JP2011025178A - 回転霧化頭 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転霧化頭Cは、回転軸11に固着される円筒状の軸取付部21と、前面壁31と後面壁47と周壁27とで囲まれた貯留室55と、前面壁31の外周縁からカップ状に拡径した形態であって面が拡散面30となっている拡径部29と、前面壁31に貫通形態で形成されて貯留室55内の塗料を拡散面30へ流出させる流出孔32を備える。回転霧化頭Cは、軸取付部21と周壁27と前面壁31と拡径部29とが一体に形成された第1部品20と、後面壁47を有する第2部品40とを組み付けて構成される。
【選択図】図2
Description
第1部品には、前面壁と拡散面が一体に形成されているので、貯留室から拡散面に至る塗料の経路の途中に大きな段差や小さな隙間が存在せず、段差や隙間の存在によって塗料にエアが混入したり、段差や隙間に塗料が残留するという虞はない。回転軸に固着される第1部品には、軸取付部と周壁と前面壁と拡径部が一体に形成されているのに対し、第2部品には後面壁が形成されているだけであり、第1部品に比べて第2部品は比較的軽量となっているので、軸ブレを生じる虞もない。したがって、本発明によれば、塗料にエアが混入すること、塗料が段差や隙間に残留すること、軸ブレを生じることに起因する塗装不良が防止され、良好な塗装を行うことができる。
シールリングは、第1部品と第2部品との隙間をシールする機能と、第1部品に対して第2部品を調芯する機能とを兼ね備えているので、シール手段と調芯手段とを別々に設ける場合に比べて、部品点数が少なくて済む。
貯留室内の塗料の一部は、第1部品の内周面と第2部品の外周面との隙間を通ってシールリング及びシール溝に到達する虞がある。しかし、シールリングはシール溝の内面の間で軸線方向に挟み付けられているので、塗料は、シールリングとシール溝の内面との当接位置を超えてシール溝の溝底面にまで侵入することはない。つまり、塗料の侵入は、シール溝の開口縁のうち第1部品の内周面と第2部品の外周面との隙間に近い側の開口縁の近傍で阻止される。このように、第1部品と第2部品の隙間に塗料が侵入しても、その侵入深さは比較的浅いので、洗浄の際には侵入した塗料を確実に除去することができる。
第1部品の内周面と第2部品の外周面の隙間のうちシール溝と貯留室とを連通させる連通領域は、他の領域よりも間隔が広くなっているので、洗浄液を流動させたときの流動抵抗が小さく抑えられる。したがって、シールリング及びシール溝に供給される洗浄液の流量が多くなり、高い洗浄効果が得られる。
第2部品を第1部品に対して位置決めする手段として、シールリングとシール溝を利用したので、位置決め専用の手段として新たに形成したのは、シール溝が形成されていない側の周面の位置決め溝だけで済んでいる。したがって、位置決め専用の手段を第1部品と第2部品の両方に形成する場合に比べると、形状を簡素化することができる。
第2部品を第1部品に組み付ける際には、雄ネジ部を雌ネジ部に螺合し、調芯面を受け面に当接させる。テーパ状の調芯面とテーパ状の受け面との当接により、第2部品は第1部品に対して同軸状に調芯される。
周壁の内周面は、前方即ち流出孔に向かって拡径したテーパ状をなすので、貯留室内の塗料は、貯留室内に残留することなく、遠心力により確実に流出孔に到達する。また、第2部品を外した状態では、第1部品の後方から周壁の内周面と前面壁を、直接、目視できるので、貯留室内の洗浄の状態を確認することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態1の塗装ガンAは、図6に示すように、ガン本体Bの前端部に、軸線Caを前後方向に向けた回転霧化頭Cを設け、この回転霧化頭Cを回転駆動することにより、回転霧化頭Cに供給した液体の塗料を霧化状態で噴出して被塗物(図示省略)に塗着させるようにしたものである。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図8を参照して説明する。本実施形態2の回転霧化頭Dは、第2部品70を第1部品60に対して軸線方向に位置決めする手段及び第2部品70を第1部品60に対して調芯する手段を、上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、シールリングを第2部品の外周に取り付けたが、シールリングは第1部品の内周に取り付けてもよい。
(2)上記実施形態1では、シールリングを第1部品の内周と第2部品の外周との間で径方向に挟むように配置したが、シールリングは、第1部品と第2部品との間で軸線方向に挟むように配置してもよい。
(3)上記実施形態1では、第1部品の内周面と第2部品の外周面との隙間のうちシール溝と貯留室とを連通させる連通領域が、他の領域よりも間隔を広くなっているが、連通領域の間隔は他の領域と同じ間隔であってもよい。
