JP2011031300A - 条材送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工前の連続加工材料と、プレス加工後の抜き穴が連続して空けられた加工済み材料とが連なった状態で材料送りが行われる場合でも、ミスフィードを検知することが可能な条材送り装置の提供。
【解決手段】スライダ24に取り付けられた条材把持手段31が条材Wを把持した状態で、条材送り手段20により条材Wを加工部4に向けて搬送するときに、サーボモータ22に発生する負荷トルク値がトルク設定部55で設定された許容値を超えた場合に、トルク判定部54が異常信号を制御部51へ出力し、更に制御部51が停止信号をサーボモータコントローラへ停止信号を出力して、サーボモータ22を停止し条材Wの送りを停止するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属の条材送り装置に係り、特にプレス機械等の成形金型と組み合わせて用いミスフィードを検出可能な長尺の条材送り装置に関する。
従来、この種の条材送り装置としては、NCフィーダ装置によるプレス加工材料の設定送り量分送りが完了した時、検知器がプレス加工材料の先端を検知すると、NCフィーダ制御装置のミスフィード判断部が、検知器からの検出信号とNCフィーダ装置からの送り完了信号との一致に基づいて、プレス加工材料の送り量が正常であると判断して、プレス連続運転仕様の場合には、ミスフィード判断部はプレス機械にプレス停止指令信号を出力せず、これによりプレス機械が駆動(連続運転を継続)する。また、プレス機械とNCフィーダ装置の交互運転仕様の場合には、ミスフィード判断部はプレス駆動指令信号をプレス機械に出力し、プレス機械が駆動する。
一方、NCフィーダ装置によるプレス加工材料の送りが完了した時、プレス加工材料とNCフィーダ装置のフィードロール間でのスリップや金型との干渉によるハンプ(膨らみ)などに起因したミスフィードが発生して検知器がプレス加工材料の先端を検知できなかった場合は、NCフィーダ制御装置のミスフィード判断部が、送り完了信号と検出信号との不一致をもってプレス加工材料の送りにミスフィードが発生したと判断して、プレス連続運転仕様の場合は、ミスフィード判断部がプレス機械にプレス停止指令信号を出力してプレス機械の駆動を停止させ、また、プレス機械とNCフィーダ装置が交互運転仕様の場合は、ミスフィード判断部がプレス機械にプレス駆動指令信号を出力せず、これによりプレス機械にプレス駆動信号を出力せず、プレス機械が駆動しないようにしたものが知られている。(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2004−174556公報
しかしながら、この従来技術においては、NCフィーダ装置によるプレス加工材料の設定送り量分送りが完了した時、検知器がプレス加工材料の先端を検知すると、検知器からの検出信号とNCフィーダ装置からの送り完了信号との一致に基づいて、NCフィーダ制御装置のミスフィード判断部がプレス加工材料の送り量が正常であると判断して、プレス連続運転仕様の場合には、ミスフィード判断部はプレス機械にプレス停止指令信号を出力せず、これによりプレス機械が駆動(連続運転を継続)する。このように、毎回、NCフィーダ装置によるプレス加工材料の設定送り量分送りが完了した時、検知器がプレス加工材料の先端を検知している。すなわち、プレス加工材料はプレス加工毎に先端が切り落とされている必要がある。例えば、連続加工材料からの抜きプレスの場合に、加工前の連続加工材料と、プレス加工後の抜き穴が連続して空けられた加工済み材料とが連なった状態で材料送りが行われる場合には、プレス加工材料の先端は最先端の1ヶ所のみであり、NCフィーダ装置によるプレス加工材料の設定送り量分送りが完了した時々に、検知器がプレス加工材料の先端を検知することができない。この従来技術においては、加工前の連続加工材料と、プレス加工後の抜き穴が連続して空けられた加工済み材料とが連なった状態で材料送りが行われる場合には、対応できないという欠点があった。
特に、この連続して抜き穴が空けられたプレス加工後の条材は、抜き加工等のプレス加工により横幅方向へ広がったり、横方向へ湾曲するいわゆるキャンバーが発生したり、条材送り途中に部分的なハンプ(膨らみ)(膨らみ)が生じたりして変形する場合がある。これらの変形はミスフィードの原因となるが、従来技術は、連続して抜き穴が空けられたプレス加工後の条材が連なった材料の場合対応できないので、これらの変形によるミスフィードを検知することはできない。
