JPH07130401A - バッテリの完全放電制御方式 - Google Patents

バッテリの完全放電制御方式

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JPH07130401A
JPH07130401A JP5275351A JP27535193A JPH07130401A JP H07130401 A JPH07130401 A JP H07130401A JP 5275351 A JP5275351 A JP 5275351A JP 27535193 A JP27535193 A JP 27535193A JP H07130401 A JPH07130401 A JP H07130401A
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JP
Japan
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battery
discharge
switch
voltage
adapter
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JP5275351A
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Tsuneo Sato
恒夫 佐藤
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PFU Ltd
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PFU Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、バッテリの完全放電を行なう完全
放電制御方式に関し、ノートパソコンなどの装置にバッ
テリを装着したままで、自動的にバッテリの完全放電時
期を検出し、しかも当初は急速に放電して後半はゆっく
り放電してバッテリの各セルの放電を完全にしかも逆充
電による劣化無しに、セルの不活性やメモリ効果を取り
除いてバッテリ容量を自動回復させることを目的とす
る。 【構成】 バッテリ完全放電指示に対応して、スイッチ
SW2をONにしてバッテリ3を大負荷に接続して大電
流放電し、バッテリ3の電圧が第1の所定電圧V1以下
になったときにスイッチSW2をOFFおよびスイッチ
SW3をONにしてバッテリ3を小負荷に接続して小電
流放電し、バッテリ3の電圧が第2の所定電圧V2以下
となったときにスイッチSW3をOFFにするバッテリ
制御コントローラ4とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリを完全放電す
る完全放電制御方式であって、ノートパソコンなどに使
用されるバッテリのメモリ効果やバッテリ不活性を解消
するバッテリの完全放電制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノートパソコンは、バッテリから
電源を供給して動作する。通常、ノートパソコンは、そ
の使用時に電源をONし、使用後にOFFすると共に、
次の使用に備えてACアダプタを接続して充電すること
を頻繁に繰り返していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のバッテリで動作
する装置、例えば家庭用のヒゲソリや懐中電灯などは、
バッテリを完全に放電してから充電しても、使用上問題
がなかった。一方、ノートパソコンなどでは、バッテリ
を完全放電して電圧が大幅に低下してしまうと、メモリ
中のデータが消失してしまったり、誤動作する関係でバ
ッテリを完全放電まで使用することができず、ある程度
バッテリ電圧が低下したLowバッテリ電圧となったと
きに、メモリをディスク装置に退避したり、その動作を
停止したりしてデータの消失や誤動作を防止している。
このため、バッテリを完全に放電する前に動作を停止し
て充電を行なうことを繰り返すのが通常の使用態様であ
り、いわゆるメモリ効果といって図6に示すように、あ
る程度放電すると電圧が急に低下してしまい見かけ上の
容量が減少してしまう現象が発生する。更にバッテリは
1個のセルでは電源電圧が低く、通常6個(7.2V)
から8個(9.6V)のセルを直列接続したものを用い
ている関係でいずれかのセルの充電容量が減少してしま
う不活性が発生して見かけ上の容量が減少してしまう現
象が発生する。これら両者によって充電してから実質的
に放電に使用できる容量が大幅に減少してしまう問題が
発生していた。また、この問題を解決するため、バッテ
