JP2023034226A - 設置具、取付部材、および、設置構造 - Google Patents

設置具、取付部材、および、設置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】物品保持部が回転によって設置対象面から外れるのを防止することができる設置具を提供することを課題とする。【解決手段】物品保持部を、設置対象面に設置するための設置具であって、設置対象面に突設されると共に物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合可能な設置本体部と、物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合可能な取付係合部を有すると共に設置本体部に取り付けられる取付部材と、を備え、該取付部材は、取付係合部が物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合して、設置本体部に対する物品保持部の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、設置本体部に対する物品保持部の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を保持可能な物品保持部を設置対象面に設置するための設置具、該設置具が備える取付部材、および、前記設置対象面に前記物品保持部を設置する設置構造に関する。
物品を保持可能な物品保持部を設置対象面に設置する場合がある。一例として、特許文献1には、設置対象面としてのシンクの後壁に、コの字型に形成した固定部材の両端部を取り付けて、シンクの後壁から突設された設置本体部を形成し、物品保持部としてのラックを固定部材に引っ掛けることで、シンクの後壁にラックを設置する設置構造が開示されている。
特開2012-246725号公報
しかしながら、上記のような設置構造では、ラックの横方向の一端部に比較的重い物を配置したり、該一端部に配置したポンプ付きボトルのポンプを押し込んだりすることで、該一端部に集中して大きな荷重がかかる場合がある。このような場合、ラックの一端側を中心として他端側が浮き上がるように回転し、ラックが設置対象面から外れる虞がある。
そこで、本発明は、物品保持部が回転によって設置対象面から外れるのを防止することができる設置具、取付部材、および、設置構造を提供することを課題とする。
本発明に係る設置具は、
物品を保持可能に構成されると共に、設置対象面に対向配置される背面部と該背面部に設けられる係合部とを有する物品保持部を、前記設置対象面に設置するための設置具であって、
前記設置対象面に突設されると共に前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合可能な設置本体部と、
前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合可能な取付係合部を有すると共に前記設置本体部に取り付けられる取付部材と、を備え、
該取付部材は、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される。
前記設置具に、前記物品保持部を設置することで、該物品保持部を前記設置対象面に設置することができる。そして、前記設置具では、前記設置本体部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合した状態で、取付部材が規制位置にある場合、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合するため、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きが規制される。これにより、前記物品保持部が回転によって前記設置対象面から外れるのを防止することができる。また、前記取付部材が退避位置にある場合には、前記取付係合部が前記設置本体部に対して上下方向の他方側で係合しない位置に配置されるため、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きが許容される。これにより、前記設置本体部に対する前記ラックの設置または取り外しを行うことができる。
前記設置具では、前記取付部材は、前記設置本体部に対する前記物品保持部の係合動作に連動して退避位置から規制位置に移動可能に構成されてもよい。
斯かる構成によれば、前記設置本体部に対する前記物品保持部の係合動作をすると、その動作に連動して前記取付部材が前記退避位置から規制位置に移動する。このため、前記設置対象面への前記物品保持部の設置を容易に行うことができる。
本発明に係る取付部材は、
物品を保持可能に構成されると共に、設置対象面に対向配置される背面部と該背面部に設けられる係合部とを有する物品保持部を前記設置対象面に設置するべく、前記設置対象面に突設されると共に前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合する設置本体部に着脱可能に構成され、
前記設置本体部に対して着脱可能な着脱部と、
前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合する取付係合部と、
を備え、
前記着脱部が前記設置本体部に装着された状態で、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される。
