JP2011034824A - ショートアーク型放電ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランプ電力を増やすことにより電極間に形成されるアークが径方向に広がった場合において、陽極の消耗を抑制して放電ランプの寿命を延長することができるショートアーク型放電ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】 発光管の内部に対向して配置された陽極および陰極を備え、前記陽極の前記陰極に対向する先端部は、陽極中心軸上に形成された凹部と、前記凹部の周囲を包囲する平坦面とを有し、前記陽極と前記陰極とに電圧を印加したときに形成されるアークが、前記陽極に形成された凹部を超えて前記平坦面上に広がるショートアーク型放電ランプであって、前記陽極は、前記凹部および前記平坦面の間にR部が介在しており、前記凹部、R部および平坦面は滑らかに連続することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

紫外線を半導体基板に向けて照射することによって微細な回路パターンを形成する露光装置用の光源として使用されるショートアーク型放電ランプに関する。
従来のショートアーク型の放電ランプは、中央部が膨出した石英ガラス製の発光管と、この発光管の膨出部の内部に対向して配置された陽極および陰極等を備えて構成されるものが知られている。この放電ランプに通電すると、発光管の内部に封入した水銀等がプラズマ状態になり、陰極から放出された電子が陽極に流通して両極間にアークが発生し、放電ランプが点灯するようになっている。
放電ランプを点灯すると、陽極は、陰極から放出された電子の衝突によって加熱されて高温になり、蒸発、消耗する。さらに、電子の衝突によって陽極が消耗すると、陽極から蒸発したタングステンが発光管の内壁に付着して内壁面を黒化させる。そして、放電ランプを長時間使用すると、陽極の先端部の消耗が進行すると共に、放電ランプの放射強度が順次低下し、この放射強度の低下が使用限度を超えた場合は、放電ランプを新品のものに交換する必要があった。
そこで、陽極が放電ランプの点灯時に温度上昇することを抑制することにより、陽極の消耗と発光管の内壁面の黒化の進行を遅らせる対策が従来より様々に検討されている。
特許文献1は、図6に示すように、陰極2に対向する先端部に凹部30を設けた陽極3を開示する。この陽極構造によれば、陰極2から放出される電子を受け止める点で発生する電界の強さが近づき、陽極表面の電流密度分布が分散するため、陽極3の消耗が低減し放電ランプの寿命が伸びる、とされている。
特許第3136511号
しかしながら、近年の露光装置においては、スループットを向上させるため露光面における放射照度が高いことが要求されており、この要求に対応するために放電ランプに供給する電力が増加している。本発明者は、露光装置用の光源として知られる従来の放電ランプについて鋭意検討した結果、電極間に形成されるアークの半径と放電ランプに供給する電力との間に一定の関係が成立し、放電ランプに供給する電力(以下、ランプ電力ともいう)が増えるとアークの半径が大きくなることを見出した。このアークの半径とランプ電力との間に成立する関係については後述する。このように、露光装置用の光源に使用される放電ランプは、ランプ電力が増えたときにアークの半径が径方向に広がるものであった。
そして、上記した陽極構造を備える従来の放電ランプは、ランプ電力を増やした場合において、アークが陽極3に設けられた凹部30を超えて凹部30の周囲へと広がるため、陽極3の消耗を十分に抑制することができなかった。即ち、アークが陽極3に設けられた凹部30を超えて径方向に広がった場合は、凹部30の周端縁30Aに電界が集中し、凹部30の周端縁30Aにおいて温度が局所的に上昇するため、陽極3の消耗を抑制することができないと考えられる。
しかしながら、特許文献1は、電極間に形成されるアークが陽極に設けられた凹部を超えて凹部の周囲に広がった場合について何ら検討していない。
本発明は、上記の問題に鑑み、ランプ電力を増やすことにより電極間に形成されるアークが径方向に広がった場合において、陽極の消耗を抑制して放電ランプの寿命を延長することができるショートアーク型放電ランプを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、発光管の内部に対向して配置された陽極および陰極を備え、前記陽極の前記陰極に対向する先端部は、陽極中心軸上に形成された凹部と、前記凹部の周囲を包囲する平坦面とを有し、前記陽極と前記陰極とに電圧を印加したときに形成されるアークが、前記陽極に形成された凹部を超えて前記平坦面上に広がるショートアーク型放電ランプであって、
