JP2011154473A - プログラム、画像形成装置、及びインストール方法 - Google Patents

プログラム、画像形成装置、及びインストール方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバプラグインをインストールする場合、ドライバプラグインのライセンス管理を行う。
【解決手段】画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインに対応するプリンタドライバ用のドライバプラグインをインストールし、プリンタドライバの機能拡張を行うプログラムであって、ドライバプラグインがインストールされる際、画像形成装置に対して機能プラグインを識別するプラグイン識別情報及びユーザ認証情報の送付要求を行う要求ステップと、プラグイン識別情報が示す機能プラグインを、ユーザ認証情報が示すユーザが画像形成装置において使用できるか否かを示す結果を取得する取得ステップと、取得された結果が使用可を示す場合、前記ドライバプラグインのインストールを開始するインストールステップとをコンピュータに実行させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、プログラム、画像形成装置、及びインストール方法に関する。
近年、印刷機器にプラグインをインストールすることにより機能拡張する技術が既に知られている(特許文献1)。また、プリンタドライバの機能をプラグインにより拡張する技術も既に知られている(特許文献2、3)。
以下、印刷機器にインストールするプラグインを機能プラグイン、情報処理装置(PC)にインストールするプリンタドライバ用のプラグインをドライバプラグインと呼ぶことにする。印刷機器のプリンタ機能を、機能プラグインのインストールによって拡張した場合、その機能を利用するためにはプリンタドライバの機能も拡張する必要がある。この場合、プリンタドライバそのものをバージョンアップして機能拡張するより、ドライバプラグインで機能拡張を実現するのが開発の面でも利用者視点でも便利である。一方、ドライバプラグイン単位で開発すると、機能プラグインとドライバプラグインとのバージョン不整合が起きる可能性がある。この不整合を検出する仕組みとして、情報処理装置が印刷機器と双方向通信を行って不整合を検出する方法が既に知られている(特許文献4)。
しかし、従来技術のドライバプラグインのインストールでは、機能プラグインとドライバプラグインとのバージョン不整合を検出しているが、機能プラグインの使用を許されているユーザか否かを確認していない。そのため、どの情報処理装置にもドライバプラグインをインストールすることができてしまい、ライセンス管理ができないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ドライバプラグインをインストールする場合、ドライバプラグインのライセンス管理を行うことができるプログラム等を提供することを目的とする。
本発明の一態様のプログラムは、画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインに対応するプリンタドライバ用のドライバプラグインをインストールし、プリンタドライバの機能拡張を行うプログラムであって、前記ドライバプラグインがインストールされる際、前記画像形成装置に対して機能プラグインを識別するプラグイン識別情報及びユーザ認証情報の送付要求を行う要求ステップと、前記プラグイン識別情報が示す機能プラグインを、前記ユーザ認証情報が示すユーザが前記画像形成装置において使用できるか否かを示す結果を取得する取得ステップと、取得された結果が使用可を示す場合、前記ドライバプラグインのインストールを開始するインストールステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明の他の態様の画像形成装置は、当該画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインをインストールし、前記機能が実行可能になる画像形成装置であって、情報処理装置から機能プラグインを識別するプラグイン識別情報とユーザ認証情報を受信する受信手段と、ユーザが機能プラグインを使用できるか否かを示す使用可否情報を管理する管理手段と、受信されたユーザ認証情報を用いて認証が成功した場合、認証成功したユーザが前記使用可否情報を用いて前記プラグイン識別情報が示す機能プラグインを使用してよいか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記情報処理装置に送信する送信手段と、を備える画像形成装置。
