JP2011023630A - 静止誘導機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で渦電流損失を低減できる静止誘導機器を得る。
【解決手段】巻線1の対向する2辺を周回して鉄心2が配設され、タング支え3の水平板3aを介して下部タンク6のフランジ部6aに支持されている(図1(b))。水平板3aの図1(a)、(c)における紙面に垂直な方向すなわち長さ方向の左右両側部に遮蔽装置5が設けられている。遮蔽装置5は、鋼板製の遮蔽板5bを5枚積層して接着剤で接着し積層ブロック5aを複数個、水平板3bの長さ方向のほぼ全長を覆うようにして(図1(d))設けたものであり、水平板3aの長さ方向に分割された積層ブロック5aが水平板3aの図1(c)の左右方向の両側部に進入する磁束による渦電流損を低減する。
【選択図】図1
【解決手段】巻線1の対向する2辺を周回して鉄心2が配設され、タング支え3の水平板3aを介して下部タンク6のフランジ部6aに支持されている(図1(b))。水平板3aの図1(a)、(c)における紙面に垂直な方向すなわち長さ方向の左右両側部に遮蔽装置5が設けられている。遮蔽装置5は、鋼板製の遮蔽板5bを5枚積層して接着剤で接着し積層ブロック5aを複数個、水平板3bの長さ方向のほぼ全長を覆うようにして(図1(d))設けたものであり、水平板3aの長さ方向に分割された積層ブロック5aが水平板3aの図1(c)の左右方向の両側部に進入する磁束による渦電流損を低減する。
【選択図】図1
Description
本発明は、静止誘導機器の改良に関する。
従来の静止誘導機器としての外鉄形の変圧器は、導体が矩形状に巻回された角形平板状のコイルを複数個積層した巻線及びこの巻線の対向する2辺をそれぞれ周回して配設された鉄心を備えており、水平板と垂直板とが組み合わされて断面が逆T字状の形状を有するタング支えを設けて上記鉄心及び巻線を上記タング支えを介して下部容器のフランジ面にて支持している。この場合、漏洩磁束がタング支えの水平板の延在方向の両側部から侵入して水平板の側部に渦電流損失が発生し、水平板が過熱するのを防ぐために、水平板の下方に磁気シールドを設けるとともに水平板の両端部の厚みを中央部の厚みよりも薄くしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような変圧器では水平板や磁気シールドを中央部から両側部へ厚みを変えるために構成が複雑となり、加工費用が増大する。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成で渦電流損失を低減できる静止誘導機器を得ることを目的とする。
この発明に係る静止誘導機器においては、
巻線と鉄心装置と支持部材とタンクと遮蔽装置とを有する静止誘導機器であって、
巻線は、対向する2辺を有し、
鉄心装置は、磁性板が所定方向に積層されるともに巻線の2辺をそれぞれ周回するようにして配設された第1及び第2の鉄心を有し、
支持部材は、板状部を有し、
遮蔽装置は、複数の導電材料製板が積層されたものであり、
支持部材は第1及び第2の鉄心の間の外方にあって第1及び第2の鉄心の積層方向端部を板状部を介してタンクに支持するものであり、遮蔽装置は板状部の板状部が第1及び第2の鉄心の積層方向端部を支持する方向と直交する方向の側部に導電材料製板の積層方向が側部に向かうようにして配設されたものである。
巻線と鉄心装置と支持部材とタンクと遮蔽装置とを有する静止誘導機器であって、
巻線は、対向する2辺を有し、
鉄心装置は、磁性板が所定方向に積層されるともに巻線の2辺をそれぞれ周回するようにして配設された第1及び第2の鉄心を有し、
支持部材は、板状部を有し、
遮蔽装置は、複数の導電材料製板が積層されたものであり、
支持部材は第1及び第2の鉄心の間の外方にあって第1及び第2の鉄心の積層方向端部を板状部を介してタンクに支持するものであり、遮蔽装置は板状部の板状部が第1及び第2の鉄心の積層方向端部を支持する方向と直交する方向の側部に導電材料製板の積層方向が側部に向かうようにして配設されたものである。
この発明は、巻線と鉄心装置と支持部材とタンクと遮蔽装置とを有する静止誘導機器であって、
巻線は、対向する2辺を有し、
鉄心装置は、磁性板が所定方向に積層されるともに巻線の2辺をそれぞれ周回するようにして配設された第1及び第2の鉄心を有し、
支持部材は、板状部を有し、
遮蔽装置は、複数の導電材料製板が積層されたものであり、
