JP2011026774A - 野縁保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井に天井パネルを取り付ける際の部品点数を低減し、作業効率を向上させる野縁保持具を提供する。
【解決手段】第1又は第2の野縁部材5,6及び野縁受部材7によって格子体8を構成し、この格子体8と天井9より吊下げられた第1の吊下げボルト10とを接続する野縁保持具1であって、第1又は第2の野縁側溝部2,3と係合可能な第1又は第2の野縁取付部13,15と、受部側溝部4と係合可能な受部材取付部17と、野縁受部材7に形成された受部材側貫通部27を介して第1の吊下げボルト10に接続可能なナット18Aとを備えたことにより、第1又は第2の野縁部材5,6と野縁受部材7により組み立てられる格子体8を天井9に接続する構造が単純になり、部品点数の低減を図るとともに、格子体8の組み立てや天井9への接続等の作業を容易にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、野縁部材を保持する野縁保持具に関する。
従来、天井より吊下げられた吊下げ部材にハンガーを取り付け、このハンガーに野縁受部材を取り付け、野縁保持具を用いて複数の野縁部材と野縁受部材とを格子状に組み立て、野縁部材の下面に天井パネルを取り付けて天井を形成していた(特許文献1)。
特開2008−214897号公報
しかし、天井に天井パネルを取り付ける作業は、高所で行われることが多く、上記の構成では、吊下げ部材にハンガーを取り付ける工程と、そのハンガーに野縁受部材を取り付ける工程と、野縁保持具を用いて野縁部材と野縁受部材を格子状に組み立てる工程と、野縁部材に天井パネルを取り付ける工程という複数工程に分かれており、部品点数が増加するにつれて、作業工程が増加して、全体の作業時間が増加するという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解消するものであり、天井に天井パネルを取り付ける際の部品点数を低減し、作業効率を向上させる野縁保持具を提供することを目的とする。
請求項1の発明の野縁保持具は、それぞれ長手方向に沿って溝部が形成された複数の野縁部材及び野縁受部材を、互いに直交させた状態で保持具本体に接続して格子体を構成し、前記保持具本体と天井より吊下げられた吊下げ部材とを接続して前記格子体を前記天井より吊下げ可能にする野縁保持具であって、前記保持具本体に、前記保持具本体と前記野縁部材の溝部とを係合可能にする野縁取付部と、前記保持具本体と前記野縁受部材の溝部とを係合可能にする受部材取付部と、前記保持具本体と前記吊下げ部材とを接続可能にする天井接続手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明の野縁保持具は、前記野縁取付部は、矩形の板体からなる前記保持具本体の対向する一対の両端部より略平行に立ち上げられ、前記野縁部材の溝部に挿入可能な一対の第1の立ち上げ部と、前記第1の立ち上げ部の先端を外側に折り曲げて、前記野縁部材の溝部の両側縁部の内面に前記野縁部材の長手方向に沿って係合可能に設けられ、前記野縁部材を前記野縁部材の溝部に沿ってスライド自在に保持する第1の係止部とを備え、前記受部材取付部は、前記両端部と水平方向に直交する前記保持具本体の別の一対の両端部より前記第1の立ち上げ部とは反対方向へ略平行に立ち上げられ、前記野縁受部材の溝部に挿入可能な一対の第2の立ち上げ部と、前記第2の立ち上げ部の先端を外側に折り曲げて、前記野縁受部材の溝部の両側縁部の内面に前記野縁受部材の長手方向に沿って係合可能に設けられ、前記野縁受部材を前記野縁受部材の溝部に沿ってスライド自在に保持する第2の係止部とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明の野縁保持具は、前記野縁取付部に、前記保持具本体に前記第1の立ち上げ部と略同一方向に立ち上げられ、且つ前記第1の立ち上げ部間の間隔より幅狭に形成され、前記野縁部材の前記溝部より幅狭な溝部を備えた別の幅狭な野縁部材の前記幅狭な溝部に挿入可能な一対の第3の立ち上げ部と、前記第3の立ち上げ部の先端を外側に折り曲げて、前記幅狭な溝部の両側縁部の内面に前記幅狭な野縁部材の長手方向に沿って係合可能に設けられ、前記幅狭な野縁部材を前記幅狭な溝部に沿ってスライド自在に保持する第3の係止部とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明の野縁保持具は、前記保持具本体における隣接する前記第1の立ち上げ部と前記第2の立ち上げ部との間より水平方向に延設された延設片を水平方向に2分割して、分割された一方を垂直下向きに折り曲げて前記野縁部材の両側縁部の外面に押圧可能な野縁側押圧部を設けると共に、他方を垂直上向きに折り曲げて前記野縁受部材の両側縁部の外面に押圧可能な受部材側押圧部を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明の野縁保持具は、前記吊下げ部材を雄ねじ部材とし、前記天井接続手段に、前記保持具本体に設けられた前記雄ねじ部材が挿通可能な貫通部と、前記貫通部に挿通された前記雄ねじ部材に螺着して、前記保持具本体を前記雄ねじ部材に接続可能とする雌ねじ部材とを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明の野縁保持具は、前記吊下げ部材を雄ねじ部材とし、前記天井接続手段に、前記保持具本体より突設された腕部と、前記腕部の先端に設けられた前記雄ねじ部材が挿通可能な貫通部と、前記貫通部に挿通された前記雄ねじ部材に螺着して、前記保持具本体を前記雄ねじ部材に接続可能とする雌ねじ部材とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、野縁保持具に野縁部材を取り付ける野縁側取付部と野縁受部材を取り付ける受部材側取付部からなる野縁部材及び野縁受部材より格子体を組み立てる構成と、格子体を天井へ接続する構成とを野縁保持具1にまとめて一つに備えたことにより、野縁部材と野縁受部材により組み立てられる格子体を天井に接続する構造が単純になり、部品点数の低減を図るとともに、格子体の組み立てや天井への接続等の作業を容易にすることができる。
