JP2011028815A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011028815A
JP2011028815A JP2009174999A JP2009174999A JP2011028815A JP 2011028815 A JP2011028815 A JP 2011028815A JP 2009174999 A JP2009174999 A JP 2009174999A JP 2009174999 A JP2009174999 A JP 2009174999A JP 2011028815 A JP2011028815 A JP 2011028815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask layer
layer
recording
filler
recording layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009174999A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Suwa
孝裕 諏訪
Shigetoshi Fukuzawa
成敏 福澤
Shuichi Okawa
秀一 大川
Yoshinori Uchiyama
佳則 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2009174999A priority Critical patent/JP2011028815A/ja
Priority to US12/842,502 priority patent/US20110024388A1/en
Publication of JP2011028815A publication Critical patent/JP2011028815A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/855Coating only part of a support with a magnetic layer

Abstract

【課題】記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差を充分に抑制できることができる磁気記録媒体の製造方法を提供する。
【解決手段】記録層32を第1マスク層22に基づいてエッチングして凹凸パターンに加工する工程と記録層32及び第1マスク層22の上に充填材36を成膜して凹凸パターンの凹部を充填する工程との間に、第1マスク層22に対するエッチングレートが記録層32に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録要素32A(記録層32の凸部)の上に第1マスク層22が残存するように記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去する工程を設けた。
【選択図】図8

Description

本発明は、凹凸パターンの記録層を有する磁気記録媒体の製造方法に関する。
従来、ハードディスク等の磁気記録媒体は、記録層を構成する磁性粒子の微細化、材料の変更、ヘッド加工の微細化等の改良により著しい面記録密度の向上が図られており、今後も一層の面記録密度の向上が期待されているが、ヘッドの加工限界、磁界の広がりに起因する、記録対象のトラックに隣りあう他のトラックへの誤った情報の記録やクロストーク等の問題が顕在化し、従来の改良手法による面記録密度の向上は限界にきている。
これに対し、一層の面記録密度の向上を実現可能である磁気記録媒体の候補として、記録層が凹凸パターンで形成されたディスクリートトラックメディアやパターンドメディアが提案されている。ディスクリートトラックメディアの記録層はデータ領域の部分がトラックに対応した凹凸パターンで形成される。又、パターンドメディアの記録層はデータ領域の部分が記録ビットに対応した凹凸パターンで形成される。尚、ディスクリートトラックメディアやパターンドメディアについては記録層のサーボ領域の部分をサーボパターンに対応した凹凸パターンで形成することも提案されている。
一方、ハードディスク等の磁気記録媒体は、表面の凹凸が大きいとヘッドスライダの浮上高さが不安定になるという問題があるため、ディスクリートトラックメディアやパターンドメディアについては凹凸パターンの記録層の上に充填材を成膜して記録層の凹部を充填材で充填し、余剰の充填材を除去して記録層の表面を平坦化することが提案されている。充填材を成膜する手法としてはスパッタリング法等を用いることができる。又、余剰の充填材を除去する手法としてはIBE(イオンビームエッチング)やRIE(反応性イオンエッチング)等のドライエッチングを用いることができる。充填材は凹凸パターンの記録層に倣って凹凸パターンで成膜されるが、ドライエッチングは凸部に対するエッチングレートが凹部に対するエッチングレートよりも高い傾向があるため、ドライエッチングにより表面を充分に平坦化することが期待されていた。
しかしながら、ドライエッチングでは幅が狭い凸部に対するエッチングレートが、幅が広い凸部に対するエッチングレートよりも高い傾向があるため、記録層の凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合、いずれか一方の領域を充分に平坦化することはできても両方の領域を充分に平坦化することができない場合があった。例えばディスクリートトラックメディアやパターンドメディアでは上記のように記録層のサーボ領域の部分をサーボパターンに相当する凹凸パターンで形成することが提案されており、サーボ領域における記録層の凸部や凹部の幅はデータ領域における記録層の凸部や凹部の幅よりも大きいことが多い。このため、サーボ領域又はデータ領域のいずれか一方の領域において表面を充分に平坦化するようにエッチング時間等の条件を設定すると、他方の領域ではエッチングが不足又は過剰となり表面を充分に平坦化できない場合があった。
これに対し、記録層の凸部の上に暫定下地材が形成された被加工体の上に充填材を成膜して凹部を充填し、凸部を凹部よりも選択的に速く除去する傾向があるドライエッチング法を用いて暫定下地材の少なくとも側面が露出するように余剰の充填材を除去し、更に暫定下地材に対するエッチングレートが充填材に対するエッチングレートよりも高いエッチング法により暫定下地材を除去する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように、暫定下地材に対するエッチングレートが充填材に対するエッチングレートよりも高いエッチング法により暫定下地材を選択的に除去することで、凹部の充填材の加工を抑制しつつ暫定下地材、又は暫定下地材と充填材で構成された総ての凸部を、その幅に拘わらず短時間で除去できるので、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差が生じにくく表面を充分に平坦化できると考えられていた。
特開2006−196143号公報
しかしながら、上記のような暫定下地材を利用した手法でも、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合、表面の粗さの差を充分に抑制できず表面を充分に平坦化できないことがあった。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであって、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差を充分に抑制できることができる磁気記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、記録層をマスク層に基づいてエッチングして凹凸パターンに加工する工程と記録層及びマスク層の上に充填材を成膜して凹凸パターンの凹部を充填する工程との間に、マスク層に対するエッチングレートが記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録層の凸部の上にマスク層が残存するように記録層の凸部の上のマスク層の一部を除去する工程を設けたことにより上記目的を達成する。
発明者らは本発明に想到する過程において、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合、上記の従来の手法を用いても表面の粗さの差を充分に抑制できず表面を充分に平坦化できなかった原因について鋭意研究した。その結果、凹凸パターンの記録層に倣って凹凸パターンで形成された充填材をエッチングする工程において、サーボ領域のような凹部の幅が比較的大きい領域では充填材の凹部のエッチングレートが比較的高い一方、データ領域のような凹部の幅が比較的小さい領域では充填材の凹部のエッチングレートが比較的低いことがわかった。即ち、凸部だけでなく凹部もその幅によりエッチングレートに差があることがわかった。アスペクト比(凹部の深さ/凹部の幅)が大きい凹部は、充填材をエッチングする工程において加工用ガスが照射される際に凹部の底が隣接する凸部の陰になりやすく、加工用ガスが凹部の底に入りにくいため充填材の凹部のエッチングレートが比較的低いと考えられる。尚、加工用ガスが被加工体の表面に対して垂直に(凹部の深さの方向に平行に)照射されても、やはり凹部のアスペクト比が大きい程、凹部のエッチングレートが低い傾向があった。これは加工用ガスが被加工体の表面に対して垂直に照射されても一部のガスは垂直な方向から傾斜して照射され、このような傾斜して照射されるガスがアスペクト比が大きい凹部の底に入りにくいためと考えられる。記録層の凸部の上に暫定下地材が形成された被加工体の上に充填材を成膜する場合、記録層の凸部の上に暫定下地材が形成されていない場合よりも、暫定下地材の厚さの分だけ充填材の凹部の深さが深くなり充填材の凹部のアスペクト比がそれだけ大きくなる。従って、充填材の凹部が特にエッチングされにくかったと考えられる。
サーボ領域のような凹部の幅が比較的大きく凹部のエッチングレートが比較的高い領域に合わせてエッチングを停止すると、データ領域のような凹部の幅が比較的小さく凹部のエッチングレートが比較的低い領域では充填材の凹部のエッチングが不充分となる。一方、データ領域のような凹部の幅が比較的小さく凹部のエッチングレートが比較的低い領域に合わせてエッチングを停止すると、サーボ領域のような凹部の幅が比較的大きく凹部のエッチングレートが比較的高い領域では充填材の凹部を過度にエッチングしてしまうことになる。従って、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合、表面の粗さの差を充分に抑制できず表面を充分に平坦化できなかったと考えられる。