支持部材は第1及び第2の鉄心の間の外方にあって第1及び第2の鉄心の積層方向端部を板状部を介してタンクに支持するものであり、遮蔽装置は板状部の板状部が第1及び第2の鉄心の積層方向端部を支持する方向と直交する方向の側部に導電材料製板の積層方向が側部に向かうようにして配設されたものであるので、
簡易な構成で渦電流損失を低減できる静止誘導機器を得ることができる。
巻線は、対向する2辺を有し、
鉄心装置は、磁性板が所定方向に積層されるともに巻線の2辺をそれぞれ周回するようにして配設された第1及び第2の鉄心を有し、
支持部材は、板状部を有し、
遮蔽装置は、複数の導電材料製板が積層されたものであり、
支持部材は第1及び第2の鉄心の間の外方にあって第1及び第2の鉄心の積層方向端部を板状部を介してタンクに支持するものであり、遮蔽装置は板状部の板状部が第1及び第2の鉄心の積層方向端部を支持する方向と直交する方向の側部に導電材料製板の積層方向が側部に向かうようにして配設されたものであるので、
簡易な構成で渦電流損失を低減できる静止誘導機器を得ることができる。
実施の形態1.
図1〜図4は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は外鉄形の変圧器の構成を示すものであり、図1(a)は変圧器タンクを切り欠いて示した正面図、図1(b)は同じく側面図、図1(c)はタング支えの部分拡大正面図、図1(d)はタング支えの部分拡大側面図である。図2は従来のタング支えにおける渦電流の発生状況を示す説明図、図3はこの発明の積層ブロックにおける渦電流の発生状況を示す説明図、図4は積層ブロックの渦電流損失を示すもので、図4(a)は遮蔽板の枚数が15枚のときの渦電流損失特性図、図4(b)は遮蔽板の枚数が13枚のときの渦電流損失特性図である。
図1〜図4は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は外鉄形の変圧器の構成を示すものであり、図1(a)は変圧器タンクを切り欠いて示した正面図、図1(b)は同じく側面図、図1(c)はタング支えの部分拡大正面図、図1(d)はタング支えの部分拡大側面図である。図2は従来のタング支えにおける渦電流の発生状況を示す説明図、図3はこの発明の積層ブロックにおける渦電流の発生状況を示す説明図、図4は積層ブロックの渦電流損失を示すもので、図4(a)は遮蔽板の枚数が15枚のときの渦電流損失特性図、図4(b)は遮蔽板の枚数が13枚のときの渦電流損失特性図である。
図1において、巻線1は図示しない導体が角丸の矩形状に巻回された角形平板状のコイルを複数個積層して適宜直列接続や並列接続して一次コイルや二次コイルを構成したものである。鉄心装置としての第1及び第2の鉄心である二つの鉄心2は、巻線1の4辺のうちの対向する長い方の辺である2辺をそれぞれ周回するようにして磁性板である電磁鋼板を積層して構成されている。支持部材としてのタング支え3は板状部である水平板3a及び垂直板3bが組み合わされて断面が逆T字状の形状を有している。水平板3aは、厚さが一定な鋼板で形成され、予め決められた方向である図1(a)における紙面に垂直な方向に延在している。タング支え3の水平板3aの下方に磁気シールド4が設けられている。
タング支え3の水平板3aの左右の側方に遮蔽装置5が設けられている。遮蔽装置5は、複数の積層ブロック5aを有する。積層ブロック5aは、図1(d)の左右方向に所定個数、水平板3aの水平板3aの延在方向(長さ方向)の左右の両側部に各側部のほぼ全長を覆うようにして配置、すなわち側部に位置するようにされている。積層ブロック5aは図1(c)及び(d)に示すような矩形板状の導電材料製板である強磁性の鋼板製の遮蔽板5bを複数枚この実施の形態においては5枚の鋼板製の遮蔽板5bを、磁束の進入方向すなわち図1(c)における左右方向に積層し、相互に接着剤にて接着したものである。このような積層ブロック5aが水平板3aの延在方向の左右の側部に接着されている。
