JP2011024347A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作速度を低下させることなく二次電池の不活性化の影響を抑制する電子機器を提供する。
【解決手段】充電回数カウント部63bはフラッシュメモリ64へ充電回数を格納する。マイクロコンピュータ63内の通信制御部63cは、充電回数テーブル71,充電回数,充電可能容量,および現存容量を制御回路41へ出力する。制御回路41内のオフセット量決定部41bは、バッテリパック53が電子カメラ1に取り付けられると、通信制御部63cにより出力された充電回数テーブル71および充電回数に基づいて、充電回数に対応するオフセット量を決定。使用割合算出部41cは、充電可能容量および現存容量と、オフセット量決定部41bにより決定されたオフセット量に基づき、二次電池61の不活性化を考慮した残容量を算出する。制御回路41は、算出された残容量を表示装置44へ表示したり、残容量が一定量以下の場合には操作者へ充電を促したりする。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を利用する電子機器に関する。
可搬電子機器において、リチウムイオン二次電池など種々の二次電池が広く用いられている。このような二次電池は長期間使用しなかった場合、不活性化し内部抵抗が高くなり、出力性能が低下する。一般に電池は残容量が減ると出力電圧は低下するが、不活性化が進行した場合は更に出力電圧が低下し、機器に悪影響を及ぼすおそれがある。例えば特許文献1には、二次電池の活性化を行うための追加の回路を設けた電気機器が記載されている。
特許第3352222号公報
特許文献1に記載された電気機器では、二次電池の活性化のために活性化専用の回路を搭載しなければならないという問題があった。
請求項1に係る発明は、二次電池の現存容量を検出する検出手段と、前記二次電池の充電履歴を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された充電履歴に基づいて、前記二次電池の不活性化に起因するオフセット量を決定するオフセット量決定手段と、前記検出手段により検出された現存容量と、前記オフセット量決定手段により決定されたオフセット量とに基づいて、前記二次電池の使用割合を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した使用割合を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする電子機器である。
請求項4に係る発明は、二次電池の現存容量を検出する検出手段と、前記二次電池の活性化に寄与する大きさの負荷による放電履歴を記憶する記憶手段と、前記二次電池の充電が行われた時に、前記記憶手段に記憶された放電履歴に基づいて前記二次電池の不活性化に起因するオフセット量を決定するオフセット量決定手段と、前記検出手段により検出された現存容量と、前記オフセット量決定手段により決定されたオフセット量と、に基づいて前記二次電池の使用割合を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した使用割合を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする電子機器である。
本発明によれば、活性化専用の回路を設けることなく、二次電池の不活性化の影響を抑制することができる。
第1の実施の形態による電子カメラを側面から見た断面図である。 電子カメラ1の構成を示すブロック図である。 バッテリパック53の詳細な構成を示すブロック図である。 充電回数テーブルを示す図である。 二次電池61の使用割合の算出処理を示すフローチャートである。 モータ駆動回数テーブルおよび発光回数テーブルを示す図である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態による電子カメラを側面から見た断面図である。この電子カメラ1はレンズ交換式の一眼レフタイプであり、撮影レンズ31を有する交換レンズ3がレンズマウント32を介してカメラ本体2に装着される。レンズマウント32には、撮影レンズ31を透過した被写体光をカメラ本体2内に導くための開口32aが設けられている。
カメラ本体2内の撮影光路上には、シャッタ装置であるフォーカルプレーンシャッタ33と、光学フィルタ34と、CCDなどの撮像素子35が設置されている。また、レンズマウント32とフォーカルプレーンシャッタ33との間には、被写体光を反射するミラー36が設けられている。ミラー36の上方には、ミラー36により反射された被写体光を受光し被写体像を結像するファインダスクリーン37と、ファインダスクリーン37上の被写体像を観察するための接眼レンズ38と、ファインダスクリーン37上の像を接眼レンズ38へ導くペンタダハプリズム39がそれぞれ設けられている。
