JP2011146008A - セキュア印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不特定多数のユーザが任意のPCと任意のプリンタを使用して印刷する場合、安全に認証印刷を実現する印刷システムを提供する。
【解決手段】データ作成用PCは、データ作成部で作成された書類から中間形式の印刷ジョブを生成して印刷ジョブ記憶部に記憶し、プリンタ制御ユニットから印刷ジョブ出力要求を受信すると、中間形式の印刷ジョブから出力先のプリンタに適合した形式の印刷ジョブを生成し、プリンタに送信する。その後、リプリント用PCからリプリント指示を受信した場合には、プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求の受信に応じて、再度、中間形式の印刷ジョブから出力先のプリンタに適合した形式の印刷ジョブを生成して、プリンタに再送信する。退場処理制御ユニットから印刷ジョブ削除要求を受信すると、印刷ジョブ記憶部に記憶された印刷ジョブを削除する。
【選択図】図6

Description

本発明は、確定申告会場など、不特定多数のユーザが会場を訪問し、パーソナルコンピュータ(PC)を使用して秘匿性の高い印刷物を印刷する場合に、安全に認証印刷を実現する印刷システムに関するものである。
近年、スペース効率やコスト面を考慮し、オフィスを中心にパーソナルコンピュータ(PC)等の複数の印刷端末からLAN(Local Area Network)のようなネットワークを介してプリンタを共有して使用するニーズが次第に高まってきている。
このような環境下において、ユーザが利用する印刷端末の付近に必ずしもプリンタが有るわけではなく、印刷端末から離れた場所にプリンタが有る場合には、ユーザが印刷端末から印刷ジョブを投入してプリンタまで印刷結果を受け取りに行く間に別のユーザにその印刷結果を見られてしまったり、別のユーザの手に印刷結果が渡ってしまう恐れがあり、印刷結果の秘匿性(セキュリティ)をいかに保持するかが問題点となっている。
この点を解決すべく、印刷ジョブの投入時や印刷結果の出力時にユーザの認証を行う、いわゆる「セキュア印刷」(セキュリティ印刷)機能に関する幾つかの技術が提案されており、先に本出願人も、ICカードを使ってユーザ認証に成功したユーザの印刷ジョブを受信して、プリンタで印刷を実行させる印刷システムを提案している(特許文献1)。
また、ユーザが印刷命令を実行するときに事前に出力先のプリンタを選択せずに、プリンタに依存しない中間ファイル形式の印刷データを保持しておき、ユーザが認証を行なったプリンタに適したプリンタドライバを用いてPDL形式の印刷データに変換することで、任意のプリンタで印刷を実行させる印刷システムが提案されている(特許文献2)。
特開2006−318141号公報 特開2006−318245号公報
確定申告会場などにおいては、不特定多数のユーザが会場を訪問し、会場内の任意のPCと任意のプリンタを使用する。ユーザは使用中のPCやプリンタを避けて、書類を作成し、印刷を実行する。このため、データ出力先のプリンタの決定時期を柔軟に決定できると同時に、秘匿性の高い印刷物を安全かつ簡便に印刷できるシステム設計が求められる。
本出願人は、特許文献1の印刷システムを提案することによって、非接触式ICカードを用いて安全かつ簡便に「セキュア印刷」を実現した。しかしながら、データ出力先の決定時期を柔軟に決定することを実現するまでには至らなかった。
また、特許文献2の印刷システムによれば、データ出力先の決定時期を柔軟に決定することが実現できるものの、確定申告会場など、不特定多数のユーザが会場を訪問し、会場内の任意のPCと任意のプリンタを使用して秘匿性の高い印刷物を印刷する場合までは考慮されていない。
特に、確定申告会場などにおいては、通常のオフィス環境と異なり、プリンタだけでなく、PC、さらにはユーザを識別して印刷データおよびデータ出力先を特定するための識別手段として用いられるICカードさえも、会場内で順次リユース(再利用)されることになり、特定ユーザだけに使用が制限されない。従って、同じICカードを複数のユーザがリユースしたとしても、書類を作成したユーザに対してだけ、確実に印刷物が提供されなければならない。
また、確定申告会場などにおいては、ユーザが一度、印刷物を受け取ったものの、書類の記載不備や、印刷品質の不良、その他にもプリンタの不具合などの理由で、印刷物のリプリント(再印刷)が必要となる場合も考えられる。そうした場合にも、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する中で、書類を作成したユーザに対してだけ、確実に印刷物を再度提供し、異なるユーザの申告書類等を誤ってリプリントすることがないようにしなければならない。
上記の課題に鑑みて、本発明は、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下においても、データ出力先のプリンタの決定時期が柔軟で、かつ、異なるユーザの書類データを誤って印刷することがない、より安全なセキュア印刷システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下において、リプリントを指示する場所を柔軟に選択することができるセキュア印刷システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下において、ユーザの退場前後を問わず、異なるユーザの書類データを誤ってリプリントすることを防止できるセキュア印刷システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の印刷システムは、データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットと、リプリント制御装置と、退場処理装置から構成される印刷システムであって、前記データ作成装置は、印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、入力操作によって入力された識別情報と、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブとを対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、前記プリンタ制御ユニットは、前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、入力操作によって入力された識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段を備え、前記リプリント制御装置は、入力操作によって入力された識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段を備え、前記退場処理装置は、入力操作によって識別情報が入力されたとき、該識別情報と対応付けてある印刷ジョブの削除を指示するジョブ削除要求を前記データ作成装置に対して送信するジョブ削除指示手段を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、請求項11に記載の印刷システムは、データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットと、退場処理装置から構成される印刷システムであって、前記データ作成装置は、印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、入力操作によって入力された識別情報と、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブとを対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、前記プリンタ制御ユニットは、前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、入力操作によって入力された識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段と、入力操作によって入力された識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段と、を備え、前記退場処理装置は、入力操作によって識別情報が入力されたとき、該識別情報と対応付けてある印刷ジョブの削除を指示するジョブ削除要求を前記データ作成装置に対して送信するジョブ削除指示手段を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、請求項21に記載の印刷システムは、入場処理装置と、データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットと、リプリント制御装置から構成される印刷システムであって、前記入場処理装置は、ユーザを識別するための第二の識別情報を生成する第二の識別情報生成手段を備え、前記データ作成装置は、印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、入力操作によって入力された第一の識別情報及び前記第二の識別情報とを、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブに対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、前記プリンタ制御ユニットは、前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、入力操作によって入力された第一の識別情報及び/又は前記第二の識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段を備え、前記リプリント制御装置は、入力操作によって入力された第一の識別情報及び/又は前記第二の識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、請求項33に記載の印刷システムは、入場処理装置と、データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットから構成される印刷システムであって、前記入場処理装置は、ユーザを識別するための第二の識別情報を生成する第二の識別情報生成手段を備え、前記データ作成装置は、印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、入力操作によって入力された識別情報と、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブとを対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、前記プリンタ制御ユニットは、前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、入力操作によって入力された識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段と、入力操作によって入力された識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下においても、データ出力先のプリンタの決定時期が柔軟で、かつ、異なるユーザの書類データを誤って印刷することがない、より安全なセキュア印刷システムを提供することができる。
また、本発明によれば、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下において、リプリントを指示する場所を柔軟に選択することができるセキュア印刷システムを提供することができる。
また、本発明によれば、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下において、ユーザの退場前後を問わず、異なるユーザの書類データを誤ってリプリントすることを防止できるセキュア印刷システムを提供することができる。