これに対し、記録層をマスク層に基づいてエッチングして凹凸パターンに加工する工程と記録層及びマスク層の上に充填材を成膜して凹凸パターンの凹部を充填する工程との間に、マスク層に対するエッチングレートが記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録層の凸部の上にマスク層が残存するように記録層の凸部の上のマスク層の一部を除去する工程を設けることにより、記録層及びマスク層の上に成膜される充填材の凹部のアスペクト比を小さく抑制でき、充填材をエッチングする工程において充填材の凹部の底が隣接する凸部の陰になることを抑制できる。従って、凹部の幅が比較的小さい領域において充填材の凹部のエッチングレートが低くなることを抑制でき、データ領域のような凹部の幅が比較的小さい領域における充填材の凹部のエッチングレートを、サーボ領域のような凹部の幅が比較的大きい領域における充填材の凹部のエッチングレートに近づけることができる。
尚、ドライエッチングでは凸部の中央部よりも凸部の端部が速く除去される傾向があるので、記録層の凸部の上のマスク層をエッチングする工程においてマスク層の端部がマスク層の中央部よりも速く除去されマスク層の中央部のエッチング量が少ない場合もある。このような場合、記録層及びマスク層の上に成膜される充填材の凹部の深さは必ずしも充分に減少しないが、記録層の凸部の上のマスク層の端部が除去されることにより、充填材をエッチングする工程において充填材の凹部の底が隣接する凸部の陰になりにくくなる。従って、この場合も充填材の凹部のエッチングレートの低下を抑制する効果が得られる。
更に、充填材をエッチングした後、マスク層に対するエッチングレートが充填材に対するエッチングレートよりも高いエッチング法によりマスク層を選択的に除去することで、凹部の充填材の加工を抑制しつつ、マスク層、又はマスク層とその上に残存する充填材で構成された総ての凸部を、その幅に拘わらず短時間で除去できる。
従って、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差を充分に抑制できる。
尚、記録層の上に成膜するマスク層の厚さを初めから薄く抑制すれば、記録層を凹凸パターンに加工する工程と充填材を成膜する工程との間に、ドライエッチング法によりマスク層の一部を除去する工程を設けなくても、記録層及びマスク層の上に成膜される充填材の凹部の底が隣接する凸部の陰になることを抑制しうる。しかしながら、上記のようにドライエッチングでは凸部の中央部よりも凸部の端部が速く除去される傾向があるため、マスク層の厚さを初めから薄く抑制して記録層をエッチングすると、記録層をエッチングする工程の途中で(凸部の)マスク層の端部が消失してその下の記録層がエッチングされ、記録層の凸部の幅が目標の幅よりも細くなったり、記録層の凸部の側面が目標の形状よりも傾斜した形状に加工されてしまうという問題がある。又、(凸部の)マスク層の端部が完全に消失しない場合でも、記録層をエッチングする工程の途中で(凸部の)マスク層の端部が過度に薄くなると、記録層の凸部の側面が目標の形状よりも傾斜した形状に加工されてしまうことがある。
これに対し、記録層をマスク層に基づいてエッチングして凹凸パターンに加工する工程の後に、マスク層に対するエッチングレートが記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録層の凸部の上にマスク層が残存するように記録層の凸部の上のマスク層の一部を除去することにより、記録層の凸部の形状を目標の形状に保持しつつ、マスク層及び記録層の上に成膜される充填材をエッチングする工程において充填材の凹部の底が隣接する凸部の陰になることを抑制できる。
即ち、次のような本発明により、上記目的を達成することができる。
(1)基板、記録層及びマスク層を有してなる被加工体の前記マスク層を所定の凹凸パターンに対応するパターンに加工する前段マスク層加工工程と、前記記録層に対するエッチングレートが前記マスク層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層を前記マスク層に基づいてエッチングして前記凹凸パターンに加工する記録層加工工程と、前記マスク層に対するエッチングレートが前記記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層の凸部の上に前記マスク層が残存するように前記記録層の凸部の上の前記マスク層の一部を除去する後段マスク層加工工程と、前記記録層及び前記マスク層の上に前記マスク層の材料と異なる充填材を成膜して前記凹凸パターンの凹部を充填する充填材成膜工程と、前記記録層の凸部の上に残存する前記マスク層の少なくとも一部が露出するように前記充填材のうち前記記録層の凸部の上に形成された余剰部分の少なくとも一部をドライエッチング法により除去する充填材エッチング工程と、前記マスク層に対するエッチングレートが前記充填材に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記マスク層を除去して表面を平坦化するマスク層除去工程と、を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(2) (1)において、前記後段マスク層加工工程において前記マスク層と化学的に反応して前記マスク層を除去する性質を有する反応ガスを用いるドライエッチング法が用いられることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(3) (2)において、前記マスク層の材料は炭素を主成分とする材料であり、前記後段マスク層加工工程においてフッ素系ガス、塩素系ガス及び窒素系ガスのいずれかのガスを含む反応ガスを用いるドライエッチング法が用いられることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(4) (2)において、前記マスク層の材料は炭素を主成分とする材料であり、前記後段マスク層加工工程において酸素系ガスを含む反応ガスを用いるドライエッチング法が用いられることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(5)基板、記録層及びマスク層を有してなる被加工体の前記マスク層を所定の凹凸パターンに対応するパターンに加工する前段マスク層加工工程と、前記記録層に対するエッチングレートが前記マスク層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層を前記マスク層に基づいてエッチングして前記凹凸パターンに加工する記録層加工工程と、前記マスク層に対するエッチングレートが前記記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層の凸部の上に前記マスク層が残存するように前記記録層の凸部の上の前記マスク層の一部を除去する後段マスク層加工工程と、前記記録層及び前記マスク層の上に前記マスク層の材料と異なる充填材を成膜して前記凹凸パターンの凹部を充填する充填材成膜工程と、前記マスク層に対するエッチングレートが前記充填材に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記充填材のうち前記記録層の凸部の上に形成された余剰部分及び前記マスク層を除去して表面を平坦化するマスク層除去工程と、を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
尚、本出願において、「凹凸パターンの記録層」とは、連続記録層が所定のパターンで分割され記録要素を構成する凸部が相互に完全に分離した記録層の他、データ領域では相互に分離した凸部同士がデータ領域とサーボ領域との境界付近等では連続している記録層、又、例えば螺旋状の渦巻き形状の記録層のように基板の上の一部に連続して形成される記録層、凹部が記録層の上面と下面の間の位置まで形成されて底部において連続した記録層も含む意義で用いることとする。
又、本出願において「エッチングレート」という用語は、単位時間当たりの加工量という意義で用いることとする。
又、本出願において「磁気記録媒体」という用語は、情報の記録、読み取りに磁気のみを用いるハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ等に限定されず、磁気と光を併用するMO(Magneto Optical)等の光磁気記録媒体、磁気と熱を併用する熱アシスト型の記録媒体も含む意義で用いることとする。
本発明によれば、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差が充分に抑制された磁気記録媒体を製造できる。
本発明の第1実施形態に係る被加工体の出発体の構造を模式的に示す側断面図 同被加工体を加工して得られる磁気記録媒体の構造を模式的に示す側断面図 同磁気記録媒体の製造工程の概要を示すフローチャート レジスト層にパターンが転写された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 第1マスク層がパターンに加工された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 記録層が凹凸パターンに加工された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 記録要素の上の第1マスク層の一部が除去された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 充填材が成膜された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 余剰の充填材のエッチングにより記録要素の上の第1マスク層が露出した前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 余剰の充填材のエッチングにより記録要素の上の第1マスク層が露出した前記被加工体の他の形状の例を模式的に示す側断面図 余剰の充填材のエッチングにより記録要素の上の第1マスク層が露出した前記被加工体の他の形状の例を模式的に示す側断面図 第1マスク層が除去されて充填材及びストップ膜の表面が平坦化された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 ストップ膜が除去された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 本発明の第2実施形態に係る磁気記録媒体の製造工程の概要を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る記録層が凹凸パターンに加工された被加工体の形状を模式的に示す側断面図 本発明の第4実施形態に係る磁気記録媒体の製造工程の概要を示すフローチャート