リを取り出して別の放電器でバッテリを完全に放電させ
た後、充電を行って容量を回復した後にノートパソコン
に組み込んだりすることが行われていたが、これでは人
手によって完全充電の時期を判断したり、人手によって
別の放電器に入れるなどの煩雑な操作が要求されてしま
うという問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
ノートパソコンなどの装置にバッテリを装着したまま
で、自動的にバッテリの完全放電時期を検出し、しかも
当初は急速に放電して後半はゆっくり放電してバッテリ
の各セルの放電を完全にしかも逆充電による劣化無し
に、セルの不活性やメモリ効果を取り除いてバッテリ容
量を自動回復させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、ACアダ
プタ1は、電源をシステムに供給したり、バッテリ3に
供給して充電したりするものである。
【0006】バッテリ3は、システムに電源を供給する
ものであって、ここでは、完全放電する対象のバッテリ
である。スイッチSW2、SW3は、バッテリ3からの
電圧を大負荷R1に接続したり、小負荷R2に接続した
りするものである。
【0007】バッテリ制御コントローラ4は、バッテリ
3の完全放電などを制御するものである。充電/放電カ
ウンタ8は、バッテリ3の充電あるいは放電回数を計測
するものである。
【0008】ACアダプタ検出部7は、ACアダプタ1
が電源をシステムに供給しているか否かを検出するもの
である。
【0009】
【作用】本発明は、図1に示すように、バッテリ完全放
電指示に対応して、バッテリ制御コントローラ4がスイ
ッチSW2をONにしてバッテリ3を大負荷R1に接続
して大電流放電し、バッテリ3の電圧が第1の所定電圧
V1以下になったときにスイッチSW2をOFFおよび
スイッチSW3をONにしてバッテリ3を小負荷R2に
接続して小電流放電し、バッテリ3の電圧が第2の所定
電圧V2以下となったときにスイッチSW3をOFFに
し、バッテリ3の完全放電を終了するようにしている。
【0010】また、ACアダプタ検出部7がACアダプ
タ1から所定電圧をシステムに供給していると判定した
ときに、バッテリ完全放電指示に対応した完全放電する
と共にACアダプタ1から電源をシステムに供給させ、
一方、所定電圧をシステムに供給していないと判定した
ときに、システムの動作停止させた後にバッテリ完全放
電指示に対応した完全放電するようにしている。
【0011】この際、充電/放電カウンタ8がバッテリ
3の放電あるいは充電回数を計測し、所定回数を越えた
ときにバッテリ完全放電指示を通知し、バッテリ3の完
全放電を行なうようにしている。
【0012】従って、ノートパソコンなどの装置にバッ
テリ3を装着したままで、自動的にバッテリ3の完全放
電時期を検出し、しかも当初は急速に放電して後半はゆ
っくり放電することにより、バッテリ3の各セルの放電
を完全にしかも逆充電による劣化無しに、セルの不活性
やメモリ効果を取り除いてバッテリ容量を自動回復させ
ることが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、図1から図5を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、ACアダプタ1は、AC電源(例えばA
C100Vの商用電源)を整流して直流電圧の電源に
し、ダイオードD1を介してDC−DCコンバータ2に
供給したり、ダイオードD1、DC−DCコンバータ
2、スイッチSW4を介してバッテリ3に供給して充電
したりするものである。
【0015】A−D変換部5は、バッテリ3から出力さ
れるアナログの電圧をデジタルの電圧に変換するもので
ある。スイッチ制御部6は、スイッチSW1、SW2、
SW3、SW4をON/OFF制御するものである。
【0016】表示部9は、表示パネル11に各種表示を
行なうものであって、ここでは、完全放電表示ランプ1
3を点灯するものである。バックアップ電池10は、バ
ッテリ3の電源が完全放電して無くなったときなどに、
バッテリ制御コントローラ4などの電源をバックアップ
するものである。
【0017】表示パネル11は、各種表示ランプを集め
たパネルであって、ここでは、バッテリ3の完全放電中
を表す完全放電表示ランプ13を設けたものである。デ
ータ送受信部12は、外部のシステムからのバッテリ完
全放電の指示を受信してバッテリ制御コントローラ4に
通知したり、信号eを送出してスイッチをON/OFF
してシステムDC電源への電源の供給をON/OFF制
御したりするものである。
【0018】大負荷R1は、バッテリ3から大電流放電