また、本発明の他の態様のインストール方法は、画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインに対応するプリンタドライバ用のドライバプラグインをインストールし、プリンタドライバの機能拡張を行うインストーラによるインストール方法であって、前記ドライバプラグインがインストールされる際、前記画像形成装置に対して機能プラグインを識別するプラグイン識別情報及びユーザ認証情報の送付要求を行う要求ステップと、前記プラグイン識別情報が示す機能プラグインを、前記ユーザ認証情報が示すユーザが前記画像形成装置において使用できるか否かを示す結果を取得する取得ステップと、取得された結果が使用可を示す場合、前記ドライバプラグインのインストールを開始するインストールステップとを有する。
また、本発明は、本発明のプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
本発明によれば、ドライバプラグインをインストールする場合、ドライバプラグインのライセンス管理を行うことができる。
本発明に係るシステム及び情報処理装置のハードウェアの一例を示すブロック図。 実施例に係る情報処理装置のモジュール構成の一例を示す図。 実施例1におけるMFP及び情報処理装置の機能の一例を示すブロック図。 実施例1における使用可否情報の一例を示す図。 実施例1におけるドライバプラグインのインストール処理の一例を示すシーケンス図。 実施例1におけるユーザ認証情報を入力させる表示画面の一例を示す図。 実施例1におけるユーザ認証情報の確認を行う処理の一例を示すフローチャート。 実施例2におけるMFP及び情報処理装置の機能の一例を示すブロック図。 実施例2における使用可否情報の一例を示す図。 使用期限経過後のメッセージの一例を示す図。 ライセンス登録画面の一例を示す図。 ライセンス登録処理の一例を示すフローチャート。 実施例3におけるMFP及び情報処理装置の機能の一例を示すブロック図。 実施例3におけるユーザ認証情報を入力させる表示画面の一例を示す図。 使用可否情報の確認処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
<システム及びハードウェア>
まず、本発明に係るシステム及び情報処理装置のハードウェアについて説明する。図1は、本発明に係るシステム及び情報処理装置のハードウェアの一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明に係るシステムは、ネットワークを介して情報処理装置1と、情報処理装置2と、MFP(Multifunction Peripheral)5と、MFP6とが接続される。MFP5、6は、情報処理装置1から受信した印刷データを印刷する。なお、MFPは、以下、複合機として説明するが、プリンタなどの印刷機器であってもよく、これらを総称して画像形成装置と呼ぶ。
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)13、ネットワークI/F部14、入力部15、表示部16、外部記録装置I/F部17を含む。
CPU11は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行う演算部である。CPU11は、RAM12に記憶されたプログラムを実行し、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
RAM12は、CPU11が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
HDD13は、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ネットワークI/F部14は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク(例えばEthernet(登録商標))を介して接続された通信機能を有するMFP5、6と情報処理装置1のインタフェースである。
入力部15は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、表示部28の表示画面上でキーの選択等を行うためのマウスやスライスパット等からなる。また、入力部15は、ユーザがCPU11に操作指示を与えたり、データを入力したりするためのユーザインタフェースである。
表示部16は、CRTやLCD等により構成され、CPU11から入力される表示データに応じた表示が行われる。
外部記録装置I/F部17は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記録媒体18(例えば、フラッシュメモリなど)と情報処理装置1とのインタフェースである。