電子カメラ1の操作者によりレリーズ操作がなされると、図1において破線で示す位置36aへミラー36が跳ね上げられて撮影光路から退避し、続いてフォーカルプレーンシャッタ33が駆動される。これにより、撮影レンズ31を透過した被写体光は、光学フィルタ34を介して撮像素子35に入射する。後述する制御回路41は、撮像素子35の光電変換出力へ種々の処理を行い、デジタル画像データを生成する。なお、撮像素子35には、CCD以外の撮像素子(例えばCMOS)を用いてもよい。
図2は、電子カメラ1の構成を示すブロック図である。図2中の実線は画像データや制御信号などの通信路を、破線は各回路の駆動電力の伝送路を表す。電子カメラ1は、図1において説明した各部に加えて、制御回路41,A/D変換回路42,タイミングジェネレータ(TG)43,表示装置44,入力装置45,カードインタフェース(I/F)46,メモリカード47,ROM48,RAM49,発光装置50,シーケンスモータ51,シャッタマグネット52,バッテリパック53,DC/DCコンバータ54,およびレギュレータ55を備える。
A/D変換回路42は、撮像素子35の光電変換出力をデジタル信号に変換して制御回路41へ出力する。タイミングジェネレータ43は、撮像素子38およびA/D変換回路42を所定の動作タイミングで駆動するための駆動信号を出力する。
表示装置44は、例えば電子カメラ1の背面に設置された液晶表示装置である。表示装置44は、制御回路41からの指示に基づき画像やバッテリ残量などの情報を表示する。入力装置45はボタンやスイッチ等を含み、操作者の操作に応じた操作信号を制御回路41へ出力する。カードI/F46は記録媒体であるメモリカード47を着脱可能なインタフェースである。制御回路41はカードI/F46を介して、電子カメラ1に取り付けられたメモリカード47の読み書きを行うことができる。
ROM48は制御回路41が実行する制御プログラムなど、予め用意されたプログラムやデータが格納された記憶装置である。RAM49は揮発性の記憶装置であり、制御回路41が制御プログラムを実行する際に作業領域として用いられる。発光装置50は被写体へ撮影補助光を照射する装置であり、キセノンが封入された放電管と、放電管に接続されたキャパシタとを有する。制御回路41は発光装置50を使用する際、上記のキャパシタへ充電を行う。発光装置50はこのキャパシタに充電された電力を放電管へ放電することにより発光を行う。キャパシタへの充電の際、発光装置50内の回路へは数アンペア程度の電流が流れる。
シーケンスモータ51は、電子カメラ1のミラーアップやミラーダウン、シャッタチャージ等を行うためのDCモータであり、制御回路41によって駆動制御される。操作者によりレリーズ操作が行われると、制御回路41はシーケンスモータ51を使用し、ミラーアップ等の一連の動作を行う。このとき、シーケンスモータ51には2〜3アンペア程度の電流が流れる。シャッタマグネット52は、シーケンスモータ51によってチャージされたフォーカルプレーンシャッタ36に対して、撮影時に走行を開始させるためのマグネットである。
制御回路41は、ROM48に予め格納された制御プログラムを読み込んで実行する。この制御プログラムは、電子カメラ1を構成する各部の制御を行うよう構成されている。具体的には、各部から出力される信号に基づく所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各部へ出力する。
操作者によりレリーズ操作が行われると、制御回路41はA/D変換回路42を介して受信した撮像素子35の光電変換出力に基づいて、例えばホワイトバランス処理などの各種の画像処理を行う。制御回路41はその後、画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理を行い、圧縮処理された画像データをカードI/F46に装着されたメモリカード47に記録させる。
バッテリパック53は繰り返し充電が行える二次電池を内蔵したユニットであり、電子カメラ1に対して着脱が可能である。電子カメラ1へ装着されたバッテリパック53は、制御回路41,DC/DCコンバータ54,およびレギュレータ55に接続される。バッテリパック53により、DC/DCコンバータ54およびレギュレータ55を介して電子カメラ1の各部へ電圧の供給が行われる。バッテリパック53はマイクロコンピュータを内蔵し、制御回路41と通信を行うことができる。
