JP2011030319A - エンジン発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定電圧の確認を確実に行えるとともに、エンジン始動時の余計な手間を省くことができるエンジン発電機を提供する。
【解決手段】出力端子台の前面に開閉可能に設けられている出力端子台カバーの開状態をテープスイッチ14aやリミットスイッチ14bで検出し、ラッチングリレー23にて記憶し、出力端子台カバーを開いたことがあると判断したときに発電機(エンジン)の始動を不可とし、出力電圧を確認するように促す警告を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン発電機に関し、詳しくは、発電機の出力電圧を切り替えたときに出力端子台への配線の繋ぎ替えを行うエンジン発電機に関する。
ディーゼルエンジンなどで同期発電機を駆動する可搬式のエンジン発電機では、発電機の設置場所や使用目的に応じて出力電圧を切り替えることが行われており、負荷に接続する配線は、切り替えた電圧に応じて出力端子台の所定の出力端子に接続するようにしている。また、出力電圧の設定を誤った場合は、発電機が損傷したり、発電機に接続された負荷が損傷したりするおそれがあるため、エンジンを始動して発電機を稼働させる前に、出力電圧を確認する必要がある。このため、出力電圧を変更する電圧変更スイッチと、変更可能な電圧に対応した切換位置を有する確認スイッチとを設け、両スイッチの位置が一致したときにのみ発電機を出力可能とするエンジン発電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、発電機の運転中に出力端子台の出力端子に手を触れるのを防止するため、出力端子台に保護カバー(出力端子台カバー)を設けるとともに、この保護カバーが開いているときにはエンジンを始動できなくしたり、発電機の運転中に保護カバーを開くとエンジンを停止させたりする安全対策を講じたエンジン発電機も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−87268号公報 実公平1−16369号公報
特許文献1に記載されたものでは、確認スイッチを操作してエンジンを始動するようにしているが、エンジンを始動するたびに確認作業が必要であり、手間が掛かるという問題があった。また、発電機に設定された電圧と確認スイッチで選択した電圧とが異なる場合、当然のことながら、確認スイッチを操作してもエンジンが始動しなかったり、エンジンは始動しても発電機からの出力がなかったりするため、このような確認作業を行う機種に不慣れな使用者は、発電機が故障していると判断してレンタル業者や製造メーカーに問い合わせを行うことがあり、使用者に余計な手間を掛けるだけでなく、レンタル業者や製造メーカーの担当者にとっても問題となる。また、特許文献2に記載されたものでは、出力端子に触れて感電する事故は防止できるが、出力電圧の切り替えに関してはまったく考慮されていない。
そこで本発明は、設定電圧の確認を確実に行えるとともに、エンジン始動時の余計な手間を省くことができるエンジン発電機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のエンジン発電機は、出力電圧を切替設定可能な発電機と、該発電機を駆動するエンジンと、負荷への電線を接続するための出力端子を有する出力端子台と、該出力端子台の前面に開閉可能に設けられて前記出力端子を覆う出力端子台カバーとを備えたエンジン発電機において、前記出力端子台カバーの開状態を検出して記憶する検出手段と、該検出手段が出力端子台カバーの開状態を検出したとき、あるいは、開状態になったことを記憶しているときに、前記発電機の始動を不可にするとともに警告を出力する制御手段を備えていることを特徴としている。
さらに、本発明のエンジン発電機は、前記制御手段が、前記発電機に設定された出力電圧を確認する確認手段を備え、該確認手段が作動したときに、前記発電機の始動を可能にするとともに前記警告を停止することを特徴とし、また、本発明のエンジン発電機は、前記制御手段が、前記発電機に設定された出力電圧を確認する確認手段を備え、該確認手段が作動し、かつ、前記検出手段が出力端子台カバーの開状態を検出していないときに、前記発電機の始動を可能にするとともに前記警告を停止することを特徴としている。加えて、前記制御手段は、前記確認手段が作動したときに、前記検出手段における開状態の記憶をリセットすることを特徴としている。
