JP2011037220A - 画像形成装置および認証端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人認証処理を経て画像出力を行う場合であっても、画像出力の生産性向上が図れるようにする。
【解決手段】記録媒体上への画像出力を行う画像形成装置本体部10と、前記画像形成装置本体部10と別体で形成された認証端末部20とを備えた画像形成装置において、前記認証端末部20は、前記画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態にて当該画像形成装置本体部10との間で情報授受を行う通信部21と、前記通信部21を介して前記画像形成装置本体部10が受け付けた画像出力依頼に関する情報を取得する情報取得部22と、前記情報取得部22が取得した情報を記憶保持する記憶部23と、前記記憶部23が記憶保持している情報を表示出力する表示部24と、前記画像形成装置本体部10に実行させる画像出力依頼の選択および当該実行に必要となる認証情報の入力がされる操作部25とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および認証端末装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置には、利用者を特定する個人認証処理を経た後に、記録媒体上への画像出力を行うように構成されたものがある。個人認証処理としては、例えば、パスワード入力やIDカード提示等によるもの、すなわち利用者に固有の識別コード情報を用いて行うものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、他の例として、指紋照合のように、利用者の生体情報を用いて行うものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−263881号公報 特開2005−123699号公報
画像形成装置において、個人認証処理を経て画像出力を行う場合には、画像形成装置の操作部を用いてその個人認証処理のための操作(例えば、パスワード入力。)を行うことにより画像形成装置の操作部を占有する時間が長くなるという課題があった。
請求項1に係る発明は、記録媒体上への画像出力を行う画像形成装置本体部と、前記画像形成装置本体部と別体で形成された認証端末部とを備え、前記認証端末部は、前記画像形成装置本体部への装着状態または近接状態にて当該画像形成装置本体部との間で情報授受を行う通信部と、前記通信部を介して前記画像形成装置本体部が受け付けた画像出力依頼に関する情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した情報を記憶保持する記憶部と、前記記憶部が記憶保持している情報を表示出力する表示部と、前記画像形成装置本体部に実行させる画像出力依頼の選択および当該実行に必要となる認証情報の入力がされる操作部とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記情報取得部が取得した情報と前記操作部で入力された認証情報とに基づき当該操作部で選択された画像出力依頼の実行可否を判定する判定部と、前記判定部での判定結果を前記表示部に表示出力させる結果通知部とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記操作部で入力された認証情報に基づく画像出力依頼の実行可否判定を、前記通信部を介して外部装置に依頼する依頼部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記表示部は、前記記憶部が記憶保持している情報のうち、前記操作部での入力情報に基づき選別された情報について、その表示出力を行うことを特徴とする請求項1、2または3記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、前記操作部は、前記画像出力依頼の選択および前記認証情報の入力に加え、選択された画像出力依頼の処理条件の追加設定がされることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、記録媒体上への画像出力を行う画像形成装置本体部と別体で形成され、前記画像形成装置本体部への装着状態または近接状態にて当該画像形成装置本体部との間で情報授受を行う通信部と、前記通信部を介して前記画像形成装置本体部が受け付けた画像出力依頼に関する情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した情報を記憶保持する記憶部と、前記記憶部が記憶保持している情報を表示出力する表示部と、前記画像形成装置本体部に実行させる画像出力依頼の選択および当該実行に必要となる認証情報の入力がされる操作部とを有することを特徴とする認証端末装置である。
