JP2011024766A - 遊技機 - Google Patents

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JP2011024766A JP2009173344A JP2009173344A JP2011024766A JP 2011024766 A JP2011024766 A JP 2011024766A JP 2009173344 A JP2009173344 A JP 2009173344A JP 2009173344 A JP2009173344 A JP 2009173344A JP 2011024766 A JP2011024766 A JP 2011024766A
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真 宮永
Takeshi Nakazono
武 中園
Yoshitaka Tsuchiya
義孝 土屋
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Abstract

【課題】払出装置と貯留容器との間の遊技媒体通過路を幅方向でコンパクトにすることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係るパチンコ遊技機10では、遊技球が通過する通過路の中間部或いは終端側に、遊技球を転動させて端部側から略水平方向又は斜め下方に放出する上段ガイド面92Mと、上段ガイド面92Mの端部側から落下した遊技球を受け、下皿27へと案内する下段ガイド面(媒体受部91Cと終端固定ガイド壁96の上面)とが設けられている。そして、上段ガイド面92Mと下段ガイド面との間のうち、通常は上方を遊技球が素通りし下皿27が満杯になったときに遊技球が滞留する位置には、遊技球に押圧されて下皿27が満杯であると検出する範囲にある媒体自重受部91Bが配置されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、払出装置から排出された遊技媒体が遊技媒体通過路を通過して貯留容器に払い出されると共に、遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側に設けた満杯検知部により貯留容器が満杯になったことを検出可能な遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、遊技媒体通過路の終端部に満杯検知部としての満杯検知レバーを備えたものが知られている。満杯検知レバーは、水平方向に対して傾斜し、下端部を中心に傾動する帯板状をなし、弾性部材にて一定の傾斜姿勢に保持されている。また、満杯検知レバーは、遊技媒体通過路の終端部に備えた固定傾斜面に対して横並びに配置され、払出装置からの遊技媒体が、通常、満杯検知レバーの横を素通りして固定傾斜面上を転動し、貯留容器に払い出される。そして、貯留容器が満杯になると、貯留容器から遊技媒体通過路側に溢れた遊技媒体が、満杯検知レバー上に徐々に乗り上がって満杯検知レバーを押し下げ、これにより、貯留容器が満杯になったことが検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−160953号公報(段落[0015]〜[0017],図1参照)
しかしながら、上記した従来の遊技機では、遊技媒体通過路の終端部において満杯検知レバーと固定傾斜面とが横並びに配置されているので、遊技媒体通過路が幅方向に大型化するという問題が生じていた。また、遊技媒体通過路の幅方向の大型化を回避するために、固定傾斜面を幅狭にすると遊技媒体がスムーズに流下できなくなるという問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、払出装置と貯留容器との間の遊技媒体通過路を幅方向でコンパクトにすることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、払出条件の成立に起因して遊技媒体を排出する払出装置と、払出装置から排出された遊技媒体が払い出される貯留容器と、払出装置から貯留容器に向かって遊技媒体が流下する遊技媒体通過路と、遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側に設けられ、貯留容器が満杯になって遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側に滞留した遊技媒体に押圧されることで作動して貯留容器が満杯であると検出する満杯検知部とを備えた遊技機において、遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側には、遊技媒体を転動させて端部側から略水平方向又は斜め下方に放出する上段ガイド面と、上段ガイド面の端部側から落下した遊技媒体を受け、貯留容器へと案内する下段ガイド面とが設けられ、満杯検知部のうち遊技媒体に押圧されて貯留容器が満杯であると検出する範囲にある媒体受圧面は、上段ガイド面と下段ガイド面との間のうち、通常は、上方を遊技媒体が素通りし、貯留容器が満杯になったときに遊技媒体が滞留する位置に配置されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、上段ガイド面から落下した遊技媒体は、満杯検知部のうち媒体受圧面とは異なり、貯留容器が満杯であると検出する範囲外の部位に或いは満杯検知部の上方を乗り越えて着地し、下段ガイド面を介して貯留容器に案内されるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、上段ガイド面の端部側の下方位置から、上段ガイド面による遊技媒体の放出方向に向けて延びた上面を有し、所定の軌跡で動くことが可能な可動部材と、可動部材のうち少なくとも一部が、可動範囲の所定の待機位置に保持されるように付勢する付勢手段と、貯留容器が満杯になって滞留した遊技媒体の自重に押圧されることで、付勢手段の付勢力に抗して、可動部材の少なくとも一部を可動範囲の所定の作動位置に移動させることが可能な媒体自重受部と、可動部材の少なくとも一部が作動位置に配置されていることを検出可能な検出スイッチとを備え、満杯検知部は、媒体受圧面としての上面の媒体自重受部と、検出スイッチとから構成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、上面のうち媒体自重受部外に設けられて、上段ガイド面の端部側から落下した遊技媒体を受ける媒体受部と、可動部材と貯留容器との間に設けられ、媒体受部から遊技媒体を受けて貯留容器に案内するガイド面とが備えられ、下段ガイド面は、上面の媒体受部とガイド面とから構成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の遊技機において、上段ガイド面を上面に有した上段ガイド壁の端部側から下方に垂下し、上面における可動部材の少なくとも一部に上方から突き合わされた或いは可動部材の少なくとも一部と所定間隔をおいた垂下壁を備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項3乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機において、検出スイッチは、オン位置とオフ位置との間を往復動するスイッチ可動部を有しかつ、所定値以上の力でスイッチ可動部が押圧されない限り、スイッチ可動部をオフ位置に維持する弾性体を内蔵したモメンタリースイッチであって、そのモメンタリースイッチに内蔵の弾性体を、可動部材を付勢する付勢手段としたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の遊技機において