本発明のエンジン発電機によれば、発電機から負荷に電力を供給する際には、負荷からの電線を出力端子に接続する必要があり、出力端子に電線を接続するためには、出力端子台の出力端子台カバーを開く必要があることから、エンジンを始動する前に、前回の運転終了後に出力端子台カバーを開いたことがあるときには、負荷を繋ぎ替えたと判断してエンジンの始動を不可とし、負荷に応じた出力電圧に設定されているかを確認する操作を求めることにより、誤った電圧で発電機を稼働させてしまうことを防止できる。一方、出力端子台カバーが閉じたままであるときには、負荷の繋ぎ替えが行われていないと判断してエンジンの始動を許可することにより、エンジンを始動するたびに確認スイッチを操作する手間を省くことができる。
本発明のエンジン発電機に設けた安全確認回路の一形態例を示す電気回路図である。 安全確認パネルの一形態例を示す正面図である。 エンジン発電機の運転操作手順の一形態例を示すフローチャートである。 エンジン発電機に設けられた出力端子台の一形態例を示す正面図である。 同じく出力端子台の断面側面図である。 安全確認回路の他の形態例を示す電気回路図である。 安全確認パネルの他の形態例を示す正面図である。 エンジン発電機の運転操作手順の他の形態例を示すフローチャートである。
図1乃至図5において、ディーゼルエンジンなどで同期発電機を駆動する可搬式のエンジン発電機には、前述のように、発電機の設置場所や使用目的に応じて出力電圧を切り替えることができるように形成されており、図4及び図5に示すように、発電機本体に設けられている出力端子台11には、出力電圧や単相出力、三相出力に対応した複数の出力端子12a〜12dが設けられている。また、出力端子台11の前面には、発電機の運転中に出力端子12a〜12dに手などが接触することを防止するための出力端子台カバー13が開閉可能に設けられている。
本形態例に示す出力端子台11には、前記出力端子台カバー13の開閉検出手段として、出力端子台カバー13の手掛け部13aに手が触れたことを検出するテープスイッチ14aや、出力端子台カバー13のヒンジ13bが閉位置から開方向に回動したことを検出するリミットスイッチ14bが設けられるとともに、出力端子12a〜12dの付近に手が挿入されたことを検出するための光電センサ14cや近接センサ14dが設けられている。また、発電機本体には、図2に示すような各種安全確認ランプを備えた安全確認パネル15が設けられている。
図1に示す安全確認回路20には、エンジンの始動を制御するための各種手段が設けられている。まず、前記開閉検出手段のテープスイッチ14aに手が触れたときにONとなる第1開閉検出スイッチ21と、リミットスイッチ14bがヒンジ13bが閉位置から開方向へ回動したことを検出したときにONとなる第2開閉検出スイッチ22と、前記出力端子台カバー13が開いたことを開閉検出手段が検出した履歴を記憶可能なラッチングリレー23のセット側23aとがバッテリー回路24に直列に設けられており、手掛け部13aに手を掛けて出力端子台カバー13を開くと、両検出スイッチ21,22が共にONとなってセット側23aが通電状態になり、ラッチングリレー23が作動状態となる。
このラッチングリレー23は、手掛け部13aから手を離して第1開閉検出スイッチ21がOFFとなったり、ヒンジ13bが閉位置となって第2開閉検出スイッチ22がOFFとなったりしてセット側23aへの通電が遮断されても作動状態を継続し、出力端子台カバー13が開状態となったことを検出して記憶する。この回路へのバッテリからの通電は、両検出スイッチ21,22が共にONとなったときのみであり、バッテリへの負担を軽減できる。
ラッチングリレー23が作動状態を保持しているときに主スイッチ(図示せず)をOff位置からacc位置に切り換えると、acc回路25が通電状態になるため、ラッチングリレー23の作動により、電圧を確認する手段を構成する第1常開接点26が閉じ状態に保持されるとともに、エンジンの始動を不可とする手段である第1常閉接点27が開状態に保持される。
第1常開接点26が閉じると、安全確認パネル15の各種安全確認ランプが点灯する。すなわち、電圧を確認する手段を構成する電圧設定手段28の切替状態に応じて点灯する第1電圧表示ランプ29a又は第2電圧表示ランプ29bが点灯し、そのときに設定されている電圧が、例えば200Vになっているか、400Vになっているかを表示する。同時に、電圧確認を促す警告手段となる第1電圧確認警告ランプ30と第2電圧確認警告ランプ31とが点灯し、出力電圧が負荷に対応した電圧に設定されていることを確認するように促す。