を行なう負荷である。小負荷R2は、バッテリ3から小
電流放電を行なう負荷である。次に、図2のフローチャ
ートに示す順序に従い、図1の構成の動作を詳細に説明
する。
【0019】図2において、S1は、不活性バッテリの
指示有りか判別する。YESの場合には、S3に進み、
バッテリ3の完全放電に進む。一方、NOの場合には、
不活性バッテリである旨の指示がなかったので、S2に
進む。
【0020】S2は、充放電20回以上か判別する。こ
れは、図1の充電/放電カウンタ8によって、バッテリ
3から負荷であるDC−DCコンバータ2に放電した
り、DC−DCコンバータ2から充電されたりした回数
を計測した値が、20回以上か判別する。YESの場合
には、S3以下の完全放電に進む。一方、NOの場合に
は、終了する(END)。
【0021】S3は、ACアダプタ有りか判別する。こ
れは、図1のACアダプタ1から電源がDC−DCコン
バータ2に供給されているかを、図1のA−D変換部5
によって変換されたデジタルの電圧値が所定値以上かに
よって判別する。YESの場合には、ACアダプタ1か
ら電源がDC−DCコンバータ2を介してシステムに供
給されていることが判明したので、S5でシステム電源
をONにしてシステム(例えばノートパソコン)に供給
して動作を開始させる。一方、NOの場合には、S4で
システム電源をOFFにする。これは、これからバッテ
リ3を完全放電させるので、バッテリ電圧が規定電圧以
下となるので、システム側で誤動作が生じたり、メモリ
内容が消失しないように予めシステムを停止させてお
く。
【0022】S6は、完全放電表示する。これは、S1
からS5までの手順によって、完全放電する前処理が終
了したので、バッテリ制御コントローラ4が表示部9に
通知して表示パネル11上の完全放電表示ランプ13を
点灯し、利用者に完全放電を行なう旨を知らせる。
【0023】S7は、大負荷R1か判別する。これは、
現在、放電中の負荷が大負荷R1に接続されて大電流放
電されているか判別する。YESの場合には、現在、大
電流放電中であるので、S8からS14に進む。一方、
NOの場合には、大電流放電中でないと判明、即ち小電
流放電中と判明したので、S11からS13に進む。
【0024】(1) 大負荷R1による大電流放電の場
合:S8は、図1のスイッチSW1をON、スイッチS
W2をONにし、バッテリ3を大負荷R1に接続し、大
電流放電を行なう。
【0025】S9は、電圧がV1以下か判別する。これ
は、図1のバッテリ3の電圧が図3の第1の電圧V1以
下か判別する。YESの場合には、S10でスイッチS
W1をON、スイッチSW2をOFFにし、大電流放電
を中止する。
【0026】S10は、バッテリ有りか判別する。YE
Sの場合には、S3に戻る。そして、S3、S4(ある
いはS5)、S6と同様に行い、S7で大負荷R1でな
いので、S7のNOとなり、S11以降の、小電流放電
の(2)に進む。
【0027】以上によって、不活性バッテリ、あるいは
充放電回数が20回以上のいずれかの場合には、完全放
電表示ランプ13を表示した後、スイッチSW1をO
N、スイッチSW2をONにしてバッテリ3を大負荷R
1に接続して大電流放電を開始する。そして、バッテリ
電圧が第1の電圧V1以下となったときに大電流放電を
中止し、(2)の小電流放電に進む。
【0028】(2) 小負荷R2による小電流放電の場
合:S11は、図1のスイッチSW1をON、スイッチ
SW3をONにし、バッテリ3を小負荷R2に接続し、
小電流放電を行なう。
【0029】S12は、電圧がV2以下か判別する。こ
れは、図1のバッテリ3の電圧が図3の第2の電圧V2
以下か判別する。YESの場合には、S13でスイッチ
SW1をOFF、スイッチSW3をOFFにし、完全放
電を終了する。一方、NOの場合には、未だ小電流放電
を終了する電圧V2までバッテリ3の電圧が低下してい
ないので、S14でバッテリ有りか判別し、YESのと
きにS3に戻り繰り返し、一方、NOのときに終了す
る。
【0030】以上によって、不活性バッテリ、あるいは
充放電回数が20回以上のいずれかの場合に、完全放電
表示ランプ13が表示さた状態で、スイッチSW1をO
N、スイッチSW3をONにしてバッテリ3を大負荷R
2に接続して大電流放電を開始する。これにより、前半
は大電流で高速に放電を行い、後半は小電流放電により
バッテリ3を構成するいずれかのセルに不完全放電が可
及的に発生しないようにすると共に、逆充電によるバッ
テリ3のセルの劣化を最小限にくい止めるようにするこ
とが可能となる。
【0031】図3は、本発明のバッテリ電圧曲線例を示
す。横軸はバッテリ3の放電を行う時間tを表し、縦軸