前記取付部材が、前記設置本体部に取り付けられることで設置具が形成され、該設置具に前記物品保持部が設置されることで、該物品保持部が前記設置対象面に設置される。そして、前記物品保持部が前記設置対象面に設置された際に、前記設置本体部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合した状態で、取付部材が規制位置にある場合、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合するため、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きが規制される。これにより、前記物品保持部が回転によって前記設置対象面から外れるのを防止することができる。また、前記取付部材が退避位置にある場合には、前記取付係合部が前記設置本体部に対して上下方向の他方側で係合しない位置に配置されるため、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きが許容される。これにより、前記設置本体部に対する前記ラックの設置または取り外しを行うことができる。
本発明に係る設置構造は、
上記の設置具と、
物品を保持可能に構成されると共に、設置対象面に対向配置される背面部と該背面部に設けられる係合部とを有する物品保持部であって、前記係合部が前記設置具と係合するように構成された物品保持部と、を備える。
前記設置構造では、前記物品保持部は、前記設置本体部に設置されることで、前記設置対象面に設置される。そして、前記設置本体部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合した状態で、取付部材が規制位置にある場合、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合するため、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きが規制される。これにより、前記物品保持部が回転によって前記設置対象面から外れるのを防止することができる。また、前記取付部材が退避位置にある場合には、前記取付係合部が前記設置本体部に対して上下方向の他方側で係合しない位置に配置されるため、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きが許容される。これにより、前記設置本体部に対する前記ラックの設置または取り外しを行うことができる。
本発明によれば、物品保持部が回転によって設置対象面から外れるのを防止することができる設置具、取付部材、および、設置構造を提供することができる。
本発明に係る第一実施形態の設置具、物品保持部、および、設置対象面を示した斜視図。 同実施形態の設置具を横方向から見た側面図。 同実施形態の取付部材を前方から見た正面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、取付部材が退避位置にある状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、取付部材が規制位置にある状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置した状態の設置具の近傍を前方から見た正面図。 本発明に係る第二実施形態の設置具、物品保持部、および、設置対象面を示した斜視図。 同実施形態の設置具を横方向から見た側面図。 同実施形態の取付部材を前方から見た正面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、取付部材が退避位置にある状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、取付部材が規制位置にある状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置した状態の設置具の近傍を前方から見た正面図。 本発明に係る第三実施形態の設置具、物品保持部、および、設置対象面を示した斜視図。 同実施形態の設置具を横方向から見た側面図。 同実施形態の取付部材を前方から見た正面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、物品保持部の下係合部を設置本体部に上方から接近させる状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、取付部材が退避位置にある状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置する際に、取付部材が規制位置にある状態を横方向から見た断面図。 同実施形態の物品保持部を設置具に設置した状態の設置具の近傍を前方から見た正面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について、図1~8を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る設置具10は、図1,2に示すように、物品を保持可能に構成された物品保持部100を設置対象面20に設置するためのものである。設置対象面20は、上下方向に沿って配置される。
