JP2008065187A - 画像形成装置及び画像形成装置に備えられる複数のモータの駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置内のメカトルクが小さい場合、モータの起動電流値を低下させるとともに、複数のモータを同時に起動できるため、電源容量を増加させなくとも、ファーストアウトプット時間を短縮する。
【解決手段】複数のモータを備える画像形成装置は、第1モータに関するメカトルクを検出する検出部と、複数のモータに起動電流を供給する供給部と、検出されたメカトルクが予め定められたトルク閾値未満か否かを判定するトルク判定部とを含む。さらに、画像形成装置は、メカトルクがトルク閾値未満であれば、第1モータへ供給される起動電流を第1の値から、より小さな第2の値へと切り替える切替部を含む。さらに、画像形成装置は、メカトルクがトルク閾値未満であれば、第1モータを一旦停止した後で第1モータと他のモータである第2モータとを並行して起動する起動制御部を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成装置に備えられる複数のモータの駆動方法に関するものである。
従来、画像形成装置が備える複数のモータを起動する際には、各モータに起動電流を供給するタイミングが重ならないように制御していた(特許文献1)。具体的には、メインモータが起動されてから一定時間が経過した後で、スキャナモータが起動されるよう、起動電流の供給タイミングが制御されていた。
特開平5−257345号公報
ところで、起動電流の値は、画像形成装置内のメカトルクが最大になる条件を考慮して設定される。例えば、低温環境下ではカートリッジ内のトナーが固まってしまう。最大メカトルクは、このような極めて稀な状況を考慮して設定される。さらに、画像形成装置内のメカトルクマージンも考慮される必要がある。そのため、起動電流の値は、通常状態において必要となる起動電流値よりも、かなり大きな値に設定されている。この値は、ほとんどの場合においてオーバスペックとなってしまう。
また、画像形成装置の電源装置は、できるだけ電源容量を小さくすることが望ましい。電源容量の増加を抑えるためには、上述したように、メインモータが起動されてから一定時間が経過した後でスキャナモータを起動することが望ましい。しかしながら、これでは、プリント動作を開始してから1枚の紙が排紙されるまでの時間(ファーストアウトプット時間)が長くなってしまう。
そこで、本発明は、電源容量を抑えつつ、ファーストアウトプット時間を従来よりも短縮することを目的とする。
本発明によれば、複数のモータを備える画像形成装置は、第1モータに関するメカトルクを検出する検出部と、複数のモータに起動電流を供給する供給部と、検出されたメカトルクが予め定められたトルク閾値未満か否かを判定するトルク判定部とを含む。さらに、画像形成装置は、メカトルクがトルク閾値未満であれば、第1モータへ供給される起動電流を第1の値から、より小さな第2の値へと切り替える切替部を含む。さらに、画像形成装置は、メカトルクがトルク閾値未満であれば、第1モータを一旦停止した後で第1モータと他のモータである第2モータとを並行して起動する起動制御部を含む。
本発明によれば、画像形成装置内のメカトルクが小さい場合、モータの起動電流値を低下させるとともに、複数のモータを同時に起動できるため、電源容量を増加させなくとも、ファーストアウトプット時間を短縮できる。
以下に本発明の一実施形態を示す。もちろん以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
[第1実施形態]
図1は、電子写真プロセスを採用した画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置及び複合機などとして実現可能である。
画像形成装置の本体101には、モータにより駆動される各種のローラなどが設けられている。給紙ローラ105は、カセットなどから記録紙Sを繰り出すためのローラである。給紙ローラ105の下流には、記録紙Sを同期して搬送するためのレジストローラ対106が設けられている。レジストローラ対106の下流には、画像形成部108が設けられている。画像形成部108は、レーザスキャナ107からのレーザ光に応じて記録紙S上にトナー像を形成する。
画像形成部108の下流には、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109が設けられている。定着器109の下流には、記録紙Sを搬送するための搬送ローラ対140と、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111が設けられている。