、上段ガイド面を上面に有した上段ガイド壁の下方位置から可動部材の下方位置に亘ってスイッチ収容部を形成し、検出スイッチをスイッチ収容部に収容すると共に、その検出スイッチのスイッチ可動部を可動部材の下面に臨ませたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7に記載の遊技機において、遊技機の前面の少なくとも一部を中心に開閉可能に動き、前面に貯留容器を備えた開閉扉と、開閉扉前後方向に貫通して前端部が貯留容器内に連通した扉貫通孔と、開閉扉の後面又は遊技機のうち開閉扉の後面が対向する扉内前面との何れか一方に取り付けられ、遊技媒体が内部を流下可能な流下ケースと、流下ケースの下端側に形成され、扉貫通孔が連通した媒体排出部と、流下ケースの媒体排出部よりも上端側に形成され、払出装置からの遊技媒体を受け入れる媒体受入部とが設けられて、上段ガイド面は、媒体受入部の下方位置から媒体排出部に向かって下るように傾斜した傾斜面であり、満杯検知部は、流下ケースに組み付けられた或いは流下ケースの付近に配置したところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載の遊技機において、遊技機の前面に設けられ、遊技媒体を流下させて遊技を行うための遊技領域と、流下ケースの側方に配置され、遊技領域の上端寄り位置に向けて遊技媒体を斜め上方に発射することが可能な発射装置とが備えられ、流下ケースの上面には、発射装置から発射され、遊技領域に到達しなかったファール媒体を受け入れるためのファール媒体受入口が備えられ、流下ケース内には、ファール媒体受入口から受け入れた遊技媒体を、上段ガイド面又は下段ガイド面上に落下させるように案内するファール媒体ガイド面が備えられているところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の遊技機では、通常は、遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側における上段ガイド面から遊技媒体が放物線を描いて落下し、その遊技媒体を下段ガイド面が受けて貯留容器へと案内する。ここで、本発明では満杯検知部の媒体受圧面が、上段ガイド面と下段ガイド面との間に配置されていて、通常は、その媒体受圧面の上方を遊技媒体が素通りする。そして、貯留容器が満杯になると、上段ガイド面と下段ガイド面との間に遊技媒体が滞留し、その滞留した遊技媒体によって媒体受圧面が押圧されて、貯留容器が満杯であることが検出される。このように、本発明では、貯留容器の非満杯時に遊技媒体が通過する正規経路の下方に、満杯検知部の媒体受圧面を配置したので、それらを横並びに配置した従来のものに比べて遊技媒体通過路を幅方向でコンパクトにすることができる。また、遊技媒体通過路の幅を従来と同じに設定した場合には、正規経路の幅が従来より幅広になって非満杯時に遊技媒体をスムーズに流下させることが可能になる。
[請求項2の発明]
請求項2の遊技機では、貯留容器の非満杯時に満杯検知部が満杯を検出するような事態を防止することができる。
[請求項3及び4の発明]
満杯検知部は、媒体受圧面が遊技媒体から受ける圧力が一定の基準値を超えたことをもって満杯を検出する構成としてもよいし、媒体受圧面を有する部材が遊技媒体から圧力を受けて平行移動し、その平行移動量が一定の基準値を超えたことをもって満杯を検出する構成としてもよい。また、媒体受圧面を備えた部材が遊技媒体から圧力を受けて回動し、その回動移動量が一定の基準値を超えたことをもって満杯を検出する構成としてもよい。より具体的には、請求項3の発明のように、上段ガイド面の端部側の下方位置から遊技媒体の放出方向に向けて延びた上面を有する可動部材を、所定の軌跡で動かし、その可動部材が遊技媒体の自重を受けて可動範囲の作動位置に移動したことをもって満杯を検出する構成としてもよい。また、そのような構成において、請求項4の発明のように、非満杯時に可動部材の可動困難或いは動かない側の媒体受部上に遊技媒体が落下しても可動部材は動かず、満杯時に、可動部材のうち動く側の媒体自重受部で遊技媒体の自重を受けて動く構成にしてもよい。このような構成とすれば、非満杯時に遊技媒体が可動部材を完全に飛び越える構成とした場合に比べて、遊技媒体通過路の中間或いは終端側をコンパクトにすることができる。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、上段ガイド壁から垂下した垂下壁により、上段ガイド壁と可動端部との間に遊技媒体が挟まるような事態を防止することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成によれば、検出スイッチに内蔵の弾性体が、可動部材を待機位置に保持するための付勢手段に兼用されて、部品点数の削減が図られる。
[請求項7の発明]
請求項7の構成によれば、上段ガイド壁及び可動部材の下方に備えたスイッチ収容部に検出スイッチが収容され、この点においても遊技媒体通過路を幅方向でコンパクトにすることができる。
[請求項8の発明]
請求項8の構成では、遊技機の前面の少なくとも一部を中心に開閉可能に動く開閉扉の後面又はそれが対向する扉内前面との何れか一方に流下ケースを取り付け、流下ケース内に満杯検知部を組み付けたので、開閉扉を開き、必要に応じて流下ケースを取り外して、満杯検知部のメンテナンスを容易に行うことができる。
[請求項9の発明]
請求項9の構成によれば、発射装置から発射され、遊技領域に到達しなかったファール媒体は、流下ケースのファール媒体受入口に受け入れられて上段ガイド面又は下段ガイド面上に落下する。そして、下段ガイド面上に落下した遊技媒体は、貯留容器に払い出され、上段ガイド面上に落下した遊技媒体は、上段ガイド面の端部側から下段ガイド面上に落下して、貯留容器に払い出される。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 パチンコ遊技機の後面側斜視図 パチンコ遊技機の分解斜視図 パチンコ遊技機の分解斜視図 ガラス扉を開いた状態のパチンコ遊技機の前面側斜視図 下皿扉を開いた状態のパチンコ遊技機の前面側正面図 パチンコ遊技機の側面図 払出装置以降の遊技球の流下経路の側断面図 下皿誘導カセットの正面図 下皿誘導カセットの後側斜視図 下皿誘導カセットの前面透視図 下皿誘導カセットの前面透視図 第2変形例に係る下皿誘導カセットの前面透視図 第3変形例に係る下皿誘導カセットの前面透視図
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る第1実施形態を、図1〜図13に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10は、ガイドレール12で囲まれた略円形の遊技領域R1を有し、遊技領域R1がガラス窓83Wを通して視認可能になっている。
遊技領域R1の中央部には、表示装置30が備えられ、遊技領域R1のうち表示装置30より下方には、始動入賞口14、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置30の両側には、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、一般入賞口20,21がそれぞれ設けられ、ガイドレール12に沿った両側端部には、サイドランプ22,22が設けられている。また、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