はそのときのバッテリ3の電圧Vを表す。図3におい
て、V1は、バッテリ3を大電流放電してバッテリ3の
電圧が当該V1になったときに、小電流放電に切り換え
るときの電圧である。後述する図5の例では、1.2V
×6=9.6Vの定格電圧のときにV1=8.0Vであ
る。
【0032】V2は、バッテリ3を小電流放電してバッ
テリ3の電圧が当該V2になったときに完全放電を終了
するときの電圧である。後述する図5の例では、1.2
V×6=9.6Vの定格電圧のときにV2=7.0Vで
ある。
【0033】以上のように、バッテリ3を大電流放電し
てV1になったときに小電流放電に切り換え、V2にな
ったときに完全放電終了することにより、前半は大電流
放電で迅速にバッテリ3の放電を行い、後半は小電流放
電で行ない、下記、のようにする。
【0034】 完全放電できないバッテリ3を構成す
るセルが可及的に残らないようにする。 逆充電によりバッテリ3を構成するセルの劣化を低
減する。
【0035】即ち、複数セルを直列接続してバッテリ3
が構成されているため、各セルの充電量や容量が異なっ
ていると、完全放電したときに充電量や容量の少ないセ
ルが速く放電してしまい、その後は充電量の残っている
セルから充電量の無くなったセルに逆充電(逆の極性に
充電)してしまい、この逆充電のセルの性能を急激に劣
化させてしまうので、この劣化の度合いが少なくなるよ
うに、後半は小電流放電を行い、発熱などによる悪影響
を最小限にする。
【0036】図4は、本発明のタイムチャートを示す。
これは、図1の構成のもとで、スイッチSW1、SW
2、SW3、SW4、充電信号c、信号dのON/OF
Fと、バッテリ放電、バッテリ充電、大電流放電、小電
流放電との関係を表したものである。
【0037】t1のバッテリ放電:スイッチSW1をO
Nとする。これは、図1のスイッチSW1をONにし、
バッテリ3から電源をDC−DCコンバータ2に供給
し、バッテリ3の放電を行なう。
【0038】t2のバッテリ充電:スイッチSW1、S
W4をONにすると共に、ACアダプタ1からの信号d
がONであってACアダプタ1から電源が供給されてい
ると判明したので、充電信号cをONにしてDC−DC
コンバータ2に通知し、バッテリ3に充電電圧を供給す
る。これにより、バッテリ3は、DC−DCコンバータ
2から供給された電圧によって充電されることとなる。
【0039】t3のACアダプタ有りで、大負荷R1に
より大電流放電:これは、図1のACアダプタ1が電源
を供給している状態(信号dがONの状態)で、スイッ
チSW1、SW2をONにしてバッテリ3から大負荷R
1に大電流放電させる。そして、図3で大電流放電して
電圧がV1になった時刻Txのときにt4の状態に移行
する。
【0040】t4のACアダプタ有りで、小負荷R2に
より小電流放電:これは、図1のACアダプタ1が電源
を供給している状態(信号dがONの状態)で、スイッ
チSW1、SW3をONにしてバッテリ3から小負荷R
2に小電流放電させる。そして、図3で小電流放電して
電圧がV2になった時刻Tyのときにt5の状態に移行
する。
【0041】t5のバッテリ充電:スイッチSW1、S
W4をONにすると共に、ACアダプタ1からの信号d
がONであってACアダプタ1から電源が供給されてい
ると判明したので、充電信号cをONにしてDC−DC
コンバータ2に通知し、バッテリ3に充電電圧を供給
し、完全放電のバッテリ3の充電を開始する。そして、
満充電電圧になったときにt6の状態に移行する。
【0042】t6の満充電:t5のバッテリ充電により
満充電の電圧になったので、スイッチSW1をONに
し、DC−CDコンバータ2に電源を供給できる状態に
する。以上のようにスイッチSW1、SW2、SW3、
SW4をON/OFF制御して、バッテリ放電、バッテ
リ充電、バッテリの大電流放電、小電流放電を任意に制
御することが可能となる。
【0043】図5は、本発明のバッテリ構成例を示す。
図5の(a)は、バッテリ3が8個のセルから構成され
る様子を示す。セルはここでは直列に8個接続し、全体
としてバッテリ3を構成している。
【0044】図5の(b)は、バッテリ3の規格を示
す。図5の(a)の8個セルを直列にしたバッテリ3の
規格は、 ・1.2V×8=9.6V ・電池容量:1400mA である。
【0045】図5の(c)は、放電条件例を示す。これ
は、バッテリ3を完全放電する場合の条件例を示す。 (1) 大負荷(R1)による大電流=0.5A:V1
=8.0VでR1→R2に切り換える。これは、バッテ
リ3を大負荷R1で大電流=0.5Aにより放電し、V
1=8.0Vになったときに小負荷R2による小電流放