請求項1、6に係る発明によれば、記憶部が情報を記憶保持している画像出力依頼に関しては、画像形成装置本体部への装着状態等に因らずに、認証端末部から当該画像出力依頼の実行に必要となる認証情報の入力を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、認証端末部の側で画像出力依頼の実行可否判定を行うので、本構成を備えない場合に比べて、画像形成装置本体部に接続する前に、入力された認証情報の正誤を利用者に知らせることが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、画像出力依頼の実行可否判定を例えば認証サーバ装置といった外部装置に依頼して行わせるので、本構成を備えない場合に比べて、認証端末部または画像形成装置本体部に実行可否を判定するための情報を保持する必要をなくし、また複数の画像形成装置で同一の外部装置を参照する構成を許すことが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を備えない場合に比べて、画像出力依頼についてのセキュリティ向上が図れる。
請求項5に係る発明によれば、認証端末部の側で例えば出力部数、媒体サイズ、両面出力指示等といった画像出力依頼の処理条件の追加設定を行えるので、本構成を備えない場合に比べて、利用者にとっての利便性向上が図れる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の認証端末部が有するプロセッサ部における機能構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置における処理動作例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づき本発明に係る画像形成装置および認証端末装置について説明する。
[画像形成装置の概略構成例]
図1は、画像形成装置の概略構成例を示すブロック図である。
図例の画像形成装置は、大別すると、画像形成装置本体部10と、認証端末部20と、を備える。これらは、それぞれが別体のものとして構成されている。
図例では、一つの画像形成装置本体部10と一つの認証端末部20とが互いに対応付けられている場合を示しているが、これに限定されることはない。例えば、一つの画像形成装置本体部10に対して複数の認証端末部20を対応付けてもよい。また、例えば、複数の画像形成装置本体部10に対して一つの認証端末部20を対応付けてもよい。
[画像形成装置本体部の構成例]
画像形成装置本体部10は、印刷用紙等の記録媒体上への画像出力を行う。そのために、画像形成装置本体部10は、ネット通信部11と、スプール部12と、制御部13と、画像形成部14と、インタフェース(以下「I/F」と略す。)端子部15と、を備えて構成される。
ネット通信部11は、ネットワーク回線30と接続し、当該ネットワーク回線30上に存在するパーソナルコンピュータ等の端末装置(ただし不図示)からの画像出力依頼を受け付ける。ネット通信部11が受け付ける画像出力依頼には、当該画像出力依頼を識別するジョブ名等の識別情報、当該画像出力依頼の依頼者または処理実行者を特定する情報、当該依頼者または当該処理実行者についての認証コード情報、当該画像出力依頼の処理条件(出力部数や媒体サイズ等)を特定する情報、出力すべき画像データ等が含まれるものとする。
スプール部12は、ネット通信部11が受け付けた画像出力依頼について、その保持蓄積を行う。すなわち、スプール部12では、出力すべき画像データ等を含む画像出力依頼について、少なくともその処理実行が完了するまで、処理待ちの画像出力依頼(印刷ジョブ)としてスプールしておく。したがって、スプール部12内には、複数の画像出力依頼がスプールされ得る。
制御部13は、画像形成装置本体部10における処理動作を制御する。具体的には、スプール部12にスプールされている画像出力依頼の処理順を決定し、処理順となった画像出力依頼についての処理実行を画像形成部14に指示する。
画像形成部14は、制御部13からの指示に従い、記録媒体上への画像出力処理を実行する。画像出力処理は、例えば周知の電子写真技術を利用して行うことが考えられるが、これに限定されることはなく、他の公知技術を利用して行うものであっても構わない。
I/F端子部15は、認証端末部20との間で情報授受を行うためのものである。具体的には、例えば、USB(Universal Serial Bus)コネクタに代表される接触型I/F端子、または電波や光等を用いた近接無線I/F端子を用いて構成することが考えられる。
[認証端末部の構成例]
