JP2011026729A - ジェットルームにおける緯入れ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】図6(a)は、緯糸Y1が伸縮性の低い糸種の場合におけるノズルホルダ27の取り付け位置を示す。ノズルホルダ27は、いずれも、ねじの締め付けによってノズルホルダ27の背面271をジョイント19の第1取り付け面195にボール41を介在した状態でジョイント19に取り付けられている。図6(b)は、緯糸Y5,Y6が伸縮性の高い糸種の場合におけるノズルホルダ28,29の取り付け位置を示す。ノズルホルダ28,29は、ねじの締め付けによってノズルホルダ28,29の正面283,293をジョイント20,21の第2取り付け面207,217にボール41を介在した状態でジョイント20,21に取り付けられている。
【選択図】図6
Description
本発明は、部品点数増をもたらすことなく、緯糸の延出長さを容易に変更できるようにすることを目的とする。
好適な例では、前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数の第1ねじ孔と、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを貫通する複数の第1ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ孔と、前記第1ねじ通し孔を通って前記第2ねじ孔に螺合され、又は前記第2ねじ通し孔を通って前記第1ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている。
好適な例では、前記ジョイントは、前記ノズルスタンドの前記第1取り付け面に取り付けられる第3取り付け面と、前記ノズルスタンドの前記第2取り付け面に取り付けられる第4取り付け面とを備えている。
好適な例では、前記ノズルホルダ及び前記ノズルスタンドの両方に前記第1取り付け面と第2取り付け面とが設けられている。
好適な例では、前記緯入れ用ノズルが複数用いられており、前記ノズルホルダ及び前記ジョイントは、前記緯入れ用ノズルと同数あり、前記ノズルスタンドは、1つである。
図1に示すように、織機の一方のサイドフレーム11にはノズルスタンド12が立設されている。ノズルスタンド12は、サイドフレーム11の内側面にねじ13によってねじ止めされるベースバー14と、ベースバー14の両端から立ち上がる一対の支柱部15,16と、一対の支柱部15,16の上端部に架設された取り付けバー17とから構成されている。取り付けバー17には複数のねじ通し孔171,172,173が緯入れ方向Rに向けて貫設されている。ねじ通し孔171,172,173は、上下に長い長孔である。
(1)図2、図4(a)及び図5(a)に示す伸縮性の低い糸種Y1,Y2,Y3を緯入れする緯入れ用ノズル30,31,32に付いているノズルホルダ27,28,29は、ジョイント19,20,21の緯入れ方向Rを向く第1取り付け面195,205,215に取り付けられる。図3、図4(b)及び図5(b)に示す伸縮性の低い糸種Y4を緯入れする緯入れ用ノズル30に付いているノズルホルダ27は、ジョイント19の緯入れ方向Rを向く第1取り付け面195に取り付けられ、伸縮性の高い糸種Y5,Y6を緯入れする緯入れ用ノズル31,32に付いているノズルホルダ28,29は、ジョイント20,21の緯入れ方向Rとは反対側を向く第2取り付け面207,217に取り付けられる。
図7に示すように、ジョイント19,20,21には複数の第1ねじ孔19A,20A,21A及び複数の第1ねじ通し孔19B,20B,21Bが第1取り付け面195,205,215〔図8(a),(b)参照〕と第2取り付け面197,207,217〔図8(a),(b)参照〕とを通って貫通するように形成されている。ノズルホルダ27,28,29には複数のねじ孔27A,28A,29A(以下においては第2ねじ孔27A,28A,29Aと記す)及び複数の第2ねじ通し孔27B,28B,29Bが正面273,283,293〔図8(a),(b)参照〕と背面271,281,291〔図8(a),(b)参照〕とを通って貫通するように形成されている。
図11(a),(b)に示すように、ノズルスタンド12の取り付けバー17の背面175には溝184,185,186からなる溝列18Aが凹み形成されている。溝184,185,186は、溝181,182,183と同形同大であって溝181,182,183と背中合わせに1対1に対応している。図9に示すように、ジョイント19,20,21は、それらの背面192,202,212側(緯入れ方向Rとは反対側の面、すなわち第3取り付け面)に一対の斜面19C,20C,21Cを備えており、斜面19C,20C,21Cが溝181,182,183のV壁面に接合可能であり、それらの正面194,204,214側(緯入れ方向Rの面、すなわち第4取り付け面)に一対の斜面19D,20D,21Dを備えており、斜面19D,20D,21Dが溝184,185,186のV壁面に接合可能である。