実施例1に係るセキュア印刷システムの概略構成を示す図である。 図1に示したデータ作成用PC100の内部構成を例示するブロック図である。 図1に示したリプリント用PC200の内部構成を例示するブロック図である。 図1に示したプリンタ制御ユニット300の内部構成を例示するブロック図である。 図1に示した退場処理制御ユニット400の内部構成を例示するブロック図である。 実施例1に係るセキュア印刷の実行過程を示すシーケンス図である。 実施例1に係る印刷ジョブの状態遷移図である。 実施例1に係るICカードの状態遷移図である。 リプリント用PC200における画面表示例である。 実施例2に係るセキュア印刷システムの概略構成を示す図である。 図10に示したプリンタ制御ユニット350の内部構成を例示するブロック図である。 実施例2に係るセキュア印刷の実行過程を示すシーケンス図である。 実施例3に係るセキュア印刷システムの概略構成を示す図である。 図13に示した入場処理制御ユニット800の内部構成を例示するブロック図である。 図13に示した退場処理制御ユニット450の内部構成を例示するブロック図である。 実施例3に係るセキュア印刷の実行過程を示すシーケンス図である。 実施例3に係る印刷ジョブの状態遷移図である。 実施例3に係るICカードの状態遷移図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
実施例1に係る実施の形態を説明する。
<1.セキュア印刷システムの構成>
図1は、実施例1のセキュア印刷システムの概略構成である。本実施例では、確定申告会場において、ユーザが確定申告書類を作成し、それを印刷する場合について説明する。会場は、入口から出口へ向けて、受付エリア、PCエリア、プリンタエリア、リプリントエリア、書類確認・退場エリアで構成されており、PCエリア、プリンタエリア、リプリントエリア、および、書類確認・退場エリアはネットワーク700で接続される。
受付エリアは、カード配布場所が設けられ、係員が入場者に対して貸出し用ICカードを配布するエリアである。
PCエリアは、書類データを作成し、作成した書類のプリント実行を指示するエリアである。PCエリアには、ネットワーク700に接続されたデータ作成用PC100(100A,100B,100C)が配置される。各データ作成用PC100(100A,100B,100C)には夫々カードリーダ600(600A,600B,600C)が接続される。
プリンタエリアは、PCエリアでプリント実行を指示した書類データを、実際にプリントするエリアである。プリンタエリアには、ネットワーク700に接続されたプリンタ500(500A,500B,500C)と、各プリンタ500(500A,500B,500Cに対応付けられ、同じくネットワーク700に接続されたプリンタ制御ユニット300(300A,300B,300C)が配置される。なお、プリンタ制御ユニット300(300A,300B,300C)には夫々カードリーダ600(600D,600E,600F)が接続される。
リプリントエリアは、一度プリントした書類データのリプリント(再印刷)を指示するエリアである。リプリントエリアには、ネットワーク700に接続されたリプリント用PC200が配置される。なお、リプリント用PC200にはカードリーダ600Gが接続される。
書類確認・退場エリアは、作成・印刷した申告書類を係員に確認してもらい、不備がなければその書類を提出し、最後に貸出し用ICカードを返却するエリアである。書類確認・退場エリアには、ネットワーク700に接続された退場処理制御ユニット400が配置される。なお、退場処理制御ユニット400にはカードリーダ600Hが接続される。また、カード返却場所が設けられ、入場者は、受付エリアで受け取った貸出し用ICカードを返却した後に退場する。
なお、ここで、プリンタ500は、ネットワーク700との接続機能を備え、データ作成用PC100からネットワーク700を介して、命令(制御コマンド)やデータ(印刷ジョブ等)を受信し、プリントサービスを実行する機能を備えた周辺装置である。単機能プリンタ(SFP:Single Function Printer)に限らず、プリント機能の他にスキャン機能やコピー機能などを兼ね備えた多機能周辺機器(MFP:Multi Function Peripheral)であってもよい。また、ネットワーク700との接続機能を備えない周辺機器であっても、ネットワーク700との接続機能を備えた機能拡張機器を接続することで、両者の組み合わせによりプリンタ500を構成するようにしてもよい。
また、カードリーダ600は、ICカードに記録された所定の情報を読み取る機能とICカードに対して所定の情報を書き込む機能を備えるデバイスである。本実施例では、ICカードをカードリーダ600に近づける(かざす)と、両者の間で通信する非接触ICカードの技術を用いて説明する。例えば、この非接触ICカード技術としてFeliCa(登録商標)がある。なお、この技術に限定されるものではなく、国際標準規格として制定されている密着型(ISO/IEC10536;通信距離2mm以下)や近接型(ISO/IEC14443;通信距離10cm以下)など他の非接触方式、又は、接触方式(ISO/IEC7816など)を利用した技術であっても良い。
図1に示すセキュア印刷システムでは、プリンタ制御ユニット300とカードリーダ600を別体の装置で構成しているが、この構成に限定されるものではなく、プリンタ制御ユニット300にカードリーダ600を内蔵させるように構成しても良い。また同様に、データ作成用PC100や退場処理制御ユニット400にカードリーダ600を内蔵させる構成としても良い。
次に、図1のセキュア印刷システムを構成する各装置、すなわち、データ作成用PC100、リプリント用PC200、プリンタ制御ユニット300、退場処理制御ユニット400の詳細について順に説明する。
<2.データ作成用PC100の構成>
図2は、データ作成用PC100のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
データ作成用PC100は、CPU101、入力部102、表示部103、メモリ104、通信部105、ローカルI/F106、外部記憶部107などから構成され、これらが内部バス108で接続される。
CPU101は、中央処理制御部であり、メモリ104や外部記憶部107に格納された所定のプログラムを実行することによってデータ作成用PC100を全体的に制御する。
入力部102は、各種入力、指示操作などを行なうための操作部であり、キーボードやマウスなどで構成される。
表示部103は、各種画面などを表示するディスプレイであり、データ作成用PC100に内蔵もしくは外部接続される。
メモリ104は、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)で構成される記憶領域であり、所定のプログラムやデータを格納する。
通信部105は、Ethernet(登録商標)のような有線ネットワーク、若しくは、IEEE802.11aやIEEE802.11gのような無線ネットワークなど、ネットワーク700に対応したネットワークパケットによる送受信や通信制御を行うためのインターフェースである。
ローカルI/F106は、例えば、USB(Universal Serial Bus)仕様に準拠した入出力インターフェースであって、カードリーダ600との接続などに利用される。
外部記憶部107は、オペレーティングシステム(不図示)に加え、データ作成機能部109、カードリーダ制御部114などの各種ソフトウェアプログラムや各種データを記憶する。外部記憶部107に記憶されたこれらのソフトウェアプログラムやデータは、CPU101の制御に従い、メモリ104上に読み出されて実行される。
では、本発明特有のソフトウェア機能部であるデータ作成機能部109、カードリーダ制御部114の詳細について順に説明する。
データ作成機能部109は、データ作成部110、印刷ジョブ記憶部111、プリンタドライバ選択部112、プリンタドライバ113を備える機能部である。
データ作成部110は、ユーザ操作に応じて確定申告書類等のデータ(書類データ)を作成するアプリケーションソフトウェア機能部である。また、作成された書類データからプリンタ500のメーカーや機種に依存しない形式の印刷ジョブ(中間データ)を作成し、当該中間データを後述する印刷ジョブ記憶部111へ送信する機能部である。ここで、メーカーや機種に依存しない印刷ジョブ(中間データ)とは、例えば、EMF(Enhanced Meta File)形式のデータである。
印刷ジョブ記憶部111は、データ作成部110で生成された中間データを受信し、書類データを作成したユーザを特定するカードIDと対応付けて記憶する機能部である。
プリンタドライバ選択部112は、プリンタ制御ユニット300(後述)から受信したカードIDおよび出力先プリンタ情報に基づいて、印刷ジョブ記憶部111に一時記憶された中間データの中から、受信したカードIDに一致する中間データを検索して印刷対象を決定し、当該中間データを、受信した出力先プリンタ情報に対応するプリンタドライバ113(後述)へ送信する機能部である。
プリンタドライバ113は、プリンタ500に対する命令(制御コマンドなど)やデータ(印刷ジョブなど)の作成処理を行うデバイスドライバソフトウェアである。なお、外部記憶部107には、セキュア印刷システム上に接続されたプリンタの全種類分のプリンタドライバ113が記憶されており、受信した出力先プリンタ情報に基づいて、中間データから出力先のプリンタ500に適合した形式の印刷ジョブが生成される。
カードリーダ制御部114は、ローカルI/F106を介して接続されたカードリーダ600を制御する機能部である。ユーザがICカードをカードリーダ600にかざすと、ローカルI/F106を介してICカードに記録されたカードIDやその他の情報を取得する機能を備える。また、ICカードの書き込み可能領域に対して所定の情報を書き込む機能も備える。
<3.リプリント用PC200の構成>
図3は、リプリント用PC200のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
リプリント用PC200を構成するCPU201、入力部202、表示部203、メモリ204、通信部205、ローカルI/F206、内部バス208については、前述したデータ作成用PC100における構成と同一であるため詳細な説明を省略する。
外部記憶部207には、オペレーティングシステム(不図示)に加え、リプリント機能部209、カードリーダ制御部210などの各種ソフトウェアプログラムや各種データが記憶される。外部記憶部207に記憶されたこれらのソフトウェアプログラムやデータは、CPU201の制御に従い、メモリ204上に読み出されて実行される。
カードリーダ制御部210については、前述したデータ作成用PC100のカードリーダ制御部114と同一の構成であるため詳細な説明を省略し、リプリント用PC200特有のソフトウェア機能部であるリプリント機能部209の詳細について順に説明する。
リプリント機能部209は、リプリントを要求するための機能部である。カードリーダ制御部210がカードリーダ600からカードIDを取得すると、取得したカードIDに該当する印刷ジョブを検索するため、取得したカードIDを含む検索要求を、ネットワーク700上に接続された各データ作成用PC100に対して通信部205を介して送信する。また、通信部205を介していずれかのデータ作成用PC100から応答を受信すると、表示部203に、カードIDに該当する印刷ジョブのリストを表示する。ユーザが、入力部202を介して、所望の印刷ジョブを選択し、リプリントを指示すると、通信部205を介して、該当するデータ作成用PC100に対して印刷ジョブ記憶部111に記憶された印刷ジョブをリプリント対象に変更させる。
<4.プリンタ制御ユニット300の構成>
図4は、プリンタ制御ユニット300のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
プリンタ制御ユニット300を構成するCPU301、表示部303、メモリ304、通信部305、ローカルI/F306、および、内部バス308については、前述したデータ作成用PC100における構成と同一であるため詳細な説明を省略する。
入力部302は、各種入力、指示操作などを行なうための操作部であり、プリンタ制御ユニット300に設置されたボタンやスイッチ、タッチパネルなどで構成される。また、データ作成用PC100と同様、キーボードやマウスなどで構成するようにしてもよい。
