JP2021017665A - 空気噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】緯入れ用の各メインノズルの上流側で軸線方向に見て軸心を一致させて配置された2つの補助メインノズルを備え、各補助メインノズルがノズルボディにおいて保持ブロックを介して織機フレーム上に支持されており、2つの補助メインノズルが連結構造により連結された空気噴射式織機の緯入れ装置において、製織中に発生する振動による両補助メインノズルの軸心の位置のズレが発生するのを可及的に防止することを目的とする。【解決手段】連結構造が、各保持ブロックに形成された取付面であって直交する2つの取付面から成る取付部と、両保持ブロックを連結する連結部材であって2つの取付面と同時に当接し得るように断面L字型に形成されると共に長手方向に関し2つの保持ブロック間の距離よりも大きい寸法を有する連結部材とを含む。【選択図】図1
Description
本発明は、緯入れ用の各メインノズルの上流側で軸線方向に見て軸心を一致させて配置された2つの補助メインノズルを備え、各補助メインノズルがノズルボディにおいて保持ブロックを介して織機フレーム上に支持されており、2つの補助メインノズルが連結構造により連結された空気噴射式織機の緯入れ装置に関する。
空気噴射式織機の緯入れ装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。その緯入れ装置においては、複数のメインノズルが備えられており、各メインノズルに対し、その上流側に2つの補助メインノズルが設けられている。なお、一般的には、各メインノズルに対し設けられる複数の補助メインノズルの各組は、その軸線方向に見て軸心が一致する配置で直列的に設けられている。
その上で、特許文献1の緯入れ装置においては、その2つの補助メインノズルの前記のような直列的な配置を精度良く実現するために、上流側の補助メインノズルと下流側の補助メインノズルとを連結する連結構造が採用されている。具体的には、その連結構造は、各補助メインノズルに取り付けられたホルダ(保持ブロック)を、2本の棒状の結合部材で連結する構成となっている。なお、その連結されるホルダは、補助メインノズルを織機フレーム上で支持するためのブロック状の部材であって、補助メインノズルにおける加速管が接続されるノズルボディに取り付けられている。
なお、特許文献1には開示されていないが、一般的な空気噴射式織機においては、補助メインノズルを支持するための支持スタンドが織機フレームに対し取り付けられており、各補助メインノズルは、その支持スタンドによって織機フレームに対し支持されている。また、その支持スタンドに対する補助メインノズルの支持は、補助メインノズルに取り付けられた保持ブロック(特許文献1で言うホルダ)が支持スタンドに取り付けられるかたちで行われている。そして、特許文献1のように各組の2つの補助メインノズルが連結構造によって連結されている場合には、その一方の補助メインノズルに取り付けられた保持ブロック(ホルダ)において、その連結された2つの補助メインノズルが支持されることとなる。
ところで、空気噴射式織機においては、その運転中、筬打ち動作等の製織動作によって大きな振動が発生し、それに伴って織機フレームも振動する。そして、織機フレームが振動する結果として、織機の運転中(製織中)においては、織機フレームに取り付けられた支持スタンドも常に振動した状態となる。
なお、そのように支持スタンドが振動すると、その支持スタンドに支持されている補助メインノズルも製織中において振動する(揺れ動く)。その場合において、特許文献1のように2つの補助メインノズル(ホルダ)を連結する部材が棒材であると、その振動に伴って棒材に撓みが生じる場合があり、そのような撓みが発生すると両補助メインノズルの軸心の位置が一致していない状態となる。そして、そのような状態が緯入れ中に発生すると、補助メインノズル間において気流の乱れが発生したり、補助メインノズルにおける加速管の噴出口や緯糸の導入口の部分において緯糸に擦れが発生したりして、緯糸の飛走抵抗が増大し、その結果として緯入れに悪影響を及ぼす虞がある。
そこで、本発明は、上流側の補助メインノズル及び下流側の補助メインノズルを連結構造で連結する構成において、前記した振動による両補助メインノズルの軸心の位置のズレが発生するのを可及的に防止できる、空気噴射式織機における緯入れ装置の構成を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明は、前述のような緯入れ装置において、連結構造が、各保持ブロックに形成された取付面であって直交する2つの取付面から成る取付部と、両保持ブロックを連結する連結部材であって2つの取付面と同時に当接し得るように断面L字型に形成されると共に長手方向に関し2つの保持ブロック間の距離よりも大きい寸法を有する連結部材とを含むことを特徴とする。