変圧器タンク8は、上部容器7及び下部容器6を有し、下部容器6の大きさが上部容器7よりも少し小さく、上部容器7のフランジ部7aが下部容器6のフランジ部6aに載置され、図示しない締め付けボルトで締め付けられ油密にされ、内部に絶縁油が収容されている。タング支え3は、二つの鉄心2の間にあってかつ水平板3aが鉄心2の積層方向である図1(a)における上下方向の下方(外方)に配置されており、その延在方向の両端部(図1(b)における左右方向の両端部)が下部容器6のフランジ部6aに載置されている。巻線1を取り囲む2つの鉄心2のうち左方の鉄心2は左側部分が下部容器6のフランジ部6aに支持され、右側部分がタング支え3の水平板3aに支持されている。右方の鉄心2は、左側部分がタング支え3の水平板3aに支持され、右側部分がフランジ部6aに支持されている。また、鉄心2の上部は押さえ部材9にて図1(a)の下方に押圧され、下部容器6に固定されている。以上のようにして、巻線1は鉄心2を介して、さらに鉄心2はタング支え3の水平板3aを介して下部容器6のフランジ部6aに支持され、変圧器タンク8に収容され、絶縁油に浸されている。
次に、遮蔽装置5の作用について図2〜図4により説明する。従来の変圧器におけるタング支えにおいては、図2(a)における水平板3aの延在方向の左右の側部から水平板3aに侵入する漏洩磁束Φに対して、磁気シールド4で誘引することにより侵入を軽減しようとしているが充分に遮断はできず、水平板3aの側部で大きな渦電流J1(図2(b))が流れ、渦電流損失も大きくなり、水平板3aの温度上昇が過大になる。この問題を解決するには水平板に高価な非磁性鋼板を使用しなければならなくなる。また、先に述べた従来の技術によれば、水平板や磁気シールドを中央部から両側部へ厚みを変えるために構成が複雑となり、加工費用が増大する。
そこで、この実施の形態では、漏洩磁束Φが水平板3aの延在方向の両側部から侵入するのを防ぐ遮蔽装置5が設けられている。図3(a),(b)に示すように、遮蔽板5bの幅(水平板3aの延在方向の寸法)は所定幅とされ、その高さ(鉄心2の電磁鋼板の積層方向)が水平板3aの厚さと同じ寸法にされ、かかる遮蔽板5bが複数枚(この実施の形態では5枚)磁束Φの進入方向に積層されて積層ブロック5aが構成され、この積層ブロック5aを複数個用いてタング支え3の水平板3aの延在方向の(長さ方向)のほぼ全長を覆うようにされている。このように積層ブロック5aすなわち遮蔽板5bを分割して設置することにより遮蔽板5bを流れる渦電流J2(図3(b))を減少させることができ、渦電流損失を低減することができる。なお、遮蔽板5bには安価な普通鋼を使用することができ、上述のように極めて簡易な構成でかつ安価に渦電流損失を低減することができる。
なお、積層ブロック5aを構成する遮蔽板5bの枚数は使用条件に応じて変えても良い。図4は例えば比透磁率800、板厚0.3mmの一般的な鋼板製の遮蔽板5bを積層した積層ブロックの渦電流損失を示すものであり、図4(a)は積層ブロックを15枚の遮蔽板5bにて構成したときの各々の遮蔽板の発熱量と周波数依存性を示しており、グラフの横軸の番号は巻線に近い遮蔽板5bから順番に番号1から番号15を割り当てている。また、図4(b)は巻線1に一番近い2枚の遮蔽板5bを取り除いたときの各々の遮蔽板5bの発熱量と周波数依存性を示している。この例では、巻線1に近い方から5枚目で各々の遮断板5bの発熱量が同じとなっており、遮断板5bを5枚以上設ければ、水平板3aに侵入する磁束Φを十分に遮断できるため、水平板3aの渦電流損失を大きく低減できることが分かる。なお、遮蔽板5bは、表皮深さよりも薄い板厚のものを用い、複数枚重ねて積層ブロックとするのが効果的である。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2を示す変圧器の要部を示す要部構成図である。図5において、遮蔽装置25は、複数の積層ブロック25aを有する。積層ブロック25aは、5枚の遮蔽板5bが図5における水平板3aの延在方向の左右の側部にそれぞれ2本の取り付けボルト25bにて取り付けられて構成されたものである。この積層ブロック25aを複数個用いてタング支え3の水平板3aの長さ方向(延在方向)のほぼ全長を覆うようにされている。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図5は、実施の形態2を示す変圧器の要部を示す要部構成図である。図5において、遮蔽装置25は、複数の積層ブロック25aを有する。積層ブロック25aは、5枚の遮蔽板5bが図5における水平板3aの延在方向の左右の側部にそれぞれ2本の取り付けボルト25bにて取り付けられて構成されたものである。この積層ブロック25aを複数個用いてタング支え3の水平板3aの長さ方向(延在方向)のほぼ全長を覆うようにされている。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3を示す変圧器の要部を示す要部構成図である。図6において、遮蔽装置35は、複数の積層ブロック35aを有する。積層ブロック35aは、5枚の遮蔽板35bを接着剤で互いに接着して構成されたものである。遮蔽板35bは、幅(水平板3aの延在方向(図6における紙面に垂直な方向)の寸法は実施の形態1の図1に示した遮蔽板5bと同じ寸法であるが、高さ(鉄心2の電磁鋼板の積層方向の寸法(図6における上下方向の寸法))が水平板3aの厚さ(鉄心2の積層方向の寸法すなわち図6における上下方向の寸法)の1.4倍にされている。このような積層ブロック35aが複数個、水平板3aの延在方向の左右の側部に接着され、水平板3aの長さ方向(延在方向すなわち図6の紙面に垂直な方向)のほぼ全長を覆っている。
