JP2011034774A - シールドコネクタの接続構造及びシールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタの接続構造及びシールドコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造のものでオス側とメス側のインナー端子を全面シールド状態に接続させることができる、シールドコネクタの接続構造を提供する。
【解決手段】オス側のシールドコネクタ10Bおよびメス側のシールドコネクタ10Aは、オス側のシールド端子40Bに収納されたオス側の絶縁体30Bおよびメス側のシールド端子40Aに収納されたメス側の絶縁体30Aのそれぞれの半割面の少なくとも一部が対向した状態で、且つ、オス側の絶縁体30Bに固定されたオス側のインナー端子20Bがメス側の絶縁体30Aに固定されたメス側のインナー端子20Aに嵌合した状態で、一体となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールド線の端部に装着してシールド線同士あるいは電子機器等と接続するために用いられるシールドコネクタに係り、特に、少ない部品で構成可能であるとともに簡単に嵌合させて接続させることができるシールドコネクタの接続構造及びシールドコネクタに関するものである。
近年、自動車用の信号伝送システムの高速LAN化が進み、伝送する信号が高周波化してきている。このため、例えば自動車内で高周波信号ケーブルを用いたいという要求がある。高周波信号の伝送において良好な伝送特性を得るには、ケーブルやコネクタなどのインピーダンスマッチング、クロストークの軽減、あるいはEMI(Electro Magnetic Interference;電磁妨害雑音)対策などが重要となる。
従来のシールドコネクタの構成は、外側のハウジングを構成するシールドシェルに形成される開口部を覆うものの、シールドシェルの装着箇所に形成されるシールド層が途切れた部分をシールドするものではなかった。このため、このシールド層が一部途切れた部分からノイズの放射が生じ、シールドカバーのノイズ抑制の効果が減殺されている。
そこで、シールド線やシールドコネクタの内導体端子のシールド層が、シールド線とシールドコネクタとの接合部で断絶せず、ノイズの放射を抑制することができるシールドコネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、図7に示すように、このシールドコネクタ100は、信号線101Aを内導体端子102に圧着するためのシールドシェル103の開口部103Aを覆うシールドカバー104の一端に、一対の係合片104Aが形成され、他端には舌片状の弾性接触片104Bが形成され、前記係合片104Aを、シールドケーブル100の編組101Bに圧着されるシールドシェル103のケーブルバレル103Bに弾性的に係合し、前記弾性接触片104Bを、シールドシェル103の開口部103Aから内部に挿入して、シールドシェル103の内壁面に弾性的に接触させ、開口部103Aを覆うと共に、シールドカバー104を両端でシールドシェル103に電気的に導通させたものである。このような構成により、電磁的遮蔽性に優れ、ノイズの放射を抑制するように構成している。なお、図中符号105は誘電体ハウジングを示す。
特開2005−203217号公報
ところが、特許文献1に記載のシールドコネクタにあっては、開放された開口部を別部品で覆う構造であるので、その分、部品コストが嵩むとともに、開口部を閉じる加工費も余計に必要となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構造のものでオス側とメス側のインナー端子を全面シールド状態に保持することができる、シールドコネクタの接続構造及びシールドコネクタを低コストで提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るシールドコネクタの接続構造は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 一方のシールド線の芯線と電気的に接続するオス側のインナー端子と、前記一方のシールド線の編組線と電気的に接続する、半割された半円筒中空形状の収納部を有するオス側のシールド端子と、前記オス側のシールド端子の収納部に収納可能な半円筒形状であって、その半割面上に前記オス側のインナー端子を固定可能なオス側の絶縁体と、を備えるオス側のシールドコネクタと、
