JP2011025358A - 生産システム - Google Patents

生産システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011025358A
JP2011025358A JP2009173557A JP2009173557A JP2011025358A JP 2011025358 A JP2011025358 A JP 2011025358A JP 2009173557 A JP2009173557 A JP 2009173557A JP 2009173557 A JP2009173557 A JP 2009173557A JP 2011025358 A JP2011025358 A JP 2011025358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production
workpiece
work
unit
production apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009173557A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Sugisaki
智久 杉▲崎▼
Kei Kakinuma
圭 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2009173557A priority Critical patent/JP2011025358A/ja
Publication of JP2011025358A publication Critical patent/JP2011025358A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

【課題】生産システムにおいて、設置床面積の有効利用が可能となり、生産装置の間でワークを効率的に搬送することができるようにする。
【解決手段】生産システムは、生産装置が、作業領域SのワークWに生産処理を行う作業ユニット6と、作業ユニット6を備え、水平面に平行な3方向と鉛直方向とからなる3つ以上の連接方向で他の生産装置と連接可能に設けられた連接壁部を有する筐体2と、連接方向に開口され、ワークWを搬入または搬出する複数のワーク搬送口と、作業領域Sと複数のワーク搬送口との間で、ワークWを移動させるワーク移動部8と、水平面に平行な連接方向のワーク搬送口である正面搬送口部3a、右側面搬送口部3c、左側面搬送口部3eにワークWを回転させる回転テーブル5と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワークに対して加工工程や組立工程等の生産処理を行う生産装置、及び該生産装置を複数配列し、物品を生産する生産システムに関する。
従来、生産ラインを形成して製品を生産する生産システムは、ワークを水平方向に搬送し、このワークの搬送路に沿って複数の生産装置が配置されている。各生産装置ではワークに対して、例えば、加工、表面処理、洗浄、組立、検査など、何らかの生産処理が施される。
例えば、特許文献1には、ワークの搬送路に沿って横並びに配設した複数の構成装置(生産装置)と、複数の構成装置に臨ませるようにワークを搬送路に沿って搬送するワーク搬送装置とを備えたワークの製造ラインにおいて、複数の構成装置のうち最小設置幅となる構成装置の設置幅を基準幅Dとし、各構成装置の設置幅を、基準幅Dの整数倍となるように構成したワークの製造ラインが記載されている。
また、特許文献2には、被加工物の加工、搬送に汎用的に利用可能な複数のセルをその都度の生産計画に応じて再配列して生産ラインを構成する生産システムであって、セルとして当該セルの外側まで動作領域を有するロボットを備えるとともに、セル底面には、制御装置を通じて操舵されつつ自律走行する走行台車が設けられてなり、通信装置によるそれら各セルの走行台車に対する各別の配送指令の送信を通じて前記生産計画に応じた生産ラインを自動構成するようにした生産システムが記載されている。
特開2007−245314号公報 特開2008−229738号公報
しかしながら、上記のような従来の生産システムには、以下のような問題があった。
従来の生産システムでは、特許文献1に記載の技術のように、ワークの搬送路に沿って横並びに生産装置を設けているので、工程数が多くなると、生産ラインが長大化してしまう。また生産ラインを複数列に分けたりする必要がある。
このため、生産ラインを設置する設置スペースを有効に利用できないという問題がある。また、このような生産ラインの配置に伴って、ワークの搬送にも時間がかかるため、生産性が低下してしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術では、ワークの加工、搬送に利用可能な多角形状のセルを自立走行させて、生産計画に応じて生産ラインを自動構成できるので、生産ラインの切り替えは容易になるものの、各セルは多角形の辺同士が隣接する横並び方向に配置されている。
このため、工程数が多い場合、横並び方向を変えることで特許文献1に記載の技術に比べると生産ラインをコンパクトに配置することができるのもの、やはりラインが長大化することは同様である。このため、水平方向に広い設置スペースが必要となるという問題がある。
また、特許文献2に記載の生産システムでは、セル内での加工、組立を行うために設けられたスカラ型ロボットがワークの搬送手段を兼ねている。このため、ワークを隣接セルと受け渡す際は、生産処理が休止されるため、生産効率が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、設置床面積の有効利用が可能となり、生産装置の間でワークを効率的に搬送することができる生産システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、装置内部に設けられた作業領域に配置されるワークに対して生産処理を行う生産装置が少なくとも3つ以上連接されてなる生産システムであって、前記生産装置は、前記作業領域を有し、該作業領域に配置される前記ワークに対して前記生産処理を行う処理部と、該処理部を内部に備え、少なくとも2方向は1つの面に平行とされ、少なくとも1方向は前記1つの面と交差する方向とされた3方向以上の連接方向において、他の生産装置と連接可能に設けられた3以上の連接壁部を有する略箱状の装置基体と、少なくとも前記連接方向のそれぞれの側に開口され、前記ワークを搬入または搬出する複数のワーク搬送口と、前記作業領域と前記複数のワーク搬送口との間で、前記ワークを移動させるワーク移動部と、前記ワーク移動部により前記ワークを移動させる際に、前記複数のワーク搬送口のうち前記1つの面に平行とされた連接方向のワーク搬送口に前記ワークを回転させる回転支持部と、を備えた構成とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の生産システムにおいて、前記3つ以上の生産装置のうち少なくとも1つの生産装置は、前記複数のワーク搬送口のうちに、他の生産装置と連接されていないワーク搬送口を備える構成とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1〜2のいずれかに記載の生産システムにおいて、前記生産装置の前記処理部は、前記回転支持部上に着脱可能とされた処理部支持体に設けられた構成とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3に記載の生産システムにおいて、前記生産装置の前記処理部は、前記ワークを把持して移動させる多関節ロボットを備える構成とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の生産システムにおいて、前記生産装置は、それぞれ、前記装置基体に、前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部の各動作を制御する動作制御部と、前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部を、前記動作制御部に対して着脱可能に電気的に接続する接続手段とを備え、前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部は、前記装置基体に対して着脱可能に設けられた筐体によって保持され、前記前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部は、前記生産装置のそれぞれの間で、前記筐体ごと交換可能に設けられた構成とする。
本発明の生産システムによれば、複数の生産装置が1つの面に沿う連接方向および1つの面に交差する連接方向において立体的に連接され、回転支持部によって処理部をワーク搬送口に向けて回転させた状態で、連接する他の生産装置との間でワークを搬入または搬出させることができるため、設置床面積の有効利用が可能となり、生産装置の間でワークを効率的に搬送することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る生産システムの概略構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る生産システムに用いる生産装置の概略構成を示す2方向から見た模式的な斜視図である。 図2における模式的なA−A断面図である。 図2における模式的なB−B断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る生産システムにおけるワーク搬送動作の一例を示す平面視の動作説明図である。 図5に続くワーク搬送動作の一例を示す平面視の動作説明図である。 図6に続くワーク搬送動作の一例を示す側面視の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る生産システムの概略構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る生産システムに用いる生産装置の概略構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る生産システムの概略構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る生産システムに用いる生産装置の概略構成を示す模式的な斜視図およびそのC−C断面図である。