また、この従来技術においては、NCフィーダ装置によるプレス加工材料の送りが完了した時、検知器がプレス加工材料の先端を検知し、プレス加工材料の先端を検知できなかった場合は、ミスフィード判断部が、送り完了信号と検出信号との不一致をもってプレス加工材料の送りにミスフィードが発生したと判断して、ミスフィード判断部がプレス機械にプレス停止指令信号を出力してプレス機械の駆動を停止させるものである。そのため、ミスフィードが発生してから、ミスフィード判断部がミスフィードが発生したと判断するまでに時間的遅れが存在する。そのためミスフィードを初期の段階で検知し被害を軽い段階で食い止めることができないという欠点があった。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の条材送り装置は、条材を設定送り量だけ加工部に間欠搬送する条材送り装置であって、加工部に対して進退移動可能に案内部材に支持されたスライダに取り付けられ条材をクランプ可能な条材把持手段と、スライダをサーボモータの駆動により加工部に対して設定量進退移動し位置決め可能な条材搬送手段と、サーボモータに発生するモータ負荷を検出可能なモータ負荷検出手段と、サーボモータに発生するモータ負荷の許容値を設定する許容値設定手段と、モータ負荷検出手段により検出したモータ負荷と許容値設定手段により設定した許容値とを比較し、モータ負荷が許容値を超えた場合に異常信号を出力するモータ負荷判定手段と、異常信号を入力した場合にサーボモータを停止するための停止信号をサーボモータコントローラに出力する制御部とで構成され、条材把持手段が条材を把持した状態で条材搬送手段のサーボモータの駆動により前記条材を加工部に搬送するとき、サーボモータに発生する負荷が許容値を超えた場合に、モータ負荷判定手段が異常信号を制御部へ出力し、異常信号に基づき制御部がサーボモータコントローラへ停止信号を出力することにより、サーボモータを停止し条材の搬送を停止するようにしたことを最も主要な特徴とする。
上記問題を解決するために、請求項2に記載の条材送り装置は、請求項1に記載の条材送り装置において、加工部に対して条材を搬送する移動方向の上流側と下流側とにそれぞれ条材把持手段、条材搬送手段、モータ負荷検出手段、許容値設定手段、モータ負荷判定手段及び制御部を設け、条材を加工部に対し上流側から下流側へ搬送するときに、少なくとも下流側の条材把持手段が条材を把持可能な位置に到達するまでは、上流側の条材把持手段及び条材搬送手段で条材を加工部に対して搬送するようにし、そのあとは、下流側の条材把持手段及び条材搬送手段で条材を加工部に対して搬送するようにして、それぞれの条材把持手段が条材を把持した状態で条材搬送手段によりスライダを加工部に対して進退移動するとき、サーボモータに発生する負荷が許容値を超えた場合に、モータ負荷判定手段が異常信号を制御部へ出力し、異常信号に基づき制御部がサーボモータコントローラへ停止信号を出力することにより、サーボモータを停止し条材の搬送を停止するようにしたことを特徴とする。
上記問題を解決するために、請求項3に記載の条材送り装置は、請求項2に記載の条材送り装置において、加工部下流側の条材把持手段が条材を把持可能な位置には、条材の到達を検出可能な条材到達検出手段を設け、条材到達検出手段からの条材到達信号が検出されたときに、上流側の条材把持手段及び条材搬送手段による搬送から、下流側の条材把持手段及び条材搬送手段による搬送に切り替わるようにしたことを特徴とする。
上記問題を解決するために、請求項4に記載の条材送り装置は、請求項1乃至3に記載の条材送り装置において、モータ負荷検出手段は、サーボモータの負荷電流値を基にサーボモータコントローラにてトルク値に変換するようにしたことを特徴とする。
上記問題を解決するために、請求項5に記載の条材送り装置は、請求項4に記載の条材送り装置において、許容値は、条材がサーボモータの駆動により条材流れ方向に正常に搬送されているときのサーボモータにかかる負荷の最大トルク値であることを特徴とする請求項4に記載の条材送り装置。
請求項1に記載の条材送り装置は、条材把持手段が条材を把持した状態で条材搬送手段のサーボモータの駆動により前記条材を加工部に搬送するとき、サーボモータに発生する負荷が許容値を超えた場合に、モータ負荷判定手段が異常信号を制御部へ出力し、異常信号に基づき制御部がサーボモータコントローラへ停止信号を出力することにより、サーボモータを停止し条材の搬送を停止するようにしたので、ミスフィードが発生しても、そのミスフィードを初期の段階で検知し、金型等の被害を軽い段階で食い止めることができる。
また、連続加工材料からの抜きプレスの場合のように、加工前の連続加工材料と、プレス加工され連続して抜き穴が空けられた加工後の材料とが連なった状態で、条材の搬送が行われる場合であっても、ミスフィードの検出を行うことができる。
特に、この連続して抜き穴が空けられたプレス加工後の条材が、抜き加工等のプレス加工により横幅方向へ広がったり、条材搬送途中に、部分的にハンプ(膨らみ)が生じたり、横方向へ湾曲するいわゆるキャンバーが発生したりしても、これらの変形による条材搬送時のミスフィードを初期の段階で検知することができ、金型の破損など被害を軽い段階で食い止めることができる。
更に、請求項2に記載の条材送り装置は、加工部に対して条材を搬送する移動方向の上流側と下流側とにそれぞれ条材把持手段、条材搬送手段、モータ負荷検出手段、許容値設定手段、モータ負荷判定手段及び制御部を設け、条材が加工部に対し上流側から下流側へ搬送されるときに、少なくとも下流側の条材把持手段が条材を把持可能な位置に到達するまでは、上流側の条材把持手段及び条材搬送手段で条材を加工部に対して搬送するようにし、そのあとは、下流側の条材把持手段及び条材搬送手段で条材を加工部に対して搬送するようにしたので、長尺の条材のほぼ全域において加工が可能となり、材料歩留まりが向上する。