請求項2の発明によれば、野縁保持具の第1の係止部を第1の野縁側両側縁部の内面に野縁部材の長手方向に沿って係合させることで、第1の係止部と野縁部材の溝部の両側縁部の内面との接触面積を増大させて、第1の係止部21と野縁部材の溝部の両側縁部の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具と野縁部材との係合状態を安定化させることができる。同様に、野縁保持具の第2の係止部を野縁受部材の溝部の両側縁部の内面に野縁受部材の長手方向に沿って係合させることで、第2の係止部と野縁受部材の溝部の両側縁部の内面との接触面積を増大させて、第2の係止部と野縁受部材の溝部の両側縁部の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具と野縁受部材との係合状態を安定化させることができる。また、野縁部材を野縁部材の溝部に沿ってスライド自在に保持するとともに、野縁受部材を野縁受部材の溝部に沿ってスライド自在に保持することにより、格子体の平面形状を天井の形状に合わせた任意の形状に簡便に設定することができる。
請求項3の発明によれば、第3の係止部を幅狭な野縁部材の両側縁部の内面に幅狭な野縁部材の長手方向に沿って係合させることで、第3の係止部と幅狭な野縁部材の両側縁部の内面との接触面積を増大させて、第3の係止部と幅狭な野縁部材の両側縁部の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具と幅狭な野縁部材との係合状態を安定化させることができる。幅狭な野縁部材を幅狭な野縁部材の溝部に沿ってスライド自在に保持することにより、格子体の平面形状を天井の形状に合わせた任意の形状に簡便に設定することができる。
請求項4の発明によれば、野縁側押圧部によって野縁部材の両側縁部の外面が押圧されると、相対的に第1の係止部によって野縁部材の両側縁部の内面が押圧され、第1の係止部と野縁部材の両側縁部との係合をさらに強固なものとして、野縁保持具と野縁部材との係合状態をさらに安定化させることができる。同様に、受部材側押圧部によって野縁受部材の両側縁部の外面が押圧されると、相対的に第2の係止部によって野縁受部材の両側縁部の内面に押圧され、第2の係止部と野縁受部材の両側縁部との係合をさらに強固なものとして、野縁保持具と野縁受部材との係合状態をさらに安定化させることができる。
請求項5の発明によれば、雄ねじ部材と雌ねじ部材により天井と格子体の接続を行う構造としたことで、格子体は雌ねじ部材を介して雄ねじ部材に上下動自在に構成されており、格子体の下面に取り付けられる天井パネルの高さを例えば雌ねじ部材が雄ねじ部材の先端に螺着した最低位置から野縁受部材の上面が天井に当接する最高位置までの任意の高さに調整可能に構成されている。また、雌ねじ部材を回動動作させることによって、雄ねじ部材の軸方向における雌ねじ部材の螺着位置を変位させ、野縁保持具の垂直方向の位置を任意に変更させ、格子体を保持している各野縁保持具の垂直方向の位置を均一に揃えることにより、格子体を水平に保持して、この格子体の下面部に取り付けられる天井パネルを水平に保持することが可能となる。
請求項6の発明によれば、雄ねじ部材と雌ねじ部材により天井と格子体の接続を行う構造としたことで、格子体8はナット18Aを介して第1の吊下げボルト10に上下動自在に構成されており、格子体8の下面に取り付けられる天井パネルの高さを例えばナット18Aが第1の吊下げボルト10の先端に螺着した最低位置から野縁受部材7の上面が天井9に当接する最高位置までの任意の高さに調整可能に構成されている。また、雌ねじ部材を回動動作させることによって、雄ねじ部材の軸方向における雌ねじ部材の螺着位置を変位させ、野縁保持具の垂直方向の位置を任意に変更させ、格子体を保持している各野縁保持具の垂直方向の位置を均一に揃えることにより、格子体を水平に保持して、この格子体の下面部に取り付けられる天井パネルを水平に保持することが可能となる。さらに、貫通部を腕部の先端に備えたことにより、雄ねじ部材への雌ねじ部材の着脱作業及び雄ねじ部材の軸方向に対する雌ねじ部材の螺着位置の調節作業等に伴う雌ねじ部材の回動作業を容易にして、作業性の向上を図ることができる。
本発明の第1実施例における野縁保持具の斜視図である。 同上、野縁保持具の平面図である。 同上、野縁保持具の底面図である。 同上、野縁保持具の正面図である。 同上、野縁保持具の側面図である。 同上、格子体を組み立てた状態を示す斜視図である。 同上、野縁保持具に第1の野縁部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 同上、野縁保持具に第2の野縁部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 同上、野縁保持具に第1の野縁部材を取り付けた状態を示す断面図である。 同上、野縁保持具に第2の野縁部材を取り付けた状態を示す断面図である。 同上、格子体を天井に接続した状態を示す断面図である。 同上、第1の野縁部材を防振部材を介して天井に接続した状態を示す断面図である。 同上、防振部材の他の実施形態を示す断面図である。 本発明の第2実施例における野縁保持具と第1の吊下げボルトの分解斜視図である。 同上、格子体を天井に接続した状態を示す断面図である。 本考案の第3実施例における野縁保持具と第1の吊下げボルトの分解斜視図である。 同上、野縁保持具の平面図である。 同上、格子体を天井に接続した状態を示す断面図である。 同上、図18とは異なる断面を示す断面図である。 同上、格子体を組み立てた状態を示す斜視図である。