(4)上記実施形態1では、第2部品を第1部品に対して位置決めする手段として、第2部品のシールリングとシール溝を利用し、専用の位置決め手段である位置決め溝を第1部品のみに形成したが、シールリングとシール溝を利用せずに、位置決め専用の手段を第1部品と第2部品の両部品に形成してもよい。
(5)上記実施形態1では、第2部品を第1部品に対して調芯する手段として、シール機能を有するシールリングを利用したが、調芯手段としてシールリング(シール手段)とは別の弾性体を用いてもよい。
(6)上記実施形態1及び2では、周壁の内周面(誘導面)を前方に向かって拡径したテーパ状としたが、周壁の内周面は、後方に向かって拡径したテーパ状でもよく、全長に亘って内径が一定であってもよい。
Ca…第1部品(回転霧化頭C)の軸線
11…回転軸
20…第1部品
21…軸取付部
26…位置決め溝
27…周壁
28…誘導面(周壁の内周面)
28a…仮想線
29…拡径部
30…拡散面
31…前面壁
32…流出孔
40…第2部品
44…シール溝
47…後面壁
50…シールリング
55…貯留室
56…連通領域
D…回転霧化頭
60…第1部品
62…雌ネジ部
63…受け面
70…第2部品
72…雄ネジ部
73…調芯面
Claims (7)
- 回転軸により回転駆動され、供給された塗料を遠心力により霧化して放出する回転霧化頭であって、
前記回転軸に固着される円筒状の軸取付部と、
前面壁と後面壁と周壁とにより囲まれた形態であって、前記後面壁の中央の開口から塗料が供給されるようになっている貯留室と、
前記前面壁の外周縁からカップ状に拡径した形態であって、前面が拡散面となっている拡径部と、
前記前面壁の外周縁に貫通形態で形成され、前記貯留室内の塗料を前記拡散面へ流出させるための流出孔とを備えている回転霧化頭において、
前記軸取付部と前記周壁と前記前面壁と前記拡径部とが一体に形成されている第1部品と、
前記後面壁を有し、前記第1部品に対して後方から組み付けられることで前記貯留室を形成する第2部品とを備えて構成されていることを特徴とする回転霧化頭。 - 前記第1部品と前記第2部品との隙間にシールリングを設け、
前記シールリングの弾性により、前記第1部品と前記第2部品との隙間がシールされているとともに、前記第1部品に対して前記第2部品が調芯されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の回転霧化頭。 - 前記シールリングが、前記第1部品の内周面と前記第2部品の外周面のうち一方の周面に形成したシール溝内に保持されており、
前記シールリングが、前記シール溝の内面の間で軸線方向に挟み付けられていることを特徴とする請求項2記載の回転霧化頭。 - 前記第1部品の内周面と前記第2部品の外周面の隙間のうち前記シール溝と前記貯留室とを連通させる連通領域は、他の領域よりも間隔が広くなっていることを特徴とする請求項3記載の回転霧化頭。
- 前記第1部品の内周面と前記第2部品の外周面のうち前記シール溝が形成されていない側の周面には、前記シールリングを係止させることにより前記第2部品を前記第1部品に対して軸線方向に位置決めする位置決め溝が形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の回転霧化頭。
- 前記第1部品の内周には、雌ネジ部と、前方に向かって縮径するテーパ状の受け面とが形成され、
前記第2部品の外周には、前記雌ネジ部に螺合される雄ネジ部と、前方に向かって縮径した形態であって前記受け面に当接可能なテーパ状の調芯面とが形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転霧化頭。 - 前記周壁の内周面は、前方に向かって拡径したテーパ状をなし、
前記周壁の内周面から斜め後方へ延長して前記第1部品の軸線と交差させた仮想線が、前記第1部品と干渉せずに前記第1部品の後方へ抜けるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の回転霧化頭。
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JP2005118710A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Honda Motor Co Ltd | 回転霧化ヘッド |
JP2005177569A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Asahi Sunac Corp | 回転霧化頭及び塗装ガン |
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2009
- 2009-07-27 JP JP2009174670A patent/JP5398403B2/ja active Active
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