バッテリパック53からDC/DCコンバータ54を介して供給される電圧Vccは、電子カメラ1が電源オン状態である場合にのみ供給され、電子カメラ1が電源オフ状態である場合には供給されない。他方、レギュレータ55を介して供給される電圧Vstbは、電子カメラ1の電源状態に関わらず常に供給される。電圧Vstbは、例えば現在時刻をカウントするための不図示のタイマーなど、電子カメラ1が電源オフ状態である間も継続して動作すべき回路により利用される。
制御回路41は、バッテリパック53の残容量が10%以下になると、表示装置44へ充電を促すメッセージを表示し、操作者によるレリーズ操作に応答しなくなる。そして、上記のメッセージを表示してから所定時間(例えば30秒)が経過すると、自動的に電子カメラ1を電源オフ状態に遷移させる。
制御回路41は、通信制御部41a,オフセット量決定部41b,および使用割合算出部41cを有する。これらの各部は、マイクロコンピュータ63が上述した制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。これら各部については後に詳述する。
図3は、バッテリパック53の詳細な構成を示すブロック図である。図2と同様に、図3中の実線は制御信号などの通信路を、破線は各回路の駆動電力の伝送路を表す。バッテリパック53は、リチウムイオン方式の二次電池61と、マイクロコンピュータ63と、マイクロコンピュータ63に各々接続された計測回路62およびフラッシュメモリ64を備える。
バッテリパック53は、電子カメラ1および不図示の充電器に着脱可能である。バッテリパック53が電子カメラ1に装着されると、二次電池61が計測回路62を介してDC/DCコンバータ54およびレギュレータ55と接続される。計測回路62は、二次電池61の放電電流量を積算し、その結果をマイクロコンピュータ63へ出力する。
他方、バッテリパック53が充電器に装着されると、二次電池61が計測回路62を介して充電器内の充電用回路と接続される。このとき二次電池61へは計測回路62を介して充電用回路から電力が供給され、二次電池61が充電される。計測回路62は、二次電池61への充電電流量を積算し、その結果をマイクロコンピュータ63へ出力する。
マイクロコンピュータ63は、フラッシュメモリ64に予め格納されている制御プログラムを実行し、バッテリパック53内の各部の制御を行う。フラッシュメモリ64は書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、上記の制御プログラム、充電回数、充電可能容量の値、および後述する充電回数テーブルが格納されている。なお充電可能容量は、工場出荷時に規定される、二次電池61の全容量を表す数値である。
マイクロコンピュータ63は、現存容量検出部63a,充電回数カウント部63b,オフセット量決定部63c,および使用割合算出部63dを有する。これらの各部は、マイクロコンピュータ63が上述した制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。これら各部については後に詳述する。
次に、電子カメラ1によるバッテリ残量の扱いについて説明する。一般に、電池が不活性化すると内部抵抗が高くなり出力電圧が低下する。本実施形態による電子カメラ1は、二次電池61の充電可能容量のうち一部を温存することにより、出力電圧の低下を抑制する。この温存される量をオフセット量と呼ぶ。制御回路41は、充電可能容量および現存容量があたかもこのオフセット量の分だけ小さいかのように振る舞う。このオフセット量は、バッテリパック53を電子カメラ1へ装着した時に、オフセット量決定部63cにより決定される。
例えば、二次電池61の充電可能容量が2500mAh、現存容量が500mAh、オフセット量が300mAhである場合を考える。このとき制御回路41は、二次電池61の充電可能容量が2500−300=2200mAh、現存容量が500−300=200mAhであるものとして各種の処理を実行する。オフセット量を考慮しない場合、残容量は500/2500=0.2より20%となるが、オフセット量を考慮した場合、残容量は(500−300)/(2500−300)≒0.09より9%となる。残容量が10%を下回っているので、制御回路41は表示装置44へ充電を促すメッセージを表示し、操作者によるレリーズ操作に応答しなくなる。また、表示装置44にはバッテリ残量が残り9%である旨の表示が行われる。
いったん不活性化した二次電池61は、大電流を繰り返し取り出すことにより再び活性化する。電子カメラ1においては、シーケンスモータ51を駆動させる際や、発光装置50を駆動させる際に、二次電池61から大電流が取り出される。オフセット量決定部63cは、充電回数が増えると二次電池61が活性化したと判断しオフセット量を減らす。これは、二次電池61の充電を行ったということはすなわち二次電池61を充電が必要になるまで使用したということであり、二次電池61を使用したということはすなわち電子カメラ1を用いて繰り返し撮影を行い、シーケンスモータ51や発光装置50を繰り返し駆動させたと考えられるためである。