なお、以下の説明では、「横方向」、「前後方向」、および、「上下方向」とは、物品保持部100を設置本体部30に設置して、設置対象面20に対向する位置から、物品保持部100、取付部材200、および、設置本体部30のそれぞれを見た際の方向である。また、「前方」とは、物品保持部100を設置本体部30に設置して、設置対象面20に対向する位置から、物品保持部100、取付部材200、および、設置本体部30のそれぞれを見た際に、前後方向において、設置対象面20から離れる方向をいう。また、「後方」とは、物品保持部100を設置本体部30に設置して、設置対象面20に対向する位置から、物品保持部100、取付部材200、および、設置本体部30のそれぞれを見た際に、前後方向において、設置対象面20へ近づく方向をいう。また、以下の各図では、x軸に沿った方向が「横方向」であり、y軸に沿った方向が「上下方向」であり、z軸に沿った方向が「前後方向」である。
物品保持部100は、設置対象面20に対向配置される背面部101と、該背面部101に設けられ、設置具と係合する係合部102とを有する。背面部101は、横方向が長手となるように形成される。そして、背面部101は、横方向に間隔を空けて二つの係合部102を備える。該二つの係合部102の横方向の間隔は、物品保持部100の横方向の長さよりも狭い。そして、物品保持部100は、少なくとも二つの係合部102の横方向外側の位置に物品を保持可能に構成される。本実施形態では、物品保持部100は、内側に物品を収納して保持する。具体的には、物品保持部100は、籠状に形成され、内側に物品を収納して保持する。より詳しくは、物品保持部100は、少なくとも二つの係合部102の横方向外側の位置に物品を収納して保持する。また、物品保持部100は、複数の棒状の部材(以下では、「線材」とも記す)が交差するように配置されることで形成される。
本実施形態では、係合部102は、上下方向で間隔を空けて配置される二つの係合部103,104を備える。具体的には、係合部102は、上方に配置される上係合部103と、下方に配置される下係合部104とを備え、上係合部103と下係合部104との間に設置本体部30および取付部材200を配置可能に構成される。具体的には、背面部101は、上下方向の対向する位置で横方向に延びる二つの線材の間に設置本体部30および取付部材200を配置可能に構成される。そして、背面部101は、二つの線材の間に設置本体部30および取付部材200が配置された際に、上方の線材における設置本体部30と上下方向で重なる領域に上係合部103を備え、下方の線材における取付部材200と上下方向で重なる領域に下係合部104を備える。つまり、背面部101は、上下方向で対向する位置に上係合部103と下係合部104とを備える。
本実施形態では、背面部101は、横方向に延びる線材の一部が屈曲されて上方へ突出するように形成された線材突出部(具体的には、下方へ開放するU字状に形成された部分)を備える。そして、背面部101は、線材突出部の内側に設置本体部30が配置された際に、該線材突出部における設置本体部30と上下方向で重なる領域に上係合部103を備える。また、背面部101は、上係合部103を構成する線材から下方へ離れた位置で横方向に直線状に延びる線材を備え、該線材における上係合部103と上下方向で対向する部分に下係合部104を備える。
設置具10は、横方向に間隔を空けて二つ配置される。また、設置具10は、設置対象面20に突設される設置本体部30と、該設置本体部30に取り付けられる取付部材200とを備える。
設置本体部30は、物品保持部100の係合部102に対して上下方向の一方側から係合可能に構成される。本実施形態では、設置本体部30は、物品保持部100の上係合部103に対して下方から係合可能に構成される。また、設置本体部30は、設置対象面20から前方へ向けて延出する軸部31と、該軸部31の延出方向に対して交差する方向へ軸部31から延設されるフランジ部32とを備える。また、設置本体部30は、前後方向に間隔を空けて一対のフランジ部32を備える。一対のフランジ部32のうち、前方に位置する前フランジ部32は、設置本体部30の前方の端部に設けられ、後方に位置する後フランジ部32は、設置本体部30の後方の端部に設けられる。そして、設置本体部30は、一対のフランジ部32の間に物品保持部100の上係合部103を上方から配置可能に構成される。また、設置本体部30は、固定手段21によって設置対象面20に固定される。具体的には、設置対象面20から前方へ向けて突出した固定手段21に設置本体部30が固定されることで、設置本体部30が設置対象面20に固定される。本実施形態では、設置本体部30は、固定手段21としてビスを用いて設置対象面20に固定される。
取付部材200は、物品保持部100の係合部102に対して上下方向の他方側から係合可能な取付係合部203を有する。具体的には、取付部材200は、取付本体部201と、設置本体部30に取り付けられる取付部202とを備え、取付本体部201に取付係合部203を備える。本実施形態では、取付部材200は、取付部202として、設置本体部30に対して着脱可能な着脱部202を備える。取付部材200は、取付本体部201と着脱部202とが一体的に形成される。また、取付部材200は、全体が樹脂材料を用いて一体的に形成される。また、取付部材200は、全体が板状に形成される。
