JP2011032962A - 内燃機関の始動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トルク伝達部24の内周側にはインナレース本体36が配置され、トルク伝達部24の外周側にはアウタレース本体28が配置される。装置の一側方には給油空間19が形成されている。アウタレース12は、アウタレース本体28の一端側からトルク伝達部24における給油空間19に近い側の一側面を覆うように延びてクランクシャフト10側に連結されるアウタレース連結部29を有する。インナレース23は、インナレース本体36の他端側からトルク伝達部24における給油空間19から遠い側の他側面を覆うように延びてリングギア20側に連結されるインナレース連結部37を有する。インナレース本体36とアウタレース連結部29との間には、第1シール部材が配置されている。
【選択図】図1
Description
アウタレースがアウタレース本体の一端側からトルク伝達部における給油部に近い側の一側面を覆うように延びてクランクシャフト側に連結されるアウタレース連結部を有し、インナレースがインナレース本体の他端側からトルク伝達部における給油部から遠い側の他側面を覆うように延びてリングギア側に連結されるインナレース連結部を有し、インナレース本体とこれに対向するクランクシャフト側の対向面との間にはシール部材が配置されているから、従来よりもシール部材の径寸法が小さくなる。このため、シール部材の接触部における周速が遅くなり、摩擦熱の上昇を抑えることができる結果、シール部材の劣化の進行をくい止めることができる。
請求項1の発明の構成によれば、アウタレース連結部の存在に起因し、シール部材及びトルク伝達部に給油部のオイルが届き難いという事情がある。とくに、オイルは遠心力によって外側に流れるため、シール部材及びトルク伝達部にオイルを供給するのが一段と難しくなる。その点、本発明の構成によれば、アウタレース連結部の対向面にオイル孔が開口して形成されているため、オイル孔からシール部材及びトルク伝達部へとオイルを円滑に行き渡らせることができる。
シリンダブロックにジェット孔が形成されているから、ジェット孔から噴射されるオイルによってシール部材及びトルク伝達部を安定確実に潤滑させることができる。
本発明の実施形態1を図1によって説明する。実施形態1は、クランクシャフト10とスタータモータ11との間に構成される常時噛み合いの始動装置を例示するものである。
クランクシャフト10の端部は、ベアリングメタル15を介してシリンダブロック16に回転可能に支持されている。シリンダブロック16の内部にはベアリングメタル15にオイルを供給する給油路17が径方向(図示上下方向)に延出して形成されている。また、シリンダブロック16には給油路17と略直交するジェット孔18が形成されている。ジェット孔18は、その内径が給油路17の内径よりも小さくされ、軸方向(図示左右方向)に延出してシリンダブロック16の側面に開口している。シリンダブロック16の側面は、装置の一側方に配置され、装置の一側面との間には給油空間19が保有されている。
図2は、本発明の実施形態2を示す。実施形態2では、ベアリング42の配置等が実施形態1とは異なる。その他は、実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の部位には同一符合を付し、重複する説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)インナレース連結部はリングギアと一体に形成されるものであってもよい。
(2)アウタレース連結部はクランクシャフトと一体に形成されるものであってもよい。
(3)シール部材は、インナレース本体の内周面とクランクシャフトの外周面とに当接して配置される構成であってもよい。
(4)ワンウェイクラッチのトルク伝達部は、スプラグ式ではなく、ローラ式であってもよい。
(5)ベアリングは、ニードルベアリングであってもよい。
11…スタータモータ
12…アウタレース
16…シリンダブロック
17…給油路
18…ジェット孔
19…給油空間(給油部)
20…リングギア
23…インナレース
24…トルク伝達部
28…アウタレース本体
29…アウタレース連結部
34…オイル孔
36…インナレース本体
37…インナレース連結部
43…第1シール部材
Claims (3)
- クランクシャフトにスタータモータの駆動力を伝達して内燃機関を始動させる始動装置であって、
スタータモータに回転可能に連結されるリングギアと、
前記クランクシャフトと前記スタータモータとの間に配置される、ワンウェイクラッチのトルク伝達部と、
前記トルク伝達部の内周側に配置されるインナレース本体を有し、前記リングギアと一体に回転されるインナレースと、
前記トルク伝達部の外周側に配置されるアウタレース本体を有し、前記クランクシャフトと一体に回転されるアウタレースとを備え、
一側方に給油部が形成され、
前記アウタレースは、前記アウタレース本体の一端側から前記トルク伝達部における前記給油部に近い側の一側面を覆うように延びて前記クランクシャフト側に連結されるアウタレース連結部を有し、
前記インナレースは、前記インナレース本体の他端側から前記トルク伝達部における前記給油部から遠い側の他側面を覆うように延びて前記リングギア側に連結されるインナレース連結部を有し、さらに、
前記インナレース本体とこれに対向する前記クランクシャフト側の対向面との間には、シール部材が配置されていることを特徴とする内燃機関の始動装置。 - 前記インナレース本体と対向する前記対向面は、前記アウタレース連結部に形成され、このアウタレース連結部の対向面には、前記シール部材に前記給油部のオイルを供給するためのオイル孔が開口して形成されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の始動装置。
- 前記給油部は、シリンダブロック内に形成された給油路を有し、前記シリンダブロックには、前記給油路内のオイルを前記アウタレース連結部と前記クランクシャフトとの間に向けて噴射するジェット孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の始動装置。
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2009
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