以下では、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る生産システムについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る生産システムの概略構成を示す模式的な斜視図である。図2(a)、(b)は、それぞれ本発明の第1の実施形態に係る生産システムに用いる生産装置の概略構成を示す斜め上方向から見た模式的な斜視図、および斜め下方向から見た模式的な斜視図である。図3は、図2(a)における模式的なA−A断面図である。図4は、図2(a)における模式的なA−A断面図である。なお、これらは模式図のため、各部の寸法や形状は誇張して描かれている(以下の各図も同じ)。
本実施形態の生産システム100は、図1に示すように、装置内部に設けられた作業領域に配置されるワークに対して生産処理を行う生産装置Mが少なくとも3つ以上連接されてなる生産装置連接体100Aと、生産装置連接体100Aの各生産装置Mの動作を制御するシステム制御部100Bとを備える。
本明細書で、「生産処理」とは、製品を生産するために、製品の一部または全部を構成する部材、部品、あるいは組立体などからなるワークに対して施す何らかの処理を意味する。例えば、加工、表面処理、洗浄、組立、検査、測定、修理、梱包などの処理を挙げることができる。また、これらの処理を行うために、ワークの姿勢や位置を変更したり、複数のワークを分別したり、集合させたり、並べ替えたりする処理も含まれる。
また、「製品」とは、生産システム100における完成品を意味しており、市場に供給される最終製品に対しては半製品の状態であってもよい。
以下では、生産装置連接体100Aの一例として、18台の生産装置Mが水平方向に6台、鉛直方向に3層配置された場合の例で説明する。また、以下では、簡単のため、水平面がXY平面とされ、Z軸が鉛直上向きに配置された図中に記載のXYZ座標系を用いて、相対的な方向を参照する場合がある。各図において、XYZ座標系の向きは一致されている。
生産装置連接体100Aの第1層目には、Y軸負方向(図1の左側)からY軸正方向(図1の右側)に向かって、6台の生産装置Mである生産装置M11、M12、…、M16が、この順に連接して配置されている。これら生産装置M11、M12、…、M16の上面側には、第2層目として、6台の生産装置Mである生産装置M21、M22、…、M26が、また、第3層目として、6台の生産装置Mである生産装置M31、M32、…、M36がそれぞれ積層配置されている。すなわち、各生産装置Mは、YZ平面に沿う方向では、矩形格子状に配列されている。
これにより、例えば、生産装置M22は、Y軸負方向側(X軸正方向側から見て左側)では生産装置M21と、Y軸正方向側(X軸正方向側から見て右側)では生産装置M23と、Z軸負方向側(下側)では生産装置M12と、Z軸正方向側(上側)では生産装置M32と、それぞれ連接されている。
また、本実施形態では、各生産装置Mの外形状はすべて共通化されており、互いの配置位置を適宜交換することが可能とされている。
各生産装置Mの連接形態は、互いの連接位置が位置決めされていれば、互いに密接して連接されていてもよいし、互いに一部に隙間を空けて連接されていてもよい。あるいは、不図示の枠体などの支持部材を介して連接されていてもよい。
また、各生産装置Mは、例えば、ボルトナットやピンなどの固定部材(不図示)によって互いに着脱可能に固定されるか、移動が拘束させることが好ましい。ただし、例えば、上下方向に連接する生産装置間を凹凸嵌合させておくなどして自重によって連接状態を良好に保つことができる場合には、固定せず積層配置されているだけでもよい。
各生産装置Mは、図2(a)、(b)に示すように、一方向に細長い直方体状の外形を有する筐体2と、筐体2の長手方向の端部に設けられた装置電装制御部7とを備え、全体的にも細長い直方体状の外形を有する。
装置電装制御部7は、筐体2に内蔵された後述するワーク移動部8、回転テーブル5、作業ユニット6などの動作を制御するものである。
各生産装置Mは、本実施形態の生産装置連接体100A内では、X軸方向に沿う方向に長手方向が整列され、装置電装制御部7がX軸負方向側に位置する姿勢で配置されている。以下、特に断らない限り、このような生産装置連接体100A内での位置関係に合わせて各部の構成を説明していく。
筐体2の外周側には、図2(a)に示すように、X軸正方向側、Z軸正方向側、およびY軸正方向側に、それぞれ、矩形状の正面壁部2a、上面壁部2b、および右側面壁部2cが設けられている。また、図2(b)に示すように、Z軸負方向側、およびY軸負方向側に、それぞれ、矩形状の底面壁部2d、左側面壁部2eが設けられている。
これら、正面壁部2a、上面壁部2b、右側面壁部2c、底面壁部2d、および左側面壁部2eは、それぞれ、他の生産装置Mにおいて、同様の外形状を有する正面壁部2a、底面壁部2d、左側面壁部2e、上面壁部2b、および右側面壁部2cと連接可能に設けられており、いずれも連接壁部を構成している。
筐体2の剛性は、生産装置Mの最大許容積層台数をN台とするとき、(N−1)台分の荷重が上側から作用しても、生産装置Mの動作に支障がない程度の剛性、強度を有している。
これら各連接壁部の表面形状は、連接相手の連接壁部と互いに連接可能な形状であれば、図示のような平面には限定されない。例えば、連接し合う連接壁部は互いに嵌合または係合可能な凹凸部を備えていてもよいし、連接壁部の一部のみに連接し合う面や凹凸部を備えていてもよい。また、固定部材で固定される場合には、固定用形状、例えばねじ穴や嵌合穴などを備えている。
互いに連接する生産装置Mの連接壁部の対向方向において、一方の生産装置Mから連接される他方の生産装置Mに向かう方向を、本明細書では、一方の生産装置の連接方向と称する。
生産装置Mの連接方向は、図2(a)、(b)に示すように、正面壁部2aではX軸正方向に沿う連接方向C、上面壁部2bではZ軸正方向に沿う連接方向C、右側面壁部2cではY軸正方向に沿う連接方向C、底面壁部2dではZ軸負方向に沿う連接方向C、左側面壁部2eではY軸負方向に沿う連接方向Cになっている。
したがって、3つの連接方向C、C、Cは、水平面(1つの面)に沿って整列され、2つの連接方向C、Cは、水平面と交差する鉛直方向に設けられている。また、連接方向C、Cと、および連接方向C、Cとは、それぞれ水平方向、および鉛直方向に沿う正反対の連接方向対をなしており、これにより、生産装置Mは水平方向および鉛直方向に自由に連接させていくことが可能になっている。また、連接方向Cでは、1対の生産装置M同士を対向して連接できるようになっている。
正面壁部2aには、中心部において連接方向C側に開口され、ワークを搬入または搬出する正面搬送口部3a(ワーク搬送口)が設けられている。
また、上面壁部2b、底面壁部2dには、Y軸方向の中心部かつX軸負方向寄りの端部側の位置で、それぞれ連接方向C、C側に開口され、ワークを搬入または搬出する上面搬送口部3b、底面搬送口部3d(ワーク搬送口)が設けられている。本実施形態では、上面搬送口部3bと底面搬送口部3dとは、互いに同じ大きさ、位置でZ軸方向に対向して開口できるように設けられている。
また、右側面壁部2c、左側面壁部2eには、Z軸方向の中心部かつX軸正方向寄りの端部側の位置で、それぞれ連接方向C、C側に開口され、ワークを搬入または搬出する右側面搬送口部3c、左側面搬送口部3e(ワーク搬送口)が設けられている。本実施形態では、右側面壁部2cと左側面壁部2eとは、互いに同じ大きさ、位置でY軸方向に対向して開口できるように設けられている。
正面搬送口部3a、上面搬送口部3b、右側面搬送口部3c、底面搬送口部3d、左側面搬送口部3eは、いずれも単なる開口だけからなっていてもよいが、本実施形態では、それぞれ、矩形状の開口3Aと、この開口3Aを装置電装制御部7の制御によって開閉するシャッター3Bとからなる構成を採用している。このため、本実施形態の正面搬送口部3a、上面搬送口部3b、右側面搬送口部3c、底面搬送口部3d、左側面搬送口部3eは、シャッター3Bが開かれたときに形成される開口3Aを通してワークを搬入または搬出することができるものである。
正面搬送口部3a、上面搬送口部3b、右側面搬送口部3c、底面搬送口部3d、左側面搬送口部3eの開口3Aは、2つの生産装置Mを、それぞれ互いに、正面壁部2a同士、上面搬送口部3bと底面搬送口部3d、右側面搬送口部3cと左側面搬送口部3eで連接させたとき、それぞれの開口3Aが、略重なり合って各連接方向にワークWが移動可能な連通口が形成される位置関係に設けられている。
このように、筐体2は、少なくとも2方向は1つの面に平行とされ、少なくとも1方向は前記1つの面と交差する方向とされた3方向以上の連接方向において、他の生産装置と連接可能に設けられた3以上の連接壁部を有する装置基体を構成している。
次に、筐体2の内部構成について説明する。
筐体2の内部には、図3、4に示すように、底面壁部2d(図4参照)の内面側に装置床部4が設けられ、装置床部4の上側に、回転テーブル5(回転支持部)、作業ユニット6(処理部)、およびワーク移動部8a、8c、8e、8fが配置されている。
装置床部4は、底面搬送口部3dの開口3Aに対向する位置に、平面視(Z軸視)矩形状の床部開口4aが厚さ方向に貫通されている。
また、特に図示しないが、ワークWの筐体2内への搬入、筐体2からの搬出を検知したり、ワークWの搬送位置を検出したり、ワークWの生産処理状況を検知する検知手段、検出手段などは必要に応じて適宜備えている。これらの検知手段、検出手段は、生産システムでは周知の各種センサや画像認識装置などを採用することができる
回転テーブル5は、上面に載置された被回転体を、底面搬送口部3dに平行な平面内で回転移動させる円板部5aと、円板部5aを回転駆動する回転駆動部5b(図4参照)とを備えている。
回転駆動部5bは、装置電装制御部7と不図示の配線で電気的に接続され、装置電装制御部7によって回転方向や回転量が制御できるようになっている。回転駆動部5bとしては、例えば、DDモータなどを採用することができるが、モータの回転駆動力をギヤやベルトなどの伝動機構を介して円板部5aに伝動する構成を採用してもよい。