前記陽極は、前記凹部および前記平坦面の間にR部が介在しており、前記凹部、R部および平坦面は滑らかに連続することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のショートアーク型放電ランプにおいて、前記陽極と前記陰極とに電圧を印加したときに形成されるアークの半径をDA、前記凹部の直径をDRとしたときに、0.47≦DR/2DA≦0.81の関係を満たすことを特徴とする。
本発明のショートアーク型放電ランプは、電極間に形成されるアークが凹部を超えて平坦面上に広がったとしても、陽極に設けられた凹部および平坦面の間にR部が介在しており、前記凹部、R部および平坦面は滑らかに連続するため、陽極において電界が集中する箇所がなく、陽極の温度が局所的に上昇することがない。
したがって、本発明のショートアーク型放電ランプは、電極間に形成されるアークが陽極に形成された凹部を超えて凹部の周囲の平坦面上に広がるものでありながら、陽極の消耗を確実に抑制することができ、ランプ寿命を延長することができる。
本発明のショートアーク型放電ランプの構成の概略を示す断面図である。 図1に示すショートアーク型放電ランプにおける陽極の部分拡大図である。 アークの半径とランプ電力との関係を示すグラフである。 図1に示すショートアーク型放電ランプの陽極および陰極の間に形成されるアークを示す概念図である。 陽極先端の電界強度のシュミレーション結果を示すグラフである。 従来のショートアーク型放電ランプが備える陽極構造を陰極と共に示す断面図である。
図1は、本発明のショートアーク型放電ランプの構成の概略を示す断面図である。以下ではショートアーク型放電ランプを単にランプと略す。
ランプ10は、略球状に形成された発光部11と発光部11の両端のそれぞれに連続する直管状の封止部12Aおよび12Bとで構成される発光管1を備えている。発光管1は、例えば石英ガラスによって一体的に形成されている。封止部12Aおよび12Bには、それぞれ円筒形状を有する給電用の口金13Aおよび13Bが装着されている。
発光管1の内部に形成された放電空間Sには、陰極2と陽極3とが、陽極中心軸X上において互いに対向して配置されると共に発光物質が封入されている。
発光物質は、室温で0.1気圧以上のキセノンガス若しくはアルゴンガス若しくはクリプトンガスと、1mg/cc以上の水銀が封入されている。なお、発光物質として、これらの希ガスおよび水銀のうち、いずれか一方のみが封入されていても良い。
このショートアーク型放電ランプは、陽極3又は陰極2を上にして垂直な姿勢で点灯させるものであり、陰極2および陽極3に電圧を印加したときにアークA(図4参照)が形成され、アークAから波長365nmの紫外光が放射される。ランプ電力は2kW(キロワット)以上である。
陰極2は、封止部12Aに保持されると共に放電空間Sに臨出する円柱状の胴部2Aと、胴部2Aの先端に続いて先端に向かうに従って次第に外径が細くなる円錐状に形成された先端部2Bとが、例えばタングステンによって一体的に形成されている。
陽極3は、円柱状の胴部3Bと、胴部3Bの先端側と基端側のそれぞれに続いて形成される円錐台部3Aおよび3Cとが、例えばタングステンによって一体的に形成されている。基端側の円錐台部3Cには、胴部3Bよりも小径のロッド状のリード部(不図示)が一体的に続いており、リード部が封止部12Bに保持されている。
図2は、図1に示すA部を拡大して示す拡大断面図である。
陽極3の円錐台部3Aは、図2に示すように、陽極中心軸X上に球面状の凹部30が形成されている。凹部30を設けることにより、陰極2から放出される電子を受け止める点で発生する電界の強さが近づくようになり、陽極中央部に集中していた電界を平均化し、中央部の温度が低下するので、陽極の消耗を抑制することができる。凹部30の直径DRはアーク直径未満であり、凹部30の円弧の角度θは20〜90°である。凹部30の周囲には、凹部30を包囲するように環状の平坦面32が形成されている。
凹部30の端部には、陽極中心軸Xを含む断面において、陽極中心軸Xに対して凸になるように環状のR部31が形成されている。これにより、球面状の凹部30および平坦面32の間に環状のR部31が介在する。R部31の直径は凹部30の直径DRの0.5〜2倍である。
図2に示すように、凹部30およびR部31は、陽極中心軸Xを含む断面において、凹部30およびR部31のそれぞれに対する接線T1の傾きが、凹部30とR部31の境界部Kで同じになるように構成されている。即ち、凹部30およびR部31は、各々の境界部Kを通過する直線T1が凹部30およびR部31のそれぞれに対して外接するように構成されている。また、図2に示すように、平坦面32およびR部31は、陽極中心軸を含む断面において、平坦面32から陽極中心軸Xに向けて延在した仮想線T2がR部31に対して外接するように構成されている。
このように、凹部30、R部31および平坦面32は、突起や角部といった電界が局所的に集中し易い箇所を有することなく滑らかに連続している。そのため、陽極3の陰極2から放出される電子を受け止める場所は、局所的に電界が集中しない構成とされている。
