JP2011026729A - ジェットルームにおける緯入れ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数増をもたらすことなく、緯糸の延出長さを容易に変更できるようにする。
【解決手段】図6(a)は、緯糸Y1が伸縮性の低い糸種の場合におけるノズルホルダ27の取り付け位置を示す。ノズルホルダ27は、いずれも、ねじの締め付けによってノズルホルダ27の背面271をジョイント19の第1取り付け面195にボール41を介在した状態でジョイント19に取り付けられている。図6(b)は、緯糸Y5,Y6が伸縮性の高い糸種の場合におけるノズルホルダ28,29の取り付け位置を示す。ノズルホルダ28,29は、ねじの締め付けによってノズルホルダ28,29の正面283,293をジョイント20,21の第2取り付け面207,217にボール41を介在した状態でジョイント20,21に取り付けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、緯入れ用ノズルからの流体の噴射によって緯糸を緯入れするジェットルームにおける緯入れ装置に関する。
特許文献2に開示のように、緯入れ用ノズルの先端から延出している緯糸の延出長さ(緯糸切断後であって緯入れ開始前の長さ)が短すぎると、緯糸が緯入れ用ノズルから抜けてしまうおそれがある。緯糸の延出長さの適正長さは、糸種によって異なり、伸縮性が高い糸種ほど前記延出長さを大きくする必要がある。
前記延出長さを調整する手段は、例えば特許文献1,3に開示されている。特許文献1では、ノズルを支持するノズルサポートには緯入れ方向に長い長孔が形成されており、ねじが長孔を通って機枠にねじ止めされたブラケットのねじ孔に螺合されている。ノズルサポートは、長孔を通るねじに対して緯入れ方向へ位置変更可能であり、ノズルサポートが緯入れ方向に位置調整可能にブラケットにねじ止めされている。つまり、緯入れ用ノズルの位置を変更して前記延出長さを調整することができる。
特許文献3では、複数の緯入れ用ノズルが用いられており、各緯入れ用ノズルがブラケットを介してサイドフレームに支持されている。ブラケットを交換することによって緯入れ用ノズルの位置を変更することができ、これにより前記延出長さを調整することができる。
実開昭53−137256号公報 特開平2−169742号公報 実開平6−6470号公報
しかし、連続的に(無段階に)位置調整可能な特許文献1では、適正な位置調整が難しく、特にノズルが複数の場合には、それぞれのノズルの適正な位置調整作業は著しく困難となる。
ブラケット交換方式の特許文献2では、複数のブラケットを用意しておく必要があり、部品点数増によるコストアップが避けられない。
本発明は、部品点数増をもたらすことなく、緯糸の延出長さを容易に変更できるようにすることを目的とする。
本発明は、流体の噴射によって緯糸を緯入れする緯入れ用ノズルにはノズルホルダが装着されており、前記ノズルホルダは、固定されたノズルスタンドにジョイントを介して支持されているジェットルームにおける緯入れ装置を対象とし、請求項1の発明では、前記ノズルホルダ、前記ノズルスタンド及び前記ジョイントの少なくとも1つには、第1取り付け面と、前記第1取り付け面とは緯入れ方向にずらされた第2取り付け面とを備えている。
第1取り付け面及び第2取り付け面は、例えば緯入れされる緯糸糸種の伸縮性に応じて緯糸の緯入れ用ノズルからの延出長さを調整する場合に選択使用される。このような取り付け面の選択のみによる緯糸の延出長さの調整は、調整の度に距離を計測するなどの煩雑な作業が不要となり、容易かつ正確に調整作業を行うことができる。
好適な例では、前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数のねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数のねじ孔と、前記ねじ通し孔を通って前記ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている。
このようなねじ止め機構では、第1取り付け面に対するノズルホルダの取り付け、及び第2取り付け面に対するノズルホルダの取り付けが同じねじを用いて容易に行える。