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1実施形態は、基板12、連続膜の記録層32及び第1マスク層22等を有してなる図1に示されるような被加工体10の出発体に加工を施すことにより、連続膜の記録層32を第1マスク層22層に基づいてエッチングして図2に示されるような凹凸パターンの記録層32を有する磁気記録媒体30を製造する方法に関するものであり、記録層32を第1マスク層22に基づいてエッチングして凹凸パターンに加工する工程と記録層32及び第1マスク層22の上に充填材36を成膜して記録層32の凹凸パターンの凹部を充填する工程との間に、第1マスク層22に対するエッチングレートが記録層32に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録要素32A(記録層32の凸部)の上に第1マスク層22が残存するように記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去する工程を設けたことを特徴としている。
被加工体10の出発体は、基板12、軟磁性層16、配向層18、(凹凸パターンに加工される前の連続膜の)記録層32、ストップ膜35、第1マスク層22、第2マスク層24、樹脂層26を有し、これらの層がこの順で基板12の上に形成された構成である。
基板12の材料は、ガラス、Al等である。軟磁性層16は、厚さが50〜300nmである。軟磁性層16の材料としてはFe合金、Co合金等を用いることができる。配向層18は、厚さが2〜40nmである。配向層18の材料としては非磁性のCoCr合金、Ti、Ru、RuとTaの積層体、MgO等を用いることができる。
記録層32は、厚さが5〜30nmである。記録層32の材料としてはCoCrPt合金等のCoPt系合金、FePt系合金、これらの積層体、SiO等の酸化物系材料のマトリックス中にCoCrPt等の強磁性粒子を含ませた材料等を用いることができる。
ストップ膜35は、厚さが1〜10nmである。ストップ膜35の材料としては、Ta等を用いることができる。
第1マスク層22は、厚さが3〜50nmである。第1マスク層22の材料としては、例えばCVD法等により成膜されるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)と呼称される硬質炭素膜やスパッタリング法等で成膜される炭素膜のような炭素が主成分である材料を用いることができる。
第2マスク層24は、厚さが3〜30nmである。第2マスク層24の材料としては、Ni、Si、SiO、Ta等を用いることができる。樹脂層26は、厚さが30〜300nmである。樹脂層26の材料としては、紫外線硬化性樹脂、各種フォトレジスト材料等を用いることができる。
磁気記録媒体30は、垂直記録型のディスクリートトラックメディアであり、記録層32のデータ領域の部分は、径方向に微細な間隔で多数の同心円弧状の記録要素32Aに分割された凹凸パターン形状である。記録要素32Aの間の凹部は充填材36で充填されている。又、記録要素32A及び充填材36の上には保護層38、潤滑層40がこの順で形成されている。又、記録層32のサーボ領域の部分は所定のサーボパターンに対応する凹凸パターンで形成されている。サーボ領域における記録層32の凸部や凹部の幅は大部分がデータ領域における記録層の凸部や凹部の幅よりも大きい。
充填材36としては、例えばSiOを用いることができる。保護層38は、厚さが1〜5nmである。保護層38の材料としては、DLCを用いることができる。潤滑層40は、厚さが1〜2nmである。潤滑層40の材料としてはPFPE(パーフロロポリエーテル)を用いることができる。
以下、図3に示すフローチャートに沿って、被加工体10の加工方法について説明する。
まず、図1に示される被加工体10の出発体を用意する(S102:被加工体の出発体用意工程)。被加工体10の出発体は基板12の上に、軟磁性層16、配向層18、(凹凸パターンに加工される前の連続膜の)記録層32、ストップ膜35、第1マスク層22、第2マスク層24をこの順でスパッタリング法により形成し、更に樹脂層26をスピンコート法で塗布することにより得られる。
次に、図4に示されるように、被加工体10の出発体の樹脂層26を記録層32の凹凸パターンに対応するパターンに加工する(S104:樹脂層加工工程)。具体的には、転写装置(図示省略)を用いてインプリント法により樹脂層26に所定のサーボパターン及びトラックパターンに相当する凹凸パターンを転写する。尚、樹脂層26を露光・現像して、樹脂層26を記録層32の凹凸パターンに対応するパターンに加工してもよい。
次に、Arガスを用いたIBEにより、第2マスク層24を樹脂層26に基づいてエッチングし、第2マスク層24を記録層32の凹凸パターンに対応するパターンに加工する(S106:第2マスク層加工工程)。入射角は例えば90°に設定する。尚、本出願において「IBE」という用語は、例えばイオンミリング等の、イオン化したガスを被加工体に照射して加工対象物を除去する加工方法の総称という意義で用いることとする。又、本出願において「入射角」とは、被加工体の表面に対する入射角度であって、被加工体の表面とイオンビームの中心軸とが形成する角度という意義で用いることとする。例えば、イオンビームの中心軸が被加工体の表面に対して垂直である場合は入射角は90°であり、イオンビームの中心軸が被加工体の表面と平行である場合は入射角は0°である。尚、樹脂層加工工程(S104)においてインプリント法を用いる場合、凹部底部に樹脂層26が残存するが、この工程(S106)において、樹脂層26における凹部底部の部分も除去する。
次に、図5に示されるように、O又はOガスを用いたRIEにより、第1マスク層22を第2マスク層24に基づいてエッチングし、第1マスク層22を記録層32の凹凸パターンに対応するパターンに加工する(S108:前段第1マスク層加工工程(前段マスク層加工工程))。尚、本出願では、希ガスのように加工対象物と化学的に反応しないガスを用いる場合でも、RIE装置を用いてエッチングを行う場合には「RIE」という用語を用いることとする。
次に、図6に示されるように、記録層32に対するエッチングレートが第1マスク層22に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録層32を第1マスク層22に基づいてエッチングして目的の凹凸パターンに加工する(S110:記録層加工工程)。この際、記録層32と共にストップ膜35もエッチングする。又、この工程(S110)では記録要素32Aの上(ストップ膜35の上)に第1マスク層22が残存するように記録層32及びストップ膜35をエッチングする。一方、この工程(S110)において第2マスク層24は消失する。ドライエッチング法としては、Arガスを用いたIBEを用いることができる。入射角は例えば90°に設定する。
次に、図7に示されるように、第1マスク層22に対するエッチングレートが記録層32に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録要素32A(記録層32の凸部)の上に第1マスク層22が残存するように記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去する(S112:後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程))。ドライエッチング法としては、第1マスク層22と化学的に反応して第1マスク層22を除去する性質を有する反応ガスを用いたRIEを用いることができる。反応ガスは、例えば、O、Oガス等の酸素系ガス、SF、CF、C等のフッ素系ガス、Cl、BCl等の塩素系ガス、N、NH等の窒素系ガスのいずれかを含むガスである。反応ガスが酸素系ガスの場合、記録要素32Aの側面の部分を酸化させて記録要素32Aの側面の部分の保磁力を高めることができる。このように保磁力を高めることで記録対象の記録要素32Aに隣り合う他の記録要素32Aへの誤った記録を抑制できる。一方、反応ガスがフッ素系ガス、塩素系ガス、窒素系ガスの場合、記録要素32Aの側面の磁性を消失させて隣り合う記録要素32Aを磁気的に明確に分離することができる。又、例えば記録層加工工程(S110)において記録層32を完全に分割しないで記録要素32Aの間の凹部の底部に記録層32が残存するように記録層32をエッチングすることもある。このような場合、記録層32における凹部の底部に残存する部分の磁性を消失させることで隣り合う記録要素32Aを磁気的に明確に分離することができる。記録要素32Aの上の第1マスク層22の端部及び中央部を等しく除去してもよい。又、図7に示されるように、記録要素32Aの上の第1マスク層22の端部を中央部よりも多く除去してもよい。但し、記録要素32Aの上の(ストップ膜35の上面の)全面に第1マスク層22が残存することが好ましい。
次に、図8に示されるように、バイアススパッタリング法により記録層32及び第1マスク層22の上に第1マスク層22の材料と異なるSiO等の充填材36を成膜して記録層32の凹凸パターンの凹部を充填する(S114:充填材成膜工程)。充填材36の粒子は被加工体10の表面に一様に堆積しようとするので、表面が凹凸形状となる。一方、後段マスク層加工工程(S112)において記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部が除去されているので、充填材36の表面の凹凸はそれだけ抑制される。又、被加工体10にバイアス電圧を印加することにより、スパッタリングガスは被加工体10の方向に付勢されて堆積済みの充填材36に衝突し、堆積済みの充填材36の一部をエッチングする。このエッチング作用は、堆積済みの充填材36のうち、突出した部分を他部よりも早く選択的に除去する傾向があるので、この点でも充填材36の表面の凹凸が抑制される。特に、記録要素32Aの上に第1マスク層22が残存しているので、第1マスク層22が残存していない記録要素32Aの上に充填材36が堆積する場合よりも、記録要素32Aの上の充填材36の凸部が突出している。従って、記録要素32Aの上の充填材36の凸部を充填材36の他部よりも早く選択的に除去する作用がそれだけ顕著であり、充填材36の表面の凹凸を抑制する効果が大きい。成膜作用がエッチング作用を上回ることで表面の凹凸が抑制されつつ充填材36の成膜が進行する。これにより、図8に示されるように、表面の凹凸がある程度抑制された形状で充填材36が記録層32及び第1マスク層22を覆うように成膜され、記録層32の凹凸パターンの凹部が充填材36で充填される。尚、図8は本第1実施形態の理解のため、凹凸形状を実際よりも強調して描いている。