また、そのような本発明による緯入れ装置において、連結構造は、各保持ブロックに対し連結部材を固定するネジ部材であって固定時に連結部材に形成された挿通孔に挿通されるネジ部材を含み、連結部材における挿通孔のうち少なくとも一方が、長手方向に長い長孔に形成されるものとしても良い。
本発明による緯入れ装置によれば、その連結構造において、2つの補助メインノズルを連結する連結部材は、断面L字型の部材として形成されている。すなわち、その連結部材は、2つの板材を板面が直交するように組み合わせて一体化したような構成となっていて、それ自体が長手方向と直交する方向に撓みにくいものとなっている。それにより、製織中において前記したような振動が作用しても、連結部材の撓みによる補助メインノズルの軸心の位置のズレが発生しにくい。その結果として、補助メインノズルの軸心の位置のズレを可及的に防止でき、前記のように緯入れに悪影響を及ぼすといった問題が発生しない。
また、連結構造を前記のようなネジ部材を含む構成とした上で、ネジ部材が挿通される連結部材の挿通孔のうちの少なくとも一方を長孔に形成することにより、補助メインノズルへの糸通し作業が容易に行えるようになる。
詳しくは、緯入れ装置において、例えば給糸切れ等が発生した場合、2つの補助メインノズルに対し緯糸を通し直す糸通し作業が行われる。その糸通し作業は、作業者が緯糸の先端部を手で持って上流側の補助メインノズルの導入口に近づけ、その状態で糸通し用のエアの噴射動作を補助メインノズルに行わせることで、負圧の作用で緯糸が補助メインノズル内に吸い込まれ、上流側、下流側の順番で補助メインノズルに対し緯糸が通されるように行われる。
なお、通常は1回の前記噴射動作で2つの補助メインノズルに対し緯糸が通されるようにその作業が行われるが、場合によっては、上流側の補助メインノズル内を通過した緯糸の先端部が下流側の補助メインノズルの導入口に導入されず、下流側の補助メインノズルに対し再度その作業を行わなければならなくなることがある。その場合には、作業者が緯糸の先端部を再び手で持って下流側の補助メインノズルの導入口に近づけなければならないが、一般的には、2つの補助メインノズルの間隔はその設置状態において狭いため、その作業は、非常に困難であって手間を要する。それに対し、ネジ部材が挿通される連結部材の挿通孔のうちの少なくとも一方を長孔に形成したものとすれば、2つの補助メインノズルの間隔を前記設置状態の間隔よりも広げることができるため、下流側の補助メインノズルに対する再度の糸通し作業を行うにあたりその間隔を広げることで、その作業が容易に行えることとなる。
以下では、図1及び図2に基づき、本発明が適用された空気噴射式織機の緯入れ装置の一実施形態(実施例)について説明する。
図示のように、緯入れ装置3は、緯入れのための複数のメインノズル5を備えている。その各メインノズル5は、筬7を支持するリードホルダ9上に設けられている。また、緯入れ装置3は、そのメインノズル5の上流側に配置された補助メインノズル10を備えている。なお、その緯入れ装置3においては、各メインノズル5に対し2本の補助メインノズル10、10の組が対応付けられて設けられている。そして、各組の補助メインノズル10、10は、その軸線方向に見て軸心が一致する配置で直列的に設けられ、その軸線が対応するメインノズル5の後端を指向するように設けられている。
その上で、各補助メインノズル10は、織機フレーム1aに取り付けられた支持スタンド30に支持されており、織機上において固定的に配置されている。その支持スタンド30は、織機フレーム1aに固定されるベース部30a上に立設された支持シャフト30b、及び補助メインノズル10の各組に対応させて設けられると共に支持シャフト30bに取り付けられた複数の支持部材30cを有している。そして、補助メインノズル10の各組は、対応する支持部材30cを介して支持シャフト30bに支持されている。
なお、補助メインノズル10は、ノズル本体としてのノズルボディ10aと、ノズルボディ10aに挿入されてその後端部分が緯糸を導入するための導入口となるスレッドガイド10bと、ノズルボディ10aの先端部分に取り付けられる加速管10cとで構成されている。また、緯入れ装置3は、補助メインノズル10毎に設けられた保持ブロック40であって、補助メインノズル10を支持スタンド30に支持された状態とするための保持ブロック40を備えている。
その保持ブロック40は、ブロック状の部材であり、補助メインノズル10のノズルボディ10aを嵌挿可能な貫通孔42を有している。そして、補助メインノズル10は、その保持ブロック40の貫通孔42に対しノズルボディ10aが嵌挿されるかたちで、保持ブロック40と組み合わされている。その上で、その保持ブロック40が支持スタンド30における支持部材30cに対し直接的又は間接的に取り付けられることで、各補助メインノズル10は支持スタンド30に対し支持された状態となっている。