認証端末部20は、画像形成装置本体部10と別体で形成されている。そして、画像形成装置本体部10と別体で形成されることで、認証端末部20は、当該画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態と当該画像形成装置本体部10からの離脱状態とを切り換えられるようになっている。この認証端末部20は、画像形成装置本体部10と別体で形成された認証端末装置の一具体例に相当する。
このような認証端末部20では、画像形成装置本体部10の利用者を特定する個人認証処理のための操作が行われる。そのために、認証端末部20は、I/F端子部21と、プロセッサ部22と、記憶部23と、表示部24と、操作部25と、電源部26と、を備えて構成される。
I/F端子部21は、画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態にて、当該画像形成装置本体部10におけるI/F端子部15との間で情報授受を行うためのものである。具体的には、画像形成装置本体部10のI/F端子部15と同じく、接触型I/F端子や近接無線I/F端子等を用いて構成することが考えられる。つまり、I/F端子部21は、画像形成装置本体部10におけるI/F端子部15と対になって、画像形成装置本体部10との間の情報授受を行うための通信部として機能する。
プロセッサ部22は、認証端末部20での独自の動作制御を行うマイクロプロセッサからなるもので、予め定められた動作プログラムを実行することで後述する処理動作を行う。
記憶部23は、I/F端子部21を通じてプロセッサ部22が画像形成装置本体部10から取得した情報を記憶保持する。記憶保持する情報としては、画像形成装置本体部10が受け付けてスプールしている画像出力依頼に関する情報が挙げられる。この記憶部23は、例えば半導体メモリ装置を用いて構成することが考えられる。
表示部24は、プロセッサ部22からの動作指示に従いつつ、記憶部23が記憶保持している情報について、その表示出力を行う。この表示部24は、例えば液晶パネルを用いて構成することが考えられる。
操作部25は、利用者が操作するためのもので、具体的にはキーボード(テンキー)を用いて構成することが考えられる。この操作部25では、画像形成装置本体部10に実行させる画像出力依頼の選択および当該実行に必要となる認証情報の入力がされるようになっている。認証情報としては、例えばパスワード等の認証コードが挙げられるが、これに限定されることはなく、利用者の生体情報等といった他の公知技術を利用した認証情報であっても構わない。
電源部26は、認証端末部20を構成する各部への電源供給を行う。これにより、認証端末部20が画像形成装置本体部10からの離脱状態にあっても、当該認証端末部20を構成する各部は、処理動作を行えることになる。この電源部26は、例えば、画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態で当該画像形成装置本体部10からの給電を受けて充電されるように、充電池を用いて構成することが考えられる。
図2は、プロセッサ部における機能構成例を示すブロック図である。
図例のように、プロセッサ部22は、予め定められた動作プログラムを実行することで、情報取得部22a、判定部22bおよび結果通知部22cとして機能する。
情報取得部22aは、画像形成装置本体部10が受け付けてスプールしている画像出力依頼に関する情報を、I/F端子部21を介して、当該画像形成装置本体部10から取得する。この情報取得部22aが取得する画像出力依頼に関する情報には、当該画像出力依頼の識別情報、当該画像出力依頼の依頼者または処理実行者を特定する情報、当該依頼者または当該処理実行者についての認証コード情報、当該画像出力依頼の処理条件を特定する情報等が含まれるものとする。
判定部22bは、情報取得部22aが取得した情報と、操作部25で入力された認証情報とに基づき、当該操作部25で選択された画像出力依頼の実行可否を判定する。具体的には、操作部25で選択された画像出力依頼について、当該操作部25で入力された認証情報が、情報取得部22aが取得した情報のうちの認証コード情報に合致するか否かを判断し、合致する場合には当該画像出力依頼が実行可であると判定する。
結果通知部22cは、判定部22bでの判定結果を、I/F端子部21を介して、画像形成装置本体部10における制御部13へ通知する。また、結果通知部22cは、判定部22bでの判定結果を、認証端末部20における表示部24へ通知して、その表示部24に表示出力させる。
[画像形成装置の処理動作例]
次に、以上のような構成の画像形成装置における処理動作例を説明する。
図3は、画像形成装置における処理動作例を示すフローチャートである。