更に、請求項3に記載の条材送り装置は、加工部下流側の条材把持手段が条材を把持可能な位置には、条材の到達を検出可能な条材到達検出手段を設けたので、条材到達検出手段からの条材到達信号が検出されたときに、上流側の条材把持手段及び条材搬送手段による搬送から、下流側の条材把持手段及び条材搬送手段による搬送に自動的に切り替えることができる。
更に、請求項4に記載の条材送り装置は、モータ負荷検出手段は、サーボモータの負荷電流値を基にサーボモータコントローラにてトルク値に変換するようにしたので、安価にサーボモータの負荷トルク値を検知することができる。
更に、請求項5に記載の条材送り装置は、許容値は、条材がサーボモータの駆動により条材流れ方向に正常に搬送されているときのサーボモータにかかる負荷の最大トルク値であるようにしたので、サーボモータの負荷トルク値が許容値以下であれば、条材がサーボモータの駆動により正常に搬送されていると判断することができる。
本発明における条材送り装置にプレス加工部を含めた概念図である。 本発明における条材送り装置の概念図である。 プレス加工部の説明図である。 本発明における条材送り装置のブロック図である。 本発明における条材送り装置におけるフローチャート図である。 本発明における条材送り装置におけるフローチャート図である。 本発明における条材送り装置におけるフローチャート図である。
スライダに取り付けられた条材把持手段が条材を把持した状態で、スライダをサーボモータによりプレス機械に向けて直動するときに、サーボモータの発生負荷が設定された許容値を超えた場合に、サーボモータを停止し条材搬送を停止するようにした。
本発明の第1実施例について、図1乃至図7に基づき説明する。図1は条材送り装置と、この条材送り装置から送給された条材にプレス加工を行う成形金型(請求項にいう加工部)を備えたプレス機械4とを示す。
図1において、図示しない材料セットボタンを押すと、条材Wが、図示しないストック部から図示しないバキュームによって単品吸着され、図1右方に示されるコンベア1上に移動され、バキュームが切られることにより落下し載置される。バキュームが切られ設定タイミング後、例えば2秒後にベルトコンベア1が起動され、搬送ベルトが移動を始め条材Wが図左方の条材流れ方向へと搬送される。
ベルトコンベア1の流れ方向(図1に矢印Aで示す)前方には、本発明の条材送り装置2が設けられている。この条材送り装置2は、支持ベース5に回転可能に軸支されたボールねじ21が、軸線を条材流れ方向に平行にして取り付けられている。ボールねじ21の一方側には出力軸22aを同一軸線上にして、サーボモータ22が支持ベース5に取り付けられている。このサーボモータ22の出力軸22aとボールねじ21の一方とは、カップリング23により連結されている。ボールねじ21と螺合するボールねじナット21Aは、立方形のケース21Bに穿孔された穴に挿入されて取り付けられている。ケース21Bの上面には、プレート状のスライダ24が、その下面中央部で取り付けられている。
スライダ24の下面には、ケース21Bを挟んだ両側に、直動ガイド25のブロック25Aが2個ずつセットで取り付けられている。また、2本のガイドレール25B(請求項にいう案内部材)が、図示しない取り付け部材により、支持ベース5に、それぞれボールねじ21と平行に取り付けられている。そして、2対のブロック25A、25Aは、それぞれ2本のガイドレール25Bに摺動可能に取り付けられている。サーボモータ22によりボールねじ21が回転駆動されると、サーボモータ22の回転方向に対応して、スライダ24が条材流れ方向で前進又は後退する。これらサーボモータ22、ボールねじ21、ボールねじナット21A、及び直動ガイド25で条材搬送手段20が構成される。
スライダ24上面には筐体30が取り付けられている。筐体30の条材流れ方向の両面は開放されている。この開放された部分を出入り口として、筐体30の内部を通り、条材流れ方向に沿って材料ガイド33が貫通している。材料ガイド33は、条材流れ方向の左右に対峙した1対のガイド33A、33Bとで構成され、それぞれ図示しないポストを介して支持ベース5に取り付けられている。材料ガイド33A、33Bには、それぞれ対峙する側面内側に対称に、複数のローラ33Cが等ピットに取り付けられている。これらガイド33A、33Bの内側に取り付けられたローラ33C間の対峙する距離は、後述の条材把持手段31が通過できるような間隔に設定されている。条材Wは、これら1対のガイド33A、33Bの間を、対峙する複数のローラ33Cにより下面の両端部分で支持され、かつ両側面をガイド33A、33Bの内側側面で案内されて滑らかに通過可能となっている。
筐体30には、この条材Wの通過ラインを上下に挟んで、一対のグリッパ31A、31Bが取り付けられている。下側のグリッパ31Bは筐体30に固定され、上側のグリッパ31Aは、筐体30の上面に取り付けられたシリンダ32のロッドに連結され、図示しない2本のガイドポストに案内されて上下動可能となっている。グリッパ31Aが下降すると、グリッパ31Bとの間に条材Wを挟んでクランプすることができる。一対のグリッパ31A、31Bの対向面には、それぞれ条材流れ方向に対し直角方向に図示しない複数の溝が形成されている。これらの溝は、グリッパ31A、31Bで条材Wをクランプし搬送するときにグリッパ31A、31Bの把持面と条材Wとの間のスリップ防止の役目をしている。