回転テーブル5の配置位置は、装置床部4上で、床部開口4aと重ならないような範囲に配置されている。
また、回転テーブル5の回転中心軸Oは、円板部5aの外周部が、正面搬送口部3a、右側面搬送口部3c、および左側面搬送口部3eから略均等に離間するような位置関係に設けられている。
このため、回転テーブル5は、円板部5aの上面に載置された被回転体を水平面内で回転させ、水平面内に平行な連接方向C、C、Cのワーク搬送口である正面搬送口部3a、右側面搬送口部3c、および左側面搬送口部3eに面するように回転移動させることができる。
作業ユニット6は、平面視矩形状の作業床面6aの外周の3辺から立設された平面視コ字状の側壁部6cを備える筐体の内部に、ワークW(図3参照)に対して生産処理を行う作業機構6bを内蔵したものである。
また、作業ユニット6は、側壁部6cの水平方向の開口である正面開口部6dおよび上部が開放された全体として略直方体形状を有している。作業床面6a上、および側壁部6cに囲まれた作業床面6aの上方は、ワークWに生産処理を施す作業領域Sを構成している。
本実施形態の作業ユニット6は、回転テーブル5の円板部5aの中央部上面に着脱可能に配置されている。このため、作業ユニット6の作業床面6a、側壁部6cからなる筐体は、回転支持部上に着脱可能とされた処理部支持体を構成している。
このため、作業ユニット6は、筐体2から搬出することも可能であるが、生産システム100の稼働時には、装置基体である筐体2の内部に備えられた処理部を構成している。
作業機構6bは、生産処理の種類に応じて適宜の構成、例えば、加工種類に応じた適宜の加工機、表面処理装置、洗浄装置、検査装置などを採用することができる。
また、生産処理が組立の場合には、例えば、ワークWを把持して移動させたり、嵌合、螺合させたりするスカラ型ロボットや多関節ロボット、あるいは複数のワークW同士を接着する接着装置などを含む構成を採用することができる。
本実施形態では、複数の生産装置Mが連接されているので、これらの各作業機構6bは、単体で生産処理を行う装置とは異なり、ワークWに対する同一種類の一連の生産処理をすべて行う必要はなく、複数の生産装置Mに生産処理機能を分割することが可能である。この場合、各作業機構6bは、単体で生産処理を行う装置よりも小型、コンパクトな構成とすることができる。
また、作業機構6bは、特に図示しないが、作業を行う作業機構本体と、作業機構本体を駆動する電装制御部とを備えている。本実施形態では、他の生産装置Mとの動作タイミングを制御するため、電装制御部は、不図示の配線あるいは赤外線通信手段などの遠隔通信手段によって装置電装制御部7と電気的に接続され、装置電装制御部7からの制御信号によって動作制御できるようになっている。
ただし、生産処理の種類によって、例えば洗浄後の乾燥処理など、生産システム100の稼働中に一定の条件で動作させればよい場合などには、作業機構6bをその電装制御部のみによって制御し、作業ユニット6単体で自律動作するようにしてもよい。
ワーク移動部8aは、正面搬送口部3aの近傍の装置床部4上に固定され正面搬送口部3aの開口範囲に沿う方向に移動可能に設けられた鉛直面内移動機構9と、鉛直面内移動機構9の上端部に固定されたスライド移動機構10と、スライド移動機構10上に配置されてワークWを把持する把持旋回機構11とを備える。
鉛直面内移動機構9は、スライド移動機構10を、正面搬送口部3aの開口3Aに沿う範囲におけるZ軸方向およびY軸方向に移動させるもので、例えば、ねじ送り機構やリニアモータなど適宜の機構による2軸アクチュエータや2軸移動ステージなどからなる。
スライド移動機構10は、把持旋回機構11をX軸方向(連接方向C)に沿って、開口3Aから回転テーブル5上に配置された作業ユニット6の作業領域Sに相当する位置まで水平移動させるもので、鉛直面内移動機構9と同様の適宜の機構による1軸アクチュエータや1軸移動ステージなどからなる。
把持旋回機構11は、ワークWを水平方向に挟んで把持する1対の把持部11aと、スライド移動機構10によって水平方向に移動可能に支持され、把持部11aの水平面内で旋回させる旋回部11bとを備える。
旋回部11bの旋回範囲は、360°旋回できる構成としてもよいが、把持部11aの向きが、開口3A側と作業領域S側とにそれぞれ向くように、少なくとも把持部11aの向きが180°旋回させることができればよい。
ワーク移動部8cは、ワーク移動部8aと同様に鉛直面内移動機構9、スライド移動機構10、および把持旋回機構11を備え、これらの配置および移動方向が、図3における反時計回りに90°回転されて、右側面搬送口部3cの近傍に配置されている点が異なる。移動方向の対応は容易に理解される。例えば、ワーク移動部8cのスライド移動機構10は、把持旋回機構11を連接方向CであるY軸正方向に沿って水平移動させることができる。
ワーク移動部8eは、ワーク移動部8aと同様に鉛直面内移動機構9、スライド移動機構10、および把持旋回機構11を備え、これらの配置および移動方向が、図3における時計回りに90°回転されて、左側面搬送口部3eの近傍に配置されている点が異なる。移動方向の対応は容易に理解される。例えば、ワーク移動部8eのスライド移動機構10は、把持旋回機構11を連接方向CであるY軸負方向に沿って水平移動させることができる。
また、これらワーク移動部8a、8c、8eは、それぞれ不図示の配線によって、装置電装制御部7と電気的に接続され、装置電装制御部7からの制御信号に応じて、把持部11aのX軸、Y軸、Z軸に沿う3軸方向の移動動作および旋回動作が制御される。
このような構成により、ワーク移動部8a、8c、8eは、それぞれ正面搬送口部3a、右側面搬送口部3c、左側面搬送口部3eの開口3Aに配置または搬送されたワークWを把持してそれぞれX軸負方向側、Y軸負方向側、Y軸正方向側に移動し、作業ユニット6の作業領域Sに相当する位置の上方でワークWの把持解除を行うことができるようになっている。
また、同様にして、作業ユニット6の作業領域Sに相当する位置に配置されたワークWを把持して、それぞれの対応する開口3Aに移動して把持解除できるようになっている。
ワーク移動部8fは、上面搬送口部3bまたは底面搬送口部3dの開口時に、作業領域Sと、上面搬送口部3bまたは底面搬送口部3dとの間で、ワークWを移動させるものである。本実施形態では、昇降移動機構13、反転機構12、スライド移動機構10、および把持旋回機構11とを備える。
昇降移動機構13は、底面搬送口部3dの装置床部4上に固定され、反転機構12を、上面搬送口部3bおよび底面搬送口部3dの対向方向であるZ軸方向と、Y軸方向との2軸に沿って移動可能に支持するものである。
昇降移動機構13の構成は、鉛直面内移動機構9と同様の2軸アクチュエータや2軸移動ステージを採用することができる。
反転機構12は、昇降移動機構13によってZ軸方向に移動可能に支持された反転駆動部12bと、反転駆動部12bに連結され、上面搬送口部3bおよび底面搬送口部3dの間でX軸正方向側に突き出して設けられ、スライド移動機構10をX軸回りに反転可能に保持する反転保持部12aとを備える。
ワーク移動部8fのスライド移動機構10は、スライド移動機構10上に設けられた把持旋回機構11が、上面搬送口部3bおよび底面搬送口部3dに挟まれた領域と、回転テーブル5上の作業領域Sとの間で、X軸方向に沿って移動できるように、反転機構12に保持されている。
また、ワーク移動部8fは、それぞれ不図示の配線によって、装置電装制御部7と電気的に接続され、装置電装制御部7からの制御信号に応じて、把持部11aのX軸、Y軸、Z軸に沿う3軸方向の移動動作および旋回動作が制御される。
以下では、ワーク移動部8a、8c、8e、8fを総称する場合、単にワーク移動部8と称する場合がある。
本実施形態のワーク移動部8は、いずれもワーク搬送口の近傍に配置されて、このワーク搬送口および作業領域Sの間でワークWを把持して移動させる把持移動機構を構成している。
システム制御部100Bは、生産装置連接体100A内の各生産装置Mの装置電装制御部7と通信可能に設けられ、各装置電装制御部7に対して、生産装置MにおけるワークWの搬送動作を制御し、作業ユニット6による生産処理動作を制御する制御信号を送出したり、各生産装置Mの稼働状態に関する情報を取得したりすることができるようになっている。
生産装置Mの稼働状態に関する情報としては、例えば、ワークWの搬入、搬出が完了したかどうかの情報や、生産処理の開始、終了に関する情報や、生産処理の結果判定(例えば、検査の場合における検査結果等)に関する情報などを挙げることができる。
システム制御部100Bの装置構成は、CPU、メモリ、入出力インターフェース、外部記憶装置などからなるコンピュータからなり、これにより上記のような制御信号を生成する適宜の制御プログラムが実行されるようになっている。
システム制御部100Bの外部記憶装置には、生産装置連接体100Aを構成する各生産装置Mの連接位置関係の情報と、それぞれの生産処理の種類に関する情報と、製品の生産に必要な生産情報とが予め記憶されている。ここで、生産情報とは、特定の製品ごとに、例えば、生産に必要なワークWの種類、数や、各ワークWに施す生産処理の種類、処理順序、処理条件などの情報である。
そして、作業者は、例えばキーボードなどの操作入力手段(不図示)を介して、生産を行う製品の情報を入力し、この製品の生産開始を指示できるようになっている。
次に、本実施形態の生産システム100の動作について、ワークWの搬送動作を中心として説明する。
図5(a)、(b)は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係る生産システムにおけるワーク搬送動作の一例を示す平面視の動作説明図である。図6(c)、(d)は、図5(b)に続くワーク搬送動作の一例を示す平面視の動作説明図である。図7(e)は、図6(d)に続くワーク搬送動作の一例を示す側面視の動作説明図である。
なお、図5(a)、(b)、図6(c)、(d)、図7(e)では、見易さのため、説明に関係しない部材の図示は適宜省略している。
生産システム100では、以下に説明するように、外周面に面するワーク搬送口から、ワークWを搬入し、搬入した生産装置Mで、生産装置Mに設けられた作業ユニット6によって生産処理を施し、その後、この生産装置Mと連接する他の生産装置MにワークWを搬送して他の作業ユニット6による生産処理を施し、これらを適宜繰り返して、外周面に面するいずれかのワーク搬送口から、複数の生産処理が施されたワークWまたはワークW群を、製品として取り出すことができる。