パチンコ遊技機10の前面のうちガラス窓83Wの下方には、上皿26及び本発明に係る「貯留容器」に相当する下皿27が上下2段にして設けられている。また、パチンコ遊技機10の前面における右下角部には操作ノブ28が備えられている。そして、この操作ノブ28を操作すると、上皿26に貯留された遊技球(本発明の「遊技媒体」に相当する)が、順次、遊技領域R1の上部に弾き出され、それら遊技球が遊技領域R1を流下する。その遊技球が遊技領域R1を流下する途中で上記した各入賞口14,15,20,21に入球すると、その賞球として複数の遊技球が上皿26内に払い出される。そして、上皿26が満杯の状態で上記各入賞口14,15,20,21に遊技球が入球した場合には、その賞球としての複数の遊技球が下皿27内に払い出される。
上記した一般入賞口20、始動ゲート18等の各部位の詳細構造は以下のようになっている。一般入賞口20,21は、遊技板11から突出した部材の上面に開口を備えた、所謂ポケット構造をなし、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は始動ゲート18に内蔵された図示しない普通図柄始動スイッチによって検出される。この検出信号に基づいて、液晶表示画面30Bの一角に設けられた普通図柄表示部18Hにおいて図柄が変動表示される。具体的には、「0」〜「9」までの数字からなる数字図柄が所定期間に亘って変動表示された後、所定の数字図柄が停止表示される。
始動入賞口14も、一般入賞口20,21と同様に、ポケット構造をなしている。始動入賞口14の開口の左右両側には可動翼片14A,14Aが備えられている。これら両可動翼片14A,14Aは、常には起立状態になっており、このとき両可動翼片14A,14Aに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が1つだけ入る大きさとなっている。そして、普通図柄表示部18Hで停止表示された数字図柄が奇数になると、遊技板11の裏に設けた図示しないソレノイドが駆動されて、可動翼片14A,14Aが所定期間(例えば、0.4秒間)に亘って横に倒される。すると、始動入賞口14の側方を流下する遊技球が可動翼片14Aに受け止められて始動入賞口14に案内されるようになって始動入賞口14に入賞し易くなる。
始動入賞口14に遊技球が入球すると、液晶表示画面30Bにおいて図柄が変動表示される。具体的には、液晶表示画面30Bには、通常、3つの特別図柄31A,31B,31Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄31A,31B,31Cには、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類がそれぞれ備えられ、通常は、何れかの種類の特別図柄31A,31B,31Cが停止表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄31A,31B,31Cが、上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄31A,31C,31Bが停止表示される。また、全ての特別図柄31A,31B,31Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になる。
なお、液晶表示画面30Bにおいて特別図柄31A,31B,31Cが変動表示又は「大当たり状態」の最中に始動入賞口14に入賞した場合、その入賞球は最大で4個まで保留記憶され、特別図柄31A,31B,31Cが停止表示又は「大当たり状態」が終了すると、その保留記憶に基づいて再び、特別図柄31A,31B,31Cが変動表示される。
大入賞口15は、横長矩形に形成されて前方に開放しており、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。パチンコ遊技機10が「大当たり状態」になると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したかの何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。また、「大当たり状態」は、最大で、例えば15ラウンドまで継続される。
図4には、上記した遊技領域R1を前面に有した遊技板11が示されている。パチンコ遊技機10は、この遊技板11と、機構枠81と外枠82とガラス枠83と本発明に係る「開閉扉」に相当する下皿扉84とを組み付けてなる。以下、これら遊技板11、機構枠81等の説明において、遊技者に対向する側を前面側、その反対側を後面側と呼ぶこととする。
遊技板11は、縦長の略長方形の木板における上部両角部を斜めにカットした形状になっている。また、遊技板11には、複数の貫通孔(図示せず)が穿孔されて、それら貫通孔に上記した大入賞口15、表示装置30等(図1参照)が取り付けられている。さらに、遊技板11の前面には、上記したガイドレール12が取り付けられると共に、複数の障害釘(図1参照)が打ち付けられ、遊技板11の後面には、図2に示すように、主制御基板32A及び従制御基板32Bが取り付けられている。そして、これら主制御基板32A及び従制御基板32Bによって前記した表示装置30の表示画像や、可動翼片14Aの開閉動作や、遊技の当否確率の変更等の制御を行っている。
外枠82(図4参照)は、木製の長板を縦長矩形状に接合した構造をなしている。そして、この外枠82が遊技ホールの遊技島(図示しない)に固定される。外枠82には、前面視左側の上下2箇所に金属製のヒンジベース85,85が取り付けられ、それら各ヒンジベース85から上方に突出したヒンジピン85Pが突出している。
機構枠81は、ヒンジピン85Pを介して外枠82の一側部に回動可能に連結され、通常は、図3に示すように、外枠82の前面に重ねた状態で施錠されている。また、図4に示すように、機構枠81の内側面における後縁部からは、内側に向けて基板係止突壁77Tが突出していて、その基板係止突壁77Tより前方側が遊技板嵌合部77になっている。そして、この遊技板嵌合部77に前方から遊技板11が嵌合されて固定されている。
図4に示すように、機構枠81の前面における下端右角部には、前記した操作ノブ28が備えられている。そして、図6及び図7に示すように、機構枠81のうち操作ノブ28と反対側の側縁部に、ガラス枠83と下皿扉84とが回動可能に連結されている。そして、これらガラス枠83及び下皿扉84は、パチンコ遊技機10の前面の一側部を中心に回動し、通常は、機構枠81の前面を覆った状態で施錠されている。
図6に示すように、下皿扉84は、前面側に前記下皿27を備え、機構枠81の前面のうち操作ノブ28を除いた下端領域全体を覆っている。下皿27の底面には、排出孔27Sが形成され、下皿27の底面は排出孔27Sに向かって緩やかに下っている。この排出孔27Sは、常には閉じていて、下皿27の下面に備えた球抜レバー47の操作によって排出孔27Sが開く。このとき、例えば、排出孔27Sの下方に図示しない受容箱(所謂、ドル箱)を配置しておけば、下皿27から受容箱へと遊技球を移動することができる。
ガラス枠83は、機構枠81の前面のうち下皿扉84にて覆われた下端領域を除く全体を覆っている。また、図4に示すように、ガラス枠83の下端部には前記した上皿26が備えられ、その上皿26の上方にはガラス窓83Wが備えられている。さらに、ガラス枠83の前面上端部における両角部には1対のスピーカ83S,83Sが備えられている(図1参照)。
図5に示すように、機構枠81の後面のうち遊技板嵌合部77より下側部分には、球回収ダクト81Dが設けられている。球回収ダクト81Dは、前記した一般入賞口20,21、始動入賞口14、大入賞口15及びアウト口16を通過して遊技板11の後面側に取り込まれた遊技球を回収して、遊技ホールの図示しない球循環システムに戻している。そして、図3に示すように、その球回収ダクト81Dの後方には、発射制御基板32M、電源基板32F、払出制御基板32Lが取り付けられている。