他方のシールド線の芯線と電気的に接続するメス側のインナー端子と、前記他方のシールド線の編組線と電気的に接続する、半割された半円筒中空形状の収納部を有するメス側のシールド端子と、前記メス側のシールド端子の収納部に収納可能な半円筒形状であって、その半割面上に前記メス側のインナー端子を固定可能なメス側の絶縁体と、を備えるメス側のシールドコネクタと、
を備え、
前記オス側のシールドコネクタおよび前記メス側のシールドコネクタは、前記オス側のシールド端子に収納された前記オス側の絶縁体および前記メス側のシールド端子に収納された前記メス側の絶縁体のそれぞれの半割面の少なくとも一部が対向した状態で、且つ、前記オス側の絶縁体に固定された前記オス側のインナー端子が前記メス側の絶縁体に固定された前記メス側のインナー端子に嵌合した状態で、一体となる、
こと。
(2) 一体となった前記オス側のシールドコネクタおよび前記メス側のシールドコネクタにおける前記オス側のシールド端子および前記メス側のシールド端子の外側面を覆うアウターハウジングをさらに備え、
前記アウターハウジングは、前記オス側のシールドコネクタおよび前記メス側のシールドコネクタが一体となった状態で、前記オス側のシールド端子および前記メス側のシールド端子を保持する、
こと。
(3) 前記アウターハウジングの各シールド端子に臨む内側面には、突起が設けられ、
前記シールド端子のそれぞれの外側面には、前記アウターハウジングが外挿されたときに前記突起が嵌入するロック孔が設けられている、
こと。
上記(1)の構成のシールドコネクタの接続構造によれば、簡単な構造のものでオス側とメス側のインナー端子を全面シールド状態に保持することができる。
上記(2)の構成のシールドコネクタの接続構造によれば、オス側のシールドコネクタとメス側のシールドコネクタとの相対位置を簡単に合わせ、ロックさせておくことができる。
上記(3)の構成のシールドコネクタの接続構造によれば、簡単な構造のもので、オス側のシールドコネクタとメス側のシールドコネクタがアウターハウジングから抜け出すのを防止できる。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るシールドコネクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(4) シールド線の芯線と電気的に接続するインナー端子と、前記シールド線の編組線と電気的に接続する、半割された半円筒中空形状の収納部を有するシールド端子と、前記シールド端子の収納部に収納可能な半円筒形状であって、その半割面上に前記インナー端子を固定可能な絶縁体と、を備えるシールドコネクタであって、
前記シールド端子に収納された前記絶縁体の半割面が相手方のシールド端子に収納された相手方の絶縁体の半割面に少なくとも一部が対向した状態で、且つ、前記絶縁体に固定された前記インナー端子が前記相手方の絶縁体に固定された相手方のインナー端子に嵌合した状態で、相手方のシールドコネクタと一体となる、
こと。
上記(4)の構成のシールドコネクタによれば、簡単な構造のものでオス側とメス側のインナー端子を全面シールド状態に保持することができる。
本発明のシールドコネクタの接続構造は、シールド線の芯線がそれぞれ接続された、オス側、メス側の各インナー端子が嵌合されて電気的に導通されているとともに、シールド線の編組線がそれぞれ導通された、オス側、メス側の各シールド端子が、互いの半割面どうしが対向することによってその内部の空間が外部から遮蔽された状態を作り出していることにより、オス側、メス側のインナー端子がシールディングされた環境を実現している。従って、簡単な接続作業でオス側とメス側のインナー端子を全面シールド状態に保持させることができる、という利点がある。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
(A)は本発明の実施形態に係るメス側とオス側のシールドコネクタを組み付けた状態を示す斜視図で、(B)はその縦断面図ある。 図1のメス側シールドコネクタを示す斜視図である。 図2のメス側シールドコネクタの分解斜視図である。 図2のメス側シールドコネクタの組付状態を示す説明図である。 図1のオス側シールドコネクタを示す斜視図である。 アウターハウジングにメス側シールドコネクタが挿入された状態を示す縦断面図である。 (A)は従来のシールドコネクタの分解斜視図、(B)はその組立後の状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシールドコネクタの接続構造における、メス側シールドコネクタ10Aとオス側シールドコネクタ10Bを組み付けた状態を示す斜視図及び断面図である。