下側のグリッパ31Bは筐体30に固定されているが、他の実施例として、図示しないが、下側のグリッパ31Bも、上側のグリッパ31Aと同様に、筐体30の下面に取り付けられたシリンダ32のロッドに連結し、2本のガイドポストに案内されて上下動可能にしてもよい。このように上下のグリッパ31A、31Bともにリリースできるようにすることにより、グリッパ31A、31Bが、条材Wをアンクランプにして条材流れ方向反対側へ戻るときに、それぞれ上下移動し、条材Wとグリッパ31A、31Bとの接触を防ぎ、条材Wへの摺動によるキズを防止することができる。特に、条材Wが柔らかい材質の場合に効果がある。
これらグリッパ31A、31Bの条材流れ方向に直角方向の幅寸法は、1対の材料ガイド33A、33Bの内側に取り付けられた対峙するローラ33C間の内側距離より小さく設定されており、グリッパ31A、31Bは、材料ガイド33A、33Bに干渉することなく条材Wをクランプし搬送可能となっている。このグリッパ31A、31B及びシリンダ32で条材把持手段31が構成される。この条材把持手段31は、初期状態では、グリッパ31A、31Bとが離れた位置のアンクランプ状態で、条材流れ方向上流側待機位置で待機している。
ベルトコンベア1により搬送された条材Wは、アンクランプ状態で待機している条材把持手段31の上下のグリッパ31A、31Bの間を通って条材流れ方向へと搬送される。材料ガイド33の条材流れ方向先端近傍には、条材Wの先端到達を検出可能な近接スイッチSW1が設けられている。そして、条材Wの先端が近接スイッチSW1の位置に到達すると、近接スイッチSW1がONし条材Wの到達が検出される。その信号により条材把持手段31が条材Wを上下面中央部でクランプする。条材Wが条材把持手段31でクランプされた状態で、条材搬送手段20によりスライダ24が条材流れ方向へと移動されると、条材Wは、1対の材料ガイド33A、33B及び複数のローラ33Cに案内されながら、条材流れ方向へ搬送される。
図4に示すように、サーボモータ22は、制御部51からのプログラム指令に基づき、サーボモータコントローラ52を介して位置制御される。サーボモータ22の回転位置はエンコーダ22Aで検出される。サーボモータコントローラ52には、サーボモータ22の負荷電流をトルク値に変換するトルク変換部53(請求項にいうモータ負荷検出手段)があり、サーボモータ22が起動すると、そのときの負荷電流がこのトルク変換部53で負荷トルク値に変換される。条材把持手段31(グリッパ31A、31B)によりクランプされた条材Wが、条材搬送手段20サーボモータ22の駆動により条材流れ方向に送られるときには、常時、サーボモータコントローラ52内でサーボモータ22の負荷電流値が監視され、トルク値に変換されている。この負荷トルク値は、トルク判定部54に入力される。
一方、トルク判定部54には、トルク設定部55(請求項にいう許容値設定手段)で設定された許容値が入力され記憶されている。この許容値は、条材Wがサーボモータ22の駆動により条材流れ方向に正常に搬送されているときのサーボモータ22にかかる負荷の最大トルク値である。したがって、抜き加工等のプレス加工により横幅方向へ広がったり、条材搬送途中に部分的なハンプ(膨らみ)が生じたり、横方向へ湾曲するいわゆるキャンバーが発生したりして、これらの変形によって、条材搬送のときに条材Wと材料ガイドの間の抵抗が増大すると、サーボモータ22の負荷トルクが増大し、この最大トルク値を超えてしまう。この最大トルク値をサーボモータ22の負荷トルク値が超えた瞬間を検出することにより、ミスフィードを初期の段階で検知することができ、プレス機械4の駆動を停止することにより金型の破損など被害を軽い段階で食い止めることができる。
トルク判定部54(請求項にいうモータ負荷判定手段)では、これら負荷トルク値と許容値とを比較し、モータの負荷トルク値が許容値より小さいときには、条材Wはそのまま条材流れ方向に搬送される。負荷トルク値が許容値以上になると異常信号を制御部51へ出力する。異常信号が入力された制御部51は、サーボモータコントローラ52に停止信号を出力し、サーボモータ22は直ちに停止しする。その結果、条材搬送手段20による条材搬送は停止し、条材Wの搬送は停止する。
このように、常時、サーボモータ22に発生する負荷トルク値と許容値との大小が比較され、モータの負荷トルク値が許容値より大きいときには、異常信号が出力されサーボモータ22が停止されるので、条材Wの搬送中において、抜き加工等のプレス加工により条材Wが横幅方向へ広がったり、条材Wが横方向へ湾曲するいわゆるキャンバーが発生したり、又は、条材搬送途中に部分的なハンプ(膨らみ)が生じたりして変形し、これらの変形により、材料ガイド33A、33Bとの間で異常な摩擦抵抗が生じミスフィードが発生した場合、直ちに条材Wの搬送が停止されるので、そのミスフィードを初期の段階で検知し、プレス機械4の駆動を停止することにより金型等の被害を食い止めることができる。