外部記憶部307は、オペレーティングシステム(不図示)に加え、データ記憶部309、印刷ジョブ出力指示部310、カードリーダ制御部311などの各種ソフトウェアプログラムや各種データが記憶される。外部記憶部307に記憶されたこれらのソフトウェアプログラムやデータは、CPU301の制御に従い、メモリ304上に読み出されて実行される。
カードリーダ制御部311については、前述したデータ作成用PC100のカードリーダ制御部114と同一の構成であるため詳細な説明を省略し、プリンタ制御ユニット300特有のソフトウェア機能部であるデータ記憶部309、印刷ジョブ出力指示部310の詳細について順に説明する。
データ記憶部309は、自らに対応付けられたプリンタ500に関する情報(出力先プリンタ情報)を予め記憶する。ここで、出力先プリンタ情報とは、当該プリンタ500で印刷実行するために必要なプリンタドライバ113を特定する情報(デバイス情報など)および、当該プリンタ500のネットワーク700上の所在を示すアドレス情報(IPアドレスなど)である。
印刷ジョブ出力指示部310は、ネットワーク700上に接続された各データ作成用PC100に対して印刷ジョブ出力要求を送信する機能部である。なお、この印刷ジョブ出力要求には、データ記憶部309に記憶された出力先プリンタ情報と、カードリーダ制御部311がカードリーダ600を介して取得したユーザ情報(カードID)が含まれる。
<5.退場処理制御ユニット400の構成>
図5は、退場処理制御ユニット400のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
退場処理制御ユニット400を構成するCPU401、入力部402、表示部403、メモリ404、通信部405、ローカルI/F406、および、内部バス408については、前述したプリンタ制御ユニット300における構成と同一であるため詳細な説明を省略する。
外部記憶部407は、オペレーティングシステム(不図示)に加え、ジョブ削除要求指示部409、カードリーダ制御部410などの各種ソフトウェアプログラムや各種データが記憶される。外部記憶部407に記憶されたこれらのソフトウェアプログラムやデータは、CPU401の制御に従い、メモリ404上に読み出されて実行される。
カードリーダ制御部410については、前述したデータ作成用PC100のカードリーダ制御部114と同一の構成であるため詳細な説明を省略し、退場処理制御ユニット400特有のソフトウェア機能部であるジョブ削除要求指示部409の詳細について順に説明する。
ジョブ削除要求指示部409は、ネットワーク700上に接続された各データ作成用PC100に対して印刷ジョブ削除要求を送信する機能部である。この印刷ジョブ削除要求には、カードリーダ制御部410がカードリーダ600を介して取得したユーザ情報(カードID)が含まれる。
<6.セキュア印刷システムにおける印刷の実行>
次に、前述のセキュア印刷システムにおける印刷実行過程の具体例について、図6のシーケンス図を用いて説明する。
ここでは、データ作成用PC100が2台(100A,100B)、プリンタ制御ユニット300とそれに接続されたプリンタ500の組み合わせが2セット(300A−500A,300B−500B)、リプリント用PC200と退場処理制御ユニット400が各1台のシステム構成において、二人のユーザ(ユーザA,ユーザB)がプリントを実行する場合について説明する。なお、データ作成用PC100、リプリント用PC200、プリンタ制御ユニット300および退場処理制御ユニット400の各々には、接続ケーブルを介してカードリーダ600が接続されているが、図示は省略する。
始めにユーザAの入場から退場までの流れについて説明する。ユーザAは、受付エリアで貸出用ICカードを受け取ると、PCエリアへ移動し、任意のデータ作成用PC(ここではデータ作成用PCa100A)を選び、データ作成機能部109のデータ作成部110(申告書類作成用アプリケーション)を利用して書類データを作成する(タイミングTa601)。
ユーザAは、書類データを作成後、表示部103に表示される指示に従って、カードリーダ600にICカードをかざす。カードリーダ制御部114は、ユーザAのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ104に保存する(タイミングTa602)。
データ作成部110は、作成された書類データをプリンタ500のメーカーや機種に依存しない形式の印刷ジョブに変換した中間データを生成し、印刷ジョブ記憶部111へ送信する。印刷ジョブ記憶部111は、受信した中間データをメモリ104に保存されたユーザAのユーザ情報(カードID)と対応付けて一時記憶する(タイミングTa603)。このとき、印刷ジョブ(中間データ)の保存状態を印刷待ちとして記憶する。
ユーザAは、この後、プリントを行なうためにプリンタエリアへ移動し、任意のプリンタ500(ここではプリンタa500A)を選び、プリント実行の操作を行なう。具体的には、ユーザAがプリンタa500Aに対応付けられたプリンタ制御ユニットa300Aに接続されたカードリーダd600DにICカードをかざす操作を行なう。カードリーダ制御部311は、ユーザAのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ304に保存する(タイミングTa604)。
印刷ジョブ出力指示部310は、データ記憶部309に記憶された出力先プリンタ情報と、カードリーダ制御部311が取得しメモリ304に保存したユーザAのユーザ情報(カードID)を含む印刷ジョブ出力要求を、ネットワーク700上に接続された各データ作成用PC100に対して送信する(タイミングTa605)。
データ作成用PCa100Aでは、通信部105を介してプリンタ制御ユニットa300Aから印刷ジョブ出力要求を受信すると、プリンタドライバ選択部112へ通知される。プリンタドライバ選択部112は、印刷ジョブ出力要求に含まれるユーザAのユーザ情報(カードID)と、印刷ジョブ記憶部111に一時記憶された中間データに対応付けられたカードIDとを照合して、受信したカードIDに一致する中間データを検索して印刷対象となる中間データを決定するとともに、印刷ジョブ出力要求に含まれる出力先プリンタ情報に基づいて、出力先のプリンタa500Aに適合したプリンタドライバ113を選択する。選択されたプリンタドライバ113は、中間データからプリンタa500Aに適合した形式の印刷ジョブを生成する(タイミングTa606)。なお、同じく印刷ジョブ出力要求を受信したデータ作成用PCb100Bでは、ユーザAのユーザ情報(カードID)に一致する中間データを保存していないため、何も処理が実行されない。
生成された印刷ジョブは、印刷ジョブ出力要求に含まれる出力先プリンタ情報に基づいて、通信部105を介してプリンタa500Aに送信される(タイミングTa607)。その後、印刷ジョブ記憶部111において、印刷ジョブの保存状態が印刷待ちから印刷済に変更される(タイミングTa608)。
プリンタa500Aは、データ作成用PCa100Aから受信した印刷ジョブを印刷する(タイミングTa609)。
プリンタa500Aにおいて正常に印刷が終了すると、ユーザAは、書類確認・退場エリアへ移動し、係員に申告書類を提出し、チェックを受け、退場処理制御ユニット400に対して退場処理を行って退場する。ここで、退場処理とは具体的には、ユーザが退場処理制御ユニット400に接続されたカードリーダh600HにICカードをかざす操作を行なう。カードリーダ制御部411は、カードリーダh600Hを介して、ユーザAのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ404に保存する(タイミングTa610)。
ジョブ削除要求指示部409は、メモリ404に保存されたユーザAのユーザ情報(カードID)を含む印刷ジョブ削除要求を、通信部405を介して各データ作成用PC100に送信する(タイミングTa611)。
データ作成用PCa100Aは、退場処理制御ユニット400から印刷ジョブ削除要求を受信すると、印刷ジョブ削除要求に含まれるユーザAのユーザ情報(カードID)に一致する印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除する(タイミングTa612)。なお、同じく印刷ジョブ削除要求を受信したデータ作成用PCb100Bでは、ユーザAのユーザ情報(カードID)に一致する印刷ジョブを保存していないため、何も処理が実行されない。
次にユーザAが入場中に、別のユーザBが入場して退場するまでの流れについて説明する。
ユーザBは入場後、受付エリアでICカードを受け取り、データ作成用PCb100Bで書類データを作成し、プリンタ制御ユニットb300Bに接続されたプリンタb500Bでプリントを実行する。ここまでの処理内容(タイミングTb601〜タイミングTb609)は、前述したユーザAの処理内容(タイミングTa601〜タイミングTa609)と同様であるので説明を省略する。
本実施例では、ユーザBは、ユーザAがデータ作成用PCa100Aを使用したため、未使用のデータ作成用PCb100Bを使用して書類データを作成し、ユーザAがプリンタ500A(プリンタ制御ユニットa300A)を使用していたため、未使用のプリンタb500B(プリンタ制御ユニットb300B)を使用してプリントを実行している。
このように、ユーザは、特定のデータ作成用PC100や、特定のプリンタ500(プリンタ制御ユニット300)が使用可能になるまで待機することなく、いつでも未使用のデータ作成用PC100およびプリンタ500を選んで、書類データを作成し、プリントを実行できる。
次にユーザBがリプリント処理する場合について説明する。ユーザBは、タイミングTb609で印刷中にプリンタ500にエラーが発生した場合、または、印刷した印刷物に印刷品質上の問題などの不備があった場合、あるいは、申告書類に記載不備があった場合には、書類データをリプリント(再印刷)するために、リプリントエリアへ移動する。
ユーザBは、リプリント用PC200に接続されたカードリーダg600GにICカードをかざす。カードリーダ制御部210は、カードリーダg600Gを介してユーザBのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ204に保存する(タイミングTb610)。
リプリント機能部209は、リプリント対象データ(ユーザBの印刷済み印刷ジョブ)を検索するために、リプリント対象検索要求を各データ作成用PC100に送信する(タイミングTb611)。なお、このリプリント対象検索要求には、カードリーダg600Gを介して取得したユーザBのユーザ情報(カードID)が、メモリ204から読み出されて書き込まれる。
データ作成用PC100の印刷ジョブ記憶部111は、リプリント用PC200からリプリント対象検索要求を受信すると、リプリント対象検索要求に含まれるカードIDに該当する印刷ジョブを、印刷ジョブ記憶部111の中から検索し、リプリント対象印刷ジョブに関する情報をリプリント用PC200に返信する(タイミングTb612)。
リプリント用PC200は、各データ作成用PC100から受信したリプリント対象印刷ジョブに関する情報に基づいて、表示部203にリプリント対象印刷ジョブ一覧を表示する(図9参照。詳細は後述)。ユーザBが、入力部202を用いて一覧の中から所望の印刷ジョブを選択すると(タイミングTb613)、選択された印刷ジョブを記憶しているデータ作成用PC100(この場合は、データ作成用PCb100B)に対してリプリント要求を送信する(タイミングTb614)。なお、上記でタイミングTb610とタイミングTb613の操作をユーザBが行なうものとして説明したが、リプリントエリアに係員を配置し、当該係員がユーザに代わって操作を行なうようにしてもよい。
データ作成用PCb100Bの印刷ジョブ記憶部111は、リプリント用PC200からリプリント要求を受信すると、該当する印刷ジョブの保存状態を印刷済みから印刷待ちに変更する(タイミングTb615)。
ユーザBがリプリント対象の印刷ジョブをプリンタb500Bで印刷する場合の処理内容(タイミングTb616〜タイミングTb621)は、前述のタイミングTb604〜タイミングTb609と同様であるので説明を省略する。
ユーザBはリプリント処理によって正常に印刷できた場合、退場処理を行う(タイミングTb622〜タイミングTb624)。前述したユーザAの退場処理(タイミングTa610〜タイミングTa612)と同様であるので説明を省略する。