以下、本発明における実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図12は本発明の実施形態の一例を示すものであり、本実施例の野縁保持具1は、それぞれ長手方向に沿って溝部として野縁側溝部2,3及び受部材側溝部4が形成された断面略C形状の形鋼からなる複数の野縁部材5,6及び野縁受部材7を、互いに直交させて、且つ野縁側溝部2,3及び受部材側溝部4を対向させて一体化して、野縁部材5,6の下面に石膏ボード、コンパネ等の板材からなる天井パネル(図示せず)が取付可能な格子体8を構成するとともに、この格子体8と天井9より垂設されて吊下げられた吊下げ部材としての第1の吊下げボルト10とを接続可能に構成するものである。本実施例では、長手方向(図中、X方向)と水平方向に直交する方向である短手方向(図中、Y方向)の幅H1,H2の異なる2種類の野縁部材として、幅を大きく設定された幅広な第1の野縁部材5と、幅を小さく設定された幅狭な第2の野縁部材6を用いる。ここで、第1の野縁部材5の幅H1は、第2の野縁部材6の幅H2の約2倍の大きさに設定されている。
野縁保持具1は、矩形状に形成されたステンレス鋼、アルミニウム等の金属製の薄板からなる保持具本体11の下部には、第1の野縁部材5の第1の野縁側溝部2の断面略J型に形成された第1の野縁側両側縁部12と係合可能な第1の野縁取付部13と、第2の野縁部材6の第2の野縁側溝部3の断面略J型に形成された第2の野縁両側縁部14と係合可能な第2の野縁取付部15が設けられている。
また、保持具本体11の上部には、野縁受部材7の受部材側溝部4の断面略J型に形成された受部材側両側縁部16と係合可能な受部材取付部17が設けられるとともに、保持具本体11の略中央部分には、第1の吊下げボルト10が接続可能な天井接続手段18が設けられている。
第1の野縁取付部13は、保持具本体11の対向する一対の両端部19より略平行に立ち上げられ、第1の野縁部材5の第1の野縁側溝部2に挿入可能な一対の第1の立ち上げ部20と、各第1の立ち上げ部20の先端を互いの距離が離れるよう外側に折り曲げて断面略J型に形成し、第1の野縁側両側縁部12の内面に長手方向(図中、X方向)に沿って係合可能に設けられ、第1の野縁部材5を第1の野縁側溝部2に沿ってスライド自在に保持する第1の係止部21が設けられている。
受部材取付部17は、一対の両端部19,19と水平方向に直交する保持具本体11の別の一対の両端部22,22より第1の立ち上げ部20とは反対方向へ略平行に立ち上げられ、受部材側溝部4に挿入可能な一対の第2の立ち上げ部23と、各第2の立ち上げ部23,23の先端を互いの距離が離れるよう外側に折り曲げて断面略J型に形成し、受部材側両側縁部16の内面に野縁受部材7の長手方向(図中、Z方向)に沿って係合可能に設けられ、野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持する第2の係止部24が設けられている。
第2の野縁取付部15には、保持具本体11の第1の立ち上げ部20,20間に第1の立ち上げ部20と略平行に立ち上げられ、且つ第1の立ち上げ部20,20間の間隔M1より幅狭な間隔M2に形成され、第2の野縁側溝部3に挿入可能な一対の第3の立ち上げ部25,25と、各第3の立ち上げ部25,25の先端を互いの距離が離れるよう外側に折り曲げて、第2の野縁両側縁部14の内面に長手方向(図中、X方向)に沿って係合可能に設けられ、第2の野縁部材6を第2の野縁側溝部3に沿ってスライド自在に保持する第3の係止部26が設けられている。
ここで、各第1の立ち上げ部20,20は、保持具本体11側の基端から第1の係止部21側の先端にかけて、互い距離が近付くように傾斜して形成されており、第2の立ち上げ部23,23及び第3の立ち上げ部25,25についても同様に保持具本体11側の基端から第2の係止部24,24及び第3の係止部26,26側の先端にかけて、互いの距離が近付くように傾斜して形成されている。
保持具本体11の略中央部分には、保持具本体11の上面と下面とを連通する本体側貫通部11Aを備えるとともに、第1の吊下げボルト10に螺着可能な雌ねじ部材としてのナット18Aを本体側貫通部11Aと連通させた状態で保持具本体11に固定して天井接続手段18を構成している。ここで、野縁受部材7における受部材側溝部4と対向する閉塞側である上面部には、第1の吊下げボルト10が遊挿自在に形成された受部材側貫通部27が形成されており、この受部材側貫通部27及び前記本体側貫通部11Aに挿通された第1の吊下げボルト10にナット18Aを螺着することで、格子体8を天井9に吊下げ可能に構成している。
また、保持具本体11の隣接する第1の立ち上げ部20と第3の立ち上げ部25との間より水平方向に突出させて延設され、さらに水平方向に2分割して延設片28が形成されている。この延設片28の分割された一方を、垂直下向きに折り曲げて第1の野縁側両側縁部12の外面に押圧可能な野縁側押圧部29を設けると共に、他方を垂直上向きに折り曲げて受部材側両側縁部16の外面に押圧可能な受部材側押圧部30を設けている。
さらに、格子体8の防振手段として、矩形のステンレス鋼、アルミニウム等の金属製の板材を、その長手方向に断面略C形に形成した防振部材31を備えている。この防振部材31は、防振部材31の凸曲面32側の中央部分を野縁受部材7の上面部の内面に対向させた状態で、防振部材31を野縁受部材7内部に収容した場合に、防振部材31の短手方向の両端をそれぞれ、野縁受部材7の受部材側両側縁部16の内面に野縁受部材7の長手方向(図中、Y方向)に沿って係合可能に設けられており、野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持可能に備えている。また防振部材31の中央部分には、天井9より垂設された第2の吊下げボルト33を螺着可能とする螺子穴34が形成されている。
さらに、第2の吊下げボルト33の中央部分には、水平方向に貫通して形成されたボルト側貫通部35を備えており、このボルト側貫通部35には、両端をそれぞれ天井に固定された第1のワイヤ部材36が挿通されている。
