JP2005340136A - ショートアーク型放電ランプ - Google Patents

ショートアーク型放電ランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2005340136A
JP2005340136A JP2004161211A JP2004161211A JP2005340136A JP 2005340136 A JP2005340136 A JP 2005340136A JP 2004161211 A JP2004161211 A JP 2004161211A JP 2004161211 A JP2004161211 A JP 2004161211A JP 2005340136 A JP2005340136 A JP 2005340136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
bulb
annular member
short arc
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004161211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4222258B2 (ja
Inventor
Satoru Takemura
哲 竹村
Chandra Paul Khokan
チャンドラ パウル コウカン
Akiyasu Yamaguchi
明康 山口
Yukio Yasuda
幸夫 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2004161211A priority Critical patent/JP4222258B2/ja
Publication of JP2005340136A publication Critical patent/JP2005340136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4222258B2 publication Critical patent/JP4222258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 バルブの有効利用範囲において電極蒸発物が内壁に付着するのを回避することにより、当該箇所の光透過率の低下を抑制し、照度維持率を高く維持することができる使用寿命が長いショートアーク型放電ランプを提供すること。
【解決手段】 発光管部およびこの発光管部の両端から外方に伸びるよう設けられた封止管部よりなるバルブと、発光管部内部に対向配置された一対の電極と、該電極をそれぞれ先端に有する一組の電極棒とを具備し、バルブの管軸が垂直姿勢で点灯されるショートアーク型放電ランプであって、上側に位置される電極棒に半径方向に突出する環状部材が設けられている。環状部材はタングステン(W),モリブデン(Mo),タンタル(Ta)あるいはこれらを主成分とした高融点材料,またはセラミックスのいずれかよりなるのがよく、構造としては円板形状,あるいは金属素線を渦巻状に巻回して略円板形状とした構造であるのがよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体素子、液晶素子或いはプリント基板素子などの露光に使用されるショートアーク型放電ランプに関する。
上記技術分野で使用されるショートアーク型放電ランプは例えば、特開2001−15070号等に記載されている。
図5は、係るショートアーク型放電ランプの管軸方向断面図である。
放電ランプにおけるバルブ50は、発光管部51の両端に外方に伸びる封止管部52が連設されている。発光管部51の内部には、一対の電極61,62が、各々電極棒71,72に固定され所定の間隔を隔てて互いに対向するよう配置されている。
一対の電極61,62はタングステンよりなり、例えば、全体が略円柱状であって先端部および後端部に各々外方に向かって先細りするよう曲面ないしは斜面が形成された陽極61と、先端が尖塔状に成形された陰極62と、から構成されている。
このようなショートアーク型放電ランプは、上記用途においては通常、陽極61が上、陰極62が下というバルブの管軸が垂直に位置される姿勢に保持されて、適宜の光学系と共に使用される。
ところで、上記ランプは、電流値の増加に伴う陽極61の過熱等に起因し、電極材の蒸発物がバルブ50の内壁に付着して発光管部51の光透過率が低下する、いわゆる黒化が生じることが知られている。黒化物はランプ点灯中のアークおよびアークの流れによる対流R(アークの周りには全周に亘ってRと同様の対流が生じているが、同図においては不図示である。)にのって運ばれるため、同図中Pで示す発光管部51上部近傍の環状の部分に付着し易く、当該箇所において顕著に発生する。
しかして、一般的な光学系においてはアークの中心から上下45°程度の角度範囲(以下「有効利用範囲」という。)から放射する光を利用することが多い。従って、上記黒化物がこの範囲内に付着しない間は光放射の低下に関して影響を生じるものではない。
ここで、従来技術に係るランプのバルブ内の対流を、図6を参照して詳述する。
まず、対流は、アークと共に発光管部51の中心部近傍において陰極62から陽極61に向かって、矢印X1のように下方から上方に向かって流れる。そして、陽極61の中央部で、電極棒71に沿って垂直下向きに流れる比較的低温の気流Y1と衝突した後、矢印X2で示すように発光管部51の管壁に向かって広がって、発光管部51の内壁にあたって折り返され、矢印X3のように内壁に沿って下方に向かって流れる。
