JP2011022808A - 冷却装置及びその冷却方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却対象物を効率的に冷却できる冷却装置及びその冷却方法を提供すること。
【解決手段】冷却装置10は、冷却用流体1が外部から流入する吸入用ダクト11と、冷却用流体1を外部から吸入用ダクト11内へ流入させる吸入手段と、冷却用流体1が吸入用ダクト11からその内部に配置された冷却対象物2に対して流入する中間部12と、中間部12からの冷却用流体1を外部へ流出させる排出用ダクト13と、冷却用流体1を排出用ダクト13内から外部へ流出させる排出手段と、吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度を検出する第1温度センサ16と、排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度を検出する第2温度センサ17と、第1温度センサ16により検出された第1温度と、第2温度センサ17により検出された第2温度と、に基づいて、吸入手段及び排出手段を制御する制御手段18と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、電子基板上に配置されたLSI等の電子部品を効率的に冷却することができる冷却装置及びその冷却方法に関するものである。
近年、高速に動作し、多数のピンを有するLSIを搭載したLSIパッケージ/カード等の電子部品において、その消費電力は年々増大し、発熱量も増大する傾向にある。したがって、その電子部品を冷却し安定的に動作させるための、冷却装置の重要度が増している。
例えば、マザーボードの半導体装置と対向する領域に開口部が設けられ、この開口部に対して空気を冷却ファンにより送風する半導体装置の実装構造が知られている(特許文献1参照)。また、ダクトの流入口と流出口との間において、冷却用空気をファンにより送風することで、流入口と流出口との間に配置された空冷対象を冷却する空冷ファン装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2000−223617号公報 特開2004−152044号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す半導体装置の実装構造においては、単に、開口部を介して、空気を半導体装置に送風するだけであるため、冷却後の空気が半導体装置周辺に拡散し、適切に排出されない可能性がある。また、上記特許文献2に示す空冷ファン装置においては、ダクト内に配置された空冷対象をファンにより送風された空気により冷却するだけであるため、例えば、空冷対象に急激な温度変化等が生じた場合、空冷対象を適切に冷却できない可能性がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、冷却対象物を効率的に冷却できる冷却装置及びその冷却方法を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、冷却用流体が外部から流入する吸入用ダクトと、前記吸入用ダクトに設けられ、冷却用流体を外部から吸入用ダクト内へ流入させる吸入手段と、前記吸入用ダクトが接続され、冷却用流体が前記吸入用ダクトからその内部に配置された冷却対象物に対して流入する中間部と、前記中間部に接続され、該中間部からの冷却用流体を外部へ流出させる排出用ダクトと、前記排出用ダクトに設けられ、冷却用流体を前記排出用ダクト内から外部へ流出させる排出手段と、前記吸入用ダクトに設けられ、該吸入用ダクト内の冷却用流体の第1温度を検出する第1温度センサと、前記排出用ダクトに設けられ、該排出用ダクト内の冷却用流体の第2温度を検出する第2温度センサと、前記第1温度センサにより検出された第1温度と、前記第2温度センサにより検出された第2温度と、に基づいて、前記吸入手段及び前記排出手段を制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする冷却装置である。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、吸入手段を用いて、冷却用流体を外部から吸入用ダクトを介して、中間部内の冷却対象物に対して流入させ、前記吸入用ダクト内の冷却用流体の第1温度を検出し、排出手段を用いて、冷却対象物を冷却した後の冷却用流体を前記中間部内から排出用ダクトを介して、外部へ流出させ、前記排出用ダクト内の冷却用流体の第2温度を検出し、前記検出された第1温度と、前記検出された第2温度と、に基づいて、前記吸入手段及び前記排出手段を制御する、ことを特徴とする冷却方法であってもよい。