次に、図9に示されるように、記録要素32A(記録層の凸部)の上に残存する第1マスク層22の少なくとも一部が露出するように充填材36のうち記録要素32A(記録層の凸部)の上に形成された余剰部分の少なくとも一部をドライエッチング法により除去する(S116:充填材エッチング工程)。ドライエッチング法としては、例えばArガスを用いたIBEを用いることができる。入射角は例えば90°に設定する。
後段マスク層加工工程(S112)において記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部が除去され、充填材成膜工程(S114)で成膜された充填材36の表面の凹凸がそれだけ抑制されているので、充填材36の凹部の底が隣接する凸部の陰になりにくい。従って、データ領域のような凹部の幅が比較的小さい領域において充填材36の凹部のエッチングレートが低くなることを抑制でき、データ領域のような凹部の幅が比較的小さい領域における充填材36の凹部のエッチングレートを、サーボ領域のような凹部の幅が比較的大きい領域における充填材36の凹部のエッチングレートに近づけることができる。
又、ドライエッチング法は、凸部を凹部よりも選択的に速く除去する傾向があるので、記録要素32Aの上に残存する第1マスク層22を被覆する充填材36を効率良く除去できる。特に、記録要素32Aの上に第1マスク層22が残存しているので、第1マスク層22が残存していない記録要素32Aの上に充填材36が堆積している場合よりも、記録要素32Aの上の充填材36の凸部が突出している。従って、充填材36の凸部を充填材36の他部よりも早く選択的に除去する作用がそれだけ顕著であり、記録要素32Aの上の充填材36(充填材36の凸部)を効率良く除去できる。更に、加工用ガスとしてArガスのような希ガスを用いると、異方性エッチング効果が高くなるため、凸部を凹部よりも速く除去する傾向が強まる。
尚、Arガスの入射角は必ずしも90°に限定されない。例えば、被加工体10の表面の法線に対して傾斜した方向から被加工体10にArガスを照射してもよい。このようにすることで、凸部を凹部よりも速く除去する傾向を強め、第1マスク層22の側面に成膜された充填材36に対するエッチングレートを高めることができる。
図9に示されるように、記録層32の凹凸パターンの凹部における充填材36の上面の高さと、ストップ膜35の上面の高さと、がほぼ一致したところでエッチングを停止する。記録要素32Aの上の余剰の充填材36は概ね除去される。又、第1マスク層22は端部が他部よりも速く除去されるが、ストップ膜35を完全に被覆した状態でストップ膜35上に残存する。従って、記録要素32Aは、第1マスク層22によりエッチングから保護される。尚、万が一、第1マスク層22の端部が完全に消失しても、記録要素32Aはストップ膜35によりエッチングから保護される。
Arガスを用いたIBEを用いる場合、DLC(第1マスク層22)のエッチングレートがSiO(充填材36)のエッチングレートよりも低いため、このように記録層32の凹部における充填材36の上面の高さとストップ膜35の上面の高さとがほぼ一致した時点で、第1のマスク層22はストップ膜35を完全に被覆した状態で残存する。これに対し、加工用ガスとしてDLCと化学的に反応してDLCを除去する性質を有する反応ガスを用いることで、両者のエッチングレートを等しくしたり、両者のエッチングレートを逆転させることが可能である。例えば、加工用ガスとして、ArガスとO又はOガスの混合ガスを用い、これらの流量比を調整することにより、両者のエッチングレートを等しくしたり、逆転させることが可能である。
DLC(第1マスク層22)に対するエッチングレートをSiO(充填材36)に対するエッチングレートよりも高くした場合、図10に示されるように、記録層32の凹部における充填材36の上面の高さとストップ膜35の上面の高さとがほぼ一致した時点で、第1マスク層22の端部はストップ膜35の上面まで除去される。このようにすることで、第1のマスク層22の側面を被覆していた充填材36が確実に除去される。
このように、第1マスク層22に対するエッチングレートを充填材36に対するエッチングレートよりも高くする場合、記録要素32Aをエッチングから保護するため、本第1実施形態のように記録要素32Aの上面をストップ膜35で被覆しておくことが特に好ましい。
又、この場合、充填材エッチング工程(S116)のドライエッチングに対するストップ膜35のエッチングレートが充填材36のエッチングレートよりも低ければ、充填材エッチング工程(S116)におけるエッチングの停止の制御が容易となり、加工精度が向上するので、より好ましい。ストップ膜35の材料がTa、充填材36の材料がSiOであり、充填材エッチング工程(S116)のドライエッチングがArガスを用いたIBEの場合、TaのエッチングレートはSiOのエッチングレートよりも低いので、この条件を満たす。
又、両者のエッチングレートを等しくした場合、図11に示されるように、記録層32の凹部における充填材36の上面の高さとストップ膜35の上面の高さとがほぼ一致した時点で、第1マスク層22はストップ膜35を完全に被覆した状態で、且つ、端部の厚さがほぼ0となるようにストップ膜35の上に残存する。このようにすることで、第1マスク層22の側面を被覆していた充填材36が確実に除去されると共に第1マスク層22により記録要素32Aをエッチングから保護できる。
次に、図12に示されるように、第1マスク層22に対するエッチングレートが充填材36に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により、第1マスク層22を除去する(S118:第1マスク層除去工程(マスク層除去工程))。ドライエッチング法としては、例えばO又はOガスを反応ガスとするRIEを用いることができる。これにより記録層32の凹凸パターンの凹部に充填された充填材36の加工を抑制しつつ、記録要素32A(記録層32の凹凸パターンの凸部)の上の第1マスク層22が迅速に除去される。記録要素32Aの上の第1マスク層22は、その幅の差により一時的にエッチングレートの差が生じうるが、短時間で総ての第1マスク層22が除去される。尚、充填材エッチング工程(S116)の後も、第1マスク層22の上に余剰の充填材36が部分的に残存することがあるが、このような余剰の充填材36も第1マスク層22と共に除去される。即ち、第1マスク層22、又は第1マスク層22とその上に残存する充填材36で構成された総ての凸部が、その幅に拘わらず短時間で除去される。又、記録層32の凹凸パターンの凹部を充填する充填材36及びストップ膜35は、第1マスク層22よりも第1マスク層除去工程(S118)におけるエッチングレートが低いので、これらの上面の高さはほぼ一致した状態に保持される。従って、被加工体10の表面が平坦化される。
次に、図13に示されるように、Arガスを用いたIBEにより、ストップ膜35を除去する(S120:ストップ膜除去工程)。尚、記録層32の凹部を充填する充填材36の上部もストップ膜35と同様に除去される。
次に、CVD法により記録要素32A及び充填材36の上に保護層38を形成する(S122:保護層形成工程)。更に、ディッピング法により保護層38の上に潤滑層40を形成する(S124:潤滑層形成工程)。これにより、前記図2に示される磁気記録媒体30が完成する。
以上説明したように、記録層加工工程(S110)と充填材成膜工程(S114)との間に、第1マスク層22に対するエッチングレートが記録層32に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により記録要素32A(記録層32の凸部)の上に第1マスク層22が残存するように記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去する後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程)(S112)が設けられているので、記録層32及び第1マスク層22の上に成膜される充填材36の凹凸を抑制でき、充填材エッチング工程(S116)において充填材36の凹部の底が隣接する凸部の陰になることを抑制できる。従って、凹部の幅が比較的小さい領域において充填材36の凹部のエッチングレートが低くなることを抑制でき、データ領域のような凹部の幅が比較的小さい領域における充填材36の凹部のエッチングレートを、サーボ領域のような凹部の幅が比較的大きい領域における充填材36の凹部のエッチングレートに近づけることができる。
尚、ドライエッチングでは凸部の中央部よりも凸部の端部が速く除去される傾向があるので、後段第1マスク層加工工程(S112)において記録層32の凸部の上の第1マスク層22の端部が第1マスク層22の中央部よりも速く除去され第1マスク層22の中央部のエッチング量が少ない場合もある。このような場合、充填材成膜工程(S114)において記録層32及び第1マスク層22の上に成膜される充填材36の凹部の深さは必ずしも充分に減少しないが、記録層32の凸部の上の第1マスク層22の端部が除去されることにより、充填材エッチング工程(S116)において充填材36の凹部の底が隣接する凸部の陰になりにくくなる。従って、この場合も充填材36の凹部のエッチングレートの低下を抑制する効果が得られる。
更に、その後、第1マスク層22に対するエッチングレートが充填材36に対するエッチングレートよりも高いエッチング法により第1マスク層22を選択的に除去することで(S118)、凹部の加工を抑制しつつ、第1マスク層22、又は第1マスク層22とその上に残存する充填材36で構成された総ての凸部を、その幅に拘わらず短時間で除去できる。
又、後段第1マスク層加工工程(S112)において記録層32の凸部の上の第1マスク層22の端部が第1マスク層22の中央部よりも速く除去される場合、第1マスク層22やその上に成膜される充填材36で構成される凸部がそれだけ先鋭な形状になる。ドライエッチングに対する凸部のエッチングレートは、凸部の幅が広い程低い傾向がある一方、凸部の形状が先鋭である程エッチングレートが高い傾向があるので、幅が比較的広い凸部が先鋭な形状となることで凸部の除去、平坦化が促進される。
従って、サーボ領域のような記録層32の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域とデータ領域のような記録層32の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差を充分に抑制できる。これにより磁気記録媒体30の表面を充分に平坦化でき、良好なヘッド浮上特性が確実に得られる。