陽極3に設けられた凹部30の直径DRは、図2に示すように、平坦面32から陽極中心軸Xに向けて延在する仮想線T2と球面状の凹部30を延在した仮想線T3との交点P1およびP2を結ぶ線分の長さである。
陽極3に設けられた凹部30の直径DRは、後述するように、アーク直径2DAの0.47〜0.81の範囲であることが好ましい。凹部30の直径DRが大きすぎると、ランプの初期照度が低下する割合が大きくなるためである。凹部30の直径DRが小さすぎると、陰極2から放出される電子を受け止める点で発生する電界の強さを近づけることができなくなるためである。
図3は、陰極および陽極の間に形成されるアークの半径とランプ電力との関係を示すグラフである。
アーク半径DAは陽極先端付近の輝度分布より求める。これは輝度分布がほぼ電子の量と比例していると考えられるからである。この輝度分布はほぼ正規分布で近似できる。アーク半径は、この近似した正規分布の2σの値とした。
同図は、縦軸がアーク半径DA(mm)、横軸がランプ電力P(kW)である。同図は、表1に示すように互いに異なる水銀量、電極間距離を有する5つのランプS1、S2、S3、S4、S5をそれぞれ表1に示すランプ電力Pで点灯させ、各ランプについて測定したアーク半径DAの数値をプロットした。表1は、図3に示すグラフを作成するにあたり使用したランプの水銀量、電極間距離、ランプ電力P、アーク半径DAの一例を示す。
Figure 2011034824
図3に示す5つのプロットを結んで作成した曲線で表されるように、アーク半径DAとランプ電力Pは、ランプ電力Pが表1に示すように2kW(キロワット)以上である場合において、以下の関係式1に示す関係が成立する。
(関係式1) DA=1.0+1.8(P−1.6)0.5
関係式1に示すように、アーク半径DAはランプ電力Pが増えるに従って径方向に広がる。
前述したように、露光装置用の光源として使用されるランプは、高照度化の要請によりランプ電力を従来よりも増やす必要があるため、アーク半径DAがランプ電力Pに比例して陽極中心軸Xを中心として径方向に広がることになる。また、凹部30の直径DRを必要以上に大きくすることは、上記したように初期照度が低下するために好ましくない。
したがって、ランプ点灯時に陰極2および陽極3の間に形成されたアークAは、図4に示すように、アーク直径2DAが凹部30の直径DRよりも大きくなり、凹部30を超えて平坦面32上に広がることになる。
然るに、本発明のランプは、アークが陽極3の先端において凹部30を超えて径方向に広がって形成された場合でも、陽極3を構成する凹部30、R部31および平坦面32が、突起や角部といった電界が局所的に集中し易い箇所を有することなく滑らかに連続しているため、陽極表面において電界が局所的に集中することがない。
しかも、本発明のランプによれば、陽極3の陽極中心軸X上に設けられた凹部30の曲面に沿って電界が平均化され、陰極2から放出される電子を受け止める陽極表面における電流密度を分散させることができる。
したがって、本発明のランプは、長時間に亘り陽極3の消耗を抑制することができ、ランプの寿命を延長することができる。
図5は、本発明のランプおよび従来のランプのそれぞれについて、陽極3の先端から陰極2側に1mm離れた場所の電界強度をシュミレーションした結果を示す。同図の実線が本発明のランプ、破線が従来のランプである。本発明のランプは図2に示す凹部およびR部を有する陽極を備え、従来のランプは図6に示す凹部のみを有する陽極を備える。同図は縦軸が電界強度の任意単位、横軸がDR/2DAを示す。
従来のランプは、同図に示すようにDR/2DA=0.47の位置に電界強度の鋭いピークが観測された。DR/2DA=0.47は陽極に設けた凹部の直径DRがアーク直径2DAの約半分であり、換言すれば図4に示すようにアークAが凹部30を超えて径方向に広がったことを意味する。
図5に示すシュミレーションの結果から、従来のランプは、アークが凹部を超えて径方向に広がった場合に、凹部の周端部に電界が局所的に集中することが明らかとなった。従来のランプは、アークが凹部を超えて径方向に広がった場合に、陽極の消耗を十分に抑制することができないことが明らかである。
一方、本発明のランプは、DR/2DA=0.47の位置に電界強度の鋭いピークが観測されなかった。図5に示すシュミレーションの結果から、本発明のランプは、アークが凹部を超えて径方向に広がった場合であっても、陽極表面において電界強度が平均化されることが明らかとなった。本発明のランプは、アークが凹部を超えて径方向に広がった場合であっても、陽極の消耗を十分に抑制することができる。
以下に本発明の効果を確認するために行った実験およびその実験の結果について説明する。実験を行うにあたり、図2に示す陽極構造を有する本発明に係るランプA1〜A5を作製した。ランプA1〜A5は、以下に示すランプの基本構成を有するとともに、各陽極の仕様が互いに異なっている。