そして、その緯入れ装置3においては、各補助メインノズル10は、ノズルボディ10aに取り付けられた管継手20により、空気供給管22を介して圧縮空気の供給源(図示略)に接続されている。但し、その空気供給管22の管路中には、補助メインノズル10への圧縮空気の供給を制御するための電磁バルブ(図示略)が介装されている。
以上のような緯入れ装置3において、本発明では、各組(各2つ)の補助メインノズル10、10が、前記のような配置で連結構造50により連結される。そして、その連結構造50は、各保持ブロック40に形成された取付面44a、44bであって直交する2つの取付面44a、44bから成る取付部44と、両保持ブロック40を連結する連結部材52であって2つの取付面44a、44bと同時に当接し得るように断面L字型に形成される連結部材52とを含んで構成される。その上で、本実施例は、その連結構造50が、両保持ブロック40と連結部材52とがネジ部材54で連結されるように構成された例とする。その本実施例の連結構造50について、詳しくは以下の通りである。
保持ブロック40は、その貫通孔42の貫通方向と平行な2面であって互いに直交する2面である2つの取付面44a、44bを有している。そして、その2つの取付面44a、44bにより連結構造50における取付部44が構成されている。なお、保持ブロック40において各取付面44a、44bは貫通孔42の貫通方向と平行を成していることから、前記のように保持ブロック40に対し補助メインノズル10が組み合わされることで、各取付面44a、44bと補助メインノズル10の軸線方向とが平行を成した状態となる。
連結部材52は、断面がL字型を成すように形成されている。より詳しくは、連結部材52は、板厚方向に見て長方形状を成す2つの板材がその長手方向(板面の長辺方向)の両側縁の一方をつき合わされた状態で互いに直交するようにして組み合わされてそれを一体化したような形状を成している。したがって、連結部材52は、板面が互いに直交する2つの平板部52a、52bを有している。
なお、その連結部材52の前記長手方向における寸法は、想定される各組の補助メインノズル10、10の間隔に応じたものとなっている。より詳しくは、緯入れ装置3において、各組の2つの補助メインノズル10、10の間隔は、緯入れが適切に行われるように設定される必要があり、それを踏まえてその間隔が予め定められる。そして、その補助メインノズル10、10の間隔が定められる結果として、補助メインノズル10、10におけるノズルボディ10a、10aの間隔が定まり、それに伴い、そのノズルボディ10a、10aを支持する保持ブロック40、40の間隔も定まる。その上で、連結部材52は、そのような間隔で設置される両保持ブロック40、40を連結するものであることから、その前記長手方向においてそのように定められた両保持ブロック40、40の間隔(距離)よりも大きい寸法を有している。
また、各保持ブロック40には、前記した各取付面44a、44bに開口する雌ネジ孔(図示略)が形成されている。但し、両雌ネジ孔は、前記貫通方向において重複しない位置に形成されている。さらに、連結部材52における各平板部52a、52bには、前記長手方向における両端側の位置であって各保持ブロック40に形成された雌ネジ孔に対応する位置において、ネジ部材54を挿通可能な挿通孔56a、56bが形成されている。その上で、連結部材52と保持ブロック40との連結は、連結部材52を各保持ブロック40の両取付面44a、44bに当接させた状態で、ネジ部材54を各挿通孔56a、56bに挿通して各雌ネジ孔に螺挿するかたちで行われる。
なお、前記した支持スタンド30による補助メインノズル10の支持について、本実施例では、補助メインノズル10、10の各組は、下流側の補助メインノズル10が支持スタンド30における支持部材30cに対し取り付けられることで、支持スタンド30に支持された状態とされる。したがって、補助メインノズル10、10の各組は、下流側の補助メインノズル10が支持スタンド30(支持部材30c)に対し直接的に支持されると共に、上流側の補助メインノズル10が連結部材52を介して支持スタンド30に間接的に支持された状態とされる。
その上で、前記した支持部材30cに対する下流側の補助メインノズル10の取り付けは、本実施例では、前記した連結部材52と保持ブロック40とを連結するネジ部材54を用いて行われている。すなわち、連結部材52と保持ブロック40とを連結するネジ部材54と支持部材30cに対し下流側の補助メインノズル10を取り付けるためのネジ部材54とが共通となっている。具体的には、支持スタンド30における支持部材30cには、その側面に開口する貫通孔(図示略)が形成されている。その上で、ネジ部材54が、その貫通孔及び連結部材52の一端側における一方の平板部52aに形成された挿通孔56aに挿通され、保持ブロック40の雌ネジ孔に螺挿される。それにより、支持部材30cと連結部材52とがネジ部材54によって共締めされた状態となり、下流側の補助メインノズル10が支持部材30c(支持スタンド30)に取り付けられた状態とされる。