画像形成装置に対しては、ネットワーク回線30上の端末装置から、当該ネットワーク回線30を通じて、画像出力依頼が印刷ジョブとして送信される。そして、画像出力依頼が送信されてくると、画像形成装置おける画像形成装置本体部10では、ネット通信部11が当該画像出力依頼を受け付けるとともに(ステップ101、以下ステップを「S」と略す。)、スプール部12が当該画像出力依頼の保持蓄積を行う(S102)。この時点では、画像形成装置本体部10で受け付けた画像出力依頼はスプール部12内に保持蓄積されるが、未だその実行(すなわち、依頼に応じた画像出力。)はされない。また、保持蓄積されている処理待ち状態の画像出力依頼には、少なくとも、それぞれに固有の識別情報と、その出力を許可するための認証コード情報とが含まれており、これらの情報が併せて保持蓄積されているものとする。
認証端末部20が画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態にあると、その状態が維持されている間、当該認証端末部20と当該画像形成装置本体部10とは、I/F端子部15およびI/F端子部21を通じて、情報授受を行う(S103,S104)。これにより、認証端末部20では、画像形成装置本体部10のスプール部12内に画像出力依頼が保持蓄積される都度、プロセッサ部22の情報取得部22aが、その画像出力依頼に関する情報を、I/F端子部15およびI/F端子部21を介して、当該画像形成装置本体部10から取得することになる。つまり、情報取得部22aは、画像出力依頼に関する情報として、当該画像出力依頼に固有の識別情報や当該画像出力依頼についての認証コード情報等を、画像形成装置本体部10から取得するのである。そして、情報取得部22aが情報取得を行うと、認証端末部20では、記憶部23が取得情報の記憶保持を行う(S105)。
その後は、画像形成装置の利用者(すなわち、当該画像形成装置を用いた画像出力処理の実行者。)が、認証端末部20を画像形成装置本体部10から取り外す(S106)。これにより、認証端末部20は、画像形成装置本体部10からの離脱状態に置かれることになる。その場合であっても、認証端末部20は、電源部26を搭載しているので、各部21〜25の動作に支障が生じてしまうことはない。
画像形成装置本体部10からの離脱状態において、認証端末部20では、利用者による個人認証処理のための操作が開始される。
具体的には、先ず、認証端末部20では、画像形成装置本体部10からの離脱または操作部25での予め定められた内容の操作を契機に、表示部24が記憶部23内の記憶保持情報についての表示出力を行う。これにより、表示部24には、記憶部23内に情報が記憶保持されている画像出力依頼、すなわち画像形成装置本体部10で処理待ち状態にある画像出力依頼(印刷ジョブ)について、そのジョブ名等の識別情報をはじめとする各種情報が例えば一覧形式で表示出力されることになる。
そして、表示部24での表示出力結果を利用者に参照させて、当該利用者自身が実行したい画像出力依頼を、操作部25での操作を通じて選択させる。これにより、画像形成装置本体部10に実行させる画像出力依頼の選択が行われることになる。
さらには、選択された画像出力依頼について、当該画像出力依頼の実行を許可するための認証情報を、操作部25での操作を通じて利用者に入力させる。具体的には、例えばパスワード入力を利用者に要求する。これにより、選択された画像出力依頼の実行に必要となる認証情報の入力がされることになる。
以上のような個人認証処理のための一連の操作が完了すると(S107)、認証端末部20では、続いて、プロセッサ部22の判定部22bが、操作部25で入力された認証情報と情報取得部22aが取得し記憶部23内に記憶保持されている認証コード情報とを比較照合し、これらが合致するか否かを判断する(S108)。その結果、それぞれが合致しない場合は(S109)、操作部25で入力された認証情報が不正なものであることから、選択された画像出力依頼の画像形成装置本体部10での実行を許可せずに、その旨のエラー出力を表示部24が利用者に対して行う(S110)。一方、それぞれが合致する場合には(S109)、判定部22bは、選択された画像出力依頼が実行可であると判定する。そして、当該画像出力依頼が実行可である旨の情報を、記憶部23に記憶保持させる(S111)。または、実行可である旨の情報を記憶保持させるのではなく、実行可であると判定した画像出力依頼については、当該画像出力依頼に固有の識別情報を記憶部23内に残すが、実行不可の画像出力依頼については記憶部23内から削除する、といったことを行うことも考えられる。つまり、実行可否の判定結果が分かるように、記憶部23内における記憶保持情報の更新を行う。
その後は、画像形成装置の利用者が、認証端末部20を画像形成装置本体部10に再接続する(S112)。これにより、認証端末部20は、再び、画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態に置かれることになる。