図1に示す状態では、第1電圧表示ランプ側接点28aが閉じており、第2電圧表示ランプ側接点28bが開いている状態となっているので、第1電圧表示ランプ29a、第1電圧確認警告ランプ30及び第2電圧確認警告ランプ31の3個が点灯し、第2電圧表示ランプ29bは消灯した状態となる。
第1常閉接点27が開状態の場合は、主スイッチを運転状態からエンジン始動状態に切り替えて運転回路32を通電状態にしても、エンジンを始動するスタータを作動状態とするスタータリレー33が通電状態にならないため、スタータが作動せずにエンジン(発電機)を始動することができない状態となる。このようにエンジンの始動が不可の場合には、前記安全確認パネル15に、第1電圧確認警告ランプ30及び第2電圧確認警告ランプ31が点灯するとともに、第1電圧表示ランプ29a又は第2電圧表示ランプ29bが点灯し、出力電圧を確認する操作を促す警告が発生した状態となる。
この警告発生状態で、点灯している第1電圧表示ランプ29a又は第2電圧表示ランプ29bの出力電圧が負荷に対応していると確認した後、警告を解除する手段である安全確認パネル15の電圧確認スイッチ34を操作してONにすると、電圧確認リレー35及びラッチングリレー23のリセット側23bが通電状態になり、リセット側23bが作動してラッチングリレー23が非作動状態に復帰し、電圧確認リレー35の作動により第2常開接点36が閉じ、acc回路25が通電中は電圧確認リレー35が作動状態に保持される。
そして、ラッチングリレー23が非作動状態になることによって前記第1常開接点26が開状態に戻り、各ランプへの通電が止まって前記警告発生状態が解除されるとともに、前記第1常閉接点27が閉状態に戻ることにより、スタータリレー33が通電状態になり、エンジンが始動可能な状態となる。また、押しボタンスイッチからなる電圧確認スイッチ34が自動的にOFF状態に復帰すると、電圧確認リレー35側に整流子37を介して接続されたリセット側23bへの通電が停止してバッテリーの負担を軽減する。
さらに、この安全確認回路20には、エンジン始動時に出力端子台カバー13の開いたままの状態であることを検出したらエンジンの始動を不可とする回路も組み込まれている。この回路は、前記acc回路25に対して、前記第2開閉検出スイッチ22の第2接点22aと、前記電圧確認リレー35により作動する第2常閉接点38と、出力端子台カバー用リレー39とが直列に設けられるとともに、スタータリレー33及び第1常閉接点27に対して直列に設けられた第3常閉接点40と、安全確認パネル15の出力端子台カバー警告ランプ41に直列に設けられ、第1電圧確認警告ランプ30に対して整流子42を介して接続された第3常開接点43とが設けられている。
第1電圧確認警告ランプ30のacc回路25側には、前記整流子42と、該整流子42とは逆方向の整流子44が設けられており、第1電圧確認警告ランプ30は、前記第1常開接点26又は第3常開接点43が閉じると点灯するように形成され、第1常開接点26が閉じたときには出力端子台カバー警告ランプ41は点灯せず、第3常開接点43が閉じたときには、第1電圧表示ランプ29a、第2電圧表示ランプ29b及び第2電圧確認警告ランプ31は点灯しないように形成されている。
主スイッチによってacc回路25が通電状態になっているときに出力端子台カバー13が開いていると、第2開閉検出スイッチ22の第2接点22aが閉じ状態になり、第2常閉接点38も閉じ状態になっているため、出力端子台カバー用リレー39が作動して第3常閉接点40が開き、スタータリレー33が非通電状態になることからエンジン始動不可の状態になるとともに、第3常開接点43が閉じることによって第1電圧確認警告ランプ30及び出力端子台カバー警告ランプ41が点灯して出力端子台カバー13が開いていることを警告する。
この場合、出力端子台カバー13を閉じて電圧確認スイッチ34を操作してONにすると、出力端子台カバー13が閉じられることによって第2接点22aが開き、電圧確認リレー35の作動で第2常閉接点38も開くので、出力端子台カバー用リレー39への通電が遮断され、第3常閉接点40が閉じてスタータリレー33が通電状態になるとともに、第3常開接点43が開いて第1電圧確認警告ランプ30及び出力端子台カバー警告ランプ41が消灯し、エンジンが始動可能な状態になる。