なお、リプリント用PC200は、リプリント対象検索要求を各データ作成用PC100に送信すると説明したが、これに限定されず、印刷ジョブを記憶しているデータ作成用PC100のみにリプリント対象検索要求を送信してもよい。
また、リプリント用PC200は、表示部203に表示されたリプリント対象印刷ジョブ一覧の中から選択された印刷ジョブを記憶しているデータ作成用PC100に対してだけでなく、ネットワーク700に接続された全てのデータ作成用PC100に対してリプリント要求を送信するようにしてもよい。
また、リプリント時に、プリンタエリアのプリンタ500で印刷を行なうと説明したが、これに限定されず、リプリント用PC200の近傍に設置された(対応付けられた)プリンタ500(不図示)で印刷ジョブをリプリントしてもよい。
<7.印刷ジョブの状態遷移>
次に、印刷データ作成用PC100のデータ作成部110で生成され、印刷ジョブ記憶部111に記憶される印刷ジョブの状態遷移について図7を用いて説明する。
始めに各状態(S0〜S3)について説明する。
状態S0は、印刷対象となる書類データがデータ作成部110で生成された状態である。
状態S1は、中間形式(プリンタ500のメーカーや機種に依存しない形式)の印刷ジョブが印刷ジョブ記憶部111に記憶され、プリンタ用制御ユニット300からの印刷ジョブ出力要求の受信を待つ印刷待機状態である。
状態S2は、中間形式の印刷ジョブから生成した最終形式(出力先のプリンタ500に適合した形式)の印刷ジョブを、プリンタ500へ送信を終えた印刷済みの状態である。
状態S3は、印刷ジョブ記憶部111に記憶された中間形式の印刷ジョブが削除された状態である。状態S3へ移行後はリプリントを実行できない。
次に各イベント(E0〜E4)について説明する。これらのイベントの発生によって印刷ジョブの状態が遷移する。
状態S0において、データ作成部110で作成された書類データの印刷指示があった場合(イベントE0)、中間形式の印刷ジョブを作成して印刷ジョブ記憶部111に記憶し、状態S1に遷移する。
状態S1において、印刷データ作成用PC100がプリンタ用制御ユニット300から印刷ジョブ出力要求を受信した場合(イベントE1)、印刷ジョブ記憶部111に記憶された中間形式の印刷ジョブから出力先のプリンタ500に適合した形式の印刷ジョブを作成してプリンタ500に送信し、状態S2に遷移する。
状態S2において、リプリント用PC200から所定の印刷ジョブに対するリプリント要求を受信した場合(イベントE2)、該当する印刷ジョブの状態を、状態S1に遷移する。
状態S1または状態S2において、退場処理制御ユニット400に接続されたカードリーダ600にユーザがICカードをかざして退場処理が行われた場合(イベントE3)、該当する中間形式の印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除し、状態S3に遷移する。
また、状態S1または状態S2において、退場処理(イベントE3)が行われなかった場合でも、所定時間(例えば、3時間)が経過した場合(イベントE4)には、該当する中間形式の印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除し、状態S3に遷移する。なお、イベントE4よりもイベントE3が優先され、印刷ジョブの状態が状態S1または状態S2に変更してから一定時間が経過していなくとも、イベントE3の発生により、該当する印刷ジョブが削除される。
<8.ICカードの状態遷移>
次に、ICカードの状態遷移について図8を用いて説明する。
始めに各状態(S0〜S4)について説明する。
状態S0は、ICカードをユーザに貸し出していない初期状態である。
状態S1は、ICカードが貸し出され、ユーザがデータ作成用PC100にログイン中の状態である。
状態S2は、ユーザがデータ作成用PC100で書類データを作成し、その印刷を指示した印刷要求済みの状態である。
状態S3は、所定のプリンタ500に対する印刷ジョブの送信が完了した、印刷済みの状態である。
状態S4は、印刷済の印刷ジョブのリプリント要求を待機している状態である。
次に各イベント(E0〜E4)について説明する。これらのイベントの発生によってICカードの状態が遷移する。
状態S0において、ICカードがデータ作成用PC100に接続されたカードリーダ600にかざされた場合(イベントE0)、データ作成用PC100へのログイン処理が実行され、ICカードは状態S1に遷移する。
状態S1において、ICカードがデータ作成用PC100に接続されたカードリーダ600にかざされることで、印刷データ作成用PC100で作成された書類データの印刷指示があった場合(イベントE1)、ICカードは状態S2に遷移する。
状態S2または状態S4において、ICカードがプリンタ制御ユニット300に接続されたカードリーダ600にかざされた場合(イベントE2)、プリンタ500において印刷が実行され、ICカードは状態S3に遷移する。
状態S3またはS4において、ICカードが退場処理制御ユニット400に接続されたカードリーダ600にかざされ退場処理が行われた場合(イベントE4)、ICカードは状態S0に遷移する。
状態S3において、ICカードがリプリント用PC200に接続されたカードリーダ600にかざされリプリントが指示された場合(イベントE3)、ICカードは状態S3に遷移する。
なお、上記では、状態S2と状態S4を別々の状態として説明したが、同一の状態として取り扱ってもよい。また、状態S1、状態S2、および状態S5においてもイベントE4は起こりうるがこれはイレギュラーな処理であり、本図では図示を省略している。
<9.リプリント用PC200における画面表示例>
図9は、リプリント用PC200におけるリプリントユーティリティの画面表示の一例を示す図である。リプリントユーティリティでは、リプリント対象印刷ジョブ一覧が表示される。リプリント対象印刷ジョブ一覧として表示される項目は、印刷ジョブの出力状況(図7のS1:印刷待機、S2:印刷済みのいずれか)、ドキュメント名、ページ数、印刷開始日時、送信元であるデータ作成用PC100を示すアドレス情報(例えば、IPアドレス)、書類データを印刷したユーザを特定するためのカードIDなどである。
なお、リプリント用PC200に接続されたカードリーダ600にICカードをかざすことで、当該ICカードのカードIDに該当する印刷ジョブを検索して、該当する印刷ジョブだけが表示される。
ユーザは、リプリントユーティリティに表示されたリプリント対象印刷ジョブ一覧の中からリプリントしたい印刷ジョブを選択し、リプリントユーティリティの画面上部にある「リプリント」ボタンを操作することで、当該印刷ジョブのリプリントを指示することができる。また、所望の印刷ジョブの検索に失敗した場合もしくは別のICカードをかざす場合には、同じく画面上部の「再検索」ボタンを操作することで、カードIDに該当する印刷ジョブの再検索を行なうことができる。
上述したとおり、実施例1のセキュア印刷システムでは、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下においても、データ出力先のプリンタの決定時期が柔軟で、かつ、カードIDに該当する印刷ジョブだけをプリンタに送信するので異なるユーザの書類データを誤って印刷することがない、より安全なセキュア印刷システムを実現することができる。
次に、実施例2に係る実施の形態を説明する。前述の実施例1では、リプリント用PC200からリプリントを実行する実施形態について説明したが、実施例2では、プリンタ制御ユニットに設置されたボタン等を使用してリプリントを実行する実施形態について説明する。
<10.リプリントをプリンタ制御ユニットから実行するシステム構成への適用>
図10は、実施例2のセキュア印刷システムの概略構成である。本実施例では実施例1同様、確定申告会場において、ユーザが確定申告書類を作成し、それを印刷する場合について説明する。会場は、入口から出口へ向けて、受付エリア、PCエリア、プリンタエリア、書類確認・退場エリアで構成されており、PCエリア、プリンタエリア、および、書類確認・退場エリアはネットワーク700で接続される。実施例1の構成とは、リプリントエリア(リプリント用PC200およびカードリーダg600G)がない点のみが異なる。受付エリア、PCエリアおよび書類確認・退場エリアについては、実施例1において述べた構成と同一であるので説明を省略する。
プリンタエリアは、PCエリアでプリント実行を指示した書類データを実際にプリントするエリアである。プリンタエリアには、プリンタ500(500A,500B,500C)と、各プリンタ500(500A,500B,500Cに対応付けられたプリンタ制御ユニット350(350A,350B,350C)が配置される。なお、プリンタ制御ユニット350(350A,350B,350C)には夫々カードリーダ600(600D,600E,600F)が接続される。また、一度プリントした書類データのリプリント(再印刷)を指示するエリアでもある。実施例2のセキュア印刷システムの特徴は、ネットワーク700に接続されたプリンタ制御ユニット350(350A,350B,350C)のどこからでもリプリントの実行が可能な点である。
図10のセキュア印刷システムを構成する各装置のうち、実施例1と異なるプリンタ制御ユニット350の詳細について説明する。
図11は、プリンタ制御ユニット350のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。リプリント機能部362以外の構成については、実施例1において図4を用いて説明したプリンタ制御ユニット300と同一であるので、ここでは、リプリント機能部362のみ説明する。
リプリント機能部362は、リプリントを要求するための機能部である。入力部352(ボタンなど)が操作された場合にリプリントモードに変更し、カードリーダ制御部361がカードリーダ600からカードIDを取得すると、当該カードIDに該当する印刷ジョブを検索するため、取得したカードIDを含む検索要求を、ネットワーク700上に接続された各データ作成用PC100に対して通信部355を介して送信する。また、通信部355を介していずれかのデータ作成用PC100から応答を受信する。次に、応答があったデータ作成用PC100に対して、通信部355を介して、印刷ジョブ記憶部111に記憶された印刷ジョブをリプリント対象に変更させるリプリント要求を行なう。
図12は、実施例2のセキュア印刷システムにおける印刷実行過程を示したシーケンス図である。
ここでは、一人のユーザ(ユーザA)が、プリンタ制御ユニット350からリプリントを実行する場合に絞って説明する。このため、データ作成用PC100を2台(100A,100B)、プリンタ制御ユニット350とそれに接続されたプリンタ500の組み合わせを1セット(350A−500A)、退場処理制御ユニット400を1台だけ図示しているが、実際には、プリンタ制御ユニット350とそれに接続されたプリンタ500の組み合わせが複数存在し、そのどこからでもリプリントの実行が可能である。なお、データ作成用PC100、プリンタ制御ユニット300および退場処理制御ユニット400の各々に、接続ケーブルを介してカードリーダ600(不図示)が接続されている点は実施例1と同様である。
ユーザAの印刷処理(タイミングT1201〜タイミングT1209)の処理内容については、図6のタイミングTa601〜タイミングTa609と同一であるため、説明を省略し、タイミングT1210から説明を始める。
ユーザAは、タイミングT1209で印刷中にプリンタ500にエラーが発生した場合、または、印刷物に印刷品質上の問題などの不備があった場合、あるいは、申告書類に記載不備があった場合には、書類データをリプリント(再印刷)するために、プリンタ制御ユニット350(プリンタ制御ユニットa350A)の入力部352(ボタンなど)を操作して、リプリントモードに変更する(タイミングT1210)。
ユーザAは、プリンタ制御ユニットa350Aに接続されたカードリーダd600DにICカードをかざす。カードリーダ制御部361は、カードリーダd600Dを介してユーザAのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ354に保存する(タイミングT1211)。