また、記録媒体18に、所定のプログラムを格納し、記録媒体18に格納されたプログラムは外部記録装置I/F部17を介して情報処理装置1にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは情報処理装置1により実行可能となる。
情報処理装置1は、例えば、PC(Personal Computer)などであり、図1に示す例において情報処理装置が2つ、MFPが2つ接続されているが、情報処理装置やMFPの数がこれらに限られないことは言うまでもない。
<モジュール構成>
次に、情報処理装置1のモジュール構成について説明する。図2は、実施例に係る情報処理装置のモジュール構成の一例を示す図である。以下、MFPにインストールするプラグインを機能プラグイン、情報処理装置(PC)にインストールするプリンタドライバ用のプラグインをドライバプラグインと呼ぶことにする。
図2に示す例では、情報処理装置1は、OS(Operating System)22(例えば、Windows(登録商標)OSなど)、アプリケーション21、プリンタドライバ23が動作している。プリンタドライバ23はグラフィックドライバモジュール25とUIドライバモジュール24とを有する。
図2に示すプリンタドライバ23は、ドライバプラグインによってその機能を拡張することができる。ドライバプラグインは、ドライバプラグインモジュール28とドライバプラグイン設定項目情報30とを有し、ドライバプラグインインストーラ26でプリンタドライバ23にインストールされる。
ドライバプラグインインストーラ26は、インストールモジュール27と認証情報確認モジュール29とを有する。ドライバプラグインインストーラ26は、以下、単にインストーラ26と呼ぶこともある。
インストールモジュール27は、ドライバプラグインモジュール28をプリンタドライバ23がインストールされている所定のフォルダにコピーし、ドライバプラグイン設定項目情報30をプリンタドライバ23に登録する。
認証情報確認モジュール29は、ユーザからユーザ認証情報(ユーザID、パスワード、など)を取得し、MFP5と通信を行いユーザ認証情報が正しいかの確認を行う。ドライバプラグインモジュール28はUI I/Fを介してUIドライバモジュール24と、グラフィックI/Fを介してグラフィックドライバモジュール25とデータのやりとりを行う。前述した各モジュールは、例えばCPU11で処理される。
<機能>
次に、MFP5、情報処理装置1の機能について説明する。図3は、実施例1におけるMFP及び情報処理装置の機能の一例を示すブロック図である。MFP5は、通信手段501、管理手段502、使用可否情報記憶手段503、認証手段504、判定手段505を有する。MFP5は、MFP6でもよい。
通信手段501は、他の機器とのデータのやり取りを行う。例えば、通信手段501は、情報処理装置1からユーザ認証情報及びプラグインを識別するためのプラグイン識別情報を受信する。以下、プラグイン識別情報はプラグインIDともいう。また、通信手段501は、情報処理装置1に対して、情報処理装置1にログインしているユーザが機能プラグインを使用できるか否かの判定結果を送信する。判定結果は、ドライバプラグインをインストールするか否かを示してもよい。
管理手段502は、使用可否情報の登録、管理を行い、また、使用可否情報に含まれる情報の読み出しや書き込みを行う。使用可否情報は、各ユーザが、どの機能プラグインを使用できるかを示す情報である。管理手段502は、ユーザ認証情報の管理も行い、ユーザ認証情報に用いられる登録された認証情報を管理してもよい。使用可否情報記憶手段503は、使用可否情報を記憶する。使用可否情報記憶手段503は、例えば画像形成装置内のメモリである。
図4は、実施例1における使用可否情報の一例を示す図である。図4に示す使用可否情報の例では、各ユーザに対して、プラグイン毎に、使用可又は不可が登録されている。例えば、「ユーザ1」は、「プラグインID A」は「使用可」であるが、「プラグインID B」は「使用不可」である。
図3に戻り、認証手段504は、ユーザのログイン認証を行なう。また、認証手段504は、通信手段501からユーザ認証情報を取得した場合は、ユーザ認証情報に含まれるユーザID、パスワードを用いて認証を行なう。認証手段504は、認証成功した場合、判定手段505にその旨通知し、認証失敗した場合、通信手段501を介して認証失敗を情報処理装置1に通知する。
判定手段505は、認証手段504から認証成功の通知を受けた場合、認証成功したユーザが、通信手段501が取得したプラグイン識別情報が示す機能プラグインを使用できるか否かを判定する。判定方法は、使用可否情報を参照することで使用可か不可かを判定する。