このうち、メス側シールドコネクタ10Aには、図2に示すように、大略構成として、導電体で形成されたメス側のインナー端子20Aと、メス側の絶縁体30Aと、導電体で形成されたシールド端子40Aと、を備えている。
一方、図6に示すオス側シールドコネクタ10Bにも、メス側シールドコネクタ10Aと同様に、導電体で形成されたオス側のインナー端子20Bと、オス側の絶縁体30Bと、メス側シールドコネクタ10Aのシールド端子40Aと同様のシールド端子40Bと、を備えている。
また、メス側シールドコネクタ10Aとオス側シールドコネクタ10Bには、それぞれ、シールド線(シールドケーブル)50が接続されている。このシールド線50は、中心部の芯線51と、芯線51の外周を被覆する絶縁性の樹脂などの絶縁体で形成した被覆部52と、被覆部52の外側に周設した導電性の編組線53と、この編組線53の外側を被覆する樹脂などの絶縁性の外皮54と、を有する。本実施形態のシールド線50は、単芯のものがシールドされた構成のものであるが、2芯あるいは3芯以上の芯線が一括シールドされた構成であってもよい。なお、編組線53には、予め、終端部分が所要長さだけ外側(又は内側)に折返されて折返部53Aが形成されてある。
メス側のインナー端子20Aは、先端が窄んだばね性を有しオス側のインナー端子20Bが挿入されて嵌合される円筒形状の先端部21と、半割されて半円筒形状を呈するとともに芯線51が接続される基端部22とを備えており、シールド線50の芯線51の先端部が上から載置されて電気的に接続されている。本実施形態のインナー端子20Aは、被覆部52、編組線53、及び外皮54が所定長さ剥ぎ取られて露出した芯線5の先端部分が、半円筒形状の基端部22に半田付け又は溶着されて電気的な接続が行われている。
なお、本実施形態のメス側のインナー端子20Aは、メス側の絶縁体30Aの成形の際にインサート成形によってこの絶縁体30Aと一体に形成されている。また、オス側のインナー端子20Bについても、同じように、絶縁体30Bと一体成形されている。
メス側の絶縁体30Aは、図3に示すように、所定外径寸法の中空半円筒形状を有する先端部31と、先端部31から一体で延びる同一外径寸法の中実半円筒形状を有する基端部32とを備えた構成であって、シールド端子40Aの内側の半円筒形状の空間からなる収納部に収納されている。本実施形態の絶縁体30Aには、特に基端部32の中心部に、その中心軸方向に沿ってメス側のインナー端子20Aの片側(下半分程度)が埋まる程度の深さにメス側のインナー端子20Aが埋設されている。
また、この絶縁体30Aには、基端部32の中心部に設けたインナー端子20Aを挟むような状態でその両側位置の半割面321上に、略矩形板状(若しくは矩形ブロック状)のスペース体33が突出している。このスペース体33は、シールド端子40どうしを重なり合うように組み付けたときにメス側のインナー端子20A(及びオス側のインナー端子20B)の厚さ方向での設置スペースを確保させるためのものであって、その厚さ(t)が半割面321から突出するインナー端子20A(特に、埋設する先端部21側の半割面321から突出する部分)の高さとほぼ同程度かそれより若干低い程度の寸法に形成されている。また、インナー端子20Aを挟む2つのスペース体33は、インナー端子20Aの幅よりも短い距離だけ離間している。このため、絶縁体30Aに片側(下半分程度)が埋まる程度のメス側のインナー端子20Aが、該絶縁体30Aから抜け出ることを防止している。なお、本実施形態のメス側のインナー端子20Aは、メス側の絶縁体30Aの成形の際にインサート成形によってこの絶縁体30Aと一体に形成されているように述べたが、絶縁体30Aの成形後に、インナー端子20Aを2つのスペース体33の間に嵌め込むようにしてもよい。
メス側のシールド端子40Aは、半割された半円筒形状の導電体から構成されており、シールド線50の編組線53と電気的に導通されている。この本実施形態のシールド端子40Aには、半円筒形状の収納部に絶縁体30Aが収納されており、適宜の固定手段(例えば、圧入などによる)で固定されている。また、本実施形態のシールド端子40Aには、図3及び図4に示すように、基端部に左右に開いた状態で上方に一対延びる編組圧着部41と、中央位置の左右両側面部分に溝42を切り欠いて形成した、絶縁体30Aを一体化させるための固定手段を構成する圧入片43とが形成されている。編組圧着部41は編組線53を加締めるための圧着バレルである。また、溝42および圧入片43は、絶縁体30Aの外側面に設けられた溝34に嵌り込むことによって、絶縁体30Aをシールド端子40Aに固定する。