次に、二次電池61の使用割合を算出する手順について説明する。マイクロコンピュータ63内の現存容量検出部63aは、フラッシュメモリ64に記録されている充電可能容量と、計測回路62が出力する充放電電流量の積算値とに基づいて公知の計算処理を行い、二次電池61の現存容量を算出する。フラッシュメモリ64には二次電池61の充電回数が格納されており、バッテリパック53の工場出荷時に設定される初期値は0である。充電回数カウント部63bは、二次電池61の現存容量が充電可能容量の35%以下になり、その後充電により85%以上となったとき、フラッシュメモリ64に格納されている充電回数を1だけ増やす。
制御回路41内の通信制御部41aは、マイクロコンピュータ63へ、後述する充電回数テーブル,充電回数,充電可能容量,および現存容量のいずれか少なくとも1つを要求する信号を出力する。マイクロコンピュータ63内の通信制御部63cはこの信号に応じて、フラッシュメモリ64に格納されている充電回数テーブル,充電回数,充電可能容量,および現存容量検出部63aが検出した現存容量のうち、制御回路41から出力された信号に対応するデータを制御回路41へ出力する。
図4は、充電回数テーブルを示す図である。充電回数テーブル71は、充電回数からオフセット量を求めるためのテーブルであり、フラッシュメモリ64に予め格納されている。制御回路41内のオフセット量決定部41bは、バッテリパック53が電子カメラ1に取り付けられると、通信制御部63cにより出力された充電回数テーブル71および充電回数に基づいて、充電回数に対応するオフセット量を充電回数テーブル71より抽出する。例えば図4において、充電回数が0回であればオフセット量は500mAh、1回であれば400mAhとなる。
使用割合算出部41cは、通信制御部63cにより出力された充電可能容量および現存容量と、オフセット量決定部41bにより決定されたオフセット量とに基づき、次式(1)により二次電池61の不活性化を考慮した使用割合を算出する。
p=100(r−Off)/(c−Off) …(1)
ここで、pは二次電池61の残容量を表すパーセンテージ、rは二次電池61の現存容量、cは二次電池61の充電可能容量、Offはオフセット量決定部41bにより決定されたオフセット量である。制御回路41は、式(1)により算出された残容量を表示装置44へ表示したり、残容量が一定量以下の場合には操作者へ充電を促したりする。
図5は、二次電池61の使用割合の算出処理を示すフローチャートである。この処理は、電子カメラ1へバッテリパック53が装着されたときに実行が開始される。ステップS11では制御回路41が、バッテリパック53が電子カメラ1へ取り付けられたことを検知する。ステップS12では、通信制御部41aがバッテリパック53内のマイクロコンピュータ63へ充電回数テーブル,充電回数,現存容量,および充電可能容量を要求する信号を出力する。ステップS13では、マイクロコンピュータ63内の通信制御部63cが充電回数テーブル,充電回数,現存容量,および充電可能容量を出力し、制御回路41により受信される。
ステップS14では、オフセット量決定部41bが充電回数テーブル71と充電回数とに基づいてオフセット量を決定する。ステップS15では使用割合算出部41cが現存容量,充電可能容量,およびオフセット量決定部41bにより決定されたオフセット量に基づき使用割合を算出する。ステップS16では、制御回路41が、使用割合算出部41cにより算出された使用割合を表示装置44に表示させる。
上述した第1の実施の形態による電子カメラによれば、次の作用効果が得られる。
(1)オフセット量決定部41bが、充電回数カウント部63bによりフラッシュメモリ64へ格納された充電回数に基づいてオフセット量を決定する。これにより、二次電池の活性化状態に応じたオフセット量が定められ、二次電池の出力電圧の低下が抑制される。
(2)制御回路41が、使用割合算出部41cにより算出されるオフセット量を加味した残容量を表示装置44へ表示する。これにより、操作者は二次電池の活性化状態を意識する必要がない。
(3)充電回数カウント部63bは、二次電池の現存容量が充電可能容量の35%以下から85%以上になった場合に、フラッシュメモリ64内の充電回数を増加させる。これにより、少量の充放電ではオフセット量が減少せず、オフセット量決定部41bに適切なオフセット量を決定させることができる。