図4に示す使用可否情報を用いた判定方法以外にも、管理手段502がドライバプラグインのインストールを許可したユーザの数を管理し、判定手段505が許可したユーザの数が所定数を超えた場合に、判定手段505は「使用不可」と判定してもよい。管理手段502と判定手段505とは、1つの機能として構成してもよい。通信手段501の機能は、例えばMFP5のネットワークI/F部により処理され、管理手段502、認証手段504、及び判定手段505の機能は、例えばMFP5のCPUにより処理される。
次に、情報処理装置1の機能について説明する。情報処理装置1は、インストール手段101、通信手段104、印刷設定手段105を有する。インストール手段101は、例えばインストーラ26であり、要求手段102、取得手段103を有する。
要求手段102は、ドライバプラグインのインストール起動を検知した場合に、このドライバプラグインに対応する機能プラグインのプラグイン識別情報、及びユーザ認証情報をMFP5に送信するようOS22に要求する。
取得手段103は、MFP5から通信手段104を介して、機能プラグインを使用してよいか否かの判定結果を取得する。
インストール手段101は、判定結果が使用可であれば、ドライバプラグインのインストールを行う。判定結果が使用不可であれば、インストール手段101は、インストールを行わない。
通信手段104は、例えば、印刷データなどのデータをMFP5に送信するなどデータのやり取りを行う。例えば、通信手段104は、プラグイン識別情報、及びユーザ認証情報をMFP5に送信する。また、通信手段104は、機能プラグインの使用可否の判定結果をMFP5から受信する。
印刷設定手段105は、プリンタドライバ23の機能であり、MFP5に対して印刷データの送信要求を出したり、印刷機能の設定を行ったりする。情報処理装置1の通信手段104の機能は例えばネットワークI/F部14、その他の各手段による機能は例えばCPU11により処理される。
以上より、情報処理装置側でドライバプラグインのインストールを行う際、ドライバプラグインに対応する機能プラグインのMFPにおける使用可否を判定することができる。このとき、使用不可であればドライバプラグインのインストールを許可しないとすることで、無条件でドライバプラグインをインストールさせることを防止することができる。
<動作>
次に、実施例1におけるシステムの動作について説明する。まず、ドライバプラグインのインストール処理について説明する。図5は、実施例1におけるドライバプラグインのインストール処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS101で、ユーザは、OS22の画面からインストーラ26を起動する。ステップS102で、インストーラ26(インストール手段101)は、ユーザ認証情報を取得するためのUIを表示してユーザにユーザ認証情報を入力させる。
また、ステップS102で、要求手段102は、入力されたユーザ認証情報と、インストールするプラグインを識別するプラグイン識別情報とをパラメータとして、ユーザ認証情報の確認をさせるコマンドをMFP5に送信するようOS22に要求する。
ステップS103で、OS22は、S102の要求を元にMFP5との送信ポートを経由してコマンドをMFP5に送信する。ステップS104で、MFP5は、ユーザ認証情報とプラグイン識別情報を元にインストール可否の判定を行い、ステップS105で、MFP5は、その確認結果をOS22経由でインストーラ26に通知する。
ステップS106で、インストーラ26は、判定結果通知を受け取り、判定結果がOKであれば、ドライバプラグインのインストール(ファイルのコピー、ドライバ情報の更新)を開始する。
ここで、図6は、実施例1におけるユーザ認証情報を入力させる表示画面の一例を示す図である。インストーラ26は、ユーザ認証情報を取得するために、図6に示すようなUIを表示してユーザにユーザ認証情報を入力させる。図6に示すUIで入力されたユーザ認証情報と、インストールするプラグインを識別するプラグイン識別情報とをパラメータとして、ユーザ認証情報の確認をさせるコマンドの送信をOS22に要求する(図5のステップS102)。
図7は、実施例1におけるユーザ認証情報の確認を行う処理の一例を示すフローチャートである。ステップS201で、認証手段504は、登録済みのユーザ情報を確認する。
ステップS202で、認証手段504は、受信されたユーザIDがユーザ情報に存在するかを判定する。ステップS202の判定結果がYES(あり)であればステップS203に進み、NO(なし)であればステップS207に進む。