図5に示すように、機構枠81のうち基板係止突壁77Tの後面からは、保護囲壁76Aが後方に向けて突出している。そして、図2に示すように、この保護囲壁76Aにより、主制御基板32A、従制御基板32B及び表示装置30等が上方及び両側方から覆われている。
また、図3に示すように、保護囲壁76Aの後面開口には、後面カバー76B(図4及び図5参照)が回動可能に組み付けられている。この後面カバー76Bは、保護囲壁76Aの後面開口における上側部分を閉塞可能な大きさをなし、通常は閉塞状態に固定されている。なお、保護囲壁76Aの後面開口のうち、下側部分は常時開放され、主制御基板32Aが露出している。また、保護囲壁76A及び後面カバー76Bは、透明な樹脂で構成されている。
図5に示すように、保護囲壁76Aの上端部には貯留タンク75が設けられ、遊技ホールに備えた球循環システムから貯留タンク75へと遊技球が供給されて一時的に貯留される。そして、貯留タンク75に貯留された遊技球が、保護囲壁76Aの上辺に沿って保護囲壁76Aの後面視右側に流下してから、保護囲壁76Aの右側の側辺部分を鉛直下方に移動し、さらに、機構枠81の前面視左下部に形成された払出ダクト挿通孔81H(図4参照)の貫通孔を通過して前記した上皿26又は下皿27に払い出されるようになっている。
具体的には、貯留タンク75は、図5に示すように、保護囲壁76Aの上面に一体形成された側壁を有して上面が開放した容器構造をなしている。また、貯留タンク75は、保護囲壁76Aを後面側から見て左寄りに配置され、保護囲壁76Aの前後方向の略全体に亘った大きさになっている。さらに、貯留タンク75における後面視、右側の後端角部からは、右方向に上辺樋78が延び、その上辺樋78の終端部分が、保護囲壁76Aの後面視、右側辺部分に備えた側辺樋79の上端部に連絡されている。なお、貯留タンク75の底面には、板金が敷設されてアース接続され、これにより、遊技球の静電気が除去されるようになっている。
上辺樋78は、遊技球が1つ分の幅の1対の上辺個別流下樋をパチンコ遊技機10の前後方向に並べて備えた構造をなし、保護囲壁76Aの後端面に配置されている。また、上辺樋78は、貯留タンク75から側辺樋79に向けて下るように僅かに傾斜しかつ、上辺樋78の各上辺個別流下樋は保護囲壁76Aの前後方向に蛇行した形状になっている。上辺樋78では、貯留タンク75側から段積み状態になって流下してきた遊技球群に、蛇行形状部で衝撃を与え、段積み状態の解消を図っている。
図8に示すように、側辺樋79は、遊技球が1つ分の幅の1対の側辺個別流下樋をパチンコ遊技機10の左右方向に並べて備え、保護囲壁76Aの後端面に配置されている。そして、上辺樋78の1対の上辺個別流下樋が、側辺樋79の1対の側辺個別流下樋の上端部に連通している。この側辺樋79の各側辺個別流下樋も、上辺樋78と同様に前後方向に蛇行している。これにより、遊技球の流下速度が抑えられるようになっている。なお、図示しないが、各側辺個別流下樋の中間部には球カウンタが備えられ、各側辺個別流下樋を通過する遊技球をカウントしている。
図5に示すように、側辺樋79の下端部は、遊技板嵌合部77における下端寄り位置に配置されて、払出装置72に接続されている。払出装置72には、図9に示すように、遊技球が1つのみ通過可能な大きさの流下通路72Aが対をなして横並びに設けられ、流下通路72A,72Aの始端部は、払出装置72の上面に横並びになって開口し、側辺樋79における側辺個別流下樋に連絡されている。そして、それら流下通路72A,72Aは、上下方向に延び且つ途中でクランク状に屈曲している。流下通路72A,72Aの終端部は、払出装置72の下面に横並びになって開口して1対の球排出口72X,72Xになっている。
両流下通路72A,72Aの下端部同士の間にはスクリュー70が設けられ、そのスクリュー70から側方に張り出した螺旋翼70Aが、各流下通路72A,72A内に突入して遊技球の通過を規制している。そのスクリュー70は、ステッピングモータ73によって回転駆動可能となっており、スクリュー70が180度回転する度に、螺旋翼70Aの下端部が各流下通路72A,72A内を交互に通過し、これにより1対の球排出口72X,72Xから交互に遊技球が排出される。結果、1対の球排出口72X,72Xから交互に遊技球が流下することになる。
ステッピングモータ73によるスクリュー70の回転駆動角度は、前記した払出制御基板32L(図3参照)によって制御されている。具体的には、前記した入賞口14,15,20,21等に遊技球が入賞すると、これを遊技板11の裏面に備えた遊技球検出スイッチが検出して検出信号を払出制御基板32Lに付与する。払出制御基板32Lは、始動入賞口14及び一般入賞口20,21の何れかに1つ遊技球が入賞する毎に、その賞球として例えば4個の遊技球が払出装置72から排出されるようにステッピングモータ73を駆動制御すると共に、大入賞口15に1つ遊技球が入賞する毎に、その賞球として例えば15個の遊技球が払出装置72から排出されるようにステッピングモータ73を駆動制御する。なお、両流下通路72A,72Aの下端部には、それぞれ払出センサ71,71が設けられ、これら払出センサ71が各流下通路72Aから排出された遊技球の数を確認するようになっている。
図9に示すように、払出装置72の下方には、流路コア部品50が備えられている。流路コア部品50には、上端開口を球排出口72X,72Xに下方から対向させた複合樋51,51が対をなして横並びに設けられている。複合樋51,51は、途中から前方に向かって略90度屈曲し、複合樋51,51の上端部から屈曲部までは、後述する分配ボックス34の後面上端壁37Tによって前方から覆われている。また、複合樋51,51のうち、後面上端壁37Tによって覆われていない下端開口は、分配ボックス34の球受入口37Kに連絡されている。これにより、流路コア部品50を鉛直落下する遊技球を途中で徐々に前方に向かうように方向変換させて、分配ボックス34へと流下させる。
分配ボックス34は、図9に示すように、大箱部36の上面前端寄り位置に小箱部37を設けて、それら大箱部36と小箱部37の内部を連通させ、大箱部の底面から第1払出ダクト34A及び第2払出ダクト34Bが延びた構造になっている。
小箱部37の後面上端寄り位置には球受入口37Kが形成され、その球受入口37Kの下側の開口縁部から内側に向けてガイド突壁38が張り出している。ガイド突壁38は、斜め前側下方に向かって若干傾斜していて、そのガイド突壁38の先端は小箱部37における前後方向の中間に位置している。
球受入口37Kの上側の開口縁には、軸支部41Jが備えられて、その軸支部41Jから減速回動板41が垂下されている。また、軸支部41Jより前側には、ストッパ壁42が小箱部37の天井面に備えられている。そして、減速回動板41は、通常は、軸支部41Jから鉛直下方に垂下して球受入口37Kを閉塞する閉塞位置に配置され、球受入口37Kに進入してガイド突壁38上を流下する遊技球に押されて、分配ボックス34の内側上方に押し上げられるように回動する。このとき、減速回動板41が大きく跳ね上げられた場合には、ストッパ壁42に当接することで回動が規制され、早期に閉塞位置に復帰する。これにより、遊技球は、減速回動板41にて流下速度を抑制されて、ガイド突壁38の先端から斜め前方に落下する。
小箱部37のうち前側内面には、シート支持板39が取り付けられ、そのシート支持板39の表面に緩衝シート40が敷設されている。緩衝シート40は、ガイド突壁38より高い位置からガイド突壁38より下方でかつ大箱部36との境界部分に亘る範囲に配置され、ガイド突壁38上を流下した遊技球が緩衝シート40に衝突して衝撃が吸収されるようになっている。これにより、遊技球の後方への跳ね返り距離が抑えられ、遊技球が分配ボックス34の下端部前側に集められる。