次に、上記構成についてその作用を説明する。最初に、第1の野縁部材5及び野縁受部材7を一体化させて格子体8を組み立てる方法について説明する。野縁保持具1の第1の立ち上げ部20を第1の野縁部材5の第1の野縁側溝部2に挿入して、第1の係止部21を第1の野縁側両側縁部12の内面に第1の野縁部材5の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させて、第1の野縁部材5を第1の野縁側溝部2に沿ってスライド自在に保持する。また、野縁保持具1の第2の立ち上げ部23を野縁受部材7の受部材側溝部4に挿入して、第2の係止部24を受部材側両側縁部16の内面に野縁受部材7の長手方向(図中、Z方向)に沿って係合させて、野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持する。このようにして、第1の野縁部材5及び野縁受部材7を、互いに直交させて、且つ第1の野縁側溝部2及び受部材側溝部4を対向させて一体化された格子体8を組み立てられ、第1の野縁部材5の下面部には天井パネル(図示せず)が取り付けられる。
ここで、第2の野縁部材6と野縁受部材7を一体化させて格子体8を組み立てる場合には、野縁保持具1の第3の立ち上げ部25を第2の野縁部材6の第2の野縁側溝部3に挿入して、第3の係止部26と第2の野縁両側縁部14を係合させて、第2の野縁部材6を第2の野縁側溝部3に沿ってスライド自在に保持して、前述の通りに野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持することにより、第2の野縁部材6及び野縁受部材7を、互いに直交させて、且つ第2の野縁側溝部3及び受部材側溝部4を対向させて一体化された格子体8を組み立てられ、第2の野縁部材6の下面部には天井パネル(図示せず)が取り付けられる。格子体8を組み立てる際に、第1の野縁部材5及び第2の野縁部材6のどちらを用いるかは、格子体8の下面部に取り付けられる天井パネルの重量に応じて適宜変更可能とする。
また、格子体8を組み立てる際に、野縁側押圧部29によって第1の野縁側両側縁部12の外面が押圧されると、相対的に第1の係止部21が第1の野縁側両側縁部12の内面に押圧されるので、第1の係止部21と第1の野縁側両側縁部12との係合が強固なものとなる。同様に、受部材側押圧部30によって受部材側両側縁部16の外面が押圧されると、相対的に第2の係止部24が受部材側両側縁部16の内面に押圧されるので、第2の係止部24と受部材側両側縁部16との係合が強固なものとなる。
次に、前述の通りに組み立てられた格子体8は、野縁保持具1のナット18Aを野縁受部材7の受部材側貫通部27を介して天井9から垂設された第1の吊下げボルト10に装着することによって天井9に接続される。
続いて、防振部材31の取り付け方法について説明する。防振部材31を凸曲面32側の中央部分を第1の野縁部材5の下面部の内面に対向させた状態で、防振部材31を第1の野縁部材5内部に収容して、防振部材31の短手方向の両端をそれぞれ第1の野縁部材5の第1の野縁側両側縁部12の内面に第1の野縁部材5の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させて第1の野縁部材5に装着して、防振部材31の螺子穴34に螺着された第2の吊下げボルト33の先端を第1の野縁部材5の下面部の内面に押圧させて、格子体8を第2の吊下げボルトとワイヤ部材によって天井9に吊下げ固定している。
このように、本実施例の野縁保持具1によって第1又は第2の野縁部材5,6及び野縁受部材7を格子体8に組み立てるとともに、格子体8を天井9から垂設された第1の吊下げボルト10に取り付けて、天井9に吊下げるものである。そして野縁保持具1に第1又は第2の野縁部材5,6を取り付ける第1又は第2の野縁側取付部13,15と野縁受部材7を取り付ける受部材側取付部17からなる第1又は第2の野縁部材5,6及び野縁受部材7より格子体8を組み立てる構成と、格子体8を天井9へ接続する構成とを野縁保持具1にまとめて一つに備えたことにより、第1又は第2の野縁部材5,6と野縁受部材7により組み立てられる格子体8を天井9に接続する構造が単純になり、部品点数の低減を図るとともに、格子体8の組み立てや天井9への接続等の作業を容易にすることができる。
また、第1の吊下げボルト10の先端を、野縁受部材7の受部材側貫通部27を介して野縁受部材7内部に挿通させて、野縁受部材7と第1又は第2の野縁部材5,6の間に配設された野縁保持具1のナット18Aに螺着させて、格子体8を天井9に接続させる構造とすることにより、格子体8全体の構造を野縁受部材7の上面部より上方へと突出させない構造とすることで、野縁受部材7が天井9に接触するまで格子体8を天井9に近接させて接続することが構造上可能となるので、格子体8の設置場所の制限を低減させることが可能となり、設計の自由度を高めるとともに、天井9への格子体8の取り付けや取り外し等の作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
さらに、野縁保持具1の第1の係止部21を第1の野縁側両側縁部12の内面に第1の野縁部材5の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させることで、第1の係止部21と第1の野縁側両側縁部12の内面との接触面積を増大させて、第1の係止部21と第1の野縁側両側縁部12の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具1と第1の野縁部材5との係合状態を安定化させることができる。同様に、野縁保持具1の第2の係止部24を受部材側両側縁部16の内面に野縁受部材7の長手方向(図中、Z方向)に沿って係合させることで、第2の係止部24と受部材側両側縁部16の内面との接触面積を増大させて、第2の係止部24と受部材側両側縁部16の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具1と野縁受部材7との係合状態を安定化させることができる。さらに、第3の係止部26を第2の野縁両側縁部14の内面に第2の野縁部材6の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させることで、第3の係止部26と第2の野縁両側縁部14の内面との接触面積を増大させて、第3の係止部26と第2の野縁両側縁部14の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具1と第2の野縁部材6との係合状態を安定化させることができる。