ステップS203で、認証手段504は、情報処理装置から受信したユーザ認証情報に含まれるパスワードが一致するかを判定する。ステップS203の判定結果がYES(一致)であればステップS204に進み、判定結果がNO(不一致)であればステップS207に進む。
ステップS204で、判定手段505は、使用可否情報を参照する。ステップS205で、判定手段505は、認証成功したユーザが、プラグイン識別情報が示すプラグインを使用の可否を判定する。ステップS204の判定結果がYES(使用可)であればステップS206に進み、判定結果がNO(使用不可)であればステップS207に進む。
ステップS206で、判定手段505は、通信手段101を介して判定結果「OK」を情報処理装置1に返す。ステップS207で、判定手段505は、通信手段101を介して判定結果「NO」を情報処理装置1に返す。
以上、実施例1によれば、無条件でドライバプラグインが情報処理装置にインストールさせることを防止することができる。また、実施例1によれば、ドライバプラグインに対して、ユーザ毎にライセンス管理を行ったり、情報処理装置1にインストールした数を管理してライセンス管理を行ったりすることができる。
[実施例2]
次に、実施例2における情報処理装置3及びMFP7について説明する。実施例2では、ドライバプラグインの使用可又は不可以外にも、期間限定を設けてドライバプラグインを所定期間お試しとして使用させる。
<機能>
図8は、実施例2におけるMFP及び情報処理装置の機能の一例を示すブロック図である。図8に示す機能で、図3に示す機能と同様のものは、同じ符号を付す。以下、実施例1と異なる機能を説明する。
図8の示すMFP7は、通信手段701、管理手段702、使用可否情報記憶手段703、認証手段504、判定手段704を有する。通信手段701は、情報処理装置3からライセンス情報を取得した場合は、ライセンス情報を管理手段702に出力する。ライセンス情報は、例えばプラグインIDやライセンスキーなどを含む。
管理手段702は、使用可否情報を管理する。実施例2の使用可否情報は、期間限定を含む。期間限定は、所定期間お試しとして使用させることを示す。所定期間は、例えば30日や60日などが設定されている。管理手段702は、通信手段701からライセンス情報を取得した場合は、プラグインIDに対するライセンスキーが正しいライセンスキーであるか否かを照合する。正しいライセンスキーはMFP7内のメモリなどで管理する。管理手段702は、ライセンスキーが正しく照合された場合、使用可否情報の「期間限定」を「使用可」に変更する。管理手段702は、使用可否情報を変更した場合、変更内容を、通信手段701を介して情報処理装置3に送信する。
使用可否情報記憶手段703は、使用可否情報を記憶する。使用可否情報には、前述したように「期間限定」が含まれる。図9は、実施例2における使用可否情報の一例を示す図である。図9に示す例では、「プラグインID C」について、「ユーザ1」及び「ユーザ3」は「期間限定」で使用可能であり、「ユーザ2」は「使用不可」、「ユーザ4」及び「ユーザ5」は「使用可」であることを示す。「期間限定」の所定期間は、ユーザ毎に異なる期間が設定されてもよいし、一律に30日などの所定値が設定されてもよい。
図8に戻り、判定手段704は、「使用可」又は「使用不可」以外にも「期間限定」と判定する場合もある。例えば「ユーザ1」が、「プラグインID C」のドライバプラグインのインストールをする場合には、判定手段704は、「期間限定」と判定する。判定結果が「期間限定」の場合は、所定期間を示す情報が判定結果に含まれる。
次に、実施例2における情報処理装置3について説明する。実施例2における情報処理装置3は、通信手段301、インストール手段302、ライセンス登録手段303、印刷設定手段304を有する。
通信手段301は、判定結果をMFP7から受信し、受信した判定結果をインストール手段302に出力する。通信手段301は、ライセンス登録手段303からライセンス情報を取得した場合は、MFP7にライセンス情報を送信する。
インストール手段302は、判定結果が「期間限定」を示す場合、ドライバプラグインをインストールして、判定結果に含まれる所定期間の使用制限をドライバプラグインに登録する。インストール手段302は、例えば、インストールした日時情報と所定期間情報をドライバプラグインに登録する。
印刷設定手段304は、使用期限が設定されたドライバプラグインをインストールしてから所定期間が経過した場合、ライセンス登録手段303にその旨通知する。印刷設定手段304は、所定期間の経過については、ドライバプラグインに登録された日時情報と所定期間情報とから判断可能である。