条材送り装置2の条材流れ方向前方には、プレス機械4が設置されている。このプレス機械4内部には上下に金型が設けられている。下側の金型41は、ボルスタ40の上面に取り付けられている。上側の金型44は、図示しないクランク軸の回転をコネクティングロッドを介して直動運動に変化するいわゆるクランク機構によって、上下方向へ往復移動可能なラム43に設けられている。上側の金型44には、4個のパンチ45が取り付けられており、これらのパンチ45に対峙して、条材Wの移動ラインを上下に挟んで、下側の金型41にはダイ42が4個取り付けられている。そして、クランク軸が図示しないサーボモータによって回転駆動されると、クランク機構を介して、ラム43とともに上側の金型44が上下移動する。そして、パンチ45とダイ42との協働により条材Wにプレス加工が施される。
条材送り装置2によって、条材Wがプレス機械4内に供給されると、これら4対のパンチ45とダイ42との協働で条材Wにプレス加工が行われる。本実施例では、図3に示すように、ハッチングで示す4ヶ所の位置にパンチ45とダイ42が設けられており、この位置で同時に円形のブランク材が打ち抜かれる。そして、条材搬送手段20により、ブランク材の径より少し大きめに設定された条材送り量で、間欠的に条材Wが条材流れ方向へとピッチ送りされるとともに、ピッチ送りの度にラム43が下降し、パンチ45とダイ42との協働で条材Wにプレス加工(抜き加工)が行われたあと、ラム43が上昇する。連続した抜き穴が空けられたプレス加工後の条材W’は、プレス加工前の条材Wと連なってプレス機械4から条材流れ方向へ搬送される。
金型41の条材流れ方向の前後にはワーク有無検出手段46,47が設けられている。条材流れ方向下流側のワーク有無検出手段46は、上流から条材Wが送られてきたときに、条材Wの先端が所定位置に到達したことを検出するためのものである。また、条材流れ方向上流側のワーク有無検出手段47は、条材Wの終端が所定位置に到達し通過したことを検出するためのものである。
これらのワーク有無検出手段46、47の、条材Wの先端又は終端が所定位置に到達したことを検出する接触子49は、下側の金型41に取付部材を介して取り付けられた支点軸に、中央近傍で揺動可能に軸支されたレバー48の一方端に設けられて、条材Wの通過位置上方に配置されている。接触子49は、下方に向けて円弧状の面が形成されており、自重又は図示しない付勢部材により、円弧状の面が絶えず下側の金型41上面に当接する方向へ旋回するようになっている。このレバー48の他方端には、下側の金型41との干渉を避けるため条材流れ方向直角方向に張り出した位置に、図示しないドッグが設けられている。このドッグの端面に対向して、このドッグの端面を検出可能な近接スイッチSW2、SW3がボルスタ40の上面に取付部材を介して取り付けられている。
条材Wが接触子49と金型41上面との間にあるときは、条材Wの厚みの分だけ接触子49が支点軸を中心に揺動して持ち上げられ、他方端のドッグが下降する。このドッグが下降した位置にあるとき、近接スイッチSW2、SW3はドッグを検出しONの信号を出力する。すなわち、近接スイッチSW2、SW3は条材WがあるときONの信号を発し、条材Wがないときは信号を発しない。ワーク有無検出手段46、47は、レバー48の一方端に設けられ接触子49と、他方端に設けられたドッグと、このドッグ端面を検出する近接スイッチSW2、SW3とで構成されている。
ワーク有無検出手段46に対しワーク有無検出手段47は、左右対称となっている。上下の金型41、44と干渉しないように、条材流れ方向下流側のワーク有無検出手段46は、レバー48の上流側に接触子49があり、条材流れ方向上流側のワーク有無検出手段47は、レバー48の下流側に接触子49が取り付けられている。
条材流れ方向下流側のワーク有無検出手段46は、条材Wがないときは、接触子49が下側の金型41上面に当接し、ドッグは近接スイッチSW2から離れOFFの状態になっている。そして、条材Wが送られてきて接触子49に達すると、条材Wの厚みにより接触子49が持ち上げられ、レバー48が反時計方向へ揺動し、ドッグが近接スイッチSW2に近づき近接スイッチSW2はONする。この近接スイッチSW2のONにより条材Wの到達を確認することができる。
条材流れ方向上流側のワーク有無検出手段47は、条材Wがあるときは、接触子49が持ち上げられ、ドッグは近接スイッチSW3に近づきONの状態になっている。条材Wが搬送されその終端が接触子49から外れると、レバー48が反時計方向へ揺動し、接触子49が下側の金型41上面に当接し、ドッグは近接スイッチSW3から離れOFFとなる。この近接スイッチSW3のOFFにより条材Wの終端が到達し通過したことを検出することができる。
プレス機械4の条材流れ方向前方下流側には、条材送り装置3が設けられている。この条材送り装置3は、プレス機械4の上流側の条材送り装置2とはほぼ対称になっており同じ構成をしている。条材送り装置3の条材把持手段31も、初期状態では、条材流れ方向上流側で、グリッパ31Aとグリッパ31Bとが離れたアンクランプ状態で待機している。したがって、条材送り装置3については、条材送り装置2と同じものについては、同一の名称及び記号を用い、詳細な説明は省略する。
