JP2011032626A - 繊維成形体の製造方法及び熱膨張性カプセル配合体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】植物性繊維(ケナフ繊維等)及び熱可塑性樹脂繊維(ポリプロピレン繊維等)を含有する積層ウェブ9を形成し、その後、積層ウェブをニードリングして繊維マット13を形成し、次いで、繊維マットを加熱圧縮成形して成形体とする繊維成形体の製造方法であって、ウェブの形成時に、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維とともに、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン樹脂等)に熱膨張性カプセルが配合された熱膨張性カプセル配合体を供給してウェブを形成する。熱膨張性カプセル配合体は、熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合されてなり、繊維成形体の製造に用いることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、このような知見に基づきなされたものである。
1.植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含有するウェブを形成し、その後、該ウェブをニードリングして繊維マットを形成し、次いで、該繊維マットを加熱圧縮成形して成形体とする繊維成形体の製造方法であって、前記ウェブの形成時に、前記植物性繊維及び前記熱可塑性樹脂繊維とともに、熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合された熱膨張性カプセル配合体を供給して該ウェブを形成することを特徴とする繊維成形体の製造方法。
2.前記ウェブがエアレイ法により形成される前記1.に記載の繊維成形体の製造方法。
3.前記熱可塑性樹脂繊維の少なくとも一部が捲縮糸である前記1.又は2.に記載の繊維成形体の製造方法。
4.前記熱膨張性カプセル配合体の横断面の形状が扁平形状である前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載の繊維成形体の製造方法。
5.前記熱可塑性樹脂繊維と前記熱膨張性カプセル配合体との合計を100質量%とした場合に、該熱膨張性カプセル配合体は20〜80質量%である前記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載の繊維成形体の製造方法。
6.前記熱可塑性樹脂と前記熱膨張性カプセルとの合計を100質量%とした場合に、該熱膨張性カプセルは1〜65質量%である前記1.乃至5.のうちのいずれか1項に記載の繊維成形体の製造方法。
7.熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合されてなることを特徴とする熱膨張性カプセル配合体。
8.横断面の形状が扁平形状である前記7.に記載の熱膨張性カプセル配合体。
9.厚さ方向の寸法が20〜500μmである前記7.又は8.に記載の熱膨張性カプセル配合体。
10.紡糸によって得られた繊維となっている前記7.に記載の熱膨張性カプセル配合体。
11.前記熱可塑性樹脂と前記熱膨張性カプセルとの合計を100質量%とした場合に、該熱膨張性カプセルは1〜65質量%である前記7.乃至10.のうちのいずれか1項に記載の熱膨張性カプセル配合体。
12.前記熱膨張性カプセルの平均径が5〜100μmである前記7.乃至11.のうちのいずれか1項に記載の熱膨張性カプセル配合体。
13.前記熱膨張性カプセルには低沸点液体が内包され、該熱膨張性カプセルを100質量%とした場合に、該低沸点液体は5〜60質量%である前記7.乃至12.のうちのいずれか1項に記載の熱膨張性カプセル配合体。
また、ウェブがエアレイ法により形成される場合は、熱膨張性カプセル配合体をウェブ内に容易に、且つ均一に分散させ、含有させることができる。
更に、熱可塑性樹脂繊維の少なくとも一部が捲縮糸である場合は、熱可塑性樹脂繊維と熱膨張性カプセル配合体とを十分に絡合させることができ、熱膨張性カプセル配合体の脱落を十分に抑えることができる。
また、熱膨張性カプセル配合体の横断面の形状が扁平形状である場合は、このような熱膨張性カプセル配合体は、熱膨張性カプセルを含有する樹脂フィルムを裁断し、カットする等の方法により容易に作製することができ、且つ植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維の寸法等に合わせて、容易に寸法を調整することができる。
更に、熱可塑性樹脂繊維と熱膨張性カプセル配合体との合計を100質量%とした場合に、熱膨張性カプセル配合体が20〜80質量%である場合は、十分に軽量な繊維成形体とすることができ、植物性繊維間、膨張カプセル間、及び植物性繊維と膨張カプセルとの間、を強固に結着させることもでき、十分な剛性を有する繊維成形体とすることができる。