ライセンス登録手段303は、印刷設定手段304から所定期間が経過したことを通知された場合、ユーザに対してライセンスの登録を確認する。具体的には、ライセンス登録手段303は、例えば図10に示す画面を表示して、使用期限後の処理をユーザに選択させる。また、ライセンス登録手段303は、所定期間の経過後、ドライバ設定UI起動時、あるいは印刷実行時に図10に示すメッセージ画面を表示してユーザに通知してもよい。
図10は、使用期限経過後のメッセージの一例を示す図である。使用期限は、インストール時の日時に所定期間を加算すれば求めることが出来る。図10に示す例では、使用期限が経過すると「ライセンス登録する」、「使用しない」又は「キャンセル」のいずれかをユーザに選択させる。
図10に示す「ライセンス登録する」が選択された場合、図11に示す画面を表示してライセンスキーの入力を受け付ける。図11は、ライセンス登録画面の一例を示す図である。図11に示す例では、入力欄にライセンスキーが入力されている。図11に示す「OK」ボタンの押下を情報処理装置3が検知すると、使用期限が切れたプラグインIDと、入力されたライセンスキーとを含むライセンス情報が通信手段303を介してMFP7に送信される。
図10に示す「使用しない」が選択された場合、印刷設定手段304は、ドライバプラグインをアンインストールする、又は削除する。図10に示す「キャンセル」が選択された場合、ライセンス登録手段303は、所定時間経過後に、再度、図10に示す画面を表示してもよい。
印刷設定手段304は、ライセンス情報をMFP7に送信した後、ライセンス情報に含まれるプラグインIDと同じプラグインIDに対する「使用可」の判定結果を取得した場合、ドライバプラグインに設定された使用制限を解除し、自由にドライバプラグインを使用できるようにする。
これにより、ドライバプラグインの使用期間を制限し、機能プラグインをお試し期間の間ユーザに使用させることができる。お試し期間の終了後、ライセンス登録するか否かをユーザに選択させることもできる。
<動作>
実施例2におけるライセンス登録に関するMFP7、及び情報処理装置3の動作について説明する。図12は、ライセンス登録処理の一例を示すフローチャートである。図12に示すステップS301で、ライセンス登録手段303は、ライセンス登録画面(例えば、図11参照)を表示して、ライセンスキーを入力させる。
ステップS302で、ライセンス登録手段303は、入力されたライセンスキーを含むライセンス情報を、通信手段301を介してMFP7に送信する。
ステップS303で、MFP7は、取得したライセンスキーが正しいか否か照合する。正しいライセンスキーはMFP7が保持してもよいし、外部のサーバが保持してもよい。
ステップS303で、判定結果がYES(照合OK)であればステップS304に進み、判定結果がNO(照合NG)であればステップS301に戻る。S301に戻る手順としては、MFP7が照合NGの場合、通信手段701を介して照合NGの結果を情報処理装置3に送信する。次に、情報処理装置3が、MFP7から照合NGの結果を受信した場合、ライセンス登録手段303が再度図11に示す画面を表示する。これよりステップS301に戻ることができる。
ステップS304で、MFP7は、管理手段702により、使用可否情報の「期間限定」を「使用可」に変更する。管理手段704は、変更内容を、通信手段701を介して情報処理装置3に送信する。
ステップS305で、情報処理装置3は、ライセンスキーをMFP7に送ったプラグインIDに対して、「使用可」の情報を取得した場合、このプラグインIDに対応するドライバプラグインの使用制限を解除する。具体的には、情報処理装置3は、このドライバプラグインのドライバ登録情報に設定された使用期限を解除し、このドライバプラグインを使用できるようにする。
以上、実施例2によれば、ドライバプラグインの使用可又は不可以外にも、期間限定を設けてドライバプラグインを所定期間お試しとして使用させることができる。
[実施例3]
次に、実施例3における情報処理装置4及びMFP5について説明する。実施例3では、ドライバプラグインが使用不可であっても、情報処理装置4は、ドライバプラグインをメモリに記憶しておき、使用可になったときにインストールを行う。機能プラグインは、最初は使用不可であっても、管理者により使用可に設定を変更されたり、ライセンス数が減少して、使用可になったりする場合がある。
<機能>
図13は、実施例3におけるMFP及び情報処理装置の機能の一例を示すブロック図である。図13に示す機能で、図3に示す機能と同様のものは、同じ符号を付す。以下、実施例1と異なる機能を説明する。
図13に示す情報処理装置4は、インストール手段401、通信手段104、印刷設定手段105を有する。インストール手段401は、要求手段102、取得手段103、問合せ手段402を有する。