また、第1及び第2の野縁部材5,6を第1及び第2の野縁側溝部2,3に沿ってスライド自在に保持するとともに、野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持することにより、格子体8の平面形状を天井9又は天井パネルの形状に合わせた任意の形状に簡便に設定することができる。
さらに野縁保持具1に、異なる幅M1,M2を有する第1又は第2の野縁部材5,6を選択的に取付可能に備えたことにより、比較的重量の大きな天井パネルを格子体8の下面部に取り付ける場合には、幅M1が大きく機械的強度の大きな第1の野縁部材5を野縁保持具1に取り付けることで、格子体8の機械的強度を高め、重量の大きな天井パネルを安定させて取り付けることが可能となる。また、比較的重量の小さな天井パネルを格子体8の下面部に取り付ける場合には、幅M2が小さく軽量な第2の野縁部材6を野縁保持具1に取り付けることで、格子体8の軽量化を図り、格子体8の天井9への着脱作業を容易にする等の作業性の向上や格子体8に係る材料費の低減を図ることができる。
また、野縁側押圧部29によって第1の野縁側両側縁部12の外面が押圧されると、相対的に第1の係止部21によって第1の野縁側両側縁部12の内面が押圧され、第1の係止部21と野縁側両側縁部との係合をさらに強固なものとして、野縁保持具1と第1の野縁部材5との係合状態をさらに安定化させることができる。同様に、受部材側押圧部30によって受部材側両側縁部16の外面が押圧されると、相対的に第2の係止部24によって受部材側両側縁部16の内面に押圧され、第2の係止部24と受部材側両側縁部16との係合をさらに強固なものとして、野縁保持具1と野縁受部材7との係合状態をさらに安定化させることができる。
さらに、第1の吊下げボルト10とナット18Aにより天井9と格子体8の接続を行う構造としたことで、格子体8はナット18Aを介して第1の吊下げボルト10に上下動自在に構成されており、格子体8の下面部に取り付けられる天井パネルの高さを例えばナット18Aが第1の吊下げボルト10の先端に螺着した最低位置から野縁受部材7の上面が天井9に当接する最高位置までの任意の高さに調整可能に構成されている。
また、野縁保持具1を介して天井9から吊下げられた格子体8を水平に保持するには、第1の吊下げボルト10に螺着されたナット18Aを回動させて、第1の吊下げボルト10の軸方向におけるナット18Aの螺着位置を変位させることで、野縁保持具1の垂直方向の位置を任意に変更させることが可能となる。このようなのナット18Aの回動動作によって、格子体8を保持している各野縁保持具1の垂直方向の位置を均一に揃えることにより、格子体8を水平に保持して、この格子体8の下面部に取り付けられる天井パネルを水平に保持することが可能となる。
さらに、防振部材31を介して第2の吊下げボルト33及び第1のワイヤ部材36に格子体8を接続したことにより、第1の吊下げボルト10に加えて第2の吊下げボルト33及び第1のワイヤ部材36による格子体8における平面視方向の単位面積あたりの天井9への接続箇所を増加させることにより、格子体8を天井9へ安定させて接続することが可能となる。また、防振部材31の短手方向の両端をそれぞれ第1の野縁部材5の第1の野縁側両側縁部12の内面に第1の野縁部材5の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させることにより、防振部材31の両端と第1の野縁側両側縁部12の内面との接触面積を増大させて、防振部材31と第1の野縁側両側縁部12の接触部分にガタが生じる恐れを防止するとともに、防振部材31の螺子穴34に螺着された第2の吊下げボルト33の先端を第1の野縁部材5の下面部の内面に押圧させて、格子体8を天井9に固定したことにより、防振部材31と第1の野縁部材5の結合状態を安定させることができる。さらに、第2の吊下げボルト34は、第1のワイヤ部材36の張力によって垂直上向きに力が加えられた状態で天井9に保持されており、格子体8の吊下げ重量に対して安定して吊下げ保持するとともに、格子体8の水平方向への振動を抑えて吊下げ保持することが可能となる。
ここで、各第1の立ち上げ部20,20は、保持具本体11側の基端から第1の係止部21側の先端にかけて、互い距離が近付くように傾斜して形成されており、第2の立ち上げ部23及び第3の立ち上げ部25についても同様に、保持具本体11側の基端から第2の係止部24及び第3の係止部26側の先端にかけて、互いの距離が近付くように傾斜して形成したことにより、第1の立ち上げ部20を第1の係止部21側から野縁側溝部2,3に挿入すると、第1の立ち上げ部20は傾斜が大きくなる方向へ弾性変形していき、第1の係止部21が第1の野縁側溝部2を通過すると第1の立ち上げ部20は弾性復元力により弾性変形する前の状態へと戻ろうとして、第1の係止部21と第1の野縁側両側縁部12は係合するので、第1の立ち上げ部20を第1の係止部21側から野縁側溝部2,3に押し込むだけで、簡便に第1の係止部21と野縁側両側縁部12,14とを係合させることができる。また、係合状態にある第1の係止部21と野縁側両側縁部12,14は、弾性復元力により第1の立ち上げ部20が野縁側両側縁部12,14の外面に押圧されているので容易に係合状態が解除され難い構造となっており、安定した係合状態を確保することができる。
以上のように本実施例は請求項1に対応しており、それぞれ長手方向に沿って溝部として第1又は第2の野縁側溝部2,3と受部側溝部4が形成された複数の野縁部材としての第1又は第2の野縁部材5,6及び野縁受部材7を、互いに直交させた状態で保持具本体10に接続して格子体8を構成し、保持具本体10と天井9より吊下げられた吊下げ部材として第1の吊下げボルト10とを接続して格子体8を天井9より吊下げ可能にする野縁保持具1であって、保持具本体11に、保持具本体11の下部に設けた第1又は第2の野縁側溝部2,3と係合可能な野縁取付部としての第1又は第2の野縁取付部13,15と、保持具本体11の上部に設けた受部側溝部4と係合可能な受部材取付部17と、保持具本体11の略中央部分に配設され、野縁受部材7の上面に形成された貫通部としての受部材側貫通部27を介して第1の吊下げボルト10に接続可能な天井接続手段としてのナット18Aとを備えている。