レーザスキャナ107は、レーザユニット113及びスキャナモータ114を備えている。レーザユニット113は、画像信号(VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光する。第2モータの一例であるスキャナモータ114は、画像形成部108の感光ドラム117上にレーザ光を走査する。これにより、静電潜像が形成される。
画像形成部108は、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120及び転写帯電ローラ121などを備えている。上述の静電潜像は、現像器120により現像される。これにより形成されたトナー像は、転写帯電ローラ121により記録材Sへ転写される。定着器109は、定着フィルム109a、加圧ローラ109bなどを備えている。
第1モータの一例であるメインモータ123は、給紙ソレノイド124を介して給紙ローラ105に駆動力を付与している。また、メインモータ123は、レジクラッチ125を介してレジストローラ対106に駆動力を付与している。また、メインモータ123は、搬送ローラ対140には搬送ローラ143を介して駆動力を付与している。さらに、メインモータ123は、感光ドラム117を含む画像形成部108の各ユニット、定着器109及び排紙ローラ111にも駆動力を付与している。
図2は、実施形態に係る制御回路を示す図である。CPU200は、抵抗207を介してモータ駆動IC201に接続している。CPU200は、メインモータ123を駆動するためのメインモータ駆動信号(MDR信号)をモータ駆動IC201へ出力する。メインモータを駆動するモータ駆動IC201は、入力されMDR信号に応じてメインモータ123を制御する。
また、CPU200は、抵抗208を介してモータ駆動IC201に接続されている。CPU200は、抵抗208を介して入力された回転数検知信号(FG信号)に基づいて、メインモータ123の回転数を検知する。
また、202a〜fは、メインモータ123を駆動するための駆動用トランジスタである。モータ駆動IC201が出力する制御信号に応じて、各駆動用トランジスタは、メインモータ123のコイルに電流を流し、メインモータ123を駆動する。すなわち、モータ駆動IC201や駆動用トランジスタ202a〜fなどにより、メインモータに起動電流を供給する供給部が実現されている。なお、本実施形態では、トランジスタを使用しているが、FETなど、同様の機能を実現可能な他の素子であってもよい。
抵抗203、204は、メインモータ123に供給される起動電流を設定するための抵抗である。抵抗203、204の一端は、駆動用トランジスタ202b,d,fの各エミッタ端子に接続されている。各エミッタ端子は、抵抗204を介してGNDへ接続されている。その一方で、各エミッタ端子は、抵抗203を介して、切替用トランジスタ205のコレクタ端子に接続している。切替用トランジスタ205は、メインモータ123の起動電流の値を切り替えるために設けられている。なお、切替用トランジスタ205のエミッタ端子は、GNDに接続されている。また、切替用トランジスタ205のベース端子は、抵抗206を介してCPU200に接続されている。
CPU200は、抵抗206を介して電流値切替信号(MSW信号)を出力する。切替用トランジスタ205は、MSW信号に応じて、メインモータ123に流れる電流を第1の値にするか、それよりも小さな第2の値にするかを切り替える切替部として機能する。すなわち、切替用トランジスタ205は、抵抗204のみに電流を流すか、並列接続された抵抗203と204に電流を流すかを切り替えることができる。抵抗204のみに流される電流値が第2の値となる。また、抵抗203と204との並列接続抵抗に流される電流値が第1の値となる。
CPU200は、コンパレータ220、ROM221及びタイマー222を備えている。これらにより、メインモータ123に関するメカトルクを検出する検出部を実現している。計時部としてのタイマー222は、メインモータが回転を開始してからの経過時間を計時する。CPU200は、例えば、予め定められた時間をタイマー122が計時したときのメインモータ123の回転数を、FG信号に基づいて測定する。すなわち、CPU200は、回転数の測定部としても機能する。
コンパレータ220は、例えば、測定された回転数が、ROM221に格納されている予め定められた回転数閾値以上か否かを判定する。CPU200は、測定された回転数が回転数閾値以上であれば、メカトルクがトルク閾値未満である判定できる。一方、CPU200は、測定された回転数が回転数閾値未満であれば、メカトルクがトルク閾値以上であると判定できる。
このように、CPU200は、メカトルクが予め定められたトルク閾値未満か否かを判定するトルク判定部としても機能する。さらに、CPU200は、メカトルクがトルク閾値未満であれば、メインモータ123を一旦停止した後で、メインモータ123とスキャナモータ114とを並行して起動する起動制御部としても機能する。なお、ROM221には、判定に必要となる各種の閾値やデータなどが格納されている。