また、点検作業などのために出力端子台カバー13を開状態としたままでエンジンを始動する必要がある場合、第1開閉検出スイッチ21に触れないようにして電圧確認スイッチ34をONにすると、上記同様に、電圧確認リレー35の作動で第2常閉接点38が開いて出力端子台カバー用リレー39への通電が遮断され、第3常閉接点40が閉じてスタータリレー33が通電状態になるとともに、第3常開接点43が開いて第1電圧確認警告ランプ30及び出力端子台カバー警告ランプ41が消灯し、エンジンが始動可能な状態になる。
次に、前記安全確認回路20を備えたエンジン発電機における運転操作手順の一例を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、主スイッチを投入すると、ステップ51で出力端子台11の出力端子台カバー13の開操作の有無が判断される。このステップ51で、出力端子台カバー13の開操作が行われなかったと判断した場合(No)は、ステップ52に進んで出力端子台カバー13が閉じ状態か否かを判断する。ステップ52で出力端子台カバー13が閉じ状態であると判断されると(Yes)、ステップ53の発電機始動操作によりステップ54に進んで運転可能状態にあるエンジン及び発電機が始動し、負荷への電力供給が行われる。運転終了時は、ステップ55にて主スイッチをOFFとする発電機停止操作を行うことにより、エンジン及び発電機が停止して負荷への電力供給が終了する。
一方、最初のステップ51で出力端子台カバー13の開操作が行われたと判断し(Yes)、ステップ61で出力端子への負荷電線の着脱作業が行われたときには、ステップ62にて出力端子台カバー13の閉操作が行われたか否かを判断する。ステップ62にて出力端子台カバー13の閉操作が行われたと判断した場合は(Yes)、ステップ63に進んで発電機始動操作を行った際にステップ64に進み、各安全確認ランプ(第1電圧表示ランプ29a又は第2電圧表示ランプ29b、第1電圧確認警告ランプ30及び第2電圧確認警告ランプ31)が点灯するとともに、発電機(エンジン)が始動不可の状態となり、次のステップ65で確認釦(電圧確認スイッチ34)の押操作が行われるまで待機状態となる。
また、出力端子台カバー13の開状態でも発電機を運転する必要がある場合に備えて、前記ステップ62にて出力端子台カバー13の閉操作が行われていないと判断した場合も(No)、前記ステップ52において出力端子台カバー13が閉じていない判断した場合も(No)、前記ステップ63に進む。このステップ63にて前記同様に発電機始動操作を行うとステップ64に進み、所定の安全確認ランプがそれぞれ点灯するとともに、発電機が始動不可の状態となり、次のステップ65で確認釦の押操作が行われたと判断した場合は(Yes)、前記ステップ53,54に進んで発電機の運転が行われる。この場合、出力端子台カバー13が開状態でも発電機の運転が可能となる。
このように、出力端子台カバー13の開操作が行われず(ステップ51)、かつ、出力端子台カバー13が閉状態のときに(ステップ52)は、負荷電線の着脱、繋ぎ替えが行われず、前回の運転時に接続されていた負荷と、エンジン(発電機)を始動しようとするときに接続されている負荷とが同じと判断し、確認作業を行わずにエンジンを始動できるようにしたことにより、エンジンを始動するたびに確認スイッチを操作する手間を省くことができ、余計な作業を解消することができる。
一方、出力端子台カバー13の開操作が行われたときや、出力端子台カバー13が開状態のときには、実際の負荷電線の着脱にかかわらず、負荷が変更されたものとみなしてエンジンの始動を不可とし、安全確認ランプを点灯させ、出力電圧の確認を求めることにより、出力電圧の設定を誤った状態で発電機を運転し、発電機や負荷に損傷を与えることを防止できる。さらに、各安全確認ランプの点灯を認識した状態で確認操作を行うことにより、出力端子台カバー13が開状態のときでも発電機を運転可能としたことにより、発電機を運転した状態での点検作業を簡単に行うことができる。
また、出力端子台カバー13の開閉状態をテープスイッチ14aやリミットスイッチ14bで検出するとともに、出力端子12a〜12dの付近に手が挿入されたことを光電センサ14cや近接センサ14dにて検出することにより、負荷電線の繋ぎ替えの有無をより確実に検出することができる。さらに、出力端子12a〜12dの付近に手を挿入するには出力端子台カバー13を開く必要があるので、光電センサ14cや近接センサ14dを設けるだけでも出力端子台カバー13の開閉状態を検出することができ、これらの検出手段を適宜組み合わせて用いることができる。