本発明によれば、冷却対象物を効率的に冷却できる冷却装置及びその冷却方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る冷却装置の概略的な構成を示す図である。 冷却用流体が中間部内のLSIに対して垂直方向に流入し、直接的かつ局所的に空冷する状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る冷却装置の概略的な構成を示す図である。 冷却用流体がLSIの上面に沿って流動し、LSI表面を冷却する状態の一例を示す図である。
本発明の実施形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る冷却装置の概略的な構成を示す図である。本実施形態1に係る冷却装置10は、冷却対象物2、例えば、基板3上に配置されたLSI等の電子部品2を効率的に冷却することができるものである。
冷却装置10は、冷却用流体1を吸入する吸入用ダクト11と、吸入用ダクト11が接続され、内部に冷却対象物2が配置された中間部12と、中間部12が接続され、冷却用流体1を排出するための排出用ダクト13と、冷却用流体1を外部から吸入用ダクト11内へ流入させる吸入用ファン14と、冷却用流体1を排出用ダクト13から外部へ流出させる排出用ファン15と、吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度T1を検出する第1温度センサ16と、排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度T2を検出する第2温度センサ17と、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動を制御する制御装置18と、を備えている。
吸入用ダクト11は、筒状に形成されたダクトであり、上下方向へ延在している。また、吸入用ダクト11は、例えば、冷却対象物2に対して垂直方向に配置されている。冷却用流体1は、吸入用ダクト11の上端に形成された入口部11aから流入し、下端に形成された出口部11bから中間部12内へ流出する。
なお、吸入用ダクト11の下端は、下方に行くに従ってその内径が増加するような末広がり状に、形成されていてもよい(図2)。また、冷却用流体1として、例えば、空気等の気体が用いられているが、これに限らず、冷却液等の液体が用いられてもよい。例えば、冷却対象物2の発熱密度が非常に大きく、気体による熱交換が困難となる場合は、冷却液等を用いて冷却対象物2を冷却することができる。吸入用ダクト11の下端には、中間部12が接続されている。
中間部12の内部には、例えば、PWB(プリント配線板)等の基板3上に配置された、冷却対象物2であるLSI等が配置されている。中間部12の下面は開口しており、中間部12の開口は、冷却対象物2であるLSI2のみを上方から覆うようにして、その内部にLSI2を収納している。これにより、基板3上の冷却対象物2のみを集中的かつ効率的に冷却することができる。
また、中間部12の下面は、基板3上に着脱可能に取付けられており、例えば、ヒートシンク取付け前(製造途中)のLSI2等を局所的に冷却することができる。これにより、パッケージ/カード等の中間検査工程にも適用することができる。この場合、ヒートシンクの取付け前でも、LSI2等を安定的に動作させることができるため、安定した中間検査を行うことができる。さらに、例えば、この中間検査の過程で不良と判断された場合、このLSI2等を容易に修復することができる。
中間部12には、吸入用ダクト11の出口部11bが接続されており、この出口部11bを介して冷却用流体1が中間部12内へ流入する。中間部12内へ流入する冷却用流体1は、中間部12内のLSI2に対して垂直方向に流入し、このLSI2を直接的かつ局所的に空冷する(図2)。このように、冷却対象物2であるLSI2に対して、冷却用流体1を直接的かつ局所的に噴射することで、LSI2表面で集中的に熱交換を行うことができる。したがって、熱交換部分の面積が小さいにもかかわらず、高効率の熱交換が可能となり、さらに、冷却構造の簡素化も可能となる。
中間部12には、排出用ダクト13の入口部13aが接続されている。排出用ダクト13の入口部13aから流入した冷却用流体1は、出口部13bを介して外部へ流出する。このようにして、冷却対象物2である基板3上のLSI2のみを集中的かつ効率的に冷却することができる。
排出用ダクト13は、その一端が中間部12の両側に接続され、上下方向へ延在する一対の第1ダクト部131と、各第1ダクト部131の他端に接続され、水平方向へ延在する第2ダクト部132と、を有している。
排出用ダクト13の第1ダクト部131と、吸入用ダクト11とは、略平行に設けられている。また、これら第1ダクト部131と吸入用ダクト11とを画成する隔壁13cは、断熱材料若しくは熱伝導率の低い部材で構成されている。これにより、吸入用ダクト11内を通る冷却用流体1は、低温状態で維持されてLSI2に供給され、逆に排出用ダクト13内を通る冷却後の冷却用流体1は、高温状態で維持されて外部へ放出することができる。これにより、冷却効率を向上させることができる。