図6は、実施の形態3を示す変圧器の要部を示す要部構成図である。図6において、遮蔽装置35は、複数の積層ブロック35aを有する。積層ブロック35aは、5枚の遮蔽板35bを接着剤で互いに接着して構成されたものである。遮蔽板35bは、幅(水平板3aの延在方向(図6における紙面に垂直な方向)の寸法は実施の形態1の図1に示した遮蔽板5bと同じ寸法であるが、高さ(鉄心2の電磁鋼板の積層方向の寸法(図6における上下方向の寸法))が水平板3aの厚さ(鉄心2の積層方向の寸法すなわち図6における上下方向の寸法)の1.4倍にされている。このような積層ブロック35aが複数個、水平板3aの延在方向の左右の側部に接着され、水平板3aの長さ方向(延在方向すなわち図6の紙面に垂直な方向)のほぼ全長を覆っている。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4を示す変圧器の要部を示す要部構成図である。図7において、遮蔽装置45は、複数のL状積層ブロック145を有する。ここで、この実施の形態においては、図1における遮蔽板5bの代わりにL状板146が用いられている。L状板(アングル板)146は、板状の導電材料製の第1及び第2の板材146a,146bによりL状に形成され、第1の板材146aが導電材料製板としての遮蔽板5bに相当する遮蔽機能を有するものである。このようなL状板146を、5枚、第1の板材146aが所定方向である図7における左右方向に積層されるようにして組み合せて、図1における積層ブロック5aに相当する第1積層ブロック部145aと、第2の板材146bが積層された第2積層ブロック部145bとを有するL状積層ブロック145を形成したものである。
図7は、実施の形態4を示す変圧器の要部を示す要部構成図である。図7において、遮蔽装置45は、複数のL状積層ブロック145を有する。ここで、この実施の形態においては、図1における遮蔽板5bの代わりにL状板146が用いられている。L状板(アングル板)146は、板状の導電材料製の第1及び第2の板材146a,146bによりL状に形成され、第1の板材146aが導電材料製板としての遮蔽板5bに相当する遮蔽機能を有するものである。このようなL状板146を、5枚、第1の板材146aが所定方向である図7における左右方向に積層されるようにして組み合せて、図1における積層ブロック5aに相当する第1積層ブロック部145aと、第2の板材146bが積層された第2積層ブロック部145bとを有するL状積層ブロック145を形成したものである。
そして、このL状積層ブロック145がその第1積層ブロック部145aが水平板3aの側部に位置するとともに第2積層ブロック部145bが水平板3aの第1及び第2の鉄心2(図1参照)と反対側に位置するようにして配設されている。なお、L状積層ブロック145は、図7における紙面に垂直な方向に複数個配設され、水平板3aの長さ方向(延在方向すなわち図7の紙面に垂直な方向)のほぼ全長を覆っている。これにより、第1積層ブロック部145aは実施の形態1の図1における積層ブロック5aと同じ寸法であるが、水平板3aの鉄心5aを支える側と反対の側が第2積層ブロック部145bにより覆われる。
この実施の形態においては、L状積層ブロック145を設けて水平板3aの鉄心5aを支える側と反対の側を第2積層ブロック部145bにより覆っているので、水平板3aの磁気シールド4よりはみ出している部分に発生する渦電流損失を低減することができる。
以上の実施の形態においては、遮蔽板5bは導電材料製板で強磁性の鋼板製であるものを示したが、電磁鋼板や一般構造用圧延鋼材、冷間圧延鋼材などの、導電性を有し、高い透磁率をもつ材料を用いることができる。なお、例えば電磁鋼板を用いた場合、より高い磁場遮蔽効果を有し、より多くの渦電流損失を低減することができる利点がある。また、これに限らずアルミ板、銅板その他の渦電流により侵入磁束の遮蔽が可能な導電材料製のものであってもよい。また、外鉄形の変圧器について示したが、リアクトルなど他の静止誘導機器であっても、同様の効果を奏する。