この場合、野縁保持具1に、第1又は第2の野縁部材5,6を取り付ける第1又は第2の野縁側取付部13,15と野縁受部材7を取り付ける受部材側取付部17からなる第1又は第2の野縁部材5,6及び野縁受部材7より格子体8を組み立てる構成と、格子体8を天井9へ接続する構成とをまとめて一つに備えたことにより、第1又は第2の野縁部材5,6と野縁受部材7により組み立てられる格子体8を天井9に接続する構造が単純になり、部品点数の低減を図るとともに、格子体8の組み立てや天井9への接続等の作業を容易にすることができる。
また本実施例は請求項2に対応しており、第1の野縁取付部13は、矩形の板体からなる保持具本体11の対向する一対の両端部19,19より略平行に立ち上げられ、第1の野縁部材5の第1の野縁側溝部2に挿入可能な一対の第1の立ち上げ部20,20と、第1の立ち上げ部20,20の先端を外側に折り曲げて、第1の野縁部材5の第1の野縁側溝部2の両側縁部としての第1の野縁側両側縁部12の内面に第1の野縁部材5の長手方向(図中、X方向)に沿って係合可能に設けられ、第1の野縁部材5を第1の野縁側溝部2に沿ってスライド自在に保持する第1の係止部21とを備え、受部材取付部17は、両端部19,19と水平方向に直交する保持具本体11の別の一対の両端部22,22より第1の立ち上げ部20,20とは反対方向へ略平行に立ち上げられ、受部材側溝部4に挿入可能な一対の第2の立ち上げ部23,23と、第2の立ち上げ部23,23の先端を外側に折り曲げて、受部材側溝部4の受部材側両側縁部16の内面に野縁受部材7の長手方向(図中、Z方向)に沿って係合可能に設けられ、野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持する第2の係止部24とを備えている。
この場合、野縁保持具1の第1の係止部21を第1の野縁側両側縁部12の内面に第1の野縁部材5の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させることで、第1の係止部21と第1の野縁側両側縁部12の内面との接触面積を増大させて、第1の係止部21と第1の野縁側両側縁部12の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具1と第1の野縁部材5との係合状態を安定化させることができる。同様に、野縁保持具1の第2の係止部24を受部材側両側縁部16の内面に野縁受部材7の長手方向(図中、Z方向)に沿って係合させることで、第2の係止部24と受部材側両側縁部16の内面との接触面積を増大させて、第2の係止部24と受部材側両側縁部16の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具1と野縁受部材7との係合状態を安定化させることができる。また、第1及び第2の野縁部材5,6を第1及び第2の野縁側溝部2,3に沿ってスライド自在に保持するとともに、野縁受部材7を受部材側溝部4に沿ってスライド自在に保持することにより、格子体8の平面形状を天井9又は天井パネルの形状に合わせた任意の形状に簡便に設定することができる。
さらに本実施例は請求項3に対応しており、野縁取付部としての第2の野縁取付部15に、保持具本体11に第1の立ち上げ部20と略同一方向に立ち上げられ、且つ第1の立ち上げ部20,20間の間隔M1より幅狭に形成され、第1の野縁部材5の第1の野縁側溝部2より幅狭な第2の野縁側溝部3を備えた別の幅狭な野縁部材として第2の野縁部材6の第2の野縁側溝部3に挿入可能な一対の第3の立ち上げ部25,25と、第3の立ち上げ部25,25の先端を外側に折り曲げて、第2の野縁側溝部3の第2の野縁側両側縁部14の内面に第2の野縁部材6の長手方向(図中、X方向)に沿って係合可能に設けられ、第2の野縁部材6を第2の野縁側溝部3に沿ってスライド自在に保持する第3の係止部26とを備えている。
この場合、第3の係止部26を第2の野縁両側縁部14の内面に第2の野縁部材6の長手方向(図中、X方向)に沿って係合させることで、第3の係止部26と第2の野縁両側縁部14の内面との接触面積を増大させて、第3の係止部26と第2の野縁両側縁部14の接触部分にガタが生じる恐れを防止して、野縁保持具1と第2の野縁部材6との係合状態を安定化させることができる。第2の野縁部材6を第2の野縁側溝部3に沿ってスライド自在に保持することにより、格子体8の平面形状を天井9又は天井パネルの形状に合わせた任意の形状に簡便に設定することができる。
さらに本実施例は請求項4に対応しており、保持具本体11における隣接する第1の立ち上げ部20と第2の立ち上げ部23との間より水平方向に延設された延設片28を水平方向に2分割して、分割された一方を垂直下向きに折り曲げて第1の野縁部材5の第1の野縁側両側縁部12の外面に押圧可能な野縁側押圧部29を設けると共に、他方を垂直上向きに折り曲げて野縁受部材7の受部材側両側縁部16の外面に押圧可能な受部材側押圧部30を設けている。
この場合、野縁側押圧部29によって第1の野縁側両側縁部12の外面が押圧されると、相対的に第1の係止部21によって第1の野縁側両側縁部12の内面が押圧され、第1の係止部21と野縁側両側縁部との係合をさらに強固なものとして、野縁保持具1と第1の野縁部材5との係合状態をさらに安定化させることができる。同様に、受部材側押圧部30によって受部材側両側縁部16の外面が押圧されると、相対的に第2の係止部24によって受部材側両側縁部16の内面に押圧され、第2の係止部24と受部材側両側縁部16との係合をさらに強固なものとして、野縁保持具1と野縁受部材7との係合状態をさらに安定化させることができる。
また本実施例は請求項5に対応しており、吊下げ部材を天井9より垂設されたボルトとしての第1の吊下げボルト10とし、天井接続部を第1の吊下げボルト10に螺着可能なナット18Aとしている。