なお、排出用ダクト13の断面積は、吸入用ダクト11の断面積よりも大きくなるように構成されているのが好ましい。これにより、中間部12内に配置されたLSI2上における冷却用流体1の滞留時間を短くし、より効率的な冷却が可能となる。また、吸入用ダクト11、中間部12、及び排出用ダクト13は、一体で形成されているが、別体で形成されていてもよい。
吸入用ファン14は、吸入用ダクト11の入口部11aに設けられており、冷却用流体1を外部から吸入用ダクト11の入口部11a内へ、効率的に流入させ、吸入することができる。なお、吸入手段として、吸入用ファン14が用いられているが、これに限らず、例えば、吸入用ポンプが用いられてもよい。
また、吸入用ファン14により、吸入された冷却用流体1は吸入用ダクト11内で、ある程度圧縮され、この圧縮された冷却用流体1は、中間部12内へ断熱膨張しつつ流出する。この冷却用流体1である空気の断熱膨張効果により、冷却用流体1の温度を更に低下させることができるため、LSI2の冷却効率をより向上させることができる。なお、吸入用ファン14により吸入する冷却用流体1の温度調節を行う温度調節機構が更に設けられていてもよい。
排出用ファン15は、排出用ダクト13の出口部13bに設けられており、LSI2を冷却した後の冷却用流体1を、排出用ダクト13の出口部13bから外部へ、効率的に排出することができる。なお、排出手段として、排出用ファン15が用いられているが、これに限らず、例えば、排出用ポンプが用いられてもよい。このように、吸入用ファン14及び排出用ファン15を用いて冷却用流体1の吸入及び排出を行うことで、例えば、冷却対象物2が大量に発熱した場合でも、より迅速かつ確実にこの冷却対象物2を冷却することができる。
第1温度センサ16は、吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度T1を検出することができる。なお、第1温度センサ16は、吸入用ダクト11の入口部11aに設けられているが、これに限らず、吸入用ダクト11の任意の位置に設けることができる。第1温度センサ16は、制御装置18に接続されており、検出した吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度T1を、制御装置18に対して出力する。
第2温度センサ17は、排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度T2を検出することができる。なお、第2温度センサ17は、排出用ダクト13の出口部13bに設けられているが、これに限らず、排出用ダクト13の任意の位置に設けることができる。第2温度センサ17は、制御装置18に接続されており、検出した排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度T2を、制御装置18に対して出力する。
なお、第1及び第2温度センサ16、18として、例えば、サーミスタ、測温抵抗体、IC温度センサ、赤外線センサ等が用いられている。
制御装置18は、第1温度センサ16により検出された吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度T1と、第2温度センサ17により検出された排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度T2と、に基づいて、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動を制御することで、冷却対象物2であるLSI2の温度を制御する。また、制御装置18は、吸入用ファン14及び排出用ファン15に対して、駆動回路を介して制御信号を送信することで、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動トルクを制御する。
また、制御装置18は、例えば、第1温度センサ16により検出された吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度T1と、第2温度センサ17により検出された排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度T2と、温度マップ情報と、に基づいて、吸入用ファン14及び排出用ファン15を制御してもよい。ここで、温度マップ情報には、例えば、吸入用ダクト11の入口部11a内における冷却用流体1の第1温度T1と、排出用ダクト13の出口部13b内における冷却用流体1の第2温度T2と、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動トルクと、の関係が予め設定されている。より具体的には、第2温度T2と第1温度T1との差が増加するに従って、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動トルクが増加するように、温度マップ情報は設定されていてもよい。また、この温度マップ情報は、後述のRAM等に予め記憶されていてもよい。