リプリント機能部362は、各データ作成用PC100に対してリプリント要求を送信する(タイミングT1212)。
プリンタ制御ユニットa350Aからリプリント要求を受信した各データ作成用PC100は、印刷ジョブ記憶部111に記憶された印刷ジョブを検索し、リプリント対象印刷ジョブを保持しているかどうかを確認する。該当する印刷ジョブを保持しているデータ作成用PCa100Aは、該当する印刷ジョブの保存状態を印刷済みから印刷待ちに変更する(タイミングT1213)。なお、リプリント要求を受信したデータ作成用PCb100Bでは、ユーザAのユーザ情報(カードID)に一致する印刷ジョブを保存していないため、何も処理が実行されない。
ユーザAは、この後、リプリントを行なうためにプリンタエリアへ移動し、任意のプリンタ500(ここではプリンタa500A)を選び、リプリント実行の操作を行なう。カードリーダ制御部311は、ユーザAのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ304に保存する(タイミングT1214)。
印刷ジョブ出力指示部310は、データ記憶部309に記憶された出力先プリンタ情報と、カードリーダ制御部311が取得しメモリ304に保存したユーザAのユーザ情報(カードID)を含むリプリント要求を、ネットワーク700上に接続された各データ作成用PC100に対して送信する(タイミングT1215)。
データ作成用PCa100Aでは、通信部105を介してプリンタ制御ユニットa300Aからリプリント要求を受信すると、プリンタドライバ選択部112へ通知される。プリンタドライバ選択部112は、印刷ジョブ出力要求に含まれるユーザAのユーザ情報(カードID)と、印刷ジョブ記憶部111に一時記憶された中間データに対応付けられたカードIDとを照合して、受信したカードIDに一致する中間データを検索して印刷対象となる中間データを決定するとともに、印刷ジョブ出力要求に含まれる出力先プリンタ情報に基づいて、出力先のプリンタa500Aに適合したプリンタドライバ113を選択する。選択されたプリンタドライバ113は、中間データからプリンタa500Aに適合した形式の印刷ジョブを生成する(タイミングT1216)。
生成された印刷ジョブは、印刷ジョブ出力要求に含まれる出力先プリンタ情報に基づいて、通信部105を介してプリンタa500Aに送信される(タイミングT1217)。その後、印刷ジョブ記憶部111において、印刷ジョブの保存状態が印刷待ちから印刷済に変更される(タイミングT1218)。
プリンタa500Aは、データ作成用PCa100Aから受信した印刷ジョブを印刷する(タイミングT1219)。また、リプリント処理によって正常に印刷できた場合に行なう退場処理(タイミングT1220〜タイミングT1222)については、図6で説明したユーザAの退場処理(タイミングTa610〜タイミングTa612)と同様であるので説明を省略する。
なお、本図では、リプリントの実行に際してICカードをかざす2回の操作(タイミングT1211、T1214)を、どちらも同じプリンタ制御ユニット350とそれに接続されたプリンタ500の組み合わせ(350A−500A)に対して行なう場合を図示したが、印刷物の受け取り(タイミングT1214以降)を別の制御ユニット350とプリンタ500の組み合わせ(不図示)に対して行なうこともできる。また、同じプリンタ制御ユニット350とそれに接続されたプリンタ500の組み合わせ(350A−500A)に対して行なう場合には、タイミングT1214に当たるICカードをかざす操作を省略できるように設計してもよい。
また、実施例1におけるリプリント用PC200(図6のタイミングTb613および図9)のように、プリンタ制御ユニット350において、ユーザが、入力部352および表示部353を用いてリプリント対象印刷ジョブ一覧の中から所望の印刷ジョブを選択できるようにしてもよい。
上述したとおり、実施例2のセキュア印刷システムでは、確定申告会場など、不特定多数のユーザが入れ替わり立ち替わりシステムを利用する状況下においても、データ出力先のプリンタの決定時期が柔軟で、かつ、異なるユーザの書類データを誤って印刷することがない、より安全なセキュア印刷システムを実現することができる。さらに、リプリントエリア(リプリント用PC200およびカードリーダg600G)を設ける必要がないので、リプリントを指示する場所も柔軟に選択することができる。
次に、実施例3に係る実施の形態を説明する。実施例1および実施例2では、ユーザが退場した場合(退場処理を行った場合)に、データ作成用PC100のデータ記憶部111に記憶された印刷ジョブを直ちに削除する実施形態について説明した。しかしながら、ユーザが申告書類の提出を済ませて退場した後も、何らかの理由で申告書類のリプリント(再印刷)が必要となる場合がある。そこで、実施例3では、一度退場した後も、再入場してリプリントを可能とするために、入場処理制御ユニットを加えたセキュア印刷システムの実施形態について説明する。
<11.入場処理制御ユニットを加えたシステム構成への適用>
図13は、実施例3のセキュア印刷システムの概略構成である。本実施例では実施例1同様、確定申告会場において、ユーザが確定申告書類を作成し、それを印刷する場合について説明する。会場は、入口から出口へ向けて、受付エリア、PCエリア、プリンタエリア、書類確認・退場エリアで構成される。PCエリア、プリンタエリアおよびリプリントエリアについては、実施例1において述べた構成と同一であるので説明を省略する。
受付エリアは、カード配布場所が設けられ、係員が入場処理を行った後、入場者に対して貸出し用ICカードを配布するエリアである。受付エリアには、ネットワーク700に接続された入場処理制御ユニット800が配置される。なお、入場処理制御ユニット800にはカードリーダ600Iが接続される。
書類確認・退場エリアは、退場処理を行った後に貸出し用ICカードを返却するエリアである。書類確認・退場エリアには、ネットワーク700に接続された退場処理制御ユニット450が配置される。なお、退場処理制御ユニット450にはカードリーダ600Hが接続される。また、カード返却場所が設けられ、入場者は、受付エリアで受け取った貸出し用ICカードを返却した後に退場する。
図13のセキュア印刷システムを構成する各装置のうち、実施例1と異なる入場制御ユニット800と退場処理制御ユニット450の詳細について順に説明する。
図14は、入場処理制御ユニット800のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
入場処理制御ユニット800を構成するCPU801、入力部802、表示部803、メモリ804、通信部805、ローカルI/F806、および、内部バス808については、実施例1で述べたプリンタ制御ユニット300における構成と同一であるため詳細な説明を省略する。
外部記憶部807は、オペレーティングシステム(不図示)に加え、ユニークID生成部809、カードリーダ制御部810などの各種ソフトウェアプログラムや各種データを記憶する。外部記憶部807に記憶されたこれらのソフトウェアプログラムやデータは、CPU801の制御に従い、メモリ804上に読み出されて実行される。
では、入場処理制御ユニット800特有のソフトウェア機能部であるユニークID生成部809の詳細について順に説明する。
ユニークID生成部809は、ユニークIDを生成する機能部である。ユニークIDとは、同一のICカードを使用する複数のユーザの各々を識別するための情報である。具体的には、(1)カードIDを取得した日付時刻情報、(2)カードIDを取得する毎に割り振られるシリアル番号、(3)乱数等を用いて生成した不規則なコード、(4)ユーザの生体情報(指紋、声紋、網膜、虹彩など)などのうちの一つ、またはこれらの幾つかを組み合わせたものである。さらには、カードIDの末尾にこれらの情報を追記したものをユニークIDとしてもよい。
なお、ユニークID生成部809で生成されたユニークIDは、カードリーダ制御部810によって、カードリーダ600を介してICカードに書き込まれる。また、ローカルI/Fを介して入場処理制御ユニット800にローカル接続されたプリンタ(不図示)を介して受付用紙に印刷される。
図15は、退場処理制御ユニット450のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。カード初期化部461以外の構成については、実施例1において図5を用いて説明した退場処理制御ユニット400と同一であるので説明を省略する。
なお、実施例3では、実施例1同様のリプリント用PC200を備えるシステム構成について説明するが、実施例2のように、プリンタ制御ユニットに設置されたボタン等を使用してリプリントを実行するシステム構成に適用させることも可能である。
カード初期化部461は、カードリーダ制御部460を介して、ICカードの書き込み可能領域に書き込まれたユニークIDなどを削除し、ICカードを初期化する機能部である。
図16は、実施例3のセキュア印刷システムにおける印刷実行過程を示したシーケンス図である。
ここでは、データ作成用PC100が2台(100A,100B)、プリンタ制御ユニット300とそれに接続されたプリンタ500の組み合わせが2セット(300A−500A,300B−500B)、リプリント用PC200、退場処理制御ユニット450および入場処理制御ユニット800が各1台のシステム構成において、二人のユーザ(ユーザA,ユーザB)が、同一のICカード(カード1)を用いてプリントを実行する場合について説明する。なお、データ作成用PC100、リプリント用PC200、プリンタ制御ユニット300、退場処理制御ユニット450および入場処理制御ユニット800の各々には、接続ケーブルを介してカードリーダ600が接続されているが、図示は省略する。
始めにユーザAの入場から退場までの流れについて説明する。受付エリアの係員は、ユーザAが入場すると、未貸出しのICカード(カード1)を入場処理制御ユニット800に接続されたカードリーダi600Iにかざす入場処理を行う(タイミングTa1601)。ここで入場処理とは、同一のICカードを前後して使用する各ユーザを識別するための情報であるユニークIDを生成することである。なお、ここでは、生成されたユニークIDをカードリーダi600Iを介してICカードに書き込むとともに、当該ユニークIDを記録印字した受付用紙を印刷して、係員がICカード(カード1)とともにユーザAに手渡す。
これ以降の処理(ユーザAの印刷処理)、すなわち、タイミングTa1602〜タイミングTa1610については、図6のタイミングTa601〜タイミングTa609とほぼ同様であるが、Ta1604において、印刷ジョブ記憶部111は、データ作成部110から受信した中間データをメモリ104に保存されたユーザAのユーザ情報(カードID)およびユニークIDと対応付けて一時記憶する点が図6のタイミングTa603と異なる。その他については説明を省略し、次にタイミングTa1611から説明を再開する。
プリンタa500Aにおいて正常に印刷が終了すると、ユーザAは、書類確認・退場エリアへ移動し、係員に申告書類を提出し、チェックを受け、退場処理制御ユニット450に対して退場処理を行って退場する。具体的には、ユーザが退場処理制御ユニット450に接続されたカードリーダh600HにICカード(カード1)をかざす操作を行なう。カードリーダ制御部460は、カードリーダh600Hを介して、ユーザAのユーザ情報(カードID)を取得してメモリ454に保存する(タイミングTa1611)。
カード初期化部461は、カードリーダ制御部460を介して、ICカード(カード1)に記憶されたユニークIDなどを削除し、ICカード(カード1)を初期化する(タイミングTa1612)。またここで、ジョブ削除要求指示部459は、メモリ454に保存されたユーザAのユーザ情報(カードID)およびユニークIDを含む印刷ジョブ削除要求を、通信部455を介して各データ作成用PC100に送信して、データ作成用PC100に対して、印刷ジョブ記憶部111にユーザAのユーザ情報(カードID)およびユニークIDに一致する印刷ジョブが保持されている場合には、当該印刷ジョブを削除するよう指示する。
書類確認・退場エリアの係員は、初期化されたICカードをユーザAから回収し、一定数のICカードが回収された後、受付エリアに返却する。なお、初期化前のICカードをユーザAから回収し、係員が退場処理(初期化)を行なうようにしてもよい。ユーザAは、入場処理(タイミングTa1601)の際に係員から受け取った受付用紙を持って退場する。この受付用紙に記録印字されたユニークIDは、退場後にリプリントを行なう場合に必要な情報である。