取付本体部201は、着脱部202の下方に位置する。具体的には、取付本体部201は、着脱部202から下方へ向けて延設される。また、取付本体部201は、設置対象面20に接するように配置される。そして、取付本体部201は、下端部に取付係合部203を備える。本実施形態では、取付本体部201は、下端部が前方へ突出するように形成され、該突出した部分に取付係合部203を備える。取付係合部203は、物品保持部100の係合部102、具体的には、下係合部104を構成する線材の一部が入り込む凹状面204を下面に備える。該凹状面204は、取付係合部203の横方向の全域に亘って形成される。また、取付係合部203は、上下に弾性変形可能に構成される。
着脱部202は、取付本体部201の上方に位置する。また、着脱部202は、設置本体部30と設置対象面20との間に配置される。具体的には、着脱部202は、設置本体部30の後フランジ部32と設置対象面20との間に配置される。そして、着脱部202は、設置本体部30と設置対象面20とによって挟持される。具体的には、着脱部202は、図2,3に示すように、設置対象面20から前方へ突出する固定手段21を挿通可能に形成された貫通部205を備える。そして、取付部材200を設置本体部30に取り付ける際には、貫通部205に固定手段21を挿通させた状態で、前方から設置本体部30を固定手段21に固定する。これにより、設置本体部30と設置対象面20とによって着脱部202が挟持され、設置具10が形成される。逆に、固定手段21から設置本体部30を取り外すことで、取付部材200を取り外すことができる。
上記のように構成される設置具10では、取付部材200は、取付係合部203が物品保持部100の係合部102に対して上下方向の他方側から係合して、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される。
斯かる設置具10を用いて物品保持部100を設置対象面20に設置する際には、図4に示すように、設置本体部30、具体的には、軸部31は、物品保持部100の上係合部103に対して下方から係合する位置に配置される。これに伴い、物品保持部100の下係合部104によって取付係合部203が押し上げられて上方へ弾性変形することで、取付部材200が退避位置に配置される。
そして、図5,6に示すように、物品保持部100の下係合部104を取付係合部203の下方に配置することで、取付係合部203は、物品保持部100の下係合部104に対して上方から係合する位置に配置される。これにより、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きが規制される。つまり、斯かる状態では、取付部材200は、規制位置に配置される。このように、本実施形態では、取付部材200は、設置本体部30に対する物品保持部100の係合動作に連動して退避位置から規制位置に移動する。
上記のように、取付部材200が規制位置にある状態では、取付係合部203が物品保持部100の下係合部104に対して上方から係合するため、物品保持部100の係合部102が設置本体部30に対して上方へ移動するのが規制される。また、設置本体部30、具体的には、軸部31が物品保持部100の上係合部103に対して下方から係合するため、物品保持部100の係合部102が設置本体部30に対して下方へ移動するのが規制される。
上記のような設置具10と物品保持部100とを備える設置構造では、取付係合部203を指で引き上げて弾性変形させることで、取付部材200を退避位置に移動させることができる。これにより、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きが許容されるため、物品保持部100を設置具10に対して設置または取り外すことができる。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態について、図7~12を参照しつつ説明する。本実施形態では、物品保持部100および取付部材200の構成が第一実施形態とは異なる。このため、第一実施形態と異なる点について説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を繰り返さない。
本実施形態では、図7に示すように、物品保持部100の背面部101は、横方向に延びる線材によって直線状に形成された係合部105を備える。そして、設置本体部30、具体的には、軸部31は、物品保持部100の係合部105に対して上下方向の一方側から係合可能に構成される。また、取付係合部203は、物品保持部100の係合部105に対して上下方向の他方側から係合可能に構成される。
本実施形態では、取付部材200は、図8,9に示すように、着脱部202の上方に取付本体部206を備える。該取付本体部206は、着脱部202の近傍で前方へ向けて屈曲した形状を有し、屈曲して前方へ向けて延出した部分の先端部を含む領域によって取付係合部203が構成される。該取付係合部203は、上下方向で設置本体部30と重なるように配置される。また、取付係合部203の前方の端部は、上下方向で前フランジ部32と重なるように配置される。取付係合部203の前方の端部と、設置本体部30、具体的には、前フランジ部32との間隔は、物品保持部100の係合部105を構成する線材の太さよりも狭い。
本実施形態では、取付部材200は、取付係合部203が物品保持部100の係合部105に対して上下方向の他方側から係合して、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される。
そして、設置具10を用いて物品保持部100を設置対象面20に設置する際には、図10に示すように、物品保持部100の係合部105によって取付係合部203が押し上げられて上方へ弾性変形することで、取付部材200が退避位置に配置される。