大箱部36の底面からは区画突壁36Tが突出している。区画突壁36Tは、大箱部36の底面における左右方向全体に亘って延び、大箱部36における前後方向の中央より若干前寄りに配置されている。また、区画突壁36Tは、小箱部37の後端面より前側に位置し、ガイド突壁38の先端より少し後側に位置している。さらに、区画突壁36Tは、大箱部36全体の高さの略半分の大きさをなしている。そして、大箱部36の底面のうち区画突壁36Tより前側部分から第1払出ダクト34Aが延び、大箱部36の底面のうち区画突壁36Tより後側部分から第2払出ダクト34Bが延びている。
図4に示すように、機構枠81のうち機構枠81の回動中心寄り位置には、前後方向に払出ダクト挿通孔81Hが貫通形成されている。そして、図9に示すように、払出ダクト挿通孔81Hの内部には、第1払出ダクト34Aと第2払出ダクト34Bとが共に湾曲しかつ第1払出ダクト34Aの下方に第2払出ダクト34Bが重ねられた状態になって挿入され、それら第1と第2の払出ダクト34A,34Bの端部開口が機構枠81の前方に向かって開放している。
なお、区画突壁36Tの前面は、第1払出ダクト34A内に位置しかつ上下方向で湾曲していて、上方から転落してきた遊技球をスムーズに前方に方向転換する。また、図示しないが、第1払出ダクト34A及び第2払出ダクト34Bは、機構枠81に近づくに従って幅狭になっている。
図8に示すように、払出装置72における後端部は球抜部72Vになっている。そして、球抜部72Vの下面に備えた球抜孔72Zは、流路コア部品50の後面に設けられた球抜流下経路52に連絡される。また、球抜流下経路52の下端部は大箱部36の側面に形成された角筒状の案内筒36D(図3参照)の後端部に接続され、その案内筒36Dの前端部が前記した球回収ダクト81Dに接続されている。
そして、球抜部72Vの後面に備えた操作レバー72W,72Y(図3参照)を操作することで、流下通路72A,72Aの中間部が球抜部72V内の図示しない流下路に連通し、球抜孔72Zから遊技球が排出される。これにより、払出装置72からの抜き球が、球抜流下経路52を通して球回収ダクト81Dに流下して遊技ホールの球循環システムに戻る。
図4に示すように、機構枠81の前面のうち遊技板嵌合部77より下側部分には、左右方向の中央に遊技領域R1の上端寄り位置に向けて遊技球を斜め上方に発射することが可能な発射装置86が備えられている。発射装置86は、操作ノブ28を操作することで遊技球を弾き出す発射槌86Tと発射レール86Rとを備えている。
発射装置86の前面側には、球送りカセット87が取り付けられている。この球送りカセット87は、透明な樹脂で構成されている。図4に示すように、球送りカセット87の前面視右上部には、供給孔87Zが形成されている。供給孔87Zは、ガラス枠83の後面に開口して上皿26に貫通している球供給孔26Z(図6参照)に連通される。これにより、上皿26(図1参照)に貯留された遊技球が球送りカセット87に取り込まれ、発射装置86に1球ずつ供給される。
また、球送りカセット87の前面視中央部には、スライド部87Yが設けられている。スライド部87Yは、ガラス枠83の後面で球供給孔26Zの下方に設けられた球抜スライド26Y(図6参照)に連動してスライドするように配置されている。なお、球抜スライド26Yは、上皿26の上面に備えた球抜ボタン26B(図1参照)を操作することでスライドする。
さらに、球送りカセット87の前面視左下部には、球抜き孔87Xが形成されている。球抜き孔87Xは、下皿扉84の後面に開口して下皿27に貫通している抜球導入孔27X(図5参照)に連通するように配置されている。なお、この球抜き孔87Xは、常には閉じていて、スライド部87Yのスライドに伴って開放される。
即ち、上皿26の上面に備えた球抜ボタン26Bを操作することで、球抜スライド26Y(図6参照)がスライドし、球送りカセット87のスライド部87Yが連動してスライドして球抜き孔87Xを開放する。これにより、上皿26から球送りカセット87及び下皿27までが連通し、上皿26及び球送りカセット87内の遊技球が、下皿27に払い出される。
本実施形態では、図7に示すように、機構枠81の前面のうち、球送りカセット87の側方で、回動中心寄り位置には、本発明に係る「流下ケース」に相当する下皿誘導カセット88が取り付けられている。
図11には、下皿誘導カセット88のうち機構枠81の前面に接合される側の面(後面)から見た状態が示されている。同図に示すように、下皿誘導カセット88は、前後方向に偏平な箱形形状をなし、機構枠81の前面に対向配置される前面壁88Fの外縁部から側壁88Sを機構枠81に向けて張り出して備えている。そして、その側壁88Sの先端を機構枠81の前面に突き当てた状態にして固定され、機構枠81の前面と前面壁88Fとの間に遊技球を流下させる空間を形成している。なお、下皿誘導カセット88は、透明な樹脂で構成されている。
図10に示すように、下皿誘導カセット88の前面視左上角部には、前面壁88Fが切り欠けられて、ダクト挿通孔88Hが形成されている。また、右下角部には、本発明に係る「媒体排出部」に相当する排出孔88Wが前方に向かって開口している。
さて、図11に示すように、下皿誘導カセット88のうち、ダクト挿通孔88Hの下方で、下皿誘導カセット88における上下方向の中央よりやや下寄り位置には、前面壁88Fから後方に向かって、上段ガイド壁92が張り出している。上段ガイド壁92は、下皿誘導カセット88の後面視右側の側壁88Sから、下皿誘導カセット88における左右方向の中央よりやや左寄り位置に亘って形成されている。この上段ガイド壁92の上面全体は、本発明に係る上段ガイド面92Mになっている。上段ガイド面92Mは、排出孔88Wに向かって斜めに傾斜し、遊技球が2個同時に流下できる幅になっている。
上段ガイド壁92の末端からは、垂下壁92Sが垂下している。また、上段ガイド壁92の長手方向における垂下壁92S寄り位置の下面からは、垂下壁92Sよりも下方に垂下して、下端が垂下壁92S側に水平に屈曲したL字状の保持壁92Hが形成されている。
また、前面壁88Fのうち、排出孔88Wの下縁部からは、終端固定ガイド壁96が、後方に向かって張り出している。終端固定ガイド壁96は、全体が排出孔88Wに向かって緩やかに下るように傾斜し、下皿誘導カセット88の後面視左側の側壁88Sと機構枠81との間の角部を丸くした扇状をなしている。そして、その円弧に沿って、湾曲して後方から排出孔88Wを覆うガイド壁96Gを備えている。なお、終端固定ガイド壁96の上面全体が、本発明に係る「ガイド面」になっている。
図11に示すように、前記上段ガイド壁92の下端部と終端固定ガイド壁96との間には、本発明に係る「可動部材」に相当する可動ガイド91が備えられている。可動ガイド91は、略長方形の板状をなし、その上面が前記上段ガイド面92Mと終端固定ガイド壁96の上面を繋ぐように配置されている。
詳細には、可動ガイド91の短辺は、上段ガイド面92Mの幅よりも若干狭くなっていて、一方の短辺の下部に、短辺方向に貫通した丸穴を備えた芯状の軸端部91Jが一体形成されている。そして、他方の短辺部は、軸端部91J側にへの字状に屈曲され、幅細の板状の可動端部91Aが形成されている。そして、可動端部91Aのうち、屈曲部寄りの下面からは、可動端部垂下壁91Sが垂下している。
前面壁88Fのうち、排出孔88Wの側方には、図示しない螺子螺合孔が貫通形成され、その螺子螺合孔に挿通した螺子が、可動ガイド91の軸端部91Jに螺合され、前面壁88Fに対して可動ガイド91が軸端部91Jを中心にして回動可能に軸支されている。ここで、可動端部91Aは、前述した上段ガイド壁92の保持壁92Hと垂下壁92Sとの間に配置されている。これにより、可動端部91Aの下面が保持壁92Hに接する「作動位置」と、可動端部91Aの上面が垂下壁92Sに接する「待機位置」との間で可動ガイド91の回動が規制されている。換言すると、可動ガイド91は、上段ガイド面92Mから離れた側の端部を中心にして所定の回動ストロークで回動する。