ここで、「外周面に面するワーク搬送口」(以下、ワーク入口、ワーク出口、あるいはまとめてワーク入出口などと称する)は、他の生産装置Mと連接されておらず、設置床面にも面していないすべてのワーク搬送口が該当する。
図1に示すような生産装置連接体100Aの連接状態では、生産装置連接体100Aの正面に面するすべての生産装置Mの正面搬送口部3a、生産装置M11、M12、M13の左側面搬送口部3e(図1では不図示)、生産装置M16、M26、M36の右側面搬送口部3c、および生産装置M31、…、M36の上面搬送口部3bを挙げることができる。
システム制御部100Bは、これから生産する製品の情報に基づいて、ワークWに施す生産処理の種類および順序から、ワークWが搬送されるべき複数の生産装置Mの間の搬送経路を決定する。そして、これに基づいて各生産装置MにおけるワークWの搬送タイミングと各生産装置Mにおける生産処理の処理タイミングとを制御する制御信号を生成し、各生産装置Mの装置電装制御部7に送出する。これにより、各生産装置Mが協調制御されて、ワーク入口に搬入されたワークWに順次生産処理が施されて、ワーク出口から製品として搬出される。
以下では、生産装置M11の正面搬送口部3aのシャッター3Bを開放して形成した開口3Aから、ワークWを生産装置連接体100Aに搬入し、このワークWを生産装置M11、M21、M23の順に搬送してそれぞれで生産処理を施す場合において、生産装置M21への搬入、生産処理、生産装置M21からの搬出を行う動作の例で、生産システム100の動作を説明する。
システム制御部100Bは、生産装置M11の装置電装制御部7からワークWの生産処理が終了したとの情報を取得すると、生産装置M11の装置電装制御部7にはワークWの搬出、装置電装制御部21の装置電装制御部7には、ワークWの搬入を行う制御信号を送出する。これにより、生産装置M11、M21は、それぞれの装置電装制御部7からの制御信号によって以下のように動作が制御される。
図5(a)に示すように、生産装置M11においては、右側面搬送口部3cのシャッター3Bを開放して開口3Aを形成するとともに、ワーク移動部8cを駆動して開口3Aの近傍にワークWを移動させる。
また、生産装置M21においては、生産装置M11に連接する左側面搬送口部3eのシャッター3Bを開放して開口3Aを形成する。これにより、生産装置M11、M21は、それぞれ右側面搬送口部3c、左側面搬送口部3eの各開口3Aを通して連通される。
また、生産装置M21では、ワーク移動部8eの把持部11aを開口3A側に向くように旋回部11bを旋回させるとともにスライド移動機構10を駆動して把持旋回機構11をY軸負方向側に移動させ、把持部11aを開口3Aの近傍に移動させる。このとき、把持部11aの開口3A内における位置は、鉛直面内移動機構9の移動量を調整して、ワークWの形状や大きさによって予め決められた左側面搬送口部3eでのワークWの受け渡し位置に合わせておくようにする。
これにより、生産装置M11のワーク移動部8cに把持されたワークWが生産装置M21のワーク移動部8eの把持部11aにより把持される。
この状態で生産装置M11の把持部11aを把持解除することで、ワークWが生産装置M11のワーク移動部8cから生産装置M21のワーク移動部8eに受け渡される。
また、生産装置M21では、回転テーブル5上に配置された作業ユニット6の正面開口部6dが左側面搬送口部3eの開口3Aに対面する位置まで回転テーブル5を回転しておく。
次に、生産装置M21では、図5(b)に示すように、スライド移動機構10をY軸正方向に移動させて、開口3AからワークW、把持部11aが退避したら、左側面搬送口部3eのシャッター3Bを駆動して開口3Aを閉じる。また、旋回部11bを180°旋回させて、把持部11aに把持されたワークWを作業ユニット6の正面開口部6dから作業ユニット6の内部に移動する。そして、鉛直面内移動機構9によってワークWを下降させて作業領域Sの適宜位置に配置し、この状態で、把持部11aを開放してワークWの把持解除を行う。
なお、作業機構6bがワークWを移動する移動機構を備えている場合には、図5(b)のように、ワークWは作業床面6a上に配置するだけでもよいが、作業機構6bが移動機構を備えていない場合には、作業機構6bの内部に配置する。
次に、生産装置M21の装置電装制御部7は、作業ユニット6に対して生産処理を開始させる制御信号を送出し、作業機構6bによってワークWに対する生産処理を開始させる。このとき、作業ユニット6内に固定されている作業機構6bは、正面開口部6dの方向、すなわち、ワークWが作業ユニット6内に搬入される方向に対して一定の位置関係にあるため、ワークWが配置された位置に作業機構6bの向きを向け変えるといった動作をさせなくてもよいため、迅速に生産処理を開始することができる。
一方、把持旋回機構11は、この生産処理を行う間に、次のワークWを搬入することができるように左側面搬送口部3eの側に移動させて待機させておく(図6(c)参照)。
作業機構6bによる生産処理が終了すると、装置電装制御部7は、図6(c)に示すように、回転テーブル5をZ軸正方向から見て時計回りに90°回転させる。これにより、作業ユニット6の正面開口部6dはワーク移動部8fに対面することになる。
次に、装置電装制御部7は、ワーク移動部8fのスライド移動機構10によって把持旋回機構11をX軸正方向に移動させて、正面開口部6dを通して作業ユニット6の内部に移動させる。さらに昇降移動機構13により、把持部11aの位置を調整して作業領域S内に配置されたワークWを把持させる。
次に、装置電装制御部7は、図6(d)に示すように、スライド移動機構10によって把持旋回機構11を底面搬送口部3dの上方、すなわち上面搬送口部3bの下方に移動させ、この位置にワークWを移動したとの情報をシステム制御部100Bに送信する。
次に、システム制御部100Bは、ワークWを生産装置M21から生産装置M22に移動する搬送動作を行う制御信号を、生産装置M21、M22に送出する。これにより、生産装置M21、M21は、それぞれの装置電装制御部7からの制御信号によって以下のように動作が制御される。
図7(e)に示すように、生産装置M21においては、上面搬送口部3bのシャッター3Bを開放して開口3Aを形成するとともに、昇降移動機構13を駆動して、把持部11aに把持されたワークWを上面搬送口部3bの開口3Aの近傍に移動させる。
生産装置M22においては、底面搬送口部3dのシャッター3Bを開放して開口3Aを形成する。これにより、生産装置M21、M22は、それぞれ上面搬送口部3b、底面搬送口部3dの各開口3Aを通して連通される。
また、生産装置M22では、ワーク移動部8fのスライド移動機構10を駆動して、把持旋回機構11を底面搬送口部3dの上方に移動させるとともに、反転機構12を駆動して把持旋回機構11を下向きに反転させてから、昇降移動機構13を駆動して、把持部11aを底面搬送口部3dの開口3Aの近傍に移動させる。
これにより、生産装置M21、M22の上面搬送口部3b、底面搬送口部3dの各開口3Aで、それぞれの把持部11aが、上下方向に対向する状態になる。これにより各把持部11aの間でワークWを把持して、ワークWを生産装置M21の把持部11aから生産装置M22の把持部11aに受け渡すことができる。
この受け渡しが終了すると、生産装置M21、M22の各装置電装制御部7は、各把持部11aを開口3Aから退避させ、シャッター3Bを閉じて、それぞれ、次の搬送動作を行う。
このようにして、ワークWは、生産装置M11から水平方向に連接する生産装置M21に搬入されて、シャッター3Bによって生産装置M21を連接する他の生産装置Mの雰囲気から遮断した状態で、ワークWに生産装置M21の作業ユニット6による生産処理を施すことができる。その後、鉛直上方に連接する生産装置M22にワークWを搬出することができる。
また、生産システム100によれば、ワークWを生産装置M21から把持旋回機構11と水平方向反対側に連接する生産装置M23への搬送も可能である。
この場合、生産装置M21の右側面搬送口部3cから作業領域SにワークWを搬入した後、回転テーブル5を180°回転移動させて、正面開口部6dを右側面搬送口部3cに対面させ、生産装置M21のワーク移動部8cと、生産装置M23のワーク移動部8eとの間で、ワークWの受け渡しを行う。
また、例えば、下面側に他の生産装置Mが連接されている場合、例えば、生産装置M23から生産装置M13に搬送するような場合には、生産装置M23の底面搬送口部3dと、生産装置M13の上面搬送口部3bとの間で、生産装置M22から生産装置M23に搬送する場合とは逆の動作を行うことで、ワークWを鉛直方向に受け渡すことができる。
また、生産装置Mの作業領域Sに搬送されたワークWを正面搬送口部3aから搬出する場合には、回転テーブル5を回転させて、正面開口部6dが正面搬送口部3aに対面するように回転移動して、正面搬送口部3aのシャッター3Bを開放して形成された開口3Aまで、ワーク移動部8aによってワークWを移動させればよい。
また、ワーク搬送口が生産装置連接体100Aの外周面に面している場合、どのワーク搬送口からも、ワークWを出し入れすることが可能である。
このように、本実施形態の生産システム100によれば、適宜の生産装置Mに設定したワーク入口からワークWを搬入し、生産装置連接体100A内の任意の生産装置M内に移動させて、生産処理を施し、適宜の生産装置Mに設定したワーク出口から搬出することができる。このため、システム制御部100BによってワークWの搬送経路を適宜設定することで、種々の製品やワークWに対応した生産ラインを容易に構築することができる。
例えば、特定の製品に不要な生産処理は、その生産処理を行う生産装置Mを搬送経路から除いたり、あるいは生産処理を行うことなく通過させたりすればよい。
また、生産装置Mは、寸法、形状が規格化されて、互換性のある装置モジュールになっているので、生産装置連接体100A内のどの位置の生産装置Mとも交換することができる。このため、生産装置連接体100Aの生産装置Mの数や組合せ、連接のさせ方を安価かつ容易に変更することができる。この結果、種々の製品やワークWに対応した生産ラインに対応した生産システム100を構築することができる。