このように、制御装置18は、第1温度センサ16により検出された吸入用ダクト11の入口部11a内における冷却用流体1の第1温度T1と、第2温度センサ17により検出された排出用ダクト13の出口部13b内における冷却用流体1の第2温度T2と、を用いて、LSI2の温度を制御することで、例えば、LSI2の急激な温度変化に対しても、高精度かつ迅速に追従でき、LSI2を効率的に冷却することができる。また、冷却用流体1の第1温度T1と、排出用ダクト13の出口部13b内における冷却用流体1の第2温度T2と、を用いることで、LSI2の発熱量をより正確に推測し、LSI2をより効率的に冷却することができる。
さらに、上述した吸入用ファン14及び排出用ファン15の制御方法は一例であり、上記制御方法に限られるわけではない。例えば、制御装置18は、第1温度センサ16により検出された吸入用ダクト11の入口部11a内における冷却用流体1の第1温度T1と、第2温度センサ17により検出された排出用ダクト13の出口部13b内における冷却用流体1の第2温度T2と、の平均値と、温度マップ情報とを用いて、吸入用ファン14及び排出用ファン15を制御してもよい。
この場合、温度マップ情報には、例えば、吸入用ダクト11の入口部11a内における冷却用流体1の第1温度T1と、排出用ダクト13の出口部13b内における冷却用流体1の第2温度T2との平均値と、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動トルクと、の関係が予め設定されている。
なお、冷却対象物2であるLSI2の温度上昇ΔTは、下記(1)式により算出することができる。ここで、下記(1)式において、Q:LSI2の発熱量、C:冷却用流体1の比熱、A:中間部12の流路における熱交換部分の面積、V:冷却用流体1の流速、D:冷却用流体1の密度、とする。
ΔT=Q/(C・A・V・D) (1)式
上記(1)式によれば、LSI2の温度上昇を抑え、冷却能力を上げる為には、中間部12の流路における熱交換部分の面積Aを大きくするか、又は、冷却用流体1の流速Vを増加させる必要がある。従来技術では、例えば、ヒートシンクを用いて熱交換部分の面積Aを十分に大きくすることで冷却効率を向上させている。一方で、本実施形態1に係る冷却装置10においては、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動力を増加させる制御を行うことで、LSI2に対する冷却用流体1の流速Vを増加させ、LSI2の冷却効率を向上させている。
制御装置18は、例えば、制御処理、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUによって実行される制御プログラム、演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)と、処理データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、を有するマイクロコンピュータを中心にしてハードウェア構成されている。また、上記CPU、ROM、及びRAMは、バスを介して相互に接続されている。
次に、本実施形態1に係る冷却装置10の冷却方法について、詳細に説明する。
吸入用ファン14が駆動するとその吸入力により、外部から吸入用ダクト11の入口部11a内に冷却用流体1が流入し、吸入用ダクト11内を通過し、出口部11bから中間部12に配置されたLSI2に対して略垂直方向に流出する。流出した冷却用流体1は、LSI2に直接的かつ局所的に当たり、このときLSI2の発熱を集中的に奪い、LSI2を効率的に冷却することができる。そして、冷却後の冷却用流体1は、左右側に分岐して、中間部12内から排出用ダクト13の一対の第1ダクト131の入口部13aに夫々流入する。その後、冷却用流体1は、排出用ファン15の排出力により、排出用ダクト13の第1ダクト131及び第2ダクト132内を通過し、出口部13bから外部へ流出する。
また、例えば、LSI2の温度が上昇すると、第2温度センサ17により検出される排出用ダクト13の出口部13b内における冷却用流体1の第2温度T2が上昇する。そして、制御装置18は、第1温度センサ16により検出された吸入用ダクト11内の冷却用流体1の第1温度T1と、第2温度センサ17により検出された排出用ダクト13内の冷却用流体1の第2温度T2と、温度マップ情報と、に基づいて、吸入用ファン14及び排出用ファン15の駆動トルクを増加させる制御を行う。このようにLSI2の温度上昇に的確に追従して、LSI2に対する冷却用流体1の流速Vを増加させることができる。これにより、LSI2に対する冷却効率を向上させることができ、LSI2の温度上昇を抑制することができる。すなわち、冷却対象物2であるLSI2を効率的に冷却することができる。
本発明の実施形態2.