プレス機械4と条材送り装置3との間には、条材Wの到達を検出可能な近接スイッチSW4が設けられている。そして、条材Wがパンチ45とダイ42との協働でプレス加工(抜き加工)され、連続した抜き穴が空けられたプレス加工後の条材W’がプレス機械4から条材流れ方向へとピッチ送りされる。このピッチ送りとプレス加工とが繰り返されると、その先端が近接スイッチSW4の位置に到達する。すると、近接スイッチSW4がONの状態になり、条材W’の先頭の到達を検出する。そして、この近接スイッチSW4のONの信号により、後述のように、条材Wは、条材送り装置2から条材送り装置3に取って代わり搬送される。
すなわち、近接スイッチSW4がONすると、残り部分の条材Wに、条材送り装置2でピッチ送りを行うとともにプレス加工を設定回数行う。すると、条材送り装置3の条材把持手段31により条材Wはクランプされる。条材送り装置2の条材把持手段31による条材Wのクランプは解除される。条材送り装置2の条材把持手段31(グリッパ31A、31B)は原位置へ後退する。
そして、条材送り装置3によって条材Wがピッチ送りされるとともに、プレス機械4によって条材Wにプレス加工がされて、条材Wが間欠搬送されると、その終端がワーク有無検出手段47に到達し通過する。すると、ワーク有無検出手段47がOFFし、条材Wの終端が到達し通過したことが検出される。このワーク有無検出手段47のON信号がOFFになると、更に設定回数プレス加工と条材搬送が繰り返され、この条材Wに対するプレス加工が完了する。
プレス加工が完了すると、プレス加工後の条材W’は、条材送り装置3の条材把持手段31でクランプされ、その条材搬送手段20により条材流れ方向へと搬送される。条材搬送手段20が条材流れ方向の設定された前進位置に到達すると、条材送り装置3の条材把持手段はアンクランプとなり、条材W’は開放される。このとき条材Wの全長に亘りプレス加工が行われた加工済みの条材W’は、条材送り装置3によって、全てがプレス機械4から排出されることになる。
さらに、条材送り装置3の条材流れ方向前方に条材W’を上下で挟んで回転する回転ローラを設け、回転ローラの回転により条材W’を条材送り装置3から引き出すようにしてもよい。さらには、その先にスラップカッターを設け、条材W’を所定長さ毎に切断するようにしてもよい。
次に本発明の条材送り装置の動作及び作用について図5乃至7に示すフローチャートに基づき説明する。
図示しない材料セットボタンを押す(ステップS1)と、条材Wが、図示しないストック部から図示しないバキュームによって単品吸着され、図1右方に示されるコンベア1上に移動されたあと、バキュームが切られることにより落下し、コンベア1上に載置される(ステップS2)。バキュームが切られたあと設定タイミング後、例えば2秒後にベルトコンベア1が起動されると、搬送ベルトが移動を始め、条材Wが図1左方の条材流れ方向へと搬送される(ステップS3)。材料ガイド33の先端部分に設けた近接スイッチSW1の位置に条材Wの先端が到達し近接スイッチSW1がONすると、条材Wの到達が検出される(ステップS4)。近接スイッチSW1がONすると、コンベアが停止される(ステップS5)と同時に、条材送り装置2の条材把持手段31のグリッパ31Aが下降し、グリッパ31Bとの間に条材Wを挟んでクランプする(ステップS6)。
(以下この段落以降は断りのない限り、条材把持手段31及び条材搬送手段20は条材送り装置2についての記述である。)
次に、条材搬送手段20のサーボモータ22によりボールねじ21が回転駆動され、スライダ24とともにグリッパ31A、31Bとの間にクランプされた条材Wが条材流れ方向に送られる(ステップS7)。このグリッパ31A、31Bによりクランプされた条材Wが条材流れ方向に送られるときに、常時、サーボモータコントローラ内でモータの負荷電流値が監視されトルク値に変換される。そして、トルク判定部で、このモータの負荷トルク値と、前もって設定されて入力されていた許容値との大小を比較する(ステップS8)。
モータの負荷トルク値が許容値より小さいとき(ステップS8でYのとき)は、プレス機械4内の条材流れ方向下流側のワーク有無検出手段46の近接スイッチSW2がONしているかどうか判定し、近接スイッチSW2がONするまで、ステップS7からステップS9を繰り返す。近接スイッチSW2がONする(ステップS9のY)と、条材Wの搬送が停止される(ステップS10)。この状態で、プレス起動の準備が完了する。
ステップS8でモータの負荷トルク値が許容値より大きいとき(ステップS8でNのとき)は、異常信号が制御部51へ送られ、更に制御部51からサーボモータコントローラに停止信号が送られて、サーボモータ22が停止し、条材Wの搬送が停止する。作業者により異常個所を修復する。
次に、図示しないプレス起動ボタンを押す(ステップS11)と、条材把持手段31(グリッパ31A、31B)で条材Wをクランプしている状態(ステップS12)で、条材搬送手段20により、ブランク材の径より少し大きめに設定された条材送り量で条材Wを条材流れ方向へと搬送する(以下ピッチ送りという)(ステップS12)。このグリッパ31A、31Bによりクランプされている条材Wが条材流れ方向に搬送されるときに、常時、サーボモータコントローラ内でモータの負荷電流値が監視され、トルク値に変換される。そして、このモータの負荷トルク値と、前もって設定されて入力されていた許容値との大小をトルク判定部で比較する(ステップS14)。