好適な例では、前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数の第1ねじ孔と、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを貫通する複数の第1ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ孔と、前記第1ねじ通し孔を通って前記第2ねじ孔に螺合され、又は前記第2ねじ通し孔を通って前記第1ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている。
このようなねじ止め機構では、第1取り付け面に対するノズルホルダの取り付けは、第1ねじ通し孔を通してねじを第2ねじ孔に螺合することによって行われ、第2取り付け面に対するノズルホルダの取り付けは、第2ねじ通し孔を通してねじを第1ねじ孔に螺合することによって行われる。つまり、ねじは、常に同じ方向から螺合され、緯糸の延出長さを調整するための緯入れ用ノズルの位置変更の作業性が向上する。
好適な例では、前記ノズルスタンドに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ノズルスタンドを貫通するねじ通し孔と、前記ジョイントに設けられた複数のねじ孔と、前記ねじ通し孔を通って前記ねじ孔に螺合されるねじとを備えている。
このようなねじ止め機構では、第1取り付け面に対するジョイントの取り付け、及び第2取り付け面に対するジョイントの取り付けが同じねじを用いて容易に行える。
好適な例では、前記ジョイントは、前記ノズルスタンドの前記第1取り付け面に取り付けられる第3取り付け面と、前記ノズルスタンドの前記第2取り付け面に取り付けられる第4取り付け面とを備えている。
このような構成によれば、ノズルホルダと緯入れ用ノズルとの取り付け向きを変更したり、ジョイントとノズルホルダとの取り付け向きを変更したりする必要がない。
好適な例では、前記ノズルホルダ及び前記ノズルスタンドの両方に前記第1取り付け面と第2取り付け面とが設けられている。
緯入れ用ノズルの変更位置が少なくとも4箇所となり、緯糸の延出長さを少なくとも4種類に調整することができる。
好適な例では、前記緯入れ用ノズルが複数用いられており、前記ノズルホルダ及び前記ジョイントは、前記緯入れ用ノズルと同数あり、前記ノズルスタンドは、1つである。
伸縮性の異なる複数種類の緯糸を複数の緯入れ用ノズルを用いて緯入れする場合、伸縮性の高い緯糸を緯入れする緯入れ用ノズルは、第2取り付け面あるいは第4取り付け面に対応した位置に配置され、伸縮性の低い緯糸を緯入れする緯入れ用ノズルは、第1取り付け面あるいは第3取り付け面に対応した位置に配置される。
本発明は、部品点数増をもたらすことなく、緯糸の延出長さを容易に変更できるという優れた効果を奏する。
第1の実施形態を示す分解斜視図。 平面図。 平面図。 (a),(b)は、斜視図。 (a),(b)は、斜視図。 (a),(b)は、部分側断面図。 第2の実施形態を示す斜視図。 (a),(b)は、部分側断面図。 第3の実施形態を示す分解斜視図。 (a),(b)は、斜視図。 (a),(b)は、斜視図。 (a),(b)は、第4の実施形態を示す斜視図。 (a),(b)は、部分側断面図。 (a),(b)は、別の実施形態を示す部分側断面図。
以下、本発明をウォータジェットルームに具体化した第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示すように、織機の一方のサイドフレーム11にはノズルスタンド12が立設されている。ノズルスタンド12は、サイドフレーム11の内側面にねじ13によってねじ止めされるベースバー14と、ベースバー14の両端から立ち上がる一対の支柱部15,16と、一対の支柱部15,16の上端部に架設された取り付けバー17とから構成されている。取り付けバー17には複数のねじ通し孔171,172,173が緯入れ方向Rに向けて貫設されている。ねじ通し孔171,172,173は、上下に長い長孔である。
図2に示すように、取り付けバー17の正面174(緯入れ方向Rを向く面)にはV型の複数の溝181,182,183からなる溝列18が上下方向(図2の紙面垂直方向)に延びるように凹み形成されており、溝181,182,183にはジョイント19,20,21が嵌入されている。ジョイント19,20,21は、それらの上部の背面192,202,212側(緯入れ方向Rとは反対側を向く面)に一対の斜面193,203,213を備えており、斜面193,203,213が溝181,182,183のV壁面に接合する。