CPU200は、抵抗209を介してスキャナモータ114を駆動するためのモータ駆動IC210へスキャナ駆動信号(SDR信号)を出力する。モータ駆動IC210は、CPU200からののSDR信号に基づいて、スキャナモータ114を駆動することができる。このように、モータ駆動IC210は、スキャナモータ114に起動電流を供給する供給部として機能する。
図3は、メインモータとスキャナモータの起動時の電流波形及び回転数を示した図である。とりわけ、図3(A)は、メインモータ123の起動電流波形及び回転数を示している。図が示すように、起動時には所定の回転数rに達するまで、第1の値の起動電流IM1又は第2の値の起動電流IM2がメインモータ123に流される。所定の回転数rに達すると、電流の値は、通常の電流値であるIMnまで削減される。なお、起動電流は次式により算出される。
M1=Vref/[R203・R204/(R203+R204)]
M2=Vref/R204
ここで、Vrefは、モータ駆動IC201内の所定電源電圧を示している。R204は、抵抗204の抵抗値である。R203は、抵抗203の抵抗値である。この計算式から、切替用トランジスタ205をオフすることで抵抗204のみに流される電流は、切替用トランジスタ205をオンすることで抵抗203と抵抗204の並列接続抵抗に流される電流よりも小さくなることがわかる。
また、メインモータの起動時間tは、画像形成装置のメカトルクに依存して変わる。メカトルクが大きければtが長くなり、メカトルクが小さければtが短くなる。例えば、画像形成装置が設置された環境によっては、トナーが固まり、メカトルクが大きくなるため、起動時間も長くなる。
図3(B)は、スキャナモータ114の起動電流波形と回転数とを示している。メインモータ123と同様、スキャナモータ114には、所定の回転数rに達するまで起動電流IS1が流される。所定の回転数rに達した後の電流は、ISnとなる。スキャナモータ114の起動時間tは、メカトルクに依存しない。そのため、起動時間tは、ほぼ一定の値となる。スキャナモータ114は、ポリゴンミラーだけを駆動するからである。
図4は、実施形態に係るモータの駆動方法を示すフローチャートである。ステップS401において、CPU200は、メインモータ123に供給する起動電流の値を第1の値に設定し、モータ駆動IC201及び各駆動用トランジスタを介して第1の値の起動電流をメインモータ123供給する。これにより、メインモータ123が駆動される。
ステップS402において、CPU200は、画像形成装置のメカトルクを検出する。例えば、メカトルクは、所定時間が経過するまでにメインモータ123が達した回転数などに基づいて検出される。
ステップS403において、CPU200は、検出されたメカトルクがトルク閾値未満であるか否かを判定する。トルク閾値未満あれば、ステップS404に進み、CPU200は、メインモータ123及びスキャナモータ114を停止させる。ステップS405において、CPU200は、切替用トランジスタ205を使用して起動電流を第2の値に切り替える。ステップS406において、CPU200は、メインモータ123とスキャナモータ114とを並行起動する。並行起動とは、時間的に並行して各モータを起動することをいう。もちろん、並行起動には、各モータが同時に起動されることも含まれる。並行起動により、ファーストアウトプット時間を短縮できることは言うまでもない。
一方、検出されたメカトルクがトルク閾値未満でなければ、ステップS407に進み、CPU200は、各モータを停止させる。ステップS408で、CPU200は、第1の値の起動電流を用いてメインモータ123を駆動する。すなわち、CPU200は、メカトルクがトルク閾値以上であれば、メインモータに供給される起動電流を第1の値に維持することになる。
ステップS409において、CPU200は、メインモータ123が起動した後で、モータ駆動IC210によりスキャナモータ114を駆動する。このように、CPU200は、メカトルクが相対的に大きいときは、メインモータを一旦停止した後で、メインモータとスキャナモータとを異なるタイミングで起動する。これにより、大容量の電源装置を不要としている。
図5は、実施形態に係るモータの駆動方法を示すフローチャートである。ここでは、メカトルクを直接測定する代わりに、所定時間が経過したときにおけるメインモータ123の回転数を測定し、測定された回転数に基づいて起動電流の切替が必要か否かを判定する。
ステップS501において、CPU200は、メインモータ123の起動電流を第1の値に設定する。すなわち、CPU200は、切替用トランジスタ205をONにする。ステップS502において、CPU200は、モータ駆動IC201にMDR信号を送出することで、メインモータ123を駆動させる。