そして、ステップS14でモータの負荷トルク値が許容値より大きいとき(ステップS14でNのとき)は、異常信号が制御部へ送られサーボモータが停止し、条材Wの搬送が停止する。作業者により異常個所を修復する。
モータの負荷トルク値が許容値より小さいとき(ステップS14でYのとき)は、ラム43がパンチ45とともに下降し、パンチ45とダイ42との協働で条材Wにプレス加工(抜き加工)が行われる(ステップS15)。パンチ45が条材Wに挿入されている状態で、条材把持手段31のグリッパ31A、31Bが開き条材Wはアンクランプになる(ステップS16)。次に、条材搬送手段20により、グリッパ31A、31Bは、ピッチ送りと同じ距離だけ、条材流れ方向と逆方向へ戻る(以下ピッチ戻りという)(ステップS17)。次に、グリッパ31A、31Bは閉じられ、条材Wはクランプされる(ステップS18)。次に、ラム43が上昇する(ステップS19)。
近接スイッチSW4がONするまで、ステップS13からステップS20までが繰り返される(ステップS20でNのとき)。近接スイッチSW4がONする(ステップS20でYのとき)と、カウンタC1がカウントされる(ステップS21)。カウンタC1がカウントアップされるまで、ステップS13からステップS21までが繰り返される(ステップS20でNのとき)。
カウンタC1がカウントアップする(ステップS21Yのとき)と、条材送り装置3の条材把持手段31により条材Wはクランプされる(ステップS22)。次に、条材送り装置2の条材把持手段31による条材Wのクランプは解除され(ステップS23)、条材送り装置2の条材把持手段31(グリッパ31A、31B)は原位置へ後退する(ステップS24)。
条材送り装置3の条材把持手段31により条材Wはクランプされ(ステップS22)、かつ条材送り装置2の条材把持手段31による条材Wのクランプは解除される(ステップS23)と、条材送り装置3の条材搬送手段20により、条材Wはピッチ送りされる(ステップS25)。
(以下この段落以降は断りのない限り、条材把持手段31及び条材搬送手段20は条材送り装置3についての記述である。)
このグリッパ31A、31Bによりクランプされた条材Wが条材流れ方向に送られるときに、常時、サーボモータコントローラ内でモータの負荷電流値が監視されトルク値に変換される。そして、このモータの負荷トルク値と、前もって設定されて入力されていた許容値との大小をトルク判定部で比較する(ステップS26)。そして、モータの負荷トルク値が許容値より大きいとき(ステップS26でNのとき)には、異常信号が制御部へ送られサーボモータが停止し、条材Wの搬送が停止される。
モータの負荷トルク値が許容値より小さいとき(ステップS26でYのとき)には、ラム43が下降し、パンチ45とダイ42との協働で条材Wにプレス加工(抜き加工)が行われる(ステップS27)。ラム43が下降しパンチ45が条材Wに挿入されている状態で、条材把持手段31のグリッパ31A、31Bが開き条材Wはアンクランプになり(ステップS28)、条材搬送手段20により、グリッパ31A、31Bはピッチ戻りされる(ステップS29)。次に、グリッパ31A、31Bは閉じられ、条材Wはクランプされる(ステップS30)。次に、ラム43が上昇する(ステップS31)。近接スイッチSW3がONするまで、ステップS25からステップS32までが繰り返される(ステップS32でNのとき)。次に、近接スイッチSW3がONする(ステップS32でYのとき)と、カウンタC1がカウントされる(ステップS33)。カウンタC1がカウントアップされるまで、ステップS25からステップS33までが繰り返される(ステップS33でNのとき)。次に、カウンタC2がカウントアップする(ステップS33でYのとき)と、制御部からプレス機械停止の停止信号が出力され、プレス機械4は停止する(ステップS34)。
プレス加工が完了すると、プレス加工後の条材W’は、条材把持手段31でクランプされ条材搬送手段20により条材流れ方向へと移動される。条材搬送手段20が条材流れ方向の前進位置に到達すると、条材把持手段31はアンクランプとなり、条材W’は開放される。このように、条材Wの全長に亘りプレス加工が行われた加工済みの条材W’は、条材送り装置3によって、全てがプレス機械4から排出される。
以下本発明の作用効果について説明する。
条材把持手段31(グリッパ31A、31B)によりクランプされた条材Wが、条材搬送手段20サーボモータ22の駆動により条材流れ方向に送られるときに、常時、サーボモータコントローラ52内でサーボモータ22の負荷電流値が監視されトルク値に変換されている。そして、このモータの負荷トルク値がトルク判定部54へ入力され、そこでトルク設定部55において前もって設定され入力されていた許容値との大小が比較される。そして、モータの負荷トルク値が許容値より小さいときには、条材Wはそのまま条材流れ方向に搬送される。モータの負荷トルク値が許容値より大きいときには、異常信号が制御部51へ送られ、直ぐにサーボモータ22が停止し、条材Wの搬送が停止される。