図1に示すように、ジョイント19,20,21の上部にはねじ孔191,201,211がジョイント19,20,21の正面194,204,214(緯入れ方向Rを向く面)と背面192,202,212(図2参照)とを通るように緯入れ方向Rに向けて貫通されている。ねじ通し孔171,172,173を通されたねじ24,25,26は、ねじ孔191,201,211に螺合されている。ジョイント19,20,21は、ねじ24,25,26の締め付けによって取り付けバー17に固定される。ねじ通し孔171,172,173が上下に長い長孔であるため、取り付けバー17に対するジョイント19,20,21の上下位置を調整することができる。
図1及び図2に示すように、ジョイント19,20,21にはノズルホルダ27,28,29がねじ止めされており、ノズルホルダ27,28,29には緯入れ用ノズル30,31,32が装着されている。ノズルホルダ27,28,29には給水管33,34,35(図2に図示)が接続されている。給水管33,34,35は、図示しない圧力水供給源に接続されており、圧力水供給源の圧力水(流体)は、給水管33,34,35及びノズルホルダ27,28,29を介して緯入れ用ノズル30,31,32へ供給される。緯入れ用ノズル30,31,32へ圧力水が供給されると、緯入れ用ノズル30,31,32から水が噴射されて緯入れ用ノズル30,31,32から緯糸Y1,Y2,Y3が射出される。射出された緯糸Y1,Y2,Y3が筬打ちされると、図示しないカッターによって切断分離される。
緯入れ待機中の緯糸Y1,Y2,Y3は、グリッパG1,G2,G3によって把持されており、緯糸Y1,Y2,Y3が緯入れタイミングになると、グリッパG1,G2,G3が開いて緯糸Y1,Y2,Y3がグリッパG1,G2,G3の把持作用から解放される。
図1に示すように、ジョイント19,20,21の下部の正面195,205,215(緯入れ方向Rを向く面であって、以下においては第1取り付け面195,205,215と記す)には円錐凹部196,206,216が凹み形成されている。図6(a)に示すように、ジョイント19,20,21の下部の背面197,207,217(緯入れ方向Rとは反対側を向く面であって、以下においては第2取り付け面197,207,217と記す)には円錐凹部198,208,218が凹み形成されている。ジョイント19,20,21の下部には複数のねじ通し孔199,209,219が円錐凹部196,206,216及び円錐凹部198,208,218の周囲で、ジョイント19,20,21の第2取り付け面197,207,217と第1取り付け面195,205,215とを貫通するように形成されている。ねじ通し孔199,209,219は、緯入れ方向Rに向けて貫設されている。
ノズルホルダ27,28,29の上部の背面271,281,291(緯入れ方向Rとは反対側を向く面)には円錐凹部272,282,292が凹み形成されており、ノズルホルダ27,28,29の上部の正面273,283,293(緯入れ方向Rを向く面)には円錐凹部274,284,294が凹み形成されている。
図1に示すように、ノズルホルダ27,28,29の上部には複数のねじ孔275,285,295が円錐凹部272,282,292及び円錐凹部274,284,294の周囲で、ノズルホルダ27,28,29の上部の正面273,283,293(緯入れ方向Rを向く面)と背面271,281,291〔図6(a),(b)参照〕とを貫通するように形成されている。ねじ孔275,285,295は、緯入れ方向Rに向けて貫設されている。
図6(a),(b)に示すように、円錐凹部196,206,216と円錐凹部272,282,292との間にはボール41が介在されている。ねじ通し孔199,209,219に通されたねじ42は、ねじ孔275,285,295に螺合される。ボール41は、ねじ42の締め付けによって、ノズルホルダ27,28,29とジョイント19,20,21との間に挟み込まれ、これによりノズルホルダ27,28,29がボール41を介してジョイント19,20,21に固定される。