また、熱可塑性樹脂と熱膨張性カプセルとの合計を100質量%とした場合に、熱膨張性カプセルが1〜65質量%である場合は、この熱膨張性カプセルの膨張により、十分に軽量であり、且つ優れた剛性を有する繊維成形体とすることができる。
尚、本発明の繊維成形体の製造方法では、低目付の繊維マットであっても、この繊維マットを深絞り成形して、目付が1500g/m2以下であり、軽量であって、且つ十分な剛性を有する繊維成形体を製造することができる。
本発明の熱膨張性カプセル配合体は、熱可塑性樹脂と容易に混合し、含有させることができ、成形時に膨張させることで、各種の樹脂成形体等の軽量化に有用である。
また、横断面の形状が扁平形状である場合は、このような配合体は、押出成形等の通常の成形法により容易に作製することができる。
更に、厚さ方向の寸法が20〜500μmである場合は、熱可塑性樹脂への配合が容易であり、シート状等であることが多い樹脂成形体などの製造に用いたときに、優れた外観等を有し、且つ均質な樹脂成形体等とすることができる。
また、紡糸によって得られた繊維となっている場合は、特に熱可塑性樹脂として繊維を用いるときに、均一な配合が容易であり、均質な樹脂成形体等とすることができる。
更に、熱可塑性樹脂と熱膨張性カプセルとの合計を100質量%とした場合に、熱膨張性カプセルが1〜65質量%である場合は、熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルを容易に配合し、含有させることができ、配合体を効率よく作製することができる。
また、熱膨張性カプセルの平均径が5〜100μmである場合、及び熱膨張性カプセルには低沸点液体が内包され、熱膨張性カプセルを100質量%としたときに、低沸点液体が5〜60質量%である場合は、十分に軽量化され、且つ十分な剛性を有する樹脂成形体等とすることができる。
[1]繊維成形体の製造
本発明の繊維成形体の製造方法では、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含有するウェブを形成し、その後、ウェブをニードリングして繊維マットを形成し、次いで、繊維マットを加熱圧縮成形して成形体とする繊維成形体の製造方法であって、ウェブの形成時に、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維とともに、熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合された熱膨張性カプセル配合体を供給してウェブを形成する。
尚、植物性繊維の形状は特に限定されず、直線状、曲線状及び螺旋状等のいずれであってもよい。
ポリオレフィン樹脂繊維を構成するポリオレフィン樹脂は、未変性のポリオレフィン樹脂であってもよく、変性されたポリオレフィン樹脂であってもよい。未変性のポリオレフィン樹脂である場合、プロピレン単独重合体、エチレン/プロピレンランダム共重合体、エチレン/プロピレンブロック共重合体等のプロピレン系重合体が好ましい。この共重合体としては、プロピレンと、エチレン及び/又は炭素数4〜20のα−オレフィンとの共重合体が好ましく、α−オレフィンとしては、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−ペンテン−1、4−メチル−ヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1等が挙げられる。プロピレン系重合体としては、プロピレン単独重合体がより好ましい。更に、変性されたポリオレフィン樹脂である場合、例えば、カルボン酸又は酸無水物を用いて酸変性された変性ポリオレフィン樹脂等を用いることができる。
尚、未変性樹脂と変性樹脂とを併用することもできる。
(1)ヒドロキシカルボン酸系脂肪族ポリエステル樹脂(乳酸、リンゴ酸、グルコース酸、3−ヒドロキシ酪酸等のヒドロキシカルボン酸の単独重合体、及び2種以上の酸を用いた共重合体等)
(2)カプロラクトン系脂肪族ポリエステル樹脂(ポリカプロラクトン、上記のヒドロキシカルボン酸のうちの少なくとも1種とカプロラクトンとの共重合体等)
(3)二塩基酸ポリエステル樹脂(ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート等)
尚、ニードリングは、ウェブの片面側のみからでもよく、両面側からでもよいが、両面側から実施することが好ましい。
この加熱圧縮成形では、(1)繊維マットを、熱可塑性樹脂繊維及び熱膨張性カプセル配合体の形成に用いられた熱可塑性樹脂が溶融し、且つ配合体に含有される熱膨張性カプセルの膨張開始温度を超える温度範囲で加熱圧縮し、その後、加圧冷却して予備成形体を形成し、次いで、この予備成形体を熱膨張性カプセルの膨張開始温度を超える温度範囲で加熱圧縮し、その後、加圧冷却して所定厚さの成形体とする、(2)繊維マットを、熱可塑性樹脂繊維及び熱膨張性カプセル配合体の形成に用いられた熱可塑性樹脂が溶融し、且つ配合体に含有される熱膨張性カプセルの膨張開始温度未満の温度範囲で加熱圧縮し、その後、加圧冷却して予備成形体を形成し、次いで、この予備成形体を熱膨張性カプセルの膨張開始温度を超える温度範囲で加熱圧縮し、その後、圧を解放して熱膨張性カプセルを膨張させ、次いで、加圧冷却して所定厚さの成形体とする、(3)繊維マットを、熱可塑性樹脂繊維及び熱膨張性カプセル配合体の形成に用いられた熱可塑性樹脂が溶融し、且つ配合体に含有される熱膨張性カプセルの膨張開始温度を超える温度範囲で加熱圧縮し、その後、圧を解放して熱膨張性カプセルを膨張させ、次いで、加圧冷却して所定厚さの成形体とする、等の各種の方法により繊維成形体を製造することができる。