次に、ユーザBが入場から退場までの流れについて述べる。ユーザBは、ユーザAが使用したのと同じICカード(カード1)の貸出しを受けて、当該ICカード(カード1)を使用して、書類データの作成や印刷などの処理を行うものとして図示している。ここで、受付エリアにおける係員による入場処理(Tb1601)、および、これ以降のユーザBによる印刷処理と退場処理(タイミングTb1602〜タイミングTb1612)については、前述のユーザAの処理内容(タイミングTa1601〜タイミングTa1612)と同様であるので、説明を省略する。
引き続き、ユーザAがリプリント処理する場合について説明する。ユーザAは、タイミングTa1611で退場処理を行った後(会場の出口から退出後)、何らかの理由で、書類データのリプリント(再印刷)が必要となった場合、再び会場を訪れ、係員の指示に従って再入場する。ユーザAは、受付エリアで係員からリプリント用ICカードを受け取り、リプリントエリアへ移動する。このとき、受付エリアでは改めて受付用紙を受け取らない。なお、リプリント用ICカードは、書類作成時に使用したICカードと同一である必要はない。
ユーザAは、入場処理(タイミングTa1601)の際に係員から受け取った受付用紙に記載されたユニークIDを入力部202を介してリプリント用PC200に入力する(タイミングTa1613)。リプリント用PC200は、入力されたユニークIDをメモリ204に保存する。
リプリント機能部209は、リプリント対象データ(ユーザAの印刷済み印刷ジョブ)を検索するために、リプリント対象検索要求を各データ作成用PC100に送信する(タイミングTa1614)。なお、このリプリント対象検索要求には、タイミングTa1613においてユーザが入力したユニークIDが含まれる。
データ作成用PC100の印刷ジョブ記憶部111は、リプリント用PC200からリプリント対象検索要求を受信すると、リプリント対象検索要求に含まれるユニークIDに該当する印刷ジョブを、印刷ジョブ記憶部111の中から検索し、リプリント対象印刷ジョブに関する情報をリプリント用PC200に返信する(タイミングTb1615)。
リプリント用PC200は、各データ作成用PC100から受信したリプリント対象印刷ジョブに関する情報に基づいて、表示部203にリプリント対象印刷ジョブの一覧を表示する(図9参照)。ユーザが、入力部202を用いて一覧の中から所望の印刷ジョブを選択し、さらに、リプリント用ICカードをカードリーダg600Gにかざすことで、選択された印刷ジョブとリプリント用ICカードの対応付けがなされる(タイミングTb1616)。その後、選択された印刷ジョブを記憶しているデータ作成用PC100(この場合は、データ作成用PCa100A)に対して、リプリント用ICカードのカード情報を含むリプリント要求を送信する(タイミングTb1617)。
なお、リプリント対象印刷ジョブ一覧として表示される項目については実施例1において図9で説明したが、本実施例においては、印刷ジョブの出力状況は、後述する図17のS1:印刷待機、S2:印刷済み、S4:返却済みのいずれかが表示される。また、印刷ジョブの出力状況が「返却済み」の場合は、ICカードの返却日時があわせて表示される。
データ作成用PCa100Aの印刷ジョブ記憶部111は、リプリント用PC200からリプリント要求を受信すると、該当する印刷ジョブの保存状態を印刷済みから印刷待ちに変更するとともに、該当する印刷ジョブに対応付けてリプリント用ICカードのカード情報を記憶する(タイミングTb1618)。
この後、ユーザAはプリンタエリアへ移動し、任意のプリンタ500(ここではプリンタa500A)を選んでリプリントを実行する。このとき、ユーザAがリプリント用ICカードを用いて、リプリント対象の印刷ジョブをプリンタa500Aで印刷する場合の処理内容(タイミングTa1619〜タイミングTa1624)は、前述のタイミングTa1605〜タイミングTa1610と同様であるので説明を省略する。
次に印刷ジョブの削除について説明する。データ作成用PC100の印刷ジョブ記憶部111では、印刷ジョブをプリント500に送信し、印刷ジョブの状態を「印刷済み」に変更してからの時間経過の計時を開始し、一定時間(例えば、3時間)が経過すると、当該印刷ジョブを削除する(タイミングTb1613、タイミングTa1624)。また、退場処理制御ユニット450からユーザ情報(カードID)を含む印刷ジョブ削除要求を受信した場合、すなわち、当該印刷ジョブを作成したユーザが退場した場合には、印刷ジョブ削除要求を受信してからの時間経過の計時を開始し、一定時間(例えば、30分)経過後に、印刷ジョブ削除要求に含まれるユーザ情報(カードID)に該当する印刷ジョブを削除する。なお、印刷ジョブ削除要求の受信が優先され、印刷ジョブの状態が「印刷済み」に変更してから一定時間が経過していなくとも、印刷ジョブ削除要求を受信してから一定時間が経過すれば、該当する印刷ジョブを削除するように制御される。また、図示していないが、印刷ジョブの状態が「印刷待機」の状態で一定時間(例えば、3時間)が経過した場合も当該印刷ジョブを削除する。印刷ジョブ削除要求の受信が優先される点は同様である。
なお、ユニークIDは、退場後のリプリント実行に必要な情報であるため、ユーザが入場中いずれかのタイミングで印刷して、ユーザに持ち帰ってもらう必要がある。上記では、入場の際に入場処理制御ユニット800にローカル接続されたプリンタ(不図示)で印刷するとして説明したが、これに限らず、申告書類と一緒にプリンタエリア内のプリンタ500で印刷するようにしてもよい。
次に、印刷データ作成用PC100のデータ作成部110で生成され、印刷ジョブ記憶部111に記憶される印刷ジョブの状態遷移について図17を用いて説明する。
始めに各状態(S0〜S4)について説明する。
状態S0は、印刷対象となるデータがデータ作成部110で生成された状態である。
状態S1は、中間形式(プリンタ500のメーカーや機種に依存しない形式)の印刷ジョブが印刷ジョブ記憶部111に記憶され、プリンタ用制御ユニット300からの印刷ジョブ出力要求の受信を待つ印刷待機状態である。
状態S2は、中間形式の印刷ジョブから生成した最終形式(出力先のプリンタ500に適合した形式)の印刷ジョブを、プリンタ500へ送信を終えた印刷済みの状態である。
状態S3は、印刷ジョブ記憶部111に記憶された中間形式の印刷ジョブが削除された状態である。
状態S4は、ユーザが使用していたICカードを退場処理制御ユニット400にかざすことで退場処理を行い、ICカードが返却された返却済みの状態である。
次に各イベント(E0〜E5)について説明する。これらのイベントの発生によって印刷ジョブの状態が遷移する。
状態S0において、データ作成部110で作成された書類データの印刷指示があった場合(イベントE0)、中間形式の印刷ジョブを作成して印刷ジョブ記憶部111に記憶し、状態S1に遷移する。
状態S1において、印刷データ作成用PC100がプリンタ用制御ユニット300から印刷ジョブ出力要求を受信した場合(イベントE1)、印刷ジョブ記憶部111に記憶された中間形式の印刷ジョブから出力先のプリンタ500に適合した形式の印刷ジョブを作成してプリンタ500に送信し、状態S2に遷移する。
状態S2において、リプリント用PC200から所定の印刷ジョブに対するリプリント要求を受信した場合(イベントE2)、該当する印刷ジョブの状態を、状態S1に遷移する。
状態S1または状態S2において、退場処理制御ユニット450に接続されたカードリーダ600にユーザがICカードをかざして退場処理が行われた場合(イベントE3)、状態S4に遷移する。さらに、状態S4において、所定時間(例えば、30分)経過した場合(イベントE5)、該当する中間形式の印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除し、状態S3に遷移する。
状態S1または状態S2において、所定時間(例えば、3時間)経過した場合(イベントE4)、該当する中間形式の印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部111から削除し、状態S3に遷移する。なお、イベントE4よりもイベントE5が優先され、印刷ジョブの状態が状態S1または状態S2に変更してから一定時間が経過していなくとも、イベントE5の発生により、該当する印刷ジョブが削除される。
図18は、実施例3におけるICカードの状態遷移について示した図である。
状態S0〜S4およびイベントE0〜E4については、図8の状態S0〜S4およびイベントE0〜E4と同一であるため、説明を省略し、実施例3特有の状態S5とイベントE5についてのみ説明する。
状態S5は、ICカードがユーザに貸し出された状態である。状態S0において、初期状態(未貸し出し)のICカードが入場処理制御ユニット800に接続されたカードリーダ600にかざされた場合(イベントE5)、ICカードに入場処理制御ユニット800で生成されたユニークIDが書き込まれ、状態S5に遷移する。
上述したとおり、実施例3のセキュア印刷システムでは、確定申告会場などにおいて、ユーザが退場した後も一定期間、印刷ジョブを保持しておくことで、ユーザが再入場してリプリントを実行することができる。また、ユニークIDを使って、同一のICカードを使用する複数ユーザの各々を識別することで、ユーザの退場前後を問わず、異なるユーザの書類データを誤ってリプリントすることを防止できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
上述した実施の形態(実施例1〜実施例3)では、確定申告会場に本システムを適用した場合について説明したが、これに限定されず、展示会や市町村役所(場)などに本システムを導入し、展示会におけるエントリーシートやアンケートシートの印刷、市町村役所(場)における住民票、印鑑証明書、戸籍謄本・抄本などの印刷に適用することも有効である。
上述した実施の形態(実施例1〜実施例3)では、ICカードを使用して印刷を行なうと説明したが、これに限定されず、ICカードに代えてユーザ毎に発行される認証情報を用いてもよい。具体的には、(1)数桁のパスワード、(2)バーコードや2次元コードなどを、係員が受付の際に印刷してユーザに渡す方法が考えられる。また、ユーザの生体情報(指紋、声紋、網膜、虹彩など)を用いれば、上述したカードIDとユニークIDを兼ねることも可能である。
上述した実施の形態(実施例1〜実施例3)では、1台のプリンタ制御ユニット300(または350)が1台のプリンタ500に対応付けられるものとして説明したが、これに限らず、1台のプリンタ制御ユニット300(または350)が複数台のプリンタ500に対応付けられ、制御するようにしてもよい。この場合には、プリンタ制御ユニット300(または350)が自身に対応付けられた全てのプリンタ500のプリンタ情報をデータ記憶部309(または359)に記憶しておき、例えば、ユーザが、各プリンタ500に割り振られた番号のいずれかを、プリンタ制御ユニット300(または350)の入力部302(または352)を使って入力することで指定したプリンタ500のプリンタ情報を、プリンタ制御ユニット300(または350)からデータ作成PC100へ通知するようにすればよい。
上述した実施例1および実施例3では、図9に例示するリプリント対象印刷ジョブ一覧の中から所望の印刷ジョブを選択すると説明したが、実施例2のように、該当する印刷ジョブを保持しているデータ作成用PC100が、該当する印刷ジョブの保存状態を印刷済みから印刷待ちに変更するのみ(リプリント対象印刷ジョブ一覧の中から印刷ジョブを選択しないよう)にしてもよい。
上述した実施例3では、印刷ジョブ削除要求には、ユーザ情報(カードID)およびユニークIDの両方を含めると説明したが、ユニークIDのみを含めるようにしてもよい。