次に図6に示す安全確認回路の他の形態例を説明する。なお、以下の説明において、前記形態例に示した安全確認回路及び安全確認パネルの構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6において、前記テープスイッチ14aに手が触れて第1開閉検出スイッチ21がONになると、ラッチングリレー23のセット側23aに電流が流れ、ラッチングリレー23が作動状態になり、第1開閉検出スイッチ21がOFFになっても作動状態を保持する。主スイッチを投入すると、ラッチングリレー23の作動により閉状態になった第1常開接点26を介して、図7に示す安全確認パネル15の第1電圧確認警告ランプ30が点灯する。同時に、第1常閉接点27が開状態になることでスタータリレー33が非作動状態となり、エンジンの始動が不可となる。
また、第1電圧表示ランプ29a及び第2電圧表示ランプ29bは、電圧設定手段28の第1電圧表示ランプ側接点28aと第2電圧表示ランプ側接点28bとの開閉状態に応じていずれか一方が点灯する。この電圧表示ランプ29a,29bは、運転中は常時点灯状態となっている。
出力電圧を確認した後、安全確認パネル15の電圧確認スイッチ34を操作してONにすると、ラッチングリレー23のリセット側23bが通電状態になってラッチングリレー23が非作動状態に復帰し、第1常開接点26が開いて第1電圧確認警告ランプ30が消灯するとともに、第1常閉接点27が閉じてスタータリレー33が作動状態となる。これにより、発電機(エンジン)を始動可能な状態になる。
また、主スイッチを投入した際に、前記リミットスイッチ14bが出力端子台カバー13の開状態を検出して第2開閉検出スイッチ22がONになっていると、出力端子台カバー警告ランプ41が点灯するとともに、整流子45を介してラッチングリレー23のセット側23aに電流が流れ、ラッチングリレー23が作動状態になる。これにより、第1常開接点26が閉じて第1電圧確認警告ランプ30が点灯し、第1常閉接点27が開いてスタータリレー33が非作動状態となり、エンジンの始動が不可となる。
この場合は、出力端子台カバー13を閉じて第2開閉検出スイッチ22をOFFとした後、電圧確認スイッチ34を操作してONにすることにより、前記同様に、ラッチングリレー23が非作動状態になり、第1常開接点26が開いて第1電圧確認警告ランプ30が消灯し、第1常閉接点27が閉じてスタータリレー33が作動状態となり、発電機(エンジン)を始動可能な状態になる。
さらに、図8に示すフローチャートに基づいて運転操作手順の他の例を説明する。なお、以下の説明においても、前記形態例に示したフローチャートのステップと同一のステップには同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
出力端子台カバー13の開操作が行われず、出力端子台カバー13が閉じているときには、前記図3に示した操作手順と同様のステップ51〜ステップ55が行われ、発電機の運転及び停止が行われる。
ステップ51で出力端子台カバー13の開操作が行われたと判断し(Yes)、ステップ61で出力端子への負荷電線の繋ぎ替えが行われたとみなしたときには、前記同様に、ステップ62にて出力端子台カバー13の閉操作が行われたか否かを判断し、出力端子台カバー13の閉操作が行われたと判断した場合は(Yes)、前記同様に、ステップ63〜65及びステップ53〜55によって発電機の運転及び停止が行われる。
一方、前記ステップ52で出力端子台カバー13が閉じていないと判断した場合(No)、及び、前記ステップ62で出力端子台カバー13の閉操作が行われていないと判断した場合は(No)、共にステップ71に進む。このステップ71で発電機始動操作を行った際にステップ72に進み、前述の各安全確認ランプ(第1電圧確認警告ランプ30及び出力端子台カバー警告ランプ41)が点灯するとともに、発電機(エンジン)が始動不可の状態となる。ステップ73で出力端子台カバー13の閉操作が行われたか否かを判断し、閉操作が行われていないと判断した場合は(No)、ステップ74に進み、確認釦(電圧確認スイッチ34)の押操作が行われた場合も(Yes)、押操作が行われなかった場合も(No)、共に前記ステップ71に戻り、出力端子台カバー13の閉操作が行われない場合には、これらのステップ71〜74を繰り返す。