また、本実施例では、連結部材52における他端側の両挿通孔56b、56bは、補助メインノズル10、10が前記のように支持スタンド30に支持されて設置された状態(設置状態)から上流側の補助メインノズル10を下流側の補助メインノズル10に対し離間する方向へ変位させることができるように、前記長手方向に長い長孔として形成されている。したがって、下流側の補助メインノズル10に組み合わされる保持ブロック40は、連結部材52に対し、その取り付け位置を前記長手方向に変更可能となっている。それにより、本実施例では、その取り付け位置を変更して保持ブロック40の間隔(距離)を前記設置状態での間隔よりも広げ、補助メインノズル10の間隔を前記設置状態での間隔よりも広げることが可能となっている。
以上のように本実施例の緯入れ装置3では、2つの補助メインノズル10が連結構造50における断面L字型の連結部材52で連結されている。なお、その連結部材52において、各平板部52a、52bは、板状であることから、前記長手方向と直交する方向に撓みにくい。そして、連結部材52は、そのような両平板部52a、52bの板面が直交するように形成されていることから、全体として前記長手方向と直交する方向に撓みにくいものとなっている。したがって、そのような緯入れ装置3によれば、製織中の振動が補助メインノズル10に作用しても、連結部材52の撓みによる補助メインノズル10、10の軸心の位置のズレが発生しにくい。そして、その結果として、補助メインノズル10、10の軸心の位置のズレを可及的に防止でき、緯入れに悪影響が及ぶといった問題が発生しない。
さらに、連結構造50を前記のようなネジ部材54を含む構成とした上で、連結部材52における他端側の両挿通孔56b、56bを前記のような長孔としたことにより、前記のように補助メインノズル10、10の間隔を前記設置状態での間隔よりも広げることができる。それにより、補助メインノズル10、10に対し糸通し作業を行う必要性が生じた場合において、その間隔を広げることでその糸通し作業が容易に行えることとなる。
以上では、本発明が適用された空気噴射式織機の緯入れ装置の一実施形態(以下、「前記実施例」と言う。)について説明した。しかし、本発明は、前記実施例において説明したものに限定されるものではなく、以下のような別の実施形態(変形例)での実施も可能である。
(1)連結構造における連結部材について、前記実施例では、その連結部材52は、それによって連結される2つの補助メインノズル10、10の間隔(以下、単に「間隔」とも言う。)が変更できるように、各連結部材52における保持ブロック40と連結部材52とを連結するネジ部材54が挿通される挿通孔56a、56bのうちの他端側の両挿通孔56bが、そのような間隔変更を可能とする長孔として形成されている。しかし、本発明の緯入れ装置において、そのように連結部材を前記間隔が変更可能であるように構成する場合、すなわち、その挿通孔を間隔変更が可能な長孔とする場合であっても、そのような長孔として形成される挿通孔は、連結部材の一端側の両挿通孔であっても良いし、両端の各挿通孔であっても良い。
但し、本発明の緯入れ装置においては、連結構造が前記間隔を変更可能であるように構成されることは必須ではない。したがって、その連結構造は、ネジ部材により連結部材と保持ブロックとを連結するような構成において、その連結部材における各挿通孔がネジ部材の軸部に対応した丸孔で形成されていても良い。また、連結構造は、そのように連結部材と保持ブロックとをネジ部材で連結するような構成に限らず、両者を接着等で固定するように構成されていても良い。
なお、前述のように、補助メインノズル10、10の各組の前記間隔は、適切な緯入れを行うことを踏まえて予め定められている。したがって、前記のような間隔変更を実現するための長孔(間隔変更用の長孔)は、糸通し作業のために前記間隔を変更した後で、前記設置状態の間隔を容易に再現できるように形成されているのが好ましい。そこで、その間隔変更用の長孔は、前記長手方向における長孔の端部にネジ部材54の軸部が接している状態で前記間隔が前記設置状態の間隔となるように形成される。
その上で、連結構造は、前記設置状態での前記間隔を変更(調整)できるように構成されていても良い。詳しくは、前記設置状態での前記間隔は、緯入れに使用される緯糸の種類や緯入れ条件等の条件によって異なる場合がある。そこで、前記設置状態での前記間隔を調整できるようにすることを目的として、挿通孔を長孔に形成しても良い。その場合、その前記間隔を調整するための長孔(間隔調整用の長孔)は、種々の緯入れを踏まえて適当と考えられる基準となる前記間隔を定めた上で、その前記間隔となるような挿通孔の位置に対し前記長手方向における両側に長い長孔として形成される。