特開2001−15070号
このように発光管部51上部の環状部分Pは、アークの傍を通過した対流が最初に発光管部51の内壁と衝突する箇所であり、アークから離れていて比較的低温であるため、蒸発物の付着が顕著に生じる。また、点灯時間に伴って黒化物の堆積が進むとともにその範囲も対流の流れ矢印X3に沿うよう下方に広がる。
このため、ランプの点灯時間の経過に従いバルブの光透過率が低下してランプの光強度が低下するという問題がある。
そこで、本発明が解決すべき課題は、バルブの有効利用範囲において電極蒸発物が内壁に付着するのを回避することにより、当該箇所の光透過率の低下を抑制し、照度維持率を高く維持することができる、使用寿命が長いショートアーク型放電ランプを提供することにある。
本発明のショートアーク型放電ランプは、発光管部およびこの発光管部の両端から外方に伸びるよう設けられた封止管部よりなるバルブと、このバルブの発光管部の内部に対向配置された一対の電極と、該電極をそれぞれ先端に有する一組の電極棒と、を具備し、前記バルブの管軸が垂直に位置される姿勢で点灯されるショートアーク型放電ランプにおいて、前記一組の電極棒のうち上側に位置される電極棒には、半径方向に突出する環状部材が設けられていることを特徴とする。
また、前記環状部材はタングステン(W),モリブデン(Mo),タンタル(Ta)あるいはこれらを主成分とした高融点材料,またはセラミックスのいずれかよりなるのがよい。
また、前記環状部材は円板形状,あるいは金属素線を渦巻状に巻回して略円板形状とした構造を有するのがよい。
本発明によれば、環状部材に沿う流れが誘起されて、上側の電極よりも上方の領域において複雑な流れが形成され易く、複数の渦が生成されると、アークよりの上昇気流を巻き込んで、電極材の蒸発物を捕捉してバルブの管壁、電極棒、環状部材などに衝突を繰り返して循環する。このとき、環状部材、電極棒、バルブ管壁に蒸発物が付着するため、ランプ中央領域のランプ内壁面に向かう流れは、蒸発物の濃度が低くなり、有効利用範囲における蒸発物の付着量が著しく減少し、有効利用範囲内において黒化の発生を抑制することができるようになる。また、付着場所がバルブ上方にずれるため、黒化が生じる領域をランプの有効利用範囲よりも上側に規制することができ、照度維持率を高く維持することができ、使用寿命が長いショートアーク型放電ランプを提供することができるようになる。
図1は本願第一の発明の実施形態を説明するショートアーク型放電ランプの断面図である。
この放電ランプにおいて、バルブ10は、石英ガラスにより形成され、発光空間Sを囲繞する楕円球形の発光管部11と、この発光管部11の両端から外方に伸びるよう連設された筒状の封止管部12とにより構成されており、それぞれ当該発光管部11に続く封止管部12の発光管部11に接近した個所に、封止管部12の一部が縮径された状態の絞り込み部12aが形成されている。
バルブ10の発光管部11内には、一対の電極すなわち、陽極13および陰極14が互いに対向するよう配置されており、その各々は、封止管部12から発光管部11に管軸に沿って伸びる例えばタングステンよりなる円柱状の電極棒15の先端に固定されて支持されている。バルブ10の発光管部11内には、キセノン、アルゴン、クリプトン等の希ガス若しくはこれらの混合物よりなる封入ガスおよび水銀などの発光物質が封入されている。
このショートアーク型放電ランプにおいては、例えば、陽極が上、陰極が下となるようにバルブの管軸が垂直に位置される姿勢に保持され、アークの中心から概略上下45°程度の角度範囲(有効利用範囲)から放射する光が利用されることになる。
バルブ10の封止管部12内においては、発光管部11に接近した位置に、電極棒15の外径に適合する内径の筒孔を有する石英ガラスよりなる電極棒保持用筒体16が、当該電極棒15が挿通された状態で配置され、この電極棒保持用筒体16の外周面は、封止管部12の一部である絞り込み部12aの内面に気密に溶着され、当該電極棒保持用筒体16の一端面16aが発光空間Sに露出している。封止管部12内における電極棒保持用筒体16の外端側には、封止用ガラス部材17が配置されている。この封止用ガラス部材17においては、その発光空間S側の内端部17aが外端に向かうに従って大径となる円錐台状に形成され、この内端部17aに続いて、封止管部12の内径に適合する外径の円柱状の胴部17bが形成されている。また、この封止用ガラス部材17には、その外端面から軸方向に沿って伸びる有底孔17cが形成されており、この有底孔17cには、その内径に適合する外径の外部リード棒18が挿入されている。
封止用ガラス部材17の外周面には、モリブデンよりなる複数の帯状の金属箔20が、当該封止用ガラス部材17の周方向に互いに離間して配置されており、金属箔20の各々の内端部は、封止用ガラス部材17の内端面に沿って伸びて電極棒15に接続され、金属箔20の各々の外端部は、封止用ガラス部材17の外端面に沿って伸びて外部リード棒18に接続され、当該封止用ガラス部材17の内端から外端に向かって伸びている。また、封止用ガラス部材17の外周面は、金属箔20を介して封止管部12の内面に気密に溶着されている。
封止用ガラス部材17の外端側には、外部リード棒18の外径に適合する筒孔を有する石英ガラスよりなるリード棒保持用筒体19が、当該外部リード棒18が挿入された状態で配置されており、このリード棒保持用筒体19の外周面は、封止管部12の内面に気密に溶着されている。