又、後段第1マスク層加工工程(S112)において反応ガスとして酸素系ガスを用いる場合、記録要素32Aの側面の部分を酸化させて記録要素32Aの保磁力を高めることができる。このように保磁力を高めることで記録対象の記録要素32Aに隣り合う他の記録要素32Aへの誤った記録を抑制できる。又、記録層32の凹部の底部に記録層32が残存するように記録層32を加工する場合、反応ガスとしてフッ素系ガス、塩素系ガス、窒素系ガスを用いることで、記録要素32Aの側面や記録層32における凹部の底部に残存する部分の磁性を消失させて隣り合う記録要素32Aを磁気的に明確に分離することができる。従って、磁気記録媒体30は記録・再生特性が良い。
又、記録層32の凹部の底部に記録層32が残存するように記録層32を加工する場合、記録層32の凹凸の段差が小さく抑制されるので、それだけ平坦化が容易である。
又、記録要素32Aがストップ膜35で被覆された状態で充填材エッチング工程(S116)や第1マスク層除去工程(S118)が実行されるので、これらの工程において記録要素32Aの上面がエッチングされることがなく、磁気特性が悪化することがない。即ち、磁気記録媒体30はこの点でも記録・再生特性が良い。
又、本第1実施形態の磁気記録媒体の製造方法は、いずれの工程においてもドライエッチングを用いているので、ドライエッチングとウェットエッチングを併用する場合よりも生産効率が良い。
尚、本第1実施形態において、第1マスク層22の材料としてDLC等の炭素が主成分である材料が例示されているが、記録層加工工程(S110)におけるエッチングレートが記録層32のエッチングレートよりも低く、後段マスク層加工工程(S112)におけるエッチングレートが記録層32のエッチングレートよりも高い材料であれば、第1マスク層22の材料として他の材料を用いてもよい。記録層加工工程(S110)におけるエッチングレートが記録層32のエッチングレートよりも低く、第1マスク層22に対するエッチングレートが記録層32に対するエッチングレートよりも高い第1マスク層22の材料、記録層加工工程(S110)のドライエッチング法、後段マスク層加工工程(S112)のドライエッチング法の組合わせの例を表1に示す。
Figure 2011028815
又、本第1実施形態において、充填材エッチング工程(S116)のドライエッチング法としてArガスやArとO又はOの混合ガスを用いたIBEが例示されているが、Kr、Xe等の他の希ガスを用いたIBEを採用してもよく、更に、例えばO、O等の酸素系ガス、SF、CF、C等のハロゲン系の反応ガスを用いたRIE、反応ガスと希ガスとの混合ガスを用いたRIE等の他のドライエッチングを採用してもよい。
充填材エッチング工程(S116)のドライエッチング方法、充填材36の材料、第1マスク層22の材料の組合わせ、及び充填材エッチング工程(S116)における充填材36のエッチングレートと第1マスク層22のエッチングレートの大小関係を表1に併記する。
尚、表1では、充填材エッチング工程(S116)において加工用ガスを1種類単独で用いる例を示しているが、加工用ガスの入射角を調整したり、酸素系ガスやハロゲンガスのような反応ガスと希ガスとの混合ガスを用い混合比を調整することで、エッチングレートの調整が可能である。例えば、第1マスク層22に対するエッチングレートと充填材36に対するエッチングレートの大小関係の調整が可能であり、又、第1マスク層22に対するエッチングレートと充填材36に対するエッチングレートとをほぼ等しくすることも可能である。
又、本第1実施形態において、充填材36がSiO、第1マスク層22の材料がDLCであり、又、第1マスク層除去工程(S118)のドライエッチング法がO又はOガスを反応ガスとするRIEである例が示されているが、第1マスク層22に対するエッチングレートが充填材36に対するエッチングレートよりも高い組合わせを選択すれば、充填材36の材料、第1マスク層22の材料、第1マスク層除去工程(S118)のドライエッチング法は特に限定されない。例えば、充填材36として、他の酸化物、TiN等の窒化物、Ta、Ti、Cr等の非磁性の金属、TiSi、TaSi、Si等の他の非磁性材料を用いてもよい。又、用途に応じて、充填材36として軟磁性材料等を用いてもよい。又、第1マスク層22の材料として金属材料や、フォトレジストのような樹脂等を用いてもよい。又、ドライエッチング法として、反応ガスとしてハロゲン系ガスを用いるドライエッチングを用いてもよい。充填材36、第1マスク層22の材料、第1マスク層除去工程(S118)のドライエッチング法として好ましい組合わせの例を表1に併記する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
前記第1実施形態では、余剰の充填材36、第1マスク層22を充填材エッチング工程(S116)、第1マスク層除去工程(S118)の2工程で除去しているのに対し、図14のフローチャートに示されるように、本第2実施形態では、第1マスク層除去工程(S202)だけで余剰の充填材36、第1マスク層22を除去することを特徴としている。他の工程については前記第1実施形態と同様であるので説明を適宜省略する。
本第2実施形態の第1マスク層除去工程(S202)では、前記図8に示されるように、充填材36が成膜されて記録層32の凹部が充填された状態で、第1マスク層22と化学的に反応して第1マスク層を除去する性質を有する反応ガスを用い、第1マスク層22に対するエッチングレートが充填材36に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により、充填材36の余剰部分及び第1マスク層22を除去する。
このようなドライエッチング法としては、例えば、加工用ガスとしてArガスとO又はOガスの混合ガスを用いるRIEを挙げることができる。混合ガスの流量比を調整することにより、充填材36、第1マスク層22のエッチングレートを調節することができる。具体的には、ArガスとOガスとの比率を3(Ar):2(O)程度、又はこれよりもOの比率を高めることで、SiOに対するエッチングレートよりもDLCに対するエッチングレートを高めることができる。尚、加工用ガスの入射角により、エッチングレートは若干変動する。
記録層32の凹部における充填材36の上面の高さとストップ膜35の上面の高さとがほぼ一致したところでドライエッチングを停止する。これにより、前記図12に示されるように、記録要素32Aの上の余剰の充填材36及び第1マスク層22は完全に除去され、表面が平坦化される。
尚、記録要素32Aの上の第1マスク層22が完全に除去されてから微小時間内に、記録層32の凹部を充填する充填材36の上面がストップ膜35の上面とほぼ一致するように、記録要素32Aの上に残存させる第1マスク層22の厚さ及び充填材36の成膜厚さを予め調整しておく。
第1マスク層除去工程(S202)のドライエッチングに対するストップ膜35のエッチングレートが、充填材36のエッチングレートよりも低ければ、凹部を充填する充填材36の上面とストップ膜35の上面とがほぼ一致するように制御することが容易である。ストップ膜35の材料がTa、充填材36がSiO、第1マスク層除去工程(S202)のドライエッチングがArガスとO又はOガスの混合ガスを用いる反応性イオンビームエッチングである場合、TaのエッチングレートはSiOのエッチングレートよりも低いので、この条件を満たしている。
このように、第1マスク層22及び余剰の充填材36を一工程で除去できるので、生産効率の向上を図ることができる。
尚、本第2実施形態において、充填材36がSiO、第1マスク層22の材料がDLCであり、又、第1マスク層除去工程(S202)において、充填材36に対するエッチングレートよりも第1マスク層22に対するエッチングレートが高く、O又はOを含む加工用ガスを用いる反応性イオンビームエッチングを用いる例が示されているが、充填材36に対するエッチングレートよりも第1マスク層22に対するエッチングレートが高い組合わせを選択すれば、充填材36、第1マスク層22の材料、第1マスク層除去工程(S202)のドライエッチング方法は特に限定されない。好ましい組合わせの例を表2に示す。
Figure 2011028815
尚、表2では、1種類の加工用ガスを単独で用いる例を示しているが、第1マスク層22に対するエッチングレートと充填材36に対するエッチングレートとの大小関係が逆転しない範囲で、上記第1実施形態のように酸素系ガスやハロゲン系ガスのような反応ガスと希ガスとの混合ガスを用いてもよい。
又、前記第1実施形態の充填材エッチング工程(S116)や前記第2実施形態の第1マスク層除去工程(S202)の途中で加工用ガスの種類を変更してもよい。例えば、第1実施形態の充填材エッチング工程(S116)又は第2実施形態の第1マスク層除去工程(S202)を2つの工程に分けて、前の工程では加工用ガスとしてArガス等の希ガスを用いて第1マスク層22に対するエッチングレートが充填材36に対するエッチングレートと同等、又はこれよりも低くなるようにし、後の工程でArガスとO、Oガス等の第1マスク層22と化学的に反応するガスとの混合ガスを用いて第1マスク層に対するエッチングレートが充填材に対するエッチングレートよりも高くなるようにしてもよい。又、第1実施形態の充填材エッチング工程(S116)や第2実施形態の第1マスク層除去工程(S202)で加工用ガスとして複数のガスからなる混合ガスを用い、これらの工程の途中で混合ガスの比率を徐々に変えていくようにしてもよい。例えば、これらの工程において加工用ガスとして希ガスとO又はOガスとの混合ガスを用い、O又はOガスの流量比を徐々に高めていくようにしてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
前記第1及び第2実施形態では図6に示されるように記録層加工工程(S110)の終了時において第2マスク層24が消失しているのに対し、本第3実施形態では図15に示されるように記録層加工工程(S110)の終了時において記録要素32Aの上(の第1マスク層22の上)に第2マスク層24が残存しており、この記録要素32Aの上に残存する第2マスク層24が第1マスク層22と共に後段第1マスク層加工工程(S112)において除去されることを特徴としている。他の工程については前記第1及び第2実施形態と同様であるので説明を適宜省略する。