(3)取り付けバー17の第1取り付け面174あるいは第2取り付け面175へのジョイント19,20,21の取り付けは、ジョイント19,20,21のねじ孔191,201,211へのねじ24,25,26の螺合によって、簡単に行える。緯糸の伸縮性の高低に応じた第1取り付け面174及び第2取り付け面175の使い分けは、緯入れ用ノズル30,31,32からの緯糸の延出長さの調整を容易にする。
図12(a),(b)及び図13(a),(b)に示すように、取り付けバー17にはジョイント47,48,49が跨り支持されており、ジョイント47,48,49にはノズルホルダ27,28,29がねじ42によって締め付け固定されている。ジョイント47,48,49の一対の垂下部50,51の基部52,53にはねじ通し孔521,531が貫設されており、取り付けバー17にはねじ孔176が貫設されている。ねじ24,25,26は、ねじ通し孔521又はねじ通し孔531に通されてねじ孔176に螺合されている。
○図14(a),(b)に示すように、ノズルホルダ27,28,29の正面273,283,293側及び背面271,281,291側のいずれか一方(図示の例では背面271,281,291側)にのみ円錐凹部272,282,292を備えてもよい。この場合、ジョイント19,20,21の下部背面197,207,217側にノズルホルダ27,28,29を取り付ける場合には、ノズルホルダ27,28,29の前後の向きを変える(ノズルホルダ27,28,29の背面271,281,291が緯入れ方向Rを向くように向き変えをする)必要がある。これに伴い、ノズルホルダ27,28,29に対する緯入れ用ノズル30,31,32の取り付け向きを逆にする必要がある。
○第2の実施形態と第3の実施形態とを併用して実施することもできる。
○第4の実施形態において、取り付け面502,503,512,513のうち、互いに同じ方向を向く取り付け面、例えば緯入れ方向R側に向く取り付け面502,513のみを第1取り付け面及び第2取り付け面としてもよい。
○単一の緯入れ用ノズルのみを用いた織機に本発明を適用してもよい。
Claims (7)
- 流体の噴射によって緯糸を緯入れする緯入れ用ノズルにはノズルホルダが装着されており、前記ノズルホルダは、固定されたノズルスタンドにジョイントを介して支持されているジェットルームにおける緯入れ装置において、
前記ノズルホルダ、前記ノズルスタンド及び前記ジョイントの少なくとも1つには、第1取り付け面と、前記第1取り付け面とは緯入れ方向にずらされた第2取り付け面とを備えているジェットルームにおける緯入れ装置。 - 前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数のねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数のねじ孔と、前記ねじ通し孔を通って前記ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
- 前記ジョイントに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ジョイントを貫通する複数の第1ねじ孔と、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを貫通する複数の第1ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ通し孔と、前記ノズルホルダに設けられた複数の第2ねじ孔と、前記第1ねじ通し孔を通って前記第2ねじ孔に螺合され、又は前記第2ねじ通し孔を通って前記第1ねじ孔に螺合される複数のねじとを備えている請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
- 前記ノズルスタンドに前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とが設けられ、前記第1取り付け面と前記第2取り付け面とを通って前記ノズルスタンドを貫通するねじ通し孔と、前記ジョイントに設けられた複数のねじ孔と、前記ねじ通し孔を通って前記ねじ孔に螺合されるねじとを備えている請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
- 前記ジョイントは、前記ノズルスタンドの前記第1取り付け面に取り付けられる第3取り付け面と、前記ノズルスタンドの前記第2取り付け面に取り付けられる第4取り付け面とを備えている請求項4に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
- 前記ノズルホルダ及び前記ノズルスタンドの両方に前記第1取り付け面と第2取り付け面とが設けられている請求項1乃至請求項4のいずれか1項にジェットルームにおける緯入れ装置。
- 前記緯入れ用ノズルが複数用いられており、前記ノズルホルダ及び前記ジョイントは、前記緯入れ用ノズルと同数あり、前記ノズルスタンドは、1つである請求項1乃至請求項6のいずれか1項にジェットルームにおける緯入れ装置。
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