陽極13は、例えばタングステンよりなり、同図に示すように、先端に向かって先細りするよう曲面ないしはテーパが形成された先端部13aを有しており、そのうしろに略円柱状の胴部13bが連設し、更に胴部13bのうしろに、後方に向かって先細りする後端部13cが連設している。
ここで、一組の電極棒のうち上側に位置された電極棒15、同図においては陽極13側の電極棒15には、陽極13と電極棒保持用筒体16の間に、該電極棒15の表面から半径方向に突出する環状部材30が取り付けられている。
環状部材30は薄い板状で、その中心孔に電極棒15が挿通されて、溶接などの手段によって固定されている。この環状部材30は、陽極13の後端面13dと電極棒保持用筒体16の一端面16aとの間において、両方の部材に接触しないように間隙を有して配置されている。
環状部材30の材質としては、耐熱性に富むものであればよく、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)などの高融点金属、あるいはこれらのうちのいずれかを主成分とした高融点材料を好適に使用することができる。特にタンタルを用いるとゲッターとしての効果も期待できる。また、アルミナ(Al)やシリカガラス(SiO)などのセラミックスを用いることもできる。
図2は、本実施形態に係るランプの要部を拡大して示す説明図であり、図中左側に記載の矢印は、発光管部内の対流の様子を示し、これについては後段で説明する。
同図において、環状部材30と陽極13の後端面13dとの間に形成される間隙d(mm)は、例えば、陽極13の後端面13dと電極棒保持用筒体16の一端面16aの間の距離をD(mm)とすると0.2D〜0.8D(mm)である。
また、環状部材30の電極棒15外周面からの半径方向の突出長e(mm)は、例えば上側に配置された電極(ここでは陽極13)の最大径E(mm)(図示省略)とすると、2〜E/2(mm)、好ましくは0.2E〜0.4E(mm)である。このように、間隙d(mm)と突出長e(mm)を設定することで、矢印B1の流れを捕捉し易くなり対流の規制に効果的に作用する。
続いて、発光管部内の対流について説明する。
図2のように、電極棒保持用筒体の一端面16a近傍からの比較的低温の気流B1は、電極棒15に沿って下降すると環状部材30に衝突して半径方向外方に流れ、バルブ10の内壁に衝突して多数の小さい渦流を形成し、バルブ10上部の管壁、電極棒15、環状部材30に衝突する。その一部の気流が環状部材30とバルブ10の間隙を通過して、発光管部11側に流入する。
矢印A1で示すアーク近傍よりの上昇する気流は、陽極13の胴部13bの側面に沿って流れると、該陽極13の後端部13cに差し掛かったところで、矢印A2で示すように半径方向外方に広がるように流れ、バルブ10の管壁付近で環状部材30とバルブ10の間から流入したB2の気流と合流する。この矢印B2の気流は、環状部材30の上方において十分循環してから降下するため勢力が小さく、矢印A2の流れを下方に押し下げるには至らない。
そして、矢印A2、矢印B2の流れが合流して矢印C1の流れを形成し、そこから陽極13後端面13dと環状部材30との間に小さな渦流を形成する。しかる後、矢印C2のように環状部材30よりも上方に上昇して、そこでもバルブ10上部の管壁、電極棒15、環状部材30に衝突するような小さい渦流を形成する。これらの渦流は、アーク近傍からの上昇気流を巻き込んでおり、すなわち蒸発物を含んでおり、係る電極材の蒸発物のほとんどをバルブ10上部管壁、電極棒15、環状部材30などに付着せしめる。その結果、バルブ10の有効利用範囲近傍に下降する気流A3には蒸発物がほとんど含まれなくなる。
このように、多数の渦流が電極材の蒸発物を捕捉してバルブ10の管壁、電極棒15、環状部材30などに衝突を繰り返して循環する。このため、ランプ中央領域の流れ(A3)には蒸発物がほとんど含まれなくなるので、有効利用範囲における蒸発物の付着量が著しく減少し、有効利用範囲内において黒化の発生を抑制することができるようになる。その結果、光透過率が維持され、照度を高く維持することができ、使用寿命の長いショートアーク型放電ランプを提供できるようになる。
続いて、本発明に係る環状部材の実施形態を図面を参照して説明する。図3(a)〜(c)は環状部材の説明図である。
図3(a)は、内径が電極棒の外径とほぼ同じ中心孔30aを有し、円盤状に成形して製作された環状部材30である。厚みは例えば、0.1〜5mmである。電極棒との固定は、係る環状部材の中心孔近傍30aにおいて溶接、ロウ付けなどの手段によっても良いし、金属線などを電極棒に巻きつけて環状部材を係止させて固定してもよい。
図3(b)は、金属の線材を渦巻型に巻回して製作したものである。このように、環状部材30は板材に限定されず適宜変更が可能である。この環状部材30の中心部には電極棒取り付け用の取付け部30bが具備されており、係る取付け部30bにおいて電極棒に溶接等の手段で固定する。
図3(c)は、上記(a)と同様、円盤型に成形したもので、中心孔30a近傍に前記取付け部30bを形成したものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されることなく種々変更が可能である。
例えば、上記の例においては、陽極が上側に位置された姿勢で点灯するランプの例で説明したが、陰極を上側に位置させた姿勢で点灯するランプにも適用できる。その場合、環状部材は上側に位置された電極棒に装着される。
図3(a)で示した環状部材を用いて、下記仕様に従ってショートアーク型放電ランプを作製した。
定格消費電力:3.5kW
発光管部寸法:直径70mm、発光管部長さ100mm
封入ガス:アルゴン40kPa(25℃)
封入水銀:5.5g