上述した実施例3では、受付エリアで係員からリプリント用ICカードを受け取り、このリプリント用ICカードのカードIDとユニークIDを関連付けることで、リプリントを実行すると説明したが、リプリント用ICカードの受け渡しを行なわず、ユニークIDのみをリプリント用PC200に対して入力することで、リプリントを実行できるようにしてもよい。特定のユーザが印刷を実行した印刷ジョブと特定し、リプリントを実現できれば、リプリント用ICカードは必須ではない。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して処理を実行することによっても達成することができる。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されるように構成しても良い。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれたあと、このプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を実行し、その処理に応じて上述した実施形態が実現される場合も含んでいる。
なお、プログラムコードを供給するため、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CDやDVDに代表される光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等の記憶媒体を用いることができる。または、プログラムコードは、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
100:データ作成用PC
101:CPU
102:入力部
103:表示部
104:メモリ
105:通信部
106:ローカルI/F
107:外部記憶部
108:内部バス
109:データ作成機能部
110:データ作成部
111:印刷ジョブ記憶部
112:プリンタドライバ選択部
113:プリンタドライバ
114:カードリーダ制御部
200:リプリント用PC
201:CPU
202:入力部
203:表示部
204:メモリ
205:通信部
206:ローカルI/F
207:外部記憶部
208:内部バス
209:リプリント機能部
210:カードリーダ制御部
300,350:プリンタ制御ユニット
301,351:CPU
302,352:入力部
303,353:表示部
304,354:メモリ
305,355:通信部
306,356:ローカルI/F
307,357:外部記憶部
308,358:内部バス
309,359:データ記憶部
310,360:印刷ジョブ出力指示部
311,361:カードリーダ制御部
362:リプリント機能部
400,450:退場処理制御ユニット
401,451:CPU
402,452:入力部
403,453:表示部
404,454:メモリ
405,455:通信部
406,456:ローカルI/F
407,457:外部記憶部
408,458:内部バス
409,459:ジョブ削除要求指示部
410,460:カードリーダ制御部
461:カード初期化部
500:プリンタ
600:カードリーダ
700:ネットワーク
800:入場処理制御ユニット
801:CPU
802:入力部
803:表示部
804:メモリ
805:通信部
806:ローカルI/F
807:外部記憶部
808:内部バス
809:ユニークID生成部
810:カードリーダ制御部

Claims (44)

  1. データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットと、リプリント制御装置と、退場処理装置から構成される印刷システムであって、
    前記データ作成装置は、
    印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、
    入力操作によって入力された識別情報と、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブとを対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、
    前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、
    前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、
    前記プリンタ制御ユニットは、
    前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、
    入力操作によって入力された識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段を備え、
    前記リプリント制御装置は、
    入力操作によって入力された識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段を備え、
    前記退場処理装置は、
    入力操作によって識別情報が入力されたとき、該識別情報と対応付けてある印刷ジョブの削除を指示するジョブ削除要求を前記データ作成装置に対して送信するジョブ削除指示手段を備えること
    を特徴とする印刷システム。
  2. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記印刷ジョブ送信手段によって前記プリンタに送信済みの印刷ジョブを印刷出力済状態として保持すること
    を特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記リプリント要求を受信すると、該リプリント要求に対応する印刷ジョブが印刷出力済状態で保持してある場合、前記印刷待機状態に変更して保持すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記データ作成装置のデータ作成手段は、該当プリンタの固有の出力データ形式に依存しないデータ形式の第一の印刷ジョブを生成し、
    該生成された第一の印刷ジョブから前記プリンタ情報で指定されているプリンタに適合したデータ形式の第二の印刷ジョブを生成すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記データ作成装置は、前記第一の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  6. 前記データ作成装置は、前記第二の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  7. 前記データ作成装置の印刷ジョブ送信手段は、前記第二の印刷ジョブを生成したときの前記プリンタ情報に基づいて、当該第二の印刷ジョブを送信すること
    を特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
  8. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、更に、前記印刷ジョブ保持手段の該当印刷ジョブが前記印刷待機状態又は前記印刷出力状態で保持されてから所定時間が経過した場合、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の印刷システム。
  9. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、前記所定時間が経過しない場合であっても、前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信した時点で、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
  10. 前記リプリント制御装置は、更に、入力操作によって入力された識別情報に対応付けてある印刷ジョブを検索するための印刷ジョブ検索手段と、
    前記印刷ジョブ検索手段で検索された印刷ジョブの中から所望の印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項9に記載の印刷システム。
  11. データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットと、退場処理装置から構成される印刷システムであって、
    前記データ作成装置は、
    印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、
    入力操作によって入力された識別情報と、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブとを対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、
    前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、
    前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、
    前記プリンタ制御ユニットは、
    前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、
    入力操作によって入力された識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段と、
    入力操作によって入力された識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段と、を備え、
    前記退場処理装置は、
    入力操作によって識別情報が入力されたとき、該識別情報と対応付けてある印刷ジョブの削除を指示するジョブ削除要求を前記データ作成装置に対して送信するジョブ削除指示手段を備えること
    を特徴とする印刷システム。
  12. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記印刷ジョブ送信手段によって前記プリンタに送信済みの印刷ジョブを印刷出力済状態として保持すること
    を特徴とする請求項11に記載の印刷システム。
  13. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記リプリント要求を受信すると、該リプリント要求に対応する印刷ジョブが印刷出力済状態で保持してある場合、前記印刷待機状態に変更して保持すること
    を特徴とする請求項11又は請求項12に記載の印刷システム。
  14. 前記データ作成装置は、更に、前記印刷ジョブ出力要求に含まれるプリンタ情報に従って、該当プリンタに適合した印刷ジョブを生成する印刷出力データ生成手段を備え、
    前記データ作成手段は、該当プリンタの固有の出力データ形式に依存しないデータ形式の第一の印刷ジョブを生成し、
    前記印刷出力データ生成手段は、前記データ作成手段で生成された第一の印刷ジョブから前記プリンタ情報で指定されているプリンタに適合し、前記印刷ジョブ送信手段で送信可能なデータ形式の第二の印刷ジョブを生成すること
    を特徴とする請求項11乃至請求項13に記載の印刷システム。
  15. 前記データ作成装置は、前記第一の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項14に記載の印刷システム。
  16. 前記データ作成装置は、前記第二の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項14に記載の印刷システム。
  17. 前記データ作成装置の印刷ジョブ送信手段は、前記第二の印刷ジョブを生成したときの前記プリンタ情報に基づいて、当該第二の印刷ジョブを送信すること
    を特徴とする請求項16に記載の印刷システム。
  18. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、更に、前記印刷ジョブ保持手段の該当印刷ジョブが前記印刷待機状態又は前記印刷出力状態で所定時間保持されている場合、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項11乃至請求項17に記載の印刷システム。
  19. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、更に、前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信した時点で、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項18に記載の印刷システム。