そして、図11,12に示すように、設置本体部30、具体的には、軸部31が物品保持部100の係合部105に対して下方から係合する位置に配置されると共に、取付係合部203が物品保持部100の係合部105に対して上方から係合する位置に配置される。これにより、設置本体部30に対する物品保持部100のの上下方向の動きが規制される。つまり、斯かる状態では、取付部材200は、規制位置に配置される。このように、本実施形態では、取付部材200は、設置本体部30に対する物品保持部100の係合動作に連動して退避位置から規制位置に移動する。
上記のように、取付部材200が規制位置にある状態では、取付係合部203が物品保持部100の係合部105に対して上方から係合するため、物品保持部100の係合部105が設置本体部30に対して上方へ移動するのが規制される。また、設置本体部30、具体的には、軸部31が物品保持部100の係合部105に対して下方から係合するため、物品保持部100の係合部105が設置本体部30に対して下方へ移動するのが規制される。また、上述のように、取付係合部203の前方の端部と、設置本体部30、具体的には、前フランジ部32との間隔が、物品保持部100の係合部105を構成する線材の太さよりも狭いことで、取付係合部203と設置本体部30との間から、係合部105を構成する線材が意図せずに抜け出すのを防止することができる。
上記のような設置具10と物品保持部100とを備える設置構造では、取付係合部203を指で引き上げて弾性変形させることで、取付部材200を退避位置に移動させることができる。これにより、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きが許容されるため、物品保持部100を設置具10に対して設置または取り外すことができる。
<第三実施形態>
本発明の第三実施形態について、図13~19を参照しつつ説明する。本実施形態では、物品保持部100および取付部材200の構成が第一実施形態とは異なる。このため、第一実施形態と異なる点について説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を繰り返さない。
本実施形態では、図13に示すように、物品保持部100の背面部101は、横方向に延びる線材の一部が屈曲されて上方へ突出するように形成された線材突出部(具体的には、下方へ開放するU字状に形成された部分)を備える。そして、背面部101は、線材突出部の内側に設置本体部30が配置された際に、線材突出部における設置本体部30と上下方向で重なる領域に下係合部107を備える。また、背面部101は、下係合部107を構成する線材から上方へ離れた位置で横方向に直線状に延びる線材を備え、該線材における下係合部107と上下方向で対向する部分に上係合部106を備える。そして、設置本体部30、具体的には、軸部31は、物品保持部100の下係合部107に対して上下方向の一方側から係合可能に構成される。また、取付係合部203は、物品保持部100の上係合部106に対して上下方向の他方側から係合可能に構成される。
本実施形態では、取付部材200は、図14,15に示すように、着脱部202の上方に取付本体部207を備える。該取付本体部207は、着脱部202から上方へ延設される。また、取付本体部207は、設置対象面20に接するように配置される。また、取付本体部207は、着脱部202から上方へ離れた位置で前方へ向けて屈曲した形状を有し、屈曲して前方へ向けて延出した部分の先端部を含む領域によって取付係合部203が構成される。該取付係合部203は、上下方向で設置本体部30と重なるように配置される。また、取付係合部203の前方の端部は、上下方向で前フランジ部32と重なるように配置される。
本実施形態では、取付部材200は、取付係合部203が物品保持部100の下係合部107に対して上下方向の他方側から係合して、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される。
斯かる設置具10を用いて物品保持部100を設置対象面20に設置する際には、図16,17に示すように、物品保持部100の下係合部107を設置本体部30に上方から接近させる。これにより、設置本体部30、具体的には、軸部31は、下係合部107に対して下方から係合する位置に配置される。これに伴い、物品保持部100の上係合部106によって取付係合部203が押し上げられて上方へ弾性変形することで、取付部材200が退避位置に配置される。
そして、図18,19に示すように、物品保持部100の上係合部106を取付係合部203の下方に配置することで、取付係合部203は、上係合部106に対して上方から係合する位置に配置される。これにより、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きが規制される。つまり、斯かる状態では、取付部材200は、規制位置に配置される。このように、本実施形態では、取付部材200は、設置本体部30に対する物品保持部100の係合動作に連動して退避位置から規制位置に移動する。
上記のように、取付部材200が規制位置にある状態では、取付係合部203が物品保持部100の上係合部106に対して上方から係合するため、物品保持部100の係合部102が設置本体部30に対して上方へ移動するのが規制される。また、設置本体部30、具体的には、軸部31が物品保持部100の下係合部107に対して下方から係合するため、物品保持部100の係合部102が設置本体部30に対して下方へ移動するのが規制される。