図11に示すように、上段ガイド壁92の下方位置で、下皿誘導カセット88の左右方向における中央には、スイッチ収容部が形成され、本発明に係る「検出スイッチ」に相当する満杯検出センサ90が収容されている。
図12及び図13には、機構枠81の前面壁88Fを前方から透かして見た状態の下皿誘導カセット88が示されている。満杯検出センサ90は、図12に示すように、略直方体のボディのうち、上面の一端部にスイッチ可動部90Uが備えられている。スイッチ可動部90Uは、モメンタリースイッチであって、ボディから突出したオフ位置(図12参照)と、ボディに収納されたオン位置(図13参照)との間を往復動する。そして、スイッチ可動部90Uがオン位置になると、満杯検出センサ90がオンして、満杯信号が主制御基板32Aに送信される。なお、主制御基板32Aが満杯信号を受信すると、満杯信号が音声制御基板(図示せず)に送信されて、スピーカ83S,83Sによって下皿27が満杯であることが報知される。
スイッチ可動部90Uは、板金状の弾発可動部90Sによって上方を覆われている。弾発可動部90Sは、一端がスイッチ可動部90Uとは反対側のボディの端部に固定されている。満杯検出センサ90は、所定値以上の力で押圧されない限り、スイッチ可動部90Uをオフ位置に維持する弾性体を内蔵している(図示せず)。なお、上記した弾性体が、本発明に係る「付勢手段」に兼用されている。そして、通常は、弾発可動部90Sの他端がスイッチ可動部90Uによって上方に付勢されて、可動ガイド91の可動端部垂下壁91Sに下方から宛われている。これにより、可動ガイド91が回動ストロークの上端側の待機位置に保持される。なお、前述した上段ガイド壁92の保持壁92Hは、スイッチ可動部90Uのオン位置で可動端部91Aを受け止めるように配置されている。
そして、図11に示すように、可動ガイド91の上面のうち可動端部91Aを除く帯形上面91Hが、本発明に係る「上面」となって、上段ガイド面92Mの末端の下方位置から上段ガイド面92Mによる遊技球の放出方向の斜め前側下方に向かって延び、上段ガイド面92Mの下端から転落した遊技球を斜め下方に案内する。
また、帯形上面91Hのうち、軸端部91J寄り位置は、上段ガイド面92Mの末端から放物線を描いて落下した遊技球を受ける媒体受部91Cになっている。そして、媒体受部91Cと、前述した終端固定ガイド壁96の上面とが、本発明に係る「下段ガイド面」に相当する。
また、帯形上面91Hのうち、可動端部91A寄り位置に配置され、通常は、上方を遊技球が素通りし(図12参照)、下皿27が満杯になったときに遊技球が滞留する(図13参照)位置が、媒体自重受部91Bになっていて、本発明に係る「媒体受圧面」にも相当する。そして、媒体自重受部91Bは、滞留した遊技媒体の自重に押圧されることで、前記弾性体の付勢力に抗して、可動ガイド91が回動ストロークの下端側の作動位置に移動される。なお、満杯検出センサ90と、媒体自重受部91Bとが、本発明に係る「満杯検知部」に相当する。
下皿誘導カセット88が機構枠81に取り付けられると、図10に示すように、上述した機構枠81に開口した払出ダクト挿通孔81Hのうち、第2払出ダクト34Bが、機構枠81の前面と下皿誘導カセット88の前面壁88Fとの間に形成されて、ダクト挿通孔88Hと上段ガイド面92Mの間に位置する媒体受入空間88K(図11参照)に連通される。ここで、媒体受入空間88Kは、本発明に係る「媒体受入部」に相当し、第2払出ダクト34Bを流下した遊技球を、下皿誘導カセット88内へと受け入れる。即ち、下皿誘導カセット88のうち左右方向の右下角部に排出孔88Wが配置される一方、左上角部に媒体受入空間88Kが配置されている。
また、下皿扉84を閉じると、図9に示すように、下皿扉84の後面に開口し下皿扉84を前後方向に貫通して前端部が下皿27に連通した扉貫通孔27W(図5参照)が、下皿誘導カセット88の排出孔88Wと連通する。
なお、図10に示すように、下皿誘導カセット88のダクト挿通孔88Hに対向する位置には、第1払出ダクト34Aが配置される。機構枠81の前面には、第1払出ダクト34Aを上方から覆うように突壁が突出し、その先端から可動扉89が垂下している(図6参照)。そして、ガラス枠83を閉じると、図9に示すように、ガラス枠83の後面でガラス枠83の回動中心寄り位置から後方に向けて突出した上皿連結ダクト26Tが、ダクト挿通孔88Hに突入し、かつ、可動扉89を上方側に押し開いて第1払出ダクト34Aに接続される。
図11に示すように、下皿誘導カセット88のうち、前述した球送りカセット87に隣接する側の上方角部には、発射レール86Rと、遊技板11に設けられたガイドレール12とを結ぶように発射球通路R2が備えられている。そして、発射槌86Tによって発射された遊技球が、発射球通路R2を通過してガイドレール12に発射される。なお、発射装置86から発射されて遊技領域R1に到達しなかったファール球(本発明の「ファール媒体」に相当する)は、発射球通路R2から下皿誘導カセット88内へと流下する。即ち、発射球通路R2は、本発明に係る「ファール媒体受入口」に相当する。
また、排出孔88Wの上方で、発射球通路R2の下方には、終端固定ガイド壁96を上方から覆うサブガイド壁95が、前面壁88Fから後方に向かって張り出している。サブガイド壁95は、逆V字の屋根状をなして側壁88Sに一体形成されている。同様にして、サブガイド壁95の側方上部には、サブガイド壁94が設けられている。サブガイド壁94は、クランク状をなして可動ガイド91及び上段ガイド壁92の一部を覆っている。そして、サブガイド壁94の側方上部に、サブガイド壁94と段違いに形成されたサブガイド壁93が設けられている。サブガイド壁93,94は、可動ガイド91に向かって鉛直下方に流下する遊技球を、上段ガイド壁92側へ案内する流路を形成している。そして、これらサブガイド壁93,94,95の上面は、本発明に係る「ファール媒体ガイド面」になっている。なお、サブガイド壁95の下面には、板金が敷設されてアース接続され、これにより、遊技球の静電気が除去されるようになっている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、このパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。図1に示した操作ノブ28を操作して複数の遊技球を遊技領域R1に打ち込むと、それら遊技球が遊技領域R1を流下する途中で所定の入賞口14,15,20,21に入賞し、これが遊技板11の裏面に備えた遊技球検出スイッチにて検出され、その検出信号が払出制御基板32L(図2)に付与される。そして、払出装置72が払出制御基板32Lに制御されて、複合樋51,51へと複数の遊技球を1つずつ交互に排出する。
すると、図9に示すように、各遊技球が、各複合樋51内を最初は鉛直落下し、途中で徐々に前方に向かうように方向変換され、分配ボックス34の後面の球受入口37Kから分配ボックス34内に進入する。そして、遊技球が分配ボックス34内のガイド突壁38上を転動しながら減速回動板41を押し上げて通過する。遊技球は、ガイド突壁38の先端から斜め前方に落下し、そこに開口した第1払出ダクト34A内へと落下し、第1払出ダクト34Aから上皿連結ダクト26Tを通過して上皿26へと遊技球が払い出される。
そして、上皿26が遊技球で満杯になり、第1払出ダクト34Aにおける分配ボックス34内の始端部まで遊技球が満たされると、ガイド突壁38から落下した遊技球が、第1払出ダクト34Aの始端部に満たされた遊技球に衝突して区画突壁36Tを乗り越え、分配ボックス34の底面における後側部分に開口した第2払出ダクト34B内へと落下する。