<ランプA1〜A5の基本構成>
・電極間距離L : 5mm
・水銀封入量 : 30mg/cc
・キセノンガス : 1気圧(常温)
・ランプ電力 : 5kW(キロワット)
・アーク直径2DA : 8.6mm
<ランプA1〜A5の陽極の仕様(図4参照)>
・陽極3は凹部30およびR部31を有する
・凹部30の深さH : 0.4〜1.4mm
・凹部30の直径DR : 2〜7mm
・凹部30を構成する円弧の半径DC : 1.5〜5.1mm
・凹部30の円弧の角度θ : 44°
・R部31の直径DQ : 4mm
・アーク直径2DA : 8.6mm
・DR/2DA : 0.23〜0.81
・凹部30の体積 : 0.79〜29mm
比較例として図6に示す陽極構造を有するランプB1〜B5を作製した。ランプB1,B2,B3,B4,B5が備える陽極は、R部を有しないことを除けば、それぞれ、ランプA1,A2,A3,A4,A5が備える陽極と同じ仕様を有している。
さらに、比較例として凹部を有しない陽極を有するランプC1も作製した。
ランプA1〜A5およびランプB1〜B5並びにランプC1をそれぞれ5kW(キロワット)のランプ電力で連続点灯させた。各ランプから放射される波長365nmの光の強度に基づき、各ランプについて、照度維持率が85%になるまでの点灯時間とランプ点灯初期の照度である初期照度とを測定した。その結果を表2に示す。
Figure 2011034824
表2に示すように、本発明のランプA1,A2,A3,A4,A5は照度維持率が85%になるまでの時間が、それぞれ390時間、400時間、390時間、340時間、250時間であった。比較例のランプB1,B2,B3,B4,B5は、照度維持率が85%になるまでの時間が、それぞれ370時間、310時間、250時間、220時間、180時間であった。
比較例のランプB1,B2,B3,B4,B5は、陽極がR部を有しないことを除くと、それぞれ本発明のランプA1,A2,A3,A4,A5と同じ陽極の仕様を有するものでありながら、本発明のランプに比べてランプ寿命が短いことが確認された。
本発明のランプA1〜A5は、陽極にR部を有することにより、陽極にR部を有しない比較例のランプB1〜B5に比べランプ寿命が長いことが確認された。なお、凹部を有しない陽極を備えるランプC1は、照度維持率が85%になるまでの時間が180時間であり、本発明のランプA1〜A5に比べてランプ寿命が格段に短いことが確認された。
また、本発明のランプA1,A2,A3,A4,A5の初期照度は、比較例のランプC1の初期照度を1とした場合に、それぞれ0.97、0.98、0.98、0.99、1.00であることが確認された。
比較例のランプB1,B2,B3,B4,B5の初期照度は、比較例のランプC1の初期照度を1とした場合に、それぞれ0.97、0.99、1.00、1.00、1.00であることが確認された。
表2に示す結果から、本発明のランプA1〜A5の初期照度は、比較例のランプB1〜B5およびC1の初期照度と概ね同じであることが確認された。
さらに、表2に示す結果から、ランプA1〜A5の初期照度は、概ね凹部の体積が小さくなるほど、高くなる傾向にあり、凹部を有しないランプC1の初期照度に近付くことが確認された。また、凹部の体積は、凹部の直径DRの三乗に影響を受けるため、凹部の直径DRが増減するに従って増減する。したがって、アーク直径2DAに比べて凹部の直径DRを小さくするほど、初期照度の低下を可及的に抑制することができる。
表2に示す結果から、本発明のランプA1〜A5は、比較例のランプB1〜B5およびC1と同等の初期照度が得られるものでありながら、比較例のランプB1〜B5およびC1よりもランプ寿命が長いことが確認された。
10 ランプ
1 発光管
11 発光部
12A,12B 封止部
13A,13B 口金
2 陰極
3 陽極
30 凹部
31 R部
32 平坦面
A アーク

Claims (2)

  1. 発光管の内部に対向して配置された陽極および陰極を備え、
    前記陽極の前記陰極に対向する先端部は、陽極中心軸上に形成された凹部と、前記凹部の周囲を包囲する平坦面とを有し、
    前記陽極と前記陰極とに電圧を印加したときに形成されるアークが、前記陽極に形成された凹部を超えて前記平坦面上に広がるショートアーク型放電ランプであって、
    前記陽極は、前記凹部および前記平坦面の間にR部が介在しており、
    前記凹部、R部および平坦面は滑らかに連続することを特徴とするショートアーク型放電ランプ。
  2. 前記陽極と前記陰極とに電圧を印加したときに形成されるアークの半径をDA、前記凹部の直径をDRとしたときに、0.47≦DR/2DA≦0.81の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載のショートアーク型放電ランプ。
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