また、このシールド端子40Aには、同じく図3及び図4に示すように、オス、メスのシールド端子を組み合わせたのちに、後述するアウターハウジング60を外挿させて締結させる際に、シールド端子40Aからアウターハウジング60が抜け出すのを防止するのと同時に、双方の相対的な位置ずれを防止するため、ロック手段の一部を構成するロック孔44を中央位置の中心部に穿設されている。
ここまでは、メス側シールドコネクタ10Aを構成する、導電体で形成されたメス側のインナー端子20Aと、メス側の絶縁体30Aと、導電体で形成されたシールド端子40Aとについて説明してきたが、図5に示すようなオス側シールドコネクタ10Bについても、オス側のインナー端子20Bを用いてある点で異なるだけで、本質的な相違点は特にないので、説明は省略する。
次に、本発明に係るシールドコネクタの接続構造が適用された本実施形態のメス側のシールドコネクタ10Aとオス側のシールドコネクタ10Bの製造方法、およびこのコネクタどうしの接続手順について説明する。
なお、このシールドコネクタの接続構造には、組み付けられたメス側のシールドコネクタ10Aとオス側のシールドコネクタ10Bを、アウターハウジング60に内挿(挿入)させることにより、各シールドコネクタ10A、10Bとの相対位置のずれが防止された状態で、緊締状態に一体に固定保持させる構成であるため、初めに、図6を参照しながらアウターハウジング60について説明する。
アウターハウジング60は、メス側とオス側のシールド端子40A、40Bの半割面45どうしを対向させるような状態で組み合わせた一対のシールド端子40A、40Bを挿入させて一体に保持することにより、全領域に亘って電磁遮蔽に漏れのないシールディングを行うものであり、シールド端子40A、40Bとの間でロック手段Rを設けている。このロック手段Rは、シールド端子40A、40Bに臨むアウターハウジング60の内側面に設けた突起61と、アウターハウジング60が外挿されたときに突起61が嵌入する、各シールド端子に設けたロック孔44とで構成されている。
なお、この突起61は、図6に示すように、メス側のシールドコネクタ10Aに対する突起61Aと、オス側のシールドコネクタ10Bに対する突起61Bとで構成されている。
次に、このコネクタを構成するメス側のシールドコネクタ10Aとオス側のシールドコネクタ10Bの組付方法について説明するが、どちらのコネクタもインナー端子の構造が異なるだけで、その構成は同じであるので、メス側のシールドコネクタ10Aの組付方法についてのみ説明する。
メス側のシールドコネクタ10Aは、予め、芯線51及び編組線53を剥き出して所定の予備加工が完了したシールド線50と、インナー端子20Aが組み付けられた絶縁体30Aと、シールド端子40Aとの3点を用意する。
初めに、それぞれ、半割面321が同方向に揃えた姿勢のまま、絶縁体30Aをシールド端子40Aの半円筒形状の収納部に収納させ、その後、圧入片43を絶縁体30Aの外側面に設けられた溝34に圧入させて絶縁体30Aとシールド端子40Aとを一体に組付ける。
その後、芯線51をインナー端子20Aの電線接続部を構成する基端部22に落とし込むとともに半田付け又は溶着によって芯線51とインナー端子20Aとを電気的に接続させる。また、これと同時に、編組圧着部41を加締めて編組線53に圧着させることで、シールド端子40Aと編組線53とを導通させておく。このようにして、メス側のシールドコネクタ10Aが完成する。同様の要領でオス側のシールドコネクタ10Bも組みつけておく。
次に、これらのコネクタどうしを結合させる場合には、初めに、図6に示すように、メス側のシールドコネクタ10Aをアウターハウジング60の一方側の挿入孔60Aから挿入させて内挿させておく。なお、この挿入動作は、シールドコネクタ10Aのロック孔44に突起61が嵌入するまで行う。
そして、メス側のシールドコネクタ10Aに対して、半割面(例えば絶縁体30Bの半割面321或いはシールド端子40Bの半割面45)が対向するような姿勢で、アウターハウジング60の反対側の挿入孔60Bにオス側のシールドコネクタ10Bを挿入させていき、同じく、ロック孔44に突起61が嵌入するまで挿入動作を行う。
このようにして、アウターハウジング60の内部に、メス側のシールドコネクタ10Aとオス側のシールドコネクタ10Bを挿入させて、それぞれ、ロック孔に突起が嵌入すれば、メス側とオス側のシールドコネクタ10A、10Bの組み付けが完了、すなわち、インナー端子20A、20B同士が嵌合し、絶縁体30A、30Bがインナー端子20A、20Bの外周を覆い、且つ、絶縁体30A、30Bの外周をシールド端子40A、40Bが覆った状態になる。その結果、双方のシールド線50が電気的に接続されるとともに、それぞれのシールド端子40が互いに相手側の開放された半割面が臨む空間(非シールド部分)を覆うことで相補的に漏れのないシールディングが実現できる。しかも、インピーダンス整合が同時に図られる。