ステップS503において、CPU200は、タイマー222の計時を開始させる。ステップS504において、CPU200は、タイマー222が予め定められた時間T1を計時したか否かを判定する。時間T1が経過するまで待ってから、ステップS505に進み、CPU200は、FG信号に基づいてメインモータ123の回転数rを測定する。
ステップS506において、CPU200は、測定された回転数rが回転数閾値R1以上であるか否かを判定する。このように、CPU200のコンパレータ220は、測定された回転数が回転数閾値R1以上か否かを判定する回転数判定部として機能する。なお、この判定は、実質的に、メカトルクがメカトルク閾値未満か否かを判定することと変わらない。rが回転数閾値R1以上であれば、ステップS507に進み、CPU200は、タイマー222の値が所定時間T2以上となったことを確認してから、スキャナモータ114を起動する。
なお、所定時間T2は、メインモータ123を起動するために必要となる予め定められた時間である。ここで、所定時間T2が経過するのを待つのは、メインモータ123の起動期間とスキャナモータ114の起動期間とが重複しないようにするためである。起動期間の重複は、双方のモータに起動電流を同時に流すことを意味する。上述したように、双方のモータに起動電流を同時に流すには、電源装置の電源容量を大きくしなければならず、好ましくない。
ステップS508において、CPU200は、適切なタイミングでメインモータ123及びスキャナモータ114を停止させる。ステップS509において、CPU200は、次のプリント要求が到着するまで待機する。次のプリント要求が到着すると、ステップS510に進み、CPU200は、起動電流の値を第2の値へ切り替える。すなわち、CPU200は、切替用トランジスタ205をオフにする。これにより、抵抗204にのみ電流が流れることになる。ステップS511において、メインモータ123とスキャナモータ114とを並行起動する。
一方、ステップS506で回転数rが回転数閾値R1未満であると判定されると、ステップS512へ進み、CPU200は、CPU200は、タイマー222の値が所定時間T2以上となったことを確認してから、スキャナモータ114の駆動を開始する。ステップS513において、CPU200は、適切なタイミングでメインモータ123及びスキャナモータ114を停止させる。ステップS514において、CPU200は、次のプリント要求が到着するまで待機する。次のプリント要求が到着すると、ステップS501に戻り、CPU200は、メインモータ123とスキャナモータ114とを異なるタイミングで起動する。
本実施形態によれば、画像形成装置内のメカトルクが小さい場合、モータの起動電流値を低下させるとともに、複数のモータを同時に起動できるため、電源容量を増加させなくとも、ファーストアウトプット時間を短縮できる。
とりわけ、タイマー222が予め定められた時間を計時したときのメインモータの回転数を測定することで、直接メカトルクを測定することなく、メインモータの起動電流を好適に切り替えることが可能となる。
また、CPU200は、メカトルクがトルク閾値以上であれば、各モータを一旦停止した後でメインモータとスキャナモータとを異なるタイミングで起動することで、電源容量の増加を抑制できる。また、CPU200は、メカトルクがトルク閾値以上であれば、メインモータに供給される起動電流を第1の値に維持することで、メインモータの起動時間が必要以上に遅くならないようにできる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、ある一定時間に到達した回転数に応じてメカトルクが大きいか小さいかを判断する方法を提案した。第2実施形態では、ある一定の回転数に到達するのに要した時間に応じてメカトルクが大きいか小さいかを判断する方法を提案する。
図6は、実施形態に係るモータの駆動方法を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の処理については、同一の参照符号を付すことで説明を簡潔にする。図5と比較すると明らかなように、図5のステップS504ないしS506が、図6ではステップS604ないしS606に置換されている。
ステップ604において、CPU200は、メインモータ123の回転数を測定する。ステップS605において、CPU200は、測定された回転数が予め定められた回転数以上になっているか否かを判定する。ステップS604とS605は、メインモータの回転数が所定の回転するとなるまで、繰り返し実行される。
ステップS606において、CPU200は、タイマー222から取得した経過時間が予め定められた時間閾値T3未満か否かを判定する。CPU200のコンパレータ220は、経過時間が予め定められた時間閾値T3未満か否かを判定する時間判定部として機能する。この経過時間は、測定された回転数が予め定められた回転数に達したときにタイマー222により計時された時間である。すなわち、経過時間は、メインモータ123を起動してから、予め定められた回転数に達したときまでの時間である。