  20. 前記プリンタ制御ユニットは、更に、入力操作によって入力された識別情報に対応付けてある印刷ジョブを検索するための印刷ジョブ検索手段と、
    前記印刷ジョブ検索手段で検索された印刷ジョブの中から所望の印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段を備えること、
    を特徴とする請求項11乃至請求項19に記載の印刷システム。
  21. 入場処理装置と、データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットと、リプリント制御装置から構成される印刷システムであって、
    前記入場処理装置は、ユーザを識別するための第二の識別情報を生成する第二の識別情報生成手段を備え、
    前記データ作成装置は、
    印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、
    入力操作によって入力された第一の識別情報及び前記第二の識別情報とを、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブに対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、
    前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、
    前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、
    前記プリンタ制御ユニットは、
    前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、
    入力操作によって入力された第一の識別情報及び/又は前記第二の識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段を備え、
    前記リプリント制御装置は、
    入力操作によって入力された第一の識別情報及び/又は前記第二の識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段を備えること
    を特徴とする印刷システム。
  22. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記印刷ジョブ送信手段によって前記プリンタに送信済みの印刷ジョブを印刷出力済状態として保持すること
    を特徴とする請求項21に記載の印刷システム。
  23. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記リプリント要求を受信すると、該リプリント要求に対応する印刷ジョブが印刷出力済状態で保持してある場合、前記印刷待機状態に変更して保持すること
    を特徴とする請求項21又は請求項22に記載の印刷システム。
  24. 前記データ作成装置は、更に、前記印刷ジョブ出力要求に含まれるプリンタ情報に従って、該当プリンタに適合した印刷ジョブを生成する印刷出力データ生成手段を備え、
    前記データ作成手段は、該当プリンタの固有の出力データ形式に依存しないデータ形式の第一の印刷ジョブを生成し、
    前記印刷出力データ生成手段は、前記データ作成手段で生成された第一の印刷ジョブから前記プリンタ情報で指定されているプリンタに適合し、前記印刷ジョブ送信手段で送信可能なデータ形式の第二の印刷ジョブを生成すること
    を特徴とする請求項21乃至請求項23に記載の印刷システム。
  25. 前記データ作成装置は、前記第一の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項24に記載の印刷システム。
  26. 前記データ作成装置は、前記第二の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項24に記載の印刷システム。
  27. 前記データ作成装置の印刷ジョブ送信手段は、前記第二の印刷ジョブを生成したときの前記プリンタ情報に基づいて、当該第二の印刷ジョブを送信すること
    を特徴とする請求項26に記載の印刷システム。
  28. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、更に、前記印刷ジョブ保持手段の該当印刷ジョブが前記印刷待機状態又は前記印刷出力状態で所定時間保持されている場合、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項21乃至請求項27に記載の印刷システム。
  29. 更に、入力操作によって第一の識別情報及び/又は第二の識別情報が入力されたとき、該入力された第一の識別情報及び/又は第二の識別情報と対応付けてある印刷ジョブの削除を指示するジョブ削除要求を前記データ作成装置に対して送信するジョブ削除指示手段を有する退場処理装置を備えること
    を特徴とする請求項21乃至請求項28に記載の印刷システム。
  30. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信した時点で、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項29に記載の印刷システム。
  31. 前記リプリント制御装置は、更に、入力操作によって入力された識別情報に対応付けてある印刷ジョブを検索するための印刷ジョブ検索手段と、
    前記印刷ジョブ検索手段で検索された印刷ジョブの中から所望の印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段を備えること
    を特徴とする請求項21乃至請求項30に記載の印刷システム。
  32. 前記第一の識別情報が記憶された記憶媒体を用いて前記第一の識別情報及び/又は第二の識別情報の入力操作を行う場合に、
    前記入場処理装置は、更に、前記記録媒体に対して、前記第二の識別情報を書き込むための識別情報書き込み手段を備え、
    前記退場処理装置は、更に、前記記録媒体から前記第二の識別情報を削除する識別情報初期化手段を備えていること
    を特徴とする請求項29乃至請求項31に記載の印刷システム。
  33. 入場処理装置と、データ作成装置と、プリンタと、プリンタ制御ユニットから構成される印刷システムであって、
    前記入場処理装置は、ユーザを識別するための第二の識別情報を生成する第二の識別情報生成手段を備え、
    前記データ作成装置は、
    印刷ジョブを生成するためのデータ作成手段と、
    入力操作によって入力された識別情報と、前記データ作成手段で生成された印刷ジョブとを対応付けて保持しておく印刷ジョブ保持手段と、
    前記プリンタ制御ユニットからの印刷ジョブ出力要求を受信すると、前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷待機状態の印刷ジョブを、前記印刷ジョブ出力要求で指定されているプリンタに対して送信する印刷ジョブ送信手段と、
    前記印刷ジョブ保持手段で保持している印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除手段と、を備え、
    前記プリンタ制御ユニットは、
    前記印刷ジョブの出力先となるプリンタに関するプリンタ情報を有し、
    入力操作によって入力された識別情報と、前記プリンタのプリンタ情報とを含んだ印刷ジョブ出力要求を前記データ作成装置に対して送信する印刷ジョブ出力要求手段と、
    入力操作によって入力された識別情報と対応付けてある印刷ジョブを印刷待機状態とするように指示するリプリント要求を前記データ作成装置に送信するリプリント指示手段と、を備えること
    を特徴とする印刷システム。
  34. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記印刷ジョブ送信手段によって前記プリンタに送信済みの印刷ジョブを印刷出力済状態として保持すること
    を特徴とする請求項33に記載の印刷システム。
  35. 前記データ作成装置の印刷ジョブ保持手段は、前記リプリント要求を受信すると、該リプリント要求に対応する印刷ジョブが印刷出力済状態で保持してある場合、前記印刷待機状態に変更して保持すること
    を特徴とする請求項33又は請求項34に記載の印刷システム。
  36. 前記データ作成装置は、更に、前記印刷ジョブ出力要求に含まれるプリンタ情報に従って、該当プリンタに適合した印刷ジョブを生成する印刷出力データ生成手段を備え、
    前記データ作成手段は、該当プリンタの固有の出力データ形式に依存しないデータ形式の第一の印刷ジョブを生成し、
    前記印刷出力データ生成手段は、前記データ作成手段で生成された第一の印刷ジョブから前記プリンタ情報で指定されている前記プリンタに適合し、前記印刷ジョブ送信手段で送信可能なデータ形式の第二の印刷ジョブを生成すること
    を特徴とする請求項33乃至請求項35に記載の印刷システム。
  37. 前記データ作成装置は、前記第一の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項36に記載の印刷システム。
  38. 前記データ作成装置は、前記第二の印刷ジョブを前記識別情報と対応付けて前記印刷ジョブ保持手段に保持すること
    を特徴とする請求項36に記載の印刷システム。
  39. 前記データ作成装置の印刷ジョブ送信手段は、前記第二の印刷ジョブを生成したときの前記プリンタ情報に基づいて、当該第二の印刷ジョブを送信すること
    を特徴とする請求項38に記載の印刷システム。
  40. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、更に、前記印刷ジョブ保持手段の該当印刷ジョブが前記印刷待機状態又は前記印刷出力状態で所定時間保持されている場合、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項33乃至請求項39に記載の印刷システム。
  41. 更に、入力操作によって第一の識別情報及び/又は第二の識別情報が入力されたとき、該入力された第一の識別情報及び/又は第二の識別情報と対応付けてある印刷ジョブの削除を指示するジョブ削除要求を前記データ作成装置に対して送信するジョブ削除指示手段を備えること
    を特徴とする請求項33乃至請求項40に記載の印刷システム。
  42. 前記データ作成装置の印刷ジョブ削除手段は、前記退場処理装置からの印刷ジョブ削除要求を受信した時点で、当該印刷ジョブを削除すること
    を特徴とする請求項41に記載の印刷システム。
  43. 前記プリンタ制御ユニットは、更に、入力操作によって入力された識別情報に対応付けてある印刷ジョブを検索するための印刷ジョブ検索手段と、
    前記印刷ジョブ検索手段で検索された印刷ジョブの中から所望の印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段を備えること
    を特徴とする請求項33乃至請求項42に記載の印刷システム。
  44. 前記第一の識別情報が記憶された記憶媒体を用いて前記第一の識別情報及び/又は第二の識別情報の入力操作を行う場合に、
    前記入場処理装置は、更に、前記記録媒体に対して、前記第二の識別情報を書き込むための識別情報書き込み手段を備え、
    前記退場処理装置は、更に、前記記録媒体から前記第二の識別情報を削除する識別情報初期化手段を備えていること
    を特徴とする請求項41乃至請求項43に記載の印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015189005A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 印刷装置、および印刷システム
JP2016124107A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システムおよび画像形成装置

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