そして、認証端末部20が画像形成装置本体部10への装着状態または近接状態になると、その状態への遷移を契機にして、当該認証端末部20と当該画像形成装置本体部10とは、I/F端子部15およびI/F端子部21を通じて、情報授受を行う(S113,S114)。このとき、認証端末部20では、プロセッサ部22の結果通知部22cが、記憶部23内における記憶保持情報で、判定部22bでの判定結が反映された更新後のものを、画像形成装置本体部10における制御部13へ通知する。つまり、個人認証処理を経た結果、実行可であると判定された画像出力依頼に関する情報を、画像形成装置本体部10の制御部13へ通知することになる。
この通知結果を受けて、画像形成装置本体部10では、実行可であると判定された画像出力依頼についての処理実行を開始する(S115)。すなわち、画像形成装置本体部10では、認証端末部20からの情報通知を契機にして、その通知された情報に含まれる画像出力依頼についての識別情報を基に、スプール部12にスプールされている画像出力依頼の中から、処理すべき画像出力依頼を制御部13が決定する。そして、その制御部13からの指示に従いつつ、画像形成部14がスプールされている画像出力依頼の画像データを参照し、その画像データについての記録媒体上への画像出力処理を開始する。
以上のように、本実施形態で説明した画像形成装置によれば、画像形成装置本体部10と認証端末部20とが別体のものとして構成されている。そして、認証端末部20が記憶部23を有しており、その記憶部23が画像形成装置本体部10にてスプールされている画像出力依頼に関する情報を記憶保持する。つまり、認証端末部20が画像形成装置本体部10から離脱している状態であっても、当該認証端末部20を用いて個人認証処理のための操作が行えるようになっている。したがって、画像形成装置本体部10にてスプールされている画像出力依頼に関しては、画像形成装置本体部10への認証端末部20の装着状態等に因らずに、当該認証端末部20から当該画像出力依頼の実行に必要となる認証情報の入力が行えるので、当該認証情報の入力のために画像形成装置本体部10を占有する必要がない。
特に、例えば一つの画像形成装置本体部10に対して複数の認証端末部20が対応付けられている場合には、当該複数の認証端末部20を用いることで、複数の利用者が並行して個人認証処理の操作を行えるようになる。
また、例えば複数の画像形成装置本体部10に対して一つの認証端末部20が対応付けられている場合には、離脱状態の認証端末部20を用いて個人認証処理の操作を行った後、空いている画像形成装置本体部10を選んで処理を実行させ得るようになる。さらには、認証端末部20が生体認証のようにパスワード入力等に比べて複雑で高価な認証機構を利用するものであっても、そのような機構を全ての画像形成装置本体部10に対応して設ける必要がない。
また、画像形成装置の利用形態として、画像出力依頼の依頼者が代理の者を処理実行者とし、その処理実行者に画像形成装置本体部10での画像出力処理の実行および出力結果物の回収を頼むことがある。このような利用形態の場合であっても、本実施形態で説明した画像形成装置によれば、画像形成装置本体部10から離れて認証端末部20での個人認証処理のための操作が行えるので、処理実行者が当該認証端末部20を携帯所持して依頼者の元に移動し、その依頼者が個人認証処理のための操作を行い、その後に処理実行者が当該認証端末部20を携帯所持して画像形成装置本体部10の元に移動して、当該画像形成装置本体部10での画像出力の開始を指示するといったことが行えるようになる。つまり、依頼者と代理である処理実行者との関連付け等といった煩雑な操作を特段に要することなく、依頼者本人ではなく代理である処理実行者による画像出力処理の実行が行えるようになる。このことは、代理である処理実行者に認証端末部20そのものを持ち運ばせることによって、依頼者本人が当該処理実行者に与える画像出力処理についての権限をコントロールし得ることを意味する。
さらに、本実施形態で説明した画像形成装置では、認証端末部20におけるプロセッサ部22が判定部22bとして機能する。すなわち、認証端末部20の側で、画像出力依頼の実行可否判定を行うようになっている。したがって、本構成を備えておらず、画像形成装置本体部10の側で実行可否判定を行う場合に比べると、個人認証処理のために必要となる当該画像形成装置本体部10の側での処理時間が短縮されることになる。
[変形例]
上述した実施形態では、本発明の好適な実施具体例について説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態の変形例について、簡単に説明する。
