JP2011033083A - 車輪用転がり軸受け装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内輪フランジ8の外端面8aが、円環状のブレーキディスクロータ20の中心孔20aに嵌まるように、ブレーキディスクロータ20が内輪フランジ8に外嵌されて固定されている。ブレーキディスクロータ20の円筒部24の内周面24aと内輪フランジ8の外端面8aとが接合されている。内輪フランジ8の外端面8aには研磨が施されている。内輪フランジ8の外端面8aの面精度が高いので、ブレーキディスクロータ20が偏芯のない状態で内輪フランジ8に固定されている。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、コストアップすることなく、異音の発生を防止することができる車輪用転がり軸受け装置を提供することを目的とする。
この構成によれば、フランジの外周面がブレーキディスクロータの中心孔に嵌まるように、ブレーキディスクロータがフランジの外周面に嵌合されて固定されている。すなわち、円環状のブレーキディスクロータの内周面とフランジの外周面とが接合されている。したがって、フランジの外周面の面精度を高く設定すれば、ブレーキディスクロータをほとんど偏芯のない状態でフランジに固定することが可能である。この場合には、回転時におけるブレーキディスクロータの振れの発生を抑制することができる。フランジの外周面(8a)はフランジの表面(8b)に比較して小面積であるので、フランジ外周面の面精度を、比較的安価に向上させることができる。これにより、コストアップすることなく、異音の発生を防止することができる。
また、ブレーキディスクロータが、フランジに締まり嵌めにより外嵌されていることが好ましい。この場合、回転時におけるブレーキディスクロータの振れを、より効果的に抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車輪用転がり軸受け装置1の構成を概略的に示す断面図である。車輪用転がり軸受け装置1は、自動車のハブユニットとして使用される内・外輪フランジ付き複列アンギュラ型玉軸受け装置である。車輪用転がり軸受け装置1には、ブレーキディスクロータ20が一体的に取り付けられている。図1では、車輪用転がり軸受け装置1を車体に取り付けたときの車体の外側方向を左側に示し、車輪用転がり軸受け装置1を車体に取り付けたときの車体の内側方向を右側に示している。
ブレーキディスクロータ20は、ベンチレーテッドタイプのものであり、中心孔20aを有する円盤状に形成されている。具体的には、ブレーキディスクロータ20は、円環状のアウター側プレート21と、円環状のインナー側プレート22と、一対のプレート21,22間に挟まれた多数のフィン23とを備えている。アウター側プレート21の内周には、ブレーキディスクロータ20を内輪フランジ8に外嵌するための円筒部24が、アウター側に向けて突出して形成されている。これら一対のプレート21,22、フィン23および円筒部24を含むブレーキディスクロータ20は、鋳造により形成されている。このため、円筒部24の内周面24aの面精度は比較的高い。
内輪フランジ8の外周面としての外端面8aには、複数(たとえば5つ)の雌ねじ孔14が径方向外方に向けて穿設されている。この複数の雌ねじ孔14は、内輪フランジ8の外端面8aに周方向に等間隔に形成されている。内輪フランジ8の外端面8aには、その全域に研磨が施されている。内輪フランジ8の外端面8aは内輪フランジ8の表面8bに比較して小面積であるため、内輪フランジ8の外端面8aの全域に比較的容易に研磨を施すことが可能である。このように内輪フランジ8の外端面8aの全域に研磨が施されているので外端面8aの面精度が高い。内輪フランジ8の外径は、ブレーキディスクロータ20の円筒部24の内径よりも若干大きく設定されている。すなわち、円筒部24が内輪フランジ8に締まり嵌めにより外嵌される。
図2は、本発明の他の実施形態に係る車輪用転がり軸受け装置30の構成を概略的に示す断面図である。図2において、図1に示された各部に対応する部分には、図1と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
内輪フランジ8の外端面8aには、複数(たとえば5つ)のリベット溝33が穿設されている。この複数のリベット溝33は、内輪フランジ8の外端面8aに周方向に等間隔に形成されている。また、ブレーキディスクロータ20の円筒部24の内周面24aには、内輪フランジ8のリベット溝33に対応する位置に、リベット孔34が形成されている。
内輪フランジ8と円筒部24との接合の際には、ブレーキディスクロータ20の円筒部24を内輪フランジ8に外嵌するとともに、リブ32の先端をブレーキディスクロータ20のアウター側プレート21の表面21bに当接させて、ブレーキディスクロータ20を内輪フランジ8に対して位置決めする。その後、ブレーキディスクロータ20のリベット孔34を内輪フランジ8のリベット溝33に合致させて、アウター側からリベット31が挿通された後、そのリベット31の頭部がつぶされる。これにより、円筒面24の内周面24aと内輪フランジ8の外端面8aとがリベット接合されて、ブレーキディスクロータ20が内軸2(車輪用転がり軸受け装置1)に固定される。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。
前述の図1に示す実施形態において、内輪フランジ8の外端部に、図2に示すリブ32が突設されていてもよい。この場合、ブレーキディスクロータ20の挿通孔25と、内輪フランジ8の雌ねじ孔14とを合致させる際の作業性を、より高めることができる。
Claims (2)
- 軸体と、前記軸体に外嵌されて固定されている内輪と、前記内輪に対して回転自在に外嵌されている外輪と、前記内輪および外輪の間に保持されている複数の転動体とを備える車輪用転がり軸受け装置であって、
前記軸体には、外方へ張り出すフランジが形成されており、
前記フランジの外周面が、円環状をしたブレーキディスクロータの中心孔に嵌まるように、前記ブレーキディスクロータが前記フランジの前記外周面に嵌合固定されていることを特徴とする、車輪用転がり軸受け装置。 - 前記ブレーキディスクロータは、前記フランジの前記外周面に、ボルトまたはリベットにより固定されていることを特徴とする、請求項1記載の車輪用転がり軸受け装置。
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