尚、図1の装置は、植物性繊維、熱可塑性樹脂繊維及び熱膨張性カプセル配合体を含有する第1及び第2ウェブを形成するために配設された第1及び第2エアレイ装置を備える。これは、所定厚さのウェブを1層のウェブとして形成するときと比べて、2層のウェブを一体化する方法であれば、より均質なウェブを、より容易に形成することができるためである。
尚、後記の用途においては、目付750〜1000g/m2の繊維成形体を用いることが好ましい。
軽量化率(%)=[(集積体の重量−繊維成形体の重量)/集積体の重量]×100](但し、集積体及び繊維成形体の各々の体積は同一である。)
車両関連分野では、ドア基材、パッケージトレー、ピラーガーニッシュ、スイッチベース、クオーターパネル、アームレストの芯材、ドアトリム、シート構造材、コンソールボックス、ダッシュボード、各種インストルメントパネル、デッキトリム、バンパー、スポイラー、カウリング等の部材が挙げられる。また、船舶関連分野及び航空機関連分野では、パッケージトレー、アームレストの芯材、シート構造材、コンソールボックス、ダッシュボード、各種インストルメントパネル等の部材が挙げられる。更に、建築関連分野では、机、椅子、棚、箪笥等の家具の表装材及び構造材、並びにドア表装材、ドア構造材等の住宅用部材などが挙げられる。
その他、包装体、収容体(トレイ等)、保護用部材、パーティション部材等として用いることもできる。
本発明の熱膨張性カプセル配合体は、熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合されてなる。
前記「熱可塑性樹脂」は特に限定されず、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン/プロピレン共重合体等のポリオレフィン樹脂、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート等の脂肪族ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ポリエステル樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂などを用いることができる。これらの熱可塑性樹脂は2種以上を併用してもよいが、1種のみ用いられることが多い。この熱可塑性樹脂は、熱膨張性カプセル配合体の用途等によって適宜選択して用いることが好ましい。また、この熱可塑性樹脂には、耐熱安定剤、酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、難燃剤、安定剤、滑剤、抗菌剤、防かび剤、抗ブロッキング剤、着色剤等の各種の添加剤が配合されていてもよい。
以下の実施例で用いた製造例1の熱膨張性カプセルの物性は、以下の方法により測定した。
〔平均径と粒度分布の測定〕
測定装置として、レーザー回折式粒度分布測定装置(SYMPATEC社製、型式「HEROS&RODOS」)を使用した。乾式分散ユニットの分散圧は5.0bar、真空度は5.0mbarで、乾式測定法により測定し、D50値を平均径とした。
〔熱膨張性カプセルの含水率の測定〕
測定装置として、カールフィッシャー水分計(京都電子工業社製、型式「MKA−510N」)を用いて測定した。
〔熱膨張性カプセルに内包された低沸点液体の質量割合(内包率)の測定〕
熱膨張性カプセル1.0gを直径80mm、深さ15mmのステンレス鋼製蒸発皿に入れ、その質量(W1)を測定した。その後、30ミリリットルのジメチルホルムアミドを加えて均一に分散させ、室温で24時間放置した。次いで、130℃で2時間減圧乾燥させ、乾燥後の質量(W2)を測定し、下記の式により低沸点液体の内包率を算出した。
内包率(質量%)=(W1−W2)(g)/1.0(g)×100−(含水率)
尚、括弧内の含水率は上記の方法により測定される値である。
〔膨張開始温度(Ts)及び最大膨張温度(Tmax)の測定〕
測定装置として、動的粘弾性測定装置(TA instruments社製、型式「DMA Q800」)を使用した。熱膨張性カプセル0.5mgを、直径6.0mm(内径5.65mm)、深さ4.8mmのアルミカップに入れ、熱膨張性カプセル層の上部にアルミ蓋(直径5.6mm、厚さ0.1mm)を載せて試料を準備した。その後、上方から加圧子により試料に0.01Nの力を加えた状態で、20℃から300℃まで10℃/分の速度で昇温させて加熱し、加圧子の垂直方向における変位量を測定した。正方向への変位開始温度を膨張開始温度(Ts)とし、最大変位量を示したときの温度を最大膨張温度(Tmax)とした。