(4)充電回数は、バッテリパック53内のフラッシュメモリ64へ格納される。これにより、1つの電子カメラにおいて複数の異なるバッテリパックを使用する場合であっても、充電回数がバッテリパックごとに正しく記録される。
(5)充電回数テーブルは、バッテリパック53内のフラッシュメモリ64へ格納される。これにより、既存のバッテリパックとは活性化や充放電の特性が異なるバッテリパックが電子カメラより後に製作された場合であっても、そのバッテリパックの特性に応じた適切なオフセット量を決定することができる。
上述した第1の実施の形態では、二次電池の充電回数を用いてオフセット量を決定していた。以下に詳述する第2の実施の形態では、二次電池の放電回数を用いてオフセット量を決定する。
(第2の実施の形態)
本実施形態による電子カメラにおいては、マイクロコンピュータ63が、バッテリパック53内のフラッシュメモリ64へ充電回数の代わりにシーケンスモータ51の駆動回数(以下、モータ駆動回数という)と、発光装置50の使用回数(以下、発光回数という)を格納する。これらの回数は制御回路41によりバッテリパック53へ出力され、受信したマイクロコンピュータ63によりフラッシュメモリ64へ格納される。制御回路41内のオフセット量決定部41bは、充電回数テーブル71および充電回数の代わりに、以下で説明するモータ駆動回数テーブル72,発光回数テーブル73,モータ駆動回数,および発光回数に基づいてオフセット量を決定する。
なお、シーケンスモータ51の駆動回数は、1回の撮影動作に対し1回とカウントする。また、発光装置50の使用回数は、発光装置50内のキャパシタへ充電を行った回数であり、実際に発光を行った回数とは異なる。これは、キャパシタへ充電したにも係わらず発光を行わなかった場合であっても、二次電池61の活性化が為されているためである。
オフセット量決定部41bによるオフセット量の決定は、第1の実施の形態と同様にバッテリパック53がカメラ本体へ装着された時に行う。これは、動作中にオフセット量を変更した場合、残容量が急激に変化する可能性があり、操作者が戸惑うおそれがあるためである。
図6は、モータ駆動回数テーブルおよび発光回数テーブルを示す図である。図6(a)に示すモータ駆動回数テーブル72は、シーケンスモータ51の駆動回数に対する活性化指数1を定めるテーブルであり、図6(b)に示す発光回数テーブル73は、発光装置50の使用回数に対する活性化指数2を定めるテーブルである。オフセット量決定部41bは、これらのテーブルから得られた活性化指数1および活性化指数2に基づき、次式(2)によりオフセット量Offを決定する。
Off=500(i1+i2)/2 …(2)
ここで、i1はモータ駆動回数テーブル72より求めた活性化指数1、i2は発光回数テーブル73より求めた活性化指数2である。例えばシーケンスモータ51の駆動回数が1500回、発光装置50の使用回数が800回であった場合、モータ駆動回数テーブル72より活性化指数1は0.2,発光回数テーブル73より活性化指数2は0となる。これらの値を式(2)に代入し、オフセット量Offは500(0.2+0)/2=50となる。
上述した第2の実施の形態による電子カメラによれば、第1の実施の形態による電子カメラで得られる作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(1)オフセット量決定部41bは、バッテリパック53内のフラッシュメモリ64へ格納されているモータ駆動回数と発光回数とに基づいてオフセット量を決定する。これにより、充電回数に基づく場合より精密にオフセット量を決定することができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
使用割合として、二次電池の残容量ではなく空き容量を用いてもよい。例えば、表示装置へ残容量が80%であることを表示するのではなく、空き容量が20%であると表示してもよい。また、両方の値を表示するようにしてもよい。
(変形例2)
第2の実施の形態において、オフセット量を求めるための活性化指数を、活性化に寄与する度合いに応じた大きさに設定してもよい。例えば第2の実施の形態において、シーケンスモータを駆動させることが発光装置のキャパシタへ充電することよりも活性化の寄与の度合いが大きいのであれば、シーケンスモータの駆動回数から求められる活性化指数1が、キャパシタへの充電回数から求められる活性化指数2より大きくなるようにしてもよい。
(変形例3)
オフセット量はテーブルを参照することにより求めるのではなく、所定の関数により求めるようにしてもよい。これにより、オフセット量をより厳密に決定することが可能となる。
(変形例4)
第2の実施の形態において、シーケンスモータの駆動回数や発光装置の使用回数の代わりにレリーズ操作の回数を用いてもよい。これにより、回数の記録処理やオフセット量の決定処理がより簡略化される。