1 巻線、2 鉄心、3 タング支え、3a 水平板、5 遮蔽装置、
5a 積層ブロック、5b 遮蔽板、6 下部容器、6a フランジ部、
8 変圧器タンク、25 遮蔽装置、25a 積層ブロック、25b ボルト、
35 遮蔽装置、35a 積層ブロック、35b 遮蔽板、
45 遮蔽装置、145a 第1積層ブロック部、145b 第2積層ブロック部、
146 L状板、146a 第1の板材、146b 第2の板材。
5a 積層ブロック、5b 遮蔽板、6 下部容器、6a フランジ部、
8 変圧器タンク、25 遮蔽装置、25a 積層ブロック、25b ボルト、
35 遮蔽装置、35a 積層ブロック、35b 遮蔽板、
45 遮蔽装置、145a 第1積層ブロック部、145b 第2積層ブロック部、
146 L状板、146a 第1の板材、146b 第2の板材。
Claims (4)
- 巻線と鉄心装置と支持部材とタンクと遮蔽装置とを有する静止誘導機器であって、
上記巻線は、対向する2辺を有し、
上記鉄心装置は、磁性板が所定方向に積層されるともに上記巻線の上記2辺をそれぞれ周回するようにして配設された第1及び第2の鉄心を有し、
上記支持部材は、板状部を有し、
上記遮蔽装置は、複数の導電材料製板が積層されたものであり、
上記支持部材は上記第1及び第2の鉄心の間の外方にあって上記第1及び第2の鉄心の積層方向端部を上記板状部を介して上記タンクに支持するものであり、上記遮蔽装置は上記板状部の上記板状部が上記第1及び第2の鉄心の積層方向端部を支持する方向と直交する方向の側部に上記導電材料製板の上記積層方向が上記側部に向かうようにして配設されたものである
静止誘導機器。 - 上記遮蔽装置は、上記導電材料製板の上記第1及び第2の鉄心の上記積層方向の寸法が上記板状部の上記第1及び第2の鉄心の上記積層方向の寸法よりも大きいものであることを特徴とする請求項1に記載の静止誘導機器。
- 上記遮蔽装置は、上記複数の導電材料製板が互いに接着されて構成された積層ブロックを複数有するものであって、上記複数の積層ブロックが上記板状部の上記側部に固着されたものであることを特徴とする請求項1に記載の静止誘導機器。
- 上記遮蔽装置は、板状の導電材料製の第1及び第2の板材によりL状に形成されたL状部材を有するものであって、上記第1の板材が上記導電材料製板とされ、上記第1の板材が所定方向に積層されるようにして上記L状部材が複数個組み合わされて上記第1の板材が積層された第1積層ブロック部と上記第2の板材が積層された第2積層ブロック部とを有するL状積層ブロックが複数形成され、上記複数のL状積層ブロックは上記第1積層ブロック部が上記板状部の上記側部に上記所定方向が上記側部に向かうようにして位置し上記第2積層ブロック部が上記板状部の上記第1及び第2の鉄心と反対側に位置するようにして配設されたものであることを特徴とする請求項1に記載の静止誘導機器。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5840330B1 (ja) * | 2014-12-08 | 2016-01-06 | 三菱電機株式会社 | 静止誘導機器 |
WO2020194580A1 (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 三菱電機株式会社 | 静止誘導機器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016092612A1 (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-16 | 三菱電機株式会社 | 静止誘導機器 |
US10102966B2 (en) | 2014-12-08 | 2018-10-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Stationary induction apparatus |
WO2020194580A1 (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 三菱電機株式会社 | 静止誘導機器 |
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