イオン交換水600gに、塩化ナトリウム150g、シリカ有効成分20質量%のコロイダルシリカ40g、ポリビニルピロリドン0.5g及びエチレンジアミン四酢酸・4Na塩0.5gを加えた後、得られた混合物のpHを2.8〜3.2に調整し、水性分散媒を調製した。これとは別に、アクリロニトリル120g、メタクリロニトリル30g、メタクリル酸115g、1,9−ノナンジオールジアクリレート1.0g、イソオクタン90g及び有効成分50質量%のジ−sec−ブチルパーオキシジカーボネート含有液8gを混合して油性混合物を調製した。その後、水性分散媒と油性混合物とを混合し、得られた混合液をホモミキサー(プライミクス社製、型式「TKホモミキサー」)により分散させ、懸濁液を調製した。次いで、この懸濁液を容量1.5リットルの加圧反応器に移し、窒素置換してから、反応初期圧を0.5MPaに設定し、80rpmで攪拌しつつ、反応温度60℃で20時間重合させた。その後、得られた重合液を濾過し、乾燥して、熱膨張性カプセルを得た。この熱膨張性カプセルの物性を前記の方法により測定した結果、平均径40μm、内包率24質量%、膨張開始温度(Ts)200℃、最大膨張温度(Tmax)210℃であった。
85質量%のポリプロピレン樹脂(プライムポリマー社製、商品名「プライムポリプロ H−700」、密度0.9g/ミリリットル、MFR8g/10分)と15質量%の製造例1で得られた熱膨張性カプセルとをドライブレンドし、その後、リップ幅0.4mmのT−ダイが取り付けられたラボプラストミル(東洋精機社製、型式「ME−25」、2軸押出成形機)を用いて、シリンダーのC1、C2、C3の温度、及びT−ダイの温度を全て180℃に設定し、スクリュー回転数を25rpm(滞留時間は12分になる。)に設定して、シリンダー内にポリプロピレン樹脂と熱膨張性カプセルとの混合物を充填し、押出成形し、厚さ150μmの熱膨張性カプセルを含有するポリプロピレン樹脂フィルムを成形した。次いで、細幅に裁断する装置によりフィルムを裁断し、カットして、厚さ150μm、幅800μm、長さ50mmの熱膨張性カプセル配合体を作製した。
Claims (13)
- 植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含有するウェブを形成し、その後、該ウェブをニードリングして繊維マットを形成し、次いで、該繊維マットを加熱圧縮成形して成形体とする繊維成形体の製造方法であって、
前記ウェブの形成時に、前記植物性繊維及び前記熱可塑性樹脂繊維とともに、熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合された熱膨張性カプセル配合体を供給して該ウェブを形成することを特徴とする繊維成形体の製造方法。 - 前記ウェブがエアレイ法により形成される請求項1に記載の繊維成形体の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂繊維の少なくとも一部が捲縮糸である請求項1又は2に記載の繊維成形体の製造方法。
- 前記熱膨張性カプセル配合体の横断面の形状が扁平形状である請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の繊維成形体の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂繊維と前記熱膨張性カプセル配合体との合計を100質量%とした場合に、該熱膨張性カプセル配合体は20〜80質量%である請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の繊維成形体の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂と前記熱膨張性カプセルとの合計を100質量%とした場合に、該熱膨張性カプセルは1〜65質量%である請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の繊維成形体の製造方法。
- 熱可塑性樹脂に熱膨張性カプセルが配合されてなることを特徴とする熱膨張性カプセル配合体。
- 横断面の形状が扁平形状である請求項7に記載の熱膨張性カプセル配合体。
- 厚さ方向の寸法が20〜500μmである請求項7又は8に記載の熱膨張性カプセル配合体。
- 紡糸によって得られた繊維となっている請求項7に記載の熱膨張性カプセル配合体。
- 前記熱可塑性樹脂と前記熱膨張性カプセルとの合計を100質量%とした場合に、該熱膨張性カプセルは1〜65質量%である請求項7乃至10のうちのいずれか1項に記載の熱膨張性カプセル配合体。
- 前記熱膨張性カプセルの平均径が5〜100μmである請求項7乃至11のうちのいずれか1項に記載の熱膨張性カプセル配合体。
- 前記熱膨張性カプセルには低沸点液体が内包され、該熱膨張性カプセルを100質量%とした場合に、該低沸点液体は5〜60質量%である請求項7乃至12のうちのいずれか1項に記載の熱膨張性カプセル配合体。
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