(変形例5)
第2の実施の形態において、シーケンスモータの駆動回数や発光装置の使用回数をバッテリパック内ではなくカメラ本体内に格納してもよい。モータ駆動回数テーブルおよび発光回数テーブルについても同様である。また、オフセット量の決定や使用割合の算出は、カメラ本体内の制御回路が行うようにしてもよいし、バッテリパック内のマイクロコンピュータが行うようにしてもよい。
(変形例6)
第1の実施の形態において、電子カメラへ複数の種類のバッテリパックを装着可能であり、且つ充電回数テーブルをバッテリパック内ではなくカメラ本体内に格納する場合には、カメラ本体へバッテリパックの種類毎に異なる充電回数テーブルを格納してもよい。この場合、オフセット量の決定には、カメラ本体に取り付けられたバッテリパックの種類に応じた充電回数テーブルが用いられる。
(変形例7)
第1の実施の形態において、バッテリパックへタイマーを内蔵させ、一定期間バッテリパックが使用されなかった場合にはフラッシュメモリに格納されている充電回数を初期化するようにしてもよい。これは、一定期間バッテリパックが使用されなかった場合には二次電池が不活性化している可能性があるためである。
(変形例8)
第2の実施の形態において、シーケンスモータや発光装置以外の電気部品の使用回数をオフセット量の決定に用いるようにしてもよい。二次電池の活性化に寄与するのであれば、例えばDRAMへのアクセス回数であってもよい。
(変形例9)
上述した実施形態では本発明を電子カメラに適用していたが、不活性化する二次電池を使用する電子機器であれば電子カメラに限らず本発明を適用可能である。
(変形例10)
オフセット量の決定はバッテリパックの装着以外のタイミングで行ってもよい。例えば電子機器自体にバッテリパックの充電機能が備わっている場合には、充電の経過に合わせてリアルタイムにオフセット量を変更するようにしてもよい。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1 電子カメラ
2 カメラ本体
3 交換レンズ
41 制御回路
50 発光装置
51 シーケンスモータ
53 バッテリパック
61 二次電池
63 マイクロコンピュータ
64 フラッシュメモリ

Claims (6)

  1. 二次電池の現存容量を検出する検出手段と、
    前記二次電池の充電履歴を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された充電履歴に基づいて、前記二次電池の不活性化に起因するオフセット量を決定するオフセット量決定手段と、
    前記検出手段により検出された現存容量と、前記オフセット量決定手段により決定されたオフセット量とに基づいて、前記二次電池の使用割合を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した使用割合を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記充電履歴は、前記二次電池の現存容量が充電により第1のしきい値以下から第2のしきい値以上に増加した回数を含むことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記オフセット量決定手段は、前記二次電池の充電が行われた時に前記オフセット量を決定することを特徴とする電子機器。
  4. 二次電池の現存容量を検出する検出手段と、
    前記二次電池の活性化に寄与する大きさの負荷による放電履歴を記憶する記憶手段と、
    前記二次電池の充電が行われた時に、前記記憶手段に記憶された放電履歴に基づいて前記二次電池の不活性化に起因するオフセット量を決定するオフセット量決定手段と、
    前記検出手段により検出された現存容量と、前記オフセット量決定手段により決定されたオフセット量と、に基づいて前記二次電池の使用割合を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した使用割合を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記二次電池の活性化に寄与する大きさの負荷を有する電気部品を更に備え、
    前記放電履歴は、前記電気部品の使用回数を含むことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    互いに異なる複数の前記電気部品を備え、
    前記放電履歴は、前記複数の電気部品の各々に対応する使用回数を含むことを特徴とする電子機器。
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