インストール手段401は、ドライバプラグインが使用不可であっても、ドライバプラグインを記憶部(例えば、RAM12)に記憶しておくことができる。図14は、実施例3におけるユーザ認証情報を入力させる表示画面の一例を示す図である。図14に示す例では、「プラグインの使用権がない場合はコピーを行う」が選択された場合、MFP5からの判定結果が「使用不可」であっても、インストール手段401は、ドライバプラグインを記憶部にコピーする。この段階では、ドライバプラグインのプログラムを実行できる状態にはない。
図13に戻り、問合せ手段402は、取得手段103が取得した判定結果が「使用不可」であり、かつ、ドライバプラグインが記憶部に記憶されているプラグインIDを保持する。問合せ手段402は、設定されたタイミングでMFP5に対し、保持しているプラグインIDに対応する使用可否が変更されたかを問合わせる。設定されたタイミングは、例えば一定時間経過後、インストーラ26起動時、ユーザに指示された時、定期的などである。
問合せ手段402は、MFP5に使用可否情報の変更を問い合わせる場合、ユーザ認証情報(ユーザID、パスワード)及びプラグインIDを、通信手段104を介してMFP5に送信する。
問合せ結果が「使用可」に変更されたことを示す場合、インストール手段401は、このプラグインIDに対応するドライバプラグインのインストールを開始する。このとき、インストール手段401は、インストーラ26が起動していれば自動でインストールを開始するようにしてもよい。また、インストール手段401は、ユーザに対してインストールを開始するかの確認画面を表示し、ユーザからの指示を待ってインストールを開始してもよい。インストール後に、ドライバプラグインのファイルなどが展開されてドライバプラグインのプログラムを実行することができるようになる。
これにより、ドライバプラグインが「使用不可」であっても、再度CD−ROMなどを情報処理装置4にセットしてインストール処理を行う手間を省くことができる。
<動作>
実施例3における使用可否情報の確認に関するMFP5、及び情報処理装置3の動作について説明する。図15は、使用可否情報の確認処理の一例を示すフローチャートである。図15に示すステップS401で、問合せ手段402は、保持しているプラグインがあるか否かを判定する。保持しているプラグインとは、MFP5からの判定結果が「使用不可」であり、かつドライバプラグインが記憶部に記憶されているプラグインIDのことである。
ステップS401の判定結果がYES(あり)であれば、ステップS402に進み、判定結果がNO(なし)であれば処理を終了する。問合せ手段402は、ステップS401の判定を所定のタイミングで行ってもよい。
ステップS402で、問合せ手段402は、ユーザ認証情報及びプラグインIDを、通信手段104を介してMFP5に送信する。問合せ手段402は、保持しているプラグインIDが複数ある場合は、複数のプラグインIDに対する問合せを一度に行ってもよい。
ステップS403で、MFP5の判定手段505は、問合せを受けたユーザ認証情報及びプラグインIDを用いて、使用可否を判定する。使用可否の判定については実施例1と同様にすればよい。実施例3において、使用可否情報のデータは、管理者などにより適宜変更されうる。
ステップS403の判定結果がYES(使用可)であればステップS404に進み、判定結果がNO(使用不可)であれば処理を終了する。
ステップS404で、インストール手段401は、「使用可」に変更されたドライバプラグインIDに対応するドライバプラグインのインストールを開始する。これにより、ドライバプラグインのファイルが展開、必要なデータが設定され、ドライバプラグインのプログラムを実行することが可能となる。
以上、実施例3によれば、ドライバプラグインが使用不可であっても、情報処理装置4は、ドライバプラグインをメモリに記憶しておき、使用可になったときにインストールを行うことができる。
本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、各実施例において説明した処理内容をプログラムとし、プログラムをコンピュータに実行させて前述した処理を情報処理装置に実行させることも可能である。また、プログラムを記録媒体に記録し、プログラムが記録された記録媒体をコンピュータに読み取らせて、前述した処理を情報処理装置に実行させることも可能である。
1、2、3、4 情報処理装置
5、6、7 MFP
11 CPU
12 RAM
13 HDD
14 ネットワークI/F部
15 入力部
16 表示部
17 外部記憶装置I/F部
23 プリンタドライバ
