4中の一点鎖線34で示すように、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達したと判断した場合には(S13において、YES)、そのまま画像形成の要求に応じて、画像形成を開始する(S14)。通常時、すなわち、常温時においては、負荷トルクが大きくないので、時間Tにおいてモータ28の実際の回転数が目標回転数Rとなっているため、そのまま画像形成を開始する。
一方、例えば、図4中の実線35で示すように、低温環境時等において、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達していないと判断した場合には(S13において、NO)、目標回転数をRからRに変更する(S15)。ここで、制御部11は、第二の制御手段として作動する。目標回転数Rは、目標回転数Rよりも少ない回転数である。例えば、目標回転数Rの半分以下の回転数が選択される。
そして、さらに所定時間経過して時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達したか否かを判断する(S16)。ここで、制御部11は、第二の判断手段として作動する。
図4の実線35で示すように、時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達したと判断すれば(S16において、YES)、再び目標回転数をRからRに変更する(S17)。ここで、制御部11は、第三の制御手段として作動する。
さらに所定時間経過して時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達したか否かを判断する(S18)。ここで、制御部11は、第三の判断手段として作動する。モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達していれば(S18において、YES)、要求に応じて、画像形成を開始する(S14)。
一方、時間Tに至った時に、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達していない場合(S16において、NO)や、時間Tに至った時、モータ28の実際の回転数が目標回転数Rに達していない場合(S18において、NO)には、モータ28の回転を停止し、画像形成を中止する(S19)。
このような構成の収容容器25によれば、低温環境時等において負荷トルクが増大した場合においても、モータ28を停止させず、確実にトナーを攪拌することができる。一方、負荷トルクが増大していない場合には、通常時、すなわち、例えば、常温時と同様にモータ28を回転させてトナーを攪拌することができる。したがって、このような収容容器25は、確実に、かつ、効率的にトナーを攪拌することができる。
また、このような構成の現像装置16およびデジタル複合機10は、確実に、かつ、効率的にトナーを攪拌して、画像形成を開始するまでの時間を短くすることができる。
この場合、所定の経過時間において目標回転数RやRに達していないと判断すれば、モータ28の回転を停止して、画像形成を中止しているため、低温環境下等の影響ではないモータ28の破損等を防止することができる。
なお、上記の実施の形態においては、モータとしてDCブラシレスモータを用いることとしたが、これに限らず、例えば、DCブラシモータを用いてもよいし、ACモータを用いることとしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、収容容器は、モータを備えることとしたが、これに限らず、現像装置やデジタル複合機に設けられているモータを流用することとしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、収容容器は、現像装置に含まれることとしたが、これに限らず、例えば、デジタル複合機に着脱自在なトナーカートリッジにおける収容容器であってもよいし、デジタル複合機の内部に設けられ画像形成が終了した後に感光体上の残存トナーを回収して集められたトナー回収容器における収容容器であってもよい。
また、上記の実施の形態においては、収容容器は、デジタル複合機に含まれる制御部で制御することにしたが、これに限らず、収容容器が独自に制御部を有し、この制御部により、収容容器全体を制御するよう構成してもよいし、収容容器を含む現像装置が独自に制御部を有し、この制御部により収容容器を含めた現像装置全体を制御するよう構成してもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
10 デジタル複合機、11 制御部、12 DRAM、13 操作部、14 原稿送り装置、15 画像読取り部、16 現像装置、17 ハードディスク、18 FAX通信部、19 ネットワークIF部、20 公衆回線、21 ネットワーク、22 パソコン、23 感光体、24、現像スリーブ、25 収容容器、26,27 攪拌ローラ、28 モータ、29,30 外径面、31,32 攪拌羽根、33 収容空間、34 一点鎖線、35 実線。

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容容器であって、
    回転により現像剤を攪拌する回転部材と、
    駆動により前記回転部材を回転させ、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止するモータと、
    前記モータを駆動させ、前記回転部材を第一の回転数で回転させるよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第一の回転数に達したか否かを判断する第一の判断手段と、
    前記第一の判断手段により前記モータの回転数が前記第一の回転数に達していないと判断すれば、前記第一の回転数よりも小さい第二の回転数で前記モータを回転させるよう制御する第二の制御手段と、
    前記第二の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第二の回転数に達したか否かを判断する第二の判断手段と、
    前記第二の判断手段により前記モータの回転数が前記第二の回転数に達していると判断すれば、前記モータを再び前記第一の回転数で回転させるよう制御する第三の制御手段とを備える、現像剤収容容器。
  2. 前記第三の制御手段は、前記第二の判断手段により前記モータの回転数が前記第二の回転数に達していないと判断すれば、前記モータの回転を停止させるよう制御する、請求項1に記載の現像剤収容容器。
  3. 前記第三の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第一の回転数に達したか否かを判断する第三の判断手段を備え、
    前記第三の制御手段は、前記第三の判断手段により前記モータの回転数が前記第一の回転数に達していないと判断すれば、前記モータの回転を停止させるよう制御する、請求項1または2に記載の現像剤収容容器。
  4. 前記モータは、DCブラシレスモータを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の現像剤収容容器。
  5. 現像剤を収容する現像剤収容容器と、静電潜像を形成する感光体とを含み、静電潜像が形成された前記感光体上に現像剤を供給して現像を行なう現像装置であって、
    前記現像剤収容容器は、回転により現像剤を攪拌する回転部材と、
    駆動により前記回転部材を回転させ、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止するモータと、
    前記モータを駆動させ、前記回転部材を第一の回転数で回転させるよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第一の回転数に達したか否かを判断する第一の判断手段と、
    前記第一の判断手段により前記モータの回転数が前記第一の回転数に達していないと判断すれば、前記第一の回転数よりも小さい第二の回転数で前記モータを回転させるよう制御する第二の制御手段と、
    前記第二の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第二の回転数に達したか否かを判断する第二の判断手段と、
    前記第二の判断手段により前記モータの回転数が前記第二の回転数に達していると判断すれば、前記モータを再び前記第一の回転数で回転させるよう制御する第三の制御手段とを備える、現像装置。
  6. 現像剤によって可視画像を形成する現像装置を含む画像形成装置であって、
    前記現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容容器と、静電潜像を形成する感光体とを含み、
    前記現像剤収容容器は、回転により現像剤を攪拌する回転部材と、
    駆動により前記回転部材を回転させ、所定時間内に所定の回転数に達しなければ駆動を停止するモータと、
    前記モータを駆動させ、前記回転部材を第一の回転数で回転させるよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第一の回転数に達したか否かを判断する第一の判断手段と、
    前記第一の判断手段により前記モータの回転数が前記第一の回転数に達していないと判断すれば、前記第一の回転数よりも小さい第二の回転数で前記モータを回転させるよう制御する第二の制御手段と、
    前記第二の制御手段を作動させて所定の時間経過後、前記モータが前記第二の回転数に達したか否かを判断する第二の判断手段と、
    前記第二の判断手段により前記モータの回転数が前記第二の回転数に達していると判断すれば、前記モータを再び前記第一の回転数で回転させるよう制御する第三の制御手段とを備える、画像形成装置。
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