陽極:直径20mm、長さ30mm
環状部材:厚さ0.5mm、外径22mm、材質モリブデン、環状部材の両側において電極棒に直径0.8mmのタンタル線を巻きつけ固定した。
なお、環状部材(30)と陽極後端面(13d)との間に形成される間隙(d(mm))は12mm、半径方向の突出長(e(mm))は5mmであった。
図3(a)で示した環状部材を用いて、下記仕様に従ってショートアーク型放電ランプを作製した。
定格消費電力:5kW
発光管部寸法:直径80mm、発光管部長さ110mm
封入ガス:アルゴン65kPa(25℃)
封入水銀:8.5g
陽極:直径25mm、長さ35mm
環状部材:厚さ5mm、外径22mm、材質モリブデン、環状部材の両側において電極棒に直径0.8mmのタンタル線を巻きつけ固定した。
なお、環状部材(30)と陽極後端面(13d)との間に形成される間隙(d(mm))は15mm、半径方向の突出長(e(mm))は7mmであった。
上記実施例1,2に係るランプとは、環状部材が取り付けられていないことを除いて同様の仕様となるよう、従来技術に係るランプをそれぞれ製作し、比較例1,2とした。以上の実施例1,2および比較例1,2に係る各ランプを点灯して照度維持率を測定した。これらの結果を図4(a),(b)に示す。同図において縦軸は、点灯初期の照度を100とした照度維持率(相対値)を示し、横軸は点灯時間(h)である。
図4(a)は、実施例1に係るランプと、その従来技術に係る比較例1に係るランプの照度維持率を測定した結果である。この結果から、照度維持率が大幅に改善されたことが分かる。例えば実施例1のランプ(3.5kWのランプ)では、点灯時間750hにおいて、比較例1(従来)のランプでは75であったのが本実施例に係るランプでは93.3になり、約18.3%の改善効果が得られた。
また、図4(b)は、実施例2に係るランプと、その従来技術に係る比較例2に係るランプの照度維持率を測定した結果である。実施例2のランプでは照度維持率が改善され、点灯時間750hにおいて、比較例2(従来)のランプでは73.5であったのが本実施例に係るランプでは89.3になり、約15.8%の改善効果が得られた。
以上のように、本発明によれば、環状部材に沿う流れが誘起されて、陽極よりも後方の領域において複雑な流れが形成され易く、複数の渦が生成されると、アークよりの上昇気流を巻き込んで、電極材の蒸発物を捕捉してバルブの管壁、電極棒、環状部材などに衝突を繰り返して循環する。このとき、環状部材、電極棒、バルブ管壁に蒸発物が付着する。
このため、ランプ中央領域のランプ内壁面に向かう流れは、蒸発物の濃度が低くなり、には含まれる蒸発物がほとんどなくなるので、有効利用範囲における蒸発物の付着量が著しく減少し、有効利用範囲内において黒化の発生を抑制することができるようになる。
その結果、光透過率が維持され、照度を高く維持することができ、使用寿命の長いショートアーク型放電ランプを提供できるようになる。
第一の実施形態を説明する断面図。 ランプの点灯中の対流を説明する図。 環状部材の説明図。 それぞれ(a)実施例1(b)実施例2の照度維持率を示す図。 従来のショートアーク型放電ランプの管軸方向断面図。 従来のショートアーク型放電ランプの対流を説明する図
符号の説明
10 バルブ
11 発光管部
12 封止管部
13 陽極
14 陰極
15 電極棒
16 電極棒保持用筒体
17 封止用ガラス部材
18 外部リード棒
19 リード棒保持用筒体
20 金属箔
30 環状部材
30a 中心孔
30b 取付け部
31 溝
S 発光空間
P,Q バルブ上部

Claims (3)

  1. 発光管部およびこの発光管部の両端から外方に伸びるよう設けられた封止管部よりなるバルブと、このバルブの発光管部の内部に対向配置された一対の電極と、該電極をそれぞれ先端に有する一組の電極棒と、を具備し、前記バルブの管軸が垂直に位置される姿勢で点灯されるショートアーク型放電ランプにおいて、
    前記一組の電極棒のうち上側に位置される電極棒には、半径方向に突出する環状部材が設けられていることを特徴とするショートアーク型放電ランプ。
  2. 前記環状部材がタングステン(W),モリブデン(Mo),タンタル(Ta)あるいはこれらを主成分とした高融点材料,またはセラミックスのいずれかよりなることを特徴とする請求項1に記載のショートアーク型放電ランプ。
  3. 前記環状部材が円板形状あるいは金属素線を渦巻状に巻回して略円板形状とした構造を有することを特徴とする請求項1に記載のショートアーク型放電ランプ。

JP2004161211A 2004-05-31 2004-05-31 ショートアーク型放電ランプ Expired - Lifetime JP4222258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004161211A JP4222258B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 ショートアーク型放電ランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004161211A JP4222258B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 ショートアーク型放電ランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005340136A true JP2005340136A (ja) 2005-12-08