このように、常時、サーボモータ22に発生する負荷トルク値と許容値との大小が比較され、モータの負荷トルク値が許容値より大きいときには、異常信号が出力されサーボモータ22が停止されるので、条材Wの搬送中において、抜き加工等のプレス加工により横幅方向へ広がったり、横方向へ湾曲するいわゆるキャンバーが発生したり、条材搬送途中に部分的なハンプ(膨らみ)が生じたりして変形し、これらの変形により、材料ガイド33A、33Bとの間で摩擦抵抗が生じミスフィードが発生しても、すぐに条材Wの搬送が停止されるので、そのミスフィードを初期の段階で検知し、金型等の被害を食い止めることができる。
本発明に係る条材送り装置は、上述した実施例の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、さまざまな形態に構成することができる。
1 ベルトコンベア
2、3 条材送り装置
5 支持ベース
20 条材搬送手段
21 ボールねじ
22 サーボモータ
24 スライダ
25 直動ガイド
25A ブロック
25B ガイドレール
31 条材把持手段
31A、31B グリッパ
33 材料ガイド
33A、33B ガイド
46,47 ワーク有無検出手段
51 制御部
52 サーボモータコントローラ
53 トルク変換部
54 トルク判定部
55 トルク設定部
C1、C2 カウンタ
SW1、SW2、SW3、SW4 近接スイッチ
W 条材
W’ 加工済みの条材

Claims (5)

  1. 条材を設定送り量だけ加工部に間欠搬送する条材送り装置であって、
    前記加工部に対して進退移動可能に案内部材に支持されたスライダに取り付けられ前記条材をクランプ可能な条材把持手段と、
    前記スライダをサーボモータの駆動により前記加工部に対して設定量進退移動し位置決め可能な条材搬送手段と、
    前記サーボモータに発生するモータ負荷を検出可能なモータ負荷検出手段と、
    前記サーボモータに発生するモータ負荷の許容値を設定する許容値設定手段と、
    前記モータ負荷検出手段により検出したモータ負荷と前記許容値設定手段により設定した許容値とを比較し、前記モータ負荷が前記許容値を超えた場合に異常信号を出力するモータ負荷判定手段と、
    前記異常信号を入力した場合に前記サーボモータを停止するための停止信号をサーボモータコントローラに出力する制御部とで構成され、
    前記条材把持手段が前記条材を把持した状態で前記条材搬送手段の前記サーボモータの駆動により前記条材を前記加工部に搬送するとき、前記サーボモータに発生する負荷が前記許容値を超えた場合に、前記モータ負荷判定手段が前記異常信号を前記制御部へ出力し、前記異常信号に基づき前記制御部が前記サーボモータコントローラへ前記停止信号を出力することにより、前記サーボモータを停止し前記条材の搬送を停止するようにしたことを特徴とする条材送り装置。
  2. 前記加工部に対して前記条材を搬送する移動方向の上流側と下流側とにそれぞれ前記条材把持手段、前記条材搬送手段、前記モータ負荷検出手段、前記許容値設定手段、前記モータ負荷判定手段及び前記制御部を設け、
    前記条材を前記加工部に対し上流側から下流側へ搬送するときに、少なくとも下流側の前記条材把持手段が前記条材を把持可能な位置に到達するまでは、上流側の前記条材把持手段及び前記条材搬送手段で前記条材を前記加工部に対して搬送するようにし、
    そのあとは、下流側の前記条材把持手段及び前記条材搬送手段で前記条材を前記加工部に対して搬送するようにして、
    それぞれの前記条材把持手段が前記条材を把持した状態で前記条材搬送手段により前記条材を前記加工部に対して搬送するとき、前記サーボモータに発生する負荷が前記許容値を超えた場合に、前記モータ負荷判定手段が前記異常信号を前記制御部へ出力し、前記異常信号に基づき前記制御部が前記サーボモータコントローラへ前記停止信号を出力することにより、前記サーボモータを停止し前記条材の搬送を停止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の条材送り装置。
  3. 前記加工部下流側の前記条材把持手段が前記条材を把持可能な位置には、前記条材の到達を検出可能な条材到達検出手段を設け、前記条材到達検出手段からの条材到達信号が検出されたときに、上流側の前記条材把持手段及び前記条材搬送手段による搬送から、下流側の前記条材把持手段及び前記条材搬送手段による搬送に切り替わるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の条材送り装置。
  4. 前記モータ負荷検出手段は、前記サーボモータの負荷電流値を基に前記サーボモータコントローラにてトルク値に変換するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の条材送り装置。
  5. 前記許容値は、前記条材が前記サーボモータの駆動により条材流れ方向に正常に搬送されているときの前記サーボモータにかかる負荷の最大トルク値であることを特徴とする請求項4に記載の条材送り装置。
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