このように生産システム100の全体の大きさを変えなくても生産ラインを容易に変更できるため、製品の機種変更などにも容易かつ迅速に対応することができる。このため、生産システム100は多品種少量生産に好適となる。
また、各生産装置Mの行う生産処理は、生産装置Mの内部に配置される作業ユニット6を交換するのみで、生産装置Mの配置位置を変えなくても容易に変更することができる。
また、作業ユニット6を除く生産装置Mの構成を共通化、簡素化することができるので、生産装置Mを安価に製作することができる。
また、生産装置Mは、水平面内の2軸および鉛直軸に沿って、合計5方向の連接方向を有するので、生産装置連接体100Aを、水平方向および鉛直方向に連接して立体的に構成することができる。このため、生産装置Mを上下方向に積層させることができるので、水平方向のみに連接させる場合に比べて設置床面積を低減して、省スペース化される。すなわち、設置床面積の有効利用が可能となる。
また、生産システム100は、各生産装置Mに回転テーブル5を備えるので、回転テーブル5の回転方向に沿って配置されたワーク搬送口の間での搬送を回転テーブル5によって行うことができる。
このため、例えば、正面搬送口部3a、右側面搬送口部3c、左側面搬送口部3eの間でワークWを移動させるときに、これらの間に配置された作業ユニット6を跨いだり、通過させたりすることなく移動することができる。この結果、ワークWの移動が容易となり、作業ユニット6を跨いだり、通過させたりするための搬送スペースや搬送機構を省略することができるので、省スペースかつ安価な生産装置Mを構成することができる。
また、生産システム100の生産装置Mは、ワークWを各ワーク搬送口の近傍に設けられたワーク移動部8と回転テーブル5とによって、ワークWを回転テーブル5上の作業領域Sとワーク搬送口との間で移動させるので、各ワーク搬送口の間の距離に比べて各ワーク移動部8の移動距離を短くすることができるため、ワーク移動部8を簡素かつ小型の構成とすることができる。
また、ワーク移動部8や回転テーブル5が駆動されている間も、作業ユニット6によってワークWに対する生産処理を続けることができるので、生産の効率を向上することができる。
このように、生産システム100によれば、設置床面積の有効利用が可能となり、生産装置Mの間でワークWを効率的に搬送することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る生産システムについて説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る生産システムの概略構成を示す模式的な斜視図である。図9は、本発明の第2の実施形態に係る生産システムに用いる生産装置の概略構成を示す模式的な斜視図である。図中のXYZ座標系は、上記第1の実施形態の各図のXYZ座標系と同様である。
本実施形態の生産システム200は、図8に示すように、装置内部に設けられた作業領域Sに配置されるワークWに対して生産処理を行う生産装置mが少なくとも3つ以上連接されてなる生産装置連接体200Aと、生産装置連接体200Aの各生産装置Mの動作を制御するシステム制御部200Bとを備える。また、生産システム200の生産装置mは水平方向(Y軸方向)および鉛直方向(Z軸方向)に連接されている。
生産装置連接体200Aは、上記第1の実施形態の6列3層に連接された18台の生産装置Mに代えて、3列3層に連接された9台の生産装置mを備える。
以下では、各生産装置mを配置位置で区別する場合には、上記第1の実施形態と同様に、添字i、jを付して生産装置mijのように表す。ここで、添字iはZ軸負方向側から正方向側に数えた層数、添字jはY軸負方向側から正方向側に数えた列数であり、いずれも1〜3の整数値をとる。
生産装置mは、上記第1の実施形態の生産装置Mの筐体2、装置電装制御部7に代えて、筐体20、装置電装制御部21を備える。生産装置mの外形状および配置姿勢は、上記第1の実施形態の生産装置Mと同様である。
筐体20の内部構成は、上記第1の実施形態の筐体2のワーク移動部8、作業ユニット6を削除して、処理部基台22、多関節ロボット24、処理装置部26を追加したものである。
以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
筐体20は、図9に示すように、上記第1の実施形態の筐体2の正面壁部2a、上面壁部2b、右側面壁部2c、底面壁部2d、左側面壁部2eにそれぞれ対応して、同様な位置に、正面壁部20a、上面壁部20b、右側面壁部20c、底面壁部20d、左側面壁部20eを備える。
また、筐体2の正面搬送口部3a、上面搬送口部3b、右側面搬送口部3c、底面搬送口部3d、左側面搬送口部3eにそれぞれ対応して、開閉可能なシャッター3Bを備えることで同様な矩形状に開口3Aを形成可能に設けられた正面搬送口部30a、上面搬送口部30b、右側面搬送口部30c、底面搬送口部30d、左側面搬送口部30eを備える。
ただし、本実施形態の上面搬送口部30b、底面搬送口部30dは、正面搬送口部30aと回転テーブル5との間における上面壁部20b、底面壁部20dにおいて、それぞれZ軸方向に対向する位置関係に設けられている。
このため、生産装置mは、上記第1の実施形態と同様に、連接方向C、C、C、C、Cにおいてそれぞれ他の生産装置mと連接可能とされており、連接状態では、正面搬送口部30a、上面搬送口部30b、右側面搬送口部30c、底面搬送口部30d、左側面搬送口部30eの開口時に、それぞれを通してワークWを搬送できるようになっている。
装置電装制御部21は、筐体20に内蔵される回転テーブル5、多関節ロボット24、また必要に応じて処理装置部26の動作制御を行うものである点が上記第1の実施形態の装置電装制御部7と異なる。
処理部基台22は、回転テーブル5の中央部において、回転テーブル5の回転とともに回転移動可能に配置された平面視矩形状の平板部材である。
処理部基台22は、ワークWや処理装置部26を配置する作業領域Sを構成するとともに、多関節ロボット24を支持する支持部材になっている。
多関節ロボット24は、処理部基台22の中心から水平方向に離間された処理部基台22上の位置に立設された胴部24Cと、胴部24Cの側面においてそれぞれ異なる向きに取り付けられた右腕部24R、および左腕部24Lとを備える双腕ロボットである。
右腕部24Rは、胴部24Cから処理部基台22の中心を見たときに、胴部24Cの右側の側面に取り付けられた基端部から、複数の関節部と複数のアーム部とが交互に連結された他自由度の多関節アームを有し、この多関節アームの先端側にワークWが把持可能な把持部24aを備えるものである。
左腕部24Lは、右腕部24Rと同様の構成のものが、胴部24Cから処理部基台22の中心を見たときに、胴部24Cの左側の側面に取り付けられたものである。
右腕部24Rおよび左腕部24Lは、装置電装制御部21に電気的に接続され、装置電装制御部21からの制御信号に基づいて、それぞれの把持部24aを、筐体20の内部でそれぞれ独立に、向きや位置を変えることができる。
これによりワークWを種々の方向から把持し、筐体20内を移動させることができるようになっている。
多関節ロボット24の動作範囲は、少なくとも処理部基台22上の作業領域Sの範囲でワークWを移動することができるとともに、回転テーブル5を適宜位置に移動したときに、開口時の正面搬送口部30a、上面搬送口部30b、右側面搬送口部30c、底面搬送口部30d、および左側面搬送口部30eの開口3Aを通して、連接し合う他の生産装置mの開口3Aとの間で、ワークWを受け渡しできるように設定される。
例えば、本実施形態では、図9に示すように、多関節ロボット24が処理部基台22の中心を挟んで正面搬送口部30aに対面し、右腕部24Rおよび左腕部24Lがそれぞれ左側面搬送口部30e、右側面搬送口部3cに向いた状態では、右腕部24R(左腕部24L)により左側面搬送口部30e(右側面搬送口部30c)の開口3Aを通して、ワークWを、Y軸負方向側(Y軸正方向側)に連接された他の生産装置mとの間で受け渡すことができるようになっている。
また、回転テーブル5をZ軸正方向から見て反時計回り(時計回り)に90°回転させれば、右腕部24R(左腕部24L)によって上面搬送口部30bおよび底面搬送口部30dの開口3Aを通して、ワークWを、上側および下側に連接された他の生産装置mとの間で受け渡すことができるようになっている。
このため、多関節ロボット24は、作業領域Sと複数のワーク搬送口との間で、ワークWを移動させるワーク移動部を構成している。
処理装置部26は、生産装置m内に搬入されたワークWに適宜の生産処理を施すものである。例えば、上記第1の実施形態の作業ユニット6と同様の構成を採用してもよいが、本実施形態では、多関節ロボット24の動作と組み合わせて生産処理を行う構成も採用することができる。この場合、処理装置部26および多関節ロボット24の組合せは、作業領域Sを有し、作業領域Sに配置されたワークWに対して生産処理を行う処理部を構成している例となっている。また、本実施形態の処理部は、その一部を構成する処理装置部26)は筐体20から搬出することも可能であるが、生産システム200の稼働時には、装置基体である筐体20の内部に備えられた処理部を構成しており、その他を構成する多関節ロボット24は、非稼働時も筐体20の内部に備えられた処理部を構成している。
例えば、図9には、ワークWの組み立てる生産処理を行うことができるように、処理装置部26が、ワークWに生産処理を施す間、固定するワーク固定治具25と、処理部基台22上で、ワーク固定治具25の位置、姿勢を変更可能に保持する作業ステージ23とからなる場合の例を示した。
作業ステージ23の装置構成は、例えば、XYZステージやゴニオステージの組合せや、パラレルリンクステージなどを採用することができる。作業ステージ23は、装置電装制御部21に電気的に接続され、装置電装制御部21からの制御信号に基づいて、動作制御を行えるようになっている。
なお、ワーク固定治具25の位置、姿勢を変更しなくても組み立てることができる場合には、作業ステージ23は単なる保持台とし、装置電装制御部21とは接続されない構成としてもよい。