例えば、第2マスク層24の材料がTaであり、前段第1マスク層加工工程(S108)においてO又はOガスのような酸化性のガスが用いられ、記録層加工工程(S110)においてArガスを用いたIBEで記録層32がエッチングされる場合、図15に示されるように記録層加工工程(S110)の終了時において記録要素32Aの上に第2マスク層24が残存する。前段第1マスク層加工工程(S108)において第2マスク層24の表面が酸化されることにより、Arガスを用いたIBEに対するエッチングレートが著しく高くなり、記録層加工工程(S110)の終了時において記録要素32Aの上に第2マスク層24が残存すると考えられる。
尚、前段第1マスク層加工工程(S108)において凹部のストップ膜35も加工用ガスに一時的に晒されるが、ストップ膜35の材料がTaであっても、凹部のストップ膜35は記録層加工工程(S110)において容易に除去される。凹部のストップ膜35は第2マスク層24よりも加工用ガスに晒される時間が短いため、Arガスを用いたIBEに対するエッチングレートの増加が防止又は抑制されると考えられる。
このように、記録層加工工程(S110)の終了時において記録要素32Aの上の第1マスク層22の上に第2マスク層24が残存するので、第1マスク層22の形状は記録層加工工程(S110)において前段第1マスク層加工工程(S108)で形成されたパターンの形状に保持され、記録層32はこのパターンの形状に沿ってエッチングされる。
尚、記録層加工工程(S110)の終了時まで記録要素32Aの上の第1マスク層22の上に第2マスク層24が存在するため、記録層加工工程(S110)において第2マスク層24も記録層32をエッチングするためのマスクの役割を担うが、第2マスク層24と記録層32との間に第2マスク層24よりも厚い第1マスク層22が存在することにより、記録要素32Aの側面を(被加工体10の表面に対して)垂直に近い形状に加工できる。従って、本第3実施形態のように記録層加工工程(S110)の終了時において第1マスク層22の上に第2マスク層24が残存する場合でも、記録層加工工程(S110)において第1マスク層22は記録層32をエッチングするためのマスクの役割を担う。即ち、記録層加工工程(S110)において記録層32は第1マスク層22に基づいてエッチングされる。
後段第1マスク層加工工程(S112)において、SF、CF、C等のフッ素系ガスや、Cl、BCl等の塩素系ガスのようなハロゲン系のガスを用いることで、記録要素32Aの上に残存する第2マスク層24を除去すると共に記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去することができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
前記第3実施形態では、記録要素32Aの上に残存する第2マスク層24が第1マスク層22と共に後段第1マスク層加工工程(S112)において除去されるのに対し、本第4実施形態では図16のフローチャートに示されるように記録層加工工程(S110)と後段第1マスク層加工工程(S112)との間に、記録要素32Aの上に残存する第2マスク層24を除去する第2マスク層除去工程(S302)が設けられたことを特徴としている。他の工程については前記第3実施形態と同様であるので説明を適宜省略する。
このように後段第1マスク層加工工程(S112)とは別に第2マスク層除去工程(S302)が設けられているので、後段第1マスク層加工工程(S112)における加工用ガスの種類等のエッチング条件を、第2マスク層24の除去を考慮することなく、記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去するための好適な条件に設定できる。
図16は便宜上、図3に示される前記第1実施形態に係る製造方法と同様に充填材エッチング工程(S116)と第1マスク層除去工程(S118)とが別々に設けられた例であるが、図14に示される前記第2実施形態に係る製造方法と同様に、第1マスク層除去工程(S202)が充填材エッチング工程を兼ねるようにしてもよい。
尚、前記第1〜第4実施形態において、ストップ膜35の材料の例としてTaが示されているが、充填材エッチング工程(S116)、第1マスク層除去工程(S118、S202)におけるエッチングレートが低い材料であれば、ストップ膜35の材料として他の非磁性材を用いてもよい。
又、前記第1、第3及び第4実施形態において、ストップ膜35は、充填材エッチング工程用ストップ膜と第1マスク層除去工程用ストップ膜とを兼ねているが、充填材エッチング工程用のストップ膜と第1マスク層除去工程用のストップ膜を別々に形成してもよい。又、前記第1、第3及び第4実施形態において、充填材エッチング工程(S116)、第1マスク層除去工程(S118)のいずれか一方のエッチングによる記録層32のダメージだけが問題とされ、他方のエッチングによる記録層32のダメージは問題とされない場合には、エッチングによる記録層32のダメージが問題とされる工程のエッチングだけに対してエッチングレートが低い材料をストップ膜35の材料として用いてもよい。
又、前記第1〜第4実施形態において、第1マスク層除去工程(S118、S202)と保護層形成工程(S122)との間にストップ膜除去工程(S120)が設けられ、記録要素32Aの上のストップ膜35が除去されてから保護層38が形成されているが、記録・再生特性に及ぼす影響が小さければ、ストップ膜除去工程(S120)を省略し、ストップ膜35の上に保護層38を形成してもよい。ストップ膜35は第1マスク層除去工程(S118、S202)のエッチングに対するエッチングレートが低いので、それだけ膜厚を薄くすることができ、例えば2nm以下の薄いストップ膜35が記録要素32A上に残存しても記録・再生特性に及ぼす影響は小さい。
又、例えば第1マスク層22により記録要素32Aをエッチングから充分に保護できる場合や、第1マスク層除去工程(S118、S202)等のエッチングにより記録要素32Aが受ける影響が充分に小さいような場合にはストップ膜35は省略してもよい。この場合、充填材エッチング工程(S116)又は第1マスク層除去工程(S202)において記録層32の凹部を充填する充填材36の上面と記録要素32Aの上面とが一致するように余剰の充填材36をエッチングすればよい。
又、ストップ膜35を省略し、第1マスク層除去工程(S118、S202)等において記録要素32Aの上面がエッチングの影響を受ける場合でも、第1マスク層除去工程(S118、S202)の後に、例えばストップ膜除去工程(S120)と同様に希ガスを用いたIBEにより、第1マスク層除去工程(S118、S202)等においてエッチングの影響を受けた記録要素32Aの上面及びその近傍の部分を除去することにより、良好な記録・再生特性が得られる。
又、前記第1〜第4実施形態において、第1マスク層22、第2マスク層24、樹脂層26を連続膜の記録層32の上に形成し、3段階のドライエッチングで記録層32を凹凸パターンに加工しているが、記録層32を高精度で凹凸パターンに加工できれば、樹脂層、マスク層の材料、積層数、厚さ等は特に限定されない。例えば、前記第1及び第2実施形態において第2マスク層を省略してもよい。又、第2マスク層及び第1マスク層双方を省略して樹脂層を連続の記録層上に直接形成し、樹脂層をマスク層として用いて記録層を凹凸パターンに加工してもよい。即ち、樹脂層がマスク層を兼ねるようにしてもよい。又、ドライエッチングの種類もマスク層の構成に応じて適宜変更することができる。
又、前記第1〜第4実施形態において、バイアススパッタリング法により充填材36を成膜しているが、例えば、バイアスパワーを印加しないスパッタリング法や、CVD法、IBD法等の他の成膜手法を用いて、充填材36を成膜してもよい。
又、前記第1、第3及び第4実施形態では充填材成膜工程(S114)の直後に充填材エッチング工程(S116)を実行し、第2実施形態では充填材成膜工程(S114)の直後に第1マスク層除去工程(S202)を実行しているが、充填材36を成膜した後、充填材36の上に更に充填材36とは材質が異なる被覆材を成膜してから充填材エッチング工程(S116)や第1マスク層除去工程(S202)を実行しても良い。この場合、充填材エッチング工程(S116)(第2実施形態では第1マスク層除去工程(S202))において被覆材に対するエッチングレートが充填材36に対するエッチングレートよりも低くなるように被覆材の材料やエッチング法を選択することが好ましい。又、この場合、記録層32の凹部を充填材36と被覆材の両方で充填しても良い。例えば、充填材成膜工程(S114)において、記録層32の凹部の深さよりもやや薄い膜厚で充填材36を凹部内に成膜し、この上に被覆材を成膜することで凹部を充填材36及び被覆材の両方で充填することができる。
又、前記第1〜第4実施形態において、記録層32の下に軟磁性層16、配向層18が形成されているが、記録層32の下の層の構成は、磁気記録媒体の種類に応じて適宜変更すればよい。例えば、軟磁性層の下に下地層や反強磁性層を形成してもよい。又、軟磁性層16、配向層18のうち一方の層を省略してもよい。又、基板上に記録層を直接形成してもよい。
又、前記第1〜第4実施形態において、磁気記録媒体30は記録層32等が基板12の片面だけに形成されているが、基板の両面に記録層を備える両面記録式の磁気記録媒体の製造にも、本発明は適用可能である。
又、前記第1〜第4実施形態において、磁気記録媒体30は記録層32のデータ領域の部分がトラックに対応した凹凸パターンで形成されたディスクリートトラックメディアであるが、記録層のデータ領域の部分が記録ビットに対応した凹凸パターンで形成されたパターンドメディアついても本発明は適用可能である。又、例えば螺旋状の渦巻き形状の記録層のように基板の上の一部に連続して形成される記録層を有する磁気記録媒体の製造についても本発明は適用可能である。又、面内記録型の記録層を有する磁気記録媒体の製造に対しても本発明は適用可能である。又、MO等の光磁気ディスク、磁気と熱を併用する熱アシスト型の磁気ディスク、更に、磁気テープ等のディスク形状以外の他の凹凸パターンの記録層を有する磁気記録媒体の製造に対しても本発明は適用可能である。
上記第1実施形態のとおり、磁気記録媒体30の4枚のサンプルW1〜W4を作製した。まず被加工体の出発体用意工程(S102)において、以下の構成の被加工体10の出発体を用意した。
基板12の材料:ガラス
基板12の直径:48mm(1.89inch)
記録層32の材料:CoCrPt合金
記録層32の厚さ:20nm
ストップ膜35の材料:Ta
ストップ膜35の厚さ:2nm
第1マスク層22の材料:DLC
第1マスク層22の厚さ:30nm
第2マスク層24の材料:Ni
第2マスク層24の厚さ:4nm
樹脂層26の材料:紫外線硬化性樹脂
樹脂層26の厚さ:40nm