この場合、第1の吊下げボルト10とナット18Aにより天井9と格子体8の接続を行う構造としたことで、格子体8はナット18Aを介して第1の吊下げボルト10に上下動自在に構成されており、格子体8の下面に取り付けられる天井パネルの高さを例えばナット18Aが第1の吊下げボルト10の先端に螺着した最低位置から野縁受部材7の上面が天井9に当接する最高位置までの任意の高さに調整可能に構成されている。ナット18Aを回動動作によって、第1の吊下げボルト10の軸方向におけるナット18Aの螺着位置を変位させ、野縁保持具1の垂直方向の位置を任意に変更させ、格子体8を保持している各野縁保持具1の垂直方向の位置を均一に揃えることにより、格子体8を水平に保持して、この格子体8の下面部に取り付けられる天井パネルを水平に保持することが可能となる。
また、図13に示すように天井9側に固定された、第1の野縁部材5及び野縁受部材7と同様の断面略C型の形鋼37に対して、防振部材31を装着して、この防振部材31の螺子穴34にナット等の固定部材38によって固定された番線等の線部材や一端にねじ溝を備えた丸棒等の棒部材等からなる吊下げ部材39を垂設して、その吊下げ部材39の下端に蛍光灯等の各種照明装置40を取り付けており、さらに吊下げ部材39の中間部分を第2のワイヤ部材41によって天井9側へ接続されている。このようにすることで、照明装置40を吊下げ部材39と第2のワイヤ部材41によって照明装置40の吊下げ重量に対して安定して吊下げ保持するとともに、照明装置40の水平方向への振動を抑えて吊下げ保持することが可能となる。ここで、吊下げ部材39の下端に取り付けられる被吊下げ対象は、照明装置40に限定されるものではなく、各種電気機器であっても構わない。
次に図14〜図15は、本発明の第2実施例を示すものである。同図において、図1〜図11と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。
本実施例の天井接続手段18では、前述のナット18Aを保持具本体11に固定せずに、保持具本体11から独立して備えており、受部材側貫通部27及び本体側貫通部11Aに挿通された第1の吊下げボルト10に保持具本体11の下側からナット18Aを螺着して、格子体8を天井9に吊下げ可能とすることで、前記第1実施例と同様の作用、効果を奏することが可能となる。
図16〜図20は、本発明の第3実施例を示すものである。同図において、図1〜図11と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。
本実施例の天井接続手段18についても、第2実施例と同様にナット18Aを保持具本体11に固定せずに、保持具本体11から独立して備えている。
また、本実施例の野縁保持具1は、上記第1実施例記載の野縁保持具1の受部材取付部17A,17Bの一方17Aを略中央部分から水平方向に二分割して、一方17Aを二分割して形成された隙間42より上方へ突設された腕部43を備えている。
この腕部43は、一方17Aの隙間より保持具本体11を水平外向きへ延設した下側水平壁部44と、保持具本体11の略中央部分の上方に保持具本体11と平行、かつ間隔N1を有して離間して配設された上側水平壁部45と、下側水平壁部44と上側水平壁部45とを連結する縦壁部46とを備える側面視略コ字型形状に形成されたものである。
ここで本実施例の野縁保持具1の特徴的構成として、前記第1実施例及び第2実施例において保持具本体11の略中央部分に設けられた本体側貫通部11Aを、本実施例の野縁保持具1では上側水平壁部45の略中央部分に備えたものとする。
さらに、上側水平壁部45の上端から保持具本体11の下端までの垂直方向の寸法をN2(6.5cm≦N2≦8.5cm、好ましくはN2=約7.5cm)として形成されており、上側水平壁部45と保持具本体11との間には、例えば保持具本体11を形成している板体の厚みを約2mmとした場合に、垂直方向に前述の間隔N1(6cm≦N1≦8cm、好ましくはN2=約7cm)を有する隙間47が形成されている。ここで、この隙間47は野縁受部材7を受部材取付部17に取り付けた状態で、野縁受部材7と上側水平壁部45との間に使用者の手又はスパナ、レンチ等の工具類等が出し入れ可能な間隔N3を有するものとする。
本実施例の野縁保持具1は、上側水平壁部45の上方から本体側貫通部11Aに挿通された第1の吊下げボルト10に、上側水平壁部45の下側からナット18Aを螺着して、第1の吊下げボルト10に腕部43を取り付けることにより、野縁保持具1を介して格子体8を天井9に吊下げ可能とすることで、前記第1実施例と同様の作用、効果を奏することが可能となる。
また、野縁保持具1を介して天井9から吊下げられた格子体8を水平に保持するには、第1の吊下げボルト10に螺着されたナット18Aを回動させて、第1の吊下げボルト10の軸方向におけるナット18Aの螺着位置を変位させることで、野縁保持具1の垂直方向の位置を任意に変更させることが可能となる。このようなナット18Aの回動動作によって、格子体8を保持している各野縁保持具1の垂直方向の位置を均一に揃えることにより、格子体8を水平に保持して、この格子体8の下面部に取り付けられる天井パネルを水平に保持することが可能となる。
さらに、上側水平壁部45と保持具本体11との間には、受部材取付部17に野縁受部材7を取り付けた状態で、上側水平壁部45と野縁受部材7との間において使用者の手又は工具類等を出し入れ可能とする間隔N3を有する隙間47が形成されたことにより、第1の吊下げボルト10へのナット18Aの脱作業及び第1の吊下げボルト10の軸方向に対するナット18Aの螺着位置の調節作業等に伴うナット18Aの回動作業を容易にして、作業性の向上を図ることができる。
以上のように本実施例は請求項6に対応しており、吊下げ部材を雄ねじ部材である第1の吊下げボルト10とし、天井接続手段18に、保持具本体11より突設された腕部43と、腕部43の先端である上側水平壁部45に設けられた第1の吊下げボルト10が挿通可能な貫通部である本体側貫通部11Aと、本体側貫通部11Aに挿通された第1の吊下げボルト10に螺着して、保持具本体11を第1の吊下げボルト10に接続可能とするナット18Aとを備えている。