以上、本実施形態のシールドコネクタの接続構造によれば、上述したように、互いに半割形状を有するシールド端子40A、40Bを、その半割面45が閉じ合わされるように組み付けている。従って、互いにインナー端子20A、20Bに対して、自己側のシールド端子40A、40Bによるシールド作用とともに、相手側のシールド端子40B、40Aによる相補的なシールド作用が得られるので、本発明の半割形状のシールドコネクタ10A、10Bを用いても、全領域に亘って漏れのない電磁遮蔽特性が得られる。
なお、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
10A メス側シールドコネクタ
10B オス側シールドコネクタ
20A メス側のインナー端子
20B オス側のインナー端子
21 先端部
22 基端部
30A メス側の絶縁体
30B オス側の絶縁体
31 先端部
32 基端部
321 半割面
40A メス側のシールド端子
40B オス側のシールド端子
41 編組圧着部
42 溝
43 圧入片(固定手段)
44 ロック孔(ロック手段)
50 シールド線
51 芯線
52 被覆部
53 編組
54 外皮
60 アウターハウジング
60A,60B 挿入孔
61 突起(ロック手段)
R ロック手段

Claims (4)

  1. 一方のシールド線の芯線と電気的に接続するオス側のインナー端子と、前記一方のシールド線の編組線と電気的に接続する、半割された半円筒中空形状の収納部を有するオス側のシールド端子と、前記オス側のシールド端子の収納部に収納可能な半円筒形状であって、その半割面上に前記オス側のインナー端子を固定可能なオス側の絶縁体と、を備えるオス側のシールドコネクタと、
    他方のシールド線の芯線と電気的に接続するメス側のインナー端子と、前記他方のシールド線の編組線と電気的に接続する、半割された半円筒中空形状の収納部を有するメス側のシールド端子と、前記メス側のシールド端子の収納部に収納可能な半円筒形状であって、その半割面上に前記メス側のインナー端子を固定可能なメス側の絶縁体と、を備えるメス側のシールドコネクタと、
    を備え、
    前記オス側のシールドコネクタおよび前記メス側のシールドコネクタは、前記オス側のシールド端子に収納された前記オス側の絶縁体および前記メス側のシールド端子に収納された前記メス側の絶縁体のそれぞれの半割面の少なくとも一部が対向した状態で、且つ、前記オス側の絶縁体に固定された前記オス側のインナー端子が前記メス側の絶縁体に固定された前記メス側のインナー端子に嵌合した状態で、一体となる、
    ことを特徴とするシールドコネクタの接続構造。
  2. 一体となった前記オス側のシールドコネクタおよび前記メス側のシールドコネクタにおける前記オス側のシールド端子および前記メス側のシールド端子の外側面を覆うアウターハウジングをさらに備え、
    前記アウターハウジングは、前記オス側のシールドコネクタおよび前記メス側のシールドコネクタが一体となった状態で、前記オス側のシールド端子および前記メス側のシールド端子を保持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタの接続構造。
  3. 前記アウターハウジングの各シールド端子に臨む内側面には、突起が設けられ、
    前記シールド端子のそれぞれの外側面には、前記アウターハウジングが外挿されたときに前記突起が嵌入するロック孔が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシールドコネクタの接続構造。
  4. シールド線の芯線と電気的に接続するインナー端子と、前記シールド線の編組線と電気的に接続する、半割された半円筒中空形状の収納部を有するシールド端子と、前記シールド端子の収納部に収納可能な半円筒形状であって、その半割面上に前記インナー端子を固定可能な絶縁体と、を備えるシールドコネクタであって、
    前記シールド端子に収納された前記絶縁体の半割面が相手方のシールド端子に収納された相手方の絶縁体の半割面に少なくとも一部が対向した状態で、且つ、前記絶縁体に固定された前記インナー端子が前記相手方の絶縁体に固定された相手方のインナー端子に嵌合した状態で、相手方のシールドコネクタと一体となる、
    ことを特徴とするシールドコネクタ。
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