上述した実施形態では、認証端末部20での認証情報の入力について、操作部25の操作によりパスワード等の認証コードを利用者に入力させる場合を例に挙げている。ただし、これに限定されることはなく、例えば、利用者が所持するICカード、磁気カード、セキュリティデバイス等といった媒体と通信し得るように認証端末部20を構成し、その媒体に格納された情報を基に個人認証処理を行うようにしてもよい。また、例えば、指紋照合のように、利用者の生体情報を用いて行うことも考えられる。
上述した実施形態では、認証端末部20のプロセッサ部22が判定部22bとしての機能を有しており、その判定部22bが当該認証端末部20の側にて画像出力依頼の実行可否についての判定を行う場合を例に挙げている。ただし、これに限定されることはなく、認証端末部20のプロセッサ部22は、判定部22bに代わって、操作部25で入力された認証情報に基づく画像出力依頼の実行可否判定を外部装置に依頼する依頼部を有したものであっても構わない。外部装置としては、例えば、ネットワーク回線30上に存在する認証サーバ(ディレクトリサーバ)装置が挙げられる。この外部装置に対して、認証端末部20は、I/F端子部21を介して直接的または間接的に(例えば、画像形成装置本体部10を介して)、通信を行うものとする。したがって、プロセッサ部22が依頼部を有している場合、認証端末部20では、記憶部23が認証コード情報の記憶保持を行わず、操作部25で入力された認証情報を直接的または間接的に外部装置へ転送して、その外部装置に画像出力依頼の実行可否についての判定を依頼することになる。これにより、認証端末部20では、当該認証端末部20の側での判定処理を行う必要がない。
上述した実施形態では、認証端末部20において、記憶部23内の記憶保持情報の全てについて、すなわち画像形成装置本体部10にスプールされている全画像出力依頼に関する情報について、表示部24が表示出力を行う場合を例に挙げている。ただし、これに限定されることはなく、表示部24は、記憶部23が記憶保持している情報のうち、操作部25での入力情報に基づき選別された情報について、その表示出力を行うものであっても構わない。その場合には、例えば、操作部25での入力情報(認証情報等)によって特定された利用者を依頼者または処理実行者とする画像出力依頼について選別して表示出力をし、他の利用者を依頼者または処理実行者とする画像出力依頼については記憶部23に情報が記憶保持されていても表示出力しない、といったことが実現されることになる。このように、認証端末部20では、操作部25での入力情報に基づき利用者を識別するようにし、識別した利用者に関連する画像出力依頼についてのみ、表示部24での表示出力を行うようにすることも考えられる。
上述した実施形態では、画像形成装置本体部10に複数の画像出力依頼がスプールされている場合を想定して、当該複数の画像出力依頼の中から画像形成装置本体部10に実行させる画像出力依頼の選択を、認証端末部20の側で利用者に行わせる場合を例に挙げている。このときの選択は、スプールされている画像出力依頼の一部を選択するものであっても、あるいは全部を選択するものであってもよい。また、スプールされている画像出力依頼は、必ずしも複数である必要はなく、例えば一つの画像出力依頼の中から当該一つの画像出力依頼を選択する、といったことも考えられる。さらには、画像形成装置本体部10に実行させる画像出力依頼として一つも選択しない、といったことも考えられる。
また、上述した実施形態では、認証端末部20の側で利用者が画像出力依頼の選択および認証情報の入力を行う場合を例に挙げている。ただし、これに限定されることはなく、認証端末部20の操作部25は、画像出力依頼の選択および認証情報の入力に加え、選択された画像出力依頼の処理条件(両面出力指示等)の追加設定がされるものであっても構わない。処理条件の追加設定がされると、画像形成装置本体部10から取得した処理条件の特定情報を、認証端末部20の側で追加設定内容に応じて更新し、その更新された特定情報を画像形成装置本体部10へ返送することになる。つまり、画像形成装置本体部10が画像出力依頼を受け付けたときの処理条件とは異なる処理条件であっても、認証端末部20の側での追加設定があると、その追加設定された処理条件に対応しつつ画像形成装置本体部10が画像出力処理を行うことになる。
さらに、上述した実施形態では、認証端末部20にて、画像形成装置本体部10に実行させる画像出力依頼を選択する場合を例に挙げている。ただし、これに限定されることはなく、画像形成装置本体部10に実行させない画像出力依頼を選択するようにしてもよい。その場合、選択された画像出力依頼については、その旨の情報を認証端末部20から画像形成装置本体部10へ通知することで、当該画像形成装置本体部10のスプール部12内から削除することが考えられる。