第2払出ダクト34Bを流下してきた遊技球は、下皿誘導カセット88の媒体受入空間88K(図11参照)に流下し、上段ガイド面92Mに着地する。すると、図12に示すように、遊技球は上段ガイド面92Mを転動して末端から斜め下方に放出されて、放物線を描いて流下し、可動ガイド91の媒体自重受部91B及び満杯検出センサ90の上方を素通りして、可動ガイド91の軸端部91J付近の媒体受部91Cに落下する。
ここで、可動ガイド91は、媒体受部91Cに遊技球が1、2個着地した場合においても回動しない。或いは、多少回動しても可動ガイド91の下方にある満杯検出センサ90のスイッチ可動部90Uがオン位置になるまで回動することはない。従って、下皿27の非満杯時に満杯検出センサ90が満杯を検出するような事態を防止することができる。
そして、媒体受部91Cを着地した遊技球は、終端固定ガイド壁96に流下し、終端固定ガイド壁96の上面及びガイド壁96Gによって排出孔88Wに案内されて、扉貫通孔27Wを通って下皿27に払い出される。
なお、発射装置86から発射されて遊技領域R1に到達しなかったファール球のうち、サブガイド壁93,94を流下した遊技球は上段ガイド面92Mに着地し、サブガイド壁95を流下してきたファール球は可動ガイド91の媒体受部91Cに着地し、同様に下皿誘導カセット88内を流下する。
一方、下皿27が遊技球により満杯になると、図13に示すように、下皿誘導カセット88を流下した遊技球が終端固定ガイド壁96に滞留し、更に可動ガイド91の媒体自重受部91Bまで乗り上げる。
ここで、可動ガイド91のうち、媒体自重受部91Bは、滞留した遊技球の自重に押圧されることで、満杯検出センサ90の弾発可動部90S(詳細にはスイッチ可動部90U)の付勢力に抗して可動ガイド91を回動させる。なお、上段ガイド壁92の末端には、垂下壁92Sが設けられているので、上段ガイド壁92と可動端部91Aとの間に遊技球が挟まるような事態を防止することができる。
そして、可動端部91Aが作動位置に移動すると、可動端部垂下壁91Sが弾発可動部90Sを押下し、スイッチ可動部90Uが押下されて、満杯検出センサ90がオンする。すると、満杯信号が主制御基板32Aに送信され、主制御基板32Aが満杯信号を音声制御基板に送信して、スピーカ83S,83Sによって下皿27が満杯であることが報知される。これにより、遊技者は、下皿27が満杯であることを認識することができる。
このように、本実施形態では、下皿27の非満杯時に遊技球が通過する正規経路の下方に媒体自重受部91Bを配置したので、それらを横並びに配置した従来のものに比べて遊技媒体通過路を幅方向でコンパクトにすることができると共に、下皿27の満杯時に溢れた遊技球により媒体自重受部91Bを効率よく押圧することができる。また、遊技媒体通過路の幅を従来と同じに設定した場合には、正規経路の幅が従来より幅広になって、非満杯時に遊技球をスムーズに流下させることが可能になる。さらに、本実施形態では、媒体自重受部91Bを遊技媒体通過路の終端側に設けたので、下皿27の満杯を早期に検出することが可能になる。
また、上段ガイド壁92及び可動ガイド91の下方に満杯検出センサ90が収容されているので、遊技媒体通過路を幅方向でコンパクトにすることができる。そして、非満杯時に可動ガイド91の回動中心側の媒体受部91C上に遊技球が落下しても可動ガイド91は回動せず、満杯時に、可動ガイド91のうち媒体受部91Cより回動端側の媒体自重受部で遊技球の自重を受けて回動するので、非満杯時に遊技球が可動ガイド91を完全に飛び越える構成とした場合に比べて、遊技媒体通過路の終端部をコンパクトにすることができる。
しかも、下皿扉84が対向する機構枠81の前面に下皿誘導カセット88を取り付け、下皿誘導カセット88内に満杯検出センサ90と、可動ガイド91(詳細には、媒体自重受部91B)とを組み付けたので、下皿扉84を開き、必要に応じて下皿誘導カセット88を取り外して、メンテナンスを容易に行うことができる。
なお、下皿27の下面に備えた球抜レバー47を操作すれば、下皿27から受容箱に遊技球を移動させて遊技球の滞留を解消することができる。ここで、満杯報知しているにもかかわらず、遊技者が遊技球を下皿27から抜かない場合には、満杯報知を継続させて、払出装置72の払出を停止、或いは発射装置86の発射を停止させるなどしてもよい。また、払出は停止するが、入賞口に入賞した遊技球の数を記憶し、満杯検出センサ90がオフ状態になった場合に、記憶した分の遊技球を払い出す構成としてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態のパチンコ遊技機は、可動ガイドの構造が上記第1実施形態とは異なる。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の可動ガイド101は、可動ガイド101の下部のうち、遊技球が上段ガイド面92Mの末端から放物線を描いて落下する位置よりもやや上段ガイド壁92寄り位置に、軸端部101Jが形成されている。そして、下皿誘導カセット88の前面壁88Fに対して、軸端部101Jを中心にしてシーソー状に回動可能に軸支されている。即ち、軸端部101Jを挟んで、媒体受部101Cが終端固定ガイド壁96側に配置され、媒体自重受部101Bが上段ガイド壁92側に配置されている。
この構成によれば、図14(A)に示すように、下皿27が満杯でない場合には、下皿誘導カセット88を流下する遊技球は満杯検出センサ90及び媒体自重受部101Bを飛び越えて媒体受部101Cに着地する。そして、終端固定ガイド壁96の上面及びガイド壁96Gに誘導されて、排出孔88W及び扉貫通孔27Wを通って、下皿27に払い出される。一方、図14(B)に示すように、下皿27が遊技球により満杯になると、下皿誘導カセット88を流下した遊技球が可動ガイド101の軸端部101Jを超えて乗り上げた時に、可動端部101Aが下方に回動し弾発可動部90S及びスイッチ可動部90Uを押下し、満杯検出センサ90がオンする。
[第3実施形態]
第3実施形態のパチンコ遊技機は、可動ガイドと満杯検出センサの取り付け構造が上記第1及び第2実施形態とは異なる。以下、第1及び第2実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の可動ガイド102は、上記第1実施形態の可動ガイド91から可動端部91A及び可動端部垂下壁91Sを取り除いた形状をなし、上段ガイド壁92の垂下壁92Sの下方に、前面壁88Fに対して軸端部101Jを中心にして回動可能に軸支されている。可動ガイド102は、重力によって下方に付勢され、満杯検出センサ90には、上記第1及び第2実施形態における弾発可動部90Sが備えられていない。
この構成によれば、図15(A)に示すように、下皿27が満杯でない場合には、下皿誘導カセット88を流下する遊技球は満杯検出センサ90及び可動ガイド102を飛び越えて、下皿誘導カセット88のうち、上段ガイド壁92の下端部と終端固定ガイド壁96との間に形成された流下面88Cに着地する。そして、終端固定ガイド壁96の上面及びガイド壁96Gに誘導されて、排出孔88W及び扉貫通孔27Wを通って、下皿27に払い出される。一方、図15(B)に示すように、下皿27が遊技球により満杯になると、下皿誘導カセット88を流下した遊技球が流下面88Cを介して可動ガイド102を横方向に押下し、可動端部91Aが回動し、スイッチ可動部90Uを押下し、満杯検出センサ90がオンする。
即ち、本実施形態では、下皿誘導カセット88の流下面88Cが、本発明に係る「媒体受部」に相当し、可動ガイド102全体が、本発明に係る「媒体自重受部」かつ「媒体受圧面」になっている。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は、下皿満杯スイッチのみに限らず、上皿満杯スイッチのみ、上皿満杯スイッチ及び下皿満杯スイッチの双方に適用してもよい。