JP4222258B2 JP4222258B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=35493442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004161211A Expired - Lifetime JP4222258B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 ショートアーク型放電ランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4222258B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543309A (ja) * 2006-07-13 2009-12-03 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高圧放電ランプ
JP2010250951A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Yumex Inc ショートアーク型放電灯
KR20170041150A (ko) * 2015-10-06 2017-04-14 우시오덴키 가부시키가이샤 쇼트 아크형 방전 램프

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543309A (ja) * 2006-07-13 2009-12-03 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高圧放電ランプ
US8212479B2 (en) 2006-07-13 2012-07-03 Osram Ag High-pressure discharge lamp with improved intensity distribution
JP2010250951A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Yumex Inc ショートアーク型放電灯
KR20170041150A (ko) * 2015-10-06 2017-04-14 우시오덴키 가부시키가이샤 쇼트 아크형 방전 램프
CN107026069A (zh) * 2015-10-06 2017-08-08 优志旺电机株式会社 短弧型放电灯
CN107026069B (zh) * 2015-10-06 2020-02-28 优志旺电机株式会社 短弧型放电灯
TWI703610B (zh) * 2015-10-06 2020-09-01 日商牛尾電機股份有限公司 短弧型放電燈
KR102316136B1 (ko) * 2015-10-06 2021-10-22 우시오덴키 가부시키가이샤 쇼트 아크형 방전 램프

Also Published As

Publication number Publication date
JP4222258B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007095327A (ja) ショートアーク型放電灯
JP2000306549A (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP2007172959A (ja) メタルハライドランプ
JP2008027745A (ja) メタルハライドランプおよび照明装置
JP4222258B2 (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP2006012672A (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP5363174B2 (ja) ショートアーク型放電灯
JP3298453B2 (ja) ショートアーク型放電ランプ
EP2894656B1 (en) Metal halide lamp
JP4301892B2 (ja) 金属蒸気放電ランプおよび照明装置
JPH10208696A (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP2001118542A (ja) ショートアーク型高圧水銀ランプ
JP2011141998A (ja) ショートアーク型放電ランプ
CN109390208B (zh) 短弧型放电灯
JP4587118B2 (ja) ショートアーク放電ランプ
JP6691317B2 (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP5856380B2 (ja) ショートアーク型放電ランプ
JPH066447Y2 (ja) ショートアーク型水銀蒸気放電灯
JP6562298B2 (ja) 放電ランプ
JP2007134330A (ja) メタルハライドアーク放電ランプ
JP2016031792A (ja) 蛍光ランプ
JP2006286378A (ja) 蛍光ランプ装置及び照明装置
JP2024012866A (ja) 映写機用キセノンランプ
JP2004139906A (ja) 蛍光ランプ及び蛍光ランプの水銀放出部材
JP2010010022A (ja) 放電ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4222258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250