26 ドライバプラグインインストーラ
28 ドライバプラグイン
101、301、401 インストール手段
102 要求手段
103 取得手段
104、301 通信手段
105、304 印刷設定手段
303 ライセンス登録手段
402 問合せ手段
501、701 通信手段
502、702 管理手段
503、703 使用可否情報記憶手段
504 認証手段
505、704 判定手段
特開2006−261970 特開2005−173701 特開2008−282117 特開2006−260356

Claims (7)

  1. 画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインに対応するプリンタドライバ用のドライバプラグインをインストールし、プリンタドライバの機能拡張を行うプログラムであって、
    前記ドライバプラグインがインストールされる際、前記画像形成装置に対して機能プラグインを識別するプラグイン識別情報及びユーザ認証情報の送付要求を行う要求ステップと、
    前記プラグイン識別情報が示す機能プラグインを、前記ユーザ認証情報が示すユーザが前記画像形成装置において使用できるか否かを示す結果を取得する取得ステップと、
    取得された結果が使用可を示す場合、前記ドライバプラグインのインストールを開始するインストールステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 前記インストールステップは、
    取得された結果が期間限定を示す場合、インストールした日時情報と使用期間情報を前記ドライバプラグインに登録する請求項1記載のプログラム。
  3. 前記インストールステップは、
    取得された結果が使用不可を示す場合、前記ドライバプラグインを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    使用不可だった機能プラグインが前記画像形成装置において使用可になったことが検知された場合、前記記憶部に記憶されたドライバプラグインのインストールを開始する開始ステップとを有する請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 当該画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインをインストールし、前記機能が実行可能になる画像形成装置であって、
    情報処理装置から機能プラグインを識別するプラグイン識別情報とユーザ認証情報を受信する受信手段と、
    ユーザが機能プラグインを使用できるか否かを示す使用可否情報を管理する管理手段と、
    受信されたユーザ認証情報を用いて認証が成功した場合、認証成功したユーザが前記使用可否情報を用いて前記プラグイン識別情報が示す機能プラグインを使用してよいか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    を備える画像形成装置。
  5. 前記管理手段は、
    前記機能プラグインに対応するプリンタドライバ用のドライバプラグインをインストールした情報処理装置の数を管理し、
    前記判定手段は、
    前記情報処理装置の数が所定値以上になった場合、前記機能プラグインが使用可のユーザにおいても使用不可を判定する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記使用可否情報は、機能プラグインの使用期間を制限した期間限定をさらに含み、
    前記送信手段は、
    前記期間限定の判定結果の場合、使用期間情報を含んだ判定結果を送信する請求項4又は5記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の機能を実行するための機能プラグインに対応するプリンタドライバ用のドライバプラグインをインストールし、プリンタドライバの機能拡張を行うインストーラによるインストール方法であって、
    前記ドライバプラグインがインストールされる際、前記画像形成装置に対して機能プラグインを識別するプラグイン識別情報及びユーザ認証情報の送付要求を行う要求ステップと、
    前記プラグイン識別情報が示す機能プラグインを、前記ユーザ認証情報が示すユーザが前記画像形成装置において使用できるか否かを示す結果を取得する取得ステップと、
    取得された結果が使用可を示す場合、前記ドライバプラグインのインストールを開始するインストールステップとを有するインストール方法。
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