処理装置部26の他の例としては、例えば、多関節ロボット24により脱着可能あるいは把持可能に設けられた適宜の作業ツールを供給する作業ツールマガジンなどを挙げることができる。
次に、生産システム200の動作について、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
上記第1の実施形態の生産システム100が、ワーク移動部8の動作と回転テーブル5の動作とを組合せることによって連接された生産装置M間でワークWを搬送していくのに対して、本実施形態の生産システム200は、多関節ロボット24と回転テーブル5との動作とを組み合わせることによって、連接された生産装置m間でワークWを搬送する点が異なる。
例えば、図8において、ワークW(以下、W、Wとして区別する場合がある)を生産装置m11から生産装置m12に搬入し、生産装置m12で生産処理を行った後、生産装置m22に搬出する場合を例にして簡単に説明する。各生産装置m内の動作は、上記第1の実施形態と同様に各生産装置m内の装置電装制御部21によって制御される。
図9に示すように、生産装置m12では、装置電装制御部21の制御によって、回転テーブル5の位置を多関節ロボット24が処理部基台22の中心を挟んで正面搬送口部30aに面する位置に移動させ、右腕部24Rを駆動し、右腕部24Rの把持部24aを左側面搬送口部30eに形成された開口3Aの近傍に移動させる。そして、生産装置m11の多関節ロボット24の左腕部24Lの把持部24aに把持され、開口3Aの近傍に移動されたワークWを受け取らせる。
この間、装置電装制御部21は、左腕部24Lを同時並行的に駆動して、すでに生産処理が完了してワーク固定治具25上に配置されていたワークWを把持して移動させ、ワーク固定治具25上からワークWを除去しておく。
次に、装置電装制御部21は、右腕部24Rを駆動して、ワークWの姿勢を必要に応じて変えながら、ワークWを処理装置部26のワーク固定治具25上に移動させる。
またこの間に、装置電装制御部21は、回転テーブル5をZ軸正方向側から見て時計回りに90°回転させて、左腕部24Lを正面搬送口部3a側に移動し、左腕部24Lを駆動して左腕部24Lの把持部24aに把持されたワークWを上面搬送口部30bに形成された開口3Aの近傍に移動させる。
そして、生産装置m22側から同様に移動された多関節ロボット24の把持部24aとの間で、開口3Aを通してワークWを生産装置m22側に受け渡す。
この間、処理装置部26および右腕部24Rによって、ワークWに生産処理を施すことができる場合には、ワークWに生産処理を施す。
また、例えば、組立作業など、処理装置部26に加えて、右腕部24R、左腕部24Lの協働作業が必要となる場合には、ワークWを生産装置m22に受け渡した後に、左腕部24Lの把持部24aを処理装置部26まで移動してから、右腕部24R、左腕部24Lを用いて、ワークWに対する生産処理を施す。
生産処理が終了したワークWは、上記のワークWと同様にして、生産装置m22に搬出する。
また、連接方向が異なる他の生産装置mにワークW、Wを移動させる場合も回転テーブル5の回転方向や多関節ロボット24の駆動が異なるのみで、略同様にしてワークWを搬送することができる。
このように本実施形態の生産システム200では、上記第1の実施形態の生産システム100と同様に、生産装置連接体200A内の各生産装置mの間で、ワークWを搬送して、それぞれの処理装置部26に対応した生産処理を施すことができる。
したがって、第1の実施形態の生産システム100と同様に、ワークWに施す生産処理が増えても設置面積の省スペース化を図ることができ、各生産処理を行う生産装置mの間でワークWを効率的に搬送することができる。
また、本実施形態の生産システム200では、処理装置部26および多関節ロボット24が処理部を構成するとともに、多関節ロボット24は、ワーク移動部を兼ねている点でも、生産装置mの小型化、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る生産システムについて説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る生産システムの概略構成を示す模式的な斜視図である。図11(a)は、本発明の第3の実施形態に係る生産システムに用いる生産装置の概略構成を示す模式的な斜視図である。図11(b)は、図11(a)におけるC−C断面図である。なお、図中のXYZ座標系は、上記第1の実施形態の各図のXYZ座標系と同様である。
本実施形態の生産システム300は、図10に示すように、装置内部に設けられた作業領域に配置されるワークに対して生産処理を行う生産装置Kが少なくとも3つ以上連接されてなる生産装置連接体300Aと、生産装置連接体300Aの各生産装置Kの動作を制御するシステム制御部300Bとを備える。また、生産システム300の生産装置Kは水平方向(Y軸方向)および鉛直方向(Z軸方向)に連接されている。
生産装置連接体300Aは、上記第1の実施形態の各生産装置Mに代えて、生産装置Kを備える。
以下では、各生産装置Kを配置位置で区別する場合には、上記第1の実施形態と同様に、添字i、jを付して生産装置Kijのように表す。ここで、添字iはZ軸負方向側から正方向側に数えた層数、添字jはY軸負方向側から正方向側に数えた列数であり、添字iは1〜3、添字jは、1〜6の整数値をとる。
生産装置Kは、上記第1の実施形態の生産装置Mの筐体2および筐体2の内部の構成(図11(a)、(b)では不図示)に加えて連結部40Aを有する処理本体部40と、処理本体部40を着脱可能に連結する基体部筐体41とを備え、装置電装制御部7に代えて装置電装制御部42を備える。生産装置Kの外形状は、上記第1の実施形態の生産装置Mと略同様の細長い直方体状、あるいは略箱状であり、配置姿勢は生産装置Mと同様である。
以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
処理本体部40の連結部40Aは、図11(b)に示すように、筐体2の正面壁部2aに対向する側を覆う背面壁部40aと、背面壁部40aからX軸負方向側に突出して設けられ基体部筐体41の端部に内嵌可能に設けられた結合部40bと、結合部40bの突出方向側の端面に設けられ、筐体2に内蔵された回転テーブル5、作業ユニット6、およびワーク移動部8a、8c、8e、8fにそれぞれ電気的に接続された配線端子40cとを備える。
なお、特に図示しないが、本実施形態の結合部40bは、連結された基体部筐体41に対する位置を適宜の固定部材、例えば、ボルトナット、固定ピン、フックなどによって固定できるようになっている。
基体部筐体41は、Z軸正方向側、Y軸正方向側、Z軸負方向側、およびY軸負方向側を、それぞれ覆う矩形平板状の上面壁部41b、右側面壁部41c、底面壁部41d、におよび左側面壁部41eを備え、X軸方向に延ばされた四角柱外形を有する筒状の筐体であり、略箱状の形状を有している。
これら、上面壁部41b、右側面壁部41c、底面壁部41d、および左側面壁部41eは、それぞれ、他の生産装置Kにおいて、同様の外形状を有する底面壁部41d、左側面壁部41e、上面壁部41b、および右側面壁部41cと連接可能に設けられており、いずれも連接壁部を構成している。
またこれら各連接壁部の表面形状は、上記第1の実施形態の筐体2の上面壁部2b、右側面壁部2c、底面壁部2d、左側面壁部2eと同様な形状とされる。
ただし、基体部筐体41のYZ平面における断面の外形状は、本実施形態の筐体2のYZ平面における断面の外形状よりもわずかに大きい形状を有する。
基体部筐体41のX軸正方向側の端部には、処理本体部40の連結部40Aを外嵌し、処理本体部40を位置決め状態に保持する矩形状の開口部である正面連結部41gが設けられている。
正面連結部41gによる位置決め状態は、処理本体部40の上面壁部2b、右側面壁部2c、底面壁部2d、および左側面壁部2eが、それぞれ、上面壁部41b、右側面壁部41c、底面壁部41d、および左側面壁部41eと平行、かつこれらで囲まれた内部側に位置するような位置決め状態とする。
このため、基体部筐体41は、これら上面壁部41b、右側面壁部41c、底面壁部41d、および左側面壁部41eによって、それぞれ、連接方向C、C、C、Cにおいて、それぞれ他の基体部筐体41と連接可能とされている。
なお、特に図示しないが、正面連結部41gは、連結された処理本体部40の連結部40Aを適宜の固定部材、例えば、ボルトナット、固定ピン、フックなどによって固定できるようになっている。
このように、基体部筐体41は、少なくとも2方向は1つの面に平行とされ、少なくとも1方向は前記1つの面と交差する方向とされた3方向以上の連接方向において、他の生産装置と連接可能に設けられた3以上の連接壁部を有する装置基体を構成している。
基体部筐体41の内部の長手方向の中間部には、長手方向の両端部側にそれぞれ延ばされた接続配線43、45を中継接続する中継基板44が設けられている。
接続配線43は、処理本体部40の配線端子40cと着脱可能に電気的な接続をとるもので、本実施形態では可撓性を有する複数の電気ケーブルからなる。
また、中継基板44から正面連結部41gまでの基体部筐体41の内部空間41iは、正面連結部41gを嵌合状態に収容するとともに、配線端子40cに接続された接続配線43を格納できる大きさに設けられている。
接続配線45は、装置電装制御部42と中継基板44との間の電気的な接続をとるもので、接続配線43と同様に可撓性を有する複数の電気ケーブルからなる。
また、中継基板44から、正面連結部41gと反対側の端部である背面開口41fまでの基体部筐体41の内部空間41hは、装置電装制御部42を収容するとともに、装置電装制御部42と中継基板44とに接続された接続配線45を格納できる大きさに設けられている。
なお、接続配線43、45は、生産装置連接体300Aを構成する各基体部筐体41に共通な接続インターフェースを有している。このため、互いに異なる生産装置K同士の間で、処理本体部40同士、装置電装制御部42同士を交換して接続できるようになっている。
装置電装制御部42は、例えば、電源や制御回路などが設けられた装置電装部本体42bと、装置電装部本体42bを支持し、背面開口41fに対して着脱可能に設けられた支持体42aとを備える。
なお、特に図示しないが、支持体42aは、連結された処理本体部40の連結部40Aを適宜の固定部材、例えば、ボルトナット、固定ピン、フックなどによって固定できるようになっている。