上記のような設置具10と物品保持部100とを備える設置構造では、取付係合部203を指で引き上げて弾性変形させることで、取付部材200を退避位置に移動させることができる。これにより、設置本体部30に対する物品保持部100の上下方向の動きが許容されるため、物品保持部100を設置具10に対して設置または取り外すことができる。
以上のように、本実施形態によれば、物品保持部が回転によって設置対象面から外れるのを防止することができる。
なお、本発明に係る設置具、取付部材、および、設置構造は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記および下記の複数の実施形態および参考形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよい。例えば、一つの実施形態および参考形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよいことは勿論である。
上記実施形態では、各取付部材200は、取付部202として、物品保持部100に対して、着脱可能な着脱部202を備えるが、これに限定されず、例えば、取付部202が、物品保持部100から取り外することができないように構成することができる。
また、上記の各実施形態では、取付部材200は、板状に形成されているが、これに限定されず、板状以外の形状を有するように構成することができる。
また、上記の各実施形態では、物品保持部100の各係合部104,105,106を構成する線材によって、取付係合部203が押し上げられることで、取付係合部203が弾性変形して退避位置に移動するが、これに限定されず、例えば、取付係合部203を指で弾性変形させることで、退避位置に移動させるように構成することができる。
また、上記の各実施形態では、物品保持部100は、物品を収容することで保持するものであるが、これに限定されず、例えば、物品を引っ掛けたり、物品を載置したり、挟持したり、支持したり、吊り下げたりすることで、物品を保持するものを用いることができる。
また、設置対象面としては、特に限定されず、例えば、キッチンのシンクの壁面、洗面所や風呂場の壁面、家具の壁面、什器の壁面、家の内壁や外壁等が挙げられる。
また、上記実施形態では、取付部材200は、全体が樹脂材料を用いて一体的に形成されるが、これに限定されず、例えば、全体が金属材料で一体的に形成されるように構成することができる。または、一部分が樹脂材料で形成され、他の部分が金属材料で形成されるように構成することもできる。
10…設置具、20…設置対象面、21…固定手段、30…設置本体部、31…軸部、32…フランジ部、100…物品保持部、101…背面部、102…係合部、200…取付部材、201…取付本体部、202…取付部、203…取付係合部、204…凹状面、205…貫通部、206…取付本体部、207…取付本体部

Claims (4)

  1. 物品を保持可能に構成されると共に、設置対象面に対向配置される背面部と該背面部に設けられる係合部とを有する物品保持部を、前記設置対象面に設置するための設置具であって、
    前記設置対象面に突設されると共に前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合可能な設置本体部と、
    前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合可能な取付係合部を有すると共に前記設置本体部に取り付けられる取付部材と、を備え、
    該取付部材は、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される、
    設置具。
  2. 前記取付部材は、前記設置本体部に対する前記物品保持部の係合動作に連動して前記退避位置から前記規制位置に移動可能に構成される、
    請求項1に記載の設置具。
  3. 物品を保持可能に構成されると共に、設置対象面に対向配置される背面部と該背面部に設けられる係合部とを有する物品保持部を前記設置対象面に設置するべく、前記設置対象面に突設されると共に前記物品保持部の係合部に対して上下方向の一方側から係合する設置本体部に着脱可能に構成され、
    前記設置本体部に対して着脱可能な着脱部と、
    前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合する取付係合部と、
    を備え、
    前記着脱部が前記設置本体部に装着された状態で、前記取付係合部が前記物品保持部の係合部に対して上下方向の他方側から係合して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを規制する規制位置と、該規制位置から退避して、前記設置本体部に対する前記物品保持部の上下方向の動きを許容する退避位置と、に移動可能に構成される、
    取付部材。
  4. 請求項1または2に記載の設置具と、
    物品を保持可能に構成されると共に、設置対象面に対向配置される背面部と該背面部に設けられる係合部とを有する物品保持部であって、前記係合部が前記設置具と係合するように構成された物品保持部と、を備える、
    設置構造。
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