樹脂層加工工程(S104)では、インプリント法により記録層32の凹凸パターンに対応するパターンを樹脂層26に転写した。尚、回転中心から半径10〜23mmの環状の領域に限定して該環状の領域の中のデータ領域にトラックピッチが78nmの凹凸パターンを形成した。又、この環状の領域の中のサーボ領域には53MHzの周波数用のサーボパターンに相当する凹凸パターンを形成した。
第2マスク層加工工程(S106)では、Arガスを用いたIBEにより、第2マスク層24を樹脂層26に基づいてエッチングし、第2マスク層24を記録層32の凹凸パターンに対応するパターンに加工した。この際、樹脂層26における凹部底部の部分も除去した。
前段第1マスク層加工工程(前段マスク層加工工程)(S108)では、Oガスを用いたIBEにより、第1マスク層22を第2マスク層24に基づいてエッチングし、第1マスク層22を記録層32の凹凸パターンに対応するパターンに加工した。
記録層加工工程(S110)では、Arガスを用いたIBEにより、記録層32及びストップ膜35を第1マスク層22に基づいてエッチングして目的の凹凸パターンに加工した。記録層32と配向層18との境界までエッチングが及んだところでエッチングを停止した。尚、この工程の終了時において第2マスク層24は完全に消失し、第1マスク層22の上面及び側面が完全に露出していた。残存する第1マスク層22の厚さは29nmであり、凹凸の段差は51nmだった。IBEの条件は以下のとおりであった。
ソースパワー:200W
グリッド電圧:1000V
サプレッサー電圧:−1500V
チャンバー内圧力:0.02Pa
エッチング時間:16sec
Arガスの入射角:90°
尚、この条件下における第1マスク層22のエッチングレートは0.1nm/sec以下であり、記録層32のエッチングレートは1.4nm/secである。
後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程)(S112)では、Oガスを用いたRIEにより、記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部を除去した。この工程の終了時において残存する第1マスク層22の厚さは19nmだった。凹凸の段差は41nmだった。RIEの条件は以下のとおりであった。
ソースパワー:1000W
バイアス電圧:20V
チャンバー内圧力:2.0Pa
エッチング時間:10sec
尚、この条件下における第1マスク層22のエッチングレートは1.0nm/sec、記録層32のエッチングレートは0.1nm/sec以下である。
充填材成膜工程(S114)では、バイアススパッタリング法により記録層32及び第1マスク層22の上にSiOの充填材36を成膜して記録層32の凹凸パターンの凹部を充填材36で充填した。成膜された充填材36の厚さ(記録層32の凹部に成膜された部分の厚さ)は50nmだった。バイアススパッタの条件は以下のとおりであった。
ソースパワー:500W
バイアス電圧:16V
チャンバー内圧力:9.0Pa
成膜時間:130sec
充填材エッチング工程(S116)では、Arガスを用いたIBEにより充填材36のうち記録要素32A(記録層の凸部)の上に形成された余剰部分をドライエッチング法により除去した。充填材36のうち記録要素32Aの上に形成された余剰部分はこの工程の終了時において完全に除去され、記録要素32Aの上に残存していた第1マスク層22の上面及び側面は完全に露出していた。データ領域において記録要素32Aの間の凹部を充填する充填材36の上面と記録要素32Aの上のストップ膜35の上面とがほぼ一致した時点でエッチングを停止した。IBEの条件は以下のとおりであった。
ソースパワー:200W
グリッド電圧:500V
サプレッサー電圧:−500V
チャンバー内圧力:0.01Pa
エッチング時間:200sec
Arガスの入射角:90°
第1マスク層除去工程(S118)では、Oガスを用いたRIEにより第1マスク層22を除去した。この工程の終了時においてもデータ領域において記録要素32Aの間の凹部を充填する充填材36の上面と記録要素32Aの上のストップ膜35の上面とがほぼ一致していた。RIEの条件は以下のとおりであった。
ソースパワー:1000W
バイアス電圧:20V
チャンバー内圧力:2.0Pa
エッチング時間:26sec
尚、この条件下における第1マスク層22のエッチングレートは0.7nm/sec、充填材36のエッチングレートは0.1nm/sec以下である。
ストップ膜除去工程(S120)では、Arガスを用いたIBEによりストップ膜35を除去した。又、記録層32の凹部を充填する充填材36の上部もストップ膜35と同様に除去した。IBEの条件は以下のとおりであった。
ソースパワー:200W
グリッド電圧:500V
サプレッサー電圧:−500V
チャンバー内圧力:0.02Pa
エッチング時間:14sec
Arガスの入射角:90°
保護層形成工程(S122)では、CVD法により記録要素32A及び充填材36の上面にDLCの保護層38を形成した。成膜された保護層38の厚さは3nmだった。
このように保護層38が形成された磁気記録媒体30の4枚のサンプルW1〜W4の表面の凹凸の段差をAFM(原子間力顕微鏡)により測定した。尚、保護層38の上に潤滑層40は形成しなかった。測定対象位置は回転中心から半径16mmの位置であった。データ領域の測定位置における記録要素32Aの径方向の幅(上面のレベルにおける幅)は55nm、記録要素32Aの間の凹部の径方向の幅(記録要素32Aの上面のレベルにおける幅)は23nmだった。又、サーボ領域の測定位置における1bit部の凸部の周方向の長さは57nm、2bit部の凸部の周方向の長さは114nmだった。又、サーボ領域の測定位置における1bit部の凹部の周方向の長さも57nm、2bit部の凹部の周方向の長さも114nmだった。サンプルW1〜W4におけるデータ領域、サーボ領域の1bit部、サーボ領域の2bit部の凹凸の段差を表3に示す。又、サンプルW1〜W4におけるサーボ領域の2bit部の凹凸の段差とデータ領域の凹凸の段差との差を表3に併記する。
Figure 2011028815
[比較例]
上記実施例に対し、記録層加工工程(S110)と充填材エッチング工程(S116)との間で、後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程)(S112)を行わなかった。即ち、被加工体10の表面の凹凸の段差が51nmの状態で、被加工体10の表面に充填材36を成膜した。又、充填材エッチング工程(S116)では、実施例と同様にデータ領域において記録要素32Aの間の凹部を充填する充填材36の上面と記録要素32Aの上のストップ膜35の上面とがほぼ一致した時点でエッチングを停止したが、充填材36のエッチングに要した時間は実施例の200secよりも長い239secだった。これら以外は上記実施例と同じ条件で上記実施例と同様に磁気記録媒体30の4枚のサンプルC1〜C4を作製し、サンプルC1〜C4の表面の凹凸の段差をAFM(原子間力顕微鏡)により測定した。測定結果を表3に併記する。
表3に示されるように、実施例のサンプルW1〜W4、比較例のサンプルC1〜C4のいずれについてもデータ領域の凹凸の段差は0.2nm以下であり、データ領域は充分に平坦化されていた。
又、実施例のサンプルW1〜W4、比較例のサンプルC1〜C4のいずれについてもサーボ領域の凹凸の段差は、データ領域の凹凸の段差よりも大きかった。充填材成膜工程(S114)で成膜された充填材36のサーボ領域における凹部の幅がデータ領域における凹部の幅よりも大きく、充填材エッチング工程(S116)において充填材36のサーボ領域における凹部のエッチングレートがデータ領域における凹部のエッチングレートよりも高かったため、サーボ領域では充填材36の凹部が過剰にエッチングされたと考えられる。
一方、実施例のサンプルW1〜W4のサーボ領域の凹凸の段差は、比較例のサンプルC1〜C4のサーボ領域の凹凸の段差よりも著しく小さかった。実施例では後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程)(S112)において記録要素32Aの上の第1マスク層22の一部が除去されて充填材成膜工程(S114)で成膜された充填材36の凹凸が抑制され、充填材エッチング工程(S116)において充填材36の凹部の底が隣接する凸部の陰になりにくかったと考えられる。従って、実施例は比較例よりも、充填材エッチング工程(S116)における充填材36のサーボ領域における凹部のエッチングレートとデータ領域における凹部のエッチングレートとの差が小さかったと考えられる。これにより、実施例のサンプルW1〜W4のサーボ領域の凹凸の段差が、比較例のサンプルC1〜C4のサーボ領域の凹凸の段差よりも、著しく小さく抑制されたと考えられる。
即ち、記録層加工工程(S110)と充填材成膜工程(S114)との間に、後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程)(S112)を設けることにより、記録層の凹部や凸部の幅が比較的大きい領域と記録層の凹部や凸部の幅が比較的小さい領域とが混在する場合でも、表面の粗さの差を充分に抑制できることが確認された。
本発明は、例えば、ディスクリートトラックメディア、パターンドメディア等の凹凸パターンの記録層を有する磁気記録媒体を製造するために利用することができる。
10…被加工体
12…基板
16…軟磁性層
18…配向層
22…第1マスク層
24…第2マスク層
26…樹脂層
30…磁気記録媒体
32…記録層
32A…記録要素
35…ストップ膜
36…充填材
38…保護層
40…潤滑層
S102…被加工体の出発体用意工程
S104…樹脂層加工工程
S106…第2マスク層加工工程
S108…前段第1マスク層加工工程(前段マスク層加工工程)
S110…記録層加工工程
S112…後段第1マスク層加工工程(後段マスク層加工工程)
S114…充填材成膜工程
S116…充填材エッチング工程
S118、S202…第1マスク層除去工程(マスク層除去工程)
S120…ストップ膜除去工程
S122…保護層形成工程
S124…潤滑層形成工程
S302…第2マスク層除去工程

Claims (5)

  1. 基板、記録層及びマスク層を有してなる被加工体の前記マスク層を所定の凹凸パターンに対応するパターンに加工する前段マスク層加工工程と、
    前記記録層に対するエッチングレートが前記マスク層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層を前記マスク層に基づいてエッチングして前記凹凸パターンに加工する記録層加工工程と、
    前記マスク層に対するエッチングレートが前記記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層の凸部の上に前記マスク層が残存するように前記記録層の凸部の上の前記マスク層の一部を除去する後段マスク層加工工程と、