本実施形態の生産装置Kでは、処理本体部40の筐体2は、装置基体である基体部筐体41に対して機械的に着脱可能に設けられている。また、筐体2の配線端子40cと接続配線43とにより、筐体2に内蔵された作業ユニット6、回転テーブル5、およびワーク移動部8は、中継基板44、接続配線45を介して、それぞれの動作を行う装置電装制御部42に対して電気的に着脱可能に設けられている。すなわち、接続配線43、接続配線45、および中継基板44は、接続手段を構成している。
したがって、本実施形態では、生産装置K同士は、基体部筐体41によって連接することができる。このため、筐体2は、本実施形態の筐体2は装置基体の機能を有さなくてもよい。
例えば、本実施形態の筐体2の正面壁部2a、上面壁部2b、右側面壁部2c、底面壁部2d、左側面壁部2eは、連接壁部の機能を有さず、ワーク搬送口を備えた部材としてのみ機能してもよい。このような場合には、生産装置Kは、筐体2内に備えられた処理部が、連結部40Aを介して装置基体である基体部筐体41の外部に着脱可能とされており、生産システム300の稼働時には、処理部が装置基体に装着されることで装置基体に備えられる場合の例となっている。すなわち、処理部は装置基体の内部に備えられる形態には限定されない。
しかしながら、本実施形態でも、例えば、筐体2同士で係合したり固定したりする連接壁部を備えることで、筐体2が装置基体の機能を有していてもよい。この場合には、上記第1の実施形態と同様に、生産システムの稼働時に処理部が装置基体の内部に備えられた場合の例になる。
このような構成により、本実施形態の生産装置Kは、基体部筐体41において他の生産装置Kと連接することで、上記第1の実施形態の生産装置Mと同様に、他の生産装置Kを各連接方向に連接させて、水平方向および鉛直方向に複数の生産装置Kを連結させた生産装置連接体300Aを構成することができる。
また、生産装置Kの処理本体部40の筐体2の上面壁部2b、右側面壁部2c、底面壁部2d、および左側面壁部2eは、基体部筐体41の上面壁部41b、右側面壁部41c、底面壁部41d、および左側面壁部41eにそれぞれ平行とされ、X軸方向から見たときに、これら上面壁部41b、右側面壁部41c、底面壁部41d、および左側面壁部41eで囲まれる矩形領域の内側に位置決めされる。
このため、図10に示すように、各処理本体部40は、Y軸方向およびZ軸方向にそれぞれ隙間をあけて、筐体2同士が接触しない状態で連接されている。
また、各処理本体部40の基体部筐体41に対する位置決め状態は共通のため、各処理本体部40に設けられた上面搬送口部3b、右側面搬送口部3c、底面搬送口部3d、および左側面搬送口部3eは、それぞれ隣接する他の生産装置Kにおける処理本体部40の底面搬送口部3d、左側面搬送口部3e、上面搬送口部3b、および右側面搬送口部3cと互いに対向され、それぞれが開口されたとき、連接し合う生産装置Kの間が連通される。
これにより、上記第1の実施形態と同様に、これら上面搬送口部3b、右側面搬送口部3c、底面搬送口部3d、および左側面搬送口部3eに形成された開口3Aを通して、ワークWを搬送することが可能となる。
したがって、第1の実施形態の生産システム100と同様に、ワークWに施す生産処理が増えても設置面積の省スペース化を図ることができ、各生産処理を行う生産装置Kの間でワークWを効率的に搬送することができる。
また、生産装置Kは、基体部筐体41の正面連結部41gおよび背面開口41fにおいて、それぞれ、処理本体部40および装置電装制御部42と、機械的、電気的に着脱可能に連結されている。
このため、例えば、処理本体部40と基体部筐体41との間の固定部材を外すなどして互いの固定を解除して処理本体部40をX軸正方向側に引き出し、接続配線43と配線端子40cとの接続を解除することによって、生産装置連接体300Aから処理本体部40のみを容易に取り外すことができる。そして、処理本体部40をメンテナンスしたり、交換したりした後、再び、基体部筐体41に連結することができる。
処理本体部40の作業ユニット6、回転テーブル5、およびワーク移動部8は、生産装置Kのそれぞれの間で、筐体2ごと交換可能に設けられている。
また、同様にして、装置電装制御部42と背面開口41fとの間の固定部材を外すなどして互いの固定を解除して装置電装制御部42をX軸負方向側に引き出し、接続配線45を装置電装部本体42bとの接続を解除することによって、生産装置連接体300Aから装置電装制御部42のみを取り外すことができる。そして、装置電装制御部42をメンテナンスしたり、交換したりした後、再び、基体部筐体41に連結することができる。
また、処理本体部40、装置電装制御部42は、各生産装置Kの基体部筐体41との間で取り付けの互換性を有するため、処理本体部40に内蔵された作業ユニット6の配置を変更する場合に、基体部筐体41の位置を移動したり、組み替えたりすることなく、処理本体部40のみを取り外して配置位置を変更することができる。
このため、生産システム300における搬送経路を代えることなく、ワークWに施す生産処理の組合せを変更することができる。したがって、生産システム300の配置替えを行うことなく生産ラインを容易に変更できる。したがって、製品の機種変更などにも容易かつ迅速に対応することができる。また多品種少量生産にも好適となる。
なお、上記の説明では、生産装置の装置基体の連接方向が、水平面に沿って直交する2方向と、鉛直方向の3方向に沿う場合の例で説明したが、これら3方向は、互いに直交する方向には限定されず、一部または全部が斜めに交差する方向に沿っていてもよい。
したがって、連接方向が平行となる1つの面は水平面には限定されないため、回転支持部の回転軸も鉛直方向に限定されず、1つの面の法線の向きに回転軸の方向を設ければよい。
また、1つの面と連接方向との平行性は、厳密に平行である必要はなく、例えば開口の大きさなどによりワークを出し入れに支障がない場合には、回転支持部の回転面と連接方向とが、わずかに傾斜している略平行な位置関係でもよい。例えば、±5°程度の傾斜は許容される。
また、上記の説明では、生産装置の連接方向は、連接方向Ca、C、C、C、Cの5方向の例で説明したが、少なくとも2方向は1つの面に平行とされ、少なくとも1方向はこの1つの面と交差する方向とされた3方向以上であればよい。
また、上記の説明では、簡単のため、生産システムは、1つの生産装置にワークWを1つずつ搬送して生産処理を行う場合の例で説明したが、複数のワーク入口から、複数のワークWを搬入し、搬送経路の途中で、例えば組み立てて、部分組立体としてワーク出口から取り出すようにしてもよい。
また、生産システム内に、独立な生産ラインを形成する生産装置を複数並列して配列しておき、複数のワークWを複数のワーク入口に搬入して、各ワークWの搬送経路を分けることで、異なるワークに対する生産処理を同時並行的に行う並列化処理を行ってもよい。
例えば、上記第1の実施形態の生産システム100において、各層の6台の生産装置Mにより、それぞれ水平方向に延びる3本の搬送系列を構成し、生産装置M11、M21、M31の正面搬送口部3aをワーク入口として、それぞれに1つずつのワークWを搬入し、各ワークWを各層毎に搬送して、生産処理を行い、生産装置M16、M26、M36の正面搬送口部3aをワーク出口として、それぞれ別個に取り出すようにすれば、3列の並行化処理を行うことができる。
これら並行化処理は、各層ごとに同一の生産処理であっても、各層ごとに異なる生産処理であってもよい。
このように、本発明の生産システムによれば、複数の生産装置によって、異なる生産処理を異なるワークに対して並列化処理ができるので生産効率が向上する。また、生産処理のスピード(タクト)や搬送タイミングの調整が容易となる。
また、上記の第1の実施形態の説明では、ワーク移動部8が、鉛直面内移動機構9を備えることで、連接方向に沿う方向以外にも、例えば、上下方向や開口3Aの幅方向には沿う移動を行うことができる場合の例で説明した。このようにすれば、ワークWの大きさや形状が変更されても、これに対応して開口3Aにおける把持部11aの位置を変更できるため、受け渡しが容易となる。
ただし、開口3A内の一定位置でワークWを受け渡すことができる場合には、ワーク移動部8は、鉛直面内移動機構9を適宜高さの支持部材に変更し、スライド移動機構10によって、連接方向に沿って開口3Aと作業領域Sとの間で進退する構成としてもよい。この場合、ワーク移動部8および筐体2をより小型化、低コスト化することができる。
また、上記第3の実施形態では、処理本体部40として、上記第1の実施形態の筐体2を用いた場合の例で説明したが、上記第3の実施形態の筐体2は、第1の実施形態とは異なり装置基体を構成していなくてもよい。また、第3の実施形態の例では、他の生産装置Kにおける筐体2と互いに当接して連接することはなく、上下方向に積層されることもない。このため、上記第1の実施形態の筐体2よりも低い剛性を有する構成を採用することができる。
また、上記に説明したすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
例えば、図10、図11(a)、(b)に示すように、上記第3の実施形態の処理本体部40では、上記第1の実施形態の筐体2およびその内部構成に代えて、上記第2の実施形態の筐体20およびその内部構成に代えて実施してもよい。また、この場合の筐体20も、装置基体を構成していなくてもよいため、上記第2の実施形態の筐体20よりも低い剛性を有する構成を採用することができる。
2、20 筐体(装置基体)
2a、20a 正面壁部(連接壁部)
2b、20b、41b 上面壁部(連接壁部)
2c、20c、41c 右側面壁部(連接壁部)
2d、20d、41d 底面壁部(連接壁部)
2e、20e、41e 左側面壁部(連接壁部)
3A 開口
3a、30a 正面搬送口部(ワーク搬送口)
3b、30b 上面搬送口部(ワーク搬送口)
3c、30c 右側面搬送口部(ワーク搬送口)
3d、30d 底面搬送口部(ワーク搬送口)
3e、30e 左側面搬送口部(ワーク搬送口)
5 回転テーブル(回転支持部)
6 作業ユニット(処理部)
6b 作業機構
6d 正面開口部
7、21、42 装置電装制御部
8、8a、8c、8e、8f ワーク移動部
9 鉛直面内移動機構
10 スライド移動機構
11 把持旋回機構