この場合、第1の吊下げボルト10とナット18Aにより天井9と格子体8の接続を行う構造としたことで、格子体8はナット18Aを介して第1の吊下げボルト10に上下動自在に構成されており、格子体8の下面に取り付けられる天井パネルの高さを例えばナット18Aが第1の吊下げボルト10の先端に螺着した最低位置から野縁受部材7の上面が天井9に当接する最高位置までの任意の高さに調整可能に構成されている。ナット18Aを回動動作によって、第1の吊下げボルト10の軸方向におけるナット18Aの螺着位置を変位させ、野縁保持具1の垂直方向の位置を任意に変更させ、格子体8を保持している各野縁保持具1の垂直方向の位置を均一に揃えることにより、格子体8を水平に保持して、この格子体8の下面部に取り付けられる天井パネルを水平に保持することが可能となる。さらに、本体側貫通部11Aを腕部45の上側水平壁部45に備えたことにより、第1の吊下げボルト10へのナット18Aの着脱作業及び第1の吊下げボルト10の軸方向に対するナット18Aの螺着位置の調節作業等の各種作業に伴うナット18Aの回動作業を容易にして、作業性の向上を図ることができる。
本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、第1〜3の係止部、第1及び第2の野縁側両側縁部及び受部材側両側縁部の断面形状は略J型に限られるものではなく、略L型等の引っ掛り易い形状であれば、特に限定されるものではない。また、第3実施例に示す保持具本体の板体の厚み、間隔N1、寸法N2、間隔N3の数値についても適宜変更可能である。
1 野縁保持具
2 第1の野縁側溝部
3 第2の野縁側溝部
4 受部材側溝部
5 第1の野縁部材
6 第2の野縁部材(幅狭な野縁部材)
7 野縁受部材
8 格子体
9 天井
10 第1の吊下げボルト(吊下げ部材)
11 保持具本体
11A 本体側貫通部(貫通部)
12 第1の野縁側両側縁部
13 第1の野縁取付部
14 第2の野縁側両側縁部
15 第2の野縁取付部
16 受部材側両側縁部
17A,17B 受部材取付部
18 天井接続手段
18A ナット(雌ねじ部材)
19 両端部
20 第1の立ち上げ部
21 第1の係止部
22 別の両端部
23 第2の立ち上げ部
24 第2の係止部
25 第3の立ち上げ部
26 第3の係止部
28 延設片
29 野縁側押圧部
30 受部材側押圧部
43 腕部
45 上側水平壁部(腕部の先端)
X 長手方向(野縁部材)
Z 長手方向(野縁受部材)

Claims (6)

  1. それぞれ長手方向に沿って溝部が形成された複数の野縁部材及び野縁受部材を、互いに直交させた状態で保持具本体に接続して格子体を構成し、前記保持具本体と天井より吊下げられた吊下げ部材とを接続して前記格子体を前記天井より吊下げ可能にする野縁保持具であって、
    前記保持具本体に、前記保持具本体と前記野縁部材の溝部とを係合可能にする野縁取付部と、前記保持具本体と前記野縁受部材の溝部とを係合可能にする受部材取付部と、前記保持具本体と前記吊下げ部材とを接続可能にする天井接続手段とを備えたことを特徴とする野縁保持具。
  2. 前記野縁取付部は、矩形の板体からなる前記保持具本体の対向する一対の両端部より略平行に立ち上げられ、前記野縁部材の溝部に挿入可能な一対の第1の立ち上げ部と、前記第1の立ち上げ部の先端を外側に折り曲げて、前記野縁部材の溝部の両側縁部の内面に前記野縁部材の長手方向に沿って係合可能に設けられ、前記野縁部材を前記野縁部材の溝部に沿ってスライド自在に保持する第1の係止部とを備え、前記受部材取付部は、前記両端部と水平方向に直交する前記保持具本体の別の一対の両端部より前記第1の立ち上げ部とは反対方向へ略平行に立ち上げられ、前記野縁受部材の溝部に挿入可能な一対の第2の立ち上げ部と、前記第2の立ち上げ部の先端を外側に折り曲げて、前記野縁受部材の溝部の両側縁部の内面に前記野縁受部材の長手方向に沿って係合可能に設けられ、前記野縁受部材を前記野縁受部材の溝部に沿ってスライド自在に保持する第2の係止部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の野縁保持具。
  3. 前記野縁取付部に、前記保持具本体に前記第1の立ち上げ部と略同一方向に立ち上げられ、且つ前記第1の立ち上げ部間の間隔より幅狭に形成され、前記野縁部材の前記溝部より幅狭な溝部を備えた別の幅狭な野縁部材の前記幅狭な溝部に挿入可能な一対の第3の立ち上げ部と、
    前記第3の立ち上げ部の先端を外側に折り曲げて、前記幅狭な溝部の両側縁部の内面に前記幅狭な野縁部材の長手方向に沿って係合可能に設けられ、前記幅狭な野縁部材を前記幅狭な溝部に沿ってスライド自在に保持する第3の係止部とを備えたことを特徴とする請求項2記載の野縁保持具。
  4. 前記保持具本体における隣接する前記第1の立ち上げ部と前記第2の立ち上げ部との間より水平方向に延設された延設片を水平方向に2分割して、分割された一方を垂直下向きに折り曲げて前記野縁部材の両側縁部の外面に押圧可能な野縁側押圧部を設けると共に、他方を垂直上向きに折り曲げて前記野縁受部材の両側縁部の外面に押圧可能な受部材側押圧部を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の野縁保持具。
  5. 前記吊下げ部材を雄ねじ部材とし、
    前記天井接続手段に、前記保持具本体に設けられた前記雄ねじ部材が挿通可能な貫通部と、前記貫通部に挿通された前記雄ねじ部材に螺着して、前記保持具本体を前記雄ねじ部材に接続可能とする雌ねじ部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の野縁保持具。
  6. 前記吊下げ部材を雄ねじ部材とし、
    前記天井接続手段に、前記保持具本体より突設された腕部と、前記腕部の先端に設けられた前記雄ねじ部材が挿通可能な貫通部と、前記貫通部に挿通された前記雄ねじ部材に螺着して、前記保持具本体を前記雄ねじ部材に接続可能とする雌ねじ部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の野縁保持具。
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