    前記記録層及び前記マスク層の上に前記マスク層の材料と異なる充填材を成膜して前記凹凸パターンの凹部を充填する充填材成膜工程と、
    前記記録層の凸部の上に残存する前記マスク層の少なくとも一部が露出するように前記充填材のうち前記記録層の凸部の上に形成された余剰部分の少なくとも一部をドライエッチング法により除去する充填材エッチング工程と、
    前記マスク層に対するエッチングレートが前記充填材に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記マスク層を除去して表面を平坦化するマスク層除去工程と、を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記後段マスク層加工工程において前記マスク層と化学的に反応して前記マスク層を除去する性質を有する反応ガスを用いるドライエッチング法が用いられることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  3. 請求項2において、
    前記マスク層の材料は炭素を主成分とする材料であり、
    前記後段マスク層加工工程においてフッ素系ガス、塩素系ガス及び窒素系ガスのいずれかのガスを含む反応ガスを用いるドライエッチング法が用いられることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  4. 請求項2において、
    前記マスク層の材料は炭素を主成分とする材料であり、
    前記後段マスク層加工工程において酸素系ガスを含む反応ガスを用いるドライエッチング法が用いられることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  5. 基板、記録層及びマスク層を有してなる被加工体の前記マスク層を所定の凹凸パターンに対応するパターンに加工する前段マスク層加工工程と、
    前記記録層に対するエッチングレートが前記マスク層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層を前記マスク層に基づいてエッチングして前記凹凸パターンに加工する記録層加工工程と、
    前記マスク層に対するエッチングレートが前記記録層に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記記録層の凸部の上に前記マスク層が残存するように前記記録層の凸部の上の前記マスク層の一部を除去する後段マスク層加工工程と、
    前記記録層及び前記マスク層の上に前記マスク層の材料と異なる充填材を成膜して前記凹凸パターンの凹部を充填する充填材成膜工程と、
    前記マスク層に対するエッチングレートが前記充填材に対するエッチングレートよりも高いドライエッチング法により前記充填材のうち前記記録層の凸部の上に形成された余剰部分及び前記マスク層を除去して表面を平坦化するマスク層除去工程と、を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP2009174999A 2009-07-28 2009-07-28 磁気記録媒体の製造方法 Withdrawn JP2011028815A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174999A JP2011028815A (ja) 2009-07-28 2009-07-28 磁気記録媒体の製造方法
US12/842,502 US20110024388A1 (en) 2009-07-28 2010-07-23 Method for manufacturing magnetic recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174999A JP2011028815A (ja) 2009-07-28 2009-07-28 磁気記録媒体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011028815A true JP2011028815A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43526017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009174999A Withdrawn JP2011028815A (ja) 2009-07-28 2009-07-28 磁気記録媒体の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110024388A1 (ja)
JP (1) JP2011028815A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140014262A (ko) * 2011-06-03 2014-02-05 애플 인크. 대안 내비게이션 경로들을 비교 및 선택하기 위한 장치들 및 방법들
AU2015405122A1 (en) * 2015-08-13 2018-03-15 Dow Global Technologies Llc Antimicrobial coating composition with improved yellowing resistance
WO2017091327A1 (en) * 2015-11-25 2017-06-01 Applied Materials, Inc. Method for modifying epitaxial growth shape

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4076889B2 (ja) * 2003-03-26 2008-04-16 Tdk株式会社 磁気記録媒体の製造方法
JP4071787B2 (ja) * 2004-12-13 2008-04-02 Tdk株式会社 磁気記録媒体の製造方法
JP2009104681A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Tdk Corp 磁気記録媒体の製造方法
US20090168244A1 (en) * 2007-12-26 2009-07-02 Tdk Corporation Magnetic recording medium, magnetic recording and reproducing apparatus, and method for manufacturing magnetic recording medium
JP2009230823A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Tdk Corp 磁気記録媒体の製造方法
JP5062208B2 (ja) * 2009-03-18 2012-10-31 Tdk株式会社 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110024388A1 (en) 2011-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4071787B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3816911B2 (ja) 磁気記録媒体
JP4357570B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4626600B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4703609B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2006012332A (ja) ドライエッチング方法、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体
JP2007257801A (ja) パターンド媒体の製造方法
JP3802539B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4551957B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2006147148A (ja) 磁気記録媒体
JP2006012285A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録媒体の製造方法
JP4008420B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
US8303828B2 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium and magnetic recording-reproducing apparatus
JP2011028815A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP5121902B2 (ja) 磁気記録媒体
JP5140527B2 (ja) 磁気記録媒体、磁気記録媒体の製造方法および磁気記録再生装置
JP2005235356A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4475147B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2006252772A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2010027193A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置
JP2010113791A (ja) 磁気記録媒体、磁気記録再生装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2009009652A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2006318648A (ja) 凹凸パターンの凹部充填方法及び磁気記録媒体の製造方法
JP2009230823A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4626612B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121002