(2)前記実施形態では、上皿及び下皿の双方を有しているが、例えば、皿が一つのパチンコ遊技機や皿が3つ以上あるパチンコ遊技機の任意の箇所に適用してもよい。
(3)前記実施形態では、下皿誘導カセット88を機構枠81の前側に適用しているが、機構枠81の後ろ側、内部でもよいし、下皿扉84の後面に取り付けてもよい。
(4)前記第1及び第2実施形態において、上段ガイド面92Mの傾斜角度及び遊技球の重量を調整して、媒体受部91C,101C(着地点)の配置を変更してもよい。
(5)前記実施形態では、遊技媒体は、球状であったが、例えば、ラグビーボールのような楕円体であってもよいし、サッカーボールのような多面体であってもよい。
10 パチンコ遊技機
11 遊技板
27 下皿(貯留容器)
27W 扉貫通孔
34A 第1払出ダクト
34B 第2払出ダクト
72 払出装置
75 貯留タンク
81 機構枠
84 下皿扉(開閉扉)
88 下皿誘導カセット(流下ケース)
88H ダクト挿通孔
88K 媒体受入空間(媒体受入部)
88W 排出孔(媒体排出部)
90 満杯検出センサ(検出スイッチ)
90S 弾発可動部
90U スイッチ可動部
91,101,102 可動ガイド(可動部材)
91A,101A 可動端部
91B,101B 媒体自重受部(媒体受圧面)
91C,101C 媒体受部
91H 帯形上面(上面)
91J,101J,102J 軸端部
92 上段ガイド壁
92M 上段ガイド面
92S 垂下壁
93,94,95 サブガイド壁(ファール媒体ガイド面)
96 終端固定ガイド壁(ガイド面)
R1 遊技領域
R2 発射球通路(ファール媒体受入口)

Claims (9)

  1. 払出条件の成立に起因して遊技媒体を排出する払出装置と、
    前記払出装置から排出された遊技媒体が払い出される貯留容器と、
    前記払出装置から前記貯留容器に向かって遊技媒体が流下する遊技媒体通過路と、
    前記遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側に設けられ、前記貯留容器が満杯になって前記遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側に滞留した遊技媒体に押圧されることで作動して前記貯留容器が満杯であると検出する満杯検知部とを備えた遊技機において、
    前記遊技媒体通過路の中間部或いは中間部よりも終端側には、遊技媒体を転動させて端部側から略水平方向又は斜め下方に放出する上段ガイド面と、前記上段ガイド面の端部側から落下した遊技媒体を受け、前記貯留容器へと案内する下段ガイド面とが設けられ、
    前記満杯検知部のうち前記遊技媒体に押圧されて前記貯留容器が満杯であると検出する範囲にある媒体受圧面は、前記上段ガイド面と前記下段ガイド面との間のうち、通常は、上方を遊技媒体が素通りし、前記貯留容器が満杯になったときに遊技媒体が滞留する位置に配置されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記上段ガイド面から落下した遊技媒体は、前記満杯検知部のうち前記媒体受圧面とは異なり、前記貯留容器が満杯であると検出する範囲外の部位に或いは前記満杯検知部の上方を乗り越えて着地し、前記下段ガイド面を介して前記貯留容器に案内されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記上段ガイド面の端部側の下方位置から、前記上段ガイド面による遊技媒体の放出方向に向けて延びた上面を有し、所定の軌跡で動くことが可能な可動部材と、
    前記可動部材のうち少なくとも一部が、可動範囲の所定の待機位置に保持されるように付勢する付勢手段と、
    前記貯留容器が満杯になって滞留した遊技媒体の自重に押圧されることで、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記可動部材の少なくとも一部を前記可動範囲の所定の作動位置に移動させることが可能な媒体自重受部と、
    前記可動部材の少なくとも一部が前記作動位置に配置されていることを検出可能な検出スイッチとを備え、
    前記満杯検知部は、前記媒体受圧面としての前記上面の前記媒体自重受部と、前記検出スイッチとから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記上面のうち前記媒体自重受部外に設けられて、前記上段ガイド面の端部側から落下した遊技媒体を受ける媒体受部と、
    前記可動部材と前記貯留容器との間に設けられ、前記媒体受部から遊技媒体を受けて前記貯留容器に案内するガイド面とが備えられ、
    前記下段ガイド面は、前記上面の前記媒体受部と前記ガイド面とから構成されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記上段ガイド面を上面に有した上段ガイド壁の端部側から下方に垂下し、前記上面における前記可動部材の少なくとも一部に上方から突き合わされた或いは前記可動部材の少なくとも一部と所定間隔をおいた垂下壁を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
  6. 前記検出スイッチは、オン位置とオフ位置との間を往復動するスイッチ可動部を有しかつ、所定値以上の力で前記スイッチ可動部が押圧されない限り、前記スイッチ可動部を前記オフ位置に維持する弾性体を内蔵したモメンタリースイッチであって、そのモメンタリースイッチに内蔵の前記弾性体を、前記可動部材を付勢する前記付勢手段としたことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  7. 前記上段ガイド面を上面に有した上段ガイド壁の下方位置から前記可動部材の下方位置に亘ってスイッチ収容部を形成し、
    前記検出スイッチを前記スイッチ収容部に収容すると共に、その検出スイッチの前記スイッチ可動部を前記可動部材の下面に臨ませたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 遊技機の前面の少なくとも一部を中心に開閉可能に動き、前面に前記貯留容器を備えた開閉扉と、
    前記開閉扉前後方向に貫通して前端部が前記貯留容器内に連通した扉貫通孔と、
    前記開閉扉の後面又は遊技機のうち開閉扉の後面が対向する扉内前面との何れか一方に取り付けられ、遊技媒体が内部を流下可能な流下ケースと、
    前記流下ケースの下端側に形成され、前記扉貫通孔が連通した媒体排出部と、
    前記流下ケースの前記媒体排出部よりも上端側に形成され、前記払出装置からの遊技媒体を受け入れる媒体受入部とが設けられて、
    前記上段ガイド面は、前記媒体受入部の下方位置から前記媒体排出部に向かって下るように傾斜した傾斜面であり、
    前記満杯検知部は、前記流下ケースに組み付けられた或いは前記流下ケースの付近に配置したことを特徴とする請求項1乃至7に記載の遊技機。
  9. 遊技機の前面に設けられ、遊技媒体を流下させて遊技を行うための遊技領域と、
    前記流下ケースの側方に配置され、前記遊技領域の上端寄り位置に向けて遊技媒体を斜め上方に発射することが可能な発射装置とが備えられ、
    前記流下ケースの上面には、前記発射装置から発射され、前記遊技領域に到達しなかったファール媒体を受け入れるためのファール媒体受入口が備えられ、
    前記流下ケース内には、前記ファール媒体受入口から受け入れた遊技媒体を、前記上段ガイド面又は前記下段ガイド面上に落下させるように案内するファール媒体ガイド面が備えられていることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
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