上述した実施形態では、ネットワーク回線30上に一つの画像形成装置本体部10が存在している場合を例に挙げているが、ネットワーク回線30上には複数の画像形成装置本体部10が存在していてもよい。また、ネットワーク回線30上に、当該複数の画像形成装置本体部10の他に、プリントサーバ装置(ただし不図示)を用意し、当該プリントサーバ装置を介して当該複数の画像形成装置本体部10のいずれからも画像出力処理を行えるように構成することも考えられる。そして、その場合に、一つの認証端末部20をいずれかの画像形成装置本体部10に対して装着状態または近接状態とすることで、画像出力処理が開始されるようにするとよい。
上述した実施形態で説明したように、I/F端子部15およびI/F端子部21の間の通信は、接触型または近接無線型のいずれによるものであってもよい。
ただし、近接無線型の場合には、認証端末部20が実際に画像形成装置本体部10の近傍に所在していることを担保し、出力された記録媒体を他の利用者が取得することを防ぐために、認証端末部20が画像形成装置本体部10の極めて近傍にあるときに通信を行うか、近傍にあることを確認し得るものであることが好ましい。
一方、接触型の場合には、例えばUSBのような一般的なインタフェース形式のものであれば、認証端末部20をネットワーク回線30上の端末装置に対して接続することも考えられ、画像形成装置本体部10で処理待ちとなっている画像出力依頼の一覧を当該端末装置経由で認証端末部20に転送するようにしてもよい。
以上のように、本発明は、上述した実施形態で説明した内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更しても構わない。
10…画像形成装置本体部、20…認証端末部、21…I/F端子部、22…プロセッサ部、22a…情報取得部、22b…判定部、22c…結果通知部、23…記憶部、24…表示部、25…操作部、26…電源部

Claims (6)

  1. 記録媒体上への画像出力を行う画像形成装置本体部と、
    前記画像形成装置本体部と別体で形成された認証端末部とを備え、
    前記認証端末部は、
    前記画像形成装置本体部への装着状態または近接状態にて当該画像形成装置本体部との間で情報授受を行う通信部と、
    前記通信部を介して前記画像形成装置本体部が受け付けた画像出力依頼に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報を記憶保持する記憶部と、
    前記記憶部が記憶保持している情報を表示出力する表示部と、
    前記画像形成装置本体部に実行させる画像出力依頼の選択および当該実行に必要となる認証情報の入力がされる操作部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記情報取得部が取得した情報と前記操作部で入力された認証情報とに基づき当該操作部で選択された画像出力依頼の実行可否を判定する判定部と、
    前記判定部での判定結果を前記表示部に表示出力させる結果通知部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記操作部で入力された認証情報に基づく画像出力依頼の実行可否判定を、前記通信部を介して外部装置に依頼する依頼部
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記表示部は、前記記憶部が記憶保持している情報のうち、前記操作部での入力情報に基づき選別された情報について、その表示出力を行う
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記操作部は、前記画像出力依頼の選択および前記認証情報の入力に加え、選択された画像出力依頼の処理条件の追加設定がされる
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の画像形成装置。
  6. 記録媒体上への画像出力を行う画像形成装置本体部と別体で形成され、
    前記画像形成装置本体部への装着状態または近接状態にて当該画像形成装置本体部との間で情報授受を行う通信部と、
    前記通信部を介して前記画像形成装置本体部が受け付けた画像出力依頼に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報を記憶保持する記憶部と、
    前記記憶部が記憶保持している情報を表示出力する表示部と、
    前記画像形成装置本体部に実行させる画像出力依頼の選択および当該実行に必要となる認証情報の入力がされる操作部と
    を有することを特徴とする認証端末装置。
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