電に切り換える。
【0046】(2) 負荷小(R2)による小電流=5
0mA:V2=7.0Vで終了する。これは、(1)で
小負荷R1による小電流=50mAに切り換えた状態で
放電を続け、V2=7.0Vになったときに放電を終了
する。
【0047】即ち、バッテリ3を前半は大電流=0.5
Aで放電してV1=8.0Vになったときに後半の小電
流=50mAの放電に切り換えて放電を続行し、V2=
7.0Vになったときに放電終了し、本発明に係る一連
の完全放電を終了する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノートパソコンなどの装置にバッテリ3を装着したまま
で、自動的にバッテリ3の完全放電時期を検出し、しか
も当初は急速に放電して後半はゆっくり放電する構成を
採用しているため、バッテリ3の各セルの放電を完全に
しかも逆充電による劣化無しに、セルの不活性やメモリ
効果を取り除いてバッテリ容量を自動回復させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明のバッテリ電圧曲線例である。
【図4】本発明のタイムチャートである。
【図5】本発明のバッテリ構成例である。
【図6】バッテリの不活性およびメモリ効果の説明図で
ある。
【符号の説明】
1:ACアダプタ 2:DC−DCコンバータ 3:バッテリ 4:バッテリ制御コントローラ 5:A−D変換部 6:スイッチ制御部 7:ACアダプタ検出部 8:充電/放電カウンタ 9:表示部 10:バックアップ電池 11:表示パネル 12:データ送受信部 13:完全放電表示ランプ SW1、SW2、SW3、SW4:スイッチ D1、D2:ダイオード R1:大負荷 R2:小負荷

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリの完全放電を行なう完全放電制御
    方式において、 バッテリ(3)を大負荷に接続するスイッチSW2と、 バッテリ(3)を小負荷に接続するスイッチSW3と、 バッテリ完全放電指示に対応して、上記スイッチSW2
    をONにしてバッテリ(3)を大負荷に接続して大電流
    放電し、バッテリ(3)の電圧が第1の所定電圧V1以
    下になったときにスイッチSW2をOFFおよびスイッ
    チSW3をONにしてバッテリ(3)を小負荷に接続し
    て小電流放電し、バッテリ(3)の電圧が第2の所定電
    圧V2以下となったときにスイッチSW3をOFFにす
    るバッテリ制御コントローラ(4)とを備えたことを特
    徴とするバッテリの完全放電制御方式。
  2. 【請求項2】上記バッテリ(3)を充電およびシステム
    に電源を供給するACアダプタ(1)と、 このACアダプタ(1)が所定電圧をシステムに供給し
    ていることを検出するACアダプタ検出部(7)と、 このACアダプタ検出部(7)が所定電圧をシステムに
    供給していると判定したときに、上記バッテリ完全放電
    指示に対応した完全放電すると共に上記ACアダプタ
    (1)から電源をシステムに供給させ、一方、ACアダ
    プタ検出部(7)が所定電圧をシステムに供給していな
    いと判定したときに、システムの動作停止させた後にバ
    ッテリ完全放電指示に対応した完全放電する上記バッテ
    リ制御コントローラ(4)とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載のバッテリの完全放電制御方式。
  3. 【請求項3】上記バッテリ(3)の放電あるいは充電回
    数を計測する充電/放電カウンタ(8)を備え、 計測した放電あるいは充電回数が所定閾値を越えたとき
    に、上記バッテリ完全放電指示することを特徴とする請
    求項1および請求項2記載のバッテリの完全放電制御方
    式。
JP5275351A 1993-11-04 1993-11-04 バッテリの完全放電制御方式 Pending JPH07130401A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102944A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Fujitsu Telecom Networks Ltd 放電装置
JP2011024347A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Nikon Corp 電子機器

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