一般に、メカトルクが小さければ、メインモータ123が所定の回転数に到達する時間は短くなる。反対に、メカトルクが大きければ、メインモータ123が所定の回転数に到達する時間は長くなる。このような物理的な関係を利用して、本実施形態では、メカトルクについての判定を行っている。経過時間が時間閾値T3未満であれば、ステップS507に進む。一方、経過時間が時間閾値T3以上であれば、ステップS512へ進む。
本実施形態によれば、メインモータの回転数が予め定められた回転数に達したときの経過時間を計時することで、直接メカトルクを測定することなく、メインモータの起動電流を好適に切り替えることが可能となる。
実施形態に係る電子写真プロセスを採用した画像形成装置の概略構成図である。 実施形態に係る制御回路を示す図である。 実施形態に係るメインモータとスキャナモータの起動時の電流波形及び回転数を示した図である。 実施形態に係るモータの駆動方法を示すフローチャートである。 実施形態に係るモータの駆動方法を示すフローチャートである。 実施形態に係るモータの駆動方法を示すフローチャートである。
符号の説明
114…スキャナモータ
123…メインモータ
200…CPU
201…メインモータを駆動するためのモータ駆動IC
210…スキャナモータを駆動するためのモータ駆動IC

Claims (7)

  1. 画像形成装置であって、
    複数のモータと、
    前記複数のモータのうち第1モータに関するメカトルクを検出する検出部と、
    前記複数のモータに起動電流を供給する供給部と、
    検出された前記メカトルクが予め定められたトルク閾値未満か否かを判定するトルク判定部と、
    前記メカトルクが前記トルク閾値未満であれば、前記第1モータへ供給される起動電流を第1の値から、より小さな第2の値へと切り替える切替部と、
    前記メカトルクが前記トルク閾値未満であれば、前記第1モータを一旦停止した後で前記第1モータと他のモータである第2モータとを並行して起動する起動制御部と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出部は、
    前記第1モータが回転を開始すると計時を開始する計時部と、
    前記計時部が予め定められた時間を計時したときの前記第1モータの回転数を測定する測定部と
    を含み、
    前記トルク判定部は、
    前記回転数が予め定められた回転数閾値以上か否かを判定する回転数判定部
    を備え、前記回転数が前記回転数閾値以上であれば、前記メカトルクがトルク閾値未満と判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出部は、
    前記第1モータの回転数を測定する測定部と、
    前記第1モータが回転を開始すると計時を開始する計時部と、
    を備え、
    前記トルク判定部は、
    測定された前記回転数が予め定められた回転数に達したときに前記計時部により計時された経過時間が予め定められた時間閾値未満か否かを判定する時間判定部
    を備え、前記経過時間が時間閾値未満であれば、前記メカトルクがトルク閾値未満と判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記起動制御部は、前記メカトルクが前記トルク閾値以上であれば、前記第1モータを一旦停止した後で前記第1モータと前記第2モータとを異なるタイミングで起動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記切替部は、前記メカトルクが前記トルク閾値以上であれば、前記第1モータに供給される起動電流を前記第1の値に維持することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1モータは、前記画像形成装置のメインモータであり、前記第2モータは、前記画像形成装置のスキャナモータであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に備えられる複数のモータの駆動方法であって、
    前記複数のモータのうち第1モータに起動電流を供給する供給工程と、
    前記第1モータに関するメカトルクを検出する検出工程と、
    検出された前記メカトルクが予め定められたトルク閾値未満か否かを判定するトルク判定工程と、
    前記メカトルクが前記トルク閾値未満であれば、前記第1モータへ供給される起動電流を第1の値から、より小さな第2の値へと切り替える切替工程と、
    前記メカトルクが前記トルク閾値未満であれば、前記第1モータを一旦停止した後で前記第1モータと他のモータである第2モータとを並行して起動する起動制御工程と
    を含むことを特徴とする駆動方法。
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