11a 把持部
12 反転機構
13 昇降移動機構
20 筐体
24 多関節ロボット(ワーク移動部、処理部)
26 処理装置部(処理部)
40 処理本体部
40A 連結部
40b 結合部
40c 配線端子
41 基体部筐体(装置基体)
41f 背面開口
41g 正面連結部
42b 装置電装部本体
43、45 接続配線(接続手段)
44 中継基板(接続手段)
100、200、300 生産システム
100A、200A、300A 生産装置連接体
100B、200B、300B システム制御部
、C、C、C、C 連接方向
M、M11、M12、M13、M21、M23、M26、M31、M32、M36、m、m11、m12、m13、m21、m22、m23、m31、m32、m33、K、K11、K12、K16、K21、K22、K26、K31、K32、K36 生産装置
S 作業領域
W、W、W ワーク

Claims (5)

  1. 装置内部に設けられた作業領域に配置されるワークに対して生産処理を行う生産装置が少なくとも3つ以上連接されてなる生産システムであって、
    前記生産装置は、
    前記作業領域を有し、該作業領域に配置される前記ワークに対して前記生産処理を行う処理部と、
    該処理部を備え、少なくとも2方向は1つの面に平行とされ、少なくとも1方向は前記1つの面と交差する方向とされた3方向以上の連接方向において、他の生産装置と連接可能に設けられた3以上の連接壁部を有する略箱状の装置基体と、
    少なくとも前記連接方向のそれぞれの側に開口され、前記ワークを搬入または搬出する複数のワーク搬送口と、
    前記作業領域と前記複数のワーク搬送口との間で、前記ワークを移動させるワーク移動部と、
    前記ワーク移動部により前記ワークを移動させる際に、前記複数のワーク搬送口のうち前記1つの面に平行とされた連接方向のワーク搬送口に前記ワークを回転させる回転支持部と、
    を備えたことを特徴とする生産システム。
  2. 前記3つ以上の生産装置のうち少なくとも1つの生産装置は、
    前記複数のワーク搬送口のうちに、他の生産装置と連接されていないワーク搬送口を備えることを特徴とする請求項1に記載の生産システム。
  3. 前記生産装置の前記処理部は、
    前記回転支持部上に着脱可能とされた処理部支持体に設けられたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の生産システム。
  4. 前記生産装置の前記処理部は、
    前記ワークを把持して移動させる多関節ロボットを備えることを特徴とする請求項1〜3に記載の生産システム。
  5. 前記生産装置は、それぞれ、
    前記装置基体に、前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部の各動作を制御する動作制御部と、前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部を、前記動作制御部に対して着脱可能に電気的に接続する接続手段とを備え、
    前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部は、
    前記装置基体に対して着脱可能に設けられた筐体によって保持され、
    前記前記処理部、前記回転支持部、および前記ワーク移動部は、前記生産装置のそれぞれの間で、前記筐体ごと交換可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の生産システム。
JP2009173557A 2009-07-24 2009-07-24 生産システム Withdrawn JP2011025358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009173557A JP2011025358A (ja) 2009-07-24 2009-07-24 生産システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009173557A JP2011025358A (ja) 2009-07-24 2009-07-24 生産システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011025358A true JP2011025358A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43634706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009173557A Withdrawn JP2011025358A (ja) 2009-07-24 2009-07-24 生産システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011025358A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120956A1 (ja) * 2011-03-10 2012-09-13 シャープ株式会社 搬送装置および組立装置
JP2013252601A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Yaskawa Electric Corp ロボットセルおよびロボットセルの組立方法
JP2018060363A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 株式会社ディスコ 加工装置
JP2018118329A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 オークマ株式会社 生産ライン及び生産ラインにおける中間シャッタの開閉制御方法
JP2020058970A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 株式会社スギノマシン 洗浄装置、及び、対象物の洗浄及び乾燥方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120956A1 (ja) * 2011-03-10 2012-09-13 シャープ株式会社 搬送装置および組立装置
JP2012197175A (ja) * 2011-03-10 2012-10-18 Sharp Corp 搬送装置および組立装置
CN103025481A (zh) * 2011-03-10 2013-04-03 夏普株式会社 搬送装置以及组装装置
JP2013252601A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Yaskawa Electric Corp ロボットセルおよびロボットセルの組立方法
JP2018060363A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 株式会社ディスコ 加工装置
JP2018118329A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 オークマ株式会社 生産ライン及び生産ラインにおける中間シャッタの開閉制御方法
JP2020058970A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 株式会社スギノマシン 洗浄装置、及び、対象物の洗浄及び乾燥方法
JP7176823B2 (ja) 2018-10-09 2022-11-22 株式会社スギノマシン 洗浄装置、及び、対象物の洗浄及び乾燥方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3999712B2 (ja) 多関節ロボット
US9623525B2 (en) Production system general-purpose cell
US9174346B2 (en) Loading/unloading robot
TWI657903B (zh) Manufacturing system, manufacturing system construction method, end effector, robot, and robot operation method
TWI434798B (zh) 基板容器儲存系統
US20140286741A1 (en) Substrate processing systems and robot apparatus for transporting substrates in electronic device manufacturing
JP6397185B2 (ja) ロボットセル
JP6383537B2 (ja) ロボットハンド、ロボット、およびロボットセル
KR20050044434A (ko) 초소형전자 기판을 처리하는 감소의 풋프린트 공구
JP2011025358A (ja) 生産システム
JP2009500865A (ja) 基板搬送装置
JP2010105105A (ja) 自動生産装置
TW201617192A (zh) 機器人及機器人系統
JP4598058B2 (ja) ワークハンドリング装置
JP6366932B2 (ja) ワーク反転支援装置および同装置を備えたロボットセル
JP6628603B2 (ja) 水平多関節ロボットおよび製造システム
JP5755842B2 (ja) ワーク搬送システム
KR20130104341A (ko) 기판 이송 방법, 기판 이송 로봇 및 이를 포함하는 기판처리시스템
JP2008213130A (ja) 生産システム用汎用セル及び該汎用セルを用いた生産システム
KR102453865B1 (ko) 기판 처리 장치
JP7376285B2 (ja) 基板処理装置
JP2010137339A (ja) 生産装置及び生産システム
JP5191789B2 (ja) 生産装置及び生産システム
JPH06126662A (ja) 産業用ロボット
JP2009505410A (ja) 2つの面を持つサクションバーを備える運動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121002