そして、出力端子台カバー13の閉操作が行われ、ステップ73で出力端子台カバー13の閉操作が行われたと判断した場合は(Yes)、ステップ65に進み、確認釦(電圧確認スイッチ34)の押操作が行われたか否かを判断し、押操作が行われた場合(Yes)は、前記ステップ53,54に進んで発電機の運転が行われる。
したがって、図8に示すフローチャートに沿って作動する図6に示す安全確認回路では、出力端子台カバー13が開いたままでは発電機を始動できず、出力端子台カバー13を確実に閉じないと発電機を運転できないことから、感電などの事故を未然に防止できる。
両形態例で説明したように、発電機(エンジン)の始動前に出力端子台カバー13の開閉状態を確認し、前回の運転終了後に出力端子台カバー13を開いたことがあると判断したときには、エンジンの始動を不可として安全確認ランプを点灯させ、出力電圧の確認を求めることにより、出力電圧の設定を誤った状態で発電機を運転し、発電機や負荷に損傷を与えることを防止できる。
なお、安全確認パネル15の前面には、安全確認を促すメッセージを設けておくことができる。例えば、電圧表示ランプ29a,29bの近傍には「発電機の設定電圧」というようなメッセージを、第1電圧確認警告ランプ30の近傍には「安全を確認して下さい!」というようなメッセージを、第2電圧確認警告ランプ31の近傍には「発電機の電圧と負荷の電圧とを確認して下さい」というようなメッセージを、出力端子台カバー警告ランプ41の近傍には「出力端子台カバーを閉じて下さい」というようなメッセージを、さらに、電圧確認スイッチ34の近傍には「安全を確認してから押して下さい」というようなメッセージを、それぞれ設けておくことができる。
また、電圧設定手段は、短絡バーの繋ぎ替えやカムスイッチによる切り替えなどによって行うことができ、出力端子台及び出力端子台カバーの構造や出力端子の構造、設置数は任意であり、安全確認パネルの構成も任意に設定することができる。
11…出力端子台、12a〜12d…出力端子、13…出力端子台カバー、13a…手掛け部、13b…ヒンジ、14a…テープスイッチ、14b…リミットスイッチ、14c…光電センサ、14d…近接センサ、15…安全確認パネル、20…安全確認回路、21…第1開閉検出スイッチ、22…第2開閉検出スイッチ、22a…第2接点、23…ラッチングリレー、23a…セット側、23b…リセット側、24…バッテリー回路、25…acc回路、26…第1常開接点、27…第1常閉接点、28…電圧設定手段、28a…第1電圧表示ランプ側接点、28b…第2電圧表示ランプ側接点、29a…第1電圧表示ランプ、29b…第2電圧表示ランプ、30…第1電圧確認警告ランプ、31…第2電圧確認警告ランプ、32…運転回路、33…スタータリレー、34…電圧確認スイッチ、35…電圧確認リレー、36…第2常開接点、37…整流子、38…第2常閉接点、39…出力端子台カバー用リレー、40…第3常閉接点、41…出力端子台カバー警告ランプ、42…整流子、43…第3常開接点、44,45…整流子

Claims (4)

  1. 出力電圧を切替設定可能な発電機と、該発電機を駆動するエンジンと、負荷への電線を接続するための出力端子を有する出力端子台と、該出力端子台の前面に開閉可能に設けられて前記出力端子を覆う出力端子台カバーとを備えたエンジン発電機において、前記出力端子台カバーの開状態を検出して記憶する検出手段と、該検出手段が出力端子台カバーの開状態を検出したとき、あるいは、開状態になったことを記憶しているときに、前記発電機の始動を不可にするとともに警告を出力する制御手段を備えていることを特徴とするエンジン発電機。
  2. 前記制御手段は、前記発電機に設定された出力電圧を確認する確認手段を備え、該確認手段が作動したときに、前記発電機の始動を可能にするとともに前記警告を停止することを特徴とする請求項1記載のエンジン発電機。
  3. 前記制御手段は、前記発電機に設定された出力電圧を確認する確認手段を備え、該確認手段が作動し、かつ、前記検出手段が出力端子台カバーの開状態を検出していないときに、前記発電機の始動を可能にするとともに前記警告を停止することを特徴とする請求項1記載のエンジン発電機。
  4. 前記制御手段は、前記確認手段が作動したときに、前記検出手段における開状態の記憶をリセットすることを特徴とする請求項2又は3記載のエンジン発電機。
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