なお、その間隔調整用の長孔での連結部材と保持ブロックとの連結は、前記条件を踏まえてその連結位置が確定された後は、前記条件が変更されない限りその連結状態が維持される。また、前記実施例のように糸通し作業のために前記間隔も変更するように連結構造を構成する場合には、連結部材における一方の側の両挿通孔が間隔変更用の長孔として形成され、他方の側の両挿通孔が間隔調整用の長孔として形成されることとなる。
(2)支持スタンドの支持部材に対する補助メインノズルの取り付けについて、前記実施例では、補助メインノズル10の各組は、下流側の補助メインノズル10が支持スタンド30における支持部材30cに対し取り付けられることで、支持スタンド30に支持された状態とされている。しかし、本発明において、その補助メインノズル10の各組の支持は、上流側の補助メインノズル10を支持スタンド30の支持部材30cに対して取り付けるかたちで行われても良い。その場合には、上流側の補助メインノズル10が支持スタンド30に対し直接的に支持されると共に、下流側の補助メインノズル10が連結部材52を介して支持スタンド30に間接的に支持された状態となる。
また、そのようにいずれかの補助メインノズル10を支持スタンド30の支持部材30cに対し直接的に支持された状態とするような構成には限らず、連結部材52における保持ブロック40が連結される位置とは別の位置(例えば、両連結位置の間)において連結部材52が支持スタンド30に支持されることで、補助メインノズル10の各組が支持スタンド30に支持されるような構成としても良い。
(3)本発明が適用される緯入れ装置について、前記実施例の緯入れ装置3では、補助メインノズル10を支持スタンド30に対し支持された状態とするための保持ブロック40を補助メインノズル10のノズルボディ10aとは別の部材としている。そして、補助メインノズル10を支持スタンド30に支持された状態とするにあたっては、その保持ブロック40に対し補助メインノズル10を組み付けた上で、その支持が行われるようにしている。しかし、本発明が適用される緯入れ装置は、そのように保持ブロックがノズルボディとは別部材として形成されたものに限らず、ノズルボディと保持ブロックとが単一の部材で形成されたものであっても良い。言い換えれば、その緯入れ装置は、補助メインノズルのノズルボディが前記実施例で言う保持ブロック40としても機能するように形成されたものであっても良い。
また、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
1 空気噴射式織機
1a 織機フレーム
3 緯入れ装置
5 メインノズル
7 筬
9 リードホルダ
10 補助メインノズル
10a ノズルボディ
10b スレッドガイド
10c 加速管
20 管継手
22 空気供給管
30 支持スタンド
30a ベース部
30b 支持シャフト
30c 支持部材
40 保持ブロック
42 貫通孔
44 取付部
44a 取付面
44b 取付面
50 連結構造
52 連結部材
52a 平板部
52b 平板部
54 ネジ部材
56a 挿通孔
56b 挿通孔
1a 織機フレーム
3 緯入れ装置
5 メインノズル
7 筬
9 リードホルダ
10 補助メインノズル
10a ノズルボディ
10b スレッドガイド
10c 加速管
20 管継手
22 空気供給管
30 支持スタンド
30a ベース部
30b 支持シャフト
30c 支持部材
40 保持ブロック
42 貫通孔
44 取付部
44a 取付面
44b 取付面
50 連結構造
52 連結部材
52a 平板部
52b 平板部
54 ネジ部材
56a 挿通孔
56b 挿通孔
Claims (2)
- 緯入れ用の各メインノズルの上流側で軸線方向に見て軸心を一致させて配置された2つの補助メインノズルを備え、各前記補助メインノズルがノズルボディにおいて保持ブロックを介して織機フレーム上に支持されており、2つの前記補助メインノズルが連結構造により連結された空気噴射式織機の緯入れ装置において、
前記連結構造は、各前記保持ブロックに形成された取付面であって直交する2つの取付面から成る取付部と、両前記保持ブロックを連結する連結部材であって2つの前記取付面と同時に当接し得るように断面L字型に形成されると共に長手方向に関し2つの前記保持ブロック間の距離よりも大きい寸法を有する連結部材とを含む
ことを特徴とする空気噴射式織機の緯入れ装置。 - 前記連結構造は、各前記保持ブロックに対し前記連結部材を固定するネジ部材であって前記固定時に前記連結部材に形成された挿通孔に挿通されるネジ部材を含み、
前記連結部材における前記挿通孔のうち少なくとも一方は、前記長手方向に長い長孔に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の空気噴射式織機の緯入れ装置。
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Citations (2)
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