図3は、本発明の実施形態2に係る冷却装置20の概略的な構成を示す図である。本実施形態2に係る冷却装置20は、主として、中間部23内に配置された冷却対象物2であるLSI等に対して、冷却用流体1を略水平方向に噴射する点で、上記実施形態1に係る冷却装置10と相違する。これにより、図4に示すように、冷却用流体1はLSI2の表面に沿って流動するため、LSI2表面と冷却用流体1との接触面積を大きく確保することができ、LSI2を効率的に冷却することができる。本実施形態2に係る冷却装置20において、上下方向へ延在する吸入用ダクト21及び排出用ダクト23が中間部22の両端に夫々接続されている。
吸入用ファン14が駆動するとその吸入力により、外部から吸入用ダクト21の入口部21a内に冷却用流体1が流入し、吸入用ダクト21内を通過し、出口部21bから中間部22内に配置されたLSI2に対して略平行方向に流出する。流出した冷却用流体1は、LSI2の表面に沿って流れ、このときLSI2の発熱を奪い、LSI2を冷却する。そして、冷却後の冷却用流体1は、中間部22内から排出用ダクト23の入口部23aに流入する。その後、冷却用流体1は、排出用ファン15の排出力により、排出用ダクト23を通過し、出口部23bから外部へ流出する。
本実施形態2に係る冷却装置20において、他の構成は上記実施形態1に係る冷却装置10と略同一である。したがって、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 冷却用流体
2 LSI(冷却対象物)
3 基板
10 冷却装置
11 吸入用ダクト
11a 入口部
11b 出口部
12 中間部
13 排出用ダクト
13a 入口部
13b 出口部
14 吸入用ファン
15 排出用ファン
16 第1温度センサ
17 第2温度センサ
18 制御装置
131 第1ダクト部
132 第2ダクト部

Claims (7)

  1. 冷却用流体が外部から流入する吸入用ダクトと、
    前記吸入用ダクトに設けられ、冷却用流体を外部から吸入用ダクト内へ流入させる吸入手段と、
    前記吸入用ダクトが接続され、冷却用流体が前記吸入用ダクトからその内部に配置された冷却対象物に対して流入する中間部と、
    前記中間部に接続され、該中間部からの冷却用流体を外部へ流出させる排出用ダクトと、
    前記排出用ダクトに設けられ、冷却用流体を前記排出用ダクト内から外部へ流出させる排出手段と、
    前記吸入用ダクトに設けられ、該吸入用ダクト内の冷却用流体の第1温度を検出する第1温度センサと、
    前記排出用ダクトに設けられ、該排出用ダクト内の冷却用流体の第2温度を検出する第2温度センサと、
    前記第1温度センサにより検出された第1温度と、前記第2温度センサにより検出された第2温度と、に基づいて、前記吸入手段及び前記排出手段を制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1記載の冷却装置であって、
    前記吸入手段は、前記冷却用流体を吸入用ダクト内へ吸入させるための吸入用ファンであり、
    前記排出手段は、前記冷却用流体を排出用ダクト内から排出させるための排出用ファンであり、
    前記制御手段は、前記吸入用ファン及び前記排出用ファンの駆動を制御する、ことを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1又は2記載の冷却装置であって、
    前記排出用ダクトの断面積は、吸入用ダクトの断面積よりも大きくなるように構成されている、ことを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の冷却装置であって、
    前記吸入用ダクトと前記排出用ダクトとを画成する隔壁は、断熱材料又は熱伝導率の低い部材で構成されている、ことを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の冷却装置であって、
    前記制御手段は、前記第1温度センサにより検出された第1温度と、前記第2温度センサにより検出された第2温度と、前記第1温度、前記第2温度、前記吸入用ファン及び前記排出用ファンにおける駆動トルクの関係を示す温度マップ情報と、に基づいて、吸入用ファン及び排出用ファンを制御する、ことを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項記載の冷却装置であって、
    前記冷却対象物は、基板上に配置された電子部品であり、
    前記中間部の下面は開口しており、
    前記中間部は、その内部に前記電子部品を覆うようにして、前記基板に着脱可能に取り付けられる、ことを特徴とする冷却装置。
  7. 吸入手段を用いて、冷却用流体を外部から吸入用ダクトを介して、中間部内の冷却対象物に対して流入させ、
    前記吸入用ダクト内の冷却用流体の第1温度を検出し、
    排出手段を用いて、冷却対象物を冷却した後の冷却用流体を前記中間部内から排出用ダクトを介して、外部へ流出させ、
    前記排出用ダクト内の冷却用流体の第2温度を検出し、
    前記検出された第1温度と、前記検出された第2温度と、に基づいて、前記吸入手段及び前記排出手段を制御する、ことを特徴とする冷却方法。
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