なお、ねじ孔275,285,295に対するねじ42の螺入位置を調整することによってノズルホルダ27,28,29及び緯入れ用ノズル30,31,32の向きを微調整することができる。つまり、ねじ孔275,285,295に対するねじ42の螺入位置を調整することによって緯入れ用ノズル30,31,32の水噴射方向を微調整することができる。
図2、図4(a)及び図5(a)は、緯糸Y1,Y2,Y3が伸縮性の低い糸種の場合における緯入れ用ノズル30,31,32の配置位置、つまりジョイント19,20,21に対するノズルホルダ27,28,29の取り付け位置を示す。ノズルホルダ27,28,29は、いずれも、ノズルホルダ27,28,29の背面271,281,291とジョイント19,20,21の第1取り付け面195,205,215との間にボール41を介在した状態でジョイント19,20,21に取り付けられている。ノズルホルダ27,28,29のねじ孔275,285,295に螺合されたねじ42の頭部43は、各ノズルホルダ27,28,29全てについて、ジョイント19,20,21の下部背面197,207,217に当接している。
図3、図4(b)及び図5(b)は、緯糸Y4が伸縮性の低い糸種の場合における緯入れ用ノズル30の配置位置、及び緯糸Y5,Y6が伸縮性の高い糸種の場合における緯入れ用ノズル31,32の配置位置を示す。ノズルホルダ27は、ノズルホルダ27の背面271をジョイント19の第1取り付け面195にボール41を介して接合した状態でジョイント19に取り付けられている。ノズルホルダ28,29は、ノズルホルダ28,29の正面283,293をジョイント20,21の第2取り付け面207,217にボール41を介して接合した状態でジョイント20,21に取り付けられている。
ノズルホルダ27のねじ孔275に螺合されたねじ42の頭部43は、ジョイント19の下部背面197に当接しており、ノズルホルダ28,29のねじ孔285,295に螺合されたねじ42の頭部43は、ジョイント20,21の正面205,215に当接している。
第1取り付け面195,205,215、第2取り付け面197,207,217、ねじ通し孔199,209,219、ねじ孔275,285,295及びねじ42は、ジョイント19,20,21にノズルホルダ27,28,29を取り付けるための第1取り付け手段を構成する。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)図2、図4(a)及び図5(a)に示す伸縮性の低い糸種Y1,Y2,Y3を緯入れする緯入れ用ノズル30,31,32に付いているノズルホルダ27,28,29は、ジョイント19,20,21の緯入れ方向Rを向く第1取り付け面195,205,215に取り付けられる。図3、図4(b)及び図5(b)に示す伸縮性の低い糸種Y4を緯入れする緯入れ用ノズル30に付いているノズルホルダ27は、ジョイント19の緯入れ方向Rを向く第1取り付け面195に取り付けられ、伸縮性の高い糸種Y5,Y6を緯入れする緯入れ用ノズル31,32に付いているノズルホルダ28,29は、ジョイント20,21の緯入れ方向Rとは反対側を向く第2取り付け面207,217に取り付けられる。
ジョイント19,20,21の第1取り付け面195,205,215あるいは第2取り付け面197,207,217へのノズルホルダ27,28,29の選択的な取り付けは、ノズルホルダ27,28,29のねじ孔275,285,295へのねじ42の螺合によって、簡単に行える。緯糸の伸縮性の高低に応じた第1取り付け面195,205,215及び第2取り付け面197,207,217の使い分けは、緯入れ用ノズル30,31,32からの緯糸の延出長さの調整を容易にする。
(2)ノズルホルダ27,28,29は、向き変えすることなくジョイント19,20,21の第1取り付け面195,205,215と第2取り付け面197,207,217とのいずれか一方に取り付けられる。そのため、ノズルホルダ27,28,29に対する緯入れ用ノズル30,31,32の取り付け向きを変更する必要がなく、ジョイント19,20,21の第1取り付け面195,205,215あるいは第2取り付け面197,207,217へのノズルホルダ27,28,29の取り付けは、容易である。
次に、図7及び図8の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
図7に示すように、ジョイント19,20,21には複数の第1ねじ孔19A,20A,21A及び複数の第1ねじ通し孔19B,20B,21Bが第1取り付け面195,205,215〔図8(a),(b)参照〕と第2取り付け面197,207,217〔図8(a),(b)参照〕とを通って貫通するように形成されている。ノズルホルダ27,28,29には複数のねじ孔27A,28A,29A(以下においては第2ねじ孔27A,28A,29Aと記す)及び複数の第2ねじ通し孔27B,28B,29Bが正面273,283,293〔図8(a),(b)参照〕と背面271,281,291〔図8(a),(b)参照〕とを通って貫通するように形成されている。
緯入れノズル30で伸縮性の低い糸種Y1を緯入れする場合、図8(a)に示すように、ジョイント19の第1取り付け面195にノズルホルダ27を取り付けるには、ねじ42が第1ねじ通し孔19Bを通して第2ねじ孔27Aに螺合される。ねじ42の頭部43は、ジョイント19,20,21の緯入れ方向Rとは反対側を向く第2取り付け面197に接合している。
緯入れノズル31,32で伸縮性の高い糸種Y5,Y6を緯入れする場合、図8(b)に示すように、ジョイント20,21の第2取り付け面207,217にノズルホルダ28,29を取り付けるには、ねじ42が第2ねじ通し孔28B,29Bを通して第1ねじ孔19Aに螺合される。ねじ42の頭部43は、ノズルホルダ27,28,29の緯入れ方向Rとは反対側を向く背面281,291に接合している。
つまり、第2の実施形態では、ジョイント19,20,21の第1取り付け面195,205,215及び第2取り付け面197,207,217に対するノズルホルダ27,28,29の取り付け及び緯入れノズル30,31,32の噴射方向調整は、いつも同じ側(緯入れ方向Rとは反対側)でねじ42の頭部43を回動操作することによって行える。そのため、緯糸の伸縮性の高低に応じて緯糸の延出長さの調整するための緯入れ用ノズル30,31,32の位置変更の操作性が向上する。
次に、図9〜図11の第3の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
図11(a),(b)に示すように、ノズルスタンド12の取り付けバー17の背面175には溝184,185,186からなる溝列18Aが凹み形成されている。溝184,185,186は、溝181,182,183と同形同大であって溝181,182,183と背中合わせに1対1に対応している。図9に示すように、ジョイント19,20,21は、それらの背面192,202,212側(緯入れ方向Rとは反対側の面、すなわち第3取り付け面)に一対の斜面19C,20C,21Cを備えており、斜面19C,20C,21Cが溝181,182,183のV壁面に接合可能であり、それらの正面194,204,214側(緯入れ方向Rの面、すなわち第4取り付け面)に一対の斜面19D,20D,21Dを備えており、斜面19D,20D,21Dが溝184,185,186のV壁面に接合可能である。
図10(a)及び図11(a)は、溝181,182,183にジョイント19,20,21を取り付けた状態を示す。ねじ通し孔171,172,173を通されたねじ24,25,26は、ねじ孔191,201,211に螺合されており、ジョイント19,20,21の背面192,202,212が取り付けバー17の正面174(以下においては第1取り付け面174と記す)に対向している。ジョイント19,20,21は、ねじ24,25,26の締め付けによって取り付けバー17に固定される。
図10(b)及び図11(b)は、溝184,185,186にジョイント19,20,21を取り付けた状態を示す。ねじ通し孔171,172,173を通されたねじ24,25,26は、ねじ孔191,201,211に螺合されており、ジョイント19,20,21の正面194,204,214が取り付けバー17の背面175(以下においては第2取り付け面175と記す)に対向している。ジョイント19,20,21は、ねじ24,25,26の締め付けによって取り付けバー17に固定される。
第1取り付け面174、第2取り付け面175、ねじ通し孔171,172,173、ねじ孔191,201,211及びねじ24,25,26は、ノズルスタンド12にジョイント19,20,21を取り付けるための第2取り付け手段を構成する。
第3の実施形態では以下の効果が得られる。
(3)取り付けバー17の第1取り付け面174あるいは第2取り付け面175へのジョイント19,20,21の取り付けは、ジョイント19,20,21のねじ孔191,201,211へのねじ24,25,26の螺合によって、簡単に行える。緯糸の伸縮性の高低に応じた第1取り付け面174及び第2取り付け面175の使い分けは、緯入れ用ノズル30,31,32からの緯糸の延出長さの調整を容易にする。
(4)ジョイント19,20,21は、向き変えすることなく第1取り付け面174と第2取り付け面175とのいずれか一方に取り付けられる。そのため、ジョイント19,20,21に対するノズルホルダ27,28,29の取り付け向きを変更する必要がなく、第1取り付け面174あるいは第2取り付け面175へのジョイント19,20,21の取り付けは、容易である。
次に、図12及び図13の第4の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
図12(a),(b)及び図13(a),(b)に示すように、取り付けバー17にはジョイント47,48,49が跨り支持されており、ジョイント47,48,49にはノズルホルダ27,28,29がねじ42によって締め付け固定されている。ジョイント47,48,49の一対の垂下部50,51の基部52,53にはねじ通し孔521,531が貫設されており、取り付けバー17にはねじ孔176が貫設されている。ねじ24,25,26は、ねじ通し孔521又はねじ通し孔531に通されてねじ孔176に螺合されている。
図13(a),(b)に示すように、ジョイント47,48,49の一対の垂下部50,51にはねじ孔501,511が緯入れ方向Rに向けて形成されている。ノズルホルダ27,28,29は、ねじ42をねじ孔501又はねじ孔511に螺合することによって、垂下部50の取り付け面502,503又は垂下部51の取り付け面512,513に取り付けられる。
図13(a)では、ジョイント47,48,49は、垂下部50が取り付けバー17の前側(緯入れ方向Rの側)にくるように、取り付けバー17に跨り支持されている。図13(b)では、ジョイント47,48,49は、垂下部51が取り付けバー17の前側にくるように、取り付けバー17に跨り支持されている。
本実施形態では、取り付けバー17からの垂下部50の取り付け面502,503の離間距離、取り付けバー17からの垂下部51の取り付け面512,513の離間距離は、それぞれ異なっている。そのため、ジョイント47,48,49に対するノズルホルダ27,29,30の取り付け可能位置が計8箇所となり、緯糸の伸縮性に応じた緯入れ用ノズル30,31,32からの緯糸の延出長さの調整を簡単かつきめ細かく行なうことができる。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○図14(a),(b)に示すように、ノズルホルダ27,28,29の正面273,283,293側及び背面271,281,291側のいずれか一方(図示の例では背面271,281,291側)にのみ円錐凹部272,282,292を備えてもよい。この場合、ジョイント19,20,21の下部背面197,207,217側にノズルホルダ27,28,29を取り付ける場合には、ノズルホルダ27,28,29の前後の向きを変える(ノズルホルダ27,28,29の背面271,281,291が緯入れ方向Rを向くように向き変えをする)必要がある。これに伴い、ノズルホルダ27,28,29に対する緯入れ用ノズル30,31,32の取り付け向きを逆にする必要がある。
○ノズルホルダ27,28,29にのみ第1取り付け面としての円錐凹部272,282,292、第2取り付け面としての円錐凹部274,284,294を設け、ジョイント19,20,21の正面194,204,214側に設けられた円錐凹部196,206,216とボール41を介して接合する向きを変えることで緯入れ用ノズル30,31,32の緯入れ方向の位置を調整してもよい。この場合、例えば、ノズルホルダ27,28,29の下部の緯入れ方向における中心(例えば、給水管33,34,35に対するノズルホルダ27,28,29の接続口の中心)が円錐凹部274,284,294と円錐凹部196,206,216との間の中心よりも緯入れ方向の側に位置するようにずらせばよい。このようにした場合のずれ量をΔと記すと、ノズルホルダ27,28,29の向き変えをしたときの緯入れ用ノズル30,31,32の位置変位量は、ずれ量Δの2倍となる。
○第1の実施形態と第3の実施形態とを併用して実施することもできる。
○第2の実施形態と第3の実施形態とを併用して実施することもできる。
○第4の実施形態において、取り付け面502,503,512,513のうち、互いに同じ方向を向く取り付け面、例えば緯入れ方向R側に向く取り付け面502,513のみを第1取り付け面及び第2取り付け面としてもよい。
○2つの緯入れ用ノズル、あるいは4つ以上の緯入れ用ノズルを用いた織機に本発明を適用してもよい。
○単一の緯入れ用ノズルのみを用いた織機に本発明を適用してもよい。
○エアジェットルームに本発明を適用してもよい。
12…ノズルスタンド。13…ねじ。174…第1取り付け面。175…第2取り付け面。19,20,21…ジョイント。191,201,211…ねじ孔。192,202,212…第3取り付け面。194,204,214…第4取り付け面。27,28,29…ノズルホルダ。30,31,32…緯入れ用ノズル。195,205,215…第1取り付け面。197,207,217…第2取り付け面。199,209,219…ねじ通し孔。27A,28A,29A…第2ねじ孔。42…ねじ。27B,28B,29B…第2ねじ通し孔。19A,20A,21A…第1ねじ孔。19B,20B,21B…第1ねじ通し孔。Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6…緯糸。R…緯入れ方向。

Claims (7)

  1. 流体の噴射によって緯糸を緯入れする緯入れ用ノズルにはノズルホルダが装着されており、前記ノズルホルダは、固定されたノズルスタンドにジョイントを介して支持されているジェットルームにおける緯入れ装置において、
    前記ノズルホルダ、前記ノズルスタンド及び前記ジョイントの少なくとも1つには、第1取り付け面と、前記第1取り付け面とは緯入れ方向にずらされた第2取り付け面とを備えているジェットルームにおける緯入れ装置。
  2. 前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数のねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数のねじ孔と、前記ねじ通し孔を通って前記ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  3. 前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数の第1ねじ孔と、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを貫通する複数の第1ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ孔と、前記第1ねじ通し孔を通って前記第2ねじ孔に螺合され、又は前記第2ねじ通し孔を通って前記第1ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  4. 前記ノズルスタンドに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ノズルスタンドを貫通するねじ通し孔と、前記ジョイントに設けられた複数のねじ孔と、前記ねじ通し孔を通って前記ねじ孔に螺合されるねじとを備えている請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  5. 前記ジョイントは、前記ノズルスタンドの前記第1取り付け面に取り付けられる第3取り付け面と、前記ノズルスタンドの前記第2取り付け面に取り付けられる第4取り付け面とを備えている請求項4に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  6. 前記ノズルホルダ及び前記ノズルスタンドの両方に前記第1取り付け面と第2取り付け面とが設けられている請求項1乃至請求項4のいずれか1項にジェットルームにおける緯入れ装置。
  7. 前記緯入れ用ノズルが複数用いられており、前記ノズルホルダ及び前記ジョイントは、前記緯入れ用ノズルと同数あり、前記ノズルスタンドは、1つである請求項1乃至請求項6